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ベルヒテスガーデンへ小旅行:幸不幸も一転二転し、イェナー山ロープウェイの空の旅へ

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/7回目

オーバーザルツベルク資料展示館Dokumentation Obersalzbergのバスターミナルでベルヒテスガーデン中央駅行きのバスへの乗り換えに失敗し、saraiは愕然としてショック状態です。次のバスは30分以上も先なので、緻密に練り上げた筈の計画が挫折してしまいます。
とはいっても、どうしようもありません。ここはバスターミナル&大駐車場ですからレストランもあるし、ちょっと落ち着いて時間をつぶそうよと配偶者になだめられ、お店をぶらつこうとします。しかし、茫然自失していたsaraiは縁石を踏み外し転んでしまいました。幸い大した怪我もせず、投げ出したカメラも壊れもせず(帰国後に故障が発生し電源が入らなくなりましたが、何とか海外旅行保険を使って安価に修理できました)、手のひらをすりむいただけでした。

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濡れティッシュで拭きリバテープを貼って、手当ては完了です。少々休もうとバス乗り場に行き、タクシーがいればいいのにと話している目の前に、1台のタクシーが・・・あっという間にsaraiが反応し、手をあげてタクシーに合図を送ります。グッドタイミングでタクシーに乗車できました。こんな町外れにはいる筈のないタクシーです。人間万事塞翁が馬。幸不幸はまったく予測できないものです。
にこにこ顔のsaraiは上機嫌で、タクシーの運転手にベルヒテスガーデンに行って欲しいと伝えます。でも、バスを乗り継いで行く予定だったケーニッヒス湖はベルヒテスガーデンのほんのちょっと先なので、直接ケーニッヒス湖に行ってもらうよう行先を変更してもらいました。タクシーはベルヒテスガーデンの町の中央駅付近を通過し、ケーニッヒス湖に向かいます。これで十分に時間のロスを取り戻せます。

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ベルヒテスガーデン近くからは、ヴァッツマン山がタクシーの窓越しに見えてきました。

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ここでまたまたsaraiは一考し、ケーニッヒス湖からロープウェイでイェナー山に登る予定なので、直接ロープウェイ乗り場に行ってくれるよう行先を再変更。運転手さんも快諾。運転手さんの楽しいガイドつきで、楽チンでロープウェイ乗り場に向かいます。途中、車窓からはますますヴァッツマン山がよく見えるようになります。

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緑の野原の向こうにヴァッツマン山とクライナー・ヴァッツマンの姿がくっきりと望めます。これがフリードリヒの絵画に一番近いヴァッツマン山ですね。フリードリヒもこの辺りから、ヴァッツマンを描いたのでしょう。

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タクシーは美しい緑の中を順調に走ります。もうすぐイェナー山のロープウェイ乗り場のようです。

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ロープウェイ乗り場に到着。親切で優しい運転手さんともお別れです。それにしても、地獄で仏のようにsaraiを救い出してくれたタクシーでした。おかげで当初のバスを乗り継ぐ予定よりも20分も前倒しになりました。イェナー山、ケーニッヒス湖でゆっくりできそうです(そんな油断が最後に命取りになるのですが、この時点では知る由もありません・・・)。

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ケールシュタイン~オーバーザルツベルク資料展示館~ロープウェイ乗り場(~イェナー山)のルートを地図で確認しておきましょう。途中、山道があるので、地図の位置関係と実感は少々異なります。

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ロープウェイのチケット売り場に並びます。

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売り場の列はこんなに長くなります。早めの到着で、列の後ろにならずによかったです。

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イェナー山のロープウェイJennerbahnとケーニッヒス湖遊覧船のコンビチケットを購入。1人32ユーロと少々高価ですが、別々に買うよりもお得です。

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これが、そこに置いてあったイェナー山のロープウェイJennerbahnの絵葉書です。ここのハイシーズンは冬の雪山の季節なんですね。

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チケットの窓口は列をなしていましたが、ロープウェイ自体はそれほど混んではいません。犬を連れた女性がロープウェイに乗ろうとしています。山の上で犬の散歩でしょうか。

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ロープウェイの入場ゲートは、チケットを差し込んで通過。

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ロープウェイに乗りました。ロープウェイのゴンドラは、タクシーの運転手さんが言った通り2人乗りの可愛いものです。我々の後には、ハングライダーの大きな荷物を持った人が特別仕様のオープンなゴンドラシートに乗って付いてきます。いろんな楽しみがあるのですね。

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乗り込んだゴンドラは麓駅を出発し、ふわっと空中に浮かびあがります。山麓の景色を見ながら、いよいよイェナー山のロープウェイの旅の始まりです。

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ゆっくりとベルヒテスガーデン・アルプスの風景を楽しみましょう。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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