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ウィーンで音楽三昧:アム・ホーフ広場からルプレヒト教会へ

2014年6月13日金曜日@ウィーン/4回目

ユーデン広場からアム・ホーフ広場am hofに歩いてきました。
アム・ホーフam hofとは「宮殿前」という意味で、1156年にバーベンベルク家が辺境伯からオーストリア公になった時に宮殿を築いたところです。この広場は旧市街で最大の広さで、いつも露店市が開かれ、イベントの仮設ステージが設置されたりするそうです。
バーベンベルク家断絶後は、この広場のまわりの建物はバロック様式の建物に変わり、ウィーンの中心の一角を担っています。
広場の東側、こちらが広場の正面ですが、バーベンベルク家の宮殿跡にアム・ホーフ教会が建っています。イエズス会がローマのイル・ジェズ聖堂を模して建てました。2階のバルコニーは付け加えられたもので、教会の建物としては奇妙なファサードになっています。このバルコニーで、フランツ2世が神聖ローマ帝国の解体とオーストリア帝国皇帝即位を宣言しました。

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アム・ホーフ教会の左隣には、旧コンラット宮があります。クリーム色の建物です。この広場にもバロック様式の建物が多く残されていますが、なかでも旧コンラット宮と隣のウルバニハウスはルーカス・フォン・ヒルデブラントの手による重要なバロック建築です。ウィーンの重要なバロック建築のほとんどは、このヒルデブラントとフィッシャー・フォン・エアラッハのどちらかの息がかかっていると言われています。ヒルデブラントはこのアム・ホーフ広場の建物のほか、シュヴァルツェンベルク宮殿、ベルヴェデーレ宮殿を手がけました。

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旧コンラット宮の壁面にはモーツァルトの1762年のコンサートについての銘板があります。モーツァルトがわずか6歳でウィーンデビューを飾ったのがこの宮殿です。ウィーンには至る所にモーツァルトやベートーヴェンの生きた痕跡が残っています。

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この旧コッラルト宮とアム・ホーフ教会の間のアーチを抜けるとシュールホーフ小路Schulhofに出ます。石畳が綺麗です。

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シュールホーフ小路に入ると、フィアカー(馬車)がやってきました。この路も観光馬車のルートになっているようです。

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シュールホーフ小路にも美しいバロック建築の建物が建ち並びます。

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緑の木立と教会の古びた石壁も美しいです。

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小路の先にはこじんまりとした時計博物館Wien Museum Uhrenmuseumがありますが、外から眺めただけで中には入りませんでした。

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6番地の建物の壁面の窪みには、ガラスに保護された聖母子像が見えます。15世紀の古いものです。

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ひととおりの散策を終えて、散策の起点のトゥーフラウベン通りに戻り、明日のランチのお店の候補のカフェ・コルプkorbを偵察します。なかなか雰囲気のよさそうなカフェです。

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トゥーフラウベン通りには美味しそうなイタリアン・ジェラートのお店もあり、かなりそそられました。

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まだ少し時間があるので、以前の散策で中に入れなかったウィーン最古の教会であるルプレヒト教会に向かいます。トゥーフラウベン通り、マルク・アウレル通りMarc-Aurel-Strasseを進み、右に折れてシュテルンガッセSterngasseに入ると、前方に雰囲気のある石段が見えます。

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テオドール・ヘルツル階段theodor-herzl-stiegeです。テオドール・ヘルツルはウィーンに住んでいたユダヤ人作家です。彼のこともシュテファン・ツヴァイクの「昨日の世界」で知りました。1896年に《ユダヤ人国家》を著し、シオニズム運動の先鞭をつけた作家です。当時は夢物語でしたが、結果的にイスラエル建国につながりました。

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石段の左側には、古代ローマ時代のウィーンの前身の軍事基地ウィンドボナから発掘された巨石が据え付けられています。1962年に発見されたものです。

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石段を上がって右側、3番地の建物の扉の左側にはトルコ軍の砲弾が飾ってあります。1683年のトルコの第2次ウィーン包囲の際にこの建物に打ち込まれたものです。36キロの重量があるそうです。因みに負傷者は出なかったとのこと。まあ、そうでなければ、展示はできませんね。

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このシュテルンガッセは様々な歴史の跡を残した路地です。2番地には古本とか雑貨のお店があります。

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この路地を抜けると、ルプレヒト教会もすぐです。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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テーマ : ヨーロッパ
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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai

saraiさま、
お久しぶりです!
お元気にコンサートや旅行を楽しんでおられますね!
ブログ、楽しく拝見しています。おフランス、良いね😊
私は春だというのに、仕事と用事以

04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
と思いつづけて居ました❗
写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

02/13 22:26 みーちゃん

みーちゃんさん、saraiです。

あの謎の建物は雄琴沖総合自動観測所という施設で琵琶湖の水質を測定しているそうです。

https://www.water.go.jp/kansai/biwako/html/repo

02/13 21:40 sarai

ずーと前にうきみどうに行きました
やはり、琵琶湖の真ん中の建物が何なのか気になったままです
分かりましたか
教えてください

02/13 20:54 みーちゃん

五十棲郁子さん、コメントありがとうございます。

水道水のこと、tap waterって言うんですね。知らなかった。単にwaterで通していました。ましてや、フランス語はほとんど

02/11 00:12 sarai

フランスも地方へ行くと英語が通じないでしょう。tap water ぐらいフランス語で言えないとね。

02/10 12:54 五十棲郁子
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