カールス教会Karlskircheの内部には、改修工事のために組まれた足場がそのまま残っています。この足場を利用して、ドームの天井近くまで上ってみようという趣向です。

足場はドームの天井近くまで伸びています。ドームの天井全体にしっかり絵が描かれていますが、上まで上がれば間近にそれらの絵が見られそうです。

足場の上へは階段を上るのではなく、工事用のエレベーターで上がることができます。

エレベーターでドームの天井付近まで上ります。そこからは間近に絵が眺められ迫力がありますが、出来栄えは今ひとつですかね。下から眺めていると分からない粗っぽさが見えてしまいます。

それでも、こんなに間近に天井絵が見られるのは滅多にない経験になります。じっくりと鑑賞してみましょう。

エレベーターを降りた所からまだ上に上がる階段があり、ドームの上に突き出た採光部分まで上がれるようになっています。てっぺんに上り詰めると、360度ウィーンの町が見渡せてなかなかの絶景です。十分楽しめます。金網がちょっと邪魔ですが、先ほどの楽友協会の建物も見下ろせています。

ドームの上の突き出た部分の頂点に描かれているのはこういう絵です。下からはこんなにはっきりとは見えないでしょうね。

ドームの天井画はこういう具合に見下ろす感じです。

階段でエレベーターのある階まで下りていきましょう。

天井画を眺めながら、下りていきます。

エレベーターのある階から上を眺めたところです。狭い突き出した部分は穴のようになっていて、階段がその穴を突き抜けています。こんな面白い体験はなかなかできるものではありませんね。

このエレベーターのある階も十分に高くて、ドーム天井近くに位置しています。

何と言っても工事用の足場です。こういう注意書きもあります。跳んだり、走ったりすると危険だよという警告です。

ガラス張りのエレベーターで周りの様子を眺めながら、下に下ります。

カールス教会の外に出て建物を見上げますが、建物が巨大過ぎて近くからはドームはほとんど見えません。

少し離れていくと、ようやくドームが姿を現します。

カールス教会前の広場には大きな池があります。

この池の向かい側に立つと、カールス教会の威容を見ることができるでしょう。ファサードはギリシャ神殿風。その両脇にはイスラムのミナレットを思わせるような塔が立ち、奥には堂々としたビザンチン風のドーム。全体の配置が完璧に思える見事な建築です。

カールス教会を堪能しました。次はここを起点にぶらぶら散策しましょう。
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