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ブルージュ散策:聖母教会の明と暗・・・なんてこった

2015年7月3日金曜日@ブルージュ~ブリュッセル/10回目

街の中をあっちへウロウロこっちへウロウロ・・・最短距離を歩いているつもりですけど、かなり歩き周りました。ぐったりしながらもヤン・ファン・エイク広場Jan van Eyckpleinから聖母教会Onze-Lieve-Vrouwekerk Bruggeに向かって、歩き始めます。まずはフラーミング通りVlamingstraatをマルクト広場Grote Marktに戻ります。鐘楼Belfortが目印です。鐘楼の左側に見えている塔は州庁Provinciaal Hofの塔です。

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マルクト広場に近づくと、鐘楼がドーンと迫ってきます。さすがの存在感です。

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マルクト広場に到着。鐘楼が青空の中に聳え立っています。

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広場の真ん中の銅像のまわりに座り込んでいる人たちもいかにも暑そうですが、陽光を楽しんでいるのかもしれません。

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広場を抜けて、ステーン通りSteenstraatに入ります。通りの角にはベルギーチョコの有名店GODIVAがあります。

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ステーン通りから、救世主大聖堂Sint-Salvatorskathedraalの横の路地、救世主大聖堂通りSint-Salvatorskerkhofを抜けて、ハイリゲ・ゲースト通りHeilige-Geeststraatを通って、聖母教会のほうに向かいます。聖母教会の姿が大きくなってきます。

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聖母教会に到着。教会の入場は無料ですが、美術品を拝見するためには有料の入口を入る必要があります。また、無敵のブルージュのシティ・カードで無料チケットをゲット。

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美術品が色々と展示されていますが、正面に見えているミケランジェロに向かって、一目散に歩きます。

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この美術品展示エリアと一般の無料エリア(そういう言い方はありませんけどね)は木製の柵で隔てられているだけです。ひょいとまたげそうですが、教会でそんな行為は慎むでしょうね。

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中央にあるのがミケランジェロ作の大理石の聖母子の彫刻です。

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もうちょっと寄ってしっかりと見ましょう。ああ、さすがに見事なものです。

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これはズームアップして見てみましょう。聖母マリアの顔と姿はバチカンのピエタ像と共通しており、その腕に抱えているのも同じイエスですが、これは幼子イエス。ピエタは十字架に懸けられて息絶えたイエス。とsaraiが言うと、配偶者が作品のレベルが違うでしょうとチャチャを入れます。saraiはこの聖母子も見事な作品だと感じたんですけどね。まあ、ピエタがミケランジェロ最高の作品であることは間違いありませんから、反論するのはやめておいます。

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少し見る角度を変えて、じっくりと鑑賞します。

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さて、教会の無料エリアに入って、主祭壇を見ましょう。ええーっ!! これじゃ何も見えませんよ! 内陣が大きな白い幕で覆われています。

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内陣には、ブルゴーニュ公国のシャルル突進公と娘のマリーの霊廟がある筈ですが何も見えません。残念です。内陣は修復工事なのでしょうか、立ち入ることはできそうにもありません。

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恨めしく翼廊のほうを眺めるだけです。うーん・・・。

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仕方がないので撤退するしかありません。まあ、美しいミケランジェロの聖母子を見られたのでよしとしましょう。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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ここからは足を延ばして、ベギン会修道院に向かいます。


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ブルージュ散策:静謐で質素なベギン会修道院

2015年7月3日金曜日@ブルージュ~ブリュッセル/11回目

聖母教会Onze-Lieve-Vrouwekerk Bruggeでともかく素晴らしいミケランジェロの聖母子の彫刻を見て、次はベギン会修道院Begijnhofに向かいます。
ベギン修道院前のワインガールト広場Wijngaardpleinまで来ると、運河の中州のようになっている《愛の湖公園Minnewaterpark》の端っこに白鳥が群れ遊んでいます。何故か鴨も一緒にいますね。

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このあたりはブルージュ初日の運河クルーズの折り返し点だったところです。

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運河にかかる橋を渡って、門をくぐるとベギン修道院の敷地内に入ります。橋の右手の運河を見ています。白鳥のいるところとは反対側です。

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今度は橋の上から反対側の運河にいる白鳥の群れを眺めます。

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橋を渡り終えると、ベギン会修道院の静かな庭園内に入ります。大きな樹木が茂っています。

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周りに白壁の三角の建物が立ち並ぶ庭園は緑の美しい空間です。この不思議に静謐な雰囲気に歩みもゆったりとなります。

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赤いリボンの麦わら帽子の女の子はこの雰囲気にぴったりです。絵になります。

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ベギン会修道院の博物館Begijnhuisjeに入ってみましょう。

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現在はベギン会修道女ではなく、ベネディクト派の修道女たちが暮らしているそうですが、15世紀の雰囲気を留めています。建物内部は玄関ホール、フランドル風台所、サロン、寝室、食堂が質素な佇まいでまとまっています。受付で渡された日本語の案内書を見ながら静かに見学。修道女たちの宗教と生活の場を見て、気持ちが清められます。写真撮影は禁止なので写真はありません。そもそも写真撮影がはばかられるような厳粛な雰囲気です。

博物館を出て、再び、ベギン会修道院の中庭に出ます。何とも爽やかな雰囲気に心が安らぎます。

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あれっ、中庭の木々の幹の上に小さな木の箱のようなものがあります。まるでツリーハウスのような感じです。何でしょうね。昔、こんなものがあったのかと驚きます。

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中庭の奥のほうに歩いていくと、古びた教会がぽつんと建っています。

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ちょっと中を覗いてみましょう。内部には清潔な白い壁面と天井に囲まれた簡素な空間があります。ベギン会修道院にふさわしい雰囲気の教会ですね。

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また、中庭に戻ると、木々の幹の上の木箱がとても気になります。

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するとこの木箱の説明を見つけます。これはアートの一種だそうです。たまたま、この時期に設置してあったんですね。

気持ちのよい中庭をそぞろ歩きながら、出口のほうに向かいます。

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出口近くで最後にベギン会修道院の白壁の建物に視線を送ります。何とも言えない魅力に満ちた場所です。

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ベギン会修道院の門をくぐり出て、運河の橋の上に立つとちょうど運河クルーズのボートがやってきています。ここはボートが回転するところ。1隻は戻っていきます。

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《愛の湖公園》の白鳥たちともお別れです。鴨さんたちもバイバイ。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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予定した訪問先は救世主大聖堂Sint-Salvatorskathedraalだけです。そこに向かって、疲れ切った足を運んでいきます。


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ブルージュ散策:救世主大聖堂を見て、ブルージュ観光は終了

2015年7月3日金曜日@ブルージュ~ブリュッセル/12回目

静かな佇まいのベギン会修道院Begijnhofを後にして、最後の訪問先の救世主大聖堂Sint-Salvatorskathedraalに向かいます。ベギン修道院前のワインガールト広場Wijngaardpleinから続くワインガールト通りWijngaardstraatにはカフェやレストランが立ち並びます。観光客の行き交う通りなんですね。

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カーテライネ通りKatelijnestraatに入ると、ブルージュのシンボル、聖母教会Onze-Lieve-Vrouwekerk Bruggeが顔を出します。

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聖母教会の横を通り過ぎて、救世主大聖堂に何とか到着。到着はしましたが、もう、体力の限界。お腹が空いたわけではありませんが、休憩をかねて軽いものを頂きましょう。いろんなワッフルがあるというお店、ティールーム・ローランTea Room Laurentに入ります。

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救世主大聖堂に面したお店で、テラス席はまるで救世主大聖堂のテラス席のような風情です。

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とりあえず、飲み物を頂きます。saraiはシュヴェップスのレモネード、配偶者は冷たい紅茶。疲れた体と乾いた喉にはこれが一番。

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いわゆるワッフルもつまらないので、ご飯系にしましょう。配偶者はサーモンと野菜のワッフルです。saraiは何故かオムレツ、もちろん、ワッフルとは関係ありません。配偶者は軽くというつもりだったのですが、やはり出されたワッフルは巨大です。これって、ワッフル?という感じ。美味しかったそうですが、残してしまいます。ごめんなさいと呟いています。

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saraiはオムレツという選択が大当たり、とても美味しくて、ほぼ、完食。

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この休息で息を吹き返して、最後の訪問先の救世主大聖堂に行きましょう。といっても目の前の建物です。大聖堂の中に入ると、ここで合唱団の無料コンサートがあるということです。関係者のかたからお誘いを受けたので、ちょっとだけ聴かせてもらいましょう。

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アマチュアの合唱団にしてはなかなか美しい響きです。教会の残響の長さはユトレヒトの教会で経験済ですが、ここでも同様で、長い残響で歌声が教会の内部に響きます。教会のステンドグラスの美しさを感じながら、歌声を聴きます。時間がないので、ちょっとだけしか聴きませんでした。ごめんなさい。もっと聴いててもよかったくらいの美しい合唱でしたよ。

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大きなパイプオルガンもあるので、これも聴きたかったところです。

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大聖堂の中はステンドグラス以外には特に目を引くものは見当たりません。これにて、ブルージュ観光は打ち止めにしましょう。高価なブルージュのシティ・カードもどうやら、元は取れたようですしね。救世主大聖堂を後にして、ステーン通りSteenstraatを通って、またまたマルクト広場Grote Marktに出ます。州庁Provinciaal Hofの建物に続く旧郵便局の建物の前です。

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ここからホテルはすぐです。かばんを受け取るためにホテルに戻ります。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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かばんを持って、マルクト広場のバス停からバスでブルージュの駅に向かいます。もう慣れたルートの筈でした。ブルージュ駅行のバスが出るバス停からはすべてのバスが駅に行くと勘違いしていたんです。で、saraiがやってきた3番のバスに乗ろうとすると、運転手さんからこのバスは駅には行かないよとのアドバイス。2番か12番のバスしか駅には行かないそうです。大きなかばんを持っているから変だと思ったのでしょう。よかったです。ここで反対の方向にでも行ったら大変ですものね。ご指導ありがとうございます。結局、2番のバスに乗って、無事にブルージュ駅に到着。思い出深いブルージュでした。美しい運河の眺めは一生、脳裏から消えることはないでしょう。ブルージュを後にして、今度はベルギーの首都ブリュッセルに向かいます。この日は2015年7月3日・・・ブリュッセルの大規模な連続テロ事件が起きる半年ほど前です。


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ブリュッセルは大都会!!

2015年7月3日金曜日@ブルージュ~ブリュッセル/13回目

ブルージュ駅からICでブリュッセルに向かいます。ベルギー巡りも最終段階に入ります。駅のプラットホームに着くと、ちょうど予定して電車の出発時間に間に合います。早速、乗車します。席の窓からはホームの掲示板が見えます。

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チケットはネットで購入済です。往復のシニアチケットはとても格安です。往復と言っても、帰りの分は乗りませんけどね。片道チケットよりも安いんですから・・・。

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無事に、予定していた4時ちょっと前の電車でブリュッセルに出発です。セカンドクラスはかなり混んでいるようで、座れないのかばたばた移動する人が大勢いますが、我々はファーストクラスなので(シニアの特権)、気持ちよくゆったりしたシートで寛げます。

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オランダやベルギーは原則、国内移動列車は自由席しかありませんから、混み合いそうならば、少し張り込んでファーストクラスに乗るのが無難です。もっとも今回、オランダはすべてセカンドクラスに乗車しましたが、何とか座れました。ベルギーは基本、ファーストクラスに乗っています。
車掌さんが検札に来たので、チケット(PCでプリントした紙)を渡すと、アナザー・ワン?と訊かれます。チケットはこれ以外にはないので、何のことかと、チケットを見ようと手を伸ばすと、車掌さんがチケット2枚を1枚と誤認していたことが判明。薄いプリンター用紙なので、重なっていて1枚に思えたようで、ミステーク!って謝って、立ち去っていきます。これで1件落着。
ICは既にブルージュの街を抜けて、緑と水の美しい平原の中を疾走中です。

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配偶者はこれから行くブリュッセルの街を観光ガイドで入念にチェックし、saraiはまたまたぐっすりとお休みです。そのお休み中にゲントのセント・ピータース駅に着いたようです。これは配偶者が撮影。ブルージュからは20分ほどです。ゲントを出発したのが一昨日のことだったとは思えませんね。

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ゲントを出るとまた緑の平原です。saraiはスヤスヤ・・・。

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やがて、街並みが見えてきます。ブリュッセルも近いようです。

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saraiが眠りから覚めるころには、1時間が過ぎ、あっという間にブリュッセル南駅Bruxelles-Midiに到着です。
saraiは、さあ今までとは違う大都会だよと気合を入れますが、配偶者は、今までの街もどこも立派だったよと暢気です。が、配偶者も電車を降りてびっくりです。まるで地方から出てきて東京駅に降り立った気分です。駅は大きくて広いし、人は多いし・・・。すっかりお上りさん状態です。ここから地下鉄に乗り換えてホテルの最寄り駅に行くのですが、地下鉄がどっちに行けばよいのかも分からず呆然。キョロキョロ見渡しているうちにトイレを発見。まずは、トイレで落ち着いてこようというsaraiの作戦です。

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これが大変なことなんです。有料トイレです。そう簡単にはいきません。トイレの前で、ウロウロします。でもしばらくしてドアの向こうに入って、用を足せました。使用料が0.6ユーロなのですが、0.6ユーロで専用コインを購入して、そのコインを入れるとドアが開く方式だったんです。駅の有料トイレの使用法であたふたしました。

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さて、地下鉄を探しましょう。大きな画面のインフォメーション案内でおおよそのメトロの場所を見極めます。

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慎重に移動しますが、不安になるほど遠いんです。いろんなお店が並び、大勢が行きかう中を黙々と移動します。ようやく地下鉄の改札口に到達します。

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次の難関はチケットの購入です。観光客も多いようで、列は長いし、皆もたもたしています。

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ようやくsaraiの番になりますがその使い方に苦戦し、結局買う予定だった10回券は買えず1回券を2枚購入です。

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この間に配偶者は、改札の通り方の研究です。多くの人は地元民なのでタッチパネルにタッチして入っていきます。チケットを持っている人がどうするかを確認します。ようやく納得できたそうです。分かってしまうと何ということはないのですが・・・何人も入れずに諦めて他の改札口へ移動していったそうです。私たちは無事にホームに入れます。が、ホームの表示を見ていたsaraiはどうも向きが反対のようだと気が付きます。向かい側のホームに行くのもそんなに簡単ではありません。慎重に考えていると、近くにいた女性が声をかけてくれます。目的の駅名ボタニークBotaniqueを言うと、反対側のホームだから、もう一度上に上がって移動しなさいとのこと。それが分かり安心しますが、それをするには一旦改札を出なければいけません。エ~やっと入ったのに、またチケットの買いなおしなのって配偶者が懸念を言い出します。saraiは1時間以内は乗り換え自由のはずだから、出てもまた入場できるよと自信満々で説明します。これは当たりです! 無事に反対ホームに移動できます。目的方向エリザベートElisabeth行の2号線の地下鉄もすぐにやってくるようです。

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ようやく電車に乗れ、8駅先のホテル最寄り駅ボタニークに10分ちょっとで到着です。地上に出ると、ホテルが見えるので、迷わずにホテルに到着します。
今日から4泊するホテル・ブルームHotel BLOOM Brussels‎はとっても大きな立派なホテルです。レセプションもこんなに立派です。

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ロビー横のレストランも綺麗です。

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レセプションのお姉さんもテキパキとしていて、ちょっとしたトラブルはありましたが(4泊分を2回に分けて予約したので途中で部屋移動になりそうだったんですが、もちろん、同じ部屋で4泊分連泊できるように変更してもらいました)、無事にチェックイン完了。部屋は7階です。エレベーターで上がりましょう。7階のボタンを押して待ちますが、エレベータは動かない? じっと操作パネルを眺めていた配偶者が、部屋のキーを差し込まないとエレベーターの操作が出来ないことを発見。

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宿泊者以外はエレベーターが利用できないようになっているようです。こんなの初めてです。貴賓室じゃあるまいし。なかなか今日は部屋までが遠いです。が、部屋のドアを開けて疲れが吹っ飛びます。4つ星のデザインホテルの美しい部屋です。

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広々としたモダンでおしゃれな部屋です。

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コーヒーメーカー(湯沸かし器)もありますね。

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水回りもお洒落です。

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もう一度、ベッドを見ると、壁には美しいデザインの模様が描かれています。いいね!

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もちろんエアコンはばっちりです。ブリュッセルは、日本の夏と変わらないくらい蒸し暑いのです。今日は特別に暑いのでしょうか。
涼しいお部屋で一服します。でも夕食を考えないといけませんね。特に食べたいというわけでもないのですが、なしというわけにもいきません。蒸し暑い中を出かけるのも面倒だし、ホテルのレストランは高いし・・・と窓の外を眺めていると、なんと目の前にスーパーがあります。部屋には湯沸かし器はあるのでお茶は飲めるし、明日の朝食のパンも欲しいので、とりあえず何かないかスーパーをのぞいてみましょう。
小さいスーパーですが、日本のコンビニのような感じで、なかなか便利なお店です。カルフール系のコンビニ的なお店のようです。面白いものがあります。カップめんです。お湯があるのでホテルの部屋で食べられます。どんな味でしょうか。それにお寿司も売ってます。お寿司はこんなお店にもあるほどヨーロッパでは一般的になっているのですね。果物と朝食のサラダも買います。これで、今夜はゆっくり過ごしましょう。
これがスーパーで調達した品々です。

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お風呂に入り、お寿司を頂きます。なかなか美味しいです。カップめんはどうでしょうか。

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ふたを開けると、こんな感じ。

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これも美味! チキンラーメンそのものです。名称もカップヌードルですからね。ただし、ブランドはカルフールです。お茶を飲みながら、手持ちのお饅頭を食べ大満足です。明日から、ブリュッセルを楽しみますっ。おやすみなさい。


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ケータイが壊れた

昨日で昨年の旅行の詳細編も15日目が終わり、ベルギー編のうち、ブルージュまでの日程が完了。いよいよ、ブリュッセルの4日間が始まるところですが、今年のヨーロッパ遠征もあと2週間後に迫ってきたので、いったん、昨年の旅の詳細記事の連載はここで中断し、ヨーロッパ遠征後に再開することにします。

今日からはヨーロッパ遠征の本格的な準備にかかることにして、その状況を日々、ご報告しましょう。
と言いつつも、現在は配偶者の実家に里帰り中なんです。北陸方面へは新東名が延伸したので、本当に便利になりました。ところが横浜から八王子道路経由で東名に乗ろうとしたら、いつの間にか、東名への専用道路だった筈の道路が東名の先の246あたりまで延伸されていたようで気づかずに東名に入る左車線に入り損ねて、大回りするハプニングに見舞われるというトラブルこそありましたが、その後は順調に新東名の静岡SAまでノンストップで走りました。そこでいつもの焼津港の美味しいマグロ尽くしの握り寿司を頂き、仮眠でエネルギーを再充填し、あとは一気にノンストップで福井まで駆け抜けました。前回、新東名の延伸部分はリポートしたので、今回はなし。実際、駆け抜けただけです。
ですから、旅の準備作業は横浜に戻ってからが本格化します。

配偶者の母君が高齢にもかかわらず、ケータイのメールを使っています。その大事な簡単ケータイが動作不良に陥り、昨日、AUショップに出かけました。結果的には、いったんバッテリーを外して、もう一度セットするという原始的な初期化作業で復旧しました。でも今後が不安なので、買い替えを検討。どうやら、簡単ケータイは現在の機種K012でも操作は完全互換を保っているとのことで、次の入荷があり次第、購入する方向にしました。
ケータイと言えば、saraiのガラケーも数日前にダウンして、四苦八苦して復旧したところです。もともと姪がIPHONEに買い替えて余ったケータイを貰って使っていたのでもう寿命だったんです。ヨーロッパ遠征中にトラブルに見舞われる可能性も大です。ついでにGSM搭載のガラケーはあるのかをお店のお姉さんに訊くと、なんともうガラケーは取り扱っていないそうです。その代わり勧められたのがガラホ。ガラホと言うのは、アンドロイドOSを搭載したガラケーもどきだそうです。見た目はガラケーそのものですがLINEアプリも使えるそうです。もっとも事前に搭載されているアプリ以外は追加できないそうですが、saraiは構いません。タッチパネルも使えませんが、むしろ、リアルなキーボードのほうが好みなので問題なし。WIFI接続でフルブラウザも使えるというしっかりした機能。月々のプランも最低は1000円以下です。もちろん従量制の料金ですが、saraiはWIFI2+を持っているので、WIFI接続で追加の通信料金は発生しません。機種購入費用も月々1000円の分割払いでいいので、現在のケータイ料金と変わりません。これは買いですね。ヨーロッパ遠征に向けて、ガラホのお買い上げです。
とんだことで旅の準備が進みました。
配偶者のケータイも娘がスマホに買い替えて余ったガラケーを貰って使っているものです。早晩、ガラホに切り替える日も近いかな。

ところで何故スマホにしないかと言えば、ほぼ毎日自宅でPCの前に座っている生活なので、すべてPCで事足りているからです。それに画面が小さく、シニア世代としては使い難いのがスマホです。PC+ガラホが最適解に思えます。


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フランス国内の鉄道移動の懸案はすべて完了!・・・ザルツブルク音楽祭の旅

以前、フランスレイルパスの購入の記事で、フランスレイルパスでは、ユーレイルパス枠のTGV予約はできないということで、Rail Europe Japanからのチケット購入がトラブったことを書きましたが、その後、何とか、Rail Europe Japanとメールをやりとりしながら、無事にチケットを購入しました。購入したのは以下です。

 フランスレイルパスのファーストクラスの5日連続のセーバー(2人同行利用)チケット:47800円
 リヨンへのTGVの指定券:2600円(2人分)

フランス国内では、このほかに以下の路線でTGVに乗る予定ですが、それは現地到着後、窓口で購入予定です。1枚3ユーロと格安ですが、フランスレイルパスの枠で買える席数が制限されているために売り切れならば、買えない可能性もあります。また、未確認情報ですが、9ユーロに値上げになったという噂もあります。そのときは在来線に乗る必要が出てきます。

 パリ西駅Paris Eastからランス駅Reimsまで直通のTGVで45分
 リヨンからジュネーヴまでのTGVリリア

ところがネットでランスまでのTGV料金を検索すると、TGV 100% Prem'sという格安チケットが買えそうです。シニア料金だとファーストクラスでもたったの一人12ユーロです。現地の窓口ではらはらしながら、ハスホルダー枠があるかを調べてもらうのも面倒です。ええーい、この際、この格安チケットを買ってしまいましょう。もうひとつのリヨンからジュネーヴまでは直通のTERがあるので、それならフリーで乗れます。最後のスイス側の区間はフランスレイルパスで乗れないかもしれませんが、これも一人13ユーロです。すると、フランス到着後にはフランスレイルパスはバリデーションだけでよさそうです。フランス内移動の鉄道チケットはこれですべて完全に完了です。

残りはスイスのジュネーブからブレゲンツ、そして、オーストリア内の鉄道移動だけですね。


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ドレスコードはブラックタイ?・・・ザルツブルク音楽祭の旅

初のザルツブルク音楽祭の鑑賞に備えて、気になるのは何を着るかということ。配偶者と一緒にザルツブルク音楽祭にはドレスコードなんてものがあるのかを調べます。結果的には分かりません。格式の高い音楽祭であることは間違いありません。いつものsaraiのオペラ鑑賞(ヨーロッパの一流オペラハウス)のスタイルはダークスーツと決めています。それで押し通すか、それともちゃんとタキシードを新調して、いわゆるブラックタイという正装(準礼装)で決めるか、迷います。ちなみに配偶者は着物を着ると決めています。日本の女性の正装ですね。なかなか、タキシードを新調するかどうかは決めきれません。でも、折角、ザルツブルク音楽祭に行く以上、ワグネリアンでもあるsaraiの次の目標はバイロイト音楽祭です。バイロイト音楽祭のドレスコードを調べると、これは間違いなく、タキシードのようです。ほぼ8割以上の男性がタキシードだというのが調査結果です。バイロイト音楽祭デビューも前提にして、タキシードを新調する方向で検討します。気になるのはお値段ですね。もちろん、上を見れば、いくらでも高いものはあるでしょうが、年金生活者のsaraiにとっては必要最小限の装いで済ませたいものです。それでもブランド志向の強いsaraiはとりあえず、デパートで新調することを基本として調査開始。まず、横浜そごうの礼服売り場を訪れます。すると最低でもすべて揃えると20万円は下らないことが分かり、少し、気持ちが引いてしまいます。その後、たまたま、みなとみらいを歩いていて、紳士服のチェーン店を見かけます。一応、ここもチェックしてみましょう。基本的にスーツしか置いてありませんが、礼服コーナーもあります。お店のスタッフにタキシードのことを尋ねると、取り寄せになるようですが、対応できるとのこと。セットはなく、タキシード、シャツ、蝶ネクタイ・・・と揃えていくそうです。見積もってもらいます。値引きしてもらって、約12万円ほどです。タキシードの品質は感覚的にはデパートとそう変わりません。よく考えてみることにして、いったん、お店を後にします。お店のスタッフは丁寧な対応をしてくれて、価格ももう少し値引きしましょうと約束してくれます。
そして、心を決めて、このお店(紳士服のKO????です)を再訪して、saraiの人生初のタキシード一式を購入しました。ピカピカのエナメル靴(イタリア製)はもちろん、靴下まで揃えて、10万円をちょっと出るくらいまで値引きしてもらいました。一番悩んだのはタキシードの襟(ラペル)をピークドラペルにするか、ショールカラー(俗に言うヘチマ襟)にするかです。これは実際に試着して、saraiに似合ったショールカラーにしました。蝶ネクタイは迷わず、黒にします。カマーバンドも同じく黒。正式なブラックタイに対応できるように選択しました。saraiのタキシード選びに親切に対応してくれたお店のスタッフに感謝です。

と言うことで、服装の準備も整いました。saraiはタキシード、配偶者は着物でザルツブルグ音楽祭の夜のオペラ公演に出かけます。デビューはトーマス・アデスの新作オペラ《皆殺しの天使》になります。でも、その前にウィーン・フィルの夜のコンサートでも試しに着てみようかな。


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神奈川フィルの会心のハイドンを堪能@神奈川県立音楽堂 2016.7.9

とっても気持ち良く聴けたハイドンでした。特に小編成の弦楽オーケストラの見事なアンサンブルの心地良いこと! 古典派の音楽の真髄を聴く思いです。

今日のプログラムは以下です。

  指揮:川瀬賢太郎
  ヴァイオリン:郷古廉
  管弦楽:神奈川フィル

  バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメントSz.113
  ハイドン:ヴァイオリン協奏曲ハ長調Hob.VIIa:1

   《休憩》

  ハイドン:交響曲第92番ト長調Hob.I:92「オックスフォード」


まず、最初はバルトークの弦楽のためのディヴェルティメント。彼のオーケストラ曲の最高傑作の《弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽》と《管弦楽のための協奏曲》に挟まれた期間に作曲された弦楽オーケストラのための作品です。音楽的には打楽器がなくて、バルトークらしさがもうひとつと感じます。それでも《弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽》と同じくパウル・ザッハーの率いるバーゼル室内管弦楽団のために書かれた作品で、《弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽》を彷彿とさせる緊張感の高い作品です。今日の演奏はバルトークが指示した楽器編成の最小構成で行われましたが、saraiはもう少し大きな構成のほうが迫力があったかなと思います。ただ、素晴らしいアンサンブルではありました。特に第2楽章は冒頭からピアニッシモの緊張感の高い音楽が展開されて、耳をそばだてて聴き入ります。作曲された1939年のヨーロッパの不安な状況をものがたるような暗くて重い音楽です。夜の音楽ですね。中間部では一転して強烈なインパクトの音楽に変わりますが、暗い緊張感は持続します。そして、また、冒頭の暗く沈んだ音楽に戻ります。素晴らしい演奏でした。しかし、繰り返しますが、もうちょっと編成を大きくしていればもっと聴き応えがあったかなと思ってしまいました。

次はハイドンのヴァイオリン協奏曲ハ長調です。ハイドンの残したヴァイオリン協奏曲は真作と認められているものが4曲。今日演奏されるのは第1番です。ハイドンの初期の作品であり、ハイドンというよりもバロック的な雰囲気の作品です。冒頭の弦楽合奏の素晴らしさにたちまち惹き込まれてしまいます。先ほどのバルトークとは違い、ここでは小編成の弦楽オーケストラがその美質を遺憾なく発揮します。パーフェクトな響きにただただうっとりと聴き入ってしまいます。そして、その弦楽合奏で奏でられていた主題が今度は颯爽と加わってきた独奏ヴァイオリンによってダブル・ストップで勢いよく弾かれます。いいですねー。ハイドンにこんなに素晴らしいヴァイオリン協奏曲があったんですね。saraiは初めて聴きます。郷古廉のヴァイオリンは美しい響きで音楽をストレートに表現していきます。若さに満ちた好感を持てる演奏です。妙な細工はなしにバリバリと弾いていきます。弦楽オーケストラともぴったりと息が合って、素晴らしいアンサンブル。独奏ヴァイオリンも弦楽オーケストラもどちらも大満足の演奏。緩徐楽章の第2楽章も実に爽やかな演奏。そして、第3楽章もノリのよい演奏で最後まで大変気持ちよく聴けました。こんな素晴らしいハイドンが聴けるとは思っていませんでした。満足感でいっぱいです。神奈川フィルもなかなかやりますね。

休憩後、ハイドンの交響曲第92番ト長調「オックスフォード」です。冒頭の序奏の美しいアンサンブルから惹き付けられます。主部にはいると一層、アンサンブルが冴えわたります。前半の2曲は管楽器がなかったので、余計、響きがリッチに感じられます。そこまで意識したプログラムだったんでしょうか。もちろん、素晴らしいのは小編成の弦楽セクションですが、管楽器が加わることで弦楽セクションの響きの素晴らしさが際立ちます。演奏の切れの良さも抜群に感じます。細かい感想は書きませんが、ともかく、第1楽章から第4楽章まで、響きといい、ノリの良さといい、パーフェクトな演奏でした。このホールの演奏会シリーズではハイドンの交響曲を連続して演奏しているそうですが、今日の演奏を聴く限り、神奈川フィルとハイドンは余程相性が良さそうです。多分、小編成のモーツァルトも良さそうな気がします。今後、注目です。


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スイス~オーストリアの鉄道移動のチケット購入もすべて完了!・・・ザルツブルク音楽祭の旅

フランス国内の鉄道移動、そして、リヨンからジュネーブまでの鉄道移動のチケットは揃いました。次はジュネーブから先の鉄道移動のチケットです。

第6日:ジュネーブからブレゲンツ

 スイス国内での観光も魅力ですが、この日の夜はブレゲンツ音楽祭でオペラ《トゥーランドット》を見る予定です。したがって、ジュネーブからスイス国内を突っ切って、ブレゲンツまで直行します。とは言え、直通の電車はないので、ジュネーブからチューリッヒまではインターシティで移動し、そこからブレゲンツまではSバーンを乗り継ぐという作戦です。スイス国鉄のサイトで格安のチケットを探しますが、よい時間の電車はなかなか安いチケットがありません。念の為にオーストリア国鉄のサイトでもチェックします。最終目的地のブレゲンツはオーストリアですからね。すると何と言うことでしょう。最速・最安のチケットがあります。慌てて、このチケットをゲット。ファーストクラスで一人44ユーロという超格安です。しかもチューリッヒからブレゲンツへはミュンヘン行きの直通電車(ユーロシティ)です。多分、1日に1本だけの直通電車です。ただし、ブレゲンツ到着時間が夜8時前と遅い時刻になります。オペラの開演時間は9時過ぎなので、電車が遅れない限り、大丈夫でしょう。ホテルは大枚を叩いて、駅前のホテルにしてあります。

 ジュネーブ15:15発 → チューリッヒ17:56着 インターシティ 
 チューリッヒ18:09発 → ブレゲンツ19:53着 ユーロシティ

第7日:ブレゲンツからザンクト・アントン

 ほぼ2時間に1本、直通のレールジェットが走っています。問題はどの時間に移動するかです。当日はブレゲンツで遊んでからザンクト・アントンまで移動しますが、ちょっと早めにザンクト・アントンまで行って、ハイキングでもしようかと思案します。配偶者にそれを言うと、即座にハイキングは絶対に朝だよという答え。それではザンクト・アントンでのハイキングは翌日の朝ということで、ブレゲンツはゆっくりと出発しましょう。移動時間はたったの1時間18分ですから、セカンドクラスにして、念の為、指定席をとっておきます。格安料金で一人15.8ユーロです。
 
 ブレゲンツ15:40発 → ザンクト・アントン16:58着 レールジェット

第8日:ザンクト・アントンからイェンバッハ

 この日はザンクト・アントンでハイキングしてからの移動ですから、なるべく遅い時間の移動にします。ザンクト・アントンからイェンバッハへはインスブルックでの乗り換えになります。インスブルックまではレールジェットで1時間13分。そこからはユーロシティでイェンバッハまで、たったの17分です。セカンドクラスにして、念の為、指定席をとっておきます。格安料金で一人22.3ユーロです。
 
 ブレゲンツ17:00発 → ザンクト・アントン18:13着 レールジェット
 ザンクト・アントン18:36発 → イェンバッハ18:53着 ユーロシティ

第10日:イェンバッハからザルツブルク

 イェンバッハで2泊して、いよいよ最終目的地のザルツブルクに乗り込みます。イェンバッハからインスブルックに戻って、そこからレールジェットでザルツブルクに向かうつもりでチケットをチェックしていると、何とインスブルックからイェンバッハ経由でザルツブルクに向かうレールジェットがあることが分かります。料金は変わりませんが、時間の節約にもなるし、乗り換えの手間も省けます。2時間近く乗ることになるので、ファーストクラスにします。念の為、指定席もとっておきます。なにせザルツブルク到着後、すぐにウィーン・フィルのコンサートを聴きますから、体力温存が重要です。それでも一人27ユーロの格安料金です。

 イェンバッハ15:15発 → ザルツブルグ16:58着 レールジェット


帰国日:ザルツブルクからウィーン

 帰国便はウィーンからの直行便に乗ります。既にオーストリア航空のウィーン直行便は廃止になることが決まっていますから、saraiがこの直行便に乗るのも最後になります。ウィーンを愛する人間としてはとても残念です。ANAがウィーンへの直行便を飛ばしてくれると嬉しいのですが・・・。ともあれ、ザルツブルクからウィーンへは鉄道移動です。今回の旅はマイル特典航空券を使うので、ザルツブルクからウィーンへの便がとれれば、無料だったのですが、残念ながら、うまくとれませんでした。それでも格安料金一人32ユーロ(ファースト、指定込)なので、まあまあですね。早めにウィーンに行き、ミッテ駅のシティ・エアー・ターミナルでチェックインを済ませ、荷物も預けて身軽になって、夕方出る成田行きの飛行機の時間まで、半日ほど、ウィーンの街を楽しみます。と言ってもコースは決まっています。本ブログの愛読者のかたならば、ほぼ想像がつくでしょう。ついでに空港までのCATのチケットも買っておきましょう。これはネットで買っても通常料金の一人11ユーロです。

 ザルツブルグ08:08発⇒ウィーン・マイドリング駅10:23着 レールジェット
 ウィーン・ミッテ駅16:36発⇒ウィーン・シュベヒャート空港16:52着 CAT

鉄道チケットはこれですべて完全に完了です。


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焦って予習中・・・ザルツブルク音楽祭の旅

旅の鉄道移動の準備をしつつ、肝心のザルツブルク音楽祭の予習を焦って進めています。
一応、オペラは一通り、聴きました。

・トーマス・アデスの新作オペラ《皆殺しの天使》 アデス指揮ウィーン放送交響楽団、オードリー・ルーナ、フォン・オッター、イェスティン・デイヴィス

 これは新作なので、予習はできません。原作の映画《皆殺しの天使》を見て、ストーリーを理解。正確に言えば、この作品は誰も自信を持って理解はできませんが、あらすじをともかく頭に入れたということです。ストーリーはオペラ《ランメルムーアのルチア》を見た紳士・淑女が20名ほど、ブルジョアの邸宅でのアフターオペラの晩餐会に招待されて集まるところから始まります。ところが晩餐会が終わっても誰一人帰ろうとしません。これは不条理ものの典型ですね。結局、彼らは邸宅から出られなくなり、水も食料も尽きます。最後は迷い込んできた羊を殺して、料理して飢えをしのぎます。最終的には大パニックに陥り、殺し合いが始まろうとしますが、ワルキューレというあだ名の外国人の若い女性の導きで難局を脱したかに見えますが・・・。終わりも謎のままです。このワルキューレを演じるのがオードリー・ルーナ。ルチアを歌った歌姫ですから、きっと、金切り声を上げるのでしょう。フォン・オッターは末期がんで苦しむ患者役です。幻覚に襲われるシーンもあるので、彼女の演技力が活かされるのでしょう。閉じ込められたグループを何とか助けようとする医師の役はジョン・トムリンソン。イェスティン・デイヴィスはちょい悪の弟役なので、誠実派の彼がどう演じるんでしょう。ブルジョアのホスト役がチャールズ・ワークマン。このほか、トーマス・アレンも出演。芸達者の活躍する舞台になりそうです。原作の映画は原題が《プロビデンシア(神意、摂理)通りの遭難者たち》でしたが、最終的に《皆殺しの天使》に変更されました。監督のルイス・ブニュエルは脚本家のイス・アリコリサと組んで、この不可解なストーリーを組み上げたそうです。1962年制作の白黒映画です。映画には奇妙な繰り返し(まったく同じシーンが繰り返されます)があって、最初はDVDの再生が故障したのかと思いました。これはオペラではどうなるのでしょう。興味あるところです。それと舞台に羊は登場するのかな? ともかく、映画から50年以上経っての復活がオペラとはね。

・プッチーニ:オペラ《マノン・レスコー》(コンサート形式) アルミリアート指揮ミュンヘン放送管弦楽団、アンナ・ネトレプコ、ユーシフ・エヴァゾフ

 メトロポリタン・オペラのヴィデオを見ました。マノンはマッティラ、デ・グリューはジョルダーニ、 レスコーはドゥウェイン・クロフト。指揮はレヴァインが熱演。

・R・シュトラウス:オペラ《ダナエの愛》 ウェルザー・メスト指揮ウィーン・フィル、ストヤノワ

 これはあまりヴィデオ化されていないので選択肢がありません。ベルリン・ドイツ・オペラの2011年のライブ作品を見ました。指揮はアンドリュー・リットン、演出はキルステン・ハームス。ダナエ役は美人ソプラノのマニュエラ・ウール、ミダスはマティアス・クリンク、ユピテルはマーク・デラヴァン。なかなかよい仕上がりでした。

・モーツァルト:オペラ《コジ・ファン・トゥッテ》 ダント-ネ指揮ザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団、ベヒトルフ演出、クライター、ヤンコヴァ、ヴォッレ

 これは今更予習ではありませんが、グラインドボーン音楽祭の魅力的な公演を見ました。指揮はイヴァン・フィッシャー、演出はニコラス・ハイトナー。フィオルディリージはミア・パーション、ドラベッラはアンケ・フォンドゥング。ともかく、この若い美人コンビが清新な歌と演技を聴かせてくれます。アンサンブル・オペラとしての出来も上々。saraiが最も好んでいるヴィデオです。

・ハーディング指揮ウィーン・フィル、エトヴェシュ:ハレルヤ(世界初演)、ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲、マーラー:交響曲第10番《アダージョ》

 未聴

・メータ指揮ウィーン・フィル、ペルト:白鳥の歌、マーラー:亡き子をしのぶ歌(ゲルネ)、ブルックナー:交響曲第4番

 未聴
 
・ホフマンスタール:演劇《イェーダーマン》

 あらすじをざっと読んだだけ。それで十分でしょう。

・イザベル・ファウスト・ヴァイオリン・リサイタル バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲

 未聴

・ブッフビンダー・ピアノ・リサイタル ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番 シューマン:謝肉祭 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第10番/第23番

 シューマン以外はブッフビンダーの演奏するCDを聴きました。シューマンはアラウ。ちょっと響きが違うようです。

・ベジュン・メータ・カンタータの夕べ ベジュン・メータ(カウンターテノールと指揮)、アンサンブル・ディドロ

 未聴

・ブレゲンツ音楽祭のプッチーニ《トゥーランドット》

 ドミンゴとマルトンが歌ったメトロポリタン・オペラの決定版を再度、聴き直しました。ミッチェルの歌うリューもいいですね。


と言うことで、あと1週間で残りを聴きましょう。オペラ《ダナエの愛》はCDもいくつか聴かねば・・・。


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チロルでのお楽しみ・・・ザルツブルク音楽祭の旅

フランス国内でのノートルダム大聖堂巡りの詳細を詰めないといけませんがともかく鉄道チケットだけは確保済み。今日は配偶者が考えてくれたチロルとザルツブルクの日程のうち、チロルの日程を紹介します。

第7日:ブレゲンツ

 ブレゲンツはボーデン湖畔の街です。街の裏山のようなプフェンダー山にロープウェイで登って、山頂からのブレゲンツの街とその先のボーデン湖の眺めを楽しみます。その後、街とボーデン湖畔をぶらぶらします。
 夕方にはザンクト・アントンに到着するので、チロルの夕べ「チローラー・アーベント」でチロルの音楽とダンスでも楽しもうと配偶者に提案していますが、今のところ、すげない答えが返ってきます。
 
第8日:ザンクト・アントン

 ザンクト・アントンでハイキングを楽しみます。ガルツィヒ経由でヴァルーガ展望台までロープウェイで登り、アルプスの眺めを楽しみます。その後、ガルツィヒまでロープウェイで戻り、そこからハイキングして、ザンクト・アントンの町まで降りてきます。全行程3~4時間です。
 
第9日:イェンバッハの1日目

 イェンバッハからツィラータール鉄道で終点の街マイヤーホーフェンまで行き、チロルの風景を楽しみます。バスでさらに奥地に足を延ばし、マイヤーホーフェンではペンケンバーンというゴンドラで山の上に登って、アルプスを眺めます。ツィラータール鉄道でSLにも乗りたいな。

第10日:イェンバッハの2日目

 イェンバッハからアーヘンゼー鉄道のSLでアーヘン湖に行き、遊覧船に乗りましょう。ここでもロープウェイで山に登りたいな。


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ザルツブルクでのお楽しみ・・・ザルツブルク音楽祭の旅

昨日は配偶者が考えてくれたチロルとザルツブルクの日程のうち、チロルの日程を紹介しましたが、今日はザルツブルクの日程を紹介します。もちろん、連日、ザルツブルク音楽祭の公演を楽しみますが、その合間を縫っての街歩きです。ザルツブルクは4回目の訪問なので、既に色んなところを歩いていますが、まだ行っていないところはあります。

第11日:ザルツブルクの1日目

 この日はオペラのマチネー公演と夜のコンサートを聴きますので、軽く旧市街の復習といった感じの街歩きで済ませましょう。日曜ミサを覗いてもいいかもしれません。
 
第12日:ザルツブルクの2日目

 この日は予備日にします。夜のオペラでタキシードデビューですからね。
 
第13日:ザルツブルクの3日目

 ちょっと郊外に足を延ばして、ウンタースベルクにロープウェイで登ってみます。ヴァッツマン山に再会できるといいな。

第14日:ザルツブルクの4日目

 ザルツブルクの裏山のようなガイスベルクまでバスで行って、軽くハイキングでもしてみましょう。ザルツブルクの街を上から眺めてみます。
 
第15日:ザルツブルクの5日目

 木曜日はミラベル広場の近くで開かれる朝市を覗いてみます。新市街もちょっと歩いてみましょう。旧市街地の大学広場の朝市も覗いてみたいな。

第16日:ザルツブルクの6日目

 旧市街の背面に聳えるメンヒスベルクとホーエンザルツブルグ城あたりをうろついてみましょう。ホーエンザルツブルグ城は一度行ったきりなので、久しぶりに見てみましょう。

第17日:ザルツブルクの7日目

 カプツィナー山の麓のシュタイン通りを歩いて、フランツ・ヨーゼフ公園あたりまで行ってみましょう。ザルツァッハ川の景色も楽しめるでしょう。



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ロマンあふれるカルミナ・ブラーナ_神奈川フィル@神奈川県民ホール 2016.7.16

連日、深夜まで旅の準備中ではっきり言って睡眠不足。今日のプログラムは声楽曲。最初はモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の耳慣れたアリアが続き、気持ちよくなって、ついふらっとしてしまいます。ソプラノの三宅理恵はいかにも清楚なスープレットで、彼女の歌うツェルリーナを聴いていると、魅了はされますが、感動というところまではいかないので、いつの間にか、意識が遠のき、寝落ちの状態です。でも、後で考えてみると、彼女は後半のプログラムに備えて、少しセーブして歌っていたようです。前半の歌劇「ドン・ジョヴァンニ」のアリア集はあっという間に終わってしまいました。もう少し、曲目を増やしてもらってもよかったのではと思いますが、寝落ちしたsaraiには、そんなことを言う資格はありっませんね。

後半のプログラム、オルフの《カルミナ・ブラーナ》はオーケストラの背後に大合唱団、神奈川フィル合唱団がすらっと並びます。基本的にアマチュアの合唱団でしょうから、どれほどの迫力があるのでしょうか。冒頭の《おお、運命の女神よO Fortuna》が始まります。この有名なフレーズが実に大迫力で歌われます。背筋がぞくぞくするほど感銘を覚えます。第2曲の《運命の女神の痛手をFortune plango vulnera》でもダイナミックな合唱が続きます。しかし、いつしか、saraiは気持ちよくなって、また寝落ち。時々、この素晴らしい合唱を聴きますが、またすぐに寝落ち。フォルテッシモがホールに響き渡っても関係なしの有様。まあ、ポイント、ポイントはちゃんと?聴いてはいるんです。第3部になって、テノール独唱と入れ替わりにソプラノの三宅理恵が登場します。同時に横浜少年少女合唱団も舞台上に上がります。役者が揃ったという感じです。でも、美しいソプラノ独唱の《愛神はどこもかしこも飛び回るAmor volat undique》を聴いて、また気持ちよくなって寝落ち・・・。このままの状態で今日の公演を聴き終わるのかしらと思っていたら、さにあらず。ソプラノ独奏の有名な《天秤棒に心をかけて In trutina》を聴いて、心が洗い清められるような感覚になって、すっかりと覚醒します。三宅理恵の抑えた歌唱が心にしみじみと響いてきます。現世の愛の喜びを歌っていますが、内容とは離れて、清澄そのものの歌声です。惜しむらくは曲が短いことです。繰り返しをもう1回ほど追加してくれればいいのにね。続いて、合唱、児童合唱、バリトンソロ、ソプラノソロが一緒になっての《今こそ愉悦の季節 Tempus est iocundum 》です。歌詞の通り、実に愉悦に満ちたノリの良い音楽が繰り広げられます。こちらの気持ちもだんだんと高揚していきます。男の恋心が燃え上がる様子が見事に表現されます。続いて、いよいよソプラノ独唱の三宅理恵が持てる力をすべて出し切って、大変な高音で頂点を作ります。《とても、いとしいお方 Dilcissime 》です。男の恋心をしっかりと受け止める決心を歌い上げます。短い曲ではありますが、多分、三宅理恵は彼女の全精力をここに注ぎ込んだんでしょう。ちょっと高音が上がりきっていないようにも思えましたが、そんなことは問題にならないような渾身の歌声に感銘を受けました。そして、大合唱が実にロマンチックかつ迫力十分に美しい乙女を讃える賛歌を絶唱します。これは感動ものです。《アヴェ、この上なく姿美しい女 Ave formosissima》です。そして、締めは冒頭の合唱に戻ります。《おお、運命の女神よ O Fortuna》です。感動の大合唱です。神奈川フィル合唱団は見事な歌声を聴かせてくれました。saraiは満足です。

今日のプログラムは以下です。

  指揮:現田茂夫
  ソプラノ:三宅理恵
  テノール:中井亮一
  バリトン:吉江忠男
  合唱:横浜少年少女合唱団 神奈川フィル合唱団
  管弦楽:神奈川フィル

  モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より序曲、
         「酒がまわったら今度は踊りだ」
         「ぶってよ、マゼット」
         「私の幸せは彼女にかかって」
         「お互い手を取り合おう」

   《休憩》

  オルフ:カルミナ・ブラーナ 


これでヨーロッパ遠征前の国内のコンサートはお終い。次は《ブレゲンツ音楽祭》、《ザルツブルグ音楽祭》のレポートをお届けしますので、ご期待ください。


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明日出発します・・・ザルツブルク音楽祭の旅

ずっと、旅の準備にかかりっきりでブログも書けない有様でした。それに寝不足。明日は久しぶりに8時前に家を出ます。羽田から11時頃のパリ直行便に乗ります。国際線仕様のB787に乗るのは初体験です。何度か乗ることにはなっていましたが例の不具合で別の機種に変更になりましたから、遅ればせながらの搭乗になります。

準備していたのはフランスのノートルダム大聖堂巡りの計画の精査です。電車の時刻の確認、それにパリ発の駅がすべて異なる駅なんです。シャルトルへはモンパルナス駅、ルーアンにはサン・ラザール駅、ランスへは東駅、アミアンには北駅、リヨンにはリヨン駅って具合で、地下鉄での移動もチェックします。また、ノートルダム大聖堂巡りって言ったって、ついでにその近くのめぼしいものは見逃さないようにしないとね。ですから、その町々の研究と市内移動手段(バス路線など)のチェックも必要です。もちろん、その町の美味しいレストランも調べて、予約も入れたいものです。どうしても町の情報が不足する場合にはその町のツーリスト・インフォメーションに連絡して、教えを乞うことも欠かせません。てな具合で大変でしたが、一通りはようやく片付きました。その間、旅の荷物は配偶者が黙って作ってくれました。感謝! 今回は通常の旅の服装に加え、チロルのハイキングのスタイル、オペラ・コンサートの正装のタキシード・着物、昼間のオペラ・コンサートのためのスーツなど、盛りだくさんの荷物が必要です。それをてきぱきと2つのスーツケースにてきぱきと美しく、詰め込んでくれました。旅は本当に2人3脚でないとできませんね。

このブログを書くのが最後の準備になりました。もっとも最後の最後はモバイルPCにデータをコピーする作業が待っています。ということでブログもこのあたりで幕としましょう。

では、行ってきます。

羽田で時間があれば、最後のご挨拶をしますが、次はパリのホテルからの報告になるかもしれません。パリには4泊します。


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もうすぐ搭乗・・・ザルツブルク音楽祭の旅

羽田のパリ行の便の搭乗口の前で待機中。まもなく搭乗です。羽田は好天で飛行日和。快適なフライトだったらいいな。
では、行ってきます。


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パリに無事到着

羽田からパリへのフライトは無難に終え、定刻にシャルル・ド・ゴール空港に到着。国際線で初のB787搭乗ですが、噂のシャワレットを体験します。さすがに短時間で水は自動的に止まるのね。変なところに感心します。空港に到着して、すぐに携帯の電源を入れて、機内モードを解除すると、あら不思議。自動的にパリの電波を感知して、すぐに繋がり、時間もパリ時間に自動的に変更されます。スマホだと周知のことでしょうが、ガラケー人間としてはこれが初体験。今まではグローバル設定を手動でやっていたのに便利な世の中になったんですね。ガラホの威力を思い知りました。同時にすぐさまAUからのSMSが届き、パリでの利用の注意事項が通知されます。ふむふむ、SMS(Cメール)は受信は無料。送信は一通100円なのね。
空港からはエールフランスバスのリヨン駅までの直通バスで楽ちん移動。料金が一人16.5ユーロから17ユーロに値上げにはなっていましたが、バスの車内でチケットをクレジットカードで購入できたのには驚きます。便利なものですね。駅前のホテルにチェックイン後、リヨン駅にフランスレイルパスのヴァリデーションに出かけますが、これは利用日当日でないと駄目だそうです。昔、ユーレイルパスは空港で前日にヴァリデーションできたのにね。
明日からは早速、ノートルダム大聖堂巡り。まずはシャルトルブルーで有名なシャルトル大聖堂に出かけます。


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シャルトル大聖堂と古きシャルトルの街歩き、そして、パリのノートルダム大聖堂の鐘楼の上に!!

今日から早速、ノートルダム大聖堂巡りの開始。まずはシャルトルブルーのステンドグラスで有名なシャルトル大聖堂です。
まだ時差で頭がおかしく、saraiらしくなく朝早く起き出して、予定にない早い電車に乗って、朝9時にはシャルトル駅に到着。駅で軽く朝食を済ませ、駅から見えているシャルトル大聖堂に向かいます。なるほどこれがシャルトルブルーなのねって納得のステンドグラス群に魅了されます。

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大聖堂を出て、ランチ予定のお店で予約し、ツーリストインフォメーションで街の地図を貰い、街を散策します。サンテニャン教会、サン・ピエール教会と古くて鄙びた教会を巡り、まるでベルギーの運河のようなユール川の河畔に出ます。河畔沿いの道からは高く聳えるシャルトル大聖堂の姿が素晴らしいです。河畔沿いの散策で街の人がバゲットを抱えてパン屋さんから出てくるのを発見。いかにも美味しそうなパン屋さんですが、ここからバゲットを抱えて、パリまで帰るわけにはいかず、代わりに小さな菓子パンを求めます。とても美味しいパンです。シャルトルで一番愛されているようなパン屋さんでした。
ユール川からは大聖堂に上る長い石段を上がりますが、その途中にあるレヴェシェ庭園からの絶景に圧倒されます。ユール川越しの街の景色、そして、大聖堂を見上げる景色が素晴らしいです。

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ランチの時間になり、予約したお店へ入り、黒板に書かれたフランス語のメニューと格闘して、何とかランチを注文。アントレとメインだけのシンプルな料理ですが、それだけでも量が多く、お腹いっぱい。美味しいランチに満足。早めの電車に乗って、パリに戻ります。そして、今回、パリで唯一になるであろう観光はシテ島のノートルダム大聖堂訪問です。ノートルダム大聖堂巡りが旅のテーマなので、一応、再訪しようということです。モンパルナス駅から地下鉄でシテ島まで移動して、ノートルダム大聖堂に着くと、驚くべき長い行列が待っています。配偶者は尻込みしますが、その行列に並び、何度目かの訪問を果たします。やはり、バラ窓は大きくて素晴らしいですね。そして、初めての挑戦となるのが鐘楼の上に上ることです。高いところに上るのが大好きなsaraiですからね。延々と1時間ほどの大行列に並び、長い長い螺旋階段を上って、鐘楼の上に上がりました。足はがくがくになります。パリの街が一望できる素晴らしい眺望です。これは高さを競って屹立するエッフェル塔(324m)とモンパルナスタワー(209m)の風景です。パリを代表するランドマークが同時に見えるのは嬉しいですね。

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螺旋階段を下るのも一苦労。ふらふらしながら、地下鉄を乗り継いでホテルに戻り、ベッドの上に倒れ込みます。ひと寝入りした後で起き出してブログを書きます。可哀相に配偶者はまだベッドの上で寝込んでいます。

明日はルーアン大聖堂を訪れます。帰りにル・アーヴルの町にも立ち寄ってきます。



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ル・アーブルの街歩き、そして、ルーアン大聖堂

ノートルダム大聖堂巡りの2日目。今日はルーアン大聖堂を訪れます。帰りにル・アーヴルの町にも立ち寄ってきます。

今日も、saraiらしくなく朝早く起きて、予定していた電車のうち、最も早い電車に乗ることにします。今日はモネゆかりのサン・ラザール駅から、電車に乗ります。ルーアン行のインターシティに乗車します。今日の電車はインターシティだけあって、ファーストクラスは2列+1列のゆったり配置。エアコンもガンガン効いていて、快適な鉄道の旅です。配偶者の発案で行先をルーアンからル・アーブルに変更することにします。ル・アーブルで食事する予定なので最初にル・アーブルに行って、ランチしようと言う作戦変更です。11時にル・アーブルに到着です。帰りの電車の時間を調べると、2時の電車を逃すと4時まで電車がありませんが仕方ありませんね。2時目標で行動しましょう。まずは駅前からのトラムに乗って、海岸沿いにあるツーリスト・インフォメーションまで行って町の地図を手に入れることにしましょう。トラムで4駅目が終着駅の海岸沿いの広場です。ツーリストインフォメーションに行くとスタッフの若い女性はなかなか有能そうでテキパキ。地図もいただき、行先の案内もパーフェクトです。ツーリスト・インフォメーションを出て、海辺の道を散策。海の色も綺麗で気持ちのよい散策です。考えてみれば、フランスでは海と言えば、地中海しか見たことがないので、フランスの北海を見るのは初めてです。ここはノルマンディーの海岸になります。
ここからマリーナの前を歩いて、アンドレ・マルロー美術館に向かいます。この美術館前の海岸で描かれたのがモネの衝撃的なデビュー作であり、代表作でもある《印象・日の出》です。saraiの大好きな絵なんです。ここを見たくて、ル・アーブルまで足を延ばすことにしたんです。意外だったのは海が開けているのではなく、遠くに防波堤が見えます。モネが絵を描いたときはどうだったのか分かりませんが、まあ、細かいことはいいでしょう。美しい海であることは違いありませんし、あの傑作に思いを馳せることができました。最初の計画ではこのアンドレ・マルロー美術館も鑑賞することにしていましたが、ちょっと時間がなさそうなのでパスします。おりしもウジェーヌ・ブーダン展を開催中だったのでちょっと残念。
次は近くにあるノートルダム教会を見学。意外に立派な教会でした。もう時間になったので予約したレストランに向かいます。途中、この町を代表するサン・ジョセフ教会を覗いていきます。戦後に建てられた新しい教会です。そもそもこの町全体が戦後に新しく再建された町で、その新しい町づくりが評価されて、20世紀の建築としては異例の世界遺産になっています。そのシンボル的な存在がこのサン・ジョセフ教会です。その外観の教会らしくないところに驚きますが、中に入るともっと驚かされます。こんな教会のデザインもあるんですね。斬新なのはもちろんですが、美しさも兼ね備えています。

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ランチのお店に入店。もう、帰りの電車までそんなに時間がありません。その線でメニュー選びをアドバイスしてもらい、アントレとメインの2皿を選択。これが素晴らしかったんです。特に魚介のスープの美味しかったこと。それに量もたっぷりありました。

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再びトラムに乗って、何とか予定の2時発の電車に乗車。ルーアンに3時に着きます。
駅からはトラムで直接、ルーアン大聖堂の最寄駅に向かうつもりですが、駅前をどこを探してもトラムなぞありません。その代わり、地下鉄ができています。ガイドブックの記事は古かったようです。最寄のテアトル・デ・ザール駅までは2駅です。そこから10分弱ほど歩き、ルーアン大聖堂に到着。モネの連作シリーズで有名ですが、ファサードの繊細で美しい彫刻装飾は意外でした。モネの絵画からは想像できない華麗さです。

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ルーアン大聖堂に入ります。外観が美しい割には内部は古びていてもうひとつです。ステンドグラスもオリジナルの古いものは少ないようです。細かいデザインのステンドグラスは内陣奥にあり、これは美しいです。

次はこの地で最後を迎えたジャンヌ・ダルクの終焉の地に建つジャンヌ・ダルク教会も見に行きます。
ジャンヌ・ダルク教会の外観のデザインには絶句。凄いですね。さっき見たサン・ジョセフ教会にも驚きましたが、これは入口がどこかも分かりません。正面という概念が感じられないからです。中に入ると、片側の壁面が大きなステンドグラスが覆われています。全12枚ということですが、とても美しいものです。

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フランスという国は古いものの中に思いっきり新しいものを作りこむという感性を持っていますね。
これで今日の観光は終了。結局、今日も疲れ果てました。すっかりと体力の衰えを感じざるを得ません。saraiの旅の行く末もそう長くはなさそうな予感です。

また、地下鉄でルーアン駅にとって返し、サン・ラザール駅行のインターシティに飛び乗ります。5時発の電車に間に合ったので、7時前にはホテルに帰着。最初の予定では早くても9時過ぎの予定だったので、配偶者の発案のお蔭で予定が短縮できました。まだ、旅は始まったばかりなので、体力をセーブしないとね。

明日はランス大聖堂を訪れます。さらに近くにあるシャロン=アン=シャンパーニュの町でノートル・ダム・アン・ヴォー教会とエピーヌのノートルダム大寺院も見たいと思っています。


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ランス大聖堂、サン・レミ聖堂、シャロン=アン=シャンパーニュの教会巡り

ノートルダム大聖堂巡りの3日目。今日はランス大聖堂を訪れます。さらに近くにあるシャロン=アン=シャンパーニュの町でノートル・ダム・アン・ヴォー教会とレピーヌのノートルダム大寺院も訪れます。ノートルダム大聖堂巡りも佳境に入ります。

今日はランス行のTGVを予約済なので、その時間に合わせて起床。昨夜から気になっていたシャロン=アン=シャンパーニュからの帰りの電車を再チェックします。予定通りであれば、ホテルに戻る時間が夜の10時半を過ぎてしまいそうです。これはきついスケジュールですね。その前の電車で帰ろうとすると、TGVしかありません。TGVは予約しないと乗れないので、今日、駅に行って、チケットが取れるかどうか挑戦してみましょう。
ランス行のTGVはファーストクラスだけあって贅沢な旅になります。TGVがシャンパーニュ地方に近づくと列車の窓の外は深い霧に覆われます。幻想的な雰囲気です。パリ東駅からたった45分ほどでランス駅に到着。まずは駅のチケット窓口でTGVのチケットを購入。
ランス大聖堂までは歩いて行きます。10分ほどです。
ランス大聖堂はフランス王が戴冠したところだけあって、実に重厚な建物です。側面から近づいたので、正面に回り込みます。ああーっ、やられた。なんと覆いが掛けられて工事中です。もっとも覆われているのは正面の真ん中の部分だけで左右の2本の塔の部分はちゃんと見ることができます。まあ、どこかは工事中なんでしょうから、2本の塔が見られただけでもよしとしないといけませんね。内部を見学します。さすがにゴシックの巨大な空間です。ステンドグラスはほとんどは新しく作り変えられたものでしょう。第2次世界大戦で壊滅的に破壊されたそうですからね。遠くから見ると内陣奥のステンドグラスが美しそうです。近くまで行って説明板を見ると、シャガール作って書いてあります。これがそのシャガールの美しいステンドグラスです。

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大聖堂を出て、これまた世界遺産だというサン・レミ聖堂に向かいます。中に入って、驚愕!! 素晴らしい内部空間です。saraiの感性ではこの3日間で一番美しい教会です。この教会のステンドグラスも多分、新しく作られたものでしょうが、美しいものは美しいです。さすがに世界遺産だけのことはあります。

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ランスではランス大聖堂だけでなく、このサン・レミ聖堂は必見です。じっくりとその美を堪能させてもらいました。

次はランチ。予定のレストランはシャンパンショップも兼ねています。シャンパーニュ地方に来て、シャンパンを飲まないわけにはいきません。女性スタッフが寄ってきます。顔を見て、驚きます。アジア系の綺麗な若い女性です。すると向こうから「日本の方ですか」という日本語。そうでした。ネットでこのレストランには日本人スタッフがいるという記述がありましたが、このうら若き女性のことだったんですね。彼女のプロとしてのお勧めに従い、saraiはタルタル、配偶者はシーフードサラダをいただき、それぞれに合うシャンパンを選んでもらいます。このお店ではメイン一皿だけでもOKだそうです。これが選んでもらったシャンパンです。美味しくないわけ、ありません。

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saraiの選んだタルタルは超美味で感動もの。ぺろっといただきました。最後はカフェ・クレームで締め。美食の町ランスで結構なランチをいただき、満足、満足。

さて、ランチを終え、ランスで最後の目的であるフジタ礼拝堂に向かいます。ランス駅で11番のバスに乗って、しばらく走るとドライバーが「ムッシュ、ここの通りの先がフジタ礼拝堂だよ」と教えてくれます。フジタ礼拝堂に入ります。とても小さな礼拝堂で壁には一面に晩年の藤田嗣治画伯が描いた宗教画が描かれています。テーマはキリストやマリアに関するものですが、絵はフジタの画風そのものです。見事な作品に感銘を受けます。壁画の一部をご覧ください。フジタは戦争中に色んなことがあり、残念に思うことも多々ありますが、この晩年の作品はフジタの才能を遺憾なく発揮したものと言えます。

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狭い礼拝堂の作品を鑑賞するのにさほどの時間は要しません。フジタの遺作に別れを告げ、急いで駅のほうに歩き始めます。バス2区間分歩くと、駅に続く緑の大きな公園の前に出ます。もうシャロン=アン=シャンパーニュ行の電車にぎりぎりの時間です。すると、配偶者がトラムの駅に入ってくるトラムをいち早く発見。トラムの駅まではダッシュ。駅にはいってきたトラムに追いつき、猛然と飛び乗ります。無事にシャロン=アン=シャンパーニュ行の電車に乗り込みます。電車は40分ほど走り、2駅先のシャロン=アン=シャンパーニュに無事到着。歩いて町の中心にあるツーリストインフォメーションまで行きます。ツーリストインフォメーションの若い女性スタッフ、セルマに手配をしてもらったタクシーでシャロン=アン=シャンパーニュの町から美しい平原の中を走っていき、レピーヌのノートルダム大寺院を訪問。ここはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路にもなっている教会です。巡礼ならぬサイクルツーリング中の一団だけが教会にいます。ほかには誰も訪れるものはいません。小さな村には似つかわしくない素晴らしい教会です。

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内部は修復された模様のステンドグラスや十字架のキリスト像などの装飾が見事です。たっぷりと鑑賞し、待っていてくれたタクシーに乗り込み、再び、美しい平原の中をシャロン=アン=シャンパーニュのノートル・ダム・アン・ヴォー教会まで運んでもらいます。すぐに教会内部に入ります。ここもステンドグラスが修復されています。恐らくフランス全土の教会で順次、ステンドグラスの修復、あるいは新作成を行っているようですね。ゆっくりと鑑賞させてもらいます。いやはや、どこの教会も素晴らしい水準にありますね。最後にその外観を鑑賞。立派な教会です。

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これで目的は果たしましたが、この町にあるもう一つのサン・エティエンヌ大聖堂も見ていきましょう。駅への道の途中にあります。この教会もノートル・ダム・アン・ヴォー教会と同様に修復されたステンドグラスが見事です。正直、今日は多くの教会を見て、頭が整理できません。それほどに素晴らしい教会の数々で、フランスの教会の素晴らしさを実感しました。

シャロン=アン=シャンパーニュの駅に戻り、定刻にやってきたTGVに乗って、無事にパリに戻り、ホテルには7時半過ぎに帰着。

明日はパリの最終日。アミアン大聖堂を訪問後、TGVでリヨンに移動して、リヨンのノートルダム大聖堂_(フルヴィエール)を訪れ、夜はリヨンの美食を楽しみます。


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アミアン大聖堂、パリを離れてリヨンへ

ノートルダム大聖堂巡りの4日目。今日はアミアン大聖堂を訪れます。さらにパリを離れて、リヨンの町に移動して、リヨンのノートルダム大聖堂(フルヴィエール)を訪れ、夜はリヨンの美食を楽しみます。朝の時点ではそういう予定だったんです。

今日の空は雲一つありません。旅始まって以来の快晴です。
今日はアミアンに出かけるだけなのですが、なかなか都合のよい電車がなくスケジュール的には楽なのですが、待ちが多い日程です。朝も早いです。7時過ぎにはパリのホテルをチェックアウトをしてカバンを預けます。高速電車RERでパリ・リヨン駅からパリ北駅に向かいます。日曜日の朝は早めということなのか、電車は空いています。北駅に到着。大きな駅で賑わっています。朝食をゲットして乗り込みます。今日の電車もインターシティで豪華内装のファーストクラスの座席です。
1時間半ほどでアミアンに到着です。アミアンの駅は新しくてなかなかモダンなデザインです。通りも広く、緑も多く、街全体が清々しい印象です。駅前に、異様に高い塔、ペレ塔が立っています。駅の目印になりますね。大聖堂を目指して歩きます。広くて明るい感じのメインストリートを進みます。横の道を覗くと、大聖堂が見えます。立派なファサードだなと驚きますが、よく見ると側面の入り口です。それでは本当のファサードはどんなのでしょう。逸る気持ちを抑えて、正面に向き合います。さすが、アミアンの大聖堂は凄いです。立派です。

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今日は日曜日なのでミサがあるはずで、ミサが始まると写真は撮れません。早く中に入りたいところですが、saraiがSOS。困ったもんです。仕方がないので、大聖堂前のカフェでお茶して、トイレをお借りしましょう。用をたすと、今度は写真が撮りたくてたまらないsarai。まだお茶は出てきていません。配偶者がカフェで待っているので、とりあえずミサの前に写真だけ撮ってくるということで、saraiだけ大聖堂に向かいます。配偶者は、1人で大聖堂を見上げながらゆったりと時間を過ごします。
戻ってきたsaraiの感想は、内部は建物はとても立派だけどステンドグラスは今一つ。ミサの開始を知らせる鐘が盛大に鳴り響きます。それでは、配偶者も見てきましょう。確かに、大聖堂の建物やファサードの素晴らしさに比べたら、少々さびしいステンドグラスだと同じ感想。これからの修復に期待しましょう。
パリに戻る電車まで1時間ほどあります。アミアンに暮らしたジュール・ヴェルヌの家に寄っていきましょう。アミアンの街を散策しながら向かいます。ちょっと分かりづらい所にありましたが、発見。何人かの人がオープンを待っています。天体観測所のような塔まで備えた、いかにもベルヌらしい家です。

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ジュール・ヴェルヌの家は後数分で開きますが、中に入る余裕はないので、あきらめて駅に向かいます。本当に緑の美しい街です。
ところが、saraiが具合が悪いと言い出します。風邪でもひいたのでしょうか。帰りの電車の中ではぐっすりと寝てしまいます。かなり具合が悪い。スケジュールのゆるい日でよかったです。パリ・リヨン駅に着きました。日曜日だからでしょう。家族連れも多く、駅は人でごった返しています。人ごみの中をホテルに向かい、カバンを受け取ります。リヨンへの電車まで1時間半ほどあります。駅のカフェで休みましょう。saraiはアイスクリーム、配偶者はパリのチィーズケーキを頂きます。飲み物をお願いしなかったら、さすがに甘い。ミネラルウォータを注文しようとすると、お水でしょとデカンタに入れた水を持ってきてくれました。そういえば、今回のパリでは、お水は必ずデカンタで提供され、タダ!です。常に、ミネラルウォータを注文させられてたのにね。お水は、日本と同じように無料で提供されるようになったのかしらね。
saraiは熱が出てきたらしいので、手持ちのバッファリンを飲みます。フラフラとホームを歩いて電車に乗ります。座ると、リヨンに着くまでぐっすりとお休みです。検札の対応も配偶者がします。配偶者は車窓を楽しみます。配偶者の感想は・・・リヨンまでノンストップですが、ずっと街もないのですから当然かも。延々と麦畑が続きますが、こんなに作ってどうするのでしょう。麦の他はトウモロコシだけですが、なんとひまわり畑もあったそうです。

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リヨンまでの2時間の旅は終了。駅に降り立つとムッとする暑さ。南に来たからでしょうか。駅前のホテルで助かりました。ホテルに着くなり、今夜のディナーの予約をキャンセルして、saraiはぐっすりお休みです。一晩寝てよくなるといいのですが・・・。リヨンのノートルダム大聖堂(フルヴィエール)の訪問もキャンセルです。配偶者は、ひそかに昨日のタルタルステーキが原因だと思っているようです。生ものを食べていいのかなと気にはなったらしいのですが、saraiがとってもご機嫌だったので止めなかったそうです。

その後、夜中になって、saraiの高熱も引き始め、どうやら快方に向かい始めます。ブログを書く気力も戻ってきます。このまま、よくなればいいですね。


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ル・ピュイ=アン=ヴレイのノートルダム大聖堂、そして、ジュネーブへ

ノートルダム大聖堂巡りの5日目。今日が最終日でフランスともお別れになります。朝、起きてみると、昨日の体調不良が劇的に改善。すっかりと熱は下がったようです。それでもなんだか病み上がり状態。無理をしないで行動することにします。ともかく用心のためにバッファリンを飲んでおきます。今日は巡礼路の教会、ル・ピュイ=アン=ヴレイLE PUY EN VELAYのノートルダム大聖堂を予定通り、訪れることにします。

今日も絶好の好天で空は雲一つありません。お天気に恵まれた旅になりそうです。ル・ピュイ=アン=ヴレイはかなりの田舎町のようで電車本数も少なく、朝はよい時間のリヨンからの直通もありません。サン・テティエンヌで乗り換えて向かうことになります。リヨンから45分のサン・テティエンヌを出て1時間半ほどでル・ピュイ=アン=ヴレイの町が近づいてきます。岩山の上に建つ巨大なマリア像はなかなかの奇観です。その近くにはノートルダム大聖堂も見えています。駅に着いて、印刷しておいたグーグルマップを見ながら歩きます。趣のある道を歩き、大聖堂前の坂の下に出ます。ここから急坂を一気に上り、大聖堂の前に出ますが、ここからは長い石段が待っています。

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ふーふー言いながら、大聖堂の建物の入口に着くと、ミサ中の立札が立ち、多くの人たちが座り込んでいます。我々もここでしばし休憩。しばらして側面の入口から中に入ると、綺麗な歌声が聴こえてきます。まだ、ミサが続いているのですね。そっと、後ろのほうに周り、ミサが終わるのを静かに待ちます。何度も女性(修道女?)のピュアーなソプラノで親しみやすい旋律が歌われます。聖歌にしては新しそうなメロディーラインですが、心に沁み渡るようです。saraiは思わず、後でそのメロディーを口ずさんでしまいます。ミサが終わり、大聖堂の中を見て回ります。内陣に据えられた《黒いマリア》はとても存在感があります。日本風に言えば、まさに秘仏のようです。

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サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の出発点にふさわしい趣きの大聖堂でした。駅前に戻り、まだ、電車の発車時刻まで40分ほどあることを確認して駅前に1軒だけある食堂、その名も駅前食堂に入ります。アントレのテリーヌも美味しく、メインのスパゲッティは2人分を一緒に豪快に盛り付けたものです。さすがに食べ切れませんでしたが、柔らかい食感のスパゲッティは病み上がりのsaraiには優しい食べ物で満足。デザートのチーズも豪快に食べ放題です。配偶者はクリーミーな味わいのチーズの美味しさを激賞しています。発車間際の電車に飛び乗ります。今度はリヨンまでの直通電車。リヨン・パーデュー駅に到着。この後、ジュネーブに向かいますが、予定している電車まで1時間半ほどあります。昨日、体調不良のために見損ねていたリヨンのノートルダム大聖堂までちゃっと行ってきましょう。メトロの2時間券を買って、フルヴィエールの丘に登るケーブルカー乗り場に急行。トンネルの中だけを走るケーブルカーに短時間乗ると、いきなり、ノートルダム大聖堂に到着。白亜の美しい建物です。

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内部にはネオ・ビザンチン様式の美しい空間が広がっています。マルセイユの大聖堂となんだか似た雰囲気に思えます。丘の上に建てる教会はこんな感じになるんでしょうか。ひとしきり鑑賞して、大聖堂の横手にある展望台からリヨンの町を一望します。手前のソーヌ川は見えていますが、その向こうのローヌ川がほとんど見えていません。ロール川があまり見えないのは残念です。

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本来は階段を上った展望台まで行けば、もっと綺麗な景色が見えるようですが、今日のsaraiには時間も体力もありません。急いでリヨン・パーデュー駅にとって返し、ジュネーブ行の電車に飛び乗ります。国境の町Bellegarde(ベルガルド?)を過ぎると長い国境のトンネルを抜けます。周りの景色がスイスっぽくなってきて、ジュネーブに到着です。ホテルにチェックインし、荷物を片付けていると、予約したレストランの時間が迫っています。楽しみにしていたラクレットとチーズフォンデュはチーズのクリーミーさが最高。これが本場の味なのね。スイス産の白ワインとミネラルウォーターもさすがスイスの味です。でも、お昼のランチもたっぷりいただいたせいもあり、チーズフォンデュは半分ほど残してしまいました。残念です。それでも満腹状態なんです。レストランからレマン湖はすぐですが、とてもそんな余裕はなく、ホテルに帰り、また、ベッドの上に倒れ込み、熟睡。しばらくして起き出してお風呂に入り、ようやくブログを書きます。もう深夜です。寝ましょう。

明日は一気に鉄道でスイスを横切ってオーストリアのブレゲンツに行き、オペラを見ます。しばらくチロルの自然を楽しみます。


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プッチーニの遺した“愛”:オペラ《トゥーランドット》@ブレゲンツ音楽祭 2016.7.26

今年は夏のザルツブルク音楽祭を初めて聴くことにしたので、その前哨戦というわけではありませんが、成行き上、ブレゲンツ音楽祭も初めて聴くことになりました。フランス、スイスと周って、ブレゲンツに到着したのはオペラ上演の夜、公演の1時間前という慌ただしさ。ブレゲンツ駅前のメルキュールホテルにチェックインして、音楽祭会場に向かいます。と言っても、ボーデン湖畔の会場はすぐお隣で徒歩1分という便利さです。夕食がまだだったので、会場内の特設レストランで急いで美味しくいただき、会場の席に向かおうとすると、開演15分前なのに入口はクローズされています。既に中に入場した人も外で待っている人もいます。

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どうやら風が強いために公演を実施するかどうか検討中のようです。野外オペラでは天候に左右されます。待つしかありません。結局、30分ほど待って開演が決定。ほっとします。待っている人たちからも大きな拍手が巻き起こります。

席は右手の前から6列目。思ったよりも見やすい位置です。音はどうせスピーカーでの音なのでどの席でも聴きやすさは変わりありません。ステージはボーデン湖の湖上に突き出したところに北京の紫禁城の城壁を模した派手なセットが作り上げてあります。このあたりの感じはメルビッシュ湖上音楽祭と似ていますね。

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オペラはやっぱりいいですね。それもプッチーニとくればなおさらです。お祭りのようなオペラではありますが、オーケストラはウィーン交響楽団だし、しっかりとプッチーニの味を出しています。抒情的なプッチーニの音楽が流れてくると、自然とsaraiの心はオペラモードにスイッチが入ります。なんとも心の襞を優しく撫でてくれるような音楽に胸がジーンと熱くなってしまいます。プッチーニのオペラでは断然、《ラ・ボエーム》が好きですが、この《トゥーランドット》はプッチーニの未完の最終作品。聴けば聴くほどプッチーニのすべてが詰まっているような作品です。実演で聴くのは実に15年ぶり、2度目です。舞台演出はとても派手で踊りあり、火を使った場面あり、飽きさせることはありません。湖面を船が進むシーンなど盛りだくさんです。といってもsaraiにとっては音楽がすべて。別室で演奏しているオーケストラと合唱の音がスピーカー越しに聴こえてくる違和感はぬぐえませんがその迫力と精度はなかなかのものです。舞台上の歌手とどうやって連携しているのかは不思議ですが、ぴったりと合ってはいます。王子カラフを歌ったテノールの歌唱が光りました。《誰も寝てはならぬ》は聴き映えがしました。リューもよかったのですが、saraiの好みではもっとピュアーな声だったらなという感じです。素晴らしいアリアが2曲もあるのでちょっぴり残念。トゥーランドットはなかなか聴かせてくれました。表現力はよかったです。惜しむらくは力強さに欠けるというところ。最後の一声、《それは愛》、最近はやりのアムールですが、これはよかったです。フィナーレは補作部分ですが、合唱の《誰も寝てはならぬ》には感銘を受けます。プッチーニ自身のピアノスケッチではピアノで終わるそうですが、この補作のような感動のフィナーレでもよかったでしょう。

ということでとても満足したオペラでした。それになんとも気楽に聴けるのも音楽祭のよいところですね。

プログラムとキャストは以下です。

  指揮:Paolo Carignani
  演出:Marco Arturo Marelli
  管弦楽:ウィーン交響楽団
  合唱:Bregenz Festival Chorus/Prague Philharmonic Choir/Children's choir of Musikmittelschule Bregenz-Stadt

  トゥーランドット姫
   Erika Sunnegårdh
中国の皇帝アルトゥーム
   Christophe Mortagne
ティムール
   Mika Kares
身分を隠している名前の知れない王子(実はカラフ)
   Riccardo Massi
リュー、若い娘
   Marjukka Tepponen
ピン、皇帝に仕える大蔵大臣
   Matija Meic
パン、内大臣
   Taylan Reinhard
ポン、総料理長
   Cosmin Ifrim
役人
   Yasushi Hirano



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

ジュネーブと言えばレマン湖、ただ、それだけ? そして、ブレゲンツ音楽祭

ジュネーブの朝は抜けるような青空です。今日は3時過ぎの電車で移動なので、ゆったりした朝です。レマン湖はホテルからすぐそこで、大噴水がすぐに目に入ります。凄い勢いで、高く吹き上がる噴水は、絵になりますね。でもそれ以外なにもない・・・。ぶらりと散策してみましょう。レマン湖の橋を渡ります。目玉の花時計があります。特にどうということはありませんね。湖畔カフェで朝ごはんにしましょう。湖からの風がとっても気持ちよく、いい気分ですっかりのんびりしてしまいます。
ずっと眺めている大噴水に近づいてみましょう。近くまで堤防が延びています。一箇所、風にあおられて水しぶきが飛んでくるところがありましたが、それほど濡れることなく突端までいけました。

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大聖堂に向かいます。これが大変なことに・・・saraiが道を間違えたというか、方向を見誤ったというか。かなり遠回りをしてしまいました。ちょっと小高い丘にあるので見晴らしもよいのですが、大聖堂も大したことなく、疲れただけになってしまいました。観光船が出る時間が迫り、急いで乗り場に移動しましょう。始発のモンブラン乗り場に行ったので、なんと一番に乗船出来、デッキの日覆のある席をゲット。すぐに出航です。1時間かけてレマン湖を巡ります。特に何か見るべきものがあるわけではなく、風が涼しく気持ちがいいです。
驚いたのは、レマン湖に突き出した突堤が泳ぐ人でいっぱいだったり、ビーチが出来ていて水泳を楽しんでいる人がいたりしたこと。レマン湖の楽しみ方は、観光ではないのですね。

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これでジュネーブ観光は十分です。ジュネーブ駅から電車に乗りこみます。チューリッヒを通り、ボーデン湖のほとりのブレゲンツまで、一気にスイスを走り抜けます。オーストリアのブレゲンツに到着です。
ホテルはすぐそこ。その先は、音楽祭の会場ですが、もう人で大いに賑わっています。急ぎましょう。まずは食事が出来るところを探します。ビュッフェのようなコーナーあるのですが、よくしくみが分かりません。係りに人に案内されるままに従うと・・・席について、食べたいものを伝えると、そのコースのチケットがもらえ、それを持って、料理を提供してくれるコーナーに行けばよいらしい。saraiはお肉、配偶者はお魚を選び、付け合わせをお皿に乗っけていただきます。かなりお高めですが、美味しいです。ワインも美味しいです。

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オペラは時間になっても始まらず、気をもみましたが30分遅れで開始。遅れた理由は分かりません。オペラはなかなか楽しめました。終了したら、すぐホテルというのが配偶者にとっては最高だったそうです。

明日はブレゲンツを見物して、チロルに向かいます。


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ブレゲンツと言えば、ボーデン湖。そして、チロルの町に移動。

昨夜は野外オペラを楽しみ、夜更かししたので、今朝はゆっくりです。8時頃に置きだした配偶者は、空が雲に覆われていてガッカリしましたが、saraiが起きた9時頃には素晴らしい青空。今日も楽しく過ごせそうです。
ゆっくりとホテルを出て、ブレゲンツ見物です。主な目的は山の上から街とボーデン湖を見下ろすことです。賑やかな街の先に、ロープウェイ乗り場があります。ボーデン湖を見下ろすプフェンダー山に登ってみましょう。
ボーデン湖を眺めながら、ゴンドラは山頂駅に向かいます。

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ゴンドラから降りると、寒い! 海抜1000m位なんですけどね。思わず羽織るものを取り出します。丘が連なり、どこまでも歩いていけそうな高原が広がっています。そして小さな動物園もあります。ありきたりの動物園ではなく、アルプスの動物がいるようです。ちょっと見てみましょう。広々とした空間に、散策路と区切られたような感じで、動物を見ることが出来ます。我々には珍しい動物で、結構楽しめます。アルプスに登らずにして、アルプスの動物が見られるとは楽ちんなものです。これはヤギの仲間のシュタインボックです。野生のものを見るのは結構難しいようです。

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さらに、プフェンダー山頂に続く道があります。かなり急な勾配の坂道をヒーヒー言いながら登りきります。電波塔があるだけですが、眺望はいいです。綺麗な草原の先にボーデン湖が遠望できます。

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次はランチにしましょう。山頂にもレストランがありましたが、ブレゲンツの街のレストランにします。なかなかランチ屋さんが見つかりません。結局、綺麗で賑わっているイタリアンのお店にします。スープとパスタ、ピザが美味しいお店でした。困ったときのイタリアンですね。

お店を出ようとするとゴロゴロと雷の音が聞こえ、怪しい雲行きです。急いでホテルに戻りましょう。それでも慌てず騒がずボーデン湖畔の道を歩くことにするのがsarai流。これが大正解。ついにぽつぽつと雨が落ちてきますが、湖畔のプロムナードは豊かな緑の並木道。葉っぱの生い茂る木の下は雨宿りに最適です。傘も広げずにホテル、すなわちブレゲンツ音楽祭のステージを目指して歩いていきます。

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ボーデン湖を十分に楽しんだところで次の目的地、チロルの山岳の町、ザンクト・アントンに向かいます。
1時間半ほどの鉄道旅です。レールジェットは山間の渓谷のようなところを抜け、最後は長いトンネルを抜けて、ザンクト・アントンに到着。ここも雨模様です。チェックインしたホテルは町の目抜き通りに面したプチホテルです。でも、お部屋は40mもあり、バルコニーも付いている豪華な部屋です。とても居心地がよさそうです。冬のスキーシーズンのほうが繁忙期で料金が高いのかもしれません。ザンクト・アントンはスキー発祥の地で名だたるスキーリゾートですからね。蔵王に夏、行くようなものです。部屋でゆっくりと休んでいるうちに雨も上がりました。まだ、明るいので町を散策してみましょう。散策と言ってもホテルの前の1本道だけが町なので、すぐに見終わってしまいます。日本の旗が立っていたのであれっと思いましたが、この町は野沢温泉町と姉妹町なんですね。野沢温泉町から贈られた日本語表記のモニュメントもありました。明日乗る予定のロープウェイの駅に行ってみましたが、もちろん既にクローズしています。山は雲間から顔を出してくれています。美しい風景です。

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明日、ちゃんと上まで上がれればいいな。でも山の上は猛烈に寒そうです。それだけが心配。明日に備えて、今日は早く寝ましょう。


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チロルのお花畑をハイキング

チロルの町、ザンクト・アントンの朝、目覚めて、恐る恐るカーテンを開けます。やったね! 青空が見えています。まだまだ霧がかかっている山もありますが、少しずつ晴れていくでしょう。昨日の雨が嘘のようです。
急いで朝食を食べて出かけましょう。今日はハイキングスタイルです。半袖、長袖、セーター、ウインドウブレーカーと、暑くても寒くても臨機応変に対応可の重ね着です。リュックも背負います。
さて、出発です。3つのロープウェイを乗り継いで標高2811mのヴァルーガ山頂を目指します。これは歩く必要もなく楽チンです。すっかり霧も晴れ、山々の峰も見えています。
ロープウェイは結構混み合っています。ゴンドラが上昇し始めると、まわりの景色が一変します。美しいチロルの山の緑の草原がどこまでも続きます。

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1つ目のロープウェイで登ったガルツィック山頂は既に2000mを超えています(2082m)。すぐに2番目のロープウェイに乗り換えます。このゴンドラもほぼ満員。今度は方向を右に変えて、岩山のほうに登っていきます。あっけなく2660mのポイント、ヴァルガグラートまで登ります。周りには遠くアルプスの峰々が見えています。ロープウェイ駅の前には雪渓が広がっています。これを横目に3番目のロープウェイに乗り換えます。これは小さなゴンドラで大人が4人立つと満員です。幸い、2人乗ったところで我々2人を待っていてくれました。残りわずかをあっという間に登り切ります。遂にヴァルーガ山頂2811mです。山頂の上にはさらに見晴台が設置されていて山頂を超えた高みから何にも邪魔されずに360度の大パノラマを楽しめます。アルプスの多くは雲がかかっていますが、それでも眺望の素晴らしさには感嘆します。

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しばらくは見晴台をsaraiと配偶者の二人で独占して楽しんでいました。
ロープウェイでガルツィック山頂まで下ります。ここからハイキング開始です。麓のザンクト・アントンまで標高差約750mを下っていきます。最初はチロルのお花畑の中を歩きます。小さな色とりどりの花が咲き乱れ、素晴らしいです。

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高山に咲く小さな花々と険しいチロルの山並みが素晴らしい景色を作り出しています。大満足です。次第に道が険しくなります。かなりの急坂を降りないといけません。これでも初心者コースなんですけど、我々も歳ですからね。なんとか途中のポイントのマイエン湖に辿り着きます。小さくても綺麗な水場です。

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ここからは割と歩きやすい道も多くなりますが、次の目的ポイントのゼンヒュッテの遠いこと。ずいぶん歩いたところで標識やコースも整備され、木道も増えてきます。ようやくゼンヒュッテが見えてきました。もう足はがくがくです。ゼンヒュッテで一服し、冷たい飲み物を頂きます。花壇もよく手入れされています。よく見ると、なんとエーデルワイスの花がいっぱいです。やはり、エーデルワイスはチロルの花なんですね。配偶者はお持ち帰りしたい気分ですが、この土地に咲いてこそのエーデルワイスでしょう。先を急ぎましょう。しかし、いかんせん疲れました。ゆっくりゆっくりザンクト・アントンを目指します。ようやく、到着です。バンザ~イ! 4時間ちょっとかかりました。ガイドブックでは2~3時間となっていましたが、倍近くかかってしまいましたね。
次はインスブルックで乗り換えて、イェンバッハに向かいます。電車が遅れ、予定より1時間ほど遅れましたが、無事、ホテルに到着。どうも我々が最後の客だったようです。チェックインを済ませ、ホテルのレストランは何時までかと訊くと8時よとのこと。部屋に入り時計を見ると、8時10分前です。夕ご飯を食べそこないそうです。荷物を放り込んだだけで、レストランへ。美味しいスープとウィンナーシュニッツェルをいただきました。そう、もうここはオーストリアですからね。今日は疲れました。早く寝ましょう。



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ツィラータールの山上の絶景

イェンバッハの朝です。窓を開けると、曇っています。あらあらと思いながらよく見ると、細かい雨が降ってます。あ~、いよいよ好天も昨日までかと観念します。でも、空は明るいので期待してみましょう。
しばらくすると、雨は止みます。それでは予定通り出かけないとね。今日は、ツィラータール鉄道でツィラータールの奥にあるマイヤーホーフェンに出かけます。予定では、10時47分発の蒸気機関車に乗るつもりだったのですが、だらだらしていて乗れませんでした。蒸気機関車は、1日に1回しか走らないんです。3両編成ののどかなディーゼルカーに乗り、さあ出発です。

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チロルらしい風景の中を走ります。

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50分ほどでマイヤーホーフェンに到着です。このマイヤーホーフェンでもロープウェイで山に登ります。そちらに向かおうと駅構内を歩いていると、前方に人だかり。蒸気機関車です。saraiはカメラを手に近づきます。すると横からおじさんがsaraiに親しげに話しかけてきます。ファンタスティックだろう!って言ってます。相槌を打って、saraiは機関車を撮影。ぴかぴかに磨き上げられて美しい車体です。乗り損なった蒸気機関車に出会えるとはラッキー!!

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ロープウェイはペンケン山頂に登るペンケンバーンとAhorn山頂の中腹まで登るAhornバーンの2つがあります。山頂まで楽ちんで登れるペンケンバーンに乗ることにします。大型のゴンドラですが、saraiと配偶者の2人で独占します。ぐんぐんと登っていきます。下界には美しいチロルの風景が広がります。やがて、雪を抱いたアルプスも見えてきます。今日は昨日以上の好天でどこまでも遠くの風景が見渡せます。ペンケンバーンの終点に到着。さらにペンケンコンビバーンというロープウェイに乗り継ぎ、ペンケン山頂を目指します。ゴンドラを降りると、広い野原が広がっています。次々とパラグライダーのリュックを背負った人がやってきます。面白そうなので見物しましょう。たくさんのパラグライダーで飛ぶ人が準備中です。まわりには多くの野次馬も並んでいます。我々も野次馬の一員に加わります。手際よく準備しているのはパラグライダーのプロたちです。タンデムで飛ぶようです。2人がつながって、離陸。ふわっと空中に浮きあがります。まわりからは拍手が沸き起こります。saraiももう少し若ければ、体験したかったところです。さて、ぶらぶらとそのあたりを歩き回ってみましょう。ここも綺麗なお花畑が広がっています。サウンド・オブ・ミュージックそのもののような風景です。お花畑の中に足を踏み入れる見晴らしのよさそうなところにベンチがあります。あそこで眺望を楽しみながら休憩しましょう。このベンチの居心地のよいところは木陰になっていて涼しいことです。今日は絶好の好天のため、山の上でも直射日光の陽射しがとても暑いんです。ゆったりとベンチで持参したおかきをぽりぽりかじりながら、チロルの絶景、さらにはアルプスの遠景を思う存分楽しみます。

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気持ちの良い時間がゆっくりゆっくりと流れていきます。しばらくして、ペンケンバーンのゴンドラで下界に下ります。帰りはゴンドラが混み合い、満席状態。みなさんも帰る時間なんですね。
マイヤーホーフェンの町は朝とは違い気温が上昇し暑くてたまりません。そろそろ退散しましょう。帰りの電車の中は、ウツラウツラ・・・。
イェンバッハに戻ってきます。明日乗る予定のアーヘンゼー鉄道の蒸気機関車が駅に帰ってきたところです。大勢の人が降りてきて賑やかです。大人気のようですね。蒸気機関車も大サービスで、盛大に汽笛を鳴らしています。

明日はアーヘン湖を見物して、夜はザルツブルグ音楽祭。早速、ウィーン・フィルの演奏を聴きます。わくわくです。




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ウィーン・フィルの美しきマーラー10番@ザルツブルク音楽祭(祝祭大劇場) 2016.7.30

いよいよ、ザルツブルク音楽祭を聴き始めました。まずはウィーン・フィルの演奏会。指揮はダニエル・ハーディング。目玉は前半に演奏されたペーテル・エトヴェシュの《ハレルヤ》の世界初演でしょう。エトヴェシュは1944年生まれのハンガリーの作曲家です。《ハレルヤ》は同じハンガリーのペーター・エステルハーツィのテキスト(ハンガリー語)に基づくオラトリオでザルツブルク音楽祭により委嘱された作品です。現代の諸相を語り手、独唱(メゾ・ソプラノ、テノール)、合唱、管弦楽で表現した4楽章の大規模な作品です。基本は声楽と語り手によるペーター・エステルハーツィのテキスト(ドイツ語翻訳)を歌い、語ることにあります。管弦楽はノントナールな表現で声楽と語り手を伴奏音楽的に支えるという役割です。これって、まさに映画音楽的ですね。内容は、我々が何者で、どこから来て、何を欲しているのかということを軽妙、かつ深刻という微妙なバランスで表現しています。中心的な素材は2001年の9.11の事件や1914年のサラエボ事件が扱われています。音楽的にも微妙なバランスを保っており、前衛的かつ古典的でもあります。ロベルト・シューマンのピアノ曲集《森の情景》の第7曲《予言の鳥》をメイン・モチーフに、もちろん題名にもある《ハレルヤ・コーラス》を散りばめて、比較的、とっつきやすい感じの楽曲に仕上がっています。独唱者の二人は見事な歌唱。特にメゾ・ソプラノのイリス・フェルミリオンの安定した表現力豊かな歌唱が印象的でした。また、ハンガリーの合唱団も自国の作曲家の作品だけに歌い込んだ完璧な響きを聴かせてくれました。ウィーン・フィルはまあこんなものでしょう。実力通りの合奏力を聴かせてくれました。感銘度がさほどでなかったのは、熱い音楽ではなかったことが主要因のような気がします。元からそんなものを目指していない音楽です。聴き手としても現代のこういう冷めた作品をどういう感性で受け止めるかを問われてしまいます。saraiにはまだそんな力はありません。

休憩後の2曲は最初の曲と同様にウィーン・フィルが初演した曲です。ブラームスの《ハイドンの主題による変奏曲》は1873年にブラームス自身の指揮によりウィーン楽友協会で初演されました。ブラームスはその前年に楽友協会の音楽監督になっていました。この作品はブラームスの作品にしては食い足りない感じですが、まだ、交響曲第1番を作曲する以前の初期の管弦楽曲なので致し方ないかもしれません。ウィーン・フィルの特に管楽器の柔らかい響きには魅了されました。

この日、一番の聴きものだったのはマーラーの交響曲第10番の第1楽章《アダージョ》です。期待していましたが、期待通りの素晴らしい演奏にもううっとりして聴き入ってしまいました。マーラーを愛し、ウィーン・フィルを愛するものにとっては堪らない演奏です。それに指揮のハーディングはこの曲でウィーン・フィルへのデビューを果たしたという歴史もありますし、ハーディングのマーラー演奏の軸になるのがこの第10番でお得意の曲でもあります。ハーディングの美質はユダヤ的な粘りがなく、清廉に美しくマーラーを演奏するというところです。それがウィーン・フィルにもマッチして、とりわけ美しいマーラーになります。残念ながら熱い共感を持ったという感じにはなりませんが、こういうマーラーもウェルカムです。惜しむらくはアダージョのみだったことです。全曲聴きたかったところです。アダージョ自体もクック版だったので、そのまま、第2楽章以降に進んでいってもらいたかったところです。でも、十分満足しましたけどね。

プログラムは以下です。

  指揮:ダニエル・ハーディング
  メゾ・ソプラノ:イリス・フェルミリオン
  テノール:トピ・レティプー
  語り手:ペーター・シモニシェク
  管弦楽:ウィーン・フィル
  合唱:ハンガリー放送合唱団

  ペーテル・エトヴェシュ:Oratorium balbulum. 《ハレルヤ》(世界初演)

   《休憩》

  ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
  マーラー:交響曲第10番より《アダージョ》(クック版)

明日からはいよいよオペラを聴きます。怒涛の音楽週間に突入です。


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テーマ : クラシック
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       ウィーン・フィル,  

アーヘンゼー鉄道のSL、そして、アーヘン湖クルーズ

イェンバッハの2回目の朝です。7時半の目覚ましで起きると、真っ青な空が広がっています。昨日にも増して青空です。結局、チロルの3日間はお天気に恵まれました。チロル最後のお楽しみはアーヘン湖訪問です。
イェンバッハ駅のアーヘンゼー鉄道に到着すると、すでに大勢の人が蒸気機関車を待っています。今日は土曜日の行楽日和だから、早めに行かないと大人気の蒸気機関車に乗れないよと言う配偶者の提案で早目に出かけてきたのが大正解です。ホームから見ていると、蒸気機関車は既に黒煙を上げ、準備完了のようです。

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ホームに入ってくるようです。さっそく乗り込み窓側の席をしっかり確保。

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私たちが乗った列車は威勢よく汽笛を鳴らして出発します。小さい子供たちと、その付き添いの大勢の大人を乗せた蒸気機関車は、賑やかを通り越してうるさいの何の・・・。シュッシュッポッポッシュッシュッポッポッ、ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ。リズムよく、一直線に急勾配を登っていきます。この鉄道はアプト式軌道なんです。登山列車そのものです。山の中をあえぎながらエデン駅に到着です。ここまでは蒸気機関車が押し上げる格好でしたが、ここからは下りになるので、蒸気機関車が前に移動し先頭を走ります。こうしてアーヘン湖ゼーシュピッツに到着です。蒸気機関車の到着を待って観光船は出航します。何箇所かの船着場に立ち寄りながらアーヘン湖一周約2時間の船旅です。一番前の席を陣取ります。途中、もう1隻の観光船ともすれちがいます。

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私達は特に何をすると言うこともなく、結果的には、チロルの人達の夏のレジャーの楽しみ方を見せてもらったと言う感じです。ともかくよく歩き、自転車でガンガン走り、水着で日光浴をし、ビーチもどきで泳ぎます。そして、カフェは満員。
船着き場ゼーシュピッツの1つ手前の船着き場ペルティサウでバス停があることを発見して急遽下船します。ここからバスでイェンバッハへ帰ります。帰りも蒸気機関車に乗りたかったのですがちょうどよい時刻の列車がなかったんです。バスの時間までぶらぶら。さて、バスはちゃんとやってくるでしょうか。1時間に1本程度のバスなので、ドキドキしながら待っていると、定刻にやってきます。イェンバッハまで行きことを運転手さんに確認して乗車。出発すると、グルリと村を一周して乗客を乗せ、アーヘン湖畔に出てきます。アーヘンゼー鉄道の終点ゼーシュピッツ(乗船場)を通過して、先に出発した蒸気機関車を追い抜いていきます。なお、この蒸気機関車はイェンバッハまでは行かず、途中のエデン駅止まりなんです。そのエデン駅で蒸気機関車と別れて、素晴らしいドライブウェイをバスは走ります。チロルの景色のまっただなかです。

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無事、イェンバッハに戻ります。
ここからはいよいよレールジェットに乗って、ザルツブルグへ。チロルの景色に別れを惜しみつつうつらうつらするうちに、懐かしいザルツブルクに到着です。市内バスでホテルに到着です。部屋の中にバスタブがあるという面白いお部屋。1週間お世話になります。
まずは、コンサートからスタートです。saraiはタキシードデビューです。勝手知ったるザルツブルクの町をバスで3区間走ると祝祭大劇場。着飾った男女が集結しています。まずはウィーン・フィルのコンサートから始まります。圧巻のマーラーを聴いて満足です。帰りは町中を歩いて、ホテルに帰着。
明日はオペラを聴きます。怒涛の音楽漬けに入ります。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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