ブルージュ駅からICでブリュッセルに向かいます。ベルギー巡りも最終段階に入ります。駅のプラットホームに着くと、ちょうど予定して電車の出発時間に間に合います。早速、乗車します。席の窓からはホームの掲示板が見えます。

チケットはネットで購入済です。往復のシニアチケットはとても格安です。往復と言っても、帰りの分は乗りませんけどね。片道チケットよりも安いんですから・・・。

無事に、予定していた4時ちょっと前の電車でブリュッセルに出発です。セカンドクラスはかなり混んでいるようで、座れないのかばたばた移動する人が大勢いますが、我々はファーストクラスなので(シニアの特権)、気持ちよくゆったりしたシートで寛げます。

オランダやベルギーは原則、国内移動列車は自由席しかありませんから、混み合いそうならば、少し張り込んでファーストクラスに乗るのが無難です。もっとも今回、オランダはすべてセカンドクラスに乗車しましたが、何とか座れました。ベルギーは基本、ファーストクラスに乗っています。
車掌さんが検札に来たので、チケット(PCでプリントした紙)を渡すと、アナザー・ワン?と訊かれます。チケットはこれ以外にはないので、何のことかと、チケットを見ようと手を伸ばすと、車掌さんがチケット2枚を1枚と誤認していたことが判明。薄いプリンター用紙なので、重なっていて1枚に思えたようで、ミステーク!って謝って、立ち去っていきます。これで1件落着。
ICは既にブルージュの街を抜けて、緑と水の美しい平原の中を疾走中です。

配偶者はこれから行くブリュッセルの街を観光ガイドで入念にチェックし、saraiはまたまたぐっすりとお休みです。そのお休み中にゲントのセント・ピータース駅に着いたようです。これは配偶者が撮影。ブルージュからは20分ほどです。ゲントを出発したのが一昨日のことだったとは思えませんね。

ゲントを出るとまた緑の平原です。saraiはスヤスヤ・・・。

やがて、街並みが見えてきます。ブリュッセルも近いようです。

saraiが眠りから覚めるころには、1時間が過ぎ、あっという間にブリュッセル南駅Bruxelles-Midiに到着です。
saraiは、さあ今までとは違う大都会だよと気合を入れますが、配偶者は、今までの街もどこも立派だったよと暢気です。が、配偶者も電車を降りてびっくりです。まるで地方から出てきて東京駅に降り立った気分です。駅は大きくて広いし、人は多いし・・・。すっかりお上りさん状態です。ここから地下鉄に乗り換えてホテルの最寄り駅に行くのですが、地下鉄がどっちに行けばよいのかも分からず呆然。キョロキョロ見渡しているうちにトイレを発見。まずは、トイレで落ち着いてこようというsaraiの作戦です。

これが大変なことなんです。有料トイレです。そう簡単にはいきません。トイレの前で、ウロウロします。でもしばらくしてドアの向こうに入って、用を足せました。使用料が0.6ユーロなのですが、0.6ユーロで専用コインを購入して、そのコインを入れるとドアが開く方式だったんです。駅の有料トイレの使用法であたふたしました。

さて、地下鉄を探しましょう。大きな画面のインフォメーション案内でおおよそのメトロの場所を見極めます。

慎重に移動しますが、不安になるほど遠いんです。いろんなお店が並び、大勢が行きかう中を黙々と移動します。ようやく地下鉄の改札口に到達します。

次の難関はチケットの購入です。観光客も多いようで、列は長いし、皆もたもたしています。

ようやくsaraiの番になりますがその使い方に苦戦し、結局買う予定だった10回券は買えず1回券を2枚購入です。

この間に配偶者は、改札の通り方の研究です。多くの人は地元民なのでタッチパネルにタッチして入っていきます。チケットを持っている人がどうするかを確認します。ようやく納得できたそうです。分かってしまうと何ということはないのですが・・・何人も入れずに諦めて他の改札口へ移動していったそうです。私たちは無事にホームに入れます。が、ホームの表示を見ていたsaraiはどうも向きが反対のようだと気が付きます。向かい側のホームに行くのもそんなに簡単ではありません。慎重に考えていると、近くにいた女性が声をかけてくれます。目的の駅名ボタニークBotaniqueを言うと、反対側のホームだから、もう一度上に上がって移動しなさいとのこと。それが分かり安心しますが、それをするには一旦改札を出なければいけません。エ~やっと入ったのに、またチケットの買いなおしなのって配偶者が懸念を言い出します。saraiは1時間以内は乗り換え自由のはずだから、出てもまた入場できるよと自信満々で説明します。これは当たりです! 無事に反対ホームに移動できます。目的方向エリザベートElisabeth行の2号線の地下鉄もすぐにやってくるようです。

ようやく電車に乗れ、8駅先のホテル最寄り駅ボタニークに10分ちょっとで到着です。地上に出ると、ホテルが見えるので、迷わずにホテルに到着します。
今日から4泊するホテル・ブルームHotel BLOOM Brusselsはとっても大きな立派なホテルです。レセプションもこんなに立派です。

ロビー横のレストランも綺麗です。

レセプションのお姉さんもテキパキとしていて、ちょっとしたトラブルはありましたが(4泊分を2回に分けて予約したので途中で部屋移動になりそうだったんですが、もちろん、同じ部屋で4泊分連泊できるように変更してもらいました)、無事にチェックイン完了。部屋は7階です。エレベーターで上がりましょう。7階のボタンを押して待ちますが、エレベータは動かない? じっと操作パネルを眺めていた配偶者が、部屋のキーを差し込まないとエレベーターの操作が出来ないことを発見。

宿泊者以外はエレベーターが利用できないようになっているようです。こんなの初めてです。貴賓室じゃあるまいし。なかなか今日は部屋までが遠いです。が、部屋のドアを開けて疲れが吹っ飛びます。4つ星のデザインホテルの美しい部屋です。

広々としたモダンでおしゃれな部屋です。

コーヒーメーカー(湯沸かし器)もありますね。

水回りもお洒落です。

もう一度、ベッドを見ると、壁には美しいデザインの模様が描かれています。いいね!

もちろんエアコンはばっちりです。ブリュッセルは、日本の夏と変わらないくらい蒸し暑いのです。今日は特別に暑いのでしょうか。
涼しいお部屋で一服します。でも夕食を考えないといけませんね。特に食べたいというわけでもないのですが、なしというわけにもいきません。蒸し暑い中を出かけるのも面倒だし、ホテルのレストランは高いし・・・と窓の外を眺めていると、なんと目の前にスーパーがあります。部屋には湯沸かし器はあるのでお茶は飲めるし、明日の朝食のパンも欲しいので、とりあえず何かないかスーパーをのぞいてみましょう。
小さいスーパーですが、日本のコンビニのような感じで、なかなか便利なお店です。カルフール系のコンビニ的なお店のようです。面白いものがあります。カップめんです。お湯があるのでホテルの部屋で食べられます。どんな味でしょうか。それにお寿司も売ってます。お寿司はこんなお店にもあるほどヨーロッパでは一般的になっているのですね。果物と朝食のサラダも買います。これで、今夜はゆっくり過ごしましょう。
これがスーパーで調達した品々です。

お風呂に入り、お寿司を頂きます。なかなか美味しいです。カップめんはどうでしょうか。

ふたを開けると、こんな感じ。

これも美味! チキンラーメンそのものです。名称もカップヌードルですからね。ただし、ブランドはカルフールです。お茶を飲みながら、手持ちのお饅頭を食べ大満足です。明日から、ブリュッセルを楽しみますっ。おやすみなさい。
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