初のザルツブルク音楽祭の鑑賞に備えて、気になるのは何を着るかということ。配偶者と一緒にザルツブルク音楽祭にはドレスコードなんてものがあるのかを調べます。結果的には分かりません。格式の高い音楽祭であることは間違いありません。いつものsaraiのオペラ鑑賞(ヨーロッパの一流オペラハウス)のスタイルはダークスーツと決めています。それで押し通すか、それともちゃんとタキシードを新調して、いわゆるブラックタイという正装(準礼装)で決めるか、迷います。ちなみに配偶者は着物を着ると決めています。日本の女性の正装ですね。なかなか、タキシードを新調するかどうかは決めきれません。でも、折角、ザルツブルク音楽祭に行く以上、ワグネリアンでもあるsaraiの次の目標はバイロイト音楽祭です。バイロイト音楽祭のドレスコードを調べると、これは間違いなく、タキシードのようです。ほぼ8割以上の男性がタキシードだというのが調査結果です。バイロイト音楽祭デビューも前提にして、タキシードを新調する方向で検討します。気になるのはお値段ですね。もちろん、上を見れば、いくらでも高いものはあるでしょうが、年金生活者のsaraiにとっては必要最小限の装いで済ませたいものです。それでもブランド志向の強いsaraiはとりあえず、デパートで新調することを基本として調査開始。まず、横浜そごうの礼服売り場を訪れます。すると最低でもすべて揃えると20万円は下らないことが分かり、少し、気持ちが引いてしまいます。その後、たまたま、みなとみらいを歩いていて、紳士服のチェーン店を見かけます。一応、ここもチェックしてみましょう。基本的にスーツしか置いてありませんが、礼服コーナーもあります。お店のスタッフにタキシードのことを尋ねると、取り寄せになるようですが、対応できるとのこと。セットはなく、タキシード、シャツ、蝶ネクタイ・・・と揃えていくそうです。見積もってもらいます。値引きしてもらって、約12万円ほどです。タキシードの品質は感覚的にはデパートとそう変わりません。よく考えてみることにして、いったん、お店を後にします。お店のスタッフは丁寧な対応をしてくれて、価格ももう少し値引きしましょうと約束してくれます。
そして、心を決めて、このお店(紳士服のKO????です)を再訪して、saraiの人生初のタキシード一式を購入しました。ピカピカのエナメル靴(イタリア製)はもちろん、靴下まで揃えて、10万円をちょっと出るくらいまで値引きしてもらいました。一番悩んだのはタキシードの襟(ラペル)をピークドラペルにするか、ショールカラー(俗に言うヘチマ襟)にするかです。これは実際に試着して、saraiに似合ったショールカラーにしました。蝶ネクタイは迷わず、黒にします。カマーバンドも同じく黒。正式なブラックタイに対応できるように選択しました。saraiのタキシード選びに親切に対応してくれたお店のスタッフに感謝です。
と言うことで、服装の準備も整いました。saraiはタキシード、配偶者は着物でザルツブルグ音楽祭の夜のオペラ公演に出かけます。デビューはトーマス・アデスの新作オペラ《皆殺しの天使》になります。でも、その前にウィーン・フィルの夜のコンサートでも試しに着てみようかな。
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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報