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ツィラータールの山上の絶景

イェンバッハの朝です。窓を開けると、曇っています。あらあらと思いながらよく見ると、細かい雨が降ってます。あ~、いよいよ好天も昨日までかと観念します。でも、空は明るいので期待してみましょう。
しばらくすると、雨は止みます。それでは予定通り出かけないとね。今日は、ツィラータール鉄道でツィラータールの奥にあるマイヤーホーフェンに出かけます。予定では、10時47分発の蒸気機関車に乗るつもりだったのですが、だらだらしていて乗れませんでした。蒸気機関車は、1日に1回しか走らないんです。3両編成ののどかなディーゼルカーに乗り、さあ出発です。

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チロルらしい風景の中を走ります。

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50分ほどでマイヤーホーフェンに到着です。このマイヤーホーフェンでもロープウェイで山に登ります。そちらに向かおうと駅構内を歩いていると、前方に人だかり。蒸気機関車です。saraiはカメラを手に近づきます。すると横からおじさんがsaraiに親しげに話しかけてきます。ファンタスティックだろう!って言ってます。相槌を打って、saraiは機関車を撮影。ぴかぴかに磨き上げられて美しい車体です。乗り損なった蒸気機関車に出会えるとはラッキー!!

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ロープウェイはペンケン山頂に登るペンケンバーンとAhorn山頂の中腹まで登るAhornバーンの2つがあります。山頂まで楽ちんで登れるペンケンバーンに乗ることにします。大型のゴンドラですが、saraiと配偶者の2人で独占します。ぐんぐんと登っていきます。下界には美しいチロルの風景が広がります。やがて、雪を抱いたアルプスも見えてきます。今日は昨日以上の好天でどこまでも遠くの風景が見渡せます。ペンケンバーンの終点に到着。さらにペンケンコンビバーンというロープウェイに乗り継ぎ、ペンケン山頂を目指します。ゴンドラを降りると、広い野原が広がっています。次々とパラグライダーのリュックを背負った人がやってきます。面白そうなので見物しましょう。たくさんのパラグライダーで飛ぶ人が準備中です。まわりには多くの野次馬も並んでいます。我々も野次馬の一員に加わります。手際よく準備しているのはパラグライダーのプロたちです。タンデムで飛ぶようです。2人がつながって、離陸。ふわっと空中に浮きあがります。まわりからは拍手が沸き起こります。saraiももう少し若ければ、体験したかったところです。さて、ぶらぶらとそのあたりを歩き回ってみましょう。ここも綺麗なお花畑が広がっています。サウンド・オブ・ミュージックそのもののような風景です。お花畑の中に足を踏み入れる見晴らしのよさそうなところにベンチがあります。あそこで眺望を楽しみながら休憩しましょう。このベンチの居心地のよいところは木陰になっていて涼しいことです。今日は絶好の好天のため、山の上でも直射日光の陽射しがとても暑いんです。ゆったりとベンチで持参したおかきをぽりぽりかじりながら、チロルの絶景、さらにはアルプスの遠景を思う存分楽しみます。

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気持ちの良い時間がゆっくりゆっくりと流れていきます。しばらくして、ペンケンバーンのゴンドラで下界に下ります。帰りはゴンドラが混み合い、満席状態。みなさんも帰る時間なんですね。
マイヤーホーフェンの町は朝とは違い気温が上昇し暑くてたまりません。そろそろ退散しましょう。帰りの電車の中は、ウツラウツラ・・・。
イェンバッハに戻ってきます。明日乗る予定のアーヘンゼー鉄道の蒸気機関車が駅に帰ってきたところです。大勢の人が降りてきて賑やかです。大人気のようですね。蒸気機関車も大サービスで、盛大に汽笛を鳴らしています。

明日はアーヘン湖を見物して、夜はザルツブルグ音楽祭。早速、ウィーン・フィルの演奏を聴きます。わくわくです。




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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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