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またまた圧巻のブラームス:フォーレ四重奏団@横浜みなとみらいホール 2016.10.5

4日前に聴いたトッパンホールでのブラームスのピアノ四重奏曲第2番は期待したほどの演奏には思えませんでしたが、今日のブラームスのピアノ四重奏曲第1番は文句なしに素晴らしい演奏でした。特に大好きな第3楽章、第4楽章は素晴らしい演奏。なかでも第4楽章の後半は圧巻の演奏。saraiの気持ちも高揚しました。1昨年、初めてフォーレ四重奏団を聴いたときの感動を思い出しました。そのとき演奏されたのもこのブラームスのピアノ四重奏曲第1番でした。ともかく、フォーレ四重奏団の演奏するブラームスのピアノ四重奏曲第1番は見事です。アンサンブルもアーティキュレーションも最高で音楽的にも熟成しています。久々にブラームスの音楽を堪能しました。

休憩後、当初のプログラムにははいっていなかった細川俊夫の新作《レテ(忘却)の水》が演奏されます。4日前のトッパンホールでのコンサートでも聴いたばかりです。前回は音楽をしっかりと聴き取ることができませんでしたが、今日は気持ちを集中して聴きました。音楽としては、前半部分の音の響きの薄さが不満でしたが、後半、ピアノの独奏が始まったあたりからは深みの感じられる音楽が展開されます。ピアノの響きを中心に構成するパートは聴き応えのある音楽である印象でした。正直、標題音楽的な聴き方は難しいと感じましたが、後半部分に限れば、純粋音楽として評価できると感じました。あくまでも1素人の印象に過ぎませんけどね。

最後はムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」のピアノ四重奏編曲版です。演奏は見事でした。まあ、それだけのことです。これならピアノ独奏を聴けば十分というのが正直な感想です。

アンコールの2曲目のベートーヴェンは聴きなれない曲だと思いましたが、いかにもベートーヴェンらしい美しい音楽です。ピアノと管楽のための五重奏曲のベートーヴェン自身によるピアノ四重奏曲への編曲版でした。こういうベートーヴェンもあるんだ・・・。

今日のプログラムを紹介しておきます。

  ピアノ四重奏:フォーレ四重奏団
   ヴァイオリン:エリカ・ゲルトゼッツァー
   ヴィオラ:サーシャ・フレンブリング
   チェロ:コンスタンティン・ハイドリッヒ
   ピアノ: ディルク・モメルツ

  ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op. 25
  細川俊夫: 《レテ(忘却)の水》ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノのための
    (2016年10月1日トッパンホールにて日本初演)─フォーレ四重奏団に捧げる─

  《休憩》

  ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(編曲:フォーレ四重奏団&グリゴリー・グルツマン)

   《アンコール》
     メンデルスゾーン:ピアノ四重奏曲第2番 ヘ短調 Op. 2から第4楽章アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェAllegro molto vivace
     ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op. 16 (ピアノと管楽のための五重奏曲 Op. 16の編曲版)から第2楽章アンダンテ・カンタービレAndante cantabile

ブラームスの名曲を聴くので、CD(またはアナログディスク)で聴ける名演をできるだけ予習しました。

 ゼルキン&ブッシュ四重奏団員
 デムス&バリリ四重奏団員
 シュナイダー,トランプラー,パーナス,ブラウン
 サボー&バルトーク弦楽四重奏団員(アナログディスク)
 フォーレ四重奏団

どれも聴き応えのある演奏です。なかでもゼルキン&ブッシュ四重奏団とデムス&バリリ四重奏団は別格の素晴らしさ。どちらも60年以上も昔のモノラル録音ですが、ドイツ風のなよやかなゼルキン&ブッシュ四重奏団とウィーン風のしなやかで柔らかいデムス&バリリ四重奏団には聴き惚れてしまいます。サボー&バルトーク弦楽四重奏団の第4楽章のハンガリー風のノリのよく、哀愁に満ちた演奏に滅法聴き惚れてしまいました。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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