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《漱石の妻》とシューベルト

今朝、布団の中でまどろんでいると不意に頭の中にシューベルトの音楽が流れてきました。ピアノ曲です。

先日、配偶者がつけたテレビ番組が耳に入ってきました。はて、何のドラマだろうと思いながらPCの操作をしながら聞いていると、なんだか夏目漱石の話のように思えます。尾野真千子演じる漱石の妻の演技があまりに真に迫って、saraiの心をとらえるので、たまらず、テレビの前にどっかと腰を下ろします。配偶者からはお風呂が沸いているわよと言われていますが、「ごめん、ちょっとこのドラマが面白いので見させて」と言いながら、最初はその面白さににやにやしながら見入ります。これはNHKの土曜ドラマ「漱石の妻」の第3回目のようです。これまでのドラマの流れはまったく把握できていませんが、なんとも興味深く奥行のある内容です。最初は漱石の妻(尾野真千子)はいわゆる悪妻かと思っていたら、なかなかの強者です。こういう妻にとって、夫(漱石)はだらしのない存在に思えます。実はsaraiの実像を重ねて想像してしまいます。ドラマの後半で漱石の妻(尾野真千子)が雨にずぶぬれになりながらの迫真の演技・・・その素晴らしさにただただ魅了されます。その後、漱石の妻(尾野真千子)は家に戻り、胃痛で横になっている漱石と対峙します。夫婦間の深い心にこもった会話が続きます。そのとき、不意にピアノ曲が流れ始めます。シューベルトです。名曲中の名曲、です。シューベルトの晩年の傑作にして、最後のピアノ・ソナタ。こんな曲が流れてくるとsaraiの心も動揺します。シューベルトの傑作と尾野真千子の顔が重なり、ドラマも佳境。選曲といい、尾野真千子の名演技といい、ただただ、魅了されるのみです。なにか、saraiの心にその後もこの場面と音楽がぐさっとつきささり、捉われ続けます。そして、3日目の朝、頭の中でシューベルトのピアノ・ソナタ第21番の第1楽章が鳴ったんです。

ピアノは誰が弾いたんだろうと思いました。音を綺麗に飾ろうという演奏ではなく、どこかむきだしの心をぶつけてくるような、あえて稚拙な表現をとったような魂の音楽です。一般的に名演奏にはならないでしょうが、実に誠実な演奏です。きっと過去の名人の演奏ではなく、この番組用に日本人ピアニストが録音したものと思えます。最高の演奏ではありませんが、最高の音楽と言えるかもしれません。音楽とはこうあるべきものの代表のようなものです。テクニックで弾くのではなく、心の内面を表現するという感じの音楽です。・・・そこで誰が弾いたのかを調べてみました。田部京子さんのピアノ演奏でした。見事な音楽でした。

ちなみにsaraiはシューベルトのピアノ音楽、なかでも晩年の曲を愛しています。ピアノ・ソナタ第19~21番、即興曲、3つの小品D.946です。ピアノ・ソナタ第21番はその中の1曲。初めて聴いたのは多分、ブレンデルのアナログディスクでした。その後、ポリーニ、ケンプと聴き、アラウやペライア、シフと素晴らしい演奏をCDで聴きました。実演では、内田光子ピリスツィメルマンのいずれも素晴らしい演奏を聴きました。この曲を弾くピアニストはシューベルトの魂と一体化するようで、必ず素晴らしい演奏になります。

次回の《漱石の妻》でもこのシューベルトが聴けるのでしょうか。楽しみです。ご覧になっていないかたも是非見て、そして、聴きましょう!



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       田部京子,  

アルデンヌでの1日:ロープウェイでシタデル(要塞)へ

2015年7月6日月曜日@ブリュッセル~ディナン/5回目

ディナンDinantの観光を開始します。
ノートルダム教会Collégiale Notre-Dameの前から出発です。教会の内部は後で見ることにします。

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教会の前の路地を進んで、断崖の下に出ます。そこから振り返って、橋の方を眺めます。

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シタデルCitadelle de Dinant(要塞)とそれに上るロープウェイの案内板があります。それも何と日本語の説明まであるから驚きです。

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路地の奥に売店兼ロープウェイチケット販売窓口があります。
この美しい街の観光は、ロープウェイでシタデル(城塞)まで上がり、シタデルを見学して、ムーズ川をクルーズすることくらいらしいことはツーリストインフォメーションのお姉さんから教えてもらいました。この3つのセット券をロープウェイチケット販売窓口で購入。一人14ユーロですから、まあまあですね。

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早速、ロープウェイでシタデル(城塞)に上がりましょう。小さなゴンドラです。

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ゴンドラに乗り込んで、上昇開始。

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すぐに眼下にディナンの町の光景が現れます。

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ムーズ川とそのまわりの風景が絵のようです。

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ゴンドラはぐんぐん上昇していきます。たった2分ほどの空の旅で頂上に到着。

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頂上に上がると、絶景の眺めが見渡せます。ノートルダム教会とシャルル・ド・ゴール橋Pont Charles de Gaulle、ムーズ川がくっきりと見えています。

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ムーズ川がなんとも美しいです。まさに絵のような風景が望めます。しばし眺めて感動を味わいます。

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これが頂上駅に着いたゴンドラです。

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ムーズ川の南方向の流れを眺めます。この向こうがフランスのほうです。

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頂上にはシタデルの横に遊園地のような広場があります。

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広場のトイレもあるので、ちょっと拝借。

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セルフサービスのレストランもあります。暑いのでちょっとジュースで喉を潤しましょう。

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そろそろ、シタデルを見学します。公園を歩いてシタデルのほうにぶらぶらと歩いていきます。

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それにしても上を見上げると、気持ちの良い青空が広がっています。

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シタデルの強固な城壁の前に近づいてきます。

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シタデルの城門の前に出ました。

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いよいよシタデルの城塞の中に足を踏み入れます。



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テーマ : ヨーロッパ
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Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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昨日投稿した記事の一部に誤りがありました。ドイツ騎士団の中庭はパスしないで、ちゃんと見ていました。追記・修正しました。申し訳ありません。

08/07 00:28 sarai

えりちゃさん、saraiです。お久しぶりです。

これは昨年の9月のウィーンですが、現在のコロナ禍では、古き良き日という風情ですね。もう、ポスト・コロナでは、行けたにし

07/20 12:41 sarai

Saraiさま、
お元気ですか?
新型コロナウィルス、自粛中。
このウィーンの散策を読んでいると、なんだか切なくて悲しくなってきました。
次はいつ行けるのかな、とか思う

07/20 05:08 えりちゃ

はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai
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