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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:ランス大聖堂の西ファサードは工事中・・・残念!!

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/4回目

ランス駅Gare de Reimsからランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reimsに向かっています。トラムに乗ろうと思いましたが、お節介なフランス人のおばさんの強力な指導で、結局、歩くことになりました。
ジャン=バティスト・ラングレ広場Cours Jean-Baptiste Langletの通りをまっすぐ、ランス大聖堂に向かって歩いています。段々とその姿が大きくなってきます。

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ジャン=バティスト・ラングレ広場の通りの中ほどまで来たところで後ろを振り返ります。古びたバロック風の建物が建ち並んでいる綺麗な通りです。

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ランス大聖堂まで、もう少しです。やはり、まだ、トラムは走ってきません。おばさんのアドバイスは正しかったのかもと信じ始めます。

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ランス大聖堂がすぐ正面に見えてきます。大聖堂近くまでやってきたところで後ろからトラムが来ます。結局、トラムを待っても歩いても、どちらでも変わりませんでしたが、それはsaraiがゆっくりと歩いたからでしょう。駅前のトラム乗り場から大聖堂近くまで10分ほどもかかって歩いてしまいました。歩い始める前に思い悩む時間もありましたしね。さっさと歩けば、トラムよりも早かったかも。
最後は狭い路地のトレゾール通りRue du Trésorを歩いて、大聖堂に近づいていきます。

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なかなか大聖堂の全体が見えないので、路地の右に寄って、大聖堂の左側を覗き込みます。なんとか翼廊のあたりまでは見えますが、内陣のほうまでは見えませんね。

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トレゾール通りの路地を抜けると、ランス大聖堂の北側面の前に出ます。

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ランス大聖堂は歴代のフランス王が戴冠したところだけあって、実に重厚な建物です。

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大聖堂の北側面の前に低い石壁だけが残った廃墟のようなものがあります。何でしょうね。

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側面から近づいたので、正面のファサードに回り込みます。ああーっ、やられた。なんと覆いが掛けられて工事中です。もっとも覆われているのは正面の真ん中の部分だけで左右の2本の塔の部分はちゃんと見ることができます。でも実に無残な姿で残念至極です。

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まあ、どこかは工事中なんでしょうから、2本の塔が見られただけでもよしとしないといけませんね。
ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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今日の記事は短くなりました。今年の旅の準備中なので、忙しいんです。ほぼ、全日程のホテルを予約しました。夏のスイスはホテルが高くて、たまりません。予算を2倍も超過します。それでもアルプスのベルナーオーバーラント三山のユングフラウ、メンヒ、アイガーを正面から望めるメンリッヒェンの山頂付近の山荘ホテルの最後に残った部屋を確保できたので、よしとしないといけませんね。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:ランス大聖堂の西ファサード、そして、聖堂内部

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/5回目

ランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reimsに到着したところです。大聖堂の西ファサードを見上げます。実に荘厳な建物です。ただ、中央部分が工事中なのが邪魔ですが・・・。

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ちょっと後ろに下がって、ファサードの全景を眺めます。

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次はファサードの細部を鑑賞します。まずは右側にある南塔です。

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右扉口を眺めます。うーん、まず、タンパンを見ますが、彫刻がない! この大聖堂の扉口のタンパンは何とステンドグラスになっています。バラ窓のようです。特殊な形式ですね。扉口上部の破風の彫刻は《最後の審判》です。これがタンパンの彫刻の代わりですね。

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中央扉口やバラ窓は工事中のため、まったく見えません。この扉口のタンパンもステンドグラスになっているそうです。扉口上部の破風の彫刻は《聖母戴冠》だそうです。
仕方がないので、左側の北塔の前に移動します。

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左扉口を眺めます。もちろん、他と同様にタンパンには彫刻がありません。タンパンはステンドグラスになっています。扉口上部の破風の彫刻は《キリストの受難》です。

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もう少しズームアップしましょう。扉口の左側に有名な「微笑みの天使」の彫像があります。確かに顔に微笑を浮かべていますね。

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次は内部を見学します。さすがにゴシックの巨大な空間です。高い3層式の構造になっています。

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身廊を内陣のほうに進んでいきます。

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クロッシングから内陣を眺めます。内陣の上方の大きなステンドグラスが目立ちます。

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内陣の右側のパイプオルガンの手前に黄金の鷲?の彫像があります。

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後ろの身廊を振り返ると、あれあれ、西ファサードの裏側も工事中で大薔薇窓は見えず、代わりにイラストが描いてあります。タンパンの小薔薇窓は少し顔をのぞかせているのが救いです。

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北側廊からは北扉口のタンパンの薔薇窓を見ることができます。ランス大聖堂ならではのものですね。

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こちらは北側廊の内陣方向です。

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これは北翼廊の薔薇窓です。

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これは南翼廊の薔薇窓とステンドグラスです。

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ステンドグラスが綺麗です。もっとも多くのステンドグラスは昨日のルーアン大聖堂と同様に失われています。

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さて、内陣奥に進んでみましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:えっ、シャガールのステンドグラス?

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/6回目

ランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reimsの内部を鑑賞中です。これから内陣の奥に進みます。
右手の後陣の最初の礼拝堂は聖テレジア礼拝堂Chapelle absidiale de Sainte Thérèseです。見事なステンドグラスが飾られています。因みに聖テレジアとは、二人いるのでややこしいですが、多分、アビラの聖テレジアのことでしょう。スペインのローマ・カトリック教会の神秘家であり、カルメル修道院改革に尽力した人物です。カスティーリャのアビラで生まれたので、アビラの聖テレジア、もしくは、イエスのテレジアとも呼ばれています。崇高な宗教的恍惚感を繰り返し経験したことが有名です。ベルリーニの代表作《聖テレジアの法悦》にも圧倒的な美しさでその恍惚感が表現されています。ところで、もう一人の聖テレジアはフランスで生まれたリジューの聖テレジアで、日本でも人気があるそうです。アビラの聖テレジアを大テレジア、リジューの聖テレジアを小テレジアと言い分けてもいます。二人ともカルメル会修道院に属していました。

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ランス大聖堂のステンドグラスのほとんどは新しく作り変えられたものでしょう。第2次世界大戦でこのランス大聖堂も壊滅的に破壊されたそうですからね。遠くから見ると内陣の一番奥のステンドグラスが美しそうです。それを見ていた配偶者が「あの青いステンドグラスはシャガールじゃないの」って、馬鹿なことを言っています。青けりゃシャガールってわけはないでしょう。近くに寄って、その綺麗なステンドグラスを見ていると、なおも配偶者はシャガールだわって言っています。

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ほとんど聞き流しながらsaraiは内陣奥を周りながら、ステンドグラスを眺めます。saraiがステンドグラスを写真に収めていると、ステンドグラスの説明板を見ていた配偶者が興奮した面持で「やっぱり、シャガールだったわよ」と言います。えっと叫んでsaraiが説明板を見ると、確かにシャガールって書いてあります。これは恐れ入りました。

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3枚のシャガールのステンドグラスの詳しい説明が書かれています。

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これがそのシャガールの美しいステンドグラスです。
真ん中のステンドグラスにはアブラハムの物語が描かれています。そして、右上には十字架に架けられたキリストも描かれています。左上には十字架から降ろされてマリアの手に抱かれるキリスト、さらにキリストの復活が赤く描かれています。最上部の薔薇窓には精霊が描かれて、その上には神の手が描かれています。

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左側のステンドグラスにはエッサイの家系樹が描かれています。エッサイはユダヤ王ダヴィデの父で、右下に横たわるエッサイの腹から上に伸びている木の枝に彼の家系が描かれています。一番右上にはエッサイの家系に属するイエス・キリストと聖母マリアが描かれています。左側には、サウルとハープを持つダヴィデが描かれ、右の真ん中では王冠のソロモンが裁判を行っています。左上は聖母子に祈りを捧げる人々が描かれています。最上部の薔薇窓には救世主キリストの到来を告げる預言者たちが描かれ、その上にはイスラエルの光を象徴する、二人の天使が灯す燭台が描かれています。

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右側のステンドグラスにはこの大聖堂にまつられているフランスの王たちが描かれています。クローヴィス、シャルル7世、聖ルイなどです。最上部の薔薇窓には神の小羊(キリストのことですね)の周りに4人の福音史家の象徴が配置され、その上には剣と裁きの手で飾られた王冠が描かれています。

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ひとしきり、このステンドグラスに見入ります。こんなところでシャガールに遭遇できるとはね。後で大聖堂のショップでそのシャガールのステンドグラスの説明パンフレットを求めます。日本に戻って、じっくりと研究させてもらいます。英文版です。(上記のステンドグラスの説明はその成果です)

ようやく、シャガールのステンドグラスを離れて、今度は左側の後陣に周ります。
ここには、ジャンヌ・ダルク礼拝堂Chapelle de Jeanne d'Arcがあります。中央にあるのがジャンヌ・ダルク像です。

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再び、クロッシングに戻り、南翼廊の薔薇窓とステンドグラスを眺めます。

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シャガール以外のステンドグラスも美しいです。古い大聖堂の中に新しいステンドグラスが不思議なくらいマッチしています。素晴らしいですね。フランスの美意識は凄いです。

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おや、大聖堂の塔の案内があります。階段を上るようです。いつもは高いところが大好きなsaraiですが、パリのノートルダム大聖堂の塔に上った疲れ(後遺症)が残っているので、これは残念ながらパスします。

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最初に入ってきたところに戻ってきました。大聖堂の素晴らしい空間をもう一度味わいます。

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この身廊の一番後ろから内陣奥をズームアップ。下に見えているステンドグラスはシャガールのステンドグラスの中央のものです。最初からずっとシャガールのステンドグラスは見えていたんです。

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側廊に出ます。

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大聖堂の外に出ます。西ファサードの前に美しい並木通りが続いています。ロクフェレ通りRue Rockefellerとその先のリベルジェ通りRue Libergierです。

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その並木通りを歩き始めます。最後に振り返って、ランス大聖堂を眺めます。これでフランスのノートルダム大聖堂巡りも4つ目まで完了です。

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次はこれまた世界遺産だというサン・レミ聖堂Basilique Saint-Remiに向かいます。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:サン・レミ聖堂の美しさに驚愕

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/7回目

ランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reimsの鑑賞を終えて、次はサン・レミ聖堂Basilique Saint-Remiに向かいます。
ランス大聖堂を出ると、すぐ前にあるお店が目に入ります。シャンパン販売店です。ランスはシャンパンの本場のシャンパーニュ地方の中核都市であることを実感します。あとでランチのときに、何としても本場のシャンパンを飲まないといけませんね。

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さて、世界遺産だというサン・レミ聖堂に向かいます。今度こそバスに乗ります。シャンパン販売店の前を通り過ぎ、ロクフェレ通りRue Rockefellerからバス通りのシャンジー通りRue Chanzyに出て、バス停を探します。シャンジー通りを右に行き、トラムの走るヴェル通りRue de Vesleを渡ったところにあるオペラハウス前のバス停オペラOpéraの前に立ちます。

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このバス停で6番のバスに乗ることにします。でも、時刻表を見ると、バスは行ったばかりで20分以上の待ちになります。再度、バスマップを検討して、サン・レミ聖堂へは4番でも行けることを確認します。バスのやってくる方向を眺めるとまだ、その4番のバスの姿は見えません。

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4番のバスは今いるバス停には停まらず、ヴェル通りの先にある別のバス停オペラOpéraに停まるようです。急いで、4番のバス停に移動。すると、4番のバスはすぐにやってきます。女性ドライバーに1日乗車券を提示して、乗り込みます。

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バスは狭い町中のシャンジー通りをまっすぐに進み、ガンベッタ通りRue Gambetta、グラン・セール通りRue du Grand Cerfと通りは名を変えて、やがて、最寄りのバス停の一つ手前のバス停で大きく右折して、サン・ジュリアン通りRue Saint-Julienに入ります。すると右手に大きな教会が見えます。配偶者がこれかしらと言うので、saraiはそれじゃないだろうと否定。あまりにも朽ち果てたようなみすぼらしい建物なのです。しかし、バスはその建物に沿って、周り込んだアンブロワーズ・プティ通りRue Ambroise Petitのバス停サン・レミSaint-Remiに停車。目の前には紛れもない巨大な建造物が立っています。

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やっぱり、配偶者が言った建物が目指すサン・レミ聖堂Basilique Saint-Remiだったようです。聖堂の西ファサードに向かって歩いていきます。

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その教会の入口に近づくと、扉は開きません。表示を見ると、何やら南の扉に進めとあります。どこが南の扉か分からないので別の扉を押しても引いても開きません(この時点では、ここが西ファサードだと言うことは分かっていなかったんです)。これはもしかしたら閉館中かなといやな予感。すると、現地のファミリーが近づいてきて、向こうが入口だよと教えてくれます。メルシー!! ぐるっと反対側のほうに周り込むと確かに開いている扉があります。

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教会の前の通りはさっきバスが走ったサン・ジュリアン通りです。結局、少し戻ったことになりますね。

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通りには綺麗な花のプランターが吊り下げられています。さすがにフランスの町ですね。

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さて、これがサン・レミ聖堂の南ファサードです。これもなかなか立派です。さっき、バスから見たときはもっと朽ち果てたような感じだと誤認しました。

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ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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南ファサードの入口から中に入ります。そこは南翼廊です。正面に北翼廊の薔薇窓が見えています。

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クロッシング(交差部)に進むと、内陣に彫像が何体も刻まれた美しい墓所があります。これがサン・レミの墓所なのでしょう。このサン・レミ聖堂はフランク王国の王クローヴィスに洗礼したランス司教サン・レミに捧げれた聖堂です。サン・レミは今もこの美しい聖堂に眠っています。

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クロッシングから身廊を眺めます。古いロマネスク様式の空間が広がっています。3層構造のがっしりした空間の先に西ファサードの裏の大きな薔薇窓とステンドグラスが見えています。こんなに大きなロマネスク建築はあまり見たことがありません。とても素晴らしいですね。感嘆します。

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そして、内陣を見上げると、とても美しいステンドグラスが並んでいます。

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いやはや、これは驚愕!! 素晴らしい内部空間です。saraiの感性ではこの3日間で一番美しい教会です。この教会のステンドグラスも多分、新しく作られたものでしょうが、美しいものは美しいです。さすがに世界遺産だけのことはあります。
サン・レミの墓所の中を覗き込みますが、あまり、よく見えません。

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内陣の奥のほうに周って、このサン・レミの墓所を眺めます。この先端部分の彫刻はきっとサン・レミがフランク国王クローヴィスにキリスト教改宗の洗礼を授けているところが表現されているのでしょう。5世紀のことです。

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墓所の先には身廊の大きな空間が見えます。

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聖堂内には、ほとんど観光客らしき姿が見えません。ゆっくり、この静謐な聖堂内を見学しましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:極上に美しいサン・レミ聖堂

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/8回目

サン・レミ聖堂Basilique Saint-Remiの内部空間をその美しさに驚嘆しながら鑑賞しているところです。
内陣のサン・レミの墓所から身廊を眺めています。内陣はゴシック様式、身廊はロマネスク様式の由緒ある古い建物です。それにしても何と美しい眺めでしょう。

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この美しい眺めに金縛り状態になっていますが、いつまでもそうしているわけにはいきません。内陣から身廊のほうに向かって、聖堂内を巡りましょう。

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身廊のほうに向かって移動し、クロッシングのあたりから、内陣を眺めます。後陣のステンドグラスの美しさが目に沁みます。

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身廊の中を進み、身廊の中ほどのところから、西ファサードのほうを眺めます。3層構造のロマネスク様式の空間、西ファサード裏の大きな薔薇窓が目を惹きます。

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今度は内陣の方を眺めます。一層、この聖堂の美しさが感じられます。

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西ファサードのほうに進んでいきます。

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西ファサード裏の壁の前に立ちます。薔薇窓、ステンドグラスが素晴らしいです。

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右下のステンドグラスです。

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左下のステンドグラスです。

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薔薇窓の下、中段の真ん中にあるステンドグラスです。いずれも精細なデザインで聖書の物語が描かれています。

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身廊の一番後ろから、聖堂の全体を眺めます。その美しさに絶句です。

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また、身廊を内陣のほうに戻っていきます。右側の側廊に大きなパイプオルガンが取り付けられています。

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左側の側廊の彫像の前から内陣方向を望みます。ほれぼれするような美しさです。

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内陣は何度見ても、その美しさに魅了されます。

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内陣の中段の奥に見える十字架の模様のステンドグラスです。深い青色が綺麗です。

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クロッシングから、また、内陣を眺めます。どこから見てもその美しさは際立つばかりです。

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内陣の側面の最上層に並ぶステンドグラスを眺めます。素晴らしいとしか言えません。

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眺める角度を変えて、中段の層のステンドグラスも入れて、もう一枚パチリ。こんなにもステンドグラスが素晴らしいんです。これが内陣の周りを埋め尽くしています。

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また、サン・レミの墓所から身廊を眺めます。これがsaraiの一番のお気に入りの風景です。ずっと見続けていたいような絶景です。

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しばらく、ここに佇み、この美しい眺めを頭に刻み付けておきましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:本場のシャンパン付きの美味しいランチ

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/9回目

サン・レミ聖堂Basilique Saint-Remiの内部空間の美しさを堪能しました。
最後にsaraiの一番お気に入りのサン・レミの墓所の前に佇み、美しい眺めを記憶に留めます。

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もうひとつのお気に入りの眺めがこれです。内陣の外側の周歩廊から見るサン・レミの墓所と身廊の眺めです。

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お気に入りの眺めを反芻したところで聖堂の外に出ます。出入り口は南ファサードです。このファサードも美しいですね。

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これは後陣を外から眺めたところです。あの美しいステンドグラスがゴシック様式の建物の壁一面に配置されています。

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ランスではランス大聖堂だけでなく、このサン・レミ聖堂は必見です。じっくりとその美を堪能させてもらいました。
さて、バス停に向かいましょう。先ほど降車したバス停よりも隣のバス停が近そうです。バス停サン=ティモテSaint-Timothéeに移動しました。

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再び、バスに乗ってランス大聖堂近くに戻ることにします。すぐにやってきた4番のバスに乗ると、また、さっきの女性ドライバーです。向こうもあらっと言う感じで微笑みます。バス停ロクフェレRockefellerで女性ドライバーに別れを告げて、ランチする予定のレストラン、クリュ・シャンジーCRU Chanzyを探します。バス停から一筋進んだところにそのレストランを発見。テラス席が賑わっていますね。

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ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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今日は時間がはっきりしなかったので予約なしですが、中に入って女性スタッフに予約なしでOKかを尋ねると大丈夫だということ。まだ、テーブルはいっぱい空いています。好きなテーブルにどうぞということです。とてもお洒落な内装のレストランです。

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さて、どのテーブルにしようかな。

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一番落ち着きそうな奥の壁際の席に収まります。

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メニューとシャンパンのリストを渡されます。このレストランはシャンパンショップも兼ねています。ですから、このレストランを選んだんです。シャンパーニュ地方に来て、シャンパンを飲まないわけにはいきません。それに何種類ものシャンパンをグラスでいただけるのは魅力です。メニューにはフランスでは珍しく英語でも説明が書かれています。入念に検討しますが、あまり、多くの量は欲しくありません。アントレを2人で1品取り、メインを2品、そして、シャンパンかなと言いながら、saraiはメインにビーフのタルタルを発見。これにしましょう。すると女性スタッフが寄ってきます。顔を見て、驚きます。アジア系の綺麗な若い女性です。すると向こうから「日本の方ですか」という日本語。そうでした。ネットでこのレストランには日本人スタッフがいるという記述がありましたが、このうら若き女性のことだったんですね。彼女のプロとしてのお勧めに従い、saraiはタルタル、配偶者はシーフードサラダを選び、それぞれに合うシャンパンを選んでもらいます。このお店ではメイン一皿だけでもOKだそうです。後でお腹の調子をみて、デザートを検討することにします。これが選んでもらったシャンパンです。美味しくないわけ、ありません。

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シャンパングラスになみなみと注いでもらいます。

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小さな角切りのチーズを肴にシャンパンをいただきます。

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シャンパンの説明書きがあります。これはグラスで9.8ユーロ。

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こちらは説明書きの2段目にあるROBERT MONCUITで、8.6ユーロ。いずれも日本円で千円を超えますが、本場で飲むのですから、高くはないですね。

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saraiの選んだタルタルは超美味で感動もの。ぺろっといただきます。

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配偶者のシーフードサラダです。

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サイドメニューのポテトも美味しいです。

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最後はカフェ・クレームで締め。デザートを食べる余力はありません。

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美食の町ランスで結構なランチをいただき、満足、満足。ところで隣のテーブルのフランス人夫婦を挟んで、一つ向こうのテーブルには後から、日本人のご夫婦と娘さんの3人連れがいらっしゃいました。久しぶりに見かける日本人です。隣のテーブルのフランス人は女性スタッフに日本人かと質問して、彼女がそうですと答えながら、両隣のテーブルのお客も日本人ですよと言うと、本当に驚いて、そして、バカ受けし、我々もみんな爆笑です。フランスの地方の町のレストランではありえない光景でしょうね。和気藹々とした食事になりました。もう一組の日本人は、スイスを旅してきて明日には日本に向かうとのことでした。お互いの旅が楽しく続くことを願いつつ、陽気にお別れしました。



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庄司紗矢香、文句なし!・・・ウルバンスキ&NDRエルプフィル@オーチャードホール 2017.3.7

今日は久々に(と言っても4カ月ぶりですが(笑い))庄司紗矢香を聴き、心底、満足しました。彼女のお得意のプロコフィエフですから、素晴らしくても当たり前です。冒頭のゆったりとした演奏では、とても美しくて繊細な響きが耳に心地よく入ってきます。途中、テンポを速めたところでのリズミカルで迫力のある演奏には心躍らされます。このプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番の一番よいところは終始、ヴァイオリンのソロが響き続けることです。庄司紗矢香のヴァイオリンの響きをすっかり、堪能しました。指揮者のウルバンスキも心得たもので、オーケストラを伴奏として、控えめに鳴らし、庄司紗矢香のヴァイオリンを引き立てていました。それにうまく合わせていましたし、指揮は申し分ありませんでした。

ところで、今日のプログラムは伝統あるドイツのオーケストラにしては、前半はロシアもの、後半はドヴォルザーク、すなわち、チェコものとは、ある意味、驚きです。ブラームスとかベートーヴェンとかドイツものを何故やらないんでしょう。ヴァントの指揮でブルックナー、ベートーヴェン、ブラームス、シューベルトなどの名演をCDに残してくれていますし、古くはシュミット・イッセルシュテットのブラームスやフルトヴェングラーのブラームスの伝説の名演は忘れられません。そうそう、テンシュテットとのマーラーというのもありましたね。実は2005年の来日演奏では、アラン・ギルバートの指揮で庄司紗矢香とのブラームスのヴァイオリン協奏曲も取り上げています(NHKで放映されたので、saraiの秘蔵映像になっています)。まあ、ドイツもの以外もやるよってことでしょうか。でも、saraiの気のせいか、このオーケストラの持ち味だった渋いドイツ風の響きも聴けなかったような感じもあります。

ということで、後半のドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」ですが、なかなか美しい演奏で気持ちよくは聴けましたが、今一つ、お腹に響いてくるような迫力とか、渋みがありません。これが先ほどから書いているドイツ風の重心の低い響きが不足しているということにつながります。北ドイツ放送交響楽団という看板がなければ、素晴らしい演奏と褒め称えたいところですが、やはり、伝統の力に期待してしまいますからね。今度はドイツものでsaraiの懸念を払拭してもらいましょう。

とは言っても、今日のお目当ては庄司紗矢香のヴァイオリンを聴くことですから、十分に満足しました。コンサート自体、2月は1回も聴かなかったので、実演に触れて、音楽の楽しさを再認識しました。また、ぼちぼち、コンサートに通いましょう。

今日のプログラムは以下です。

  指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ
  ヴァイオリン:庄司紗矢香
  管弦楽:NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(ハンブルク北ドイツ放送交響楽団)


  グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』 序曲
  プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19
       《アンコール》バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003より、第3楽章《アンダンテ》かな?

   《休憩》

  ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」

   《アンコール》

  ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1集 Op.46より、第8番ト短調

庄司紗矢香がアンコールで弾いたバッハの無伴奏ソナタですが、やはり心のこもった素晴らしい演奏でした。このところ、彼女はバッハに取りつかれているようです。また、昨年のような無伴奏のリサイタルを期待しています。


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       庄司紗矢香,  

ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:静かな感銘を受けるフジタ礼拝堂

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/10回目

素晴らしいランチを終え、みなさんに別れを告げて、ランスReimsで最後の目的であるフジタ礼拝堂Chapelle Foujitaに向かうことにします。これがランチしていたレストラン、クリュ・シャンジーCRU Chanzyです。

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向かいの通りの先にランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reimsの重厚な姿が見えています。

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バス通りのシャンジー通りRue Chanzyを歩いて、バス停に向かいます。ヴェル通りRue de Vesleに出ると、右手に見えるランス歌劇場Grand Théâtre de Reimsが気になります。瀟洒な建物です。どんなオペラをやるんでしょう。ロッシーニのオペラ《ランスへの旅》でもやれば、最高でしょうね。

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バス停オペラOpéraから、とりあえずランス駅までバスで出ます。バス停にちょうど5番のバスが停車中だったので、1日乗車券を提示して、乗り込みます。すると、バスのドライバーがムッシュと呼びかけてきます。1日乗車券を磁気センサーにタッチしろということです。タッチするとピッと鳴ります。ただの紙の乗車券と思っていたんですが、これは磁気の埋め込まれたタッチ式の乗車券だったんですね。ということは今まで乗車したのはただ乗りだったのかな。知りませんでした。申し訳けない。バスがなかなか発車しないのでバスのルートマップを見ていると、この5番はランス駅に行かないような気がします。ドライバーに確認すると駅には行かないよっということで慌てて降ります。直後、バスは発車。あぶないところでした。その後やってきた2番のバスで無事、ランス駅に到着。

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ここから11番のバスでフジタ礼拝堂に向かいましょう。11番のバスを探そうとすると、ちょうど、11番のバスがやってきたのを配偶者が発見。ただ、この11番はランス駅行きの表示でここが終着のようです。そのドライバーにバスマップを示して、フジタ礼拝堂の近くのバス停に行きたいと相談するとしばらく頭を捻って、最後はこのバスに乗っていくのがいいというご託宣。しばらくして発車したバスは駅を離れて少し走ったところで、「ムッシュ、ここの通りの先がフジタ礼拝堂だよ」と教えてくれます。バス停ルモワーヌLemoineで降車します。この時点で2時10分になっています。フジタ礼拝堂は午後2時から3時間だけの開館です。そして、saraiがランス駅から次に向かうシャロン=アン=シャンパーニュ行の電車は2時43分発。これを逃すとシャロン=アン=シャンパーニュに行き損ねます。フジタ礼拝堂からの帰りも心配なんです。フジタ礼拝堂近くのバス停フジタFoujitaでランス駅行きの次のバスの時間を確認すると2時16分発。そのバスは数分後に発車するので、これからフジタ礼拝堂を見るのでは到底間に合う筈がありません。ちなみに11番のバスは往きと帰りで経路が異なり、バス停も違うんです。11番のバスに乗ることは断念して、フジタ礼拝堂から駅近くまで歩くしかありませんね。とりあえず、バス停から少し歩いて、フジタ礼拝堂の前に出ます。フジタ礼拝堂は大通りのシャン・ド・マルス通りRue du Champ de Marsの中にひっそりと佇んでいます。このあたりにはランスのシャンパン醸造会社がひしめいています。お隣のシャンパンメゾンのG.H.マム(G.H. Mumm)の資金援助でフジタ礼拝堂が建てられたそうです。この敷地もG.H.マムが提供したんでしょう。

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ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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石のアーチの門をくぐって、フジタ礼拝堂の庭に入ります。緑の庭の中にとても小さな礼拝堂があります。

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礼拝堂の入口でチケットを買って、入館します。もはや、この礼拝堂は宗教施設としては機能していないようです。

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礼拝堂の壁には一面に晩年の藤田嗣治(レオナール・フジタと言うのが正確かもしれません)が描いた宗教画が描かれています。テーマはキリストやマリアに関するものですが、絵はフジタの画風そのものです。見事な作品に感銘を受けます。
これは正面の祭壇の壁画です。中央に聖母子が描かれ、上には神と天使たちがいます。

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これは左側の壁です。漁師だったペテロがキリストの言葉によって、大漁になるシーンが描かれています。ペテロは「これからは魚でなく人間を取る漁師になるのだ」とイエスに諭され、弟子になります。左側は言わずと知れた受胎告知ですね。

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順に見ていきましょう。壁龕の中は最後の晩餐ですね。その上の左側には、キリストの復活が描かれています。

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これは入口の壁です。キリストの磔刑図です。入口のアーチの向こうには緑の庭園が見えています。聖書の物語の世界と現実世界が交差しています。

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これは病人や盲いた者へ施したキリストの奇跡でしょうか。

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これは自ら十字架をゴルゴタの丘へ運ぶキリストです。

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これは十字架から降ろされたキリストです。息絶えたキリストを聖母マリアがその手に抱いています。美しくも哀しいピエタですね。

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上の壁画の右手にちらっとステンドグラスが見えますが、ここではステンドグラスは写真に撮ってはいけないそうです。ステンドグラスもフジタがデザインした美しいものです。
これで一応、すべての壁画を鑑賞しました。フジタは戦争中(第2次世界大戦)に色んなことがあり、残念に思うことも多々ありますが、この晩年の作品はフジタの才能を遺憾なく発揮したものと言えます。
再度、主要な壁画をいくつかピックアップして鑑賞します。
キリストの復活です。墓を見守る筈の兵士たちが居眠りしています。

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聖母子を聖女たちが礼拝しています。

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受胎告知と漁師ペテロがキリストに帰依するシーンです。

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無理して、ここへ来て、よかったと思います。晩年のフジタが宗教に救いを求めて描いた、人生の総括とも言える作品に静かなる感銘を受けました。

狭い礼拝堂の作品を鑑賞するのにさほどの時間は要しませんでした。フジタの遺作に別れを告げ、礼拝堂の庭を出ます。

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さあ、もう、時間がありません。急いで駅に向かいます。電車の出発に間に合うか、どうかは確信が持てないままです。バスも行ってしまったし、ともかく、歩くしかありません。もう、残り20分です。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:ランス駅発の電車に間に合うか・・・まるで綱渡り!!

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/11回目

フジタ礼拝堂Chapelle Foujitaの慌ただしいけれども感銘深い鑑賞を終えて、2時43分発のシャロン=アン=シャンパーニュ行の電車に乗るべく、急いで駅に向かいます。この電車を逃すと、シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneの訪問を断念しないといけません。もう、残す時間は20分。バスもありません。歩くしかありませんが、たった20分で歩けるという確信もありません。ともかく、急いで駅のほうに歩き始めます。歩き始めたシャン・ド・マルス通りRue du Champ de Marsの向かい側には、シャンパンメゾンのG.H.マム(G.H. Mumm)が見えます。

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通りのこっち側にも、シャンパンメゾンのG.H.マムの美しい建物があります。まあ、そんなものに気を取られている場合ではありませんけどね。

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このあたり一帯はG.H.マムが所有しているようです。余計な観察をしながらも、足は速めます。

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10分くらいでバス2区間分歩くと、駅に続く緑の大きな公園、ラ・ポルタ・ドゥ・マース公園Square de la Porte de Marsの前に出ます。この公園の先はどでかい並木道、レ・オーテ・プロムナーデLes Hautes Promenadesが続くので、駅はまだまだ先です。

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残す時間は10分を切りました。もう電車にぎりぎりの時間です。若ければ走るところですが、もうsaraiには無理。すると、配偶者が停留所に入ってくるトラムをいち早く発見。トラムの停留所までならダッシュできます。停留所に滑り込んでくるトラムに追いつき、猛然と飛び乗ります。乗ったら余裕で1日乗車券をピッと読み取り機にかざします。トラムが1停留所分走ってランス駅の駅前のギャール・サントル駅Gare Centreに到着したのはシャロン=アン=シャンパーニュ行の電車が発車する7分前。もう余裕です。トラムに乗れなければ、間に合わなかったかもしれません。駅前で配偶者はニコニコ顔。もちろん、saraiもほっと安堵しています。

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フジタ礼拝堂からランス駅までの急行ルートを地図で振り返ってみましょう。

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ゆっくりと駅構内に入り、電光掲示板で電車を確認します。もう大丈夫です。

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ホームに出ると、向かいのホームにTGVが停まっています。これは関係ありません。

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シャロン=アン=シャンパーニュ行の電車の出るホームGに地下通路から移動します。

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ホームGに移動すると、既に電車が入線しています。シャンパーニュ地方を走るローカル電車です。

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発車まであと3分です。さあ、乗り込みましょう。窓際の席に落ち着きます。向かいのホームHにもローカル電車が停車しています。ここで乗り間違えたら、致命傷ですが、ちゃんと確認したので大丈夫。

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無事にシャロン=アン=シャンパーニュ行の電車に乗り込みました。配偶者は満面の笑みでVサイン。

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定刻に電車は発車します。駅を出るとすぐに右手の車窓から、遠く尖塔が望めます。ランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reimsでしょうか。

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すぐにランス大聖堂のほぼ全体の姿が見えます。ずいぶん遠くに見えます。これがランス大聖堂の見納めです。

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ローカル電車の車内はガラガラです。これでは電車の本数が極端に少ないのも仕方のないことですね。

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10分ほど走ると、周りは大平原です。期待していたようなワイン畑は見当たりません。一体、シャンパンを作る葡萄はどこで栽培しているんでしょう。

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それでも美しい緑の野菜畑は目に優しいです。

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20分ほどで途中の停車駅、ムールムロン=ル=プティMOURMELON LE PETITに到着。

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次は20分ほどでシャロン=アン=シャンパーニュです。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:シャロン=アン=シャンパーニュに到着・・・日差しが暑い!

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/12回目

ぎりぎりの時間で乗り込んだシャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneへ向かうローカル電車は既に半分の行程をこなして、途中の停車駅のムールムロン=ル=プティMOURMELON LE PETITまでやってきました。

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ムールムロン=ル=プティを出た電車は順調に走り、車窓は一面の麦畑です。一向にワイン畑は現れません。

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麦畑の中を走るうちに、シャロン=アン=シャンパーニュまで、もう5分ほどになります。

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ランスReimsから40分ほど走り、2駅先のシャロン=アン=シャンパーニュに無事到着。

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ランスからシャロン=アン=シャンパーニュまでのおおよその鉄道移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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これがここまで乗ってきたシャンパーニュ地方のローカル電車です。派手な塗装が施されています。

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到着したのは予定通り、午後3時20分です。駅舎を出ると、駅の前にタクシーが停まっていますが、まずは歩いて町の中心にあるツーリストインフォメーションまで行きます。

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駅前通りAvenue de la Gareを歩いて、シャロン=アン=シャンパーニュの町を貫く大通り、ジャン・ジョレス通りRue Jean Jaurèsに出ます。この通りを東の方に向かいます。ジャン・ジョレス通りはとても広い通りです。

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通りは線路の上を越えていきます。見下ろすと、シャロン=アン=シャンパーニュ駅Gare de Châlons-en-Champagneのホームが見渡せます。

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すぐにジャン・ジョレス通りはマルヌ川la rivière de la Marneにさしかかります。川の流れは結構、速そうです。

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大きな橋がマルヌ川の上に架かっています。

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橋の中ほどから、マルヌ川の流れを眺めます。川の両岸は緑の樹木に覆われています。川の水も緑色。マルヌ川は緑の川です。ちなみにマルヌ川はセーヌ川に合流して、北海に注ぎ込みます。

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橋の先は通りの両側に大きな建物が建ち並んでいます。市街地にはいるようです。配偶者は元気にすたすたと歩いていきます。

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橋を渡り終えると、その先に、何とまた、水の流れが見えます。一体、川が何本あるんでしょうね。

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この流れはさきほどのマルヌ川とは異なり、穏やかな流れです。この流れは川ではなく、マルヌ川と並行する運河カナル・ラテラル・ア・ラ・マルヌCanal latéral à la Marneです。運河の周りは美しい風景になっています。

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運河を越えると、レオン・ブリュム通りBoulevard Léon Blumと交差するロータリーにぶつかります。

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ロータリーを過ぎると、通りの名前がマルヌ通りRue de la Marneに変わります。マルヌ通りを少し進むと、通りの右手に大きな教会の建物が見えます。

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この教会はサン・エティエンヌ大聖堂Cathédrale Saint Etienneです。この由緒ある教会はノートルダム大聖堂巡りが終わって、時間があれば、是非とも見学したいものです。

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もう、ここまで10分以上も歩いています。駅からツーリストインフォメーションまではなかなか遠いですね。それにだだっ広い道は遮るものもなく、強い陽光が照りつけます。ちょっと、うんざりしながらも歩き続けるしかありません。
ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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さあ、頑張ろう!



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:シャロン=アン=シャンパーニュからレピーヌへ絶景の中を走る

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/13回目

シャロン=アン=シャンパーニュ駅Gare de Châlons-en-Champagneから、まずはツーリストインフォメーションに向かっています。ところが、これが結構遠いんです。重い足を動かしながら、強い陽光の照りつける道をひたすら歩きます。サン・エティエンヌ大聖堂Cathédrale Saint Etienneを通り過ぎると、広かったマルヌ通りRue de la Marneの道幅が狭くなります。道の両側には綺麗な建物が並んでいます。

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通りの正面に大きなドームが見えてきます。市庁舎Hôtel de villeのようです。

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また、運河に架かる橋、ナウ橋Le Pont du Nauにさしかかります。ツーリストインフォメーションはここから左に入ったところにある筈です。

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運河沿いにちょっと歩くと、左手に木骨造り(コロンバージュ)の建物があります。これがツーリストインフォメーションです。

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ツーリストインフォメーション前の運河には、クルーズボートが航行しています。いいなあ・・・乗りたいなあ。でも、そんな時間はありません。

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結局、15分以上も歩いて、ツーリストインフォメーションに到着。わざわざ、ツーリストインフォメーションを訪れたのはここのスタッフとシャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneのノートルダム大聖堂巡りについて、Eメールで相談させてもらっていたからです。その若い女性スタッフ、セルマはちょうど先着の観光客の対応中。その対応が終わったところで日本から来た旨を告げると、ちゃんと相談内容を把握していました。このシャロン=アン=シャンパーニュにあるノートル・ダム・アン・ヴォー教会Notre-Dame-en-Vauxと隣の村のレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameをタクシーで巡るということにしていて、彼女がその手配をしてくれることになっていたんです。特にシャロン=アン=シャンパーニュからレピーヌへのバスは本数が極端に少なくて、バスを利用することは困難なんです。シャロン=アン=シャンパーニュ駅前からタクシーに乗って、レピーヌに行くことも可能ですが、それでは帰りの足がなくなってしまいます。彼女と相談して、タクシーにはレピーヌのノートルダム大寺院を鑑賞中は待っていてもらうことにします。その手筈でタクシーを呼んでもらいます。タクシーのドライバーへの指示のメモもフランス語で書いてもらいます。これがそのメモ。ありがたいですね。

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もちろん、観光案内付きの市内地図もいただきます。

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すっかりとお世話になり、感謝しながらツーリストインフォメーションを後にします。先ほどのナウ橋の前でタクシーの来るのを待ちます。マルヌ通りRue de la Marneは狭い一方通行です。車は駅の方からやってきます。

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こちらは進行方向です。市庁舎の建物が大きく見えています。

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ナウ橋の先にツーリストインフォメーションの建物が見えています。

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しばらく待たされますが、やがて、タクシーが到着。メモを渡すと、了解してくれた模様です。もちろん、英語は通じません。シャロン=アン=シャンパーニュの町の中を走り出します。
ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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タクシーはシャロン=アン=シャンパーニュの町を出て、美しい平原の中を走っていきます。

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大平原の中の一本道です。周りの緑の野原は夢のように美しい景色を作っています。

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空と野原だけが広大に続いています。

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いやはや、世の中にこんな景色があるんですね。まさに絶景です。

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道はどこまでもまっすぐ続いています。この道はリュクサンブール通りAvenue du Luxembourgという名前が付けられています。

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ずい分、長い間、走っているような錯覚に陥りますが、まだ、ほんの5分ほど走っただけです。タクシーはレピーヌを目指して、まっすぐに走っていきます。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:絶景の先はレピーヌのノートルダム大寺院

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/14回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneから、隣の村のレピーヌL'Epineに続くまっすぐな一本道、リュクサンブール通りAvenue du Luxembourgをタクシーが超絶的に美しい眺めの中を走っていきます。周りにあるのは青空と緑の大平原だけです。

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なだらかな起伏の中、タクシーはぐんぐん走っていきます。saraiは素晴らしい絶景を文字通り、息を呑みながら、見とれるばかりです。写真では美しいパノラマの全貌をお伝えできないのが残念です。

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と、平原の向こうにかすかに建物らしきものが見えてきます。

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忽然とレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameが見えてきます。タクシーで10分足らずです。距離的にはずい分走った感覚です。

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タクシーはノートルダム大寺院のすぐ目の前に停車します。タクシーを降りると、目の前に巨大な塔がそそり立っています。

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タクシーは約束通り、通りの端に停まって、我々の帰りを待っていてくれます。タクシーの停車場所と車の色・形をちゃんと確認しながら、ノートルダム大寺院の正面に向かいます。置いてけぼりを食っては大変ですからね。

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通りを挟んで、大寺院の向かいには、レピーヌの村役場Association Fonciere de l'Epineの建物が建っています。このあたりがレピーヌの村の中心地なんですね。閑散としたものです。

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リュクサンブール通り沿いには、それでも、建物が並んで建っています。木骨造り(コロンバージュ)の建物もあるので、やはり、ここは観光地なんでしょう。

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一応、小さいながらもホテルもあります。

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ノートルダム大寺院の正面にまわって、ファサードを眺めます。素晴らしいゴシック様式の建築です。建物だけで言えば、大聖堂、すなわち、カテドラルにもひけをとりません。ただ、ここには司教座が置かれていないので、大寺院、すなわち、バシリカという大聖堂に次ぐ格になります。この後で見る予定のシャロン=アン=シャンパーニュのノートル・ダム・アン・ヴォー教会Notre-Dame-en-Vauxは単なる教会なので、この大寺院よりも格は下になります。

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さて、ファサードに近づいてみましょう。素晴らしい彫刻装飾が施されています。

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これは左の扉口です。タンパンはステンドグラスになっています。流石にこれまで見てきたノートルダム大聖堂に比べると、装飾が簡素ですね。

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これは中央の扉口です。タンパンには聖書の物語が描かれているようですが、とても素朴な彫刻に留まっています。扉の中央の柱には聖母子の彫刻、扉口の上部の切妻には十字架のキリストの彫刻が飾られています。

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これは右の扉口です。タンパンは左の扉口と同様にステンドグラスになっています。これも装飾が簡素ですね。

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右の鍾塔を見上げます。これは素晴らしいですね。まさに天に突きさすかの如くという見事なものです。

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これは左の鍾塔です。右の鍾塔とは高さも少し低くて、形も異なっていますが、同様に素晴らしいです。しかし、何故にゴシック建築の鍾塔は左右で形が異なるのでしょう。もちろん、作った時期が異なるのでしょうが、左右シンメトリーという美学はなかったのでしょうか。バロック建築は左右シンメトリーですよね・・・。

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さあ、内部を鑑賞しましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:レピーヌのノートルダム大寺院・・・内部鑑賞その1

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/15回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneの隣の村のレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameの素晴らしいファサードを鑑賞しました。さあ、内部を鑑賞しましょう。タクシーを待たせているので、ぐずぐずしていられません。内部は3層構造のこぶりな造りです。列柱の並びは美しいですね。この感じでは前期ゴシック様式でしょうか。フランスですから、フランボワイアン・ゴシック様式ですね。

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身廊を進んでいきます。身廊の中ほどに木のアーチが立っています。神の慈しみMiséricordieux Comme Le Pèreという文字が書かれています。これまで、各地の教会(ル・アーヴルのサン・ジョセフ教会とか)で同様のメッセージやイラストを見ました。何でも現在は《いつくしみの特別聖年》の期間中なのだそうです。教皇フランシスコは2015年12月3日、第二バチカン公会議閉幕50周年にあたる日にこの《いつくしみの特別聖年》の開幕を呼び掛けて、2016年11月20日まで続けるそうです。(もっともこれは既に昨年終了していますね。)要は社会で蔓延している社会的、宗教的な種々の問題を憂慮して、信者たちに慈しみの精神の復活を呼び掛けていたんですね。残念ながら、今も世界はテロや差別や戦争などが続いています。

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この神の慈しみの門をくぐって、身廊内を進みます。クロッシングの祭壇の上に天上から吊り下げられた十字架のキリスト像が目を惹きます。

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側廊には美しいステンドグラスが見えます。

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これらのステンドグラスは修復されたもののようです。

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クロッシングの前に立ちます。十字架のキリスト像の先には豪華な内装の内陣が見えます。

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クロッシングと内陣を区切る見事な衝立の先に美しい内陣が見えます。

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こちらは北翼廊です。薔薇窓のあるべき場所の前にパイプオルガンが設置されています。扉口の上にはステンドグラスが見えます。

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こちらは南翼廊です。ステンドグラスが素晴らしいですね。

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これは内陣の天井と高いところにあるステンドグラスです。内陣は3層構造です。奥正面の3面のステンドグラスだけが修復されています。とても美しいですね。

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内陣の祭壇です。意外に簡素ですね。

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後陣の礼拝堂のステンドグラスです。

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順に見ていきます。

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色とりどりです。

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これが最後のステンドグラスです。

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内陣から側廊を眺めたところです。

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北翼廊の扉口の前には井戸があります。

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この聖なる井戸から汲んだ水が木の桶に溜められていて、飲めるようです。折角ですから、saraiがいただいてみましょう。何か、ご利益があるかも・・・。

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まあ、普通の水でした・・・。

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ノートルダム大寺院の内部鑑賞はもう少し続きます。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:レピーヌのノートルダム大寺院・・・内部鑑賞その2

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/16回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneの隣の村のレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameの内部を鑑賞しています。内陣から身廊に戻って、南の側廊に出ます。側廊のステンドグラスがちらっと見えています。

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側廊から内陣方向を見ます。翼廊の空間の先に周歩廊のステンドグラスが見えています。

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身廊の真ん中から西ファサードの裏側を眺めます。大きな薔薇窓が見えますが、残念ながら、ステンドグラスは失われています。

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今度は振り返って、内陣の上方を眺めます。クロッシングの天井から吊り下げらている十字架のキリスト像、そのキリストを礼拝する二人の人物像が見えます。二人の人物は聖母マリアとマグダラのマリアでしょうか。

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クロッシングから内陣にかけての独特のデザインはとても印象的で美しく感じます。これこそ、この大寺院の祭壇画に代わるものだと実感します。

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身廊の中ほどにはオルガン席があります。側廊のステンドグラスと調和しています。

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西ファサード裏の大薔薇窓をよく見ると、ちゃんとステンドグラスになっています。さっきは遠くで見たので誤認したようです。負け惜しみですが、ステンドグラスの色味が薄いですね。

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身廊の端まで戻ってきました。身廊全体と北側廊を眺めます。

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次は逆サイドに寄って、身廊全体と南側廊を眺めます。美しい空間ですね。

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このレピーヌのノートルダム大寺院はサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路にもなっている教会です。巡礼ならぬサイクルツーリング中の一団だけが大寺院内にいるだけです。ほかには誰も訪れるものはいません。小さな村には似つかわしくない素晴らしい教会です。その美しさを胸に収めて、外に出ます。西ファサード前の広場です。地元のご夫婦が散策中のようです。

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教会の南側には付属の墓所があります。

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ここから西ファサードの南側の鍾塔を見上げます。素晴らしい尖塔です。

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鍾塔に続く南翼廊です。

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この南翼廊の前を通って、大寺院の周りをまわってみましょう。

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南側の墓所です。ちゃんと手入れが行き届いていますね。

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教会の東側はすぐ住宅地になっています。

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大寺院の南側面の眺めです。

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内陣の裏に周ります。

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大寺院の周りを一周したら、待っているタクシーに乗り込みます。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:レピーヌのノートルダム大寺院からシャロン=アン=シャンパーニュへ

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/17回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneの隣の村のレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameの内部の鑑賞を終え、大寺院の周りを一周しながら外観を眺めています。大寺院の内陣の奥にやってくると、その先には綺麗な花を飾っているお宅があります。

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内陣奥にある民家前の道路を周って、大寺院の北側のほうに向かいます。

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ちょうど、大寺院の内陣の真裏に出ます。石造りの建物の美しい装飾が印象的です。

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大寺院の北側に周り込みました。レピーヌの村を貫く大通り、リュクサンブール通りAvenue du Luxembourgです。ここからの大寺院の北側面の眺めです。

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北ファサードの扉口が見えてきます。

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リュクサンブール通りには、待たせているタクシーが向きをシャロン=アン=シャンパーニュのほうに変えて、停車している姿が見えます。もう少しで大寺院を一周したら、乗り込むので、タクシーの運転手さんにはちょっと待ってもらいましょう。それにしても、タクシーがちゃんと待っていたので、一安心ではあります。

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北ファサードの扉口から西ファサードのほうに向かいます。

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西ファサードの北側の鍾塔を見上げます。堂々たる姿です。

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リュクサンブール通りを挟んで、ノートルダム大寺院の向かいの37番地には、門扉の先に立派なお邸が見えます。どんな人が住んでいるのか、想像が膨らみます。

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リュクサンブール通りを渡って、タクシーの近くに歩み寄ります。ここからの大寺院の眺めです。

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タクシーに乗り込む前に、最後にノートルダム大寺院の重厚な姿を記憶に留めます。

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待っていてくれたタクシーに乗り込み、再び、美しい平原の中をシャロン=アン=シャンパーニュに走り始めます。

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シャロン=アン=シャンパーニュへ続くリュクサンブール通りはいったん、緩やかな下り坂になっています。

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下り坂を過ぎると、今度は緩やかな上り坂に転じます。

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周りには空と緑の平原だけが広がっています。

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絶景の中をタクシーはシャロン=アン=シャンパーニュに向けて、走り続けます。

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ゆったりとこの美しい景色を楽しみます。

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やがて、行く手に町が見えてきます。

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シャロン=アン=シャンパーニュは間近です。



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楽隊の熱狂・・・アルトリヒテル&プラハ交響楽団@東京芸術劇場 2017.3.16

正直言って、ナショナリズムは苦手というか、嫌いだし、それでも、スポーツでは、つい熱狂してしまう自分を恥じているという屈折したものがあります。音楽では幸いにも日本にはナショナリズムを喚起するものがありませんが、海外には結構、愛国的な作品、例えば、シベリウスの《フィンランディア》とか、チャイコフスキーの《1812年》とか、今日の《わが祖国》があります。ナショナリズムが嫌いなsaraiでも、海外の愛国ものは別に抵抗感はありません。何の屈折もありませんからね。で、今日はそのスメタナ作の《わが祖国》全曲を初めて生で聴きます。演奏はやはり、本場の音楽家たちじゃないといけません。チェコの指揮者アルトリヒテルとチェコを代表するオーケストラのひとつ、プラハ交響楽団の演奏です。有名な音楽祭、《プラハの春》はスメタナの命日の5月12日にこの《わが祖国》で毎年、オープニングを飾りますが、もちろん、このプラハ交響楽団がオープニングを飾ったこともあるようです。そして、このプラハ交響楽団の本拠地はプラハ市民会館の中のスメタナホールです。saraiは残念ながら、スケジュールが合わず、このスメタナホールに入ったことはありませんが、市民会館で開かれていたアルフォンス・ミュシャ展の際にこっそり、スメタナホールでリハーサル中のプラハ交響楽団を覗いたことはあります。そのときの記事はここです。プラハ交響楽団自体は4年前、2013年1月の来日公演を聴いています。そのときの記事はここです。

今日の演奏ですが、お国ものということで大変に熱い演奏でした。音楽的なレベルはこの際、横に置いておくとして、よい意味で《ローカル楽隊》の熱狂を聴いて、こちらまで熱くなった感ありです。指揮者のアルトリヒテルは風貌も仕草もまさにローカル楽隊の楽長然としていました。こういう《わが祖国》の演奏もありでしょう。アンサンブルの揃った精密な演奏は秋に聴く予定のチェコ・フィルに期待することにします。

今年は本場ものの演奏を2回も聴くので、ちょっと力を入れて、予習しました。キーワードはクーベリックとチェコ・フィルです。

 1954年録音 ヴァーツラフ・ターリッヒ指揮チェコ・フィル LP
 1963年録音 カレル・アンチェル指揮チェコ・フィル LP
 1971年録音 ラファエル・クーべリック指揮ボストン響
 1975年録音 ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィル LP
 1990年録音 ラファエル・クーべリック指揮チェコ・フィル 《プラハの春》ライヴ
 1990年録音 イルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィル
 1991年録音 ラファエル・クーべリック指揮チェコ・フィル 来日公演、サントリーホール・ライヴ

一番、しっくりと聴き応えがあったのはターリッヒ指揮チェコ・フィル。安定感があり、ツボにはまった演奏です。引退していたクーベリックが1889年のビロード革命後にハヴェル大統領に請われて復帰した《プラハの春》ライヴは聴き逃がせない熱気に満ちた演奏です。音楽的に一番完成度が高く、手元に置いて聴きたい演奏はクーべリック指揮ボストン響の演奏です。クーベリックのサントリーホール・ライヴは彼の最後のコンサートだったようです。クーベリックのファン(saraiも)には聴き逃がせません。アンチェル指揮チェコ・フィルは世評に高い演奏で、これも見事な演奏。ノイマン指揮チェコ・フィルもびっくりするほど素晴らしい演奏です。

今日のプログラムは以下です。

  指揮:ペトル・アルトリヒテル
  管弦楽:プラハ交響楽団


  スメタナ:連作交響詩《わが祖国》
   第1曲 高い城(ヴィシェフラト)
   第2曲 モルダウ(ヴルタヴァ)
   第3曲 シャールカ

   《休憩》

   第4曲 ボヘミアの森と草原から
   第5曲 ターボル
   第6曲 ブラニーク

   《アンコール》 なし
  


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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:シャロン=アン=シャンパーニュのノートル・ダム・アン・ヴォー教会

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/18回目

レピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameから、待っていてもらったタクシーに乗って、シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneに戻ってきました。タクシーにノートル・ダム・アン・ヴォー教会collégiale Notre-Dame-en-Vauxまで運んでもらいます。チップをはずみ、ここでタクシーのドライバーと別れます。タクシーはノートル・ダム・アン・ヴォー教会の南側面の入口のちょうど真ん前で我々を下してくれたので、すぐに教会内部に入ります。入ったところが身廊の中ほどなので、大きな内陣が目の前です。

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祭壇の前に進みます。この教会の祭壇も簡素で祭壇画とか彫刻はなく、教会のミニチュアの中に十字架が飾ってあります。

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祭壇前から身廊を振り返ると、西ファサードの大薔薇窓が見えます。

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ここもステンドグラスが修復されているようです。恐らくフランス全土の教会で順次、ステンドグラスの修復、あるいは新作成を行っているようですね。

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西ファサード裏の大薔薇窓とステンドグラスを眺めます。これも修復されたものでしょうか。

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とても綺麗なステンドグラスがあります。あまりに美しいのは、修復されたとしか思えませんが、どうやら、16世紀の作品そのもののようです。これは大変な事実誤認をしたようです。ルネッサンス期のステンドグラスがちゃんと残っているようです。

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身廊の後ろのほうから、教会全体を眺めます。4層の大きなゴシック空間です。

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天井は4分のリブヴォールトです。すっきりしていますね。

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側廊には美しいステンドグラスが並びます。

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実に精細なステンドグラスです。

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これは北側廊から内陣方向を見たところです。

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4層の身廊の側面です。

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側廊にはステンドグラスが並びます。

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北側面と内陣を眺めます。素晴らしい空間構成です。

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逆サイドの南側面と内陣を眺めます。

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美しい木製の説教壇です。

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北翼廊のあたりから内陣を眺めます。

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南翼廊のステンドグラスと大きな絵画です。絵画のテーマは聖母被昇天かな? このあたりの教会には絵画はほとんど見当たらなかったのですが、ようやく、ここで2枚も見ることができます。

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内陣に進みましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:ノートル・ダム・アン・ヴォー教会の内部と外観

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/19回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneのノートル・ダム・アン・ヴォー教会collégiale Notre-Dame-en-Vauxの内部を鑑賞しているところです。身廊、側廊、翼廊を見て、内陣に進みます。周歩廊から内陣の上方を見上げます。雄大で美しい眺めです。

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内陣から身廊を眺めます。優美な建物ですね。

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内陣の祭壇前から上を見上げます。ステンドグラスの美しさに魅了されます。天井の8分リブヴォールトも目を惹きます。

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これは祭壇です。内陣の風景にマッチしています。

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内陣奥の聖母子の礼拝堂です。聖母子像の後ろには3枚の美しいステンドグラスが並びます。

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こちらの礼拝堂も美しいステンドグラスが並びます。そして、その前にある彫刻は聖母マリアかな。それともマグダラのマリア?

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聖母マリア、あるいはマグダラのマリアと思しき彫像です。上方を見上げる姿は定番ではありますが、とても魅惑的です。

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内陣から再び身廊に視線を向けます。石造りの建物とステンドグラスの組み合わせが最高です。

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ノートル・ダム・アン・ヴォー教会の内部鑑賞はこのあたりでお終いにしましょう。南側廊にある出入り口に向かいます。

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教会の外に出ます。出たところはヴォー通りRue de Vauxに面しています。

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教会にタクシーで着いたときには入口の真ん前で降りて、そのまま教会の中に入ったので、まだ、教会の外観を見ていません。教会から少し離れたところから外観を眺めましょう。ヴォー通りを西のほうに歩いていくと、綺麗なロータリーがあります。彫像も見えます。これはジャン・タロンJean Talonの像です。彼はこの地の出身でノートル・ダム・アン・ヴォー教会で洗礼を受けた人物です。17世紀、ニュー・フランスと呼ばれていたカナダの監督官として、ルイ14世とコルベールによってケベックに派遣され、カナダで初めての国勢調査を行うなど活躍し、今でもカナダのケベック州では彼の名を冠した場所や建物が多く存在します。

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とりあえず、間近から、西ファサードの南塔を見上げます。

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教会の建物の南側面も見ておきましょう。

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少し離れると、ようやく、西ファサードを見渡すことができます。素晴らしいファサードです。

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ノートル・ダム・アン・ヴォー教会の西ファサード前には、マルヌ川la rivière de la Marneから分岐したサン・マルタン運河Canal Saint-Martinのさらに分流した運河があります。

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この運河を渡って、バルバ通りQuai Barbatから教会を眺めることにします。西ファサードがよく見えます。なんとも優美な建物です。

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西ファサードの正面まで移動します。見事なファサードの眺めです。運河のお陰で西ファサードの全貌を眺めることができます。

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ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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また、運河を渡って、教会近くに戻って、教会のまわりを一周しましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:ノートル・ダム・アン・ヴォー教会からサン・エティエンヌ大聖堂へ

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/20回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneのノートル・ダム・アン・ヴォー教会collégiale Notre-Dame-en-Vauxの内部を鑑賞し終えて、外観を眺めながら、周りを一周しています。バルバ通りQuai Barbatから運河を渡って、ヴォー通りRue de Vaux沿いに教会の前に戻ってきました。南ファサードの前に立ちます。タンパンにはうっすらと彫刻の跡は見えますが、何が描かれているのかは分かりません。

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教会の南側面に沿って、ヴォー通りを進むと、モンセニョール・ティスィエ広場Place Mgr Tissierのロータリーに行き当たります。噴水が上がっています。

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ノートル・ダム・アン・ヴォー教会の後陣部分がこのモンセニョール・ティスィエ広場に面しています。多くのステンドグラスが3層に重なって並んでいます。

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後陣部分に沿って、北側に周り込みます。鐘楼と北翼廊が見えています。教会の北側面には別の建物があって、そちらに周り込むことはできません。

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仕方がないので、いったん、教会の北側のほうに遠ざかります。

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結局、ぐるっと周って、運河の前に出てきました。運河沿いのノートル・ダム通りQuai Notre Dameから西ファサードが見えます。

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おやっ、運河をクルーズボートが走っています。町に着いたときにもクルーズボートを見ました。結構、走っているようですね。

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運河を渡ったところから、運河越しにノートル・ダム・アン・ヴォー教会の西ファサードを眺めます。教会の建物のほぼ全体が見通せます。素晴らしい眺めに満足! こういうのが見たかったんです。

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この絶景を最高のポイントから眺めてみましょう。ノートル・ダム・アン・ヴォー教会の最高の一枚はこれに決定です。

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これで今日の目的は果たしました。ノートルダム大聖堂巡りのテーマの下、ランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reims、レピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dame、シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneのノートル・ダム・アン・ヴォー教会collégiale Notre-Dame-en-Vauxを無事、見ることができました。この後はシャロン=アン=シャンパーニュ駅に向かえばよいのですが、その途中、この町にあるもう一つの大きな教会、サン・エティエンヌ大聖堂Cathédrale Saint Etienneも見ていきましょう。来るときもその横を通り過ぎてきましたね。
ヴィヴィエ通りRue des Viviers、ガントレ通りRue du Ganteletを抜けて、目抜き通りのマルヌ通りRue de la Marneに出ます。後ろを振り返ると、市庁舎Hôtel de villeの建物が見えます。

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さあ、マルヌ通りを駅に向けて、西方向に歩いていきます。

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やがて、サン・エティエンヌ大聖堂の前に出ます。

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ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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北正面のファサードが入口になっています。早速、中に入りましょう。中に入ると、いきなり、南翼廊の大薔薇窓とランセット窓の美しいステンドグラスが目に入ります。素晴らしいですね。

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北側廊を眺めると、ステンドグラスがちらっと見えます。

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素晴らしいステンドグラスです。この教会もノートル・ダム・アン・ヴォー教会と同様にステンドグラスが見事です。

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実は予約したTGVの時間まであまり余裕がないので、内部を急いで鑑賞しましょう。



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今年はアンドラーシュ・シフのピアノを聴く年

明日、3月21日と1日置いた、3月23日はオペラシティでアンドラーシュ・シフのピアノ・リサイタルがあり、両日ともsaraiは聴きに出かけます。そのリサイタルのテーマは《The Last Sonatas》すなわち、最後のソナタです。4人のウィーンで活躍した作曲家、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの最後のピアノ・ソナタ、最後から2番目のピアノ・ソナタが演奏されます。欧米でのリサイタルでは最後から3番目のピアノ・ソナタも演奏されたそうですが、日本ではそれはカットして、2日間に圧縮したリサイタルになったそうです。3日間のリサイタルが聴きたかったところです。ちょっと残念です。
それにしても、特にシューベルトの最晩年の遺作ソナタ3曲、第19~21番(D.958~D.960)、ベートーヴェンの後期3曲、第30~32番(Op.109~Op.111)はピアノ・ソナタの最高峰とも言える超名曲です。それに敢然と挑むアンドラーシュ・シフに敬意を表して、saraiも万全の準備、すなわち、予習を行うことを決意しました。シューベルトとベートーヴェンの名演の数々を聴き尽すという企てです。
その前にまず、今回のリサイタルのプログラムを確認しておきましょう。


■3月21日(火) 東京オペラシティ コンサートホール
 
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17(16)番 変ロ長調 K.570
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
ハイドン:ピアノ・ソナタ ニ長調 Hob. XVI: 51
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959
  ※休憩なし

■3月23日(木) 東京オペラシティ コンサートホール
 
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第18(17)番 ニ長調 K.576
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
ハイドン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob. XVI: 52
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
  ※休憩なし


凄いプログラムですね。
実は今年は夏のザルツブルク音楽祭でもアンドラーシュ・シフの3夜にわたるピアノ・リサイタルを聴きます。今年だけでシフのリサイタルが5回。これまでsaraiはシフの実演は2014年の紀尾井ホールで一度だけ聴いただけ。その頃まではsaraiはシフと言えばバッハだけを聴いていましたが、今や、バッハだけでなく、モーツァルトからシューベルトまで広く聴くようになり、お気に入りのピアニストの一人になっています。今年のザルツブルクで聴くのはバッハ、シューマン、ヤナーチェク、バルトークの4人の作曲家です。ザルツブルク音楽祭のプログラムも確認しておきましょう。いずれも前半はバッハとバルトークを交互に演奏し、後半はヤナーチェクとシューマンというプログラムです。


■7月27日(木) ザルツブルク・モーツァルティウム大ホール

J.C.バッハ:2声のインヴェンション, BWV 772–776
バルトーク:子供のために~10の小品, Sz. 42
J.C.バッハ:2声のインヴェンション, BWV 777–781
バルトーク:民謡の旋律による3つのロンド, Sz. 84
J.C.バッハ:2声のインヴェンション, BWV 782–786
バルトーク:3つのブルレスク, Sz 47
ヤナーチェク:『草かげの小径にて』(第1集)
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集, Op. 6

■7月29日(土) ザルツブルク・モーツァルティウム大ホール

J.C.バッハ:3声のシンフォニア, BWV 787–791
バルトーク:組曲, Op. 14 Sz. 62
J.C.バッハ:3声のシンフォニア, BWV 792–796
バルトーク:戸外にて - 5つの小品, Sz. 81, No. 1–3
J.C.バッハ:3声のシンフォニア, BWV 797–801
バルトーク:戸外にて - 5つの小品, Sz. 81, No. 4–5
ヤナーチェク:ピアノソナタ 変ホ短調『1905年10月1日 街頭にて』
シューマン:ピアノ・ソナタ 嬰へ短調, Op. 11

■8月2日(水) ザルツブルク・モーツァルティウム大ホール

J.C.バッハ:カプリッチョ『最愛の兄の旅立ちに寄せて』変ロ長調, BWV 992
バルトーク:ミクロコスモス~『ブルガリアのリズムによる6つの舞曲』 (第6巻), Sz. 107, No. 1–3
J.C.バッハ:4つのデュエット第1番 ホ短調, BWV 802(クラヴィーア練習曲集第3部)
J.C.バッハ:4つのデュエット第2番 ヘ長調, BWV 803(クラヴィーア練習曲集第3部)
バルトーク:ミクロコスモス~『ブルガリアのリズムによる6つの舞曲』 (第6巻), Sz. 107, No. 4–6
J.C.バッハ:4つのデュエット第3番 ト長調, BWV 804(クラヴィーア練習曲集第3部)
J.C.バッハ:4つのデュエット第4番 イ短調, BWV 805(クラヴィーア練習曲集第3部)
バルトーク:ピアノ・ソナタ, Sz. 80
ヤナーチェク:霧の中で
シューマン:幻想曲 in C, Op. 17


これでことしはアンドラーシュ・シフのピアノで8人の作曲家の作品を集中的に聴くことになります。
シューベルト、ベートーヴェンの晩年の作品の予習については稿を改めて、アップしますね。


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       シフ,  

今年はアンドラーシュ・シフのピアノを聴く年:シューベルト予習編

シューベルトの最晩年の遺作ソナタ3曲、第19~21番(D.958~D.960)のうち、ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959とピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960の2曲について、集中的に聴きます。シューベルトのピアノ・ソナタ集(全集含む)や後期ピアノ・ソナタ集でこの2曲を録音したCDが多いのですが、第21番単独のものも結構あります。以下が聴いたCDです。計32枚(内、第21番D.960が20枚)です。


第21番D.960単独

クララ・ハスキル 1951年録音 スタジオ録音 モノ
クララ・ハスキル 1957年録音 ザルツブルク音楽祭 ライヴ録音 モノ
クララ・ハスキル 1957年録音 エジンバラ 第1楽章欠落 ライヴ録音 モノ
クリフォード・カーゾン 1972年録音 スタジオ録音
スヴャトスラフ・リヒテル 1972年録音 ザルツブルク ライヴ録音
マリア・ジョアン・ピリス 1985年録音 チューリッヒ スタジオ録音
ウラディミール・ホロヴィッツ 1986年録音
グリゴール・ソコロフ 1992年録音 ヘルシンキ音楽祭 ライヴ録音
マリア・ジョアン・ピリス 2011年録音 ハンブルク スタジオ録音
アンドラーシュ・シフ 2014年録音 1820年製作のウィーン製フォルテ・ピアノ使用


第20番D.959単独

マレイ・ペライア 1987年録音 ロンドン・ヘンリー・ウッド・ホール


ピアノ・ソナタ集(第20番D.959、第21番D.960)

ヴィルヘルム・ケンプ  1967年録音
アルフレード・ブレンデル 1971年録音
クラウディオ・アラウ  第20番 1982年
            第21番 1980年
マウリツィオ・ポリーニ 第20番 1983年 ウィーン楽友協会 
            第21番 1987年 ミュンヘン・ヘルクレスザール
アルフレード・ブレンデル 1987年/1988年録音
アンドラーシュ・シフ 1993年録音
田部京子 第20番 1997年 岐阜サラマンカ・ホール 
     第21番 1993年 秋川キララ・ホール
内田光子 1997録音 ウィーン楽友協会
アルフレード・ブレンデル 第20番 1999年 アムステルダム・スネイプ ライヴ録音
             第21番 1997年 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール ライヴ録音
マレイ・ペライア 2002年録音 ドイツ・ノイマルクト


ご覧の通り、巨匠、名人たちが揃っています。いずれの演奏も素晴らしいものばかりですが、そろぞれの持ち味が異なるので、これだけ聴けばよいというものではありません。いずれも聴き逃がせない名演ばかりです。作品が作品だけに演奏者も持てる技術・精神力のありったけを注ぎ込んでいます。それにしても第20番D.959の音楽的完成度の高さ、第21番D.960の水墨画を思わせるような枯れた成熟度は30歳を少しだけ超えた青年の作品とは到底思えません。音楽史上に燦然と輝く素晴らしい傑作です。昔、最初に聴いた頃は何て長い作品なんだろうと思いましたが、今では短く思えて、もっと長くてもいいのにと思ってしまいます。

まず、第21番D.960で一番好きな演奏は何と言ってもクララ・ハスキルの3枚のCDです。第2楽章以降の素晴らしさは言葉では表せないほどです。中でも1951年のスタジオ録音はモノラルながら音質もよく、ハスキルならではのピアノの響きに感動してしまいます。第20番D.959もいかにもハスキルに向いた作品なので、彼女が演奏を残してくれなかったのがとっても残念です。saraiの頭の中では彼女の演奏する様子が想像できるのですが、実際の音がなければ何にもなりません。

クリフォード・カーゾンの演奏も素晴らしいです。何度も聴きたくなるような魅力があります。世評に高いリヒテルはいくらなんでもテンポが遅過ぎの感でもうひとつ琴線に触れません。ただ、ユニークな演奏なので一度は聴いておかねばなりません。巨匠ホロヴィッツはよほど、この第21番D.960がお好みだったようで、晩年に録音を残してくれました。愛情あふれる演奏です。マリア・ジョアン・ピリスの第21番D.960も好きな演奏です。新しい録音のほうが聴き応えがありました。マレイ・ペライアも美し過ぎる演奏です。彼のピアノの響きを聴いているだけでも天国に上る心地になります。そして、天才ポリーニの演奏はやはり素晴らしいです。昔から手元に置いている愛聴盤ですが、その冴えた演奏は誰にもまねができません。その素晴らしさを再認識しました。昔から聴いていると言えば、ヴィルヘルム・ケンプもその一人です。彼のドイツ的な演奏は心がなごみます。
さて、日本人演奏家ですが、内田光子はさすがの演奏。今回初めて聴いた田部京子にはびっくりです。こんなに弾ける人がいたんですね。ともかく、ロマンティックな雰囲気が醸し出される演奏に聴き惚れます。
そして、やっぱり、アルフレード・ブレンデルのシューベルトは素晴らしいです。1970年代、1980年代、1990年代の3種類を聴きましたが、1970年代、1980年代の演奏はとってもいいです。これって、saraiがシューベルトのピアノ・ソナタを初めて聴いたレコード(1970年代)だったんです。当時、シューベルトのピアノ・ソナタに夢中になったことを思い出しました。一時、ブレンデルの実演を聴いて、その退屈さに心が離れていましたが、今回、久しぶりに聴き直して、その素晴らしさを再認識しました。なお、1990年代の演奏はライヴ録音で、緊張感はありますが、音楽的な完成度では、1970年代、1980年代には及びません。資料的な価値はあります。

肝心のアンドラーシュ・シフですが、今日は第20番D.959までしか聴いていません。第21番D.960はリサイタルの前日に予習します。第20番D.959は明日の演奏が待ち遠しくなるような美しい演奏でした。現在のシフはもっと完成度の高い演奏を披露してくれるでしょう。



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       シフ,  

今年はアンドラーシュ・シフのピアノを聴く年:ベートーヴェン予習編

ベートーヴェンのベートーヴェンの後期3曲、第30~32番(Op.109~Op.111)のうち、ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110とベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111の2曲について、集中的に聴きます。本当はピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109も合わせて聴くべきですが、ほかにシューベルトやモーツァルトも聴かないといけないので、絞り込んで聴くことにします。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集や後期ピアノ・ソナタ集でこの2曲をまとめて聴くことができます。聴いたCD、LP、DVDは以下です。計17枚です(ギレリスは31番のみ)。


ピアノ・ソナタ集(第31番 変イ長調 op.110、第32番 ハ短調 op.111)

アルトゥール・シュナーベル 1932~35年録音 セッション録音 モノ
イーヴ・ナット 1951~55年録音 パリ、サル・アディアール セッション録音 モノ
ソロモン  1951/56年録音 セッション録音 モノ
ヴィルヘルム・ケンプ  1951~56年録音 セッション録音 モノ
ヴィルヘルム・ケンプ  1964~65年録音 ハノーファー、ベートーヴェンザール セッション録音 ステレオ LP
ヴィルヘルム・バックハウス 1959-69年録音 セッション録音 ステレオ
クラウディオ・アラウ 1962~66年録音 セッション録音
クラウディオ・アラウ 1984年~90年録音 セッション録音
フリードリヒ・グルダ 1967年録音 セッション録音
アルフレード・ブレンデル 1970~77年録音 セッション録音
アルフレード・ブレンデル 1992~95年録音 セッション録音
マウリツィオ・ポリーニ 1975~77年録音 セッション録音
エミール・ギレリス 1985年録音 セッション録音 ベルリン、イエス・キリスト教会 第31番のみ、第32番は彼の死により録音できず、残念!
スヴャトスラフ・リヒテル 1991年録音 ルートヴィヒスブルク ライヴ録音
内田光子 2005年録音 Snape Maltings セッション録音
アンドラーシュ・シフ 2007年録音
アンドラーシュ・シフ 2011年録音 紀尾井ホール ライヴ NHK録画


シューベルトは巨匠、名人たちが揃っていましたが、ベートーヴェンもそうであるにしても、いわゆる、ベートーヴェン弾きが並んでいます。彼らはベートーヴェンの後期ソナタを弾くという気概に満ちているので、いずれの演奏も悪かろう筈がありません。極めて凝縮した作品だけにシューベルトに比べて、その演奏の違いはそう多くはありません。しかし、その違いは精神性の違いと言っても過言ではないでしょう。諦念、希望、平安、悲しみ、心の救済など崇高とも思える人間の感情の究極がそれぞれのピアニストによって表現されています。

まず、アルトゥール・シュナーベルですが、これは初めてのベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音です。1930年代の録音とは思えないほど、音質もよく、演奏も現在の我々が聴いても違和感がなく、惹き込まれる演奏です。しかし、本当に驚嘆したのはイーヴ・ナットの録音を聴いたときです。何と言うか、新鮮な演奏に接したときの喜びと感動を覚えました。今まで、こんな素晴らしい演奏を聴き逃がしていたなんて信じられません。落ち着いたところでピアノ・ソナタ全曲を聴いてみましょう。ソロモンはまあ、素晴らしい演奏ではありますが、名人の中では普通かな。

ヴィルヘルム・ケンプのステレオ録音は昔からよく聴いてきた演奏です。何と言いうか、しっくりとくる演奏です。しかし、1950年代のモノラル演奏のほうがよい演奏に思えました。ヴィルヘルム・バックハウスは何となく敬遠してきたピアニストですが、今回、聴き直して、見直しました。とても繊細で美しい演奏です。

ベートーヴェンと言えば、何と言っても、クラウディオ・アラウの新旧録音がsaraiが一番好きな演奏です。第31番 変イ長調 op.110は新録音が最高の名演。第32番 ハ短調 op.111は意外に旧録音のほうがよい演奏です。いずれにせよ、彼の演奏を聴いていれば、満足できます。溜めのきいた、美しい響きの演奏には、いつも唸らされます。

フリードリヒ・グルダも昔から聴いてきた演奏で、これもしっくりとくる演奏で何の文句もありません。アルフレード・ブレンデルですが、シューベルトのときもそうでしたが、今回、聴き直して、その素晴らしさを再認識しました。2回目の1970年代の演奏も素晴らしいのですが、3回目の全集となる1990年代の演奏は彼の集大成とも言える最高の演奏です。アラウに肉薄する演奏に思えます。そして、天才ポリーニは何を弾かせても凄い。今更ながら、ポリーニの凄さを痛感しました。後期ソナタしか聴いていませんが、全ソナタを聴いてみたくなりました。さらにエミール・ギレリスの第31番 変イ長調 op.110もとっても素晴らしい演奏。これが最後の録音で第32番 ハ短調 op.111の録音が残されなかったのが残念でたまりません。彼は本当に素晴らしいベートーヴェン弾きだったんですね。

リヒテル、内田光子も当然、レベル以上に演奏です。

最後にシフですが、これは後期第30番以降を聴きました。ただし、2007年録音のCDはまだ最後の第32番は明日、最後の予習で聴きます。演奏は・・・うーん、凄いね。彼はベートーヴェン弾きではないと思いますが、深い精神性のある音楽、そして、何よりも美しい響きでシフの世界を作っています。ただただ、その音に耳を傾けるだけです。

これから、最初のリサイタルに出かけます。

モーツァルトとハイドンの予習についてはまた、明日にでも、書きましょう。



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感動と楽しさ・・・アンドラーシュ・シフ・ピアノ・リサイタル@東京オペラシティ コンサートホール 2017.3.21

今日のアンドラーシュ・シフのピアノ・リサイタルは期待通りの素晴らしさで感動(これは本編)と楽しさ(これはアンコール)が交錯しました。まるで本編(1時間半ほど)とアンコール(何と40分ほど)の2部構成みたいなもので、アンコールはシフと聴衆が一体化して、まさにファンの集いのような雰囲気になりました。ともあれ、本編でのベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110が感動的に素晴らしく、さらにシューベルトのピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959は超絶的な素晴らしさ。こんなピアノ・リサイタルは人生で何回も聴けるものではありません。満足の極みでした。

今日のプログラムは以下です。

  ピアノ:アンドラーシュ・シフ
 
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17(16)番 変ロ長調 K.570
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
ハイドン:ピアノ・ソナタ ニ長調 Hob. XVI: 51
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959
  ※休憩なし

  《アンコール》

シューベルト:3つの小品(即興曲)~第2曲 D946-2
バッハ:イタリア協奏曲BWV.971~第1楽章 アレグロ ヘ長調
バッハ:イタリア協奏曲BWV.971~第2楽章 アンダンテ ニ短調、第3楽章 プレスト ヘ長調
ベートーヴェン:6つのバガテル~第4曲 プレスト ロ短調 Op.126-4
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16(15)番ハ長調K.545~第1楽章 アレグロ ハ長調
シューベルト:楽興の時D780~第3番ヘ短調


今日のリサイタルは《最後から2番目のソナタ》と銘打ったものです。ウィーンで活躍した古典派の大作曲家4人の作品が取り上げられました。
まず、モーツァルトのピアノ・ソナタ第17(16)番 変ロ長調 K.570です。因みに第17番は新全集での番号で、第16番は旧全集での番号です。冒頭から、いかにもシフらしい柔らかく、あたたかい響きです。モーツァルトにしては少し厚みがあるかなと思いますが、決して重厚な響きではありません。ただ、saraiの好きなピュアーな響きのモーツァルトではありません。古くはハスキル、最近では若い頃のピリス、エッシェンバッハの純度の高い響きのほうがしっくりとします。それでもシフ流のモーツァルトもそれなりに説得力があります。特に第2楽章の美しい演奏には魅了されました。

そのまま、弾き続けるのかなと思っていたら、いったん、ここで切って、拍手。ちょっと間を取って、次のベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110に入ります。シフのピアノの響きは理想的なベートーヴェンの響きです。第1楽章のパーフェクトな演奏に惹き込まれます。パーフェクトというのは決してミスタッチがないというような低次元の話ではなく、音楽的な表現の話です。実に心に沁みてくるような演奏に感銘を受けます。上昇音型の憧れを感じさせるようなところでは、心が奪われそうです。でも、本当に素晴らしかったのは第3楽章です。大規模な序奏の後、『嘆きの歌』の演奏が始まります。まさにその言葉通りの演奏で、人間の深い悲しみがシフの演奏で綴られていきます。ここに至り、シフとベートーヴェンが一体化し、saraiの心は感動でいっぱいになります。それも束の間、すぐにフーガが始まり、宗教的とも思える救済に音楽は昇華していきます。狂おしく音楽は上りつめていきます。シフの激しいピアノの響きがホール中に満たされます。そして、響きが収まり、再び、『嘆きの歌』に戻ります。さきほど以上に切なく悲しい音楽に心が耐えきれないほどになります。『嘆きの歌』が終わり、再び、素晴らしいフーガが高揚していきます。単なる魂の救済ではなく、人間の究極の悲しみと明日への希望がアウフヘーベンされたような素晴らしい芸術表現のフィナーレに熱い感動を覚えました。ベートーヴェンの最高の音楽、そして、シフのあくなき芸術的な追及が合わさることで、奇跡のような音楽が生み出されたと感じました。

いったんは拍手で休止ですが、正直、休憩なしにこのまま、演奏を続けられると聴く側もつらい感じです。大きな感動の心の持っていくところがありません。しかし、よくプログラムが考えれており、次はハイドンのピアノ・ソナタ第61番 ニ長調 Hob. XVI: 51です。5分ほどの短い曲ですが、とても心地よく聴ける曲で、気持ちの切り替えになります。このハイドンもとても素晴らしい演奏でした。シフもハイドンのピアノ・ソナタ全集を録音してほしいと感じます。(よく知らないのですが、既に録音しているのかな?)

ハイドンが終わると、そのまま、続けて、シューベルトのピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959の演奏が始まります。まるでハイドンが序奏のようです。シューベルトは第1楽章から、全開モードでとっても素晴らしい演奏です。第2楽章の美しいメロディーが始まると、saraiの心は感極まります。中間部の凄まじい音響も素晴らしく、その後に美しいメロディーに戻ると心がとろけそうです。短い第3楽章を経て、終楽章に入ります。もう、これは言葉での表現ができそうにもありません。最高のシューベルトとしか、形容のしようがありません。フィナーレに入るころには心がずたずたです。歩を止めるように、何度も休止を繰り返すところは、まるでシューベルトが美しいこの世から去り難く思っているような心情が見事に表現されています。そして、圧巻のフィナーレ。先ほどのベートーヴェンも素晴らしかったのですが、それをはるかに超える感動を覚えます。
ベートーヴェンの後期ソナタ3曲は超えることが不可能とも思える傑作群でしたが、シューベルトはその天才的な才能で最晩年に至って、途轍もない別の峰々を築き上げたことを実感させてくれるようなシフの素晴らしい演奏でした。

アンコールについては特に記述しなくてもいいでしょう。ただただ、楽しかったんです。バッハのイタリア協奏曲は前回聴いたリサイタル(2014年3月、紀尾井ホール)でもアンコール曲でしたが、そのときは第1楽章だけで残念な思いでした。今日もいったんは第1楽章で演奏を止めたので、またかと思ったところ、再度の登場で再び、第2楽章に続けて第3楽章まで聴かせてくれて大満足。素晴らしい演奏でした。ソナチネアルバムにあるモーツァルトのソナタですが、これは最後から3番目のソナタなので演奏したんでしょう。決して、手抜きして、簡単な曲でお茶を濁したんではないと思います。2日後のリサイタルでは、アンコールでシューベルトの3つの小品 D946の残りの2曲を期待したいところです。


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       シフ,  

今年はアンドラーシュ・シフのピアノを聴く年:モーツァルト予習編

昨日のシフのピアノは本当によかった。しかし、そのせいではありませんが、昨夜から体調不良。歯ぐきが腫れて、今日は固いものは一切食べられず、微熱で頭もフラフラ。それでも、今日は明日のリサイタルの前日予習はやり終えました。最後は少し気分が悪くなりましたが、シフのピアノは素晴らしいです。予習は明日のリサイタルのプログラムに合わせて、以下の内容です。

 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第18(17)番 ニ長調 K.576
  アンドラーシュ・シフ
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
  アンドラーシュ・シフ
 ハイドン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob. XVI: 52
  アルフレード・ブレンデル
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
  アンドラーシュ・シフ


ハイドンだけはシフのCDがないので、一番、無理のないところでアルフレード・ブレンデルのピアノです。さらに明日のアンコール曲のヤマを張って、以下のシューベルトの作品も聴きました。いずれもシフのピアノです。当たるかな? 一応、シューベルトの後期の作品を網羅しました。やはり、即興曲を何曲か、聴きたいですね。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109という意外な可能性もありますが、これはシフのピアノで予習済です。シューベルトのピアノ・ソナタ第19番D.958の一部という線もなくはないですが・・・。

 シューベルト
  ハンガリーのメロディー D817
  即興曲集 D899
  アレグレット D915
  グラーツのギャロップ ハ長調 D925
  即興曲集 D935
  3つの小品(即興曲) D946

明日のリサイタルはやはり、シューベルトとベートーヴェンの最後のソナタが楽しみです。いずれも傑作であるだけでなく、大好きな作品です。体調不良でも、無理しても聴きに行きます。むしろ、体調不良だと、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111の第2楽章がとても心に響きます。

さて、シューベルトとベートーヴェンの予習についてはご紹介しましたが、今度はモーツァルトの予習です。

モーツァルトの後期2曲、ピアノ・ソナタ第17(16)番 変ロ長調 K.570とピアノ・ソナタ第18(17)番 ニ長調 K.576を集中的に聴きます。因みに第17番/第18番は新全集での番号で、カッコ内も番号は旧全集での番号です。
モーツァルトのピアノ・ソナタ全集や作品集でたいていはこの2曲をまとめて聴くことができます。聴いたCD、LPは以下です。計12種類です(レーゼルは第17(16)番のみ、シフのフォルテピアノでの演奏も第17(16)番のみ)。


ヴァルター・ギーゼキング  1953年録音 セッション録音 モノ
イングリット・ヘブラー 1964/1963年録音 セッション録音 LP
グレン・グールド 1965~74年録音 セッション録音
クリストフ・エッシェンバッハ 1967-70年 セッション録音
クラウディオ・アラウ 1973~1987年録音 セッション録音
マリア・ジョアン・ピリス 1974年録音 東京、イイノ・ホール セッション録音
アンドラーシュ・シフ 1980年録音 ロンドン スタジオ録音
ペーター・レーゼル 1982年録音 ドレスデン セッション録音 第17(16)番のみ
フリードリヒ・グルダ 1982年録音 アッター湖畔のヴァイセンバッハ グルダ自身によるプライヴェート録音
内田光子 1983~87年録音 ロンドン セッション録音
マリア・ジョアン・ピリス 1989~1990年録音 セッション録音
アンドラーシュ・シフ 1991年録音 ザルツブルク モーツァルトの持っていたフォルテピアノ使用

モーツァルトはやはり、粒立ちのよい響きで奏でてくれるピアニストで聴きたいものです。いわゆる、モーツァルト弾きといわれる人たちです。何故か、saraiの好みに合うのは、その彼らが若い時に弾いた録音です。ヘブラー、エッシェンバッハ、ピリス、内田光子、みんなそうです。そして、今回、ちゃんと聴いて、アンドラーシュ・シフもそうだということが分かりました。シフがまだ20代、37年前の録音ですね。昨日、彼の弾くモーツァルトを聴いて、その若き日の粒立ちのよいピアノの響きとは別のところに行ってしまったことが残念に思われました。明日の演奏はどうなんでしょう。現代におけるモーツァルト演奏の問題点なのかもしれません。故吉田秀和氏がいみじくも現代におけるモーツァルト演奏が難しくなったということを指摘していましたが、saraiの不確かな耳でさえ、そう思ってしまいます。妙に難しく考えて弾き過ぎるのかなと思っていましたが、そんなに簡単なものではなさそうです。一言で言えば、音符の数が少なくてシンプルなのに音楽自体が深みがあり過ぎるというギャップです。でも、それは昔でもそうだったはずで、何故か、クララ・ハスキルは見事なモーツァルトを聴かせてくれます。そうそう、今回の2曲のピアノ・ソナタはハスキルとリパッティの録音がないのが残念です。ハスキルの第10番K330、リパッティの第8番K310でとても素晴らしい演奏を聴かせてくれました。

まず、ヴァルター・ギーゼキングですが、これは一時代を作り出した演奏記録です。この演奏を今聴いてみても、その素晴らしさに胸を打たれます。音質もなかなか良いです。次にイングリット・ヘブラーですが、吉田秀和氏が大変褒めていたので、手持ちのLPレコードを取り出して聴いてみました。なるほどね。創造性に欠けるが、滅法、楽譜に忠実な精細な演奏ということです。楽譜を見ながら聴いたわけではないので、その点は分かりませんが、ここは吉田秀和氏を信頼してもいいでしょう。これがリファレンスとなるべき演奏なんですね。吉田秀和氏はピアノの音が綺麗ではないと断じていましたが、いえいえ、そういうことはありません。この6枚組のLPレコードは亡くなった叔父さんから譲り受けたLPライブラリーの一部です。なかなか美しい演奏でした。再録音したCDは聴いていませんが、想像するにこの旧録音のほうがよさそうです。そのうちにヘブラーが60歳になって再録音したCDも聴き比べしてみましょう。いずれにせよ、旧録音の6枚組のLPはsaraiのお宝になりそうです。

グレン・グールドはsaraiにモーツァルトのピアノ・ソナタの何たるかを教えてくれた思い出のCDです。今回聴き直して、その素晴らしさを再認識しました。因みにグレン・グールドのモーツァルトで一番好きなのは幻想曲 ニ短調 K397です。エッシェンバッハのピアノはあんまり聴いていませんが、彼のモーツァルトのピアノ・ソナタ全集は若い頃のみずみずしさがあふれ出るような素晴らしい演奏です。クラウディオ・アラウは何を弾いても素晴らしいですが、今回、モーツァルトのピアノ・ソナタを聴くと、ちょっと重たいかなと思ってしまいました。ちょっとベートーヴェンのような様式の演奏になっています。若い頃のアラウはどうだったんでしょう。もっと颯爽とした演奏だったのかな。

マリア・ジョアン・ピリスの旧録音はsaraiにとって特別なCDです。極論すれば、これさえあれば、ほかのCDはいらないと思うほど大好きなCDです。彼女が30歳と若い頃に日本のイイノ・ホール(今はなくなったそうです)で録音したものです。張りつめた緊張感、ガラスのような繊細な神経、すべてがピリスの若さ故の記念碑的作品です。後年の再録音も素晴らしい演奏ではあるものの、あまりに落ち着いた演奏になり過ぎの感です。

シフの録音も若さ故の粒立ちのよい響きがとても心地よい演奏です。再録音は不要ですね(笑い)

ペーター・レーゼルもやはり40歳前の比較的若い頃の録音ですっきりした演奏です。フリードリヒ・グルダは何とも上手いものです。この人のモーツァルトは特別でしょう。吉田秀和氏によると、これこそウィーン風のモーツァルトだそうです。何がウィーン風かと言うと、ここぞと言う旋律をピアノ(弱く)奏でることによって、際立たせるというものなのだそうです。特にピアノ協奏曲で顕著だそうですが、これからは気を付けて聴いてみましょう。いずれにせよ、自由で見事な演奏です。内田光子のモーツァルトはしばらくsaraiが夢中になって聴いていたCDです。何と言うか、飛び跳ねるような躍動感が素晴らしいです。久しぶりに聴いてみましたが、やはり、独特の魅力があります。変な言い方ですが、日本人のsaraiにしっくりと収まる演奏です。

最後にシフがザルツブルクでモーツァルトの持っていたフォルテピアノを使用した演奏ですが、なかなか魅力的な演奏です。モーツァルトの時代のフォルテピアノって、こんなによい音だったんですね。シフが自分の所有するウィーン製のフォルテピアノでシューベルトを録音したアルバムがありますが、このモーツァルトのフォルテピアノのほうが格段にいい音に感じます。



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       シフ,  

今年はアンドラーシュ・シフのピアノを聴く年:ハイドン予習編

さて、シューベルトとベートーヴェンとモーツァルトの予習に続き、最後はハイドンの予習です。実は記事を起こすほどの予習はしていません。ハイドンのピアノ・ソナタって、ほとんど聴いたことがありません。昨年のザルツブルク音楽祭でルドルフ・ブッフビンダーのピアノ・リサイタルで聴いたのが初めてのことだったような気がします。そのとき聴いたピアノ・ソナタ第62番 変ホ長調 Hob. XVI: 52が明日、演奏されます。

ハイドンの後期2曲、ピアノ・ソナタ第61番 ニ長調 Hob. XVI: 51とピアノ・ソナタ第62番 変ホ長調 Hob. XVI: 52をともかく予習してみます。
聴いたCDは以下です。たった3枚だけです。


ルドルフ・ブッフビンダー 1973~1975年録音 セッション録音
アルフレード・ブレンデル 1979~1985年録音 セッション録音
グレン・グールド 1980年、1981年録音 セッション録音


あまり、ハイドンのピアノ・ソナタを聴いていませんでしたが、いずれの演奏も親しみやすい演奏です。グレン・グールドの演奏はモーツァルト同様に別格です。彼はハイドンの全曲録音を考えていたそうですが、その死によって、後期6曲だけの録音を残すことになりました。グレン・グールドの生前にリリースされた最後のアルバムとなったそうです。彼の独特の演奏はハイドンの本質を明らかにしてくれるような気にさせられるものです。

アルフレード・ブレンデルの演奏はやはり素晴らしいです。グレン・グールドの独特の演奏と異なり、これこそリファレンス足りうると思わせる演奏です。ルドルフ・ブッフビンダーは全ソナタを録音しているという価値があります。演奏もブレンデルと優劣つけがたいものです。ということで一般的にはブレンデルの演奏を聴いていればよいという最終判断です。

ところで調べてみると、シフもハイドンの後期ソナタを録音していたようです。2枚組のCDです。そのうちに入手しましょう。
※後刻・・・よく手持ちを調べると、何と、シフのハイドンの後期ソナタの2枚組のCDが出てきました。明日にでも聴きましょう。



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       シフ,  

未曽有の高み・・・アンドラーシュ・シフ・ピアノ・リサイタル_とりあえず版@東京オペラシティ コンサートホール 2017.3.23

一昨日のリサイタルも一生に何度聴けるかという素晴らしいものでしたが、今日のリサイタルは歴史に残ると言っても過言でない圧巻のコンサートでした。最近のsaraiはクララ・ハスキルの実演が聴けなかったことを最も残念に思っていましたが(saraiが10歳のときにクララは他界したので仕方がないことですが)、今日のアンドラーシュ・シフのリサイタルが聴けて、生きていて本当によかったと感じ、クララ・ハスキルが聴けなかった思いを払拭することができました。
最初に演奏されたモーツァルトは一昨日の不満を解消してくれる会心の演奏。そして、シューベルトはあり得ないような最高の演奏。ここでsaraiはいったん集中力が落ちて、ハイドンの素晴らしい演奏に身が入りません。ベートーヴェンの素晴らしい演奏もその状態が続きましたが、第2楽章の後半に至って、まさに神が舞い降りてきました。再び、集中力を取り戻し、究極の演奏に耳を傾けます。ベートーヴェンがその最後のピアノ・ソナタで人間としての苦悩の末に自ら神の域に達したことを悟らせてくれるようなシフの超絶的な(技巧ではなく精神的に)演奏の前にsaraiはただただ、感動するのみでした。

・・・今日はここで力尽きたので、残りは明日ということで、申し訳けありません。

今日のプログラムは以下です。

  ピアノ:アンドラーシュ・シフ
 
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第18(17)番 ニ長調 K.576
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
ハイドン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob. XVI: 52
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
  ※休憩なし

  《アンコール》

J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲BWV.988~アリア
J.S.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV.825~メヌエットとジーグ
ブラームス:3つの間奏曲Op.117~第1番 変ホ長調
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲??
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16(15)番ハ長調K.545~第1楽章 アレグロ ハ長調
シューベルト:即興曲集D899~第2曲変ホ長調
シューマン:『子供のためのアルバム』Op.68~第1部第10曲 楽しき農夫




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       シフ,  

未曽有の高み・・・アンドラーシュ・シフ・ピアノ・リサイタル_最終版@東京オペラシティ コンサートホール 2017.3.23

一昨日のリサイタルも一生に何度聴けるかという素晴らしいものでしたが、今日のリサイタルは歴史に残ると言っても過言でない圧巻のコンサートでした。最近のsaraiはクララ・ハスキルの実演が聴けなかったことを最も残念に思っていましたが(saraiが10歳のときにクララは他界したので仕方がないことですが)、今日のアンドラーシュ・シフのリサイタルが聴けて、生きていて本当によかったと感じ、クララ・ハスキルが聴けなかった思いを払拭することができました。それほど素晴らしいリサイタルでした。

最初に演奏されたモーツァルトは一昨日の不満を解消してくれる会心の演奏。モーツァルトの最後のピアノ・ソナタの深さを初めて分からせてもらえるような演奏でした。そして、シューベルトはあり得ないような最高の演奏。一昨日演奏されたピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959でシューベルトは音楽的には最高点に達したかも知れませんが、今日のピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960で精神的に最高点に達したと確信させてくれるような魂のこもった演奏でした。ここでsaraiは集中力を使い果してしまし、いったん集中力が落ちてしまいます。ハイドンの素晴らしい演奏が始まっても一向に身が入りません。美しい響きと躍動感に満ちたハイドンのソナタが頭の上を通り過ぎていきました。そして、ベートーヴェンの最後のソナタが始まってもその状態が続きます。部分的にはその素晴らしい演奏に聴き入りますが、すぐに集中力が途切れます。そして、第2楽章の後半に至って、まさに神が舞い降りてきました。あまりの素晴らしい演奏によって、再び、集中力が戻ってきたんです。シフが奏でる驚異的とも思える究極の演奏にじっと耳を傾けます。ベートーヴェンがその最後のピアノ・ソナタで人間としての苦悩の末に自ら神の域に達したことを悟らせてくれるようなシフの超絶的な(技巧ではなく精神的に)演奏の前にsaraiはただただ、感動するのみでした。ベートーヴェンとシフが作り出した音楽の力によって、神の世界を垣間見せてもらった思いです。

素晴らしい音楽作品、たゆまない努力と才能でとことんまで音楽を表現し尽くす演奏者、それを受容する聴衆の心と体力、それらが一体になったときに歴史的な芸術事件が起きるのだと思いました。奇跡のようなコンサートでした。

今日のプログラムは以下です。

  ピアノ:アンドラーシュ・シフ
 
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第18(17)番 ニ長調 K.576
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
ハイドン:ピアノ・ソナタ第62番 変ホ長調 Hob. XVI: 52
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
  ※休憩なし

  《アンコール》

J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲BWV.988~アリア
J.S.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV.825~メヌエットとジーグ
ブラームス:3つの間奏曲Op.117~第1番 変ホ長調
バルトーク:「子供のために」BB53,Sz.42~第2巻40番《豚飼いの踊り》・・・昨日記載の情報は誤りでした。訂正します。
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16(15)番ハ長調K.545~第1楽章 アレグロ ハ長調
シューベルト:即興曲集D899~第2曲変ホ長調
シューマン:『子供のためのアルバム』Op.68~第1部第10曲 楽しき農夫


まず、最初はモーツァルトのピアノ・ソナタ第18(17)番 ニ長調 K.576です。一昨日はモーツァルトの響きに多少なりとも不満が残ったんですが、今日は実に粒立ちのよい響き。それでいて、円熟したシフらしい温かく、まろやかな響きも兼ね備えています。モーツァルトのピアノ・ソナタを聴くときはどうしてもペダルの踏み方が気になって、そちらに視線がいってしまいます。もちろん、シフはほとんど、ペダルを踏みません。足を離していることも多いです。しかし、ここぞという響かせところでは躊躇なく、軽くペダルに触れています。実に微妙な感じです。第1楽章は歯切れよく、あまり弱音効果は狙わない明快な演奏です。それでも、明るさの中にある種の哀しみの翳を感じさせる深みのある表現にぐいぐい惹き込まれます。第2楽章は最高のモーツァルトでした。やはり、シフは緩徐楽章の表現力が抜群です。その美しい演奏は形容ができません。中間部のメロディアスな表現はアイロニーに満ちています。第3楽章にはいると、一転して、軽快に弾むような演奏に変わります。実に愉悦感に満ちた演奏です。やはり、モーツァルトは最後までモーツァルトであり続けます。円熟したには違いありませんが、永遠の青年像のまま、モーツァルトは最後のピアノ・ソナタを締めくくりました。シフの見事なモーツァルトでした。若い頃のCDに聴くシフのモーツァルトも素晴らしいですが、ここには巨匠となったシフでしか描き出せないモーツァルトがありました。

次はいよいよ、シューベルトの最後のピアノ・ソナタを聴きます。シフは来日前のインタビューで、シューベルトの最後の3つのソナタは同時に書かれたもので、内容的に最後のピアノ・ソナタと感じるのは一昨日弾いたピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959であるという趣旨の発言をしていました。確かに音楽的なレベルで言えば、そうかなとも思いますが、今日のピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960は誰でも心の奥底に響いてくる、特別なものという感覚はあると思います。音楽を超えた何かです。ですから、予習しているときにも感じましたが、この曲を愛奏しているピアニストが多いのもそういうことかなとも思います。ということで、この曲がシューベルトの最後のソナタであるかどうかは別として、シューベルトの特別のピアノ・ソナタを聴くという緊張感を持って、シフが弾き始めるのを待ちます。意外に抑えた響きではなく、少しくぐもってはいますが、はっきりした響きであのタ・タ・タ・タータ・ターンという何とも言えない素晴らしいメロディーが弾かれ始めます。そして、あの不可解なトリルが弾かれますが、あまり、ぼんやりした響きではなく、しっかりと明確な響きです。もちろん、これらは一般的な演奏と比べての話であって、全体的には抑えた表現ではあります。そして、次第に音楽ははっきりとした姿を現してきます。この長大な第1楽章はここから圧巻の展開を果たします。この第1楽章は難しい音楽だと思うんです。シフは実に精神性の高い見事な音楽を聴かせてくれました。フォルテ、あるいはフォルテシモの圧倒的な響きには震撼させられましたし、何よりもシューベルトの打ち震えるような心の機微を完璧に表現し尽くしてくれました。大変な感銘を受けました。そして、大好きな第2楽章が始まります。いつもは水墨画的に感じる楽章ですが、今日の演奏は光も色も感じます。心は感動に満たされます。いつまでも終わらないでほしいと願ってしまうような美しい音楽が続きました。第2楽章が感動のうちに終わり、一体、この後にどういう音楽が続けられるんだろうと思ってしまいます。シフはちょっとためらったように時間をおいて、そっと第3楽章を弾き始めます。いつも終楽章へのつなぎの音楽に感じますが、この日の演奏は際立って、美しい演奏です。第2楽章の残照を忘れさせてくれるような輝くような音楽に心が浮き立ちます。この比較的短い楽章が終わり、すぐに第4楽章の冒頭のバーンという響きが打ち鳴らされます。紆余曲折して、最強音の頂点にいったん上りつめます。圧倒的な演奏に感動します。そして、また沈静化した音楽はフィナーレに向かって、シューベルトの心の襞を紡いでいきます。シフが最後に作り出した強烈な音楽のインパクトは如何ばかりのものだったでしょう。圧倒的なフィナーレにsaraiの魂は感動するのみです。これ以上、何も言うことはありません。

ある意味、放心状態に陥りました。普通なら、この曲でリサイタルを終わるところでしょう。これ以上、音楽を聴き続ける耳も体力もありません。それでも、無情にハイドンの最後のソナタ、ピアノ・ソナタ第62番 変ホ長調 Hob. XVI: 52が素晴らしい響きで始まります。しかもその活き活きとした表現は見事です。しかし、残念ながら、saraiはその音楽についていけませんでした。この曲って、こんなに長かったっけと思うほど、第1楽章がいつまでも続きます。別のシテュエーションで聴きたかったですね。アドレナリンの切れたsaraiの頭上をハイドンの素晴らしい音楽が通り過ぎていきました。

さあ、最後はベートーヴェンの最後のピアノ・ソナタです。気持ちを立て直して、ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111に耳を傾けましょう。第1楽章は激しく、堂々たる演奏で展開されていきます。シフはまさにヴィルトゥオーソ的に圧巻の演奏です。しかし、saraiはここに至っても、なかなか音楽に入り込めません。素晴らしい音楽を耳で聴いているのに主情的な聴き方ができません。まだ、シューベルトで燃やし尽くされた心が戻ってきていません。ベートーヴェンが自らのものとした素晴らしいフーガをシフが描き尽していきます。バッハを最も得意にするシフならでは見事なフーガです。saraiはそれを放心の体で眺めているだけです。そして、遂にベートーヴェンが到達したピアノ音楽の最高峰とも思える第2楽章のアリエッタが始まります。何と美しい音楽でしょう。しかし、saraiの心は冷めきっています。そのまま、第3変奏まで進行します。素晴らしい音楽が目の前に展開されているのに、どこか遠くの風景でも見るように感じています。第4変奏が始まります。ふっと、saraiの心が明晰になり、ぱぁーっと音楽が流れ込んできます。まるで音楽の神が降りてきたような奇跡です。そして、シフの演奏する音楽の高貴さたるや、驚異的な高みにあります。連続するトリルが圧倒的に心に響きます。静かに音楽が終わるとき、大変な名演を聴いてしまったことを悟りました。会場もシーンと静まり返っています。シフも長い間、その弾き終えた姿のままでいたようです。saraiの視覚は凍り付いていたので見ていませんが、会場の静かな様子でそう感じました。お陰で素晴らしい音楽をかみしめることができました。拍手を控えてくれた素晴らしい聴衆に感謝するしかありません。

ベートーヴェンはその生涯において、ピアノ・ソナタをこの曲で完璧に完結したことを完全に理解することができました。これ以上、何を付け加えることがあるでしょう。
そして、若くして突然の死に見舞われたシューベルトもどうしてだか、彼のピアノ・ソナタを完璧な形で書き終えたことを完全に理解しました。
今日のピアノ・リサイタルはその二人の天才の偉業を完璧に聴衆に示してくれる究極の演奏が展開された、これ以上はないリサイタルになりました。アンドラーシュ・シフが到達した圧倒的な高みには目がくらむほどです。生涯、これ以上のピアノ・リサイタルは望むべくもないでしょう。

正直、アンコールは不要でした。一瞬、シフもその気になったかなと思いましたが、気持ちの優しいシフはアンコールをせずにいられないようです。それにしても、これだけの音楽を演奏した後に何を弾いても無粋になるでしょう。あっ、シフが静かに弾き始めたのは、バッハのゴールドベルク変奏曲です。saraiの心を嘲笑うかのごとく、西洋音楽の最高峰とも思える音楽を弾き始めました。バッハを忘れてもらっては困るねと言わんばっかりです。あれだけの音楽を弾き切ったシフはどこにエネルギーが残っているのか、超絶的に美しいアリアを弾き続けます。もしかしたら、この人はこの長大な音楽を弾き続けるのかと思っていると、アリアだけで弾くのを止めます。こんな素晴らしいものを日本人の聴衆に垣間見せたからには、いつか、日本でゴールドベルク変奏曲全曲を聴かせてくれるんでしょうね。→シフと関係者の方へ
まだ、アンコールは続きます。何と、saraiの一番好きな鍵盤音楽のバッハのパルティータです。これも素晴らしいです。これもいつか全曲聴かせてくださいね。→シフと関係者の方へ
何と次はブラームスの後期のピアノ曲です。saraiの知る限り、CDでもシフはブラームスのピアノ曲は《ヘンデルの主題による変奏曲》しか録音していない筈です。因みにあれは素晴らしい演奏でした。これを聴かせてくれるんだったら、次の企画はシューベルトとブラームスの後期ピアノ曲にチクルスってことでお願いしたいものです。→シフと関係者の方へ
あと、念願のシューベルトの即興曲も聴かせてもらえて、満足。モーツァルトのソナチネも一昨日のアンコールのときに比べて、格段の素晴らしさでした。

バルトークとシューマンの続きは、夏のザルツブルク音楽祭で聴かせてもらいます。もちろん、バッハもね。



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ジャンル : 音楽

       シフ,  

ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:サン・エティエンヌ大聖堂の美しきステンドグラス

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/21回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneのサン・エティエンヌ大聖堂Cathédrale Saint Etienneの中に入ったところです。パリに戻るTGVに乗るために駅に向かう途中なので、あまり、時間がなく、急いで内部鑑賞をすませましょう。
身廊の中央に出ます。白く美しいゴシック空間が広がります。西側の正面には大きなパイプオルガンがあります。

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そして、内陣のほうを振り返ります。おおーっ!! 内陣奥のステンドグラスがとっても美しいです。

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素晴らしい内陣ですね。

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今度は横を眺めます。側廊の窓は美しいステンドグラス。聖母子などが描かれています。

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あまりの美しさに側廊に並ぶステンドグラスを見入ってしまいます。

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で、もう一度、内陣の上方のステンドグラスを眺めます。聖人たちがずらっと描かれています。何て綺麗なんでしょう。

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再び、身廊内に目をやります。見事な説経壇があります。

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身廊をずっと後ろのほうに歩いていきます。そこから、大聖堂内を見渡します。林立する柱、天井の4分ヴォールト、壁中に並ぶステンドグラス、白を基調とした美しいゴシック空間です。

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側廊に並ぶステンドグラスの極上の美しさにただただ魅了されます。

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身廊を前方に進みながら、南側廊のステンドグラスを眺めます。

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素晴らしいステンドグラスが続きます。

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説経壇の真向かいには十字架のキリスト像が色鮮やかなステンドグラスを背景に飾られています。何と言う美しさなんでしょう。

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クロッシングまで進んできました。北翼廊の出入り口の上方には大薔薇窓、ランセット窓のステンドグラスが見えています。

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聖母子像のある礼拝堂があります。

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一部の床はガラス張りになっていて、その下に綺麗な石組みの床面が見えます。古い昔のままの床面なのでしょうか。

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あまりに美し過ぎるステンドグラスに酔いしれながら、大聖堂の内部を後にします。北翼廊の出口を出て、大聖堂の北側面の前に立ちます。彫像があります。戦争の慰霊碑でしょうか。

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マルヌ通りRue de la Marneを歩いて、照りつける夕陽を浴びながら、駅に向かいます。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:シャロン=アン=シャンパーニュからパリへの帰路

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/22回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneのサン・エティエンヌ大聖堂Cathédrale Saint Etienneの鑑賞を終えました。正直、今日は多くの教会を見て、頭が整理できません。それほどに素晴らしい教会の数々で、フランスの教会の素晴らしさを実感しました。とりわけ、いずれもステンドグラスの美しさが心に残ります。
さて、パリに戻るTGVに乗るために駅に向かいます。夕陽の照りつけるマルヌ通りRue de la Marneを少し歩くと、レオン・ブリュム通りBoulevard Léon Blumと交差するロータリーにぶつかります。そのロータリーを過ぎると、通りの名前はマルヌ通りからジャン・ジョレス通りRue Jean Jaurèsに変わり、通りは橋にさしかかります。橋の上からは水門が見えます。マルヌ川と並行する運河、カナル・ラテラル・ア・ラ・マルヌCanal latéral à la Marneの水位調整用の水門です。

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橋を過ぎて、進んでいくと、すぐに次の橋に差し掛かります。今度はマルヌ川la rivière de la Marneに架かる橋です。

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橋の上から眺めるマルヌ川の流れは美しい緑色に染まっています。

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橋の上で後ろを振り返って、シャロン=アン=シャンパーニュの町に別れを告げます。

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橋を2つ超えて、シャロン=アン=シャンパーニュの駅に戻りました。
駅まで歩いてきたルートを地図で確認しておきましょう。

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駅前に着いたのは予約したTGVの発車の20分ほど前です。ちょうどだねって配偶者に言うと、配偶者はぎりぎりじゃないのって反論。見方はいろいろあるものです。駅前にはまた、タクシーが1台停まっています。来たときと同様です。そのタクシーの前を通り過ぎようとすると、配偶者がそのドライバーがこちらに手を振っていることに気が付いたようです。そうです。さっき、我々をレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameに運んでくれたタクシーだったんです。今日は色んな出会いがあったわねって、配偶者が嬉しそうに言いますが、確かにそうでしたね。充実した1日でした。歩き疲れもしました。その結果が翌日、大変な事態に発展することはこの時点ではまったく予期していませんでした。冷たい飲み物を購入して、ホームで列車を待ちます。

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TGVのチケットはランス駅Gare de Reimsで購入済です。フランスレイルパス所持者用の格安料金のチケットです。わずか18ユーロ(二人合計)で購入できました。

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駅のホームの様子を見ながら、列車待ちをします。駅名表示板を眺めます。

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ホームをぼんやりと眺めていると、カメラを構える青年がいることに気が付きます。鉄っちゃんでしょうか。我々の乗るTGVには、まだ少し時間があります。するとホームに貨物列車が入ってきます。その写真を撮り終えた青年が、グッと手で合図すると、列車の運転士がピーっと警笛鳴らしてくれます。素晴らしい連携プレーに拍手です。配偶者がその運転士に手を振ると手を振り返してくれます。とっても素敵な触れ合いに配偶者も大喜び。そんなことをしながら、時間をつぶしていると、やがて、ホームにTGVが入ってきます。

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すぐに車内に乗り込みます。車内は予想通り、ガラガラです。まあ、ファーストクラスではありますけどね。

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夕陽のギラギラ照った暑い道を歩きましたから、ずいぶん、喉が渇いています。乗車前に買ったオレンジジュースで喉を潤しましょう。

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TGVは定刻通りに発車して、パリに向かいます。途中、20分ほどでシャンパーニュ・アルデンヌChampagne-Ardenne TGVに停車します。ランスのすぐ近くの駅です。

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後はどこにも停車せずにTGVはパリ東駅PARIS ESTに向かいます。シャロン=アン=シャンパーニュから、1時間ちょっとで定刻通りにパリ東駅に到着します。

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鉄道のルートを地図で確認しておきましょう。

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パリ東駅から、メトロを乗り継いで、リヨン駅Paris Gare de Lyonそばのホテルには7時半過ぎに帰着。綱渡りのような1日でしたが、思い出に残る1日でもありました。

明日はパリの最終日。アミアン大聖堂を訪問後、TGVでリヨンに移動して、リヨンのノートルダム大聖堂(フルヴィエール)を訪れ、夜はリヨンの美食を楽しみます。まあ、そのつもりではあったんですけどね・・・。



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今年のヨーロッパ遠征は・・・ザルツブルク音楽祭のチケットが届きました!!

今年のヨーロッパ遠征についての続報です。

今年もちゃんと書留でザルツブルク音楽祭のチケットが送られてきました。これで旅の一番の準備はできたようなものです。

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封筒の中のチケットはちゃんと確認しました。12回のコンサート&オペラの二人分のチケットです。
目玉はこのチケットです。
《ハイティンク指揮ウィーン・フィル、マーラー:交響曲第9番》

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かぶりつきの席です。saraiにとって、プラチナ・チケットです。これがもう1回分あります。
嬉しくなって、早速、ハイティンクのマーラー:交響曲第9番のCDを聴いちゃいました。
1969年6月録音のアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のCDです。ハイティンクが初めて録音したマーラーの交響曲第9番です。このとき、ハイティンクは若干40歳。この演奏は素晴らしい名演です。バルビローリ&ベルリン・フィルとも並び立つような演奏です。演奏も録音も、とても素晴らしく、とりわけ、高弦の再弱音の素晴らしさに魅了されます。どの楽章も美しい演奏ですが、なかでも第4楽章には大変な感動を覚えます。まるでライヴ演奏を聴いているような錯覚すら覚えます。涙なしには聴き通せません。

ハイティンクはマーラーの交響曲第9番を得意にしていて、以下のような録音があります。

*1. 1969.6. コンセルトヘボウ管 (マーラー交響曲全集)
   2. 1973.3  クリーブランド管
*3. 1987.12. コンセルトヘボウ管(Live) (クリスマス・マチネー) CD,DVD
*4. 1993.3. ECユース管(Live)
  *5. 2004.4.25  ウィーン・フィル(Live)  
*6. 2009.6.20 ロンドン交響楽団 (Proms Live)
*7. 2009.7.20 ロンドン交響楽団 (Live)
*8. 2011.5.13&15 コンセルトヘボウ管(Live) CD-R、BD
*9. 2011.12 バイエルン放送交響楽団(Live)

ほぼ、半世紀にわたる偉大な記録です。これから、順に聴いていくつもりです。

旅の準備状況ですが、ホテルの予約はすべて完了。夏のバカンスシーズンはどこもホテル料金が高くて財布にこたえます。仕方ありませんね。
アルプスのベルナーオーバーラント三山のユングフラウ、メンヒ、アイガーを正面から望めるメンリッヒェンの山頂付近の山荘ホテルの最後に残った部屋を確保できたこととザルツカンマーグートのアッター湖のシュタイバッハにあるマーラーの作曲小屋そばのフェッティンガー・ホテル(この建物にマーラーも滞在)の最後の2部屋のうちの1室を確保できたことが一番の戦果です。
これからは鉄道チケットの予約に入ります。ほぼ3カ月前からの予約ですから、そろそろスタンバイしないといけません。

ザルツブルク音楽祭のコンサート&オペラの予習もそろそろ始めましょう。ほぼ、CDやDVDは揃えました。マーラーの交響曲第9番には特に力を入れます。ハイティンクばかりでなく、古今東西の名演を聴き尽す覚悟で臨みます。少なくとも現在所有している35枚のCDは聴かないといけません。ほかにも気になるCDが何枚もあります。この際、総決算のつもりで気力と体力の限り、聴いていきます。1時間半ほどの長さ以上に心がかきむしられますから、1枚聴くたびに大変疲れます。それでも一生に一度のチャンスなので手抜きせずにいくつもりでいます。



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アミアン大聖堂:パリ北駅からアミアンへ

2016年7月24日日曜日@パリ~アミアン~リヨン/1回目

ノートルダム大聖堂巡りの4日目。今日はアミアン大聖堂Cathédrale d'Amiensを訪れます。その後、いったん、パリParisに戻って、それからフランス第3の都市リヨンLyonに移動します。リヨンのノートルダム大聖堂への訪問も予定しています。

今日の予定ルートを地図で確認しておきましょう。

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今日の空は雲一つありません。旅始まって以来の快晴です。
今日はパリを離れるので、朝のうちに荷物をまとめます。オペラ用のカバンは封印してあるので、日常のカバンを1つ片付けるだけですから簡単だと配偶者は言っています。
今日はアミアンAmiensに出かけるだけなので、スケジュール的には楽なのですが、あまり都合のよい電車がないので、待ちが多い日程になってしまいます。朝も早い電車に乗ることになります。7時過ぎにはホテルをチェックアウトをしてレセプションにカバンを預けます。リヨン駅Paris Gare de Lyonのホームで高速電車RERを待ちます。

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高速電車RER(エール・ウ・エール)でパリ北駅Gare du Nord Parisに向かいます。日曜日の早朝のせいか、電車は空いています。すぐに北駅に到着。大きな駅で賑わっています。

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朝食をゲットしてアミアン行きの電車が出るホームに向かいます。

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表示板をチェックします。左側の青い表示板が出発する電車の表示盤です。上から2つ目の電車がアミアン行きの電車です。あと10分ほどで発車です。

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14番ホームに行くと、既に7時58分発のアミアン行きの電車は入線しています。

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いかつい形の機関車ですね。

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早速、ファーストクラスの車両を探して乗り込みます。

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ファーストクラスの車内はガラガラ空いていて、座席も豪華です。快適な鉄道旅になりそうです。

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北駅のホームは大きなガラス張りの鉄傘があります。パリの大きな駅はすべて、素晴らしいですね。

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さて、早速、朝食をいただきましょう。配偶者が選んだフランスパンのサンドイッチです。美味しいコーヒー付きです。

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定刻通り北駅を発車した電車はパリの街の中を走り抜けていきます。

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パリの街を出た電車は20分ほどで最初の停車駅、オリ·ラ·ヴィル·コイ·ラ·フォレOrry la Ville Coye la Forêtに到着。緑の多い小さな駅です。

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この駅を出ると、大きな森の中を電車は走っていきます。

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次の停車駅はクレイユCreilです。

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綺麗な駅員さんに見送られながら、この駅を後にします。

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まだ、電車に乗って30分ちょっとです。アミアンまでは1時間弱かかります。車窓でも楽しみながら、ゆっくりとしていきましょう。



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アミアン大聖堂:アミアン駅へ到着・・・アミアン駅の素晴らしいデザイン!!

2016年7月24日日曜日@パリ~アミアン~リヨン/2回目

今日はアミアン大聖堂Cathédrale d'Amiensを訪れます。パリ北駅Gare du Nord Parisから電車に乗って、アミアンAmiensに向かっているところです。
クレイユCreilの駅の次の停車駅クレルモン=ド=オワーズClermont-de-l'Oiseを発車しました。ここは町らしい町ではありませんね。

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クレルモン=ド=オワーズを出ると車窓には一面の麦畑が広がります。

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美しい麦秋の風景です。

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サン=ジュスト=アン=ショセSt-Just-en-Chaussée SNCFの駅に到着。クレルモン=ド=オワーズから10分ほどです。アミアンまではあと30分ほどです。

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サン=ジュスト=アン=ショセを出るとまた麦畑です。麦畑の向こうには風力発電ユニットが点々と並んでいます。

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車窓は緑色の畑に変わります。

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珍しく改札があります。saraiはフランス・レイル・パスを提示してOK。改札しているのは正規の車掌なのか、物騒なシャツを着ています。RIDE FREE DIE LAST・・・無賃乗車すれば、最後には死ぬってことでしょうか。

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この二人組の殺し屋みたいな車掌は改札しながら通り過ぎていきます。

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やがて、電車はアミアンの町に入っていきます。

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アミアンに到着です。パリ北駅から直通で1時間半ほどでした。

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ホームを歩いて、駅舎に向かいます。

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ホームから階段を上って、移動。

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コンコースは大きなガラス窓からの明るい陽光が差し込んでいます。時計は9時半ちょっと前を告げています。

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駅舎のロビーは天井の高い大きな空間になっています。巨大なコンクリートむき出しの壁が印象的です。はて、これって、どこかで見た建物に似ているような・・・??

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駅舎を出ると、駅前は巨大な庇が巡らされています。大きな傘に覆われたような空間です。アミアンの駅は新しくてなかなかモダンなデザインですね。何故、こんなに美しいデザインの駅があるのか、不思議な感じです。

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この屋外天井の下の通路を歩いていきます。

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屋外天井の端まで行くと、駅前の大通りに出ます。

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通りも広く、緑も多く、街全体が清々しい印象です。

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駅舎の前の屋外天井で覆われた広場の概観はこんな感じです。中央のオープンなスペースは一段低い広場になっていて、駅の下層に通じているようです。何か、驚くほど素晴らしいデザインです。

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このデザイン、どこかで見たものに似ているような気がします。後で調べてみて、疑問が氷解しました。なんとオーギュスト・ペレが1954年に爆撃で破壊された駅舎を新たに作り直した作品なんだそうです。オーギュスト・ペレと言えば、一昨日訪問したル・アーヴルの町を1からデザインし直した天才建築家です。ル・アーヴルの後に手掛けた最晩年の仕事がこれだったんですね。やはり、天才の見事な作品でした。この後、さらに彼の手による異彩を放つ建物を見ることになります。因みにあの有名なル・コルビジェはペレの建築事務所に所属したこともあり、多大な影響を受けたそうです。アルマ・マーラーが再婚したヴァルター・グロピウスもペレの影響を受けた建築家の一人です。

さて、ここから歩いて、アミアン大聖堂に向かいます。



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アミアン大聖堂:アミアンの綺麗な路地を歩いて、大聖堂へ

2016年7月24日日曜日@パリ~アミアン~リヨン/3回目

アミアン大聖堂Cathédrale d'Amiensを目指して、アミアンAmiensの駅に着いたところです。オーギュスト・ペレが設計した素晴らしい駅舎の前に立っています。駅前に、異様に高い塔、ペレ塔Tour Perretが立っています。名前の通り、オーギュスト・ペレが最晩年の1954年に残した作品です。ル・アーヴルのサン・ジョセフ教会にそっくりです。27階建ての高さ104mを誇ります。残念ながら、内部は公開されていません。

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この塔は後で駅に戻ってくるときに、駅の目印になりますね。町のランドマークです。さて、アミアン大聖堂を目指して歩きます。
駅前の大通り、ベルフォール通りBoulevard de Belfortを渡って、歩行者天国のノイヨン通りRue de Noyonを歩きます。

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左手に緑の広場が見えます。ルネ・ゴブレ広場Place René Goblet(サン・ドニ広場とも呼ばれています)です。石碑に“Aux Picards Martyrs de la Resistance”と刻まれています。《ピカルディ地方のレジスタンスの殉教者たちへ》とでも訳すのでしょうか。いずれにせよ、第2時世界大戦の慰霊碑ですね。

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綺麗な花々が咲き誇っていて、可愛い広場です。

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駅のほうを振り返ると、ランドマークのペレ塔が陽光に輝いています。

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広場の横を歩いていくと、広場の中央に銅像が見えます。アミアン出身の歴史家にして言語学者のシャルル・デュフレスン・デュ・カンジュ卿Charles Dufresne sieur Du Cangeだそうです。(アミアン出身のフランス貴族でビザンツ学の確立者。1670年代以降、ビザンツ史家全集パリ版の主要編纂者として多くのビザンツ著作の校訂と注釈を行う。歴史学、文献学、系譜学、地誌学、古銭学の領域でも成果を上げた。古代ギリシア語、中世ギリシア語それぞれの百科事典や中世・近世ラテン語辞典を編纂。~東海大学付属図書館の資料を参照)

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ルネ・ゴブレ広場の端まで歩くと、その先は道が4本ほどに分かれています。

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分岐路には素晴らしく綺麗なフラワースタンド(ポール型)があります。さすがにフランスですね。

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さて、どの道を進みましょうか。これが一番美しい通り、トロワ・カイヨー通りRue des 3 Caillouxです。歩いてみたくなる通りです。

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しかし、右に折れる通りの先を覗くと、尖塔が見えます。きっと、アミアン大聖堂でしょう。この通りはヴィクトル・ユーゴー通りRue Victor Hugoです。

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このヴィクトル・ユーゴー通りに歩み入ります。

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2番目の角で左に曲がり、ルジュアール通りRue Lesueurを歩きます。すると、最初の4つ角で右に大聖堂の立派なファサードが見えます。

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ロベール・ド・ルザルシュ通りRue Robert de Luzarchesに入って、大聖堂に向かいます。

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アミアン大聖堂の素晴らしいファサードに近づきます。

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尖塔が空を突き抜ける勢いです。

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ファサードの扉口には精細な彫刻が施されています。扉の真ん中に柱には、聖母子の彫像があります。これでこそ、ノートルダム大聖堂です。

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しかし、よく見るとここは南側面のファサードです。それでは西正面のファサードはどんなに凄いのでしょう。逸る気持ちを抑えて、南側面に沿ったコルモン通りRue Cormontを歩いていきます。そして、すぐにノートル・ダム広場Place Notre Dameに出て、西正面のファサードに向かい合います。さすが、アミアンの大聖堂は凄い!! 立派としか言えません。

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ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。歩いて15分足らずの移動でした。

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今日は日曜日。これから日曜ミサが始まりますから、急いで内部を見学しましょう。



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アミアン大聖堂:日曜ミサの前に大聖堂の内部を急いで撮影

2016年7月24日日曜日@パリ~アミアン~リヨン/4回目

アミアン大聖堂Cathédrale d'Amiensの前に着きました。西正面のファサードの素晴らしさは圧倒的です。ところで、今日は日曜日なので日曜ミサがあるはずで、ミサが始まると写真は撮れません。早く大聖堂の中に入りたいところですが、saraiは急に催してきて、SOS。配偶者は呆れて、困ったもんだという顔をしています。でも自然現象なので仕方ないですよね。大聖堂前のカフェでお茶して、トイレを借りしましょう。待っている配偶者はぽつねんと椅子に座って、大聖堂のファサードを眺めるのみです。

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用を足し終えて、落ち着いたところでsaraiは今度は大聖堂内部の写真を急いで撮らないといけないことに思いが至ります。配偶者は勝手な人だと、また、呆れ顔。まだ、オーダーしたお茶は出てきていません。配偶者にカフェで待っていてもらって、とりあえずミサの前に写真だけ撮ってくるということで、saraiだけ大聖堂に向かいます。

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saraiが急いで内部に入ると、ミサはまだまだのようです。内部はとても大きなゴシック空間です。

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身廊を進んで、内陣に向かいます。

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内陣の前のクロッシングに着きます。内陣は区切られていて、祭壇は見えません。

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クロッシングから北翼廊を眺めます。大きな薔薇窓です。

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こちらは南翼廊。北翼廊とそっくりです。

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南翼廊の前には、大きな絵画と彫像があります。絵画のテーマは聖母被昇天? 絵画の両側の彫像は左が聖女ジュヌビエーブ、右がホロフェルネスの首を斬るユディトです。

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ここから後陣の周歩廊を歩きます。聖ヨゼフの礼拝堂があります。彫刻はイエスと聖ヨゼフという珍しい取り合わせの彫刻です。

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周歩廊を進んで後陣奥に行くと、素晴らしいステンドグラスが並んでいます。

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サクレ・クールの礼拝堂のステンドグラスです。サクレ・クールとは「聖なる心臓」(聖心)を意味し、イエス・キリストに捧げ、守護として祀っている礼拝堂です。

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聖母の礼拝堂です。ステンドグラスが美しいですね。

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この頃、配偶者は、1人で大聖堂を見上げながらゆったりと時間を過ごしていたそうです。

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既にお茶は届いています。

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saraiは周歩廊を歩いています。こんな美しい彫刻があります。

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周歩廊をぐるっと周って、北側に出ました。北翼廊の先に北側廊が見えます。

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北翼廊の前から身廊と側廊を眺めます。

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日曜ミサが始まる前に、大聖堂内部の写真を撮り続けます。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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お役に立てて、なによりです。我が家では今でもメインのCDプレーヤーとして活躍しています。ただ、最近はCDはいったんリッピングしてHDDに格納し、USBオーディオでオーディ

01/18 15:18 sarai

父からアンプとセットで譲り受けたもののトレイが動かず困っていましたが、
ブログを見て自分で購入・修理することができました。
利益目的でもなくまた素人でも分かる記事

01/18 13:50 hisa

のりしんさん

saraiです。コメントお寄せいただき、ありがとうございました。
同じ追っかけ仲間、今後ともよろしくお願いいたします。
彼女の声は素晴らしいですね。

12/01 12:07 sarai

私も中村さんの追っかけやっております。昨日の演奏も圧倒的でしたね。中村さんの歌を聴いていると、なぜか涙腺が緩んで来ます。

12/01 09:39 のりしん

Steppkeさん

saraiです。ティーレマン信奉者にとって、《あまり好きでない》=《嫌い》に思えてしまうのです。まあ、夜道でうんぬんはいかにティーレマン信奉者でもやりま

11/15 10:39 sarai

sarai さん。
そんな..Thielemann が「嫌い」などと、夜道で後ろから刺されるようなことは言わないで下さい。
別に「嫌い」ということはないですよ。
今年は既に4回も聴

11/15 09:39 Steppke

Steppkeさん

saraiです。最前列で聴いたので、ほとんど弦セクションの音が響きました。それが狙いなので、満足しました。本文にも書きましたが、ウィーン・フィルのブルッ

11/14 13:15 sarai
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