シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneのサン・エティエンヌ大聖堂Cathédrale Saint Etienneの鑑賞を終えました。正直、今日は多くの教会を見て、頭が整理できません。それほどに素晴らしい教会の数々で、フランスの教会の素晴らしさを実感しました。とりわけ、いずれもステンドグラスの美しさが心に残ります。
さて、パリに戻るTGVに乗るために駅に向かいます。夕陽の照りつけるマルヌ通りRue de la Marneを少し歩くと、レオン・ブリュム通りBoulevard Léon Blumと交差するロータリーにぶつかります。そのロータリーを過ぎると、通りの名前はマルヌ通りからジャン・ジョレス通りRue Jean Jaurèsに変わり、通りは橋にさしかかります。橋の上からは水門が見えます。マルヌ川と並行する運河、カナル・ラテラル・ア・ラ・マルヌCanal latéral à la Marneの水位調整用の水門です。

橋を過ぎて、進んでいくと、すぐに次の橋に差し掛かります。今度はマルヌ川la rivière de la Marneに架かる橋です。

橋の上から眺めるマルヌ川の流れは美しい緑色に染まっています。

橋の上で後ろを振り返って、シャロン=アン=シャンパーニュの町に別れを告げます。

橋を2つ超えて、シャロン=アン=シャンパーニュの駅に戻りました。
駅まで歩いてきたルートを地図で確認しておきましょう。

駅前に着いたのは予約したTGVの発車の20分ほど前です。ちょうどだねって配偶者に言うと、配偶者はぎりぎりじゃないのって反論。見方はいろいろあるものです。駅前にはまた、タクシーが1台停まっています。来たときと同様です。そのタクシーの前を通り過ぎようとすると、配偶者がそのドライバーがこちらに手を振っていることに気が付いたようです。そうです。さっき、我々をレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameに運んでくれたタクシーだったんです。今日は色んな出会いがあったわねって、配偶者が嬉しそうに言いますが、確かにそうでしたね。充実した1日でした。歩き疲れもしました。その結果が翌日、大変な事態に発展することはこの時点ではまったく予期していませんでした。冷たい飲み物を購入して、ホームで列車を待ちます。

TGVのチケットはランス駅Gare de Reimsで購入済です。フランスレイルパス所持者用の格安料金のチケットです。わずか18ユーロ(二人合計)で購入できました。

駅のホームの様子を見ながら、列車待ちをします。駅名表示板を眺めます。

ホームをぼんやりと眺めていると、カメラを構える青年がいることに気が付きます。鉄っちゃんでしょうか。我々の乗るTGVには、まだ少し時間があります。するとホームに貨物列車が入ってきます。その写真を撮り終えた青年が、グッと手で合図すると、列車の運転士がピーっと警笛鳴らしてくれます。素晴らしい連携プレーに拍手です。配偶者がその運転士に手を振ると手を振り返してくれます。とっても素敵な触れ合いに配偶者も大喜び。そんなことをしながら、時間をつぶしていると、やがて、ホームにTGVが入ってきます。

すぐに車内に乗り込みます。車内は予想通り、ガラガラです。まあ、ファーストクラスではありますけどね。

夕陽のギラギラ照った暑い道を歩きましたから、ずいぶん、喉が渇いています。乗車前に買ったオレンジジュースで喉を潤しましょう。

TGVは定刻通りに発車して、パリに向かいます。途中、20分ほどでシャンパーニュ・アルデンヌChampagne-Ardenne TGVに停車します。ランスのすぐ近くの駅です。

後はどこにも停車せずにTGVはパリ東駅PARIS ESTに向かいます。シャロン=アン=シャンパーニュから、1時間ちょっとで定刻通りにパリ東駅に到着します。

鉄道のルートを地図で確認しておきましょう。

パリ東駅から、メトロを乗り継いで、リヨン駅Paris Gare de Lyonそばのホテルには7時半過ぎに帰着。綱渡りのような1日でしたが、思い出に残る1日でもありました。
明日はパリの最終日。アミアン大聖堂を訪問後、TGVでリヨンに移動して、リヨンのノートルダム大聖堂(フルヴィエール)を訪れ、夜はリヨンの美食を楽しみます。まあ、そのつもりではあったんですけどね・・・。
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