アミアン大聖堂Cathédrale d'Amiensを目指して、アミアンAmiensの駅に着いたところです。オーギュスト・ペレが設計した素晴らしい駅舎の前に立っています。駅前に、異様に高い塔、ペレ塔Tour Perretが立っています。名前の通り、オーギュスト・ペレが最晩年の1954年に残した作品です。ル・アーヴルのサン・ジョセフ教会にそっくりです。27階建ての高さ104mを誇ります。残念ながら、内部は公開されていません。

この塔は後で駅に戻ってくるときに、駅の目印になりますね。町のランドマークです。さて、アミアン大聖堂を目指して歩きます。
駅前の大通り、ベルフォール通りBoulevard de Belfortを渡って、歩行者天国のノイヨン通りRue de Noyonを歩きます。

左手に緑の広場が見えます。ルネ・ゴブレ広場Place René Goblet(サン・ドニ広場とも呼ばれています)です。石碑に“Aux Picards Martyrs de la Resistance”と刻まれています。《ピカルディ地方のレジスタンスの殉教者たちへ》とでも訳すのでしょうか。いずれにせよ、第2時世界大戦の慰霊碑ですね。

綺麗な花々が咲き誇っていて、可愛い広場です。

駅のほうを振り返ると、ランドマークのペレ塔が陽光に輝いています。

広場の横を歩いていくと、広場の中央に銅像が見えます。アミアン出身の歴史家にして言語学者のシャルル・デュフレスン・デュ・カンジュ卿Charles Dufresne sieur Du Cangeだそうです。(アミアン出身のフランス貴族でビザンツ学の確立者。1670年代以降、ビザンツ史家全集パリ版の主要編纂者として多くのビザンツ著作の校訂と注釈を行う。歴史学、文献学、系譜学、地誌学、古銭学の領域でも成果を上げた。古代ギリシア語、中世ギリシア語それぞれの百科事典や中世・近世ラテン語辞典を編纂。~東海大学付属図書館の資料を参照)

ルネ・ゴブレ広場の端まで歩くと、その先は道が4本ほどに分かれています。

分岐路には素晴らしく綺麗なフラワースタンド(ポール型)があります。さすがにフランスですね。

さて、どの道を進みましょうか。これが一番美しい通り、トロワ・カイヨー通りRue des 3 Caillouxです。歩いてみたくなる通りです。

しかし、右に折れる通りの先を覗くと、尖塔が見えます。きっと、アミアン大聖堂でしょう。この通りはヴィクトル・ユーゴー通りRue Victor Hugoです。

このヴィクトル・ユーゴー通りに歩み入ります。

2番目の角で左に曲がり、ルジュアール通りRue Lesueurを歩きます。すると、最初の4つ角で右に大聖堂の立派なファサードが見えます。

ロベール・ド・ルザルシュ通りRue Robert de Luzarchesに入って、大聖堂に向かいます。

アミアン大聖堂の素晴らしいファサードに近づきます。

尖塔が空を突き抜ける勢いです。

ファサードの扉口には精細な彫刻が施されています。扉の真ん中に柱には、聖母子の彫像があります。これでこそ、ノートルダム大聖堂です。

しかし、よく見るとここは南側面のファサードです。それでは西正面のファサードはどんなに凄いのでしょう。逸る気持ちを抑えて、南側面に沿ったコルモン通りRue Cormontを歩いていきます。そして、すぐにノートル・ダム広場Place Notre Dameに出て、西正面のファサードに向かい合います。さすが、アミアンの大聖堂は凄い!! 立派としか言えません。

ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。歩いて15分足らずの移動でした。

今日は日曜日。これから日曜ミサが始まりますから、急いで内部を見学しましょう。
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