前半のメシアンとドビュッシーに触れられませんでしたが、どちらも最高!という称号を与えたくなるような素晴らしい演奏でした。とりわけ、メシアンはこのまま、CD録音してもベストCDになるのではないかという出来栄えです。今年1月に演奏されたメシアンの《彼方の閃光》が5月にテレビ放映されるそうですから、それも聴き逃せませんね。
予習ですが、メシアンは以下のCDを聴きました。
マリウス・コンスタン指揮フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団~メシアン・エディション(Warner Classics )
チョン・ミュンフン指揮バスティーユ管弦楽団~オリヴィエ・メシアン/コンプリート・エディション(DG)
いずれも美しい演奏で文句なしです。
ついで、ドビュッシーの予習は以下のCDを聴きました。
ピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団
これが素晴らしい演奏でした。録音も最高です。つい、2回続けて聴いてしまいました。なお、今日の演奏は冒頭にファンファーレの入った特別ヴァージョンでした。
最後にバルトークの予習です。
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、シャシュ、コロシュ 1979年録音 DVD
ピエール・ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団、ジェシー・ノーマン、ラズロ・ポルガー 1993年録音
ベルナルト・ハイティンク指揮ベルリン・フィル、フォン・オッター、ジョン・トムリンソン 1996年録音
まずはショルティのDVD(日本語字幕付き)で内容を再確認。シルヴィア・シャシュの美貌と美声に魅了されます。ブーレーズとシカゴ交響楽団だったら、もっと突っ込んだ演奏をしてほしかったところです。ジェシー・ノーマンの迫力は凄いです。ベルナルト・ハイティンク指揮ベルリン・フィルは格段に素晴らしいと言いたいところですが、録音が今一つです。フォン・オッターの表現力はさすがです。できれば、フリッチャイ指揮のCDも聴きたかったんですが、時間切れ。フィッシャー=ディースカウ,テッパーと歌手もよいのですが、この時代はなんとドイツ語の歌唱です。今ではありえませんね。
今日のプログラムは以下のとおりでした。
指揮:シルヴァン・カンブルラン
管弦楽:読売日本交響楽団
ユディット=イリス・フェルミリオン(メゾ・ソプラノ)
青ひげ公=バリント・ザボ(バス)
メシアン:忘れられた捧げもの
ドビュッシー:「聖セバスティアンの殉教」交響的断章(ファンファーレ付き)
《休憩》
バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」作品11(演奏会形式/字幕付き)
今年は読売日本交響楽団を聴いてみようと思っています。定期演奏会はよい席がゲットできなかったので、とりあえず今年はみなとみらいのプロムナードコンサートの会員になりました。今日の演奏を聴くと、とても期待できそうです。指揮者もソリストもよさそうだしね。
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