fc2ブログ
 
  

奇跡のような名演!!The Bach Odyssey Ⅱ アンジェラ・ヒューイット@紀尾井ホール 2017.5.30

アンジェラ・ヒューイットの“バッハ オデッセイ”の2回目。こんなバッハが聴けるなんて、望外の幸せです。一生に何回も聴けるようなコンサートではありません。冒頭からフランス組曲の素晴らしい演奏が続きます。前半に演奏された第1番と第2番の見事なこと。ただただ、聴き惚れるだけです。しかし、これは単なる序章でしかありませんでした。後半は前半を上回る圧巻の演奏です。素晴らしい第6番に続いて、第3番は天国的な美演に驚愕します。そして、最後の第5番も極上の素晴らしさ。感動あるのみです。

今日のプログラムは以下です。

ピアノ:アンジェラ・ヒューイット
 
J.S.バッハ・プログラム Odyssey Ⅱ

フランス組曲 第1番 ニ短調 BWV812
フランス組曲 第2番 ハ短調 BWV813
フランス組曲 第4番 変ホ長調 BWV815

  《休憩》

フランス組曲 第6番 ホ長調 BWV817
フランス組曲 第3番 ロ短調 BWV814
フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816

  《アンコール》

ラモー:タンブラン


第1番~第3番の短調の曲の哀調を帯びた美しさ。第1番~第6番のサラバンドの静謐な美しさ。第3番と第5番はすべての曲の素晴らしい演奏に心がとろけるような気持ちにさせられました。アンジェラ・ヒューイットは考え抜いた解釈のもとにごく自然な演奏をしていただけです。しかし、それがバッハの最高の演奏になっていました。凄い演奏に深い感銘を覚えました。演奏の細かいことに触れる必要はないでしょう。バッハの音楽を愛するものにとって、これ以上はないというフランス組曲でした。


アンコールは舞曲つながりでラモーの有名なタンブラン。のりのりの素晴らしい演奏でした。

9月はパルティータ全曲演奏です。パルティータはsaraiが最も愛する鍵盤音楽です。物凄い演奏が聴けそうです。



↓ 音楽を愛する同好の士はポチっとクリックしてsaraiと気持ちを共有してください

 いいね!



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       アンジェラ・ヒューイット,
人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR