ヴァルーガ山頂駅Vallugaから麓のザンクト・アントンSankt Anton am Arlbergに向かって、ハイキングしているところです。ゼンヒュッテSennhütteを過ぎて、ザンクト・アントンの町ももうすぐです。道標を見ると、ゾンネン・ヴェーグSonnenWegというハイキング道は終わり、ここからはモーゼン・ヴェーグMoosenWegというハイキング道がザンクト・アントンまで続くようです。

やがて、ロープウェイ、ガルツィックバーンGalzigbahnの前に出ます。ゴンドラが忙しそうに動いています。かなり下のほうにガルツィックバーンの麓駅も見えています。その向こうにはザンクト・アントンの町も見えています。いよいよ、ハイキングの最終地点です。麓駅のほうに向かって急ぎ足になります。

もう道に迷う恐れはありませんが、それでも道標を確認しながら歩きます。

ロープウェイの下の草原の中にハイキング道が続いています。

またしても電気柵を抜けて進みます。

頭上をゴンドラが上ったり、下ったりしています。

草原を下る道で、ずいぶん楽な筈ですが、いかんせん疲れています。ゆっくりゆっくり麓駅を目指します。

それでも次第に麓駅の姿が大きくなってきます。

もう道標もこれが最後でしょう。

目の前が麓駅です。ようやく、到着です。バンザ~イ! 4時間ちょっとかかりました。ガイドブックでは2~3時間となっていますが、倍近くかかってしまいましたね。

今日の行程を地図でおさらいしておきましょう。ロープウェイを3つ乗り継いでヴァルーガ山頂Vallugaに上り、そこからのチロル、アルプスの景色を楽しみ、また、ロープウェイでガルツィック山頂Galzigに下って、そこからハイキングして出発点のガルツィックバーンの麓駅まで歩いてきました。

麓駅の裏を抜けて、ザンクト・アントンの町に出る道に出ました。ハイキング道とはお別れです。

なにかお土産をと足を引きずり、お店を眺めながらホテルに戻ります。

が、お土産となるものは何もありません。町の大通りも閑散としたものです。

まだちょっと時間が早いのですが、早めに駅に行って、電車を待ちましょう。ホテルに預けてあった荷物を引き取って、駅に向かいます。駅前に流れるロザンナ川Rosannaは清冽な流れです。

川を渡ると、そこには大きな駅舎があります。小さな町には不似合いな立派な駅です。

駅舎には何もないので、すぐにホームに出ます。ホームの屋根越しに先ほどハイキングした山が見えます。

まだ、乗車予定のレールジェットの到着まで30分ほどあります。ぼんやりしながら、ホームで待ちます。

この駅は乗降客も少ないですが、駅もホームもなかなか立派です。5分ほど遅れてレールジェットが到着。

ここから、インスブルックInnsbruck経由でイェンバッハJenbachに向かいます。2時間弱で到着できる筈だったんですが・・・。
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