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アーヘン湖の1日:湖一周クルーズ終了、そして、バスでイェンバッハへ

2016年7月30日土曜日@イェンバッハ~アーヘン湖/9回目

アーヘン湖Achenseeでクルーズ中です。アーヘン湖1周クルーズ完了までもう少しというところでしたが、下船予定の船着き場ゼーシュピッツSeespitzの2つ手前の船着き場ペルティサウPertisauに寄港中に、船着き場のすぐ近くにバス停があることを発見して急遽下船します。ここからバスに乗ってイェンバッハJenbachへ帰ります。
ここで下船する人は結構多いですね。

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次から次にどんどん降りてきます。このアーヘン湖ではメインの船着き場だったようです。

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船着き場の横にはボートハウスがあります。ボートハウスって何? 後で偵察してみましょう。

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1時間半以上、お世話になった観光船ともここでお別れです。

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まずはバス停を確認しておきましょう。船着き場のすぐ前の道路の左手にバス停があります。当然、方向的に通りを渡った反対側がイェンバッハ行きのバス停でしょう。

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時刻表を確認しますが、イェンバッハ行きのバスの時間がありません。下にイェンバッハ行きのバスは向かい側から出ると書かれています。なぜ?

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指示されたように、通りを渡って、反対側のバス停に戻ると、確かにこちらの時刻表にイェンバッハ行きのバスの時刻が記載されています。危ないところです。時刻表を検討すると、イェンバッハでは駅まで乗って行かずに2つ手前のシャルザーシュトラーセJenbach Schalserstraße/MPREISで降りたほうがホテルに近そうです。

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バスの出発時刻までの29分ほど、湖畔をぶらぶらします。

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湖の上に突き出したレストランでお洒落な食事というのもいいですね。でも、バスの時間があるので我々は無理です。残念!

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湖畔には綺麗なホテルもあります。チロル風のモダンな装いです。

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アーヘン湖の湖面は美しく輝いています。向こうに見えているのは南端のゼーシュピッツのほうです。

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湖畔を歩くのも暑くて、いけません。そろそろ、バス停のほうに戻りましょう。

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これが例のボートハウスの中の様子です。レンタルボート屋さんだったようです。ボートにも乗りたかったなあ・・・。

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建物の陰で陽光を避けながら、バスの到着を待つことにします。

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さて、バスはちゃんとやってくるでしょうか。1時間に1本程度のバスなので、ドキドキしながら待っていると、定刻にやってきます。イェンバッハまで行くことを運転手さんに確認して乗車。チケットも運転手さんから購入します。二人で10.8ユーロは安いですね。

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バスはイェンバッハとは反対方向にいったん進みますが、実はこのペルティサウの村内を周っていくようです。



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アーヘン湖の1日:バスはSLを追い抜き、一路、イェンバッハへ

2016年7月30日土曜日@イェンバッハ~アーヘン湖/10回目

アーヘン湖Achenseeのクルーズを終え、湖岸の村ペルティサウPertisauからイェンバッハJenbachへ戻るバスに乗ったところです。バスにはレジャー客のほか、地元の人も乗っています。車内は結構、混み合っています。

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ペルティサウのツーリストインフォメーション前のバス停を出発すると、バスはグルリと村を巡り始めます。野原の中にチロル風の教会があります。

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小さな広場の中に列柱が立っています。何でしょう。

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可愛いホテルもあります。

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公園のような村を巡っていきます。

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村内を一周して乗客を乗せ、アーヘン湖畔に出ていきます。

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湖畔に小さな塔があります。もしかしたら、バードウォッチングタワーでしょうか。あるいは湖の見張り塔?

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湖畔に出ると、ちょうど観光船に出会います。先ほどまで、saraiが乗っていた船がゼーシュピッツSeespitzから折り返してきたんですね。もう一度出会えるとは思っていませんでした。

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観光船は遠ざかり、ペルティサウの船着き場に向かっていきます。

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おや、湖岸に人が集まっています。サイクリングしている人たちが休んでいるようです。

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と、すぐ、その横では湖水浴を楽しんでいる人たちがいます。本当に夏のレジャーを楽しむ人でアーヘン湖は大賑わいです。

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アーヘンゼー鉄道Achenseebahnのゼーシュピッツ駅Seespitz(乗船場)を通り過ぎます。当初の予定では、ここでバスに乗ることにしていました。

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湖岸を過ぎると、黒煙を上げながら走っていく蒸気機関車の姿が見えてきます。この蒸気機関車は朝乗ってきたもののようです。ちょうどイェンバッハを一往復してきて、また、ゼーシュピッツを出発したんですね。

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蒸気機関車に追いつきます。あれっ、運転士は後ろ向きに座っていますね。そうか、機関車の向きは変えられないから、イェンバッハに向かうときは後ろ向きになってしまうのかな・・・。分からない?

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バスはスピードを上げて、蒸気機関車を追い抜いて、マウラッハMaurachに向かっていきます。

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バスは速いので、イェンバッハまではあと25分ほどです。(イェンバッハとアーヘン湖の間は蒸気機関車で50分、バスで30分)



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アーヘン湖の1日:バスはチロルの美しい自然を抜け、イェンバッハへ到着

2016年7月30日土曜日@イェンバッハ~アーヘン湖/11回目

アーヘン湖Achenseeの湖岸の村ペルティサウPertisauからイェンバッハJenbachへ戻るバスに乗っています。バスはマウラッハMaurachの村の中に入ったところで先行する蒸気機関車を追い抜いて、村の中心地のロータリーでぐるっと左に回り込んでいきます。ロータリーの真ん中では噴水が上がっています。

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バスの中継地のマウラッハ・ミッテルシューレMaurach/Achensee Mittelschuleに到着します。眼前には切り立った岩山、ロートシュピッチェRotspitzeが見えています。

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このマウラッハ・ミッテルシューレでしばらく時間調整します。5分ほどで再出発です。

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マウラッハの綺麗なホテル、モーザーズ・ホテルMaurach/Achensee Moser's Hotelの前を過ぎます。

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また、前方に蒸気機関車の上げる黒煙が見えてきます。先ほど追い抜いた蒸気機関車がバスが時間調整しているうちに先に進んだようです。

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峠にあるエーベン駅Ebenに到着すると、既に蒸気機関車は駅で停車中です。実はこの蒸気機関車はこのエーベン駅止まりだったんです。この蒸気機関車がイェンバッハまで行くんだったら、帰りも蒸気機関車に乗ってもよかったんですけどね。なお、この後のイェンバッハ行きは1時間後なんです。ですから、どうしてもこのバスに乗って、イェンバッハに戻るしかなかったんです。

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ここでアーヘンゼー鉄道Achenseebahnの線路と別れて、山の上の素晴らしいドライブウェイ、アーヘンゼーシュトラーセAchensee Straßeをバスは走り出します。ドライブウェイは鉄道線路よりも遥かに高いところに作られています。

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チロルの景色のまっただなかをバスは走っていきます。

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山の上のドライブウェイをあっという間に通り抜けて、イェンバッハ近くの野原を走り出します。

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越えてきた高い山を眺めながら、バスはイェンバッハに向かいます。

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イェンバッハの町が近くなります。はらはらしながら、ホテルの最寄りのバス停、シャルザーシュトラーセJenbach Schalserstraße/MPREISで間違いなく下車しようと身構えます。

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無事、目的のバス停で降りることが出来ました。5分ほど歩いて、ホテルに到着します。ホテルは、扉をクローズして清掃中です。あらかじめ貸してもらったカードキーで裏口の扉を開けて、ホテル内に入ります。裏口の中はロビーになっていて、その片隅に約束通り荷物がちゃんとおいてあります。よかった!

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無事に荷物をゲットしたところで、以前タクシーの運転手にもらったタクシーカードを見ながらタクシー会社に電話をかけて、タクシーを呼びます。

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なかなか、話が通じませんが、何とかホテルまで迎えにきてもらうことになります。15分ほど待たされて、本当にタクシーが来るのか心配して、ホテル前にしょんぼり座って待っていると、村人が心配して声をかけてくれます。親切な村人に感謝! すると、ようやくタクシーがやってきます。無事にタクシーにピックアップしてもらい、イェンバッハ駅に到着です。ここまでくれば一安心。予定のレールジェットの発車時間まで45分ほどあります。駅の構内にあるカフェでお昼にしましょう。一人で店番をしているおばさんに注文します。

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注文したのはボイルソーセージとグーラッシュ。茹でるのに10分くらいかかるわよと鍋にお湯を沸かし始めます。グーラッシュは缶詰だけどと言いながら用意してくれます。時間はたっぷりあるので、ゆっくり待ちます。

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これがグーラッシュ。カイザー・ゼンメル付きです。

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これがボイルソーセージです。

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どちらも大満足の美味しさです。それに何より安い! お腹が満たされて、満足です。
さて、ザルツブルク行きのレールジェットを待ちましょう。



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レールジェットは一路、ザルツブルクへ

2016年7月30日土曜日@イェンバッハ~ザルツブルク/12回目

アーヘン湖Achenseeで蒸気機関車や湖一周クルージングを楽しみ、これから、いよいよ、この旅の本命であるザルツブルク音楽祭に向かいます。イェンバッハ駅Jenbachでもうすぐ到着するレールジェットを待っています。
ところで、イェンバッハ駅には、こんなに立派なコインロッカーが設置してあります。

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おまけに日本語表示までありますが、ちょっとおかしな表現になっています。

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それはともかく、このコインロッカーが使えないやつで困りものです。ヨーロッパの駅ではありがちですが、故障しているんです。日本では考えられませんね。仕方がないので、今日は荷物はホテルに預かってもらいました。

そうこうしているうちにレールジェットも定刻に到着。いよいよ音楽祭を楽しむためにザルツブルクに向かいます。
チケットはネットで格安料金でファーストクラスを購入済みです。

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念のために座席予約もしましたが、これは不要だったようです。

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このレールジェットはインスブルック発でウィーン空港行きです。イェンバッハに停車するレールジェットは少ないので、貴重な便です。ザルツブルクまで途中、2つの駅に停車して、2時間弱で走ります。社内備え付けの列車案内パンフレットに詳しい時刻表が掲載されています。

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ファーストクラスなので快適で、おつまみのサービスもあります。

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チロルの自然の中を走り抜け、すぐに次の停車駅、ヴェルグル Wörglに到着します。

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レールジェットは蛇行するイン川Innに沿って、走ります。

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チロルの美しい景色が続きます。

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野原の先には切り立った岩山が聳えます。

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どこまでも景色が変わりません。

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青空と山と野原・・・それがチロルの風景です。

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2番目の停車駅、クフシュタイン Kufsteinに到着します。

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クフシュタインを出発すると、次はザルツブルクです。ここから1時間以上、無停車で走ります。レールジェットはまたイン川に沿って走ります。川の向こうには大きな岩山が見えています。

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広々とした野原の中を気持ちよく走り抜けていきます。

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ザルツブルクに着いたら、早速、ウィーン・フィルのコンサートです。車内でしっかり休養しておきましょう。



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ザルツブルク音楽祭デビュー

2016年7月30日土曜日@イェンバッハ~ザルツブルク/13回目

イェンバッハJenbachからレールジェットでザルツブルクSalzburgに向かっているところです。
レールジェットは野原と岩山のチロルらしい風景の中を走っていきます。

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チロルの景色に別れを惜しみつつ、saraiはうつらうつらしてきます。配偶者は車窓の景色に見入っています。

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saraiは夢の中ですが、車窓にはチロルの村の教会の美しい風景が流れています。

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まさに牧歌的な風景が続いていたようですね。

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チロルを抜け出るようなところまでやってきます。小さな美しい町が見えます。ザルツブルクまであと30分ほどです。

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ザルツブルクの町に流れるザルツァッハ川Salzachの鉄橋にさしかかります。川の向こうの丘の上にはホーエンザルツブルク城Festung Hohensalzburgの姿も見えます。

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懐かしいザルツブルク中央駅Salzburg Hbfに到着です。ザルツブルクに来るのもこれで4~5回目になります。駅は昔に比べるとずい分立派になったものです。

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これが今まで乗ってきたレールジェットです。

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レールジェットはこの後、リンツ、ウィーンを経由して、ウィーン空港まで走っていきます。レールジェットに別れを告げて、プラットホームから駅前に向かいます。

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駅前からはバスに乗って、ホテルに向かいます。まずはバスのチケットを購入します。おっ、いつの間にか、チケットの自動販売機は日本語対応になりましたね。

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1枚2ユーロの1回券を2枚購入。クレジットカードで買えるので、小銭を探す手間が省けます。

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トロリーバスに乗って、マカルト広場Makartplatzまで行き、そこから数分歩いてホテルに到着です。ホテル・クローネ1512Hotel Krone 1512という手頃な料金のホテルです。入口にあるレストランの前にある小さなレセプションでさっとチェックインし、部屋に入ります。部屋の中にバスタブがあるという面白いお部屋です。

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デザインホテル風にリノベーションされています。

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部屋の前には中庭があり、窓からはその中庭のデッキチェアーで寛いでいる少女の姿が見えます。どうやらお隣の部屋に宿泊している家族の娘さんのようですね。

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この部屋に1週間お世話になります。

今回はザルツブルク音楽祭デビューになります。まずは、コンサートからスタートです。勝手知ったるザルツブルクの町をバスで3区間走るとザルツブルク祝祭大劇場。着飾った男女が集結しています。saraiは恥ずかしながらタキシードデビューです。

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今晩はウィーン・フィルのコンサートでスタートです。半年以上も前の1月にネットで首尾よく、良い席のチケットを購入しました。

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圧巻のマーラー(交響曲第10番)を聴いて満足です。コンサートの詳細な記事はここに書きました。

帰りは町をぶらぶら歩いて、ホテルに帰着。
明日はオペラを聴きます。これからの1週間、怒涛の音楽漬けに入ります。配偶者もお付き合い、よろしくお願いします。



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フェルゼンライトシューレ初見参

2016年7月31日日曜日@ザルツブルク/1回目

旅の12日目、ザルツブルクSalzburgの2日目です。

昨日ザルツブルク中央駅Salzburg Hbfに降り立つと、ムッとするような暑さ。これは困ったと思ったのですが、陽が落ちると少し涼しくなり、今朝の明け方にはお布団を引き寄せる涼しさ。配偶者によると、日曜礼拝の鐘がたまらなくうるさく鳴り響く(教会がホテルの目の前)のにたたき起こされてみると、涼しさを通り越して冷たいほどの風が吹いていたそうです。ありがたいですが、このような風は雨を呼ぶのですよね。案の定、空は怪しげに曇っています。
saraiは、教会の鐘の音にもめげずに10時半まで爆睡。
ようやく起き出して、saraiと配偶者はホテルの近くのカフェに朝食兼ランチをしに出かけます。ホテルを出て、路地に出ます。

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ホテル前の路地、リンツァーガッセLinzer Gasseをぶらぶらしながら、カフェに向かいます。この路地はカプツィナー山Kapuzinerbergに沿って、ザルツァッハ川Salzachに架かるシュターツ橋Staatsbrückeのほうに続いています。

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カフェのオープンテラスのテーブルにつくと、軽食とコーラのセットメニューがあったので、それをお願いします。が、配偶者は、コーラはどうもね・・・と言い出します。メニューの中にミルクと言うのがあったので、コーラをミルクに変更してもらえないかとお願いします。しかし、日曜日でお手伝いしていると思われる中学生くらいの女の子に、なかなかこれが通じません。絵やメニューや身振り手振りで何とか分かってもらえたようなのですが、出てきたのが泡立ちミルクのようなもの。配偶者は普通の暖かいミルクでよかったのにとぶつぶつつぶやいています。でも、結局は面白い飲み物だったと納得しています。

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メインはハムとチーズを挟んだホットサンドです。

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トマトケチャップが容器ごと出てきたのには驚きます。ソーセージ用でしょうね。

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ところで、追加でお願いしたゆで卵が出てきません。とっても忙しいお店で、お客さんが次から次へとパンを買いにくるので、なかなか女の子に言うタイミングがありません。ようやくゆで卵がまだよと伝えますが、これがまた通じません。メニュー表を指差すと、女の子からようやく出た言葉が「あっ、忘れてた・・・」。それから女の子が作るのを待って、ようやくゆで卵がいただけます。でも、出来栄えはsarai好みの超半熟で、大喜びします。美味しく頂きました。

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食事を終えて、また、路地を歩いて、いったん、ホテルに戻ります。リンツァーガッセは結構、人通りの賑やかな路地です。

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ホテルに戻って、saraiはせっせとブログ書き。配偶者は読書。ゆったりとした午後です。というのも、今日は午後3時からのオペラと夜8時半からのコンサートのダブルヘッダーですから、それまでは待機状態なんです。オペラはフェルゼンライトシューレFelsenreitschuleでモーツァルトの《コジ・ファン・トゥッテ》。フェルゼンライトシューレは直訳すると岩窟乗馬学校で、乗馬学校の裏の岩山を利用した劇場です。映画《サウンド・オブ・ミュージック》でコンクールの会場になっていましたね。saraiは初体験です。ところで、saraiはこのオープンエアの劇場は今日の雨模様の天気で大丈夫かと気をもみます。が、配偶者は、屋根があるという話を何かで見た気がすると主張。急いで調べてみると、今は開閉式の屋根が付いているので天候には左右されないとのとことで、一安心です。開演時間が近づきます。では、出かけましょう。バスに乗っていきます。バスのチケットは1週間乗り放題チケットを購入します。一人15.5ユーロと大変お得なチケットです。

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カラヤン広場Herbert-von-Karajan-Platzのバス停で下車します。通りの先にザルツブルク祝祭大劇場Großes Festspielhausがあります。その前の通りホーフシュタルガッセHofstallgasseはがらんとしていますが、その先にあるフェルゼンライトシューレのあたりはもう人だかりがしています。

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祝祭大劇場の壁には今日のオペラ、《コジ・ファン・トゥッテ》のポスターが貼られています。

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これまた、楽しみにしているオペラ、R・シュトラウスの《ダナエの愛》のポスターがあります。

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これは明日聴くトーマス・アデスの新作オペラ《皆殺しの天使》のポスターです。

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フェルゼンライトシューレの前は着飾った多くの観客が集まっています。

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これがフェルゼンライトシューレの入り口です。早速、中に入りましょう。開演25分前です。

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これがフェルゼンライトシューレのロビーです。あれっと思います。そうです。ここはモーツァルト劇場Haus für Mozartのロビーでもあります。実はフェルゼンライトシューレとモーツァルト劇場はロビーを共用しているんです。フェルゼンライトシューレへはこのロビーから出入りできます。

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ということは、フェルゼンライトシューレとモーツァルト劇場は同時に公演できないんでしょうか。まあ、同時に公演するほど、プログラムが立て込むことはないでしょうけどね。開演20分前なので、ロビーの様子をぐるっと見てまわったら、フェルゼンライトシューレのホール内に入りましょう。



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ザルツブルク音楽祭のモーツァルトは最高!!

2016年7月31日日曜日@ザルツブルク/2回目

フェルゼンライトシューレFelsenreitschuleでのモーツァルトの《コジ・ファン・トゥッテ》の開演を豪華なロビーで待っているところです。オペラは聴衆が日常を離れて、目一杯着飾っているので壮観です。開演前のざわめきもオペラの醍醐味のひとつです。

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ロビーの奥のほうに歩み入ってみます。そこから入口のほうを振り返ります。階段の上から見下ろしている人もいますね。みなさん、開演前のひと時を楽しんでいるようです。

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壁際にはシャンパンやワインが並べられています。オペラには音楽だけではなく、雰囲気も重要な要素です。

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さて、フェルゼンライトシューレのホールに入りましょう。あれっ、開演前なのに舞台の上で既に数人が演技をしています。

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フェルゼンライトシューレは岩山を利用した大きなステージと階段状の背面の壁がむきだしになっていて、幕が下せないので、開演前も何か演技をしていないと間が持たないのかしら・・・。
客席はかなりの傾斜がある階段席になっていて、どこからも舞台が見やすそうです。

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saraiは前から2列目ですが、最前列とも段差があるので、とってもよく舞台が見えます。これがチケットです。

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saraiの席からはこんな感じで舞台が見えています。

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オペラが開演し、期待以上の出来に感銘を受けます。やがて、休憩時間になります。ロビーとは反対側のほうから外に出ます。ホールの前や2階のテラスには観客がいっぱい並んでいます。

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ホール前の広場をぶらぶらします。

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ホーエンザルツブルク城Festung Hohensalzburgの姿も見えています。

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祝祭大劇場横の入り口前も外を散歩している観客でいっぱいです。

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しばらく、外をぶらぶらします。マチネーのせいか、心なしか、お洒落のレベルもそれなりのようです。saraiも今日はタキシードは着ていません。

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また、フェルゼンライトシューレのホール内に戻ります。開閉式の天井の一部が開けられています。舞台に光が満ちています。

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これが今日の舞台とオーケストラピットの様子です。ピットと客席の間に舞台が延長されていて、歌手がオーケストラの前に出て、歌うことができます。まるでコンサート形式のオペラみたいです。これがなかなか効果的で、ここぞという時に歌手が前面で思いっきり歌って、演技します。素晴らしい着想の演出ですね。

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席に座って、次の幕を待ちます。

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席から見た舞台の様子です。

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オペラ後半はますます、素晴らしくて、ザルツブルク音楽祭のレベルの高さを実感しました。最高のモーツァルトでした。大変な感銘を受けました。オペラの詳細な記事はここに既にアップ済みです。



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さっと食事・・・次はヴァイオリン・リサイタル、どっぷり音楽漬け

2016年7月31日日曜日@ザルツブルク/3回目

フェルゼンライトシューレFelsenreitschuleでのモーツァルトの《コジ・ファン・トゥッテ》は素晴らしい演奏・演出でした。大変な感銘を受けました。モーツァルトのオペラでは《フィガロの結婚》が大好きなんですが、《コジ・ファン・トゥッテ》もそれに匹敵する素晴らしいオペラであることを実感させられました。

長時間のオペラでした。終わってみれば、もう7時ちょっと前です。次の8時半からのコンサートの前に軽く食事をしましょう。そう考えながらフェルゼンライトシューレを出ると、一雨あったようで、道はビショビショです。やはり降ってきたのですね。迷っている暇はないので、土地勘のあるレストランに行きます。このすばやい行動が功を奏して、最後のテーブルを確保出来ました。店内は満員の人たちで賑わっています。

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このレストランはホテル・エレファントです。以前泊まったこともありますし、食事したこともあります。ホテルのロビーには名物の象さんの彫刻があります。

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白ワインをいただきながら、料理を待ちます。ナプキンも像の模様です。

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やがて、料理が運ばれてきます。これがsaraiの食べたツァンダー(淡水魚)のグリルです。

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これが配偶者の食べた鱒のグリルです。

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食事をしている間中、ひっきりなしにお客が来て、別の店を紹介されたり、合い席になったり、あきらめて帰ったり・・・大変でした。このレストランは味もいいし、料金もほどほどで人気店なんです。
1時間以内で美味しく食事を終えることができました。

次のコンサートは、大学広場Universitätsplatz前のコレギエン教会Kollegienkircheでドイツを代表するヴァイオリニストのイザベル・ファウストが演奏するバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲という大演目です。初めて訪れる会場なので、30分前にはレストランから急いで大学広場に行きます。教会の入り口が開いています。早速、中に入りましょう。美しいバロック様式の白い空間が広がっています。

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仮設の舞台は中央のクロッシング部分に作られています。客席はその舞台の四方に設置されています。

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クロッシングの天井を見上げます。白いドームが見えます。周りの天窓から明かりが差し込んでいます。まだ、夜の8時ころですから、外は明るいんです。演奏中には日が沈んでしまうでしょうけどね。

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翼廊には大きな祭壇画が飾られています。

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逆側の翼廊にも同様に祭壇画があります。

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この教会はウィーンのカールス教会も設計したバロックの巨匠、フィシャー・フォン・エルラッハの手によるものです。17世紀末から18世紀初めにかけて建設されました。モーツァルトのミサ曲 ニ短調『ミサ・ブレヴィス』 K.65(61a)がここで初演されたと言われています。歴史の重みを感じますね。

saraiのチケットはこれ。

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会場のスタッフに訊くと、舞台正面の3列目という、とてもいい席です。席に座って、後ろを振り向くと、入り口の上にパイプオルガンが見えます。ブルックナーが弾いたと言われています。

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席に落ち着いて、開演を待ちます。舞台の先には、簡素な主祭壇が見えています。

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ファウストの弾いたバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは彼女のCDの演奏を上回る素晴らしい演奏でした。しかし、素晴らしい響きに酔いしれましたがリサイタルが終わってみれば、夜中の12時です。通常のコンサート2回分です。さすがに疲れました。こんなこととは知らなかったらしい配偶者は腰が痛くなったと苦情を言っています。途中の休憩の後、戻ってこない人も多く、お隣のおしゃれな素敵な女性がどうしたのかしらと話しかけてきます。帰ったのでしょうと配偶者が言うと、素晴らしいけど長過ぎるものねと残念そうに言っていました。普通は2回に分けて行う分量のコンサートですから、休憩を入れると3時間半。お昼のオペラと合わせると今日一日で7時間を超す音楽体験になりました。ふーっ・・・。

リサイタルの詳細な記事はここに既にアップ済みです。

リサイタルが終わって、コレギエン教会を出ると雨です。傘をさしてホテルに戻ります。眠いのですぐに就寝します。

明日はモーツァルト劇場Haus für Mozartでトーマス・アデスの新作オペラを鑑賞します。



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ザルツブルガー・ノッケルン美味し!!

2016年8月1日月曜日@ザルツブルク/1回目

旅の13日目、ザルツブルクSalzburgの3日目です。

教会の前のホテルというのは考え物ですね。配偶者は今日も鐘の音で目が覚めたそうです。もっともsaraiは平気で寝ていました。それでも、昨夜は早めに寝たせいか、saraiも9時には起床。でも、昨日のコンサートのブログ記事を2つも書き洩らしています。早速、執筆業に取り掛かります。と言うわけで、配偶者は朝食の買出しに出かけます。

以下、配偶者の朝食買い出しの様子です。買い出し先は昨日朝食を食べたカフェです。今日は月曜日で学校があるのでしょう。女の子ではなくママが店番です。サンドイッチとクロワッサンとりんごのパンを購入。ホテルに戻ります。以上、配偶者の朝食買い出しの巻でした。

このホテルは、部屋に湯沸かし器などはないのですが、食堂のコーヒーマシンは無料で自由に使えます。なかなか便利です。部屋で美味しく気楽に朝食を頂きます。saraiは朝食後、執筆業に復帰。配偶者は『子供の初めてのお使い』もどきに出かけます。

以下、配偶者の『初めてのお使い』の様子です。もっとも、パンの買出しも初めてのお使いでしたけどね。今度は切手を買いに行きます。昨日、レセプションのお姉さんに切手が欲しいとお願いすると、金庫の中を探してくれましたが見つからず、明日は用意しておくわと言ってくれました。今朝のレセプションのお兄さんは、ここには切手はないからタバッキ(タバコ屋)で買ってねと言い、タバッキは100m先だと教えてくれたのです。タバッキは見た目は小さなお土産屋のようなものですから、よく見ないと見逃します。タバッキは上手い具合に見つかりました。が、店の主人が言うには、ここには置いてないから郵便局に行けとのこと。郵便局は、目の前の通りを真っ直ぐ行き、2つ目の角を左(多分そんなことを言ったと思う)だと教えてくれます。行くっきゃありません。2つ目の角でその先をうかがいますが、ビルが立ち並んでいるだけで、何があるかなんてわかりません。郵便関係は黄色と決まっているので、何か黄色いものはないかと目を凝らすと、木陰に小さなポストを発見。やりましたね。その前に行っても、小さな文字でPOSTと書いてあるだけで、どこが入り口かも分かりません。おばさんが建物に入っていくのに付いていくと、そこが郵便局でした。他の客に混じって順番を待ちます。ようやく自分の番になり、無事に切手を買うことが出来ます。さらにその場で絵葉書も受け取ってくれます。切手は2枚余分に買っておきます。これからのことがありますからね。
帰り道、空を見上げると、真っ青な青空です。今夜は着物を着る予定なので、雨の心配がないのは嬉しいのですが、暑くならないでね。これって贅沢なお願いでしょうか。
というのが、配偶者の小さな冒険だったそうです。

ようやくsaraiが昨日のブログを書き上げたので、出かけましょう。今日は特に予定はなく、休養の1日です。ふらふらと出かけます。ホテル前の路地、リンツァーガッセLinzer Gasseを抜けて、大通りのシュヴァルツ・シュトラーセSchwarzstraßeに出ます。

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ザルツァッハ川Salzachに架かるシュターツ橋Staatsbrückeの先には、ホーエンザルツブルク城Festung Hohensalzburgが見えています。

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シュターツ橋の手前には綺麗な花壇があります。ザルツブルクは夏も花の季節です。

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ここで、saraiが、昼食代わりにホテル・ザッハーでザルツブルガー・ノッケルン(ザルツブルクの名物お菓子)を食べようと提案します。今までにザルツブルガー・ノッケルンに2回チャレンジしましたが、いつも食べきれずに惨敗。3つの山を連ねた形のスフレでとっても大きいのです。デザートに食べようとするから駄目なのだから、昼食代わりなら食べられるだろうという作戦です。それもいいねって、配偶者も同意。ホテル・ザッハーのカフェはすぐ近くです。1分後にはカフェ・ザッハーの前に到着します。

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カフェに入り、ザルツブルガー・ノッケルンと紅茶をお願いします。カフェ・ザッハーの店内は豪華ですね。

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明るい窓際の席でゆったりとザルツブルガー・ノッケルンが焼けるのを待ちます。

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まず、紅茶が届きます。

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続いて、ザルツブルガー・ノッケルンにかけるイチゴクリームが届きます。

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とりあえず、紅茶をいただきます。

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さて、カメラを構えて、ザルツブルガー・ノッケルンの登場を待ちます。ザルツブルガー・ノッケルンはスフレですから、時間との勝負です。持ってくるとすぐに取り分けられてしまうので、その前に写真を撮らないといけません。ザルツブルガー・ノッケルンが届き、見事に激写。

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落ち着いて、ザルツブルガー・ノッケルンが各自の皿に取り分けられるのを待ちます。

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さぁ、頂きましょう。お腹に余裕があると、とっても美味しく頂けます。

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今日は二人でぺろりと頂きました。ようやく3回目にして、完食できて満足です。カフェ・ザッハーザルツブルガー・ノッケルンは評判通りの素晴らしいスフレでした。

カフェ・ザッハーを出ると、すぐ裏がザルツァッハ川に面しています。

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ザルツァッハ川を渡って、旧市街地に出ます。特に用事もないので、メインストリートのゲトライデ通りGetreidegasseを歩きますが、ものすごい人です。さすが大観光地です。

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人混み渋滞がおき、前に進むのが大変です。

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ともかく、まだまだ時間があるので、このあたりをぶらつきましょう。



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ザルツブルクの旧市街を散策

2016年8月1日月曜日@ザルツブルク/2回目

夜のオペラの時間までフリーなので、ザルツブルクの旧市街をぶらぶらしています。ゲトライデ通りGetreidegasseから続くユーデンガッセJudengasseの8番地には、1825年にシューベルトがザルツブルクに友達と旅行した際に宿泊した家があります。

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ユーデンガッセを抜けると、モーツァルト広場Mozartplatzに出ます。広場の中央には、もちろん、有名なモーツァルトの銅像が立っています。

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モーツァルトの銅像の周りは綺麗な花壇になっています。

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モーツァルト広場に隣接して、レジデンツ広場Residenzplatzがあります。ザルツブルク大聖堂Dom zu Salzburgも左手に見えています。

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レジデンツ広場に移動します。広場の中心には噴水があります。右手の大きなドームはザルツブルク大聖堂です。

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レジデンツ広場にはザルツブルク大聖堂の北側面が面しています。右手のレジデンツResidenzの前には観光馬車が並んでいます。

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レジデンツ広場から続くアルターマルクトAlter Marktには、ザルツブルクのチョコレート有名店のフュルストCafe Konditorei Fürstがあります。

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ここを覗きますが、カフェが中心でチョコレートの販売はお店の端に少し並んでいるだけ。それに混雑しているので、撤退します。

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アルターマルクトを抜けて、再び、ゲトライデ通りに戻ります。やはり、ひどい混雑ぶりです。そんな中に突っ込んでくる車もあります。

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だからといって、何があるわけでもありません。お土産物屋と洋服や靴のお店、カフェが並ぶだけです。そんなゲトライデ通りから抜け出て、大学広場Universitätsplatzに向かいます。そこでは朝市が立ちますが、今はもう午後なので、どうでしょう・・・おおーっ、まだ、野菜や果物の露店があります。

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広場は露店をのぞく多くの人々で賑わっています。

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チーズやソーセージの店もあります。

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広場に面して立つ教会は昨日、ヴァイオリンのリサイタルを聴いたコレギエン教会Kollegienkircheです。白亜の美しいバロック様式の建物です。

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珍しく、鉢植えの花を売っているお店もありますね。でも、よく見ると、鉢植えではなくて、鉢に見立てたポットに花束をさしているようです。

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旅行者の我々にとって、こういう露店市はあんまり関係はありません。露店市の様子をひととおり眺めたところで、お土産でも調達するために混雑するゲトライデ通りに戻ることにします。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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ハイドン《天地創造》に感動!・・・東京都交響楽団@サントリーホール 2017.09.11

久々のサントリーホールです。改修前の1月に聴いた後、ほぼ8か月ぶりですが、saraiのホームグラウンドのようなホールですから、ここで聴く音楽はやはり、落ち着くし、いいものです。都響の定期演奏会を聴くのも8か月ぶりになります。都響の定期演奏会自体は場所をオペラシティコンサートホールに移して続いていましたが、何となく行く気がしなくて、サントリーホールに戻ってくるのをお待ちしていました。そして、ようやく、都響のサントリーホール定期が再開です。再開の曲目はハイドンのオラトリオ《天地創造》・・・まさに再開にふさわしい曲を選んだものです。この曲は思い出があります。今は亡きアーノンクールを最後に聴いたのがこの曲でした。そして、ありえないような素晴らしい演奏でした。そのコンサートの記事はここに書きました。
今日の演奏はそのアーノンクールの素晴らしい演奏にも匹敵する会心のものでした。独唱者、合唱団、オーケストラのすべてが素晴らしかったのですが、一番の立役者は指揮の大野和士でしょう。キャスティングも含めて、音楽作りのすべてが見事でした。正直言って、初めて、彼の素晴らしさを認識しました。前任者のインバルのカリスマ性の高さとはまた違ったタイプの音楽性を持っているのですね。特に声楽を含めた音楽への知的なアプローチが彼の持ち味なのかもしれません。今後、コンサート形式のオペラでも上演してくれればいいのではないでしょうか。

今日の公演は第2部第1場(第19曲)までが前半で、そこでいったん休憩が入りました。その前半を聴いただけでも素晴らしい演奏だと思いましたが、圧巻だったのは後半です。ハイドンの平明でかつ端正な音楽をとことん、丁寧に演奏してくれます。バリトンのディートリヒ・ヘンシェルも後半に体力を温存していたのか、後半冒頭から、力のはいった歌唱を聴かせてくれます。ソプラノの林 正子がハイドンの書いた優し気なメロディーを都響の美しい弦とともにしっとりと歌い上げてくれます。テノールの吉田浩之はある意味、日本人離れした、張りのある歌唱を前半から続けています。久しぶりに聴くスウェーデン放送合唱団は相変わらずの美しいハーモニーです。珍しく対向配置の都響は抑えた演奏ですが、両翼のヴァイオリン群の演奏は光っています。フルートの柳原佑介の音色も素晴らしいです。そして、これらをまとめ上げた大野和士の指揮が最高です。じわじわとハイドンの古典的な端正さを極めた演奏が心に響いてきます。第2部の最後を飾るハレルヤ・コーラスでいったん、頂点に上り詰めます。このあたりの迫力は晩年のハイドンならではのものですが、それを最高の形で示してくれた大野和士にも脱帽です。圧巻だったのは第3部です。ハイドンが書いた最高に美しい音楽、それは音楽による理想郷の実現ですが、大野和士を中心とした独唱者、合唱団、オーケストラの共同作業で天国的な世界を描き尽すことに成功していました。特にソプラノの林 正子とバリトンのディートリヒ・ヘンシェルによるアダムとイヴの素晴らしさと言ったら、うっとりというレベルではありませんでした。フィナーレのアーメン・コーラスは高揚し、最後にテンポを落として、アーメン、アーメンというあたりではもう鳥肌ものでした。古典派の究極の完成形を聴かせてもらいました。素晴らしく美しい音楽に深く感動しました。

今日のプログラムは以下のとおりでした。

  指揮:大野和士
  ソプラノ:林 正子
  テノール:吉田浩之
  バリトン:ディートリヒ・ヘンシェル
  合唱:スウェーデン放送合唱団
  管弦楽:東京都交響楽団

  ハイドン:オラトリオ《天地創造》 Hob.XXI:2
   (第2部第1場(第19曲)の後で休憩)

再開した都響のサントリーホール定期演奏会の今後は大いに期待が持てそうです。


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ジャンル : 音楽

 

着物とタキシードでオペラに出撃

2016年8月1日月曜日@ザルツブルク/3回目

ザルツブルクの旧市街を散策しています。大学広場Universitätsplatzの市に立ち寄った後、再び、ゲトライデ通りGetreidegasseに戻ります。ますます、物凄い人出になっているのに驚かされます。

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ここで帰国に向けてのお土産をゲットしておきたいのですが、めぼしいものは見付かりません。夏なのでチョコレートは敬遠してたのですが、あまりに涼しいのでチョコレートを買うことにします。溶けちゃっても、形は崩れてもチョコレートに変わりはないでしょ! ザルツブルクのチョコレート有名店のフュルストCafe Konditorei Fürstの本店は混雑している上にチョコレート売り場が狭かったのでパスしましたが、今度はフュルストのゲトライデ通り支店に行くことにします。ここはカフェを併設してなくて、チョコレートの販売だけに徹したお店で、店内もガラガラです。このゆったりしたお店でお土産をゲット。これで帰国できます。
このフュルストのゲトライデ通り支店はゲトライデ通りの端っこ(47番地)にあります。ここから、また、ゲトライデ通りを歩いて、ホテルのほうに向かいます。途中、モーツァルトの生家Mozarts Geburtshausの前を通ります。黄色い色が目立ちます。

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正面から眺めます。考えてみたら、こんなにザルツブルクに来ているのに生家に入ったことはありません。なんだか、今更、入る気がしません。モーツァルトのファンなんですけどね。

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でも、一応、入館案内だけは見ておきましょう。日本語でも案内があります。一人10ユーロなんですね。結構な料金ではあります。

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夕食をテイクアウトするために、我々愛用のお店、マイ・インディゴmy Indigoに向かいます。まだつぶれずに営業しているでしょうか。配偶者によると、あの店は女の子に受けがいいから大丈夫とのこと。ありました! まだまだ繁盛しています。

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ここのお寿司は高いですが美味しいです。

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お店のカウンターの上の壁に書かれているメニューを見ながら、検討の結果、お寿司ではなく、今日はカレーライスのテイクアウトにします。

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ホテルに戻ります。ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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ホテルに戻って、テイクアウトしたカレーライスのパッケージをチェックします。

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中を開けてみると、こんな感じです。結構、美味しそうでしょう。もやしやトマトがトッピングされているのが、このお店の流儀です。

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一服して、出陣の準備です。数日前に世界初演を迎えたオペラの2回目の公演ですから、タキシードに着物で決めます。今日は、何と言っても涼しい! 爽やかな五月晴れと言うか、真夏の避暑地というか、タキシードや着物を着るには絶好のお天気です。雨も降りそうにありません。配偶者はたっぷり時間をかけて、きれいに着物を着ることができました。早速、出かけます。結構、ホテル前の路地を歩くと注目されます。日本の着物は特別のようです。わざわざ素敵ねと声をかけてくれる人もいます。懇意になった和食・中華料理店のお兄さんに二人の晴れ姿を写真に撮ってもらいました。ダンケ・シェーン!

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開演の45分前に会場のモーツァルト劇場Haus für Mozartに到着です。既に大勢の聴衆が詰めかけています。

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あれっ、とても聴衆とは思えない人たちがいっぱいいますね。ザルツブルク音楽祭の様子を見ている観光客の人たちもいるようです。

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ひとだかりしているところがあります。カメラマンが来ていて、有名人が到着すると、一斉にフラッシュがたかれ、撮影会が始まります。それを見るギャラリーも大勢来ています。さすが、ザルツブルク音楽祭です。

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さすが、皆さんおしゃれしていますね。気分は最高です。

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開演まで、あと30分ほどです。



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さすがのパルティータ The Bach Odyssey Ⅲ アンジェラ・ヒューイット@紀尾井ホール 2017.9.13

アンジェラ・ヒューイットの“バッハ オデッセイ”の3回目。楽しみにしていたパルティータの1日目です。
パルティータと言えば、バッハの鍵盤音楽の中で最も愛する曲集です。思えば、今は亡き倉橋由美子の《シュンポシオン》の中でかおりさんという若い女性が桂子さんのリクエストでパルティータを演奏する場面がありました。それを読んだ頃は今ほどパルティータに傾倒していなかったので、へーっと思いながら、読み流しつつ、何となく、心の中に残っていました。パルティータを好きになったのは、クラウディオ・アラウの最後の録音《ファイナル・セッション》の超絶的に美しい演奏を聴いてからです。それこそ、毎日、通勤のお供にIPODで聴き続けていました。ただし、アラウが残した録音はパルティータの第1番~第3番と第5番のみ。第4番と第6番は残念ながら、彼の死によって、録音されませんでした。あと半年生きてくれれば、録音できたのに、かえすがえす残念です。ということで、saraiにとってのパルティータはずっと4曲でした。その頃はそれはそれでよいと思っていました。第4番と第6番は長くて、分かりづらいという印象があったんです。特に第1番と第2番を愛好していました。もちろん、これは誤解です。今は第4番と第6番に最高に魅せられています。今回のプログラムを見ると、1日目の最後が第4番。2日目の最後が第6番。アンジェラ・ヒューイットの思いも同じなのかなと想像しています。実際、今日の彼女自身の解説文を読むと、第4番のアルマンドが一番好きだと書いてあります。saraiも同じです。まだ、第6番への彼女の思いはまだ分かりません。どうなんでしょう。

で、今日の演奏ですが、前半のパルティータ第1番は綺麗な演奏ではありますが、まあ、普通の演奏。有名過ぎて、これまでも聴き過ぎて、生半可な演奏では満足できませんね。
心なしか、アンジェラの気持ちも乗っていないような気もします。次の第2番は曲としての複雑さもありますが、アンジェラの演奏も生きがよくなります。最高とまでは言えませんが、満足できるレベルです。そもそも、ためのきいた演奏になって、ぐっと惹きつけられます。最後のジーグはヒートアップした演奏で聴いているほうも高揚します。ちょっとしたミスもありますが、それも勢いでしょう。うん、なかなか、いいね。

後半はいったん、パルティータを離れて、ソナタ ニ短調が演奏されます。これって、無伴奏ヴァイオリン・ソナタが原曲だったのね。予習したときは、迂闊なことに気が付きませんでした。あんなによく知っている曲なのに、楽器がピアノに置き換えられるとずい分、印象が異なります。今度は注意深く聴くと、たしかに無伴奏ヴァイオリン・ソナタでした。第3楽章のアンダンテを聴くと、ヴァイオリンの響きが頭の中で重なります。ヴァイオリンでは最高に美しい曲ですが、ピアノでも美しい響きです。どちらがいいかなんていう比較は無用です! 第2楽章、第4楽章はピアノでばりばり弾かれると、まあ、ヴァイオリン・ソナタとは別物ですね。結構、頭の中が混乱します。まったく別の曲として、分離して聴いたほうがよさそうです。バッハのほかの曲同様、楽器を選ばない名曲です。

で、いよいよ、第4番。これは文句なしに凄い演奏でした。のっけの(フランス風)序曲から物凄い気迫で圧巻の演奏。フーガも素晴らしい勢いです。次のアルマンド。実に心がこもっていました。バッハの素晴らしさは精神性の高さだと常々思っていますが、それを如実に示すような演奏です。深く頭を垂れて、聴き入るのみでした。アンジェラの顔の表情にも感動があふれていました。ピアノ演奏技術を超えた何かがそこにあります。これこそバッハ・・・これこそ真の音楽です。次のクーラントは一転して、躍動します。音楽の喜びがほとばしります。saraiはもう幸福感でいっぱいです。短いアリアを経て、またしても入魂のサラバンド。格調が高く、しみじみとした演奏に究極の永遠を感じます。終わりのない音楽・・・終わってほしくない音楽です。でも、いつしか最後の1音で終わりを迎えます。次はメヌエットと言うには激し過ぎる高揚が沸き起こります。素晴らしい突進です。そして、最後のジーグはさらに高揚します。アンジェラの情熱は熱く燃え上がります。感動のフィナーレです。もっと完璧な演奏記録もあるかもしれませんが、ライヴで聴く最高の音楽がここにありました。この場で演奏者と共有した時間こそが何物にも代えがたいものでした。

今日のプログラムは以下です。

ピアノ:アンジェラ・ヒューイット
 
J.S.バッハ・プログラム Odyssey Ⅲ

パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
パルティータ第2番 ハ短調 BWV826

  《休憩》

ソナタ ニ短調 BWV964
パルティータ第4番 ニ長調 BWV828

  《アンコール》

J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より第5番ニ長調フーガ BWV850


最後に予習したCDをご紹介しておきましょう。まずはこれです。最高の1枚です。

 クラウディオ・アラウ:ファイナル・セッションズ(第1番、第2番)

全曲盤は以下です。

 マレイ・ペライア 2008~2009年
 アンドラーシュ・シフ 新盤、2007年
 アンジェラ・ヒューイット 1996年

いずれも素晴らしい演奏で文句のつけようがありません。ペライアは特に大曲の第4番が見事な演奏です。自然な表現でかつ感動的です。シフは旧盤では物足りなかったのですが、この新盤は圧倒的な素晴らしさです。強いて文句をつけるとすると、完璧過ぎるところくらいです。全曲盤では、素晴らしい録音もあいまって、これを超えるものはないでしょう。ヒューイットも録音もよく、素晴らしい演奏です。再録音は不要に思えるレベルの素晴らしいCDです。

単発ものは以下です。

 第1番のみ ディヌ・リパッティ 1950年 セッション録音、ライヴ録音(最後のブザンソン演奏会)
 第2番のみ マルタ・アルゲリッチ 1979年 セッション録音 1978~1979年 ライヴ録音(アムステルダム・コンセルトヘボウ)
 第1番、第4番 フィオレンティーノ 1996年10月 スタジオ録音(ベルリン)

これはどれも聴き逃せないものばかり。リパッティは最晩年の演奏。若過ぎる死でしたが、素晴らしい録音を残してくれました。セッション録音はよほど体調がよかったのか、堂々たる演奏ですが、若さゆえか、少し意気込み過ぎの感じです。むしろ、体調の悪さをおして、無理して行った最後のブザンソンでの演奏会はほどよく力が抜けて、かろみを感じさせる見事な演奏です。ある意味、彼しか弾けないような音楽です。アルゲリッチですが、今から40年ほど前の絶頂時の演奏です。まさに天才のみがなしうる演奏と言っても過言でありません。よく言われた天馬空を往くという表現がぴったりです。アルゲリッチの数あるCDでも最高のものでしょう(セッション録音)。アムステルダム・コンセルトヘボウでのライヴもとてもライヴとは思えない完成度の高さです。同じ時期の演奏ですから、どちらを聴いても満足できます。フィオレンティーノは何故か、そんなに名前が知られていませんが、このバッハを聴けば、びっくりします。ともかく緩徐楽章が天国的なテンポで、完璧に弾き切っています。とりわけ、第4番のアルマンドは15分を超える長さに仰天します(普通は8分くらい)。そして、その素晴らしさに魅了されること、請け合います。じっくりとバッハの精神性を味わいたい方にはお勧めです。

ここであれっと思ったあなた。そうです。今回はグレン・グールドは聴いていません。彼ほど予習に向かない人はいませんからね。復習ならいいかもしれません。評判のフェルツマンも聴いていません。何とCDを持っていないんです。聴いてみたいのですが、どこかに安いCDはないでしょうか。あと、今回はピアノのみ絞りました。予習ですからね。なお、チェンバロならば、レオンハルトの賑やかな響きは苦手で、スコット・ロスの静謐な響きが好きです。と書いていると、ロスの演奏を聴きたくなりました。そう言えば、ロスも若過ぎる死でしたね。高齢のアラウがバッハの素晴らしい演奏をしたんですから、バッハ弾きは長生きをして、高齢演奏を残してほしいものです。ゴールドベルク変奏曲などは最後の力をふりしぼって、究極の美しさに至ってもらいたいものです。ペライアとシフとヒューイットには是非、成し遂げてもらいたいものです。saraiは聴けそうにないのが残念ですが・・・。

ちょっと書き過ぎましたね。もう深夜です。明日のパルティータ後半もあるので、このへんで。第6番が楽しみです。きっと凄い演奏になるでしょう。



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       アンジェラ・ヒューイット,  

涙なしに聴けない魂の演奏 The Bach Odyssey Ⅳ アンジェラ・ヒューイット@紀尾井ホール 2017.9.14

アンジェラ・ヒューイットの“バッハ オデッセイ”の4回目。パルティータの2日目です。

これほどの演奏が聴けるとは思ってもいませんでした。アンジェラ・ヒューイットの実力をなめていました。恐ろしいほどの能力を持ったピアニストです。また、それ以上に音楽に懸ける情熱の物凄さに圧倒される思いです。今日の最後に弾いたパルティータ第6番は鬼気迫るような気迫の演奏でした。そして、その魂のこもった音楽の素晴らしさに思わず、涙がこぼれおちました。一生に何回かしか出会えない奇跡のような音楽・・・今日は忘れられない夜になりました。

昨日聴いたパルティータ第4番も圧巻の演奏でしたが、今日の第6番とは感動のレベルが異なります。昨日のブログでも書きましたが、今回のプログラムは、1日目の最後が第4番で、2日目の最後が第6番。アンジェラ・ヒューイットもsarai同様にパルティータの中でこの2曲を格別に愛好しているのかなと想像していました。今日の彼女自身の解説文では、第4番のアルマンドに一番愛着を感じるけれども、第6番についてはバッハに「脱帽!」したいとのことです。そして、この第6番はバッハの最高傑作のひとつであり、最高の知性と情感を備えた構想で音楽が書かれていると述べています。そういう彼女の思いが乗り移ったような高い精神性と熱い情感に満ちた最高の演奏でした。

今日の演奏を振り返ってみましょう。前半の第3番のパルティータからノリノリの演奏です。楽し気であり、美しくもあります。素晴らしい演奏に満足感を覚えます。続く第5番もさらに楽しさが増します。そして、さらに壮麗に演奏されます。終曲のジーグのフーガの素晴らしさには圧倒される思いです。昨日の前半を上回る内容に後半への期待感が高まります。

後半はいったん、短い作品、パルティータ イ長調が演奏されます。ほとんど聴いたことのない作品ですが、アンジェラ・ヒューイットのバッハへの敬意はゆるぐことはなく、丁寧に美しく演奏されます。お陰でsaraiもこの作品への親近感が増したほどです。完璧な演奏でした。2曲目のエールは特に印象的な演奏でした。2度の拍手を受けた後、そのまま舞台に留まり、最後の第6番の演奏を始めます。どうやら、第6番を演奏するにあたって、短い作品で軽いステップを踏んだようです。腕慣らしというわけではないでしょうが、第6番に向けての気持ちを高めていったのでしょう。それほど、アンジェラはこの第6番への熱い思いを抱いていたようです。まなじりを決したような表情からもそれはうかがい知れます。聴く立場のこちらも気持ちを高めます。第1曲のトッカータの自由奔放とも思えるファンタジックさと激しい鍵盤の響きには、こちらの気持ちも一気に高揚します。そして、一転して、静謐とも思えるフーガが始まります。とても素晴らしいフーガが展開されていきます。徐々に熱く高揚していき、最後はまた、トッカータに収斂します。何という壮大なスケールの音楽でしょう。続くアルマンドはあまりに美しく、そして、哀しい音楽です。その対比の素晴らしさに心が溶けそうになります。2曲目のアルマンドで既に心は金縛り状態です。アンジェラは一心にピアノを弾き続けます。saraiも今までになく音楽に集中していきます。そして、3曲目のクーラントです。輝かしい音楽が驚異的な技巧で綴られていきます。シンコペーションや超絶的に細密なパッセージが織り込まれて、ありえないような音楽が展開されていきます。唖然として、聴き入ります。アンジェラは何というレベルのピアニストでしょう。もう、恐れ入るばかりです。しかし、決して技巧のみに走るのではなく、その音楽の造形はとても見事です。天才バッハの真髄に切り込んでいくアンジェラのピアノに魅せられていきます。続くエールで一息つきます。短いノリのいい音楽です。そして、この第6番の中核とも言えるサラバンドが始まります。トッカータと同様にファンタジックでもありますが、その本質は真摯な音楽です。アンジェラの解説では、孤高のバッハが創造の神と孤独な対話を交わしているとありましたが、まさにその通りの演奏です。超絶的な精神性、あまりの格調の高さに息を呑むばかりです。遂には、感情の昂ぶりに耐えかねて、涙が滲みます。こんな音楽、こんな演奏があるのかと魂が揺さぶられます。圧倒的な音楽のチカラの前に心が崩壊していきそうです。サラバンドの高揚は長く続きました。そして、いつしか終焉を迎え、次のガヴォットに移ります。静謐なサラバンドに対して、また、輝かしい音楽に変わります。しかし、本質は変わりません。形を変えた真摯さの連続です。音楽の高揚感は続きます。そして、遂に終曲のジーグが始まります。冒頭の長いフーガに呼応するような規模の大きなフーガです。名前こそ舞曲のジーグですが、バッハのパルティータはその舞曲の枠を大きく凌駕するフーガで全曲を締めくくります。フーガこそバッハの音楽の中核であることを高々と宣言するかの如き、神のようなフーガです。圧倒的な力で迫ってくるフーガの素晴らしさに聴く者はただひれ伏すのみです。まるで音楽のミューズの巫女のようにアンジェラは鍵盤にフーガを叩き付けます。微風と嵐が交錯するように長く続くフーガも最後、スローダウンし、鍵盤のキーが長く押さえられた後、沈黙します。アンジェラの手が高々と上げられて、この素晴らしい音楽の終わりを告げます。saraiは頭が真っ白で強い感動にふけったままです。こういう音楽は生涯に滅多に出会えません。アンジェラも会心の出来だったんでしょう。彼女の表情にそれがあらわれていました。この場に存在できたことだけで、感謝するのみです。こういう音楽を聴くために自分の人生の意味があるのだと深く確信しました。


今日のプログラムは以下です。

ピアノ:アンジェラ・ヒューイット
 
J.S.バッハ・プログラム Odyssey Ⅳ

パルティータ第3番 イ短調 BWV827
パルティータ第5番 ト長調 BWV829

  《休憩》

パルティータ イ長調 BWV832
パルティータ第6番 ホ短調 BWV830

  《アンコール》

J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻より第9番 ホ長調 フーガ BWV878


最後に予習したCDですが、第6番の演奏はパルティータ全曲盤のみでしか聴けませんでした。
全曲盤は以下です。

 マレイ・ペライア 2008~2009年
 アンドラーシュ・シフ 新盤、2007年
 アンジェラ・ヒューイット 1996年、1997年

いずれの第6番も素晴らしい演奏です。とりわけ、シフの演奏は極上のレベルで完璧でした。しかし、今日のアンジェラの驚異的かつ気迫のこもった演奏の前には色を失います。第6番だけはアンジェラの再録音が望まれます。

もう、これ以上のバッハの演奏が聴けるとは思えませんが、次のThe Bach Odyssey Ⅴ/Ⅵは来年の5月22日、24日です。何と、以下のプログラムです。

 The Bach Odyssey Ⅴ  平均律クラヴィール曲集第1巻全曲
 The Bach Odyssey Ⅵ  ゴルドベルク変奏曲

いきなり、真打ち登場です。アンジェラもさらに精進して臨んでくるでしょう。こちらも万全の準備で臨みましょう。もちろん、チケットは申し込みましたよ!



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       アンジェラ・ヒューイット,  

オペラの舞台に何故か、迷える子羊たちが登場

2016年8月1日月曜日@ザルツブルク/4回目

モーツァルト劇場Haus für Mozartでの新作オペラの開演を待っているところです。開幕30分前、続々と聴衆がやってきます。その中の有名人を写真に収めようと、カメラマンが待ち構えます。saraiもそれを見物します。

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しばらく見物を続けます。なかなか興味深い風景です。

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やがて、外での見物に満足したところで、ホールのロビーに入ります。ミロかクレーみたいな絵があります。指揮者を描いたもののようです。一緒に記念撮影。

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開演20分前になったところで、ホール内に足を踏み入れます。これが今日のチケット。前から6列目の席です。

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自席に座って、舞台を眺めます。既に真っ暗です。幕は上がって、大きな舞台装置がむき出しになっています。

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後ろを振り返ると、モーツァルト劇場の客席全体が見渡せます。比較的、小さなホールです。歌手の声がよく響きそうですね。

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横を眺めると、こんな感じ。長い客席が湾曲して続いています。

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もう、開演15分前ですが、まだ、観客はほとんど席についていません。

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おっと、開演前の舞台に羊が1匹迷い込んできます。迷える子羊でしょうか(笑い)。

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やがて、もう1匹。

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3匹になったところで、お世話係も登場。

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実はこれは今日のオペラの伏線なんです。今日のオペラ《皆殺しの天使》は不条理劇で、登場人物たちが屋敷に閉じ込められて、何故か屋敷の外に出られないというストーリーなんですが、劇の後半で閉じ込められた人たちは食料も尽きます。そこに迷い込んでくるのが羊さんなんです。哀れにも羊さんは捕らえられて、食料になるんですが、その羊さんたちがオペラの開演に向けて、愛嬌をふりまいているんです。

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羊さんたちは愛嬌をふりまくだけでなく、さかんに排泄物も出しています。オペラ用に飼い慣らされた羊なんていませんから、近くの牧場から連れ出されただけなんでしょう。お世話係の役目はこの排泄物の掃除だったようです。お世話係も牧場から来た人なんでしょうか。

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やがて、羊さんたちはお役目を終えて、退出。オペラが開演です。

トーマス・アデスの新作オペラ《皆殺しの天使》は、原作のメキシコ映画で予習した甲斐あって、楽しめました。難解なストーリーですが、不条理ものですから、分からないのが当然。分かったというと嘘になります。音楽が付いて、オペラに仕立て上げられると、普通に見られるような気もしますね。充実した女声陣5人の強烈な歌唱に驚嘆しました。とりわけ、フォン・オッターの歌は素晴らしかったです。
オペラの詳細な記事はここに既にアップ済みです。

今日のオペラは7時に始まって10時に終わりましたから、オペラとしては普通の長さです。早々とホテルに帰ることができました。

夜食をいただき、ゆっくりお風呂に入り、明日に備えます。明日は夜のピアノ・リサイタルを聴くだけですから、余裕の日程です。お昼はどこかに出かけましょう。



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ウンタースベルクに向かうものの・・・トホホ

2016年8月2日火曜日@ザルツブルク/1回目

旅の14日目、ザルツブルクSalzburgの4日目です。

今日も、教会の鐘の音で配偶者は起床。熟睡しているsaraiをおいて、一人でお買い物です。昨日とは別のパン屋さんに行ってみます。いかにもパン屋さんというお店で、種類も豊富です。帰りにスーパーにも寄って、牛乳とヨーグルトをゲットして、戻ります。ようやく起きだしたsaraiと、朝食です。

今日もよいお天気です。ザルツブルクの近くにそびえるウンタースベルクUntersbergに出かけてみましょう。ロープウェイで山頂までいけるというので気楽に思っていましたが、何と標高1700mもあるということが分かって、しっかり身支度をします。ウィンドブレーカーも持ちます。
近くのバス停、マカルト広場Makartplatzからウンタースベルク行きのバスにも乗れるのですが、ザルツブルク中央駅まで行って始発に乗ったほうが間違いなく座れるだろうと思って、駅に行くはずのバスに乗ります。これが大失敗。あらあらと思っているうちに、駅からどんどん離れていきます。ちょっと遠回りして駅に向かうだろうと思って乗り続けますが、どんどん郊外に出て行き、降りるに降りられません。

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ウンタースベルクを遠くに望む反対側の山までやってきた所が終点で、そこで乗客は皆降りてしまいます。

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このまま乗っていれば市街に戻るだろうと我々はそのまま乗って待ちます。

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待っていると、たしかにバスは出発しますが、行き先は表示されず、途中のバス停にも停まりません。

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どうやら回送バスになってしまったようです。バスはバンバン走っていきます。

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車庫にでも行ったら困るなと窓の外をしっかり見ていると、元来た道を戻り、乗車したバス停までやってきてしまいます。思い切って、降車のボタンを押すと無事に降ろしてくれます。私たちが乗っていることを運転手は知っていたのでしょうか・・・謎です。何はともあれ、元のバス停に戻ってきました。そこへ本来乗るべき25番のバスが、ちょうどやって来ます。もう中央駅まで行ってなんて考えている場合ではありません。バスはそれなりに混んでいましたが、並んで座れました。ラッキー!

バスはウンタースベルクに向かってどんどん走ります。山が迫ってきます。見上げるような大きな山です。終点のバス停ウンタースベルクバーンUntersbergbahnで観光客もぞろぞろ降ります。我々の持っているチケットでは追加料金がいるはずですが、何も言われずに降りることが出来てしまいました。

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すぐに、近くに見えているロープウェイ乗り場に向かいます。

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目の前には厳しい岩山がそそり立っています。これがウンタースベルクですね。この山頂までロープウェイで一気に登ります。

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ロープウェイ乗り場の入り口の看板を見ると、このロープウェイは標高456mから標高1776mまで我々を運んでくれるようです。

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まずは窓口でチケットを購入します。往復で23.5ユーロとなかなか高額です。ザルツブルクカードがあれば無料なので、窓口でチケットを買う人はあまりいませんね。

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ゴンドラを待つ列に並びます。なかなか繁盛しています。

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もう、窓口には誰も並んでいませんね。

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壁にはパノラママップが貼ってあります。赤いラインがロープウェイです。

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ウンタースベルクは冬はスキーリゾートになるようですね。

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ウンタースベルクの頂上からのパノラマ絶景の写真もあります。期待が膨らみますね。

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ゴンドラがやってきました。出発です。



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ウンタースベルクは想像以上に高い山

2016年8月2日火曜日@ザルツブルク/2回目

ウンタースベルクUntersbergに登るゴンドラは満員で出発です。

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何とか窓際に寄って、外の景色を楽しめるように頑張ります。

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ゴンドラは一気に山頂を目指します。すぐに周りの景色が見渡せるようになります。

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ゴンドラは少しずつ高度を上げていきます。

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平地の向こうはぐるっと山に取り囲まれています。ザルツブルクは山の中の町ですね。

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あたり一帯の平地が見渡せます。

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遠くザルツブルクSalzburgの街も見渡せます。ホーエンザルツブルグ城Festung Hohensalzburgは町のランドマークです。

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ゴンドラはウンタースベルクの切り立った岩壁に近づいてきます。

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山の頂はまだ、ずっと上のほうです。

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下を見渡すと、素晴らしい景色です。正面にザルツブルクの町全体が小さく見え、その手前にはザルツブルグ空港Flughafen Salzburgも見えます。

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さっき山の頂だと思った地点はとっくに下に見えています。ゴンドラはぐんぐんと上昇を続けます。

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遠くに見えるザルツブルクの町をズームアップしてみます。ホーエンザルツブルグ城Festung Hohensalzburg、メンヒスベルクMönchsberg、カプツィーナー山Kapuzinerberg、ザルツブルグ中央駅Salzburg Hbfなどが箱庭のような景色になっています。

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切り立ったウンタースベルクの岩壁も今や下界に見えています。ザルツブルクの町を中心にした広い平原がどこまでも続いています。地平線は霞んでいますね。

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ゴンドラはロープウェイの頂上駅にようやく到着。10分ほどの空の旅でした。ぞろぞろとゴンドラから降ります。

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これが頂上駅に停止しているゴンドラです。最後の乗客が降りようとしています。

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さあ、ウンタースベルクの頂上を散策しましょう。



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トリフォノフのプロコフィエフ凄過ぎ!!:読売日本交響楽団@みなとみらいホール 2017.9.18

ザルツブルク音楽祭で聴いたばかりのトリフォノフ、しかも同じプロコフィエフのピアノ協奏曲 第2番。違うと言えば、オーケストラが今日は読売日本交響楽団、ザルツブルク音楽祭はウィーン・フィル。でも、とても同じ曲には思えないほど、トリフォノフが大変貌。これって、何故? もちろん、プロコフィエフのピアノ協奏曲だから、ガンガン弾きまくったのは同じだけど、ザルツブルク音楽祭ではもっとおとなしい弾き方だった感じ。今日は冒頭こそ猫をかぶっていたけど、第1楽章で一度、ピアノが休んだ後、トリフォノフは一気に凶暴になり、思いっ切り、弾くわ、弾くわ、やりたい放題。以前聴いたアンナ・ヴィニツカヤ(インバル&都響)も強烈だったけど、今日のトリフォノフほどではなかったと思う。たしかにこういうプロコフィエフもありだと思うし、sarai的には衝撃的で楽しめたけど、きっと賛否両論の演奏でしょうね。予習したCDではベロフが同じように弾いていましたが、世評では、騒々しいという人が多いようです。saraiはそうは思わなかったし、色んな弾き方があると思います。対局にあるのがトラーゼの演奏です。一種の心理劇のような感じで弾いています。トラーゼによると、この曲はプロコフィエフが作曲中に自殺した友人への思いを投影しているとのこと。それはそれで面白い演奏ですが、この曲はそういう劇的な解釈がなくても、音楽的に素晴らしい出来だとも思います。実際、予習したCDでは、どのピアニストもそれぞれ固有の弾き方をしていて、大変、面白いんです。今日のトリフォノフは凄過ぎた演奏でしたが、それが最高だとは思いませんけれども、いいものを聴かせてもらったとは思いました。少なくともザルツブルク音楽祭のときよりもずっと楽しめる演奏でした。彼はこのところ、ずっと、この曲ばかり弾いていたので、今日はその成果として、思う存分、弾いたのでしょう。面白いピアニストの一人です。もちろん、ずっと凶暴な弾き方をしていたんではなく、ナイーブ過ぎる部分もありました。振れ幅の大きい、個性のあるピアニストです。いやあ、驚いた!!

これが前半のプログラムでしたが、後半は一転して、コルネリウス・マイスターがとっても優しい・・・とびっきり優し過ぎるベートーヴェンの田園を聴かせてくれました。読響のアンサンブルも素晴らしかったし、うっとりどころではなく、耳をそばだてて聴き入りました。まさにウィーンの自然を感じさせる、見事な演奏でした。この曲はこうでなくっちゃね。ウィーンで腕を磨いたマイスターならではでしょう。マイスターの指揮はウィーン放送交響楽団のコンサートで3度聴いています。最初はアン・デア・ウィーン劇場でのオペレッタ《こうもり》。2度目はこの横浜みなとみらいホール。3度目はウィーン楽友協会。どんどん腕を上げてきたという感想を持っていましたが、今日の指揮もオーケストラこそ違え、ますます腕を上げたという感じです。一言で言えば、彼の指揮はウィーン風のように思えます。ウィーン風って何?って、突っ込まれそうですが、繊細にして、優雅というところでしょうか。そう言えば、彼はいつもオーケストラを対向配置にしますね。これは必ずしも成功しているとは思いませんが、彼なりの考えがあるのでしょう。ともかく、期待以上の素晴らしい田園を聴かせてもらいました。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:コルネリウス・マイスター
  ピアノ:ダニール・トリフォノフ
  管弦楽:読売日本交響楽団 小森谷 巧(コンサートマスター)

  スッペ:喜歌劇「詩人と農夫」序曲
  プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.16
   《アンコール》ショスタコーヴィチ:『24の前奏曲とフーガ』より第4番 ホ短調

   《休憩》

  ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 Op.68「田園」


年末にマイスターがこの読響でマーラーの大曲、交響曲第3番を振るというので、聴いてみることにしました。きっと美しいマーラーを聴かせてくれるでしょう。期待しましょう。



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ウンタースベルクからのパノラマ風景

2016年8月2日火曜日@ザルツブルク/3回目

ロープウェイに乗って、ウンタースベルクUntersbergの頂上駅に到着。これが頂上駅からのザルツブルク方面を見下ろした絶景です。

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ザルツブルクの町をズームアップしてみましょう。ホーエンザルツブルグ城Festung Hohensalzburg、メンヒスベルクMönchsberg、カプツィーナー山Kapuzinerberg、ザルツブルグ中央駅Salzburg Hbfがはっきりと見えます。

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道標を見ると、ここからはウンタースベルクの上のハイキングコースが始まっているようです。6時間という大変なコースもあるようですが、今日はそんな本格的なハイキングのことは念頭になかったので、ちょっと、そのあたりをうろつくだけにしましょう。

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今いるのは頂上駅の横の広場で、見晴台にもなっています。

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ロープウェイはウンタースベルクの岩壁に沿って登ってきています。その岩壁の先は大きな平原が広がっています。

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さあ、頂上のハイキング道を少し歩いてみましょう。ちょっと歩くと小高い展望台に登ることができます。ここからは4方が見渡せます。4方の景色の案内板も立っています。

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案内板にあるパノラマ風景の実際はこんな感じです。

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ちょっと左に目を移すと、案内板にあった遠くの風景が見渡せます。山の麓あたりがベルヒテスガーテンBerchtesgadenのようです。一昨年の旅が懐かしいです。

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遠くに見える山をズームアップしてみると、ごつごつした岩山が見えます。これがケールシュタインKehlsteinhausあたりのようです。

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あれっ、懐かしのヴァッツマン山Watzmannも見えるようです。ちょっと山の陰にはなっていますが山頂がちょっぴりと見えます。あとでもう少し見えそうなところに行ってみましょう。

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次の案内板はザルツブルク方向です。

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ザルツブルクの先にテレビ塔の立つガイスベルクGaisbergも見えます。明日以降、このガイスベルクにも登ってみるつもりです。

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これはザルツブルクの右手に広がる平原です。ザルツァッハ川Salzachの一部も見えています。

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次の案内板はザルツブルクの左手の風景です。キーム湖もこの方向のようです。

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カメラでズームアップすると、キーム湖らしきものが輝いています。

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何と面白い。双眼鏡でも持って来れば、もっと子細に観察できたでしょう。大いに眺めを楽しみます。



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ウンタースベルクの頂上を散策

2016年8月2日火曜日@ザルツブルク/4回目

ウンタースベルクUntersbergの頂上駅の小高い展望台で四方に広がる絶景を楽しんでいるところです。
最後にザルツブルグSalzburgの左に広がる平原を眺めます。山の先はキーム湖があります。

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山の陰にキーム湖らしき水面が見えています。

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最後の最後にヴァッツマン山Watzmannがよく見える場所を探します。ようやくベストポジションと思える場所を見つけます。手前の山が若干、邪魔ですが、何とか、ヴァッツマン山を眺めることができて、満足です。

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展望台を離れて、また、ウンタースベルクの山頂のハイキング道に戻ることにします。

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山の裾を見下ろすと、いかにウンタースベルクが切り立った山であるかが分かります。

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山裾の集落が見えます。最大限にズームアップしても家々がとっても小さく見えます。1000m以上の高低差です。

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こちらはさきほどロープウェイに乗ってきた麓駅があるウンタースベルク麓の村です。山麓からザルツァッハ川Salzachの支流が流れているのが見えます。この支流は上方を左右に流れているザルツァッハ川に合流しています。ちょうど合流地点にはタウエルン・アウトバーンTauern Autobahn A10という高速道路の橋が架かっています。

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展望台から下って、ハイキング道に入ります。ちょっと先のほうに行ってみましょう。

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山頂の道はすこぶる景色が美しく眺められます。絶景を眺めながらの散策ですが、道は結構、高低差があるので、上り坂、下り坂の連続です。ふーふー言いながら歩きます。

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道標があります。このハイキング道はまだ延々と3時間以上も続くようです。何と何と・・・。

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道の傍らには可愛い小花が咲いています。

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突如、大きな山の亀裂に遭遇します。巨大な岩の割れ目です。割れ目から、美しい景色が顔を出しているのが笑えます。

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何かの記念碑があるようです。ちょっと道をそれて、見に行ってみましょう。

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第1次世界大戦と第2次世界大戦の慰霊碑のようですね。合掌・・・

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このあたりは眺めが素晴らしいです。ちょっと景色を楽しみましょう。

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景色を楽しんだところで、切りがないので、そろそろ引き返しましょうか。



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ウンタースベルクの頂上でランチ

2016年8月2日火曜日@ザルツブルク/5回目

ウンタースベルクUntersbergの頂上に続くハイキング道を散策しているところです。戦争の慰霊碑が立っている小高い丘から、今まで歩いてきたハイキング道のほうを眺めます。ハイキング道の右手には見える小高い展望台が見え、ロープウェイの頂上駅は坂の向こうに隠れています。

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こちらはハイキング道のこれから先の方向です。道は急坂でどんどん登っていくようです。とてもこれ以上は進めません。ここを最後に元来た道を戻るしかありません。

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ロープウェイの頂上駅のほうに向かって、ハイキング道を戻ります。もちろん、坂が連続して、結構、帰り道も厳しく、休み休み歩きます。ただ、道の傍らには可愛い野草の花が咲き、心が和みます。

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チロルでも見かけたホタルブクロが咲いています。

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ようやく、頂上駅近くの山小屋風レストハウスが見えてきます。下って、上れば、到着です。

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傍らの石の間からはホタルブクロの群生が顔を出しています。

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ホタルブクロはいっぱい咲いていて、とても綺麗ですね。

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坂をほぼ下り終え、いよいよ上り坂にかかります。レストハウスに向かって、ひと頑張りしましょう。

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何とか登り坂をしのぎ切って、レストハウス前に到着。連なる山々の景色が望まれます。

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ここで、お昼を食べていきましょう。注文した料理が届くまでは、まわりの景色を楽しみます。

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近くの山も切り立った岩山です。

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いただくのは意外にお洒落に盛り付けられたソーセージです。

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スープもいただきます。

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眺めと昼食を楽しんでいると・・・日本語が!
この旅ではほとんど日本人に会っていません。こんにちは・・・と声をかけると、愛想のよいお二人で、楽しくおしゃべりが始まります。ご夫妻は見晴台に行ってくると言うので、一旦別れましたが、その後は、バスでザルツブルクの街に戻るまで、ずっと、いろんな話で盛り上がります。
明日からウィーンに向かうというお二人とバスの中で別れ、ホテルに戻ります。
ホテルの前に戻ってきたところで、お向かいに立つ教会がふと目に入ります。

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ちょっと中を覗いてみましょう。

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中庭に入ると、美しいイタリア式回廊が続いています。

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中庭ではなくて、お墓があるので墓地ですね。

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聖セバスチャン墓地St.Sebastian-friedhofという墓地です。

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教会は聖セバスチャン教会St Sebastiankircheです。内部は綺麗なバロック様式の空間です。

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教会を見ながら、去りますが、何か心にひっかかるものがあります。

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記念碑の銘板があるので、読んでみると、モーツァルトの名前が出てきます。どうやら、ここにモーツァルトの妻コンスタンツェと父レオポルドが葬られているようです。

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今日は疲れたので、また、明日にでも、お墓を探してみましょう。

ホテルで一服して、ブッフビンダーのピアノ・リサイタルに出かけます。これが今日のチケット。祝祭大劇場が会場です。

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素晴らしいベートーヴェンが聴けました。今日も楽しいコンサートでした。コンサートの詳細な記事はここに既にアップ済みです。

会場の祝祭大劇場を出ると雨です。1本の傘で帰ります。土砂降りではありませんが、半分以上の人は傘なしで濡れながら歩いています。仕方がないと思っているのか、これが普通のことと気にしていないのか分かりません。ホテルのすぐ近くにある、初日に親しくなった和食・中華料理店で軽く食事をして帰りましょう。もう私達は最後の仕舞い客です。お店のお兄さんお勧めのエビチャーハンとトリチャーハンを食べます。お味噌汁付きで、なかなか美味しいです。

ホテルに戻り、またブログ書きです。ウンタースベルクで出会った日本人の方からメールがさっそく届いていました。旅のお友達との交流は嬉しいですね。
明日はカウンター・テノールのベジュン・メータのコンサートです。その前にお天気がよければガイスベルクの丘にでも登ってみましょう。



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モーツァルトの妻、コンスタンツェのお墓

2016年8月3日水曜日@ザルツブルク/1回目

旅の15日目、ザルツブルクSalzburgの5日目です。

慣れとは恐ろしいものですね。あれほど教会の鐘に起こされていた配偶者も、今日は9時までぐっすりお休みです。昨夜は遅くてお風呂に入れなかったので、まずは朝風呂です。さっぱりして、残り物のパンで軽く朝食を済ませます。

今日は、ガイスベルクGaisbergの山に行ってみましょう。ウンタースベルクUntersbergとは、ザルツブルクの街を挟んで反対側にあります。出かける頃になって、saraiがバスがない!と叫んでしまいます。saraiがうだうだしていて、出かけるのが遅くなってしまったためです。ガイスベルクへは日に5本ほどしか直通バスがないのです。少々朝がのんびりしすぎて11時のバスが行ってしまったんです。次は2時です。それまで、バスが出るミラベル宮殿Schloss Mirabell辺りをぶらぶらしましょう。

その前に、毎朝起こされている教会を見に行きましょう。昨日も見に行きましたが、その聖セバスチャン教会St Sebastiankircheというなかなか由緒ある教会には、モーツァルトのお父さんのレオポルドや奥さんのコンスタンツェのお墓があることがわかったんです。今日はそのお墓を見に行きます。ネットで大体のお墓の位置と形を確認していきます。まずはリンツァーガッセLinzer Gasseの路地から教会の横の広場に入ります。広場にはオープンテラスのカフェがあります。

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好天の下、広場には明るい部分にくっきりと影が差しています。

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広場から右手のほうを見ると、教会の墓地への入り口が見えます。昨日も来ているので、分かりにくい入口も勝手知ったるという感じです。

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墓地への入り口の扉は半分開いた状態です。その先にはイタリア式回廊が見えています。早速、入ってみましょう。

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それなりに広い聖セバスチャン墓地St.Sebastian-friedhofがぐるりと回廊に囲まれています。キョロキョロ探すとモーツァルト家の墓がすぐに見つかります。きちんと整備されていて、お花も植えられています。それにしてもモーツァルト家のお墓のど真ん中がコンスタンツェのお墓でお父さんのレオポルドは横っちょです。いいんでしょうか? なお、彼女はモーツァルトの死後、約20年後にデンマークの使節秘書・外交官であるゲオルク・ニコラウス・ニッセン(Georg Nikolaus von Nissen)と再婚しました。このお墓にもモーツァルトの名前の上にニッセンの名前が刻まれています。さらにその下には旧姓のウェーバーも刻まれています。さらには、ここには、彼女の2番目の夫ニッセンも葬られています。姉のアロイジア・ウェーバーも葬られています。まさにコンツタンツェを中心としたお墓ですね。

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本当か嘘か、分かりませんが、モーツァルトの姉のナンネルがこれに腹を立てて、ホーエンザルツブルグ城Festung Hohensalzburgの麓にあるザンクト・ペーター墓地St.Petersfriedhofのお墓に入ってしまったとか・・・。(だからと言ってナンネルの墓を探しに行くほど、saraiは墓マニアではありません)

モーツァルト家のお墓は墓地の中央の一等地に立っています。

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これは墓地にある礼拝堂です。

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肝心のモーツァルト自身のお墓ははっきりしないのに、妻や父のお墓はこんなにきちんと残っているんですね。その落差に心が痛みます。

墓地を出て、また、横の広場に戻ります。広場の中を抜けて、いつもとは違う道を通って、ミラベル宮殿に向かいます。

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ミラベル宮殿に近づくと、ミラベル宮殿の前に建つザンクト アンドレア教会St. Andrakircheの優雅な建物が見えてきます。

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ちょっと中を覗いてみましょう。内部はとてもシンプルですが、清楚な感じです。

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ちゃんとしたパイプオルガンも設置されています。

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これが主祭壇です。新しいですね。最近のもののようです。

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礼拝堂に飾られている十字架像もモダンです。戦後に再建されたのでしょうか。

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教会の外に出て、正面からザンクト アンドレア教会のファサードを眺めます。

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通りを渡って、ミラベル宮殿前から、ザンクト アンドレア教会を眺めます。典型的なバロック様式の建物ですね。教会前の広場には、朝市が立つことで有名です。広場の手前の左手にはザルツカンマーグート観光のミニバスの発着所があります。昔、最初にザルツブルクを訪れた折、そこからザルツカンマーグート観光の半日ツアーに出かけたことが思い出されます。

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次はガイスベルク行のバスが出発するバス停の確認をしておきましょう。



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モーツァルトの魔笛の作曲小屋はどこ?

2016年8月3日水曜日@ザルツブルク/2回目

ガイスベルクGaisberg行のバスが出発するバス停を確認するためにミラベル宮殿Schloss Mirabellの前に来ました。ミラベル宮殿の前には多くのバス停が並んでいますが、ガイスベルク行は乗り場Fのバス停です。これがそのバス停です。

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バスの時刻をちゃんとチェックしておきます。平日のダイヤは14時5分発です。今、12時50分ですから、あと1時間ほどあります。この151番のバスは今日は合計6本です。非常に少ないですね。また、右にゾーン設定が書いてあります。終点のガイスベルクシュピッチェGaisberg Spitzeまでは市内バスの一般ゾーンからは2ゾーン分はみ出しています。市内バスの1週間パスを持っていますが、追加料金を支払う必要があります。

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ここまで、チェックしたところで、そのバスの出発時間までの時間をつぶすために、ミラベル宮殿横にあるモーツァルテウムMozarteumに向かいます。モーツァルトが魔笛を作曲した小屋が移築されているはずで、それを見たいんです(そんなもの見たいのって、配偶者は呆れ顔ですが、見たいものは見たいんです)。州立劇場の建物をぐるっと回っていきます。

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モーツァルテウム近くまでやってきました。

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モーツァルテウムは、ザルツブルグの音楽大学で、学生が出入りしていますが、観光客らしき人も出入りしています。我々も中に入り、魔笛の作曲小屋をアチコチ探しますが、見つかりません。と、日本人の若い女性が何人かいます。作曲小屋はどこかを訊きますが、どうも知らないようです。彼女たちは、モーツァルテウムの夏季の講習会に参加している音楽学生でした。諦めきれずにウロウロしていると、日本人の男性が声をかけてくれます。彼は作曲小屋の存在は知っており、見たこともあるそうですが、一般には公開していないので見れないかもとの情報をくれます。やはり、モーツァルテウムのホールで公演があるときにしか見られないようです。因みに今回はモーツァルテウムでのコンサートは訪れる予定はありません。彼は見られるかどうかを事務所で訊いてくれようとしてくれますが、残念ながら事務所はちょうどお昼休み中でした。でも諦めきれずに大体の場所を聞いて行ってみます。垣根越しに小屋らしきものを見つけ、写真を撮って、saraiは一応満足します。

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先ほどの彼にその写真を確認してもらうと、その小屋だと思うとのことで、お礼を言って別れます。
その後、ミラベル宮殿の庭園をぶらぶらすることにします。今日は夏空が広がり暑いほどの好天。庭園は気持ちよさそうです。

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いつ来ても、この庭園は手入れが行き届いて、とても美しいですね。

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庭園の中央には噴水が上がり、その向こうにミラベル宮殿が優雅な佇まいを見せています。

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噴水をぐるっと回って、定番の絶景を眺めます。ミラベル庭園から眺めたホーエンザルツブルグ城Festung Hohensalzburgの風景です。

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噴水を過ぎて、綺麗な庭園の中をゆっくりと歩きます。

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ミラベル宮殿の建物が近づいてきます。

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綺麗な花を愛でながら、ミラベル庭園のご自慢のバラ園に向かいます。

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バラ園ではもうバラは終わり、刈り込んであります。でも、つぼみは残して刈り込んだらしく、ポツポツと残り花が咲いています。

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夏が盛りの品種なのか1種類の赤いバラが満開です。

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この美しいバラの周りでしばし佇みます。

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やはり、ミラベル庭園にはバラが似合います。



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ガイスベルクの頂上へ

2016年8月3日水曜日@ザルツブルク/3回目

ミラベル宮殿Schloss Mirabellの庭園にあるバラ園でしばし、真っ赤なバラに見入っていました。

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大方のバラは終わっていましたが、庭園には夏の花が植えられなかなか見事です。でも、いつまでもミラベル庭園にいるわけにはいきません。
数少ない本数のバスに乗り損ねるといけないので、早めにミラベル宮殿前の端っこにあるバス停(乗り場F)に行きます。

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バス停の近くには、ツアーバスが停まっています。サウンド・オブ・ミュージックのツアーであることはバスに描かれた絵で一目瞭然ですね。

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ガイスベルクGaisberg行のバスをどきどきしながら待っていると、定刻にガイスベルク行の151番バスがやってきます。

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saraiは一番乗りです。まず、チケットを購入。市内バスの1週間乗車券は持っていますが、ガイスベルクの頂上は市内ゾーンの外側に2ゾーンもはみ出しています。2ゾーン分の1日乗車券を買い足します。2人分で9.6ユーロもしますが、今日はバスだけで山の頂上まで行けるのでロープウェイの料金などは要りません。ちなみに昨日のウンタースベルクのロープウェイ代金は2人で46ユーロもしたんです! 

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話を戻しましょう。このバスを待っていた人がアチコチから集まってきます。

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自転車野郎もいます。ヨーロッパの人は自転車が好きですからね。バスの車内にもちゃんと自転車置き場があります。

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いろんな人を乗せて出発です。バスはどんどん郊外に出て行きます。途中、山の入り口でちょっとだけ、車が渋滞します。

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渋滞はすぐ解消し、順調にバスは走り出します。やがて、テレビ塔のあるガイスベルクの山が見えてきます。このバスはまさに頂上まで我々を運んでくれるんです。バスは遂に山を登り始めます。素晴らしいドライブウェイで、ガンガン飛ばし、快適なドライブです。頂上のガイスベルクシュピッチェGaisberg Spitzeに到着です。バスを降りると、目の前にはテレビ塔が青空に聳え立っています。

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まずはテレビ塔のほうに向かいます。途中で振り返ると、バス停が見えます。頂上にはマイカーもいっぱい駐車場に停まっています。

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テレビ塔のすぐ近くに立ちます。近くで見ると、その高さが分かります。

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頂上には草原の中の小道が続きます。ベンチもぽつんと置いてあります。

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ハイキングコースが続き、黄色い道標も整備されています。

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本当はこの道標を見ながら、ハイキングしたいところですが、朝のバスに乗り遅れたこともあり、そんな時間はなさそうです。

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鬱蒼とした林の手前には野草の花も咲いています。

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このあたりで景色を楽しむことにしましょう。



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ガイスベルクの山頂からの絶景

2016年8月3日水曜日@ザルツブルク/4回目

ザルツブルクSalzburgのテレビ塔の立つガイスベルクGaisbergの山の頂上を散策しています。山頂には美しい草原が広がっています。

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草原の小高いところに立つと周りの山の展望が開けています。

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ここからはなんとも素晴らしい眺めです。昨日にも増して快晴の青空に、ザルツブルクの周りに聳える山々が見渡せます。なんとヴァッツマン山Watzmannもよく見えます。昨日はヴァッツマン山の山系のうち、クライネ・ヴァッツマン山Kleine Watzmann(左側の小さな峰)しか見えませんでしたが、今日はヴァッツマン山全体がよく見えます。まあ、山頂はちょっと雲をかぶっていますけどね。

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まさかザルツブルクからヴァッツマン山が見えるとは思っていなかったので、ヴァッツマン山好きのsaraiは大喜びです。ちなみにsaraiのヴァッツマン山好きはフリードリッヒの描いたヴァッツマン山の絵を見たときから始まったんです。

しばし山々を眺めて楽しみます。昨日登ったウンタースベルクももちろん、ばっちりと見えています。

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ヒトラー山荘のあるケールシュタインKehlsteinの山も見えています。手前の低い稜線の中ほどです。遠くの三角形の尖った山はシェーンフェルドシュピッチェです。

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これらの山々は遠く連なって見えています。左からケールシュタイン、ヴァッツマン山、ウンタースベルクと並んでいます。ベルヒテスガーデンBerchtesgaden一帯の山々です。

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山の風景を説明する案内板が設置されています。

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別の方角の風景の案内板もあります。なかなか親切ですね。

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遠くアルプスの峰々も見えています。それほど今日は快晴で眺望がいいんです。
最後にもう一度、ヴァッツマン山を眺めましょう。

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近くの空を見上げると、ここでもパラグライダーを楽しんでいる人たちがいます。気持ちよさそうですね。

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ずいぶん高く舞い上がっています。上昇気流に乗って、上がったんでしょう。

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ここがベンチや案内板が置かれた展望台です。

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展望台を離れて、別の場所に移動します。お目当てはパラグライダーです。

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ここがパラグライダーの滑走台になっている草原の斜面のようです。

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草原の向こう、遥か下にはザルツブルクの市街地が広がっています。パラグライダーの滑走時はまるでザルツブルクの街に飛び込むような感じなんでしょうね。

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しばし、このあたりでパラグライダーの飛んでいるのを眺めながら、休息しましょう。



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オリジナルのモーツァルト:クラリネット五重奏曲って? ホープリッチ&ロンドン・ハイドン・カルテット@鶴見サルビアホール 2017.9.26

最近、ネットの記事でモーツァルトのクラリネット五重奏曲はオリジナルはクラリネットのために書かれたのではなく、バセット・クラリネット(通常のクラリネットよりも低域の音が出せるようにしたもので、バセット・ホルンと同じ低域が出せるものですが、モーツァルトの時代の楽器は残っていなくて、記録もなかったそうです。)のために書かれたということを知りました。現在はモーツァルトのクラリネット五重奏曲は通常のクラリネットで吹けるように楽譜が書き直されているんだそうです。ところが近年、その時代のバセット・クラリネットについての演奏会パンフレットが発見されて、そこにバセット・クラリネットのイラストが描かれていたそうです。それを参考にバセット・クラリネットを新たに復元したのが、今日の演奏者のエリック・ホープリッチです。詳しくはこの記事に書かれているので、ご参照ください。その記事で大いに興味をそそられました。なんといってもモーツァルトのクラリネット五重奏曲はsaraiが大変、愛好する曲ですからね。
すると、折も折、そのホープリッチが来日して、モーツァルトのクラリネット五重奏曲を演奏するということで、早速、コンサートのチケットを入手した次第です。

ホープリッチと一緒に演奏する弦楽四重奏団はロンドン・ハイドン・クァルテット。ピリオド楽器で演奏する団体で、ホープリッチと共演してモーツァルトのクラリネット五重奏曲のCDを録音もしています。これは興味津々です。

で、今日聴いた感想ですが、実に面白いものでした。これがオリジナルなのねって、深い思いに至ります。一言で言えば、渋い演奏ですね。オリジナルのバセット・クラリネットは渋いというか、おとなしい音色です。低域の音は深みがあります。高域は現代のクラリネットのような張りのある輝かしい音色ではなく、ふわっとした柔らかい音です。古き良き時代に思いを馳せながら聴きました。正直、音楽的には物足りないものもありました。一昨年聴いたヴィトマン&ハーゲン・カルテットの演奏には大変感動しました。そのときの記事はここです。その演奏と比較するのは酷でしょう。今日は音楽史的に貴重な演奏が聴けたのでよしとしましょう。アンコールは第2楽章でしたが、今日の演奏ではこの第2楽章がしみじみとしていて、一番、よかったと感じました。2度も聴けて、嬉しく思いました。

前半はハイドンの中期の弦楽四重奏曲が2曲。これは滅多に演奏されない曲でもちろん、初聴きです。ピリオド奏法で演奏されたので、ハイドンのいつもの明快で爽快な感じではなく、まるでバロック音楽でも聴いているような感じです。これまた、貴重な演奏を聴かせてもらいました。これはこれで、とても美しい音楽ですが、やはり、モダンな奏法のほうがすっきりと美しいかなと思います。

今日のプログラムは以下です。

  弦楽四重奏:ロンドン・ハイドン・クァルテット
   第1ヴァイオリン:キャサリン・マンソン
   第2ヴァイオリン:マイタル・グレヴィチ
   ヴィオラ:マイタル・グレヴィチ
   チェロ:ジョナサン・マンソン

  バセット・クラリネット:エリック・ホープリッチ


  ハイドン:弦楽四重奏曲 第37(45)番 Op.50-2
  ハイドン:弦楽四重奏曲 第47(59)番 Op.54-3

   《休憩》

  モーツァルト:クラリネット五重奏曲 K.581

   《アンコール》モーツァルト:クラリネット五重奏曲 K.581より第2楽章


最後に予習について触れておきましょう。

ハイドンの弦楽四重奏曲2曲は以下のCDで予習しました。

 エンジェルス四重奏団
 ロンドン・ハイドン・クァルテット

エンジェルス四重奏団は全集盤です。もちろん、モダンなカルテットで、とても美しい演奏です。ハイドンの素晴らしさに浸りきりました。
ロンドン・ハイドン・クァルテットは今日の演奏団体です。ハイぺリオンから順次、ハイドンのCDを出しています。演奏はもちろん、今日聴いた演奏とほぼ同じです。ピリオド奏法のハイドンはとても同じ曲とは思えないほど変貌します。古き良き時代、貴族たちの間で聴かれていた雰囲気を思い起こさせられます。

モーツァルトのクラリネット五重奏曲は以下のLP、CDで予習しました。

 ランスロ、バルヒェット四重奏団 LP
 ボスコフスキー、ウィーン八重奏団 LP
ホープリッチ、ロンドン・ハイドン・クァルテット

ランスロとバルヒェット四重奏団はsaraiがこの曲を初めて聴いた思い出の1枚。いつ聴いても青春の思い出と重なります。ランスロのクラリネットも素晴らしいし、それ以上にバルヒェットのヴァイオリンが見事です。でも、それ以上に素晴らしいのはボスコフスキーとウィーン八重奏団の1枚です。ウィーン・フィルのメンバーでないと出せないウィーン風の柔らかい響きにうっとりとします。これを聴くとこの曲がモーツァルトの最高傑作に思えてしまいます。クラリネットと弦楽が重なるところの美しさにはため息が出ます。
そして、ホープリッチとロンドン・ハイドン・クァルテットという今日の演奏メンバーのCD。感想は今日の演奏と同じです。やはり、バセット・クラリネットの高域の響きは物足りなさを感じます。


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ガイスベルクの山頂で美味しいプロセッコ

2016年8月3日水曜日@ザルツブルク/5回目

ザルツブルクSalzburgのテレビ塔の立つガイスベルクGaisbergの山頂からの景色を楽しみながら、草原を散策しています。山頂はパラグライダーを楽しむ人たちの格好のテイクオフポイントになっています。今また、パラグライダーが飛び立ちました。

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ガイスベルクの山の下にはザルツブルクの町が広がります。

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そのザルツブルクの町の上空にパラグライダーが飛んでいます。

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その様子をピクニック気分の女性が見やっています。おっと、違うようですね。彼女の後ろにはパラグライダーを格納していると思しきリュックサックが置いてあります。彼女たちもしばらくすると飛び立ちそうです。ここで野次馬しているのはsarai夫婦だけのようです。

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しかし、本当に見事に晴れ渡っていて、下界がどこまでも見渡せます。まさにパラグライダー日和のようです。

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ザルツブルクの町がとっても小さく見えて、よく分かりませんが、中央駅を始めとした市街地が見えています。左手の小さな丘がカプツィーナー山Kapuzinerbergのようです。

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さて、そろそろ、このパラグライダーの滑走台から離れて、バス停のほうに戻りましょう。滑走台の草原の斜面を登ります。

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バス停まで戻ってきました。変な立て看板が立っています。白い石が鎖で吊り下げられています。どうやら、この石の状態でお天気の判定を行うという馬鹿げた冗談のようです。例えば、石が濡れていたら、雨・・・とかです。

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まだ、帰りのバスまでは時間があるので、このあたりの山々を眺めながら遅めの昼食を頂きましょう。バス停近くのレストランに向かいます。と、何やら、鉢が置いてあり、白い花が見えます。

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エーデルワイスですね。野生ではありませんが、鉢植えでも、目を楽しませてくれます。

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レストランのパラソルで陽を遮ったテラス席に落ち着きます。山の上ですが、とても日差しが暑いんです。

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このテラス席からはヴァッツマン山Watzmannがよく見えます。

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まずは飲み物をいただきます。プロセッコが冷たくて美味しいです。

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プロセッコでヴァッツマン山に乾杯!!

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ついでにウンタースベルクにも乾杯!!

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上機嫌なsaraiです。もうすぐ、料理も届くでしょう。



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ガイスベルクで美味しいランチ

2016年8月3日水曜日@ザルツブルク/6回目

ザルツブルクSalzburgのテレビ塔の立つガイスベルクGaisbergの山頂のレストランのテラス席で山々の眺めを楽しみながら、ランチをいただくところです。プロセッコを飲みながら待つと料理が届きます。定番のウィンナーシュニッツェルです。

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続いて、グーラッシュです。

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どちらももちろん美味しいです。満足満足です。食後のチョコアイスも頂きます。

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昼食の間中、ヴァッツマン山を眺めていました。
帰りのバスがやってきます。ただし、出発にはまだ少し時間があります。

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バス停の周りをぶらぶらします。樹木越しにテレビ塔が見えます。

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レストランの入り口です。お洒落な佇まいですね。

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これが先ほどランチをいただいたレストランです。左手のテラス席で食事しました。

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バス停の前の草原に立って、もう一度、山々の風景を眺めます。

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さあ、バスに乗り込みます。結局、ガイスベルク山頂にはたった1時間半少しの滞在です。このバスを逃すともう帰るバスがないんです。何時間も歩いて降りるしかありません。帰りましょう。走り出したバスの車窓にウンタースベルクUntersbergの山影が見えています。

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バスは順調にドライブウェイを下っていきます。

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ミラベル宮殿前のバス停に到着し、ホテルに歩いて向かいます。途中、いつも前を通り過ぎている教会が目に留まります。マカルト広場Makartplatzの前に建つ三位一体教会Dreifaltigkeitskircheです。ちょっと中を覗いてみましょう。とても美しいバロック様式の空間が広がっています。

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上を見上げると、天井は美しいドームです。

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壁面は美しい装飾で覆われています。

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これが主祭壇です。金色に輝いています。

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外に出ると、正面のファサードは見事な曲面を描いて、バロックの美を感じます。

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ホテルに戻り、一服してコンサートに出かけます。今日のコンサートはモーツァルト劇場です。祝祭大劇場前の通りに到着します。

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会場前でホールの開場を待っていると、男性が声をかけてきます。先ほどモーツァルテウムでいろいろ親切にしてくれた彼です。彼も、今夜のコンサートを聴くとのこと。彼は、ウィーン在住6年のテノール歌手で、シュターツオーパーでも合唱団で出演しているとのこと。ザルツブルク音楽祭にも出ているそうです。何と、あのシェーベルク合唱団にも所属しているそうです。saraiと話が弾みます。今度聴くオペラ《ダナエの愛》にも合唱で出演するそうです。過去の話をしていると、一昨年ザルツブルクで聴いたオペラ《チェネレントラ》でも女装して合唱に参加していたそうです。saraiは既に彼の歌声を聴いていたんですね。お名前は、T.Kさん。今後の活躍を期待しましょう。大学の先輩にはCTの藤木大地もいるそうです。
時間になり、ホールに入って着席します。今日のチケットはこれ。8列目のまあまあの席です。

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ステージには小編成のバロックオーケストラの楽器が置いてあります。あと5分ほどで開演です。

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カウンターテナー(CT)のベジュン・メータのコンサートは思いのほか、素晴らしいコンサートでした。今日も楽しい夕べでした。コンサートの詳細な記事はここに既にアップ済みです。

明日はアンナ・ネトレプコの出演するオペラを聴きます。ネトレプコを聴くのは久しぶりで楽しみです。プッチーニのオペラ《マノン・レスコー》です。



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究極の美音:オーギュスタン・デュメイ ヴァイオリン・リサイタル@紀尾井ホール 2017.9.26

これがヴァイオリンの音なのねって、今更ながら驚かされました。奇跡のような美しすぎるヴァイオリンの音でした。まさにヴィルトゥオーソの系譜に連なる最後の名人のヴァイオリンを聴かせてもらいました。すぐに連想したのは、ミルシテインです。生で聴いたことがなく、CDでしか聴いていませんが、こんな美麗なヴァイオリンの音って、本当にあるんだろうかと思っていましたが、そのミルシテインを思わせるヴァイオリンの音がまさに目の前で鳴っているではありませんか。音楽的にどうのこうのっていう前に、音響的に素晴らしいヴァイオリンの音色です。とりわけ、弱音の響きの美しさはこの世のものとは思われないものです。これ以上、耳に心地よい音はないでしょう。それに録音不可能な音の響きです。

前半の2曲、ブラームスの第3番のソナタとR.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタでは、実はそれほどの美音とも思わなかったんです。ただ、どちらも第2楽章の美しい演奏にはうっとりと聴き入りました。後で考えると、それがとても美しい響きだったんですが、そのときは音楽自体が美しいとだけしか感じませんでした。本当の音の美しさを感じ入ったのは、後半のプログラム、フランクのヴァイオリン・ソナタです。第1楽章の冒頭の弱音の響きで、おおーっという感じになります。何という美しい音色でしょう。こうなると、音楽はそっちのけで、ひたすらヴァイオリンの美しい音にだけ、耳が集中します。こんな聴き方はいけないことは自覚していますが、美しいものを追い求める動物的本能が理性を抑え込みます。第3楽章の中間から、一層、ヴァイオリンの音色が研ぎ澄まされて、究極の美の世界が出現します。そして、第4楽章はありえないような純粋無垢な音の響きに魅惑されます。もう、音楽はそっちのけでひたすら音の美しさにのみ、心も耳も集中します。いやはや、ヴァイオリンの音はこんなにも美しいのかと感嘆するのみで、フランクの名曲が終わります。ほとんど、音楽自体は聴いていなかったかもしれません。これは悪魔の誘惑ですね。

アンコールももちろん、曲はそっちのけでヴァイオリンの音ばかり聴いていました。

今日のプログラムは以下です。

  ヴァイオリン:オーギュスタン・デュメイ
  ピアノ:レミ・ジュニエ

  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
  R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18


   《休憩》

  フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
  
   《アンコール》

  パラディス:シシリエンヌ
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調op.30-2より第3楽章
  

予習についてもまとめておきますが、今日のような聴き方では予習はあんまり関係ありませんね。

1曲目のブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番は以下を聴きました。

 デュメイ&ピリス
 オイストラッフ&リヒテル 1968年 モスクワ・ライヴ LP
 ファウスト&メルニコフ

オイストラッフ&リヒテルは天下の名演。ファウスト&メルニコフは今日の演奏の対局のような演奏で、ガット弦でプアーな音ですが、実に音楽的で求道的な演奏です。ピアノのブラームスが作曲した時代のベーゼンドルファーという凝った構成です。デュメイ&ピリスも負けてはいません。ブラームスの室内楽の美しさを極めたような内容です。

2曲目のR.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタは以下を聴きました。

 デュメイ&ロルティ
 サラ・チャン&サヴァリッシュ

サラ・チャン&サヴァリッシュは思いのほか、美しい演奏。ともかく、サヴァリッシュのピアノがR.シュトラウスの本質を突いていて、サラ・チャンも素直で伸びやかな佳演です。デュメイ&ロルティは少々、R.シュトラウスの音楽とは遠いところにあります。デュメイのヴァイオリンは鳴らし過ぎです。

3曲目のフランクのヴァイオリン・ソナタは以下を聴きました。1曲目と同じですね。

 デュメイ&ピリス
 オイストラッフ&リヒテル 1968年 モスクワ・ライヴ LP

オイストラッフ&リヒテルはブラームス以上に天下の名演。デュメイ&ピリスは美しい演奏ですが、気迫がもう一つの感です。



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ザルツブルクの朝市、見参!

2016年8月4日木曜日@ザルツブルク/1回目

旅の16日目、ザルツブルクSalzburgの6日目です。

今朝、配偶者は美しい鐘の音ではなく、耳元のsaraiのいびきで目が覚めたそうです。なんとも腹立たしく、寝覚めが悪いものだとぶつぶつ言われましたが、何と言えばいいか・・・うーん。
ともあれ、今日、木曜日は、週に一度の大規模な朝市が立つ日です。さっさと出かけましょう。市場はミラベル宮殿Schloss Mirabell前のザンクト アンドレア教会St. Andrakircheの広場で催されます。市場に近づくと、籠いっぱいにお買い物をした人達が戻ってくるのに出会います。これは楽しみですね。市場は相当な人で賑わっています。何はともあれ、全体を見て廻ります。花屋が多いのに驚きます。夏ですね、ひまわりの花がずらっと並んでいます。

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ともかく、人の多いことにびっくりです。ザルツブルク中の人が押しかけてきたのではないかと思うほどです。

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肉屋(ジビエが多い)、魚屋、八百屋、チーズ屋、パン屋がズラ~リと軒を連ねています。どれも同じようなお店なのですが、ご贔屓があるのか、どのようにしてお店を選ぶのでしょうね。これはパン屋さんですね。

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配偶者はどうしても花屋さんが気になります。

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これは果物屋さん。

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これは八百屋さん。

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これはチーズ屋さん。

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雑貨屋さんもあります。

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帽子屋さんや洋服屋さんもあります。

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人が多くて、見て回るのも大変です。

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これは魚屋さん。

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ちょっと八百屋さんをちゃんと見ておきましょう。実に豊富な野菜が並んでいます。

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黄色いキノコが膨大に積み上げられています。

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配偶者の評価する、美味しいじゃがいもも並んでいます。

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おー、珍しい電球専門店もあります。多分、LED電球ではないでしょう。

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旅先なので、買えるものは数少ないです。果物はOKでしょう。ブドウを買います。その辺りのお店では、一番単価が高いお店にして見ました。それだけの価値がなければ売れないでしょうからね。次に、どうしても、フランスのル・ピュイの駅前食堂で食べたチーズの美味しさが忘れられず、チーズにチャレンジです。でも、種類が多すぎて迷います。チロル産のチーズでクリーミーなのはどれかと訊いてみます。最初は通じないような感じでしたが、何度か言っていると、あ~、クリーミーねと言いながら、2種類のチーズを示してくれます。見た目がより普通っぽいものを、ほんの少し切り分けてもらいます。さっそく2人で食べてみると、もうびっくりするほど美味しいです。思わず、さらに追加して買ってしまいます。
ワインやビールなどをその場で飲んでいる人も多いです。ソーセージなどの軽食もあり、そこで食べています。一番賑わっていたのは、鶏の足を1本丸ごと素上げしたものです。その場で揚げているので熱々です。これは美味しいでしょう。

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私たちも1本購入です。熱々ホクホクでペロリと食べてしまいました。

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面白い市場体験を終え、いったんホテルに戻ります。

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これが市場で求めた成果です。厳選した逸品です。

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ブドウもチーズも超美味しいです。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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昨日投稿した記事の一部に誤りがありました。ドイツ騎士団の中庭はパスしないで、ちゃんと見ていました。追記・修正しました。申し訳ありません。

08/07 00:28 sarai

えりちゃさん、saraiです。お久しぶりです。

これは昨年の9月のウィーンですが、現在のコロナ禍では、古き良き日という風情ですね。もう、ポスト・コロナでは、行けたにし

07/20 12:41 sarai

Saraiさま、
お元気ですか?
新型コロナウィルス、自粛中。
このウィーンの散策を読んでいると、なんだか切なくて悲しくなってきました。
次はいつ行けるのかな、とか思う

07/20 05:08 えりちゃ

はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai
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