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フェルゼンライトシューレ初見参

2016年7月31日日曜日@ザルツブルク/1回目

旅の12日目、ザルツブルクSalzburgの2日目です。

昨日ザルツブルク中央駅Salzburg Hbfに降り立つと、ムッとするような暑さ。これは困ったと思ったのですが、陽が落ちると少し涼しくなり、今朝の明け方にはお布団を引き寄せる涼しさ。配偶者によると、日曜礼拝の鐘がたまらなくうるさく鳴り響く(教会がホテルの目の前)のにたたき起こされてみると、涼しさを通り越して冷たいほどの風が吹いていたそうです。ありがたいですが、このような風は雨を呼ぶのですよね。案の定、空は怪しげに曇っています。
saraiは、教会の鐘の音にもめげずに10時半まで爆睡。
ようやく起き出して、saraiと配偶者はホテルの近くのカフェに朝食兼ランチをしに出かけます。ホテルを出て、路地に出ます。

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ホテル前の路地、リンツァーガッセLinzer Gasseをぶらぶらしながら、カフェに向かいます。この路地はカプツィナー山Kapuzinerbergに沿って、ザルツァッハ川Salzachに架かるシュターツ橋Staatsbrückeのほうに続いています。

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カフェのオープンテラスのテーブルにつくと、軽食とコーラのセットメニューがあったので、それをお願いします。が、配偶者は、コーラはどうもね・・・と言い出します。メニューの中にミルクと言うのがあったので、コーラをミルクに変更してもらえないかとお願いします。しかし、日曜日でお手伝いしていると思われる中学生くらいの女の子に、なかなかこれが通じません。絵やメニューや身振り手振りで何とか分かってもらえたようなのですが、出てきたのが泡立ちミルクのようなもの。配偶者は普通の暖かいミルクでよかったのにとぶつぶつつぶやいています。でも、結局は面白い飲み物だったと納得しています。

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メインはハムとチーズを挟んだホットサンドです。

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トマトケチャップが容器ごと出てきたのには驚きます。ソーセージ用でしょうね。

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ところで、追加でお願いしたゆで卵が出てきません。とっても忙しいお店で、お客さんが次から次へとパンを買いにくるので、なかなか女の子に言うタイミングがありません。ようやくゆで卵がまだよと伝えますが、これがまた通じません。メニュー表を指差すと、女の子からようやく出た言葉が「あっ、忘れてた・・・」。それから女の子が作るのを待って、ようやくゆで卵がいただけます。でも、出来栄えはsarai好みの超半熟で、大喜びします。美味しく頂きました。

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食事を終えて、また、路地を歩いて、いったん、ホテルに戻ります。リンツァーガッセは結構、人通りの賑やかな路地です。

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ホテルに戻って、saraiはせっせとブログ書き。配偶者は読書。ゆったりとした午後です。というのも、今日は午後3時からのオペラと夜8時半からのコンサートのダブルヘッダーですから、それまでは待機状態なんです。オペラはフェルゼンライトシューレFelsenreitschuleでモーツァルトの《コジ・ファン・トゥッテ》。フェルゼンライトシューレは直訳すると岩窟乗馬学校で、乗馬学校の裏の岩山を利用した劇場です。映画《サウンド・オブ・ミュージック》でコンクールの会場になっていましたね。saraiは初体験です。ところで、saraiはこのオープンエアの劇場は今日の雨模様の天気で大丈夫かと気をもみます。が、配偶者は、屋根があるという話を何かで見た気がすると主張。急いで調べてみると、今は開閉式の屋根が付いているので天候には左右されないとのとことで、一安心です。開演時間が近づきます。では、出かけましょう。バスに乗っていきます。バスのチケットは1週間乗り放題チケットを購入します。一人15.5ユーロと大変お得なチケットです。

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カラヤン広場Herbert-von-Karajan-Platzのバス停で下車します。通りの先にザルツブルク祝祭大劇場Großes Festspielhausがあります。その前の通りホーフシュタルガッセHofstallgasseはがらんとしていますが、その先にあるフェルゼンライトシューレのあたりはもう人だかりがしています。

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祝祭大劇場の壁には今日のオペラ、《コジ・ファン・トゥッテ》のポスターが貼られています。

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これまた、楽しみにしているオペラ、R・シュトラウスの《ダナエの愛》のポスターがあります。

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これは明日聴くトーマス・アデスの新作オペラ《皆殺しの天使》のポスターです。

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フェルゼンライトシューレの前は着飾った多くの観客が集まっています。

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これがフェルゼンライトシューレの入り口です。早速、中に入りましょう。開演25分前です。

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これがフェルゼンライトシューレのロビーです。あれっと思います。そうです。ここはモーツァルト劇場Haus für Mozartのロビーでもあります。実はフェルゼンライトシューレとモーツァルト劇場はロビーを共用しているんです。フェルゼンライトシューレへはこのロビーから出入りできます。

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ということは、フェルゼンライトシューレとモーツァルト劇場は同時に公演できないんでしょうか。まあ、同時に公演するほど、プログラムが立て込むことはないでしょうけどね。開演20分前なので、ロビーの様子をぐるっと見てまわったら、フェルゼンライトシューレのホール内に入りましょう。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
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10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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