フェルゼンライトシューレFelsenreitschuleでのモーツァルトの《コジ・ファン・トゥッテ》の開演を豪華なロビーで待っているところです。オペラは聴衆が日常を離れて、目一杯着飾っているので壮観です。開演前のざわめきもオペラの醍醐味のひとつです。

ロビーの奥のほうに歩み入ってみます。そこから入口のほうを振り返ります。階段の上から見下ろしている人もいますね。みなさん、開演前のひと時を楽しんでいるようです。

壁際にはシャンパンやワインが並べられています。オペラには音楽だけではなく、雰囲気も重要な要素です。

さて、フェルゼンライトシューレのホールに入りましょう。あれっ、開演前なのに舞台の上で既に数人が演技をしています。

フェルゼンライトシューレは岩山を利用した大きなステージと階段状の背面の壁がむきだしになっていて、幕が下せないので、開演前も何か演技をしていないと間が持たないのかしら・・・。
客席はかなりの傾斜がある階段席になっていて、どこからも舞台が見やすそうです。

saraiは前から2列目ですが、最前列とも段差があるので、とってもよく舞台が見えます。これがチケットです。

saraiの席からはこんな感じで舞台が見えています。

オペラが開演し、期待以上の出来に感銘を受けます。やがて、休憩時間になります。ロビーとは反対側のほうから外に出ます。ホールの前や2階のテラスには観客がいっぱい並んでいます。

ホール前の広場をぶらぶらします。

ホーエンザルツブルク城Festung Hohensalzburgの姿も見えています。

祝祭大劇場横の入り口前も外を散歩している観客でいっぱいです。

しばらく、外をぶらぶらします。マチネーのせいか、心なしか、お洒落のレベルもそれなりのようです。saraiも今日はタキシードは着ていません。

また、フェルゼンライトシューレのホール内に戻ります。開閉式の天井の一部が開けられています。舞台に光が満ちています。

これが今日の舞台とオーケストラピットの様子です。ピットと客席の間に舞台が延長されていて、歌手がオーケストラの前に出て、歌うことができます。まるでコンサート形式のオペラみたいです。これがなかなか効果的で、ここぞという時に歌手が前面で思いっきり歌って、演技します。素晴らしい着想の演出ですね。

席に座って、次の幕を待ちます。

席から見た舞台の様子です。

オペラ後半はますます、素晴らしくて、ザルツブルク音楽祭のレベルの高さを実感しました。最高のモーツァルトでした。大変な感銘を受けました。オペラの詳細な記事はここに既にアップ済みです。
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