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ザルツブルクの旧市街を散策

2016年8月1日月曜日@ザルツブルク/2回目

夜のオペラの時間までフリーなので、ザルツブルクの旧市街をぶらぶらしています。ゲトライデ通りGetreidegasseから続くユーデンガッセJudengasseの8番地には、1825年にシューベルトがザルツブルクに友達と旅行した際に宿泊した家があります。

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ユーデンガッセを抜けると、モーツァルト広場Mozartplatzに出ます。広場の中央には、もちろん、有名なモーツァルトの銅像が立っています。

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モーツァルトの銅像の周りは綺麗な花壇になっています。

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モーツァルト広場に隣接して、レジデンツ広場Residenzplatzがあります。ザルツブルク大聖堂Dom zu Salzburgも左手に見えています。

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レジデンツ広場に移動します。広場の中心には噴水があります。右手の大きなドームはザルツブルク大聖堂です。

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レジデンツ広場にはザルツブルク大聖堂の北側面が面しています。右手のレジデンツResidenzの前には観光馬車が並んでいます。

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レジデンツ広場から続くアルターマルクトAlter Marktには、ザルツブルクのチョコレート有名店のフュルストCafe Konditorei Fürstがあります。

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ここを覗きますが、カフェが中心でチョコレートの販売はお店の端に少し並んでいるだけ。それに混雑しているので、撤退します。

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アルターマルクトを抜けて、再び、ゲトライデ通りに戻ります。やはり、ひどい混雑ぶりです。そんな中に突っ込んでくる車もあります。

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だからといって、何があるわけでもありません。お土産物屋と洋服や靴のお店、カフェが並ぶだけです。そんなゲトライデ通りから抜け出て、大学広場Universitätsplatzに向かいます。そこでは朝市が立ちますが、今はもう午後なので、どうでしょう・・・おおーっ、まだ、野菜や果物の露店があります。

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広場は露店をのぞく多くの人々で賑わっています。

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チーズやソーセージの店もあります。

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広場に面して立つ教会は昨日、ヴァイオリンのリサイタルを聴いたコレギエン教会Kollegienkircheです。白亜の美しいバロック様式の建物です。

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珍しく、鉢植えの花を売っているお店もありますね。でも、よく見ると、鉢植えではなくて、鉢に見立てたポットに花束をさしているようです。

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旅行者の我々にとって、こういう露店市はあんまり関係はありません。露店市の様子をひととおり眺めたところで、お土産でも調達するために混雑するゲトライデ通りに戻ることにします。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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ハイドン《天地創造》に感動!・・・東京都交響楽団@サントリーホール 2017.09.11

久々のサントリーホールです。改修前の1月に聴いた後、ほぼ8か月ぶりですが、saraiのホームグラウンドのようなホールですから、ここで聴く音楽はやはり、落ち着くし、いいものです。都響の定期演奏会を聴くのも8か月ぶりになります。都響の定期演奏会自体は場所をオペラシティコンサートホールに移して続いていましたが、何となく行く気がしなくて、サントリーホールに戻ってくるのをお待ちしていました。そして、ようやく、都響のサントリーホール定期が再開です。再開の曲目はハイドンのオラトリオ《天地創造》・・・まさに再開にふさわしい曲を選んだものです。この曲は思い出があります。今は亡きアーノンクールを最後に聴いたのがこの曲でした。そして、ありえないような素晴らしい演奏でした。そのコンサートの記事はここに書きました。
今日の演奏はそのアーノンクールの素晴らしい演奏にも匹敵する会心のものでした。独唱者、合唱団、オーケストラのすべてが素晴らしかったのですが、一番の立役者は指揮の大野和士でしょう。キャスティングも含めて、音楽作りのすべてが見事でした。正直言って、初めて、彼の素晴らしさを認識しました。前任者のインバルのカリスマ性の高さとはまた違ったタイプの音楽性を持っているのですね。特に声楽を含めた音楽への知的なアプローチが彼の持ち味なのかもしれません。今後、コンサート形式のオペラでも上演してくれればいいのではないでしょうか。

今日の公演は第2部第1場(第19曲)までが前半で、そこでいったん休憩が入りました。その前半を聴いただけでも素晴らしい演奏だと思いましたが、圧巻だったのは後半です。ハイドンの平明でかつ端正な音楽をとことん、丁寧に演奏してくれます。バリトンのディートリヒ・ヘンシェルも後半に体力を温存していたのか、後半冒頭から、力のはいった歌唱を聴かせてくれます。ソプラノの林 正子がハイドンの書いた優し気なメロディーを都響の美しい弦とともにしっとりと歌い上げてくれます。テノールの吉田浩之はある意味、日本人離れした、張りのある歌唱を前半から続けています。久しぶりに聴くスウェーデン放送合唱団は相変わらずの美しいハーモニーです。珍しく対向配置の都響は抑えた演奏ですが、両翼のヴァイオリン群の演奏は光っています。フルートの柳原佑介の音色も素晴らしいです。そして、これらをまとめ上げた大野和士の指揮が最高です。じわじわとハイドンの古典的な端正さを極めた演奏が心に響いてきます。第2部の最後を飾るハレルヤ・コーラスでいったん、頂点に上り詰めます。このあたりの迫力は晩年のハイドンならではのものですが、それを最高の形で示してくれた大野和士にも脱帽です。圧巻だったのは第3部です。ハイドンが書いた最高に美しい音楽、それは音楽による理想郷の実現ですが、大野和士を中心とした独唱者、合唱団、オーケストラの共同作業で天国的な世界を描き尽すことに成功していました。特にソプラノの林 正子とバリトンのディートリヒ・ヘンシェルによるアダムとイヴの素晴らしさと言ったら、うっとりというレベルではありませんでした。フィナーレのアーメン・コーラスは高揚し、最後にテンポを落として、アーメン、アーメンというあたりではもう鳥肌ものでした。古典派の究極の完成形を聴かせてもらいました。素晴らしく美しい音楽に深く感動しました。

今日のプログラムは以下のとおりでした。

  指揮:大野和士
  ソプラノ:林 正子
  テノール:吉田浩之
  バリトン:ディートリヒ・ヘンシェル
  合唱:スウェーデン放送合唱団
  管弦楽:東京都交響楽団

  ハイドン:オラトリオ《天地創造》 Hob.XXI:2
   (第2部第1場(第19曲)の後で休憩)

再開した都響のサントリーホール定期演奏会の今後は大いに期待が持てそうです。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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