ヴェローナVeronaからミラノMilanoを経由してトリノTorinoに向かっているところです。乗っている電車、フレッチャロッサFrecciarossaは緑の平原の中を走っていきます。

線路と並行して走っている道路の料金所があります。有料道路のようです。

また、川を渡ります。

ずっと自動車道路と並行して走ります。このまま、トリノまで線路と道路が並行しそうですね。

実はこの車窓の景色を眺めていたのは配偶者です。saraiは新しいPCの整備にかかりっきりだったんです。外の様子は少しも見ていませんでした。で、配偶者からそろそろトリノに到着ではないかと声をかけられて、はっとなって外の様子を眺めます。入りつつあるホームの表示を見て、トリノに到着した!と叫んでしまいます。慌ててパソコンを開いたまま抱えて電車を飛び降ります。危ない、よかったと思ったのは束の間です。とっても現代的な素晴らしい駅を出口に向かいながら、何か違和感を感じます。

出口の表示を見ると、ある筈のトリノの通りの名前がありません。どうも変です。どうやら駅を降り間違えたかもと配偶者に告げます。よくよく駅の様子を見ても、事前に調べてあるトリノの駅とは違います。どうやら1つ前の似た名前の駅、トリノ・ポルタ・スーザ駅Stazione di Torino Porta Susaのようです。 この駅は2008年のトリノ-ミラノ高速線の開業に伴い、新たに開業した駅です。素晴らしい建物ですね。でも、感心している場合ではありません。

駅のインフォメーションで、次のトリノ行きの電車を調べてもらいます。30分先にしか、本来行くべきだったトリノ・ポルタ・ヌオーヴァ駅Stazione di Torino Porta Nuova行の電車はないそうです。スゴスゴとホームへ戻ります。

ホームにはしっかりと駅名が表示されていますね。ちゃんと見ていれば、間違えなかったのに、トリノという名前だけが目に入っちゃったんです。まあ、そもそもトリノに高速列車が停車する駅が2つもあるなんて、想像もしていませんでした。

ガラーンとしたホームで次の電車が来るのを待ちます。

と、ピカピカの電車がホームに入ってきます。ヌオーヴォ・トラスポルト・ヴィアッジャトーリ社Nuovo Trasporto Viaggiatoriの高速列車イタロItaloです。

これに乗りたいところですが、イタリア国鉄とは別の会社の列車なので、乗っちゃダメですね。指をくわえて、走り去るのを眺めます。

やがて、トリノ行の電車がやってきます。

29分待ちでこのトリノ行きに乗車。何とかトリノ・ポルタ・ヌオーヴァ駅に到着します。予定よりも45分遅れの到着です。

今日も2度もミスをおかして、大変なスタートです。
さあ、気持ちを取り直して、トリノ散策に向かいましょう。ホームを歩いて、駅の出口に向かいます。

ホームの端まで来たところで振り返ると、今乗ってきた電車の先頭車両が見えます。

トリノ・ポルタ・ヌオーヴァ駅の別のホームには高速列車のフレッチャロッサFrecciarossaが停車しています。本来、これに乗ってくる筈だったんですけどね。

大きな駅の構内を抜けていきます。
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