トリノTorinoに着いて、まずはランチをいただくために、美味しいとの評判のピッツェリアを目指します。それがなかなか見つかりません。福音教会Comunità protestante internazionale di lingua ingleseが通りの向かいに見えたあたりでピッツェリアの場所がまったくわからなくなります。

仕方がないので、いったん、道を戻って、最初から歩き直すことにします。急がば回れです。駅前のカルロ・フェリーチェ広場Piazza Carlo Feliceに戻って、出直しです。ポルティコの中に壁と一体化したような本屋さんがあります。

カルロ・フェリーチェ広場から右に折れて、ジュゼッペ・ルイージ・ラグランジェ広場Piazza Giuseppe Luigi Lagrangeに入ります。

ここから、ジュゼッペ・マッジーニ通りVia Giuseppe Mazziniを歩きます。この通りの先に目指すピッツェリアがある筈です。通りを歩いていると、店先に黄色い牛さんが置いてあります。ほっこりしますね。

やがて、左手に大きな広場があります。ジャンバティスタ・ボドーニ広場Piazza Giambattista Bodoniです。広場の中央には立派な騎馬像があります。アルフォンソ・フェレーロ・ラ=マルモラAlfonso Ferrero della Marmoraの像のようです。彼は軍人出身でイタリア首相にもなった人物です。

この広場のすぐ先に目指すピッツェリアがありました。初めて訪れる町は、方向感がつかめないのです。地図で通り、通りの名前を次々に確認しながら、ようやく発見できました。結局、駅からぐるぐると30分近く歩きました。迷わずに歩けば10分ほどだったでしょう。

ラ・スパッカナポリLa Spaccanapoliというお店です。

店先にテント屋根のテラス席があるので、そこのテーブルに落ち着くことにします。

ところがお店のスタッフがなかなか店の中からあらわれません。

しばらく待つと、ようやくスタッフが出てきます。さて、何を注文しましょう。お店の名前がナポリの通りの名前になっているので、ナポリのピザを思い出します。で、ナポリで食べたブッファーラ(水牛のモッツァレラチーズ)のピザの味が忘れられないので、それはないかと訊くと、何とそのチーズでピザを作ってくれるとのことです。言ってみるもんですね。飲み物は暑いので、コーラを注文。これはすぐに持ってきてくれます。

ところで、ヨーロッパでは、冷たい飲み物という概念がないようです。どんなに暑くても、飲み物は冷えていません。ところが、昨日のミラノでの飲み物には氷が入っていたんです。もうびっくり。最近はヨーロッパも暑いので、だんだんそんな習慣が広まっているのかしら。今日もとっても暑いので、飲み物をお願いするときに、氷を入れてねと言ってみました。すると、何と氷をアイスボックスに入れて持ってきてくれます。感激!

今回の旅では、アチコチで試してみましょう。
さて、しばらく待たされて、ようやく肝心のピザが出てきます。これはブッファーラのマルガリータです。

これはベーコンと玉ねぎですが、同じくブッファーラのピザです。

もうこれは美味しかったのはもちろん。ほっぺたが落ちます。イタリアでしか食べられない味ですね。ともかくチーズが水でジュバジュバって感じです。
ピザに満足したところで、街歩きを始めましょう。まずはポー川を目指します。ピッツァリアを出て、ジュゼッペ・マッジーニ通りをさらに先に進みます。

ここまでの街歩きのルートを地図で確認しておきましょう。

ずい分、無駄な歩き方をしていますが、街歩きって、こういうのが楽しいんです。強がりですけどね。
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