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謹賀新年

新春、あけましておめでとうございます。

大晦日は娘夫婦と4人で恒例の横浜みなとみらいジルヴェスターコンサートを楽しみました。その前に豪華ディナーもいただき、楽しい年末になりました。詳細は別途、ご報告しましょう。

新年は雲一つない青空で清々しい朝を迎えました。窓辺にはお正月のアレンジフラワーを置きました。行きつけの花屋さんで大晦日に作ってもらいました。

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花を飾ると部屋がぱーっと明るくなりますね。

配偶者の手作りのお節料理をいただいた後、初詣でを兼ねた元旦ウォーキングに北鎌倉に出かけました。詳細は別途、ご報告します。

それでは、本年もsaraiのブログをよろしくお願いします。



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中村恵理の絶唱に感動!!ジルヴェスターコンサート@横浜みなとみらいホール 2017.12.31

大晦日は恒例のジルヴェスターコンサート@みなとみらいホールで年越しです。saraiと配偶者、娘と婿さんの4人です。

コンサートに先立って、1年を締めくくる贅沢をします。みなとみらいグランドセントラルテラスにある本格イタリアン「LEONE MARCIANO レオーネ マルチアーノ」でのディナーです。昨年に引き続き、2度目です。大晦日の夜、営業しているレストランは少なくて、今回もここになりました。定番化しつつあります。
これがレストランの入口です。

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まずはワインを注文。チョイスは婿さんに一任。美味しいスプマンテで一年の労をねぎらいながらの乾杯。
料理はアラカルトでいただきます。アンティパストは
 水牛モッツァレラのカプレーゼ トマトとバジル
 生ハムとサラミの盛合せ

パスタは
 タリアテリーネ 黒トリュフと生ハム バターソース


これはトリュフをたっぷりかけてもらって、とっても美味しい!!
メインはカナダ産活オマール海老のオーブン焼き 地中海風。オマール海老がぷりっぷりですっごく美味しい!

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これは鴨胸肉のソテー ラズベリーのヴィンコットソース。

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これは国産牛のタリアータ ドゥエヴィットーリ社のバルサミコソース。

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などなど、美味しい料理を堪能。

豪華なディナーを楽しんで、みなとみらいホールに移動。
みなとみらいホールのジルヴェスターコンサートは今年で第19回目。そして、saraiがジルヴェスターコンサートに通うのもこれで19回。全部聴いてます。
今回のプログラムは以下です。

《第1部》

池辺晋一郎:ヨコハマ・ファンファーレ
ドビュッシー:夜想曲より第2曲「祭」
ラヴェル:「クープランの墓」より"リゴドン"
ラヴェル:「クープランの墓」より"トッカータ"(Pf:高橋優介)
シューベルト:「しぼめる花」による序奏と変奏曲(Fl:竹山愛 Pf:高橋優介)
グラナドス:「ゴイェスカス」より第4曲「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」(Pf:高橋優介)
プッチーニ:「ラ・ボエーム」"私の名はミミ” "おお麗しい乙女よ"(Sop:中村恵理、Ten:宮里直樹)
バラキレフ:東洋風幻想曲「イスラメイ」
ヴィヴァルディ:3つのヴァイオリンのための協奏曲 RV551(Vn:漆原啓子、徳永二男、漆原朝子)

《休憩》

《第2部》

ブラームス:弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調より第1楽章(Vn:会田莉凡、礒絵里子、Vla:安藤裕子、渡邉信一郎、Vc:高橋純子、水野由紀)
ドニゼッティ:「愛の妙薬」"人知れぬ涙"(Ten:宮里直樹)
プッチーニ:「トゥーランドット」”氷のような姫君の心も"(Sop:中村恵理
ルーセル:交響的断章「蜘蛛の饗宴」
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 第3楽章(Vn:徳永二男)
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より「ポロヴェツ人(ダッタン人)の踊り」【カウントダウン曲】
カプア:「オー・ソレ・ミオ」(Ten:宮里直樹)
大栗裕:「大阪俗謡による幻想曲」(管弦楽版)
バーンスタイン:「キャンディード」序曲
J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲

【出 演】

音楽監督:池辺晋一郎、飯森範親(Cond)、徳永二男(エグゼクティブ・ディレクター/Vn)、朝岡聡(MC)
横浜みなとみらいホール ジルヴェスターオーケストラ(コンサートマスター:会田莉凡、扇谷泰朋、神谷未穂、藤原浜雄、水谷 晃)

今回のジルヴェスターコンサートは最前列の中央の席で聴きました。とってもよく響く最高の席でした。
ジルヴェスターコンサートはお祭りのようなガラコンサートですから、そんなに素晴らしい音楽ばかりが聴けるわけではありません。
印象を書くほどのことはありませんが、ヴァラエティに富んだ音楽が次々に聴けて、十分に楽しめました。

今回はソプラノの中村恵理の声と表現力が凄くて、感動しました。彼女のファンになってしまいそうです。新国で「ラ・ボエーム」が聴けるなら、彼女のミミを聴くだけでも行く価値があります。
あまりに中村恵理の印象が強烈でほかのことは霞んでしまいました。

カウントダウン曲のボロディンの「ポロヴェツ人(ダッタン人)の踊り」ですが、カウントダウンは見事に完全成功!! ジャーンというフィナーレとともにぴったり新年を迎えました。いつもながら、飯森範親の指揮は凄いの一語。

最後は例年通り、ラデツキー行進曲を手拍子してコンサート完了。

今年も音楽で新年が始まりました。また、音楽聴きまくりの1年になりそうです。


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       中村恵理,  

新年は・・・北鎌倉ウォーキング

大晦日は横浜みなとみらいホールでのジルヴェスターコンサートを娘夫婦と4人で楽しみ、娘夫婦は我が家でお正月。我が家の恒例行事です。
新年はたっぷりと散歩するのもお正月の我が家の年中行事になっています。その前にまずはお節料理をいただきます。今年も配偶者が張り切って、お節料理を作ってくれます。お刺身と海老が揃って、お正月料理が完成です。お屠蘇もいただき、ほろよい状態になったところで最後はお雑煮でシメ。鶏肉と野菜たっぷりのお雑煮がsarai家伝統の味です。
ほろ酔い気分を軽くお昼寝で解消します。1時間ほど寝たところでごそごそ起き出して、さあ、近くに散歩に出かけましょう。1昨年は金沢七福神巡り、昨年は金沢八景・野島巡り、今年は鎌倉に詳しい配偶者が北鎌倉ウォーキングを提案。それはよさそうです。ウォーキングルートマップは配偶者が準備済なので、即、出発です。

京浜急行の新逗子駅に乗り換えのために降り立ちます。

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5分ほど歩くと、JRの逗子駅に到着。

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JR横須賀線で2駅先の北鎌倉駅に到着。

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この北鎌倉駅から元旦の散策がスタートです。

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まずは駅前の円覚寺に立ち寄ります。

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円覚寺は北条時宗が中国から無学祖元禅師を招いて創建されたそうです。鎌倉時代後期の1282年のことです。

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ここの入場は有料ですから、お参りできませんね。門前から手を合わせるだけにします。もちろん、お賽銭はなしですよ。しかし、石段を上がったところで目が点に・・・。

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何と何と、今日は入場無料です。それなら遠慮なく入って、お参りしましょう。石段の上には立派な山門が見えます。

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山門です。江戸時代に再建されたものです。

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山門の先に仏殿があります。これは関東大震災で倒壊し、昭和39年に再建されました。ここにお参りして、お賽銭を上げて、手を合わせます。

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次は少し歩いて東慶寺。臨済宗円覚寺派のお寺です。鎌倉時代後期の創建と伝えられます。女性の駆け込み寺として有名です。

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石段を上り詰めると門前です。ここはパスして、本堂でお賽銭を上げることにします。

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境内には新年早々、梅らしきものが咲いています。

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ここも本堂でお参りします。ご本尊があかあかと照明されています。

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次はすぐ近くの浄智寺です。浄智寺も北条時宗が建てた臨済宗円覚寺派のお寺です。鎌倉五山の中で第四位の格式です。ちなみに円覚寺は第二位。

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門をくぐると、長い石段が続いています。石段の上には中国式鐘楼門といわれる珍しい様式の山門があります。

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ここは拝観料が必要ですが、無人なので、本堂にお参りして、お賽銭を上げることにします。

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本堂の曇華殿(仏殿)でお参りを済ませ、山門横からハイキング道に出ます。

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ここから源氏山の山道ハイキングの開始です。鎌倉五山の第一位の建長寺も近くにありますが、今回はハイキングが主目的なのでパスします。



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新年は・・・北鎌倉ウォーキング(続き)

元旦の快晴の午後、鎌倉の源氏山のハイキングコースを歩き始めました。結構、険しい山道を上っていきます。かなり歩いたところでハイキングコースの道標に出会います。浄智寺から葛原岡神社に至るコースの半ばを過ぎたようです。

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また、道標があります。先ほどの道標からはたったの100mしか進んでいませんが、着実に目的の葛原岡神社に近づいています。

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ようやく、葛原岡神社に到着。結局、浄智寺からは20分少々のウォーキングでしたが、大変な上り坂だったんです。ふーっ、疲れた!

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早速、初詣でしましょう。ここまではお寺ばかりでしたが、ここは神社です。初詣で客の行列が出来ています。

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おやっ、ここでは初詣で客に対して、神主さんがお祓いをしてくれます。有り難いですね。こんな神社は初めてです。

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我々も頭を垂れて、お祓いをしてもらって、初詣でをしました。何やら、新年から清々しい気持ちになりました。内なるエネルギーも湧いてきました。
元気が出たところで、次は銭洗弁財に向かいます。すぐ近くにあるようです。

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ほんの10分ほどで銭洗弁財の小さな鳥居の前に到着。

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鳥居をくぐると、狭いトンネルが続いています。

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トンネルを抜けると、境内に出ます。

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小さなお堂の前にはとっても長い初詣での行列ができています。この行列に並ぶのは断念します。そして、肝心の銭洗いの儀式に向かいます。

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小さな岩屋の中が銭洗いの場所です。

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ここのご神水でお金を洗います。

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ザルに入れたお金にご利益のある水をヒシャクでかけます。

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これで銭洗いが完了。この霊験あらたかなお金は普通に使えばいいそうです。今年1年、金運に恵まれることを願いましょう。

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これで今年の新年ウォーキングは完了。今度は坂を下って、鎌倉駅に向かいます。20分ほど歩くと、鎌倉駅が見えてきました。

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鎌倉駅に到着。

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また、JRと京浜急行を乗り継いで、我が家に帰宅。

今年も新年最初の日からよい運動ができました。天候にも恵まれ、よい元旦でした。また、1年、頑張りましょう!!



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お正月は・・・初詣三昧

お正月の2日目はsaraiと配偶者の二人だけで過ごします。お節料理とお雑煮をいただき、近くの神社にお参りに行きます。帰りに商店街を覗くと、まだ、ひっそりとしています。今時はお正月の営業は流行りませんね。と、一軒だけ、お店が開いています。いきつけの和菓子屋さんです。何か嬉しくなって、店内にふらふらと入ります。縁起物のお菓子をいくつか選んで包んでもらいます。
家に戻って、早速、抹茶と一緒にお菓子をいただきます。これは松と鶴です。

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これは梅とふきのとうです。

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明けて、お正月の3日は家でおとなしくしています。で、4日になりましたが、今日まではお正月気分でいきましょう。お天気も快晴が続きます。配偶者が着物を着て、また、どこかにお参りに行こうと言ってます。では、手近なところで川崎大師でも行ってみましょう。久しぶりですからね。京急川崎で大師線に乗り換えて川崎大師駅へ行きます。電車はそれほど混んでいません。駅を出て、川崎大師のほうに向かいます。表参道の商店街に入ります。

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商店街の通りは人で賑わっています。

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通りの両側には露店が並んでいます。配偶者は一杯100円の甘酒を飲もうと言いますが、これは却下。もっと何か美味しいものをいただきましょう。

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川崎大師名物の久寿餅のお店にはいります。住吉屋総本店というお店です。ちなみに川崎大師の久寿餅と言えば、この住吉というお店が一番目立っています。ただし、住吉と言っても、住吉屋総本店と暖簾分けした大山門の住吉の2軒は別のお店だそうです。店内に入ると混み合っていて満席です。ちょっと待たされて席に案内されます。
配偶者はそのものずばり、久寿餅をいただきます。saraiの母はくず餅好きで、船橋屋のブランドにこだわっていますが、正直、味の違いはまったく判りません。

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saraiはちょっと小腹が空いたので、力蕎麦をいただきます。焼き餅が美味しくて、蕎麦との相性も抜群です。

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さあ、元気が注入されたところで、川崎大師に向かいましょう。お正月の混雑対策で交通規制があって、ぐるっと迂回ルートを歩かされて、初詣客で賑わう境内にはいります。

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まっすぐ、仏殿に向かいます。護摩を焚く煙が渦巻いています。

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金ぴかの五重塔が存在感を示していますね。

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人を避けながら歩くのでなかなか先に進みません。それにしても立派な建物ですね。

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ようやく仏殿の前に出ます。

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しっかりとお参りさせてもらいました。今年はこれで十分に初詣三昧しました。きっと良い1年になるでしょう。
境内を出て、参道正面から大山門を眺めます。貫禄十分です。

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参道の仲見世を抜けていきます。大変な混雑です。

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大山門前の住吉でお土産の久寿餅を買い、配偶者がこだわっていた甘酒の許可も出します。なんと200円もする高級な甘酒です。配偶者は満足そうに飲んでいました。saraiも一口いただきましたが、天然の甘味がいいですね。

これでsaraiのお正月はお終いです。日常に戻りましょう。



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今年のヨーロッパ遠征

昨年末に書きましたが、今年もザルツブルク音楽祭に出かけるかどうか、迷っていました。その様子を横で見ていた配偶者がどーんと背中を押してくれて、決心がつきました。今年もザルツブルク音楽祭に行きます! 目玉はテオドール・クルレンツィスとムジカエテルナがベートーヴェンの交響曲ツィクルスです。と言っても、ツィクルス全部を聴くためには8日間滞在する必要があるので、それは無理。交響曲第9番と交響曲第1番と第3番《エロイカ》の2回のコンサートだけに絞り込みます。予算の問題もあります。結局、以下のコンサート、オペラを聴きます。

 ムーティ指揮ウィーン・フィル シューマン:交響曲第2番、シューベルト:ミサ曲第6番変ホ長調D.950 ストヤノワ
 モンテヴェルディ《ポッペアの戴冠》 クリスティー指揮レザール・フロリサン、ヨンチェヴァ、ケイト・リンゼイ
 クルレンツィスのベートーヴェンの交響曲第9番 ムジカエテルナ
 チェチーリア・バルトリのロッシーニ《アルジェリアのイタリア女》 スピノージ指揮アンサンブル・マテウス
 アンドラーシュ・シフのバッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻
 クルレンツィスのベートーヴェンの交響曲第1番と第3番《エロイカ》 ムジカエテルナ
 ブロムシュテット指揮ウィーン・フィル シベリウス:交響曲第4番、ブルックナー:交響曲第4番
 チャイコフスキー《スペードの女王》 ヤンソンス指揮ウィーン・フィル

以上、4日間で8演目です。結構、強行日程です。

配偶者はそれだけ聴いて帰ってくればいいじゃないって言いますが、まさかね。配偶者はsaraiの懐具合を心配して言ってくれたんです。まあ、何とかなるでしょう。

で、配偶者は北欧でもどう?って提案してきます。saraiはあまり気乗りがせずに、東欧はどうかなと逆提案。その線で検討することになります。
東欧と言えば、チェコやハンガリーもありますが、ここは既に行ったので、ポーランドやルーマニアやブルガリアはどうかなと思って調べてみます。ところが行きたいところがほとんどありません。ピンと来ませんね。途中で投げ出しです。やめましょう。で、最初に配偶者が提案した北欧を10日ほど巡ることにします。デンマークは一応、コペンハーゲンに行ったので、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドの3か国を巡る旅を検討します。ストックホルムに飛び、ヘルシンキから帰る。あるいはその逆で空路のチェックから始めます。ドイツ経由でのザルツブルクへの出発便、ヘルシンキからドイツを経由しての帰国便はANAでそこそこの料金で見つかります。夏料金で5割増しくらいの料金ですが仕方ありませんね。本当はマイルを使った特典航空券がよかったのですが、既に予約がいっぱいで買えません。ストックホルム行の航空券はLCCでも検討しましょう。次は北欧内の移動ルートとスケジュールを検討します。



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テーマ : ヨーロッパ
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今年のヨーロッパ遠征・・・さてさて

今年のヨーロッパ遠征の検討中です。ザルツブルク音楽祭のコンサート、オペラは昨夜、オーダーしました。それにしても高額なチケットです。これで旅の費用の半分ほどは使い果たしたことになります。
ザルツブルク音楽祭の後の北欧を巡る旅を検討していますが、あまり、北欧に関する知識がありません。AMAZONでガイドブックを購入して、旅のコースを決めていきます。何となく、saraiはストックホルム、オスロ、ヘルシンキの順に周るような気がしていましたが、地図を見て、自分の無知を悟ります。西から、オスロ、ストックホルム、ヘルシンキとほぼ同一緯度上に並んでいるんですね。そして、ノルウェーのフィヨルド観光の起点になるベルゲンはさらに西にあります。ですから、単純に言えば、ベルゲンから出発して、オスロ、ストックホルム、ヘルシンキと周るのがよさそうです。途中、フィヨルドを見て、オスロの美術館でムンクの《叫び》を見るって感じですね。フィヨルド観光ではフロム鉄道にも乗り、ベルゲン急行にも乗りましょう。ストックホルムからヘルシンキはクルーズ船に乗るのがよさそうです。
ここではたと気が付いたのは、まずはベルゲンに飛ぶのがよさそうだということです。LCCをチェックすると、そんなに格安のチケットはありません。ここで思案します。そう言えば、さっき横から配偶者が飛行機じゃなくて、鉄道でザルツブルクから北欧まで行けないのって訊いていました。まあ、のんびりした旅としては、それもいいかもしれません。
鉄道ルートをチェックしてみましょう。ザルツブルクからドイツ国内を一気に北上して、ハンブルクまで行きます。ハンブルクから、途中、列車がフェリーに乗って、バルト海を渡り、デンマークのコペンハーゲンに入ります。コペンハーゲンからはユーレイルスカンジナビアパスを購入して、北欧4か国(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、ヘルシンキ)乗り放題がよさそうです。8日間、ファーストクラスでも一人5万円ほどです。
以下、おおよその移動ルートです。

 ザルツブルク⇒ハンブルク 7時間半
 ハンブルク⇒コペンハーゲン 5時間
 コペンハーゲン⇒イェーテボリ 3時間半 途中、マルメで途中下車して観光
 イェーテボリ⇒オスロ 4時間
 オスロ⇒ベルゲン 6時間半
 ベルゲン⇒ヴォス⇒フロム⇒ミュールダール⇒オスロ 14時間
  (フィヨルド、フロム鉄道、ベルゲン急行)
 オスロ⇒ストックホルム 5時間半
 ストックホルム⇒ヘルシンキ(フェリー) 1晩

10泊ほどすれば、余裕で周れそうです。ヘルシンキからは空路でドイツを経由して帰国します。
魅力的なのは、バルト海を鉄道フェリーで渡ることです。既にイタリア本土からシチリア島に渡る鉄道フェリーに乗っているので、ヨーロッパの2大鉄道フェリーを制覇できます。ハンブルクで1泊するので、そこの美術館も見られます。うーん、なかなかいいね。これで決まりかな・・・。

この案を配偶者に話して、二人で吟味します。で、よくよく考えてみたら、北欧はとても物価が高いので、ホテル代、滞在費(食事など)がかさみそうですね。それもあって、今まで北欧は敬遠してきたんです。しかも今回はザルツブルク音楽祭の高額チケットで予算をはきだして、あまり、余裕はありません。そもそも今年で3年連続でザルツブルク音楽祭に出かけるので、昨年までのつけも残っています。ここで貴重なお金を使って、わざわざ北欧まで出かける価値があるのかということを二人で相談します。見るものと言えば、フィヨルドくらいなものです。フィヨルドって言っても、海水の入った渓谷みたいなもので、どうしても見たいものじゃないねって言うことで配偶者と意見が一致。ここまで時間をかけて検討してきましたが、北欧に行くのはやめましょう。
常日頃、saraiの持論はsaraiにとってのヨーロッパは、イタリア、フランス、ドイツ、オーストリアだということです。スペイン、スイス、ベルギー、オランダ、チェコ、ハンガリーも周りましたが、基本はイタリア、フランス、ドイツ、オーストリアです。その基本となる国でまだ行っていないところがあります。しかも物価は北欧ほどは高くはありません。再検討しましょう。



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今年のヨーロッパ遠征・・・目下の結論

今年のヨーロッパ遠征の検討中です。北欧の旅は費用的な面と魅力度が折り合わないのでやめにして、イタリア、フランス、ドイツ、オーストリアの4か国の中から、行っていないところに行くことにします。この国々は物価もまあまあですから、そこそこの費用で旅ができるでしょう。
配偶者はポルトガルあたりもいいんじゃないって言いますが、夏なので暑いでしょう。イタリアも暑そうですね。フランスも暑そうかな。あんまり暑くないところと言えば、北ドイツかな。しかも北ドイツはハンブルクに25年ほど前に1回行ったきりです。そんなことを配偶者に話していたら、彼女もガイドブックを読んで、メルヘン街道、エリカ街道あたりにちょっと行ってみようかと提案してくれました。ドイツはどの町に行っても、それなりに綺麗なので、そうしましょう。saraiとしてはハイデルベルクやシュヴァルツバルトあたりにも興味があったのですが、あれもこれもというとまた大げさなことになるので、北ドイツに絞りましょう。10日くらいの日程でなるべく費用を抑えた旅を考えましょう。

メルヘン街道と言えば、結局、グリム兄弟がらみの町が多いので、あんまり面白そうではありません。ブレーメンの町に行けばいいくらいです。エリカ街道はちょうどエリカの花が綺麗な季節なので、そこを中心に考えましょう。バルト海の海辺の町もいいかもしれません。ちょうどビーチ花盛りのシーズンですしね。

ということで、詳細はこれから詰めていきます。

で、もう一度、日本からの往復の航空券の検討をします。一応、ANAでの往復を検討していましたが、配偶者が横から妙なことを言い出します。ヨーロッパの空港からの鉄道移動が無料だと言うんです。そんなお得なプランがあるんでしょうか。一応、調べてみましょう。すると本当にありました。ANAとJALはドイツの空港からの鉄道移動が無料になるサービスがあります。Rail&Flyサービスです。概要は以下のとおりです。

 ・国際線に接続するドイツ鉄道の区間も、航空券と一緒に追加料金なしで購入できます。つまり、鉄道は無料だということです。
 ・ドイツ国鉄(DB)のサービスです。
・フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ発着のドイツ鉄道全区間が対象です。ザルツブルクも含まれます。

ただし、このサービスは日本からの直行便だけに限られます。トランジットすると、このサービスは受けられません。航空券はミュンヘン行とかではなく、目的地をドイツ鉄道駅行として購入します。24時間以内に乗り換える列車に乗ることができます。トランジットと同じ扱いですね。また、ファーストクラス・ビジネスクラスならば、鉄道もファーストクラスを利用できますが、エコノミークラスだと鉄道はセカンドクラスの利用になります。座席予約は別途、有料で行うことができます。帰国便も同様に鉄道駅から空港までこのサービスが利用できます。
ちなみに当然、ルフトハンザ航空も同じサービスがあると思い、調べてみましたが、あるにはあるものの、Rail&Flyサービスのチケットを別途、有料で購入しないといけないことが分かりました。どうしてだろう・・・。

ともかく、これは使えますね。ANAでドイツ鉄道駅往復の航空券をチェックすると、往きは羽田~フランクフルト、帰りはミュンヘン~羽田が一番安く購入できます。フランクフルトからザルツブルクは鉄道で5~6時間くらいです。フランクフルトで1泊して、翌日の列車でザルツブルクに移動しましょう。フランクフルト空港駅か、フランクフルト中央駅かを選択できるので、中央駅近くのホテルに宿泊しましょう。できれば、朝1番でシュテーデル美術館を再訪するのもいいかもね。

帰国時は、ハンブルクあたりからミュンヘン空港までの鉄道移動になります。これは6時間以上もかかります。結構、遠いですね。いっそのこと、ハンブルク空港から、どこかの空港でトランジットして帰るのもいいかもしれません。調べてみると、何故か、パリかロンドンでトランジットするのが最安運賃になっています。

これでもいいのですが、昨年の夏、エールフランス航空で往復したときよりも二人分で10万円ほど高くなっています。7月よりも8月のほうが高いのかな。

他の航空会社の便もチェックします。欧州系の航空会社ではやはり、エールフランス航空が最安で往きがミュンヘン、帰りがハンブルクではANAよりも3万円ほど安くなっています。しかし、もちろん、鉄道は有料で、早めの座席予約も有料です。それにマイルもたまりません(エールフランスのマイルはたまりますが、あんまり、役に立ちません)。これでは、ほとんど、ANAと実質は変わりませんね。

頭を切り替えて、ANA/JALや欧州系の航空会社もチェックしてみましょう。おおーっ、エミレーツ航空が激安です。ドバイ経由で少し時間はかかりますが、往きがミュンヘン、帰りがハンブルクで合計で10万円ほど安い料金です。評判をチェックすると、そんなに悪そうではありません。ただ、ちょっと気になって、座席予約を調べると、出発の48時間前からは座席予約が無料ですが、その前に予約すると、最低でも1便あたり、3600円、良い席は何と1万円ほどするようです。羽田からドバイが10時間。ドバイからヨーロッパが6時間ですから、どちらも座席予約したいですね。すると二人分で1万5千円~4万円ほどかかります。まあ、それでもまだ安いですけどね。

悩ましいところですが、やはり、ANAの利用になるのかなと思って、その旨を配偶者に告げて、相談すると、まあ、あっさりとした答えが返ってきます。行きは確実なANA、帰りは安価なエミレーツ航空にすればいいじゃないのっていうことです。それはそうですね。saraiもすっかり、その気になりました。

ところが実際にこの案を調べてみると、それは許されないようです。片道だけ予約しようとすると、割引運賃が適用されないようです。基本、往復(ヨーロッパ内の空港は違ってもよい)でないと割引運賃で乗れないんですね。ですから、やはり、ANAの利用かな。



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トリノ散策:トリノの夕立は凄かった!

2017年7月21日金曜日@トリノ/13回目

トリノTorinoの旧市街の片隅のカステッロ広場Piazza Castelloにある小さなカフェ、カフェ・アル・ビチェリンCafé Al Bicerinでトリノ名物の飲み物ビチェリンとザバイオーネを飲みながら、ゆったりと寛いでいます。この広場はコンソラータ教会Santuario della Consolataの門前に広がる広場です。高い鐘楼も聳え立っています。

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目の前にはコンソラータ教会が見えています。

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ちょっと教会の中を見てきましょう。入口に近づきます。

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内部は豪華なバロック様式です。

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階上からの眺めです。

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外から見たときには想像できなかったような豪華な空間が広がっています。天井と言い、パイプオルガンと言い、見事な装飾で飾られています。素晴らしいですね。

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教会を見学して、また、テラス席で待つ配偶者のもとに戻ります。
広場の中は静かな時間が過ぎます。でも、何だか向こうの空に黒雲が見えます。降ってこないといいのですが・・・。と、冷たい風も出てきます。降りだすのでしょうか。カフェの隣には、このお店のお土産物を売るショップがあります。配偶者がちょっと見てくるそうです。戻ってきた配偶者によると、小さなキャンディーが可愛くパッケージされていたので、それをお土産にしたいそうです。配偶者がテラス席に戻ってきたときに、風がさっと吹いてきて、机の上のナプキンが飛び散ります。雨もパラパラ落ちてきます。皆、お店の中に駆け込みます。我々もそれに続きます。狭い店内の席は、通りを歩いていた人も避難してきていっぱいです。私達もしばらく店内で雨の止むのを待ちましょう。しかし、雨足は強くなる一方です。いったん、カフェの精算をして、お隣のショップでお土産を買ってきましょう。

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可愛いものがたくさんあり、どれにするか迷いますが、楽しみながらお土産をゲットします。買い物を終えても、まだまだ雨はやみそうにありません。ミラノへの電車の時間も迫ってきたので、意を決して駅へ向かうことにします。土砂降り状態です。ショップのおばさんが心配してくれますが、配偶者がカバンから、1本、2本と傘を取り出すと、「それは素晴らしい、じゃ大丈夫ね」と見送ってくれます。歩き出すと、すぐに足元がビショビショになります。雨宿りする人、1本の傘に入る2人連れ、諦めてずぶぬれで歩く人・・・色んな人たちと行き会います。それにしてもかなりの雨です。幸いにも、トリノはポルティコの街です。利用しない手はないですね。ポルティコのある通りを選びながら駅に向かいます。これは便利ですね。被害はそこそこに駅に到着です。そのころには雨も小降りになりましたけどね。ズボンがびしょびしょ。それでもトリノの街を隈なく歩き回った満足感でいっぱいになりました。それにトリノのグルメ(B級?)も堪能したしね。
予定の電車の出発20分ほど前になったので、ホームに入ります。ここでもチケットのチェックをしていますね。

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これがトリノからミラノへのチケットです。

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電車は定刻にトリノ・ポルタ・ヌオーヴァ駅を出発します。

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15分ほど走ると、印象的なタワーが見えてきます。

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今年3月にオープンしたばっかりのトリノ・アウトレット・ヴィレッジTorno OUtlet Villageです。お洒落そうですね。

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ここを過ぎると、美しい田園風景が広がります。

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どこまで走っても、この緑の平原が続きます。ミラノまで半分ほど走りました。

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やがて、車掌さんが検札に周ってきます。ミラノ中央駅までノンストップなので、慌てずに検札しているようです。今時はチケットもスマホなんですね。saraiはいまだに紙のチケットを愛用しています。スマホを所有していませんからね。

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やがて、ミラノに到着です。ミラノもビショビショです。ここら辺り全体に雨が降ったようですね。雨の止んだ通りを歩き、駅すぐ近くのホテルに着きます。レセプションに預けていた荷物を受け取り、部屋でゆったりと寛ぎます。靴を脱ぐと、足のマメがつぶれ、血まみれになっていました。トリノの町を歩き回りましたからね。
明日はクレモナの町を歩き、その後、ミラノを離れて、スイスのベリンツォーナに向かいます。明日は平穏な1日でありますように・・・。



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R.シュトラウス:町人貴族とツェムリンスキー:人魚姫 東京都交響楽団@サントリーホール 2018.1.10

今日の都響の定期演奏会はR.シュトラウスの組曲《町人貴族》とツェムリンスキーの交響詩《人魚姫》という、なかなか面白くて、マイナーな曲を組み合わせたプログラム。さすがに客席には空席が目立ちますが、saraiはとってもいいプログラムだと思います。その演奏は対照的な結果に終わりました。

まず、最初に演奏されたR.シュトラウスの組曲《町人貴族》ですが、これはとっても期待していました。小編成のオーケストラでコンサートマスターが矢部達哉ですから、精密で美しいアンサンブルを聴かせてくれると思っていました。で、結果は決して悪くはなかったんですよ・・・でも、今の都響の力量はこんなものかとがっかりするような演奏に終わりました。技術的にもアンサンブルが不揃いで、音楽的にも委縮したような演奏で、とてもR.シュトラウスの擬バロックの真髄からは遠く離れた演奏です。やはり、あんなにマーラーを見事に演奏する都響でもR.シュトラウスのこの曲は難曲過ぎて、果敢にチャレンジするもはね返されたという感じです。言わずもがなではありますが、どうしてもウィーン・フィルの演奏を思い出します。この組曲《町人貴族》自体をウィーン・フィルで聴いたことはありませんが、同じような小編成の楽劇《ナクソス島のアリアドネ》の見事な演奏を思い出します。一番の違いは、今日の都響の硬い表情の演奏とウィーン・フィルの自由で闊達な演奏です。日頃弾き込んできた伝統の力の違いでしょうか。技術的な差よりも、R.シュトラウスの音楽への理解と愛情の差が大きいのかな。そう言えば、都響はあんまり、R.シュトラウスの音楽をプログラムに入れていませんね。今後、もっと弾き込んでいくことで音楽的な面での成熟は進むでしょう。同時にアンサンブルの技術も向上することを願います。日頃、素晴らしい演奏を聴かせてくれる弦楽パート(コンサートマスターを含めて)が不出来だったことが残念です。唯一の救いは女性オーボエ奏者が見事な演奏を決めてくれたことです。これは聴き惚れました。古川展生の独奏チェロもよかったですよ。曲そのものの素晴らしさはそれでも伝わってきましたから、今年最初の音楽としては満足です。

今回予習したCDは以下です。

 リヒャルト・シュトラウス指揮シュターツカペレ・ベルリン 1930年録音 SPからの復刻
 ルドルフ・ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデン 1970~76年、ルカ教会での録音 R.シュトラウス・オーケストラル・ワークス(9枚)より
 ラトル指揮ベルリン・フィル 2005年9月、ベルリンでの録音

リヒャルト・シュトラウス自身が指揮した演奏は音質的にもなかなかよくて、とりわけ、音楽的には言うことはありません。実に凝った曲をそのまま提示してくれます。ケンペ指揮のものは録音も素晴らしく、最上の演奏です。ラトルはベルリン・フィルの技量を活かした熟成した演奏を聴かせてくれます。このCDに併録された交響詩《英雄の生涯》が目当てでしたが、どちらも最上級の演奏になっています。このCDがラトルのR.シュトラウスのフルオーケストラ作品の初CDだとは信じられない出来栄えです。ウィーン・フィルでこの曲が聴けなかったのが残念です。誰が指揮しても、きっと見事な演奏になったでしょう。

一方、ツェムリンスキーの交響詩《人魚姫》はR.シュトラウスのような難曲ではなく、都響らしい美しいアンサンブルで無難に聴かせてくれました。矢部達哉のソロもさきほどと違って堂に入ったもの。聴き惚れます。一番の聴きどころは第3楽章の後半です。ヴァイオリンの下降音型で人魚姫が海に身を投げたところから後の美しくも哀しい音楽は素晴らしい演奏で、ぐっと聴き入ってしまいました。感動とまではいきませんが大変、感銘を受けました。同時にツェムリンスキーに失恋させたアルマ・マーラーが多くの芸術家に素晴らしい作品を書く端緒となったことに驚きを禁じ得ません。マーラーしかり、ココシュカしかりです。ツェムリンスキーの音楽は少々、甘さが目立って、芸術的な昇華が不足しているのがもう一つ、演奏機会が少ない原因なんでしょうね。聴いていて、なかなか、気持ちはいいのですが、魂の燃焼は感じません。

今回予習したCDは以下です。

 ジェームズ・コンロン指揮ギュルツェニヒ管 1997年録音

この曲に関してはコンロンがスペシャリストですね。まったくもって、素晴らしい演奏です。


今日のプログラムは以下のとおりでした。

  指揮:大野和士
  管弦楽:東京都交響楽団

  R.シュトラウス:組曲《町人貴族》 Op.60

   《休憩》

  ツェムリンスキー:交響詩《人魚姫》

都響の定期演奏会も残りは3月を残すのみ。最後はインバルが振ってくれるから、素晴らしい演奏になるでしょう。期待しましょう。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

PCヴォランティア

saraiの趣味はクラシック音楽、そして、旅です。音楽を聴くためにオーディオにも手を染めています。

もう一つ、PCも趣味の領域にあります。PCにまつわる、あらゆることに手を出しています。定年退職後、何か社会に還元したいので、地域や親戚のPCの相談に乗っています。ここ2年間で100人ほどに対応してきました。完全にヴォランティアで無償奉仕です。

で、今日も地域のかたのWindows10のノートPCのユーザーアカウントのプロフィールが完全に壊れていて、windowsにサインインできない症状に対応しますが、まったくどうにもなりません。仕方がないので工場出荷時のWindows7に戻しました。メールやブラウザの環境を整備して、これは割と簡単に完了。所有者には喜んでもらえて、ちょっと、こちらも嬉しいところ。

それがお昼で、夜はもう3か月ほど預かっていたノートPCの修復にかかります。なぜ、そんなに時間がかかったかというと、HDDが広範囲に損傷を受けていて、まったく立ち上がらない状態。それでも、HDDからデータを救出してほしいという依頼があったからです。あれこれと手を尽くしましたが、結局、写真データくらいしか救出できませんでした。それに膨大な時間を費やしました。色んなデータ救出ツールを使ったり、あれこれしましたが、思ったよりもHDDの損傷が激しかったんです。どうやら原因はバッテリーが損傷していて、突然の電源断でHDDに損傷を与えたようです。
HDDからのリカバリもできない状態でした。リカバリメディアもなかったので、ヤフオクでリカバリメディアを格安で入手し、新しく購入したHDDを装着した状態で何とかリカバリしました。あとはWindows7の整備をしたら、ようやく、所有者のもとにノートPCを返せます。

実はこの2台のノートPCのトラブルには共通点があります。どちらもWindows7が無償アップグレードされたWindows10だったんです。最近、この手のトラブルが急増しています。もともとWindows7のマシンだったのを半強制的に10にアップグレードされて、予期せぬ負荷がかかったのではないかと想像しています。2台ともバッテリーが損傷していて、そのバッテリーに蓄電されない状態で突如の電源断でHDD上のファイルが壊れたのが原因とにらんでいます。ちゃんと電源ケーブルをつないでいれば問題ありませんが、あれって、コネクターがロックされないので、ちょっとゆるんでも電源は確実に落ちます。たまたま、HDDに書き込み中のファイルがあれば、損傷を受けます。システムファイルやファイルシステムのディレクトリならば、空恐ろしいことになります。

てなことで忙しくて、今日は旅の記事は書きかけの状態。クレモナの記事は明日から連載するので、悪しからず。と言っておきながら、来週は淡路島に遊びに出掛けるので、北イタリアの旅はなかなか進みません。ちゃんと書きますので、気長にお付き合いくださいね。



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テーマ : パソコン
ジャンル : コンピュータ

 

ミラノからクレモナへ

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/1回目

旅の3日目、ミラノMilanoの2日目です。

今日は、クレモナCremonaに行きます。クレモナはヴァイオリンの名工のアントニオ・ストラディヴァリやグァルネリ・デル・ジェスが活躍したことで有名ですが、実はカラヴァッジョの名画があることでも有名です。そのカラヴァッジョを鑑賞に行きます。以前イタリアを縦断したカラヴァッジョを巡る旅で、日程上外してしまったクレモナのカラヴァッジョです。まさか、こんな機会が巡ってくるとは思いもしませんでした。もちろん、ヴァイオリン関連の博物館も見ますけどね。
クレモナを訪問した後はミラノにいったん戻って、今日中にスイスのベリンツォーナBellinzonaまで移動します。ベリンツォーナは、かってウィリアム・テル急行と呼ばれたゴッタルド・エキスプレスGotthard Panorama Expressの始発駅です。明日の朝、このゴッタルド・エキスプレスに乗るので、念のために今日中に移動しておきます。ですから、今日は大忙しです。いつもは朝寝坊を決め込むsaraiですが、今日ばかりは早起きします。

まずはホテルで朝食を一番乗りでいただきましょう。おっ、もう先に食べている人たちがいます。朝食ルームは綺麗で、一通りのものは揃っています。

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こんな感じでたっぷりといただきます。カプチーノにはラテアートでハートマークを描いてもらいました・・・グラッチェ!

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最速で、美味しく朝食をいただきました。さて、クレモナに出かける前にチェックアウトを済ませます。荷物はレセプションで預かってもらいます。

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なかなか、いいホテルでした。料金も良心的で財布に優しいです。場所もミラノ中央駅のすぐ近くです。昨日のヴェローナのホテルとは雲泥の差です。ホテルはHotel Berna(ホテル ベルーナ)です。推薦できるホテルです。ロビーも立派です。

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ホテルを出て、5分もかからずにミラノ中央駅の前に到着します。

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駅の堂々たる建物の中に入ります。階段を上った先がロビーの美しい空間になっています。

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電光掲示板でクレモナ行きの電車の出るホームを確認します。

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発車20分前ですが、既にクレモナ行きの電車は入線しています。

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これがネットで購入済のチケット。クレモナまでは1時間ほどの鉄道旅ですが、贅沢してファーストクラスにしています。

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ファーストクラスの車両を探して乗り込みます。

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眺めのよい2階席にしましょう。もちろん、座席はガラガラですね。

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定刻の8時20分にミラノ中央駅を発車しました。

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しばらくはミラノの市街地の中を走っていきます。

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10分ほどでミラノ・ロゴレード駅Stazione di Milano Rogoredoを過ぎます。

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ローディLodiを過ぎて、ロンバルディア平原の緑の野原の中を走ります。クレモナまで、ちょうど半分ほど来たところです。

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クレモナまで、あと30分ほどです。



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クレモナに到着

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/2回目

ミラノMilanoから電車でクレモナCremonaに向かっているところです。クレモナでヴァイオリンの名工の偉業の跡とカラヴァッジョの名画を見るためです。
ロンバルディア平原を走り、クレモナを目指します。

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ファーストクラスの車両はずっと、まばらな乗客が乗るのみです。こんなに空いているとセキュリティも良好ですね。まだ、一昨日のPC盗難事件のトラウマを引き摺っています。

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コドーニョCodogno駅を定時に通過します。クレモナまで残り25分ほどです。

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車窓を眺めると、イタリアの豊穣の大地は実りのときを迎えています。

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アッダ川Addaを渡ります。川岸が緑濃いですね。

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やがて、クレモナ駅の構内に電車が入っていきます。

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クレモナ駅のホームに降り立ちます。

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これが今まで乗ってきた電車です。定時運行、ご苦労さま。慢性的な電車の遅延に悩まされてきましたからね。

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クレモナは絶好の上天気です。

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ホームから地下通路を抜けて、駅前に向かいます。

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クレモナの駅前はちょっとした緑の公園になっていて、美しく静かです。

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これがクレモナの駅舎です。いかにも地方都市の小さな駅ですね。

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昨日のトリノは大都会でしたが、このような小さな町はいいですね。小さな通りを少数の人たちがゆったりと歩いていきます。どうやら、こちらのほうに町が広がっているようです。

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駅の前の緑多い通りを歩いていきます。早速、カラヴァッジョの絵が印刷されたポスターがお出迎えです。これはヴァイオリン博物館Museo del Violinoのポスターですね。

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そして、クレモナらしく、巨大なヴァイオリンのオブジェもお出迎えしてくれます。

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まずはクレモナ市立博物館Museo Civico Ala Ponzoneを目指して、歩いていきます。



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クレモナ散策:カラヴァッジョ目指して、市立博物館へ

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/3回目

ミラノMilanoからクレモナCremonaに着き、カラヴァッジョの名画を見るためにクレモナ市立博物館Museo Civico Ala Ponzoneに向かっているところです。
駅前のスタチオーネ広場Piazza Stazioneからパレストロ通りVia Palestroに入ります。

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パレストロ通りを進んでいきます。

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銀行の建物の壁にはライオンのレリーフがあります。小さな町とは言え、さすがにイタリアの古都ですね。

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銀行のお隣は郵便局。PCに必要な部品でもないかと覗いてみます。

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少し粘りますが、うーん、何もありませんね。郵便局を出て、また、パレストロ通りを進みます。
すぐにトレント・エ・トリエステ通りViale Trento e Triesteとの交差点にさしかかります。

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と、横を見ると、道標が見えます。そこにクレモナ市立博物館の案内があります。まっすぐにパレストロ通りを進むつもりでしたが、この道標の案内に従い、交差点で左折して、トレント・エ・トリエステ通りを進むことに変更します。

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そして、すぐに次の通りで右に折れます。ガブリエレ・ファエルノ通りVia Gabriele Faernoです。この通りを南下していきます。

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右手にどこかの教会の鐘楼が見えます。このあたりにもイタリアの古都を感じます。

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このガブリエレ・ファエルノ通りはどんどん細い路地になっていきます。さらに南下していきます。

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次に角で右を覗くと、さっきの鐘楼が正面に見えます。そろそろ、クレモナ市立博物館だと思いましたが、まだなのかな。少々、不安になります。

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ガブリエレ・ファエルノ通りの細い路地をどんどん進んでいきます。

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突き当りで右を覗くと、ようやく、クレモナ市立博物館らしき建物が見えました。ほっとします。

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正面の入口の前に立つと、クレモナ市立博物館の内庭が見えます。中に入っていきます。

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ここまで歩いてきたルートを地図で確認しておきましょう。

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早速、美術館に入って、カラヴァッジョの作品と対面しましょう。



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淡路島を宿として・・・鳴門、水仙

冬の佳日、淡路島に出かけてきています。先週は四国も大雪が降りましたが、すっかり、天気も好転しています。

昨日、羽田から徳島に飛び、空港でレンタカーに乗り、淡路島に向かいます。迂闊なことに淡路島には高速道路の鳴門大橋で有料で渡らないといけないことを理解していなかったので、カーナビの設定であたふたしました。鳴門大橋だけを有料で利用して、無事に淡路島に渡ります。そこから、鳴門大橋そばの道の駅《うずしお》に向かいます。くねくねした一般道でさっき渡った鳴門大橋のほうに戻っていきます。小さな道の駅があります。淡路島名物がずらっと並んでいます。でも買うほどのものはありません。レストランで食事しようと思っていたら、なんとクローズという札が出ています。まだ、食事している人もいるのでびっくりしていたら、お昼の3時半でおしまいだそうです。これは使えませんね。で、まずは鳴門大橋のほうに渦潮を見に行きます。夕日の鳴門大橋が奇麗です。

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海峡沿いの海岸まで降りていくと、海流が轟轟と音を立てて流れています。小さな渦がそこかしこに見えています。再び、長い坂を上って、道の駅に戻ります。さきほどから目をつけていた淡路島名物のハンバーガーをいただきます。全国ご当地バーガーグランプリで1位と2位をとったバーガーです。1位はあわじ島オニオンビーフバーガー(2013年)、2位はあわじ島オニオングラタンバーガー(2014年)です。

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翌日、つまり、今日ですが、絶好の青空です。水仙を見に行きましょう。灘黒岩水仙郷です。海岸沿いの丘の上に水仙が咲き誇っています。500万本の水仙です。見事ですね。

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目を楽しませた後は舌を楽しませましょう。夜は鍋料理にします。すべて淡路島産の魚介を調達しました。凄いでしょう。

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肉もすべて淡路島産です。淡路ビーフです。

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野菜も淡路島産です。たまねぎは欠かせません。

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瀬戸内に沈む美しい夕日を見ながら、晩餐の開始です。

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明日は金毘羅さんでも行きましょう。



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こんぴら、ふねふね♪♪♪・・・

昨日は金毘羅さんに遠征。人生、初体験です。

駐車場のおじさんに500円払って、それで時間は無制限で駐車できます。参道のすぐ近くです。両脇に商店が立ち並ぶ参道を少し進むと、いよいよ、難関の石段が始まります。石段を登れない年寄りは籠もあるようですが、まだ、saraiは大丈夫な筈です・・・

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体力をセーブしながら、ゆっくりと石段を登っていきます。たちまち、100段目に達します。100段堂というふざけた名前のお店がありますね。石段の上には日覆いもあります。暑さしのぎにはよさそうです。今は真冬なので必要ありません。

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だんだん、石段が急になり、容赦なく体力を奪っていきます。

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ご親切にも石段の段数が表示されています。ここまでで294段、残りは491段です。三分の一ほど来ました。全部で785段ですね。

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山門の前に出ました。ここまでで結構疲れました。

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と、変なものがあります。金色の巨大なプロペラです。こんぴらさんは海の守り神だから、船のプロペラ(スクリュー)が奉納されたのでしょう。

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最後の最後に大変な石段が残っていました。何故か、ここには手すりがあるので、手すりにすがって、最後の力をふりしぼって登ります。

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やったね! ついに785段の石段を登り切り、金毘羅さんの本宮の前に到着。

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これが今年の初詣の〆です。お賽銭を上げて、今年の安寧をお願いします。



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金毘羅歌舞伎は楽しいな・・・

1昨日の金毘羅さん遠征の続きです。

本宮でのお参りを済ませ、今度は楽ちんで石段を下りていきます。途中、目を付けておいた資生堂パーラーに立ち寄って、休憩を兼ねて、お茶することにします。何故にこんなところに資生堂パーラーがあるかは謎です。
saraiはパフェ好きなので、パフェをいただきます。配偶者はアイス・カフェ・ラッテです。

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石段を下り終えたところで、金毘羅歌舞伎(金丸座)に寄ってくるのを忘れていたことを思い出し、慌てて、再度、石段を戻ります。幸い、少し戻るだけで済みました。石段から脇に歩くと、金毘羅歌舞伎のとても古い建物があります。正式な名称は旧金毘羅大芝居というのだそうです。天保6年(1835年)に建てられた、現存する日本最古の芝居小屋で国の指定重要文化財です。

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建物の内部に入ります。ほほーっ、これが昔の芝居小屋なのね。

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観客席は升席に仕切られています。昔はひとつのマスに4人だったそうですが、今は二つのマスに5人だそうです。

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この形式の小屋を見て、何か記憶にひっかかるものがあります。案内のおじさんの説明でそれが何か、分かりました。平成中村座とそっくりです。平成中村座はこの金毘羅歌舞伎を参考にしたそうです。故勘三郎はこの金毘羅歌舞伎がお気に入りだったそうです。

天井から吊り下げられている提灯にはこの金毘羅歌舞伎に最近出演した俳優の屋号がはいっているそうです。

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花道が舞台に接するところの角には、空井戸という半間四方の空間が開くようになっています。奈落からここを通じて、幽霊役の役者が出没して、観客を驚かせるそうです。

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舞台に上がって、観客席を眺めます。天井は竹で編んだ格子状になっています。この隙間だらけの天井から、観客席に雪を降らせるそうです。歌舞伎座にもない仕掛けです。

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花道の反対側の2階桟敷席の中央がロイヤルボックスです。後で行ってみましょう。

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舞台裏、奈落の見学を済ませて、観客席の2階に上がります。最後方から花道前の桟敷席を眺めます。

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こちらは反対側の桟敷席です。ロイヤルボックスを見に行きます。

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ロイヤルボックスの見学を済ませて、見学はすべて完了。案内のおじさんの熱弁に感謝です。お陰で楽しい見学になりました。

金毘羅さんの最後は美味しいと評判の讃岐うどん店に行きます。

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そこそこの讃岐うどんでした。最高とは言えませんが、金毘羅さんで食べたうどんは記念になりました。

今日のディナーは前日に買い込んだ食材での鉄板焼きです。淡路島産の食材を美味しくいただきました。

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充実した1日でした。

その翌日、つまり、昨日は悪天候の上、深い霧に包まれて、ホテルに籠城。それでも、充実した食材に舌鼓を打ち、問題なく、優雅な1日を過ごしました。

今日は淡路島の南側、南淡を巡るドライブで楽しく過ごしました。それはまた、明日、ご報告しましょう。



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淡路島と言えば人形浄瑠璃は見逃せない

昨日はみなみ淡路、すなわち、南淡を巡りました。

まずは淡路島観光のメインである、うずしおクルーズです。福良港にあるクルーズ船乗り場に到着します。

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昨日は大潮の日で、特に12時以降のクルーズがうずしおの期待大です。それまではクルーズ船乗り場の向かいにある淡路人形座で人形浄瑠璃を楽しみます。淡路島は上方と並んで、人形浄瑠璃が昔から盛んだったところです。現在はこの淡路人形座のみがその伝統を引き継いでいます。毎日、4公演を催して気を吐いています。
その会場は驚くほどに立派な建物です。

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今日の演目は「戎舞(えびすまい)」と「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段(だてむすめこいのひがのこ ひのみやぐらのだん)」の二つです。後者の演目は有名な八百屋お七の芝居です。

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受付でチケットを購入。

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狭い通路を抜けて、舞台に向かいます。

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これが人形芝居の会場です。なかなか、趣があります。

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客席の後方には人形の頭が展示されています。

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これが舞台です。歌舞伎と同様に幅広い舞台ですね。

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「戎舞(えびすまい)」は戎さまの人形がお酒を飲んでは、福を願うという縁起物です。ユーモラスな人形の演技を3人の人形師が見事に演じます。3人がぴたりと息が合って、自然な人形の動きを作り出しています。

次いで、人形の解説があります。人形浄瑠璃、初体験のsaraiにはとても参考になりました。

最後は「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段(だてむすめこいのひがのこ ひのみやぐらのだん)」です。あでやかな着物の八百屋お七の人形が登場し、迫力のある動きを見せてくれます。義太夫の演奏も見事で聴き応えがあります。地方の人形芝居なので、それほど期待していませんでしたが、素晴らしい公演です。公演が短いのだけが残念でした。淡路島に住んでいれば、きっと、しばしば訪れたくなったことでしょう。

歌舞伎を鑑賞したような感覚で、とっても満足しながら、会場を後にします。

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次のうずしおクルーズに急ぎます。既にクルーズ船、咸臨丸の乗船が始まっています。なかなか、美しい船体です。

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さあ、我々も乗船しましょう。

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上天気なので、上部デッキに陣取ります。高いマストを見上げます。

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青空にマストが屹立しています。

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いよいよ出港です。船が桟橋を離れていきます。淡路人形座の建物も見えています。

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鳴門海峡の海面が輝いています。それでも海に出ると、船上は寒いです。慌ててマフラーを首に巻きます。

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クルーズ船は一路、うずしおに向かっていきます。



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愛は地球を救う? メシアン:トゥーランガリラ交響曲 大野和士&東京都交響楽団@東京芸術劇場コンサートホール 2018.1.20

正直言って、今日のメシアンのトゥーランガリラ交響曲には危惧を抱いていました。しかし、大野和士と東京都交響楽団は会心の演奏を聴かせてくれました。特に大野和士はこの大曲をきちんと把握しており、この複雑な曲を明快に整理した上で提示してくれました。音楽への知的なアプローチが特徴の大野和士のよさが前面に出た演奏でした。時にこういう彼の特徴が演奏上の欠点にもつながるのですが、今日はすべてがプラスに働きました。
ピアノとオンドマルトノの演奏もこのトゥーランガリラ交響曲の演奏の重要な要素ですが、これも素晴らしかったんです。とりわけ、オンドマルトノの原田 節の熟成した演奏は見事で聴き惚れてしまいました。演奏技術もさることながら、抒情的な表現が最高でした。ピアノのヤン・ミヒールスはよほど、この曲を弾き込んでいるのか、激しいタッチで素晴らしい技術を見せてくれました。ただ、少し、鍵盤を叩き過ぎでしょうか。もう少し、シャープで抑えた表現だとよかったような気もします。
トータルには、素晴らしいトゥーランガリラ交響曲でした。

激しいピアノの打鍵での強烈なリズムに対して、オンドマルトノがつややかに奏でる愛の音楽がオーケストラのひそやかな伴奏の上に響き渡り、saraiの心の琴線を強く刺激しました。メシアンが第2次世界大戦後にこの曲で表現したかったのは何だったんでしょう。それは戦争という人間の悪行に対するアンチテーゼとして、芸術家が魂で訴えられるものは唯一、《愛》であるということだったのではないかと感じます。それを表現する媒体を模索する中で、メシアンはオンドマルトノのビロードのような響きを見出したのではないでしょうか。
一方、現代の政治状況も危うい方向に向かっています。知性派の大野和士も己が音楽で何ができるかということを模索しつつ、このトゥーランガリラ交響曲で壮大な愛を表現しようと考えたと思われてなりません。音楽の力は微力ですが、愛にあふれた世界を志向することは今の時代にはとても必要なことでしょう。
そういうメッセージを今日の演奏で受け取ったような気がします。音楽は、そして、愛は地球を救えるのか・・・よくよく考えてみないといけないテーマです。


今日のプログラムは以下のとおりでした。

  指揮:大野和士
  ピアノ:ヤン・ミヒールス
  オンドマルトノ:原田 節
  管弦楽:東京都交響楽団

  ミュライユ:告別の鐘と微笑み~オリヴィエ・メシアンの追憶に(1992)(ピアノ・ソロ)

  メシアン:トゥーランガリラ交響曲


今回予習したCDは以下の4枚です。

 エサ・ペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管 ポール・クロスリー(ピアノ) トリスタン・ミュラーユ(オンドマルトノ) 1985年
 サイモン・ラトル指揮バーミンガム市響 ピーター・ドノホー(ピアノ) トリスタン・ミュラーユ(オンドマルトノ) 1986年
 リッカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管 ジャン・イヴ・ティボーデ(ピアノ) 原田節(オンドマルトノ) 1992年
 ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィル ピエール・ローラン・エマール(ピアノ) ドミニク・キム(オンドマルトノ)2000年

この4枚が代表的な録音だと思われます。いずれも曲の真髄に迫る演奏です。その中でもサロネンの演奏が極めて素晴らしいです。録音も最上です。次いで、ラトルとシャイーも劣らずに見事な演奏を聴かせてくれます。ナガノは楽章によって、ちょっとムラのあるのが残念なところです。今回は時間がなくて、聴きもらしましたが、ハンヌ・リントゥ指揮フィンランド放響、アンジェラ・ヒューイットのピアノ独奏のCDも聴くべき1枚ですね。



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ファウストの奏でるブラームスは一味違う・・・カンブルラン&読売日本交響楽団@みなとみらいホール 2018.1.21

なんと言ってもイザベル・ファウストの弾くブラームスのヴァイオリン協奏曲が注目のコンサートです。ブラームスの室内楽でも素晴らしい録音を実現しているファウストがどのような演奏を聴かせてくれるか、楽しみです。

地味なドレスのファウストが登場。オーケストラの長い前奏が始まります。シルヴァン・カンブルランが指揮する読売日本交響楽団は明るい響きのブラームスです。若干、違和感がありますが、フランス人指揮者のカンブルランにとってのブラームスは明るいイメージなのかな。このブラームスのヴァイオリン協奏曲が作曲されたヴェルター湖の夏の光は確かに明る過ぎるほどのものでした。この明るく、透明感に満ちた響きのオーケストラに対して、ファウストの独奏ヴァイオリンが決然とした雰囲気で入ってきます。いきなり、精神性の高いファウストの演奏が繰り広げられます。この演奏はハイリック・シェリングのヴァイオリンを思い起こさせるような感じです。しかし、シェリングとは精神性の高さでは似ていますが、そこまでの厳格さとは異なり、肩の力が抜けたような柔和さが醸し出されています。その適度の柔らかさが明るい響きのオーケストラと調和して、室内楽的なアンサンブルの雰囲気でブラームスの音楽を展開していきます。強い感動と言うよりも、音楽の楽しさを味わうといった風情です。こういう音楽の作り方が最高に素晴らしく感じられたのは、第2楽章です。天国的な美しさというか、天使が奏でるミューズの歌といった、究極の美がそこにはありました。ただただ、その美しい響きに耳を傾けて、楽趣を味わい尽くすのみです。そして、第3楽章は一転して、楽しい舞曲が展開されます。いつも聴くブラームスのヴァイオリン協奏曲とは異なる、大人の音楽でした。勢いで一気呵成に進行するのではなく、肩の力を抜いて、音楽の奥底にある美を楽しむという感覚でした。

アンコール曲はてっきりバッハの無伴奏を弾くのかと思っていたら、なんと現代曲です。誰の作品か、分かりませんでしたが、バルトークと同じハンガリーの作曲家クルタークの作品でした。「サインズ、ゲームとメッセージ」は弦楽のための作品集で、弦楽三重奏やヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの独奏曲の集合体です。その中のヴァイオリン・ソロのとても短い作品でした。バルトークを得意とするファウストはクルタークも演奏するんですね。

休憩後、最初の曲はマーラーが編曲したバッハの管弦楽組曲という珍しい曲目です。原曲に比べると、規模の大きい弦楽アンサンブルが主体になっています。バッハの音楽をムードミュージック風に聴かせる感じです。ここは難しいことは抜きにして、美しい響きに身を委ねます。

最後の曲はベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調「運命」です。これは現代風の速いテンポのきびきびした演奏です。こういう演奏にはオーケストラのアンサンブル力が求められますが、さすがに読響のアンサンブルは素晴らしいです。まさに一糸乱れずといった感じの自在の演奏です。saraiは昔気質の音楽ファンなので、重厚な演奏を好みますが、まあ、これはこれで楽しめます。第4楽章は第1楽章ほどは走らずに圧巻の盛り上がりでした。感動はしませんが、気持ちよく聴けました。

今日のプログラムは以下です。

  指揮:シルヴァン・カンブルラン
  ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
  管弦楽:読売日本交響楽団 長原 幸太(コンサートマスター)

  ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
   《アンコール》クルターク:「サインズ、ゲームとメッセージ」より

   《休憩》

  バッハ(マーラー編):管弦楽組曲から第2曲“ロンドとバディネリ”BWV1067,3曲“アリア”BWV1068,4曲“ガヴォット”BWV1068
  ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 Op.67「運命」


ブラームスのヴァイオリン協奏曲を予習したCDは以下です。

 イザベル・ファウスト、ダニエル・ハーディング指揮マーラー・チェンバー・オーケストラ 2010年

なかなか、素晴らしい演奏です。カデンツァは珍しいブゾーニの作です。ティンパニの伴奏がずっと続くのには驚きます。なお、今日の演奏も同じものでした。

マーラー編曲のバッハの管弦楽組曲を予習したCDは以下です。

 リカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 2004年

この録音はマーラーの交響曲第3番の2枚組の余白に収録されたものです。やはり、バッハは原曲のほうがいいですね。演奏はとても立派なのですが・・・。

ベートーヴェンの交響曲第5番を予習したCDは以下です。

 オットー・クレンペラー指揮ウィーン・フィル 1968年

この録音は1968年のムジークフェラインでのウィーン音楽週間のライヴ録音です。晩年のクレンペラーがウィーン・フィルを振った素晴らしい演奏です。このときのライブ録音は8枚組のCDですが、どの演奏も歴史に残る素晴らしいものです。クレンペラーの巨匠性が遺憾なく発揮されています。その悠々とした演奏のスケール感の大きさは揺るぎないものです。saraiもこのところ、クレンペラーの偉大さに今さらながら魅了されています。



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       ファウスト,  

鳴門の渦潮クルーズ、そして、再び、水仙郷

少し日があいてしまいましたが、淡路島の旅、南淡巡りの続きです。

うずしおクルーズの咸臨丸に乗って、うずしおに向かっています。やがて、大鳴門橋の前に到着。

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大鳴門橋近くの鳴門海峡は激しい潮流で大きな波が立っています。

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早くも渦潮が見えています。

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クルーズ船がその渦潮に近づいていきます。

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さして大きくはありませんが、綺麗な渦潮です。

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クルーズ船は渦潮を求めて、大鳴門橋の真下に移動します。ここの海面は激しく潮が渦巻いています。

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橋の真下を少し離れると、急に海面が静かになります。

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この静かな海面の端では、急に海面の中から小さな渦潮が次々に沸き起こります。渦潮って、こんな風に誕生するんですね。

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次々と沸き起こる渦潮を感嘆しながら、見守ります。

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誕生した渦潮は大きくなっては消滅していきます。大自然のスペクタルショーです。

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これが消滅前の大きな渦です。

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いくつもの渦が連続的に発生していきます。

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しばらく、この自然の不思議を眺めていましたが、やがて、クルーズは終了。大鳴門橋を離れて、福良港に戻ります。期待したような巨大な渦潮には巡り会えませんでしたが、間近に渦潮を見ることができたので満足です。

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福良港に戻って、お昼をいただきます。何軒かのお店を検討したした結果、ローストビーフ丼のお店に決定。もちろん、淡路ビーフです。美味しくいただきました。帰りにこのお店で淡路島産のたまねぎとお米を購入。お店のおかみさんとも楽しく交流し、お土産に水仙をいただきました。サンキュウ。ホテルの部屋に戻って、飾った水仙がこれ。花瓶も淡路島産です(笑い)。

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水仙もいただいたことだし、水仙の自生地を見に行きましょう。既に灘黒岩水仙郷は見ましたが、その先にある、もう一つの立川水仙郷に行きます。海岸沿いにある灘黒岩水仙郷を過ぎて、しばらくすると、道路は山間に入っていきます。急カーブの多い難路を走っていくと、峠の先に立川水仙郷の入り口がありました。その入り口から急角度の坂道を下ったところに駐車場があります。駐車場から入り口を見上げます。随分、下ってきました。妙な石碑がありますが、ここはみんな車で上り下りするので、坂道で苦労することはありません。

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駐車場の近くにはわずかな水仙が咲くのみです。少し、がっかりです。

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しかし、散策路を進んでいくと、綺麗な水仙の野原が広がっています。

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水仙の野原の先には海も見えています。

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草原に咲く水仙はまだ満開の状況ではありませんが、とても気持ちのよいところです。

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散策路の周りには一面、水仙の花が咲いています・・・少々、まばらですけどね。

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こういう奇妙な風景もあります。

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こうやって写真を撮ると、見事な水仙ではありませんか。

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これで淡路島観光は終了。明日は徳島空港へ向かう道すがら、鳴門でドイツ館なるものを見学します。



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鳴門のドイツ館はベートーヴェンの交響曲第9番の夢の跡

淡路島の旅の最終日、今から4日前です。この日は基本的にもう飛行機に乗って帰るだけです。それでも徳島空港に向かう道すがら、どこか見てみましょう。

ということで訪れたのが鳴門市ドイツ館です。重厚な構えの建物が小高いところに建っています。

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このドイツ館訪問は配偶者の提案だったので、saraiは前知識がなかったのですが、なにやら、ベートーヴェンの交響曲第9番と関わりがあるそうです。不思議に思いながら、ドイツ館に向かっていきます。

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このドイツ館の建物は1993年に建てられた比較的、新しいものです。どこかドイツ風の建物だと感じましたが、実は北ドイツのリューネブルク市庁舎を模したもののようです。何故リューネブルクかというと、鳴門市とリューネブルクは1974年以来、姉妹都市の関係にあるそうです。これはここを訪れて初めて知ったことです。実はsaraiの今年の旅は北ドイツのエリカ街道がメインターゲット。その中心がリューネブルク近くのリューネブルク・ハイドというエリカの群生地です。何か、因縁を感じます。

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ところで、なぜ、鳴門市がドイツとの関係を持ったのかと言うと、第1次世界大戦の頃の話に遡ります。日本はその戦争に参戦し、ドイツの租借地だった中国の山東半島にある青島(チンタオ)を攻撃しました。ドイツは敗れ、ドイツ兵士5000人が俘虜になり、日本各地の収容所に送られました。その内1000人ほどが鳴門の板東収容所で1917年から3年間を過ごしたそうです。そのときにドイツ人俘虜と地域の人々の交流が始まり、それが契機になって、現在の鳴門市とドイツとの関係になったようです。
で、ベートーヴェンの交響曲第9番ですが、当時のドイツ人俘虜が結成したオーケストラがアジアで初めて、ベートーヴェンの交響曲第9番を演奏したということです。これも不思議な話ですね。疑問符をいっぱい抱きながら、入館料を支払って、ドイツ館の中に入ります。窓口のお姉さんがもうすぐ上演が始まりますと言われて、慌てて、2階に上がって、それらしいところを探します。小さなステージがありました。それがこれです。

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15分ほど、ドイツ人の指揮者だった人の人形が詳しくストーリーを語ってくれました。やはり、ドイツは音楽文化が深いですね。俘虜たちでオーケストラをいくつも結成して、コンサート活動を行っていたそうです。日本人の収容所長も偉いですね。そういう俘虜たちの文化活動を黙って許していたんですからね。その頂点がベートーヴェンの交響曲第9番の公演です。手作りの楽器も用いての演奏だったそうです。俘虜は男性だけなので、合唱団は男性だけ。女声パートは男声用に編曲したそうです。女声の独唱がどうだったのかは説明がありませんでした。どちらにせよ、日本で初のベートーヴェンの交響曲第9番の全楽章演奏は凄いです。演奏レベルはともかく、魂のこめられた音楽だったに違いありません。その場に立ち会いたかったですね。感動的です。

ステージが終了後、館内の展示を見て歩きます。これは当時の収容所の建物の模型です。木造ですが、基礎部分はレンガ造りです。

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館内展示を見て、大変、感銘を受けました。ドイツ人の文化レベルの高さとそれを許容した当時の日本人たちの立派な態度・・・とても良い話でした。
ドイツ館を出て、まずはドイツ村公園の中の小さな食堂で竹輪とワカメのうどんでお腹を満たします。そこから、板東収容所の跡を見に行きます。
当時の建物はまったく残っていません。これは当時の施設でわずかに残っている給水塔です。

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板東俘虜収容所の記念碑がありました。

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記念碑の横にドイツ兵が作った慰霊碑がひそやかに立っていました。合掌・・・収容所で亡くなった俘虜もいたんです。

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よいものを見せてもらいました。ここで見たものを胸に、夏の旅でリューネブルクを訪れましょう。できれば、そのリューネブルクに宿泊したいと思います。
さて、時間も頃合いなので、徳島空港に向かいます。ナビの誘導で走っていると、目に入ったのは1番札所という看板。えっ、お遍路さんの巡る88か所の1番目のお寺がここなの? 慌てて、Uターンして、その1番札所の駐車場に車を停めます。駐車場には売店があり、お遍路さんのための様々な用品を販売しています。なるほど、ここまでは身一つで来ても、すべて必要なものは整えられるのね。小さな朱塗りの鳥居があります。1番札所って、こんなに小さなところなのかな。

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いえいえ、鳥居の先には立派な山門(仁王門)があります。霊山寺(りょうぜんじ)です。

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山門には四国第1番霊場の看板があります。なんだか、心がひきしまります。ちょっとお遍路さん気分です。

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お寺の境内はさすがに立派です。多宝塔も威厳があります。

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鯉が泳ぐ池の前にあるのは大師堂です。

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本堂にお参りします。1番札所にふさわしい格式を感じました。

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帰りに大師堂の前で可愛い小僧さんに見送ってもらいました。

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思わぬ番外編でした。残り87か所を巡ればいいのね・・・。ここ鳴門の1番札所を出発して、最後はお隣のさぬき市の大窪寺が88番札所です。

さてと徳島空港へ向かいましょう。空港でお土産物を買い、1杯の徳島ラーメンを二人でいただいて、6日間の淡路島と周辺の旅は完結!!

ところでブログには登場しませんでしたが、実はシークレットな旅の連れがいたんです。長年の友人と楽しい旅になりました。残念だったのは大塚国際美術館が1週間の臨時休館で見られなかったこと。3月には8枚のゴッホのひまわりも展示されるそうなので、また、来ましょう。



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クレモナ市立博物館(アラ・ポンツォーネ美術館)のカラヴァッジョ

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/4回目

クレモナCremonaの町を歩き、カラヴァッジョの名画を見るためにクレモナ市立博物館(アラ・ポンツォーネ美術館)Museo Civico Ala Ponzoneにやってきました。
まずは入館チケットを購入。一人7ユーロとまずまずの料金です。

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この美術館の目玉はカラヴァッジョの《瞑想する聖フランチェスコ》ですが、ちゃんとそのパンフレットが置いてあります。イタリア語だけの表記なので読めませんが、一応もらっておきます。

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クレモナの主な博物館を紹介するパンフレットもあります。これはイタリア語と英語の併記です。クレモナ市立博物館や新ヴァイオリン博物館Museo del Violinoについてももちろん紹介されています。

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さて、さっそく美術館の中にはいりましょう。イタリアらしいがっちりとした立派な建物です。アッファイターティ宮殿Palazzo Affaitatiです。この宮殿の2階から上が美術館になっています。アラ・ポンツォーネ侯爵が遺贈したコレクションが美術館の中心になっていて、美術館の名称もその名を冠して、アラ・ポンツォーネ美術館と呼ばれています。美術館の中はとても美しい空間になっています。

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中世の絵画が所狭しと並んでいます。
これは15世紀末の画家、アントニオ・デッラ・コルナによる「トビアスと天使」です。主題は旧約聖書からで、父に頼まれて旅に出たトビアスに大天使ラファエルが守護神として同行する場面が描かれています。当時の上流階級では、遠方へと旅立つ息子のために、この主題に基づく絵画の制作を画家へ依頼することがあったそうです。レオナルド・ダ・ヴィンチにも同じ主題の絵画があります(ロンドンのナショナル・ギャラリー)。

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次もアントニオ・デッラ・コルナによる「幼児イエスを礼拝する聖母」です。これは盛んに取り上げられる主題です。絵画が少し損傷していますね。

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次はピーテル・クック・ファン・アールストによる「幼児イエスを抱く聖母」です。クックは当時フランドルで最も尊敬を集めた画家の一人であり、神聖ローマ皇帝カール5世に仕えた宮廷画家であるとともに、彫刻、建築、タペストリーやステンドグラスのデザインも手がけていました。また、ピーテル・ブリューゲルの最初の絵画の師匠だったことでも知られています。この絵画もフランドル絵画らしい秀作です。

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16世紀の前半のミラノの画家による「サンタ・マリア・マッダレーナ」です。詳細は分かりませんが、いかにもルネッサンス風の優れた作品です。レオナルド・ダ・ヴィンチの影響が明らかに感じられます。

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円形に切り取られた人物画が並んでいます。

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この美術館にはあまり有名な作品はないようですが、カラヴァッジョと並んで目玉のアルチンボルトの作品は、なんと東京の国立西洋美術館に9月まで貸し出し中とのこと。いえ、構いませんよ、カラヴァッジョが見られればね。

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次はベルナルディーノ・カンピによる「王座の聖母と聖フランチェスコ、聖ベネデット。聖ジュゼッペ」です。この美術館にはカンピ一族の作品も多いようですが、ベルナルディーノ・カンピはカンピ一族の遠い親戚筋で一族の白眉とも言える存在です。この作品も彼の実力を発揮しています。

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次はジョヴァンニ・バッティスタ・トロッティ通称イル・マラッソによる「聖痕を受ける聖フランチェスコ」です。主題はアッシジの聖フランチェスコが、アルヴェルナ山での隠棲生活で50日間の断食をおこなった際、脱魂体験と同時に熾天使を通じて、主イエスと同位置に聖痕を受けたとされる逸話です。

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次はジュゼッペ・ヌヴォローネによる「祝福されたクレモナのローランド」と「祝福されたクレモナのモネタ」です。ジュゼッペ・ヌヴォローネはクレモナで活躍した画家で、ヌヴォローネ一族の一人です。

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で、次はいよいよ、お目当てのカラヴァッジョです。《瞑想する聖フランチェスコ》です。

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この絵のためにわざわざクレモナに立ち寄ったのですから、じっくりと拝見させてもらいましょう。



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クレモナのカラヴァッジョは晩年の名作

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/5回目

クレモナCremonaで、カラヴァッジョの名画を見るためにクレモナ市立博物館(アラ・ポンツォーネ美術館)Museo Civico Ala Ponzoneで鑑賞中です。
かなり広い館内を案内に従って進みます。と、特別扱いのカラヴァッジョが現れます。《瞑想する聖フランチェスコ》です。

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ライトアップされ、絵の前には椅子が2脚置かれています。配偶者と二人、椅子に腰かけて、じっくり見せてもらいましょう。カラヴァッジョでしか描き得ない絵です。闇の中に浮かび上がる聖フランチェスコの存在感は圧倒的です。

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瞑想にふける聖フランチェスコの顔・・・実に人間的です。聖人というベールを剥ぎ落して描いたのは晩年のカラヴァッジョの熟成の力です。

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聖フランチェスコを象徴する頭蓋骨はさりげなく、画面の端にぽつんと置かれています。

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久しぶりに見るカラヴァッジョは力作でなかなか素晴らしいです。じっくり、味わわせてもらいました。

これで目的は達成しました。続く作品はカラヴァッジョの弟子であったといわれるバルトロメオ・マンフレディによる「聖母の前に出現するキリスト」です。闇と光の表現は師匠のカラヴァッジョ譲りですね。

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最後に見たのは、バルトロメオ・ベッテラによる「楽器のある静物」です。いかにもクレモナらしい作品です。

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美術館の窓から見える風景はまさに窓で切り取られた風景画です。こういうのが本当のピクチャー・ウィンドウかな。

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クレモナ市立博物館には絵画館Pinacotecaのほかに音楽展示室Le Stanze per la Musicaも併設されています。カルロ・アルベルト・カルッティのコレクションが展示されています。ここにはギターが並んでいます。17世紀から19世紀にかけて作られたギターです。イングリッシュ・ギター、バッテンテ・ギターなど色んなギターが展示されています。

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昔のヴァイオリン工房を描いた絵画もあります。

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マンドリンやリュートも揃っています。

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もちろん、ヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィオラ・ダモーレもありますね。もっとも、ストラディヴァリウスはここにはありません。それがあるのはヴァイオリン博物館です。

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鑑賞を終えて、美しい階段ホールを降りて、出口に向かいます。

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階下から階段ホールを見上げます。何とも豪華な宮殿です。1561年から1570年にかけて、クレモナの貴族アッファイターティ家が建てた宮殿です。

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クレモナ市立博物館を出て、宮殿に沿ったダーティ・ウゴラニ通りVia Dati Ugolaniに立ちます。

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次は旧市街の中心のコムーネ広場Piazza del Comuneに向かいます。



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クレモナ散策:カンピ通り、ガレリアを抜けてコムーネ宮へ

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/6回目

クレモナCremonaのクレモナ市立博物館(アラ・ポンツォーネ美術館)Museo Civico Ala Ponzoneでカラヴァッジョの名画の鑑賞を終え、今度はクレモナの旧市街の真ん中にある大聖堂のほうに向かいます。
クレモナ市立博物館に沿ったダーティ・ウゴラニ通りVia Dati Ugolaniを西のほうに歩いていくと、妙な絵(巨大な魚の落書き?)が描いてある塀の道にぶつかります。クレモナ駅から旧市街に続くパレストロ通りVia Palestroです。

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パレストラ通りを旧市街の中心がある南のほうにどんどん歩いていきます。やがて、クレモナの目抜き通りのカンピ大通りCorso Campiが始まる三叉路に出ます。

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カンピ大通りに入ると、道行く人も増えてきます。

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通りの左側に大きなガレリアが現れます。

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そのガレリアの手前には左に折れるグァルネリ・デル・ジェズ通りVia Guarneri del Gesùがあり、先には緑の森も見えています。

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この高名なヴァイオリンの名工の名をとったグァルネリ・デル・ジェズ通りには行かずに、魅力的なガレリア、4月25日記念ガレリアGalleria Venticinque Aprileの中を通り抜けることにします。ちなみに4月25日はイタリア解放記念日で祭日です。反ファシズム勢力の市民兵パルチザンが立ち上がり、北部の主要都市すべてをドイツ軍の支配から解放したのが1945年4月25日です。日本人の感覚ではイタリアはドイツの同盟国で解放というよりも敗戦ではないかと思いますが、戦争末期はファシズム政権のムッソリーニに対して、共産パルチザンによる革命が起きていたんですね。ムッソリーニは捕らえられて、略式裁判により、銃殺刑になったそうです。その遺体はミラノのロレート広場で吊るされたそうです。哀れな最期だったんですね。

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ガレリアの中には小さな入り口からは想像できなかったような高いアーチの天井があります。

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床には大理石で美しい模様が描かれています。こういうのはイタリアのガレリアの決まりものですね。

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ガレリアを抜けると、にぎやかな商店街があります。

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反対側には緑の公園が広がっています。ローマ広場Piazza Romaです。

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商店街に入ると、大変な数の人が行きかい歩きにくいほどです。この商店街はアントニオ・グランシ通りVia Antonio Gramsciです。

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アントニオ・グランシ通りの先にはストラディヴァリ・アントニオ広場Piazza Stradivari Antonioがあり、正面にはコムーネ宮Palazzo del Comuneも見えてきます。ここはものすごい人であふれています。広場は多くの店で埋め尽くされ、何も見えやしません。土曜市が開かれているようです。

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美味しそうな果物のお店があります。旅の途中でなければ、何か買いたいところです。

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スイカが美味しそうですね。暑くて水分が欲しいので、こういうのが食べたいなあ・・・。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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旧市街の広場を見物する予定でしたが、大変な喧噪です。とりあえずはヴァイオリン博物館に行くことにします。



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クレモナ散策:コムーネ宮からヴァイオリン博物館へ

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/7回目

クレモナCremonaの旧市街の中心にあるコムーネ宮Palazzo del Comuneの前にあるストラディヴァリ・アントニオ広場Piazza Stradivari Antonioまで歩いてきたところです。広場には土曜市がたっており、大変な雑踏です。
と、ショーウィンドウにパソコンが並んだ立派なお店があります。ヴェローナで購入したパソコンは何とか日本語モードで動くようになりましたが、写真が取り込めない状態なので、メモリーカードリーダが欲しいのです。写真が取り込めないとブログに写真を掲載できませんからね。探してもなかなか見つからないパソコンのお店に偶然行き合ったのですから、是非とも、このお店で購入していきましょう。

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お店の中を見渡すと、それらしい物のあるコーナーがあります。その前で考えていると、店員が寄ってきます。メモリーカードリーダが欲しいというと、それはないとのこと。えっ! ここは、パソコンショップではなく、アップルショップでした。時代ですね。並んでいたのはアップル製品です。saraiが何が欲しいかを説明すると、じっと考え込んだ店員は、これなら大丈夫ではないかと思う商品を見つけて、開封し、saraiのパソコンとデジカメのメモリーを実際に接続確認してくれます。バッチリです。感謝。かなり高価ですが、それは仕方がありません。即購入です。イタリアで購入したパソコンもだんだん完璧な状態に近づいていきます。
アップルショップを出ると、また、土曜市の雑踏です。衣類のお店が多いですが、ほかにもいろんなお店が出ています。

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しかし、コムーネ宮の周りは露店と買物客だらけです。これでは見物どころではありません。

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大聖堂に付属する鐘楼、トラッツォTorrazzoも見えてはいますが、あたり一帯は露店だらけです。いったんは退散して、ヴァイオリン博物館に向かいましょう。

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配偶者はめざとく花屋さんを見つけて、横目に眺めながら歩いています。

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トラッツォが遠くに離れるにしたがって、だんだんと喧騒も収まります。パーチェ広場Piazza Della Paceを歩いて、機嫌よく、ヴァイオリン博物館を目指します。

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クラウディオ・モンテヴェルディ通りVia Claudio Monteverdiを少し歩くと、マルコーニ広場piazza Marconiの奥にモダンな建物が見えてきます。

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広場にはアントニオ・ストラディヴァリらしき銅像もたっています。

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建物に近づいていきます。この建物は最近、新しく作られたもので、立派な美しいヴァイオリン博物館Museo del Violinoです。垂れ幕を見ると、モンテヴェルディ生誕450年を記念した特別展をやっています。モンテヴェルディはここクレモナで生まれた大作曲家です。併せて、カラヴァッジョ展もやっています。カラヴァッジョの作品が展示されています。saraiのお目当てはこのカラヴァッジョです。クレモナ市立博物館(アラ・ポンツォーネ美術館)のカラヴァッジョ作品に続いて、また、別の作品が見られます。贅沢ですね。

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このヴァイオリン博物館までの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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博物館の受付で入館チケットを購入します。シニア割引もあるようで、係の女性がsaraiにシニアでしょと訊いてきます。これはありがたいですね。配偶者も同じなので・・・というと、「彼女は違うわよ、若いでしょ」とキッパリ否定。配偶者はこれを聞いて喜んでいます。配偶者は嬉しいでしょうがこれは困ります。saraiと同じ歳だと言っても信じてくれませんが、それでもしぶしぶチケットはシニアで売ってくれました。saraiは憮然とするのみです。ちなみにシニアは3ユーロ割引の7ユーロです。

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ストラディヴァリウスのヴァイオリンのミニコンサートもあるので、予約をします。指定席です。

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これが案内パンフレットですが、イタリア語のみです。表紙の写真は特別展で展示しているカラヴァッジョの《リュートを弾く若者》(Suonatore di Liuto)です。

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その特別展、《モンテヴェルディとカラヴァッジョ》展のパンフレットはこれ。

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ちゃんと日本語の館内案内パンフレットもあります。さすがです。

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ミニコンサートが始まるまで40分ほどあります。まずはそのミニコンサートを聴き、その後で博物館を見学することにします。それまではお茶して休憩しましょう。ここまで結構歩き廻りましたからね。それに天気が良くて暑いんです。冷たいもので喉を潤したくなりました。



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クレモナのヴァイオリン博物館でのストラディバリウスのヴァイオリン・コンサート

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/8回目

クレモナCremonaのヴァイオリン博物館Museo del Violinoにやってきたところです。ストラディバリウスのヴァイオリンのミニコンサートの始まる時間まで、お茶して休憩します。入口横にテラス席のカフェがあります。風の吹き抜けるさわやかなテラスです。日陰の席を選んで、座ります。

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暑くて喉が渇いているので、冷たいオレンジジュースをいただきます。もちろん、ジュースには氷を入れてもらいます。飲み物に、大量のポテトチップスとピーナッツが付いてきます。お昼代わりになりますね。

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そろそろミニコンサートの開演時間です。カフェの席を立ちます。館内に入り、ブックショップの横を通って、コンサートホールに向かいます。

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コンサートホールに入ります。面白い形のホールです。博物館の中のホールなので、きっと会議室のようなちゃちいホールだろうと思っていましたが、予想外に素晴らしいホールです。円形の舞台の周りをすり鉢状にせり上がるような客席が取り囲んでいます。どの席からも舞台がよく見えますね。

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客席はこんなに急角度でせり上がっています。怖いくらいです。日本でもヨーロッパでもこんなホールは初めて見ます。

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舞台にはグランドピアノがぽつんと置かれているだけです。ピアノはイタリアらしく、ファツィオリFazioliです。客席はがらがらですね。

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すこしずつ聴衆も入ってきますが、客席は全然埋まりそうにもありません。あまり指定席の意味はありませんね。自由席でよさそうです。

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日本人会のお楽しみ会でしょうか。幾組かの日本人の家族が最前列に並びます。もう開園時間間近です。

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ところで先程から気になっていましたが、舞台に女性のガードマンがじっと立っています。お隣には博物館の男性スタッフが立っています。

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これは高価なストラディバリウスのヴァイオリンを警護しているんです。女性ガードマンの後ろの机の上にはストラディバリウスのヴァイオリンが置かれています。1727年作製のストラディバリウス、ヴェスヴィオVesuvioです。この博物館にある2つのストラディバリウスのヴァイオリンのうちの一つです。通常は博物館で展示されていますが、ミニコンサートのときだけ、ガードマンの警備のもと、博物館スタッフがうやうやしく運んでくるんです。価格は数億円以上もするのですから、当然かな。

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さて、女性ヴァイオリニストのAurelia Macoveiが登場。机の上のストラディバリウスのヴァイオリンを取り上げて、演奏開始です。
これが今日のコンサートのパンフレットですが、曲目の紹介はありません。ヴァイオリンの紹介とヴァイオリニストの紹介があるのみです。

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演奏はヴァイオリンの独奏曲です。エンニオ・モリコーネの曲、パガニーニのカプリース、バッハの無伴奏パルティータ、ヴィヴァルディの四季、ラヴェルのボレロ、アルベニスのアストゥリアス (伝説曲)など、多彩な曲でストラディバリウスの音色をたっぷり楽しませてもらいました。もっとも、saraiにはストラディバリウスのヴァイオリンの音は日頃のコンサートで聴き慣れていますから、珍しくはありませんが、アントニオ・ストラディバリが名器を製作したクレモナの地でその音色を鑑賞したことに価値があります。親に連れられて来ていた子供たちはコンサートの間中、静かに夢の中でした。きっと美しい夢を見られたでしょう。

では、博物館の展示を見て周りましょう。ストラディバリウスのヴァイオリンをまず、間近に見ます。先ほど演奏されたヴェスヴィオVesuvioは既に陳列ケースの中に収まっています。

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もう一つのストラディバリウスのヴァイオリン、クレモネーゼCremonese(1715年製作)はこれです。

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アントニオ・ストラディバリのヴァイオリン製作の道具も展示されています。史実では、アントニオ・ストラディバリの死後、3男のパオロ・ストラディバリがすべて売り払ってしまったそうですが、その後、クレモナ市が収集したのでしょうか。

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さて、いよいよ次はカラヴァッジョの名画とのご対面です。



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クレモナのヴァイオリン博物館:カラヴァッジョ展とモンテヴェルディ展

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/9回目

クレモナCremonaのヴァイオリン博物館Museo del Violinoでストラディバリウスのヴァイオリンのミニコンサートを聴き終えて、その後、博物館の展示を見ているところです。ストラディバリウスのヴァイオリンを見た後、いよいよ、肝心のカラヴァッジョの作品の特別展示を見ます。
若きカラヴァッジョの傑作、カラヴァッジョの《リュートを弾く若者》です。ローマに到着して間もない頃の風俗画です。

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ザンクト・ペテルブルグのエルミタージュ美術館の所蔵品です。今回のモンテヴェルディ展のテーマに合わせて、リュートが画面に描かれている本作を借りてきたようです。それにしても、カラヴァッジョの画力は凄まじいものがあります。超リアルな表現が画面中を覆い尽しています。リュート、楽譜、花など、すべてが細部まで描き込まれています。違和感があるのは若者の顔・・・性別の分からないような妙に綺麗な顔です。顔だけはリアル感に欠けていますね。このアンバランスさが、ある意味、魅力です。
ともかく、クレモナで2枚のカラヴァッジョを見ることができて満足です。

今回の特別展はモンテヴェルディの生誕450年を記念したものです。西欧音楽の基礎を築いた存在のモンテヴェルディがクレモナ出身であることは知りませんでした。ヴェネチアで活躍したのでヴェネチアの人かなと思っていました。今回はモンテヴェルディの最初のオペラ《オルフェオ》(1607年)に使用された珍しい歴史的楽器群が顔を揃えます。オペラ《オルフェオ》は初演の時の楽器編成が分かっている最も古いオペラなんだそうです。

では、その楽器をご紹介しましょう。
これはダ・サロのヴィオラ。1609年製です。

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この楽器の向こうには、カラヴァッジョの《リュートを弾く若者》が見えています。楽器と絵画作品が一体化した展示になっています。

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これはアマティのヴィオリーノ・ピッコロ(ピッコロ・ヴァイオリン)。1618年製です。オペラ《オルフェオ》ではヴァイオリンは使われずにより小型のこの楽器が使われたそうです。この楽器はバッハのブランデンブルク協奏曲第1番でも活躍します。

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これは16世紀のトロンボーンです。

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この管楽器はよく分かりません。トランペットの一種でしょうか。

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これはコルネット。ただし、現代のコルネットとは別物で、ルネサンス期の楽器です。

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これはレガール。古い時代の金属リードのオルガンです。

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これは大型ハープです。

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これはもちろん、リュート。

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チェンバロはもちろんあります。

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このほか、ヴィオラ・ダ・ガンバなど紹介できなかったものもあります。通奏低音楽器、弦楽器、管楽器という多彩な種類の楽器でオーケストラが構成されていたようです。そのオリジナル編成で4月にオペラ《オルフェオ》が演奏されたそうです。聴きたかったな・・・。

では、大聖堂Cattedrale di Cremonaに戻りましょう。そろそろ市も終わっていることでしょう。ヴァイオリン博物館を出ると、既に建物越しに大聖堂の鐘楼、トラッツォTorrazzoの尖端が見えています。クレモナのランドマーク的存在ですね。

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来た時とは別の道を歩いて、大聖堂に向かいます。バロックの雰囲気を感じさせるエウジェニオ・ベルトラーミ通りVia Eugenio Beltramiを歩きます。

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コムーネ宮Palazzo del Comuneの前に到着すると、あの賑わいはどこに行ったののかしら。どんどん後片付けが進み、ほとんどのお店は撤収し、お掃除をしています。

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ヴァイオリン博物館からコムーネ宮まで戻ってきたルートを地図で確認しておきましょう。

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喧噪の過ぎ去った大聖堂前のコムーネ広場Piazza del Comuneでひと時を過ごします。



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緊急事態発生!!!

怒涛のような24時間でした。夜空を見上げると、不気味に赤く光る月が次第に小さくなっていって、やがて、闇の中に消え去ろうとしています。皆既月食です。期を同じくして、発生した大問題も収束しつつあります。

昨夜、JCBカードから送られてきたカード利用明細をチェックしていたら、まさに目が点に・・・体が凍り付きました。何だ、これは!!

Apple iTunes storeでの利用明細がずらっと並んでいます。合計8件、それぞれ11800円です。ぎょっとするしかありません。もちろん、身に覚えのない請求です。ところが実はこれだけではなかったんです。それに気付くのはだいぶ後でした。
これはきっとAppleIDが乗っ取られたと直感しました。これは困った。大損害です。とりあえずは今後の方策を考えるためにネットで「Apple iTunes Store 不正」と入力して検索します。Appleのサイトの記事もありますが、本当に役立ったのは同様の体験をした方々の生々しい体験記です。ですから、saraiも今後の方に役立つようにこの24時間の状況をご報告しましょう。

まず、AppleのサイトでiTunes storeの購入履歴を確認します。すると、自分のiTunesが開き、AppleIDでログインすると、購入履歴が確認できます。なんと、昨年の8月以来、購入履歴はまったくありません。すると、AppleIDが乗っ取られたのではなくて、クレジットカードが不正使用されたということになります。
状況を確認するためにAppleのサポートに電話をかけます。サポート時間は夜9時までで、今はその2分前。まだ、電話はかかりましたが、そこが対応電話番号ではないと機械応答が返ってくるうちに9時を過ぎてしまいます。では、サポートにメールしましょう。AppleのサポートのURLは以下です。

 ここ

このページで「iTunesとApple Music」という項目を選択して、次のページで「iTunes Store」という項目を選択し、さらに次のページで「購入、請求およびコード」という項目を選択します。
次のページで「覚えのない請求」という項目を選択します。すると、どのサポート方法をご希望ですかというページになり、メールか電話を選べます。もう夜遅いので、メールを選択して、名前、メールアドレス、AppleIDを入力して、一番下の追加情報という400文字のボックス内に、Apple iTunes storeから身に覚えのない利用明細(11800円)が8件も上がってきたこととその利用日を書き、自分のAppleIDでは購入履歴がないことを書きます。これで送信。すると、自動返信メールで72H以内にメールで返信すると告げられます。

次はJCBカードに連絡します。既に9時-17時の営業時間は過ぎていますが、ともかく、24時間対応のカード盗難・紛失の窓口に電話して、多分、自分のカードが不正使用されたという状況を伝えます。すると、利用明細の内容確認は明日の営業時間での対応になるけれども、とりあえず、カードの使用はストップできるとのことです。カード使用をストップしてもらったところでこの日、できることはすべて終わりました。

翌朝、午前中、結局、Appleのサポートからのメールはまだ来そうにもないのと、その後、JCBカードの翌月分の利用明細をネットでチェックすると、さらに11800円の利用が4件も見つかったので、今度は上記のAppleのサポートのページから、メールではなく、電話を掛けてもらうオプションを選択します。すると、何と1~2分で電話が掛かってきました。これには驚きます。既にメールで「覚えのない請求」についてのお願いをしたことを伝え、さらに請求が4件見つかったこともお話しします。しばらく、サポートのかたが内容を調べてくれて、最終的には電話先にサポートの責任者のかたが出てくれます。状況は確認できたそうで、確かにsaraiのAppleIDからでの購入履歴はなく、ほかのIDからsaraiのクレジットカードへの請求があったとのこと。既にメールで依頼していたので、別のサポートの方が調査しているので、この件はそちらで担当してくれるということです。調査が完了して、確かにクレジットカードの不正使用が明らかになれば、全額、返金するとのことです。JCBカードでの引き落としは取り消せないので、事後返却の形になるそうです。何か気持ちが悪いので、saraiのほうでJCBカードと掛け合って、不正使用の分は引き落とされないようにできないかと交渉することはAppleも認めてくれて、Appleとの話はとりあえず終了。少なくとも1~2日でメールで最終的な回答があるそうです。調査を急ぐようにプッシュしてくれるそうです。Appleの対応は丁寧で実に親切でした。さすが、世界に冠たる一流企業だと感心しました。

で、次はJCBカードのサポートに連絡します。まずは他人からのクレジットカードの不正使用についての相談です。明細を確認してもらった上で、Appleからの引き落としを抹消することを依頼すると、既に金融機関への依頼が済んでいるので、事後返却しかできないとのことです。JCBカードとAppleはいったん引き落とした後で返却するルールになっているそうです。気持ちが悪いですが、まあ仕方ありませんね。実質的には金銭的被害はないので、その対応で了承します。次は不正使用されたクレジットカードの扱いです。現在、使用はストップしてもらっていますが、不正使用された以上、このまま使い続けるわけにはいきません。新しい番号で再発行してもらうことにします。再発行手数料は1080円ですが、粘り強い交渉で無料で発行してももらうことになりました。色んな言い分はあるでしょうが、ネット社会でクレジットカードをリスク覚悟で使うのですから、カード会社もそれなりのリスクを背負ってもらわないといけないとsaraiは思います。でないと、恐くて、ネットでクレジットカードは使えませんからね。利用者に明らかな落ち度があった場合は仕方がありませんが、どこか知らないところで情報漏えいがあったのですから、再発行手数料くらいはカード会社の負担でしょうというのがsaraiの言い分です。もっとも、JCBの担当者からはAppleが返金に応じない場合は発行手数料は有料になると捨て台詞・・・構いませんよ。その場合はsaraiは10数万円の損害ですから、1000円くらい増えてもびくともしません。

ここまでが今日の昼下がりまでの状況です。一通り、やるべきことはやりました。あとは待つだけです。

そして、夕方になって、Appleのサポートからメールが入り、明細の確認はできたようです。ところが、saraiが認識していた請求以外にもさらに請求が出ているようです。これまで分かっている請求内容を整理してメールしました。夜になって、また、Appleのサポートからメールが入ります。状況はすべて確認できたので、全額返金してくれるそうです。saraiの把握していない明細が2件あり、全部で14件、総額165,200円にもなりました。Appleは実にスマートに対応してくれました。超優良国際企業です。対して、JCBカードの対応は型通りで利用者サイドに寄ったものではありません、JCBカードが国際社会の中に踏み出し切れていない原因の一端を見たような気がします。日本の企業ももっとグローバル化しないと置いていかれそうな気もします。

ほぼ、事件が発生して、24Hほどで収束しました。その間、かなりのストレスがありました。まだ、新しいカードが再発行された後に公共料金などのクレジット口座の変更などの変更、確認作業が控えています。ザルツブルク音楽祭のチケット予約はJCBカードにしておいたような記憶があるので、早速、VISAカードに変更しておきました。ANAの国際航空券もJCBカードで購入したので、変更手続きが必要かもしれません。再発行は2週間ほどかかるようです。焦らずに待ちましょう。

これが昨夜からの緊急事態の顛末記でした。みなさんも何か起こったら、慌てずに、そして、迅速に行動しましょう。そのとき、このブログ記事が何か役に立てて、心が休まることを願っています。saraiが参考にした記事を書かれた方々には改めて謝意を述べさせていただきます。ありがとうございました。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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