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クレモナ市立博物館(アラ・ポンツォーネ美術館)のカラヴァッジョ

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/4回目

クレモナCremonaの町を歩き、カラヴァッジョの名画を見るためにクレモナ市立博物館(アラ・ポンツォーネ美術館)Museo Civico Ala Ponzoneにやってきました。
まずは入館チケットを購入。一人7ユーロとまずまずの料金です。

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この美術館の目玉はカラヴァッジョの《瞑想する聖フランチェスコ》ですが、ちゃんとそのパンフレットが置いてあります。イタリア語だけの表記なので読めませんが、一応もらっておきます。

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クレモナの主な博物館を紹介するパンフレットもあります。これはイタリア語と英語の併記です。クレモナ市立博物館や新ヴァイオリン博物館Museo del Violinoについてももちろん紹介されています。

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さて、さっそく美術館の中にはいりましょう。イタリアらしいがっちりとした立派な建物です。アッファイターティ宮殿Palazzo Affaitatiです。この宮殿の2階から上が美術館になっています。アラ・ポンツォーネ侯爵が遺贈したコレクションが美術館の中心になっていて、美術館の名称もその名を冠して、アラ・ポンツォーネ美術館と呼ばれています。美術館の中はとても美しい空間になっています。

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中世の絵画が所狭しと並んでいます。
これは15世紀末の画家、アントニオ・デッラ・コルナによる「トビアスと天使」です。主題は旧約聖書からで、父に頼まれて旅に出たトビアスに大天使ラファエルが守護神として同行する場面が描かれています。当時の上流階級では、遠方へと旅立つ息子のために、この主題に基づく絵画の制作を画家へ依頼することがあったそうです。レオナルド・ダ・ヴィンチにも同じ主題の絵画があります(ロンドンのナショナル・ギャラリー)。

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次もアントニオ・デッラ・コルナによる「幼児イエスを礼拝する聖母」です。これは盛んに取り上げられる主題です。絵画が少し損傷していますね。

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次はピーテル・クック・ファン・アールストによる「幼児イエスを抱く聖母」です。クックは当時フランドルで最も尊敬を集めた画家の一人であり、神聖ローマ皇帝カール5世に仕えた宮廷画家であるとともに、彫刻、建築、タペストリーやステンドグラスのデザインも手がけていました。また、ピーテル・ブリューゲルの最初の絵画の師匠だったことでも知られています。この絵画もフランドル絵画らしい秀作です。

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16世紀の前半のミラノの画家による「サンタ・マリア・マッダレーナ」です。詳細は分かりませんが、いかにもルネッサンス風の優れた作品です。レオナルド・ダ・ヴィンチの影響が明らかに感じられます。

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円形に切り取られた人物画が並んでいます。

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この美術館にはあまり有名な作品はないようですが、カラヴァッジョと並んで目玉のアルチンボルトの作品は、なんと東京の国立西洋美術館に9月まで貸し出し中とのこと。いえ、構いませんよ、カラヴァッジョが見られればね。

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次はベルナルディーノ・カンピによる「王座の聖母と聖フランチェスコ、聖ベネデット。聖ジュゼッペ」です。この美術館にはカンピ一族の作品も多いようですが、ベルナルディーノ・カンピはカンピ一族の遠い親戚筋で一族の白眉とも言える存在です。この作品も彼の実力を発揮しています。

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次はジョヴァンニ・バッティスタ・トロッティ通称イル・マラッソによる「聖痕を受ける聖フランチェスコ」です。主題はアッシジの聖フランチェスコが、アルヴェルナ山での隠棲生活で50日間の断食をおこなった際、脱魂体験と同時に熾天使を通じて、主イエスと同位置に聖痕を受けたとされる逸話です。

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次はジュゼッペ・ヌヴォローネによる「祝福されたクレモナのローランド」と「祝福されたクレモナのモネタ」です。ジュゼッペ・ヌヴォローネはクレモナで活躍した画家で、ヌヴォローネ一族の一人です。

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で、次はいよいよ、お目当てのカラヴァッジョです。《瞑想する聖フランチェスコ》です。

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この絵のためにわざわざクレモナに立ち寄ったのですから、じっくりと拝見させてもらいましょう。



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テーマ : ヨーロッパ
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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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