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クレモナ散策:美しきコムーネ広場

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/10回目

クレモナCremonaのヴァイオリン博物館Museo del Violinoの見学を終えて、コムーネ宮Palazzo del Comuneの前に戻ってきました。

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コムーネ宮の横の路地にはカフェのテラス席が並んでいます。ちょうど日陰になっているせいか、大勢のお客さんが休んでいます。その横を抜けて、大聖堂Cattedrale di Cremonaのほうに向かって歩いていきます。

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大聖堂の前に出ました。大聖堂の横には鐘楼、トラッツォTorrazzoが聳えています。この大聖堂前の広場はコムーネ広場Piazza del Comuneです。クレモナの町の中心です。

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大聖堂に近づくと、その大きさに圧倒されます。青空を背景にして、大聖堂とトラッツォが美しい姿を見せています。

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大聖堂前にウェディングドレスの女性がいます。ここはフォトツアーに絶好の場所ですね。

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大聖堂の入り口は2頭の石のライオンに守られています。

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大聖堂に正対して、コムーネ広場を挟んで、コムーネ宮が建っています。素晴らしい建物に囲まれて、コムーネ広場は美しい広場です。

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コムーネ広場にもびっしりと露店が並んでいましたが、今はほとんど片付き、最後のお店も撤収中です。

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大聖堂の前には列柱が立ち並んでいますが、その中は日陰になっていて、厳しい暑さから逃れることができます。

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コムーネ広場の向かいのコムーネ宮の建物の中に入ります。アーチの先は中庭があります。中庭は建物のアーチで囲まれています。

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アーチの天井には美しい文様が描かれています。

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建物の内部にはカフェ・レストランが開かれています。ここで一休みするのもいいですね。

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建物の柱には誰かの銘板が張ってあります。一種の銅像のようなものでしょうか。

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コムーネ宮の建物の前面のアーチ状の壁の内部はポルティコのような空間になっていて、その日陰を利用して、カフェのテラス席が並んでいます。

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我々もこのテラス席で休みながら、大聖堂のお昼休みが終わるのを待ちましょう。コムーネ宮のアーチの向こうには美しい大聖堂が見えます。露店の荷物を片付けるための運搬車がちと目障りではあります。

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ここは涼しくて気持ちがいいです。穏やかな午後の時間がゆっくりと過ぎていきます。



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ただただ感動!アンナ・ヴィニツカヤ ピアノ・リサイタル@サントリーホール 2018.2.2

美貌のピアニスト、アンナ・ヴィニツカヤのピアノ・リサイタルは期待を大きく上回る素晴らしい演奏で魂を揺さぶられる思いでした。前半のプロコフィエフ、ドビュッシーも素晴らしかったのですが、後半のショパンの前奏曲はこれまで聴いたことのないような新鮮さに満ちた演奏・・・その上、魂の込められた音楽性の高い究極の演奏でした。美しくはあってもどうしてもサロン風のお洒落な音楽と感じることの多いショパン・・・それがこんなに芸術性の高い音楽であると初めて感じました。ショパンの独奏ピアノ曲を聴いて、初めて強く感動しました。24番のフィナーレでは頭が真っ白になりました。

ショパンの前奏曲24曲すべてが粒よりの演奏で終始、感じ入って聴きました。第1番のハ長調は祝祭的な開始でぐっと惹きつけられます。第2番のイ短調は暗い雰囲気に沈み込みます。第3番のト長調は明るく晴れやかな気分になります。第4番のホ短調はしみじみと哀調のある音楽が素晴らしく響きます。このあたりから、ぐっと音楽が盛り上がっていきます。第5番のニ長調は再び、明るく華麗な響きです。第6番のロ短調は美しい響きにうっとりさせられます。第7番のイ長調はテレビCMでも有名な調べですが、ヴィニツカヤの奏でる音楽は実に格調高く響きます。第8番の嬰ヘ短調は堂々たる響きで圧倒的です。このあたりから、単なる長調と短調の弾き分けではなく、もっと高次元の演奏領域に入っていきます。これがヴィニツカヤの24曲全体の構成感なのでしょうか。第9番のホ長調は哀しみも感じさせるような長調の調べが奏でられます。まるで上質のモーツァルトの長調を連想します。第10番の嬰ハ短調は逆に暗さをあまり感じさせない短調です。第11番から先はもう長調とか短調とかではなく、ショパンの魂の音楽があるだけです。ヴィニツカヤの音楽への凄まじい集中力も高まっていきます。第14番までぐっと魅了されていきます。そして、第15番の変ニ長調は《雨だれ》です。これほどの演奏を聴いたことはありません。あの有名で耳馴染んだメロディが聴こえてきますが、今まで聴いたことのないような憧れに満ちた音楽です。中間部の熱く奏でられるところでは憧れから苦悩の表情に変わります。その先は哀しみに沈み、最後は慰撫されるように終わります。こんな魂のドラマのような演奏を聴き、深く心を打たれます。第16番の変ロ長調は一転して、激しく燃え上がります。ヴィニツカヤの凄まじい気力とテクニックに圧倒されます。第17番の変イ長調は優しく心を癒されるような思いになります。以降、音楽はどんどん高揚していき、第23番のヘ長調でいったん、クールダウンした後、最後の第24番のニ短調が始まります。ヴィニツカヤのピアノは激しく、熱く燃え上がります。ショパンの魂と一体化したような高揚感にsaraiも深い感動を覚えます。ショパンの独奏曲で初めて感動しました。ヴィニツカヤの演奏スタイルはヴィルトゥオーゾ的な強いタッチで超絶技巧的を駆使したものですが、真に感動できるところはそういう部分ではなく、音楽への強いシンパシーを根っことした熱い魂の叫びが聴衆の心に伝わってくるところです。素晴らしいショパンを聴かせてもらって、深い充足感を味わわせてもらいました。

前半のプログラムにも軽く触れておきましょう。

プロコフィエフのピアノ・ソナタ第4番はユニークな演奏でしたが、高次元の演奏でもありました。第1楽章は暗い情念に満ちた演奏ですが、左手で弾かれる低音部のエネルギー感に満ちた響きが支配的です。第2楽章は驚くほど速い入りですが、そのままのペースで弾き切ります。抒情感がないかと言えば、中間部以降の美しいメロディーはしっかりと聴かせてくれるのが不思議です。逞しく生命感に満ちた演奏とも思えます。実にユニークです。もっと驚いたのが第3楽章です。圧倒的な高速演奏です。猛烈な速度でぐんぐん走っていき、息をもつがせぬ凄さです。この楽章は中途半端に弾けば、軽い新古典的な音楽に陥りますが、そういう演奏とは程遠いところにあります。フィナーレではさすがにミスタッチも目立ちますが、それは計算の上の演奏なのでしょう。爆演です。若いころのリヒテルならば、こういう演奏もあったでしょう。リヒテルが残した録音は最晩年のものですから、爆演ではありません。ある意味、なかなか聴けない凄い演奏を聴かせてもらいました。また、10年後くらいに聴かせてもらいたいところです。

ドビュッシーの前奏曲集からの5曲は静かな佇まいを感じさせる3曲(「雪の上の足跡」、「亜麻色の髪の乙女」、「月の光が降り注ぐテラス」)と爆演の2曲(「西風の見たもの」、「花火」)でその対比を楽しませてもらいました。最後の《喜びの島》も爆演かな。見事な爆演でした。ドビュッシーを弾かせたら、この人の右に出るものはいないと思えるワルター・ギーゼキングの歴史的録音で聴く爆演を彷彿とするものでした。静かな雰囲気の演奏も見事でしたよ。

美貌は相変わらずですが、こういう演奏と美貌はなにか釣り合わない感じも否めません。演奏後の凄い拍手にこたえるはにかんだような笑みをどう感じたらいいのか、悩ましいところです。ヴィルトゥオーゾと美女のギャップを不思議に思いながらも大満足の演奏に嬉しくなってのお開きでした。

今日のプログラムは以下のとおりでした。

  ピアノ:アンナ・ヴィニツカヤ

  プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第4番 ハ短調 Op.29
  ドビュッシー:前奏曲集から「雪の上の足跡」、「西風の見たもの」、「亜麻色の髪の乙女」、「月の光が降り注ぐテラス」、「花火」
  ドビュッシー:喜びの島

   《休憩》

  ショパン:24の前奏曲 Op.28

   《アンコール》

  ショパン:12の練習曲 Op.10より 第1番 ハ長調
  ショスタコーヴィチ:『人形の踊り』より 第2曲「ガヴォット」
  ショスタコーヴィチ:『人形の踊り』より 第3曲「ロマンス」


予習についてまとめておきます。

まず、プロコフィエフのピアノ・ソナタ第4番は以下の代表的とも思える4枚のCDでしっかり予習しました。

 マッティ・ラエカリオ(ソナタ全集より) 1990年
 ボリス・ベルマン(ソナタ全集より) 1990, 1991年
 スヴィヤトスラフ・リヒテル 1989年 ロンドン ライブ録音
 イェフィム・ブロンフマン(ソナタ全集より) 1991年

なぜか、これらはすべて1990年頃に録音されたことに驚きます。その頃に流行ったんでしょうか。演奏の精度が一番高いのはラエカリオです。でも、やはり、リヒテルの演奏は聴き逃がせません。まあ、いずれの演奏もすさまじく上手いです。超絶技巧では、今日のヴィニツカヤがその上を行ったんですから、恐ろしい!

次はドビュッシーの前奏曲集ですが、これも定番の3枚を聴きました。

 ワルター・ギーゼキング 1953, 1954年
 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ (第1巻)1978年 ハンブルク (第2巻)1988年8月 ビーレフェルト
 モニク・アース (第1巻)1962年 (第2巻)1963年 ベルリン、イエス・キリスト教会

前述した通り、ギーゼキングは爆演を織り交ぜた演奏で実に先鋭的です。ミケランジェリはシャープで素晴らしい響き。モニク・アースの「亜麻色の髪の乙女」はうっとりするような美しい演奏。3者3様の名演です。どれを聴いても満足させられます。

最後にショパンの24の前奏曲です。これは今更、予習でもありませんが、鑑賞がてら、次の2枚を聴きました。

 グリゴリー・ソコロフ 2008年 ザルツブルク音楽祭 ライブ録音
 ユリアンナ・アヴデーエワ 2014年

アヴデーエワはショパンが手の内に入ったような魅惑的な演奏。ソコロフはヴィルトゥオーゾらしい圧巻の演奏と感じましたが、今日のヴィニツカヤは優るとも劣らない演奏でした。天下のソコロフと対等以上の演奏をしたヴィニツカヤの将来はどうなるんでしょう。



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テーマ : クラシック
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       ヴィニツカヤ,  

クレモナ散策:コムーネ広場で軽くランチ

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/11回目

クレモナCremonaの美しいコムーネ広場Piazza del Comuneのカフェのテラス席でゆったりとした時間を過ごしています。
目の前にはコムーネ宮Palazzo del Comuneのアーチ状の壁の向こうに大聖堂Cattedrale di Cremonaが見えています。今は大聖堂のお昼休み中で入場できませんから待っているところです。

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大聖堂の左には鐘楼、トラッツォTorrazzoの一部が見えています。

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ちょっと場所を変えると、大聖堂とトラッツォの両方が見えます。

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トラッツォの全体を見るためには席を立って、下から見上げる必要があります。

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同じく大聖堂の全体も眺めましょう。

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大聖堂の下部まで見ようとすると今度は荷物運搬車が邪魔です。

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何とか大聖堂とトラッツォの全体を写真に収めます。

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ところで広場の露店の後片付けはまだ残っています。最後の撤収中ですね。

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大聖堂を眺めていると、ようやく、オーダーした冷たい飲み物が届きます。ブラッドオレンジジュースとコカ・コーラです。乾いた喉を潤します。

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また、大聖堂を眺めながら、飲み物を楽しみます。

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大聖堂とトラッツォのコンビネーションはいくら眺めても飽きません。それほどの美しさです。

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大聖堂の右手には八角形の洗礼堂Battisteroが見えています。コムーネ広場には美しい建物が立ち並んでいるんです。

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大聖堂の正面中央の入り口の上部には彫像が並んでいます。真ん中は聖母子像。その聖母子を守るようにライオン像も並んでいます。

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大聖堂の上部です。ここにも聖人像が並んでいます。美しいファサードですね。

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オーダーした軽食も運ばれてきました。シンプルですが、これが今日のランチ。モッツァレラチーズとトマトとバジルという定番メニューです。

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軽く食事しながら、大聖堂の開くのを待ちます。



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クレモナ散策:コムーネ広場からローマ広場へ

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/12回目

クレモナCremonaの美しいコムーネ広場Piazza del Comuneのカフェで軽くランチをいただいています。本場のモッツァレラチーズは美味しいですね。それにさすがイタリアのカフェは美味しそうなバルサミコ酢とオリーブオイルが添えられています(saraiの自宅の食卓と同じです)。

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カフェの横では、ギターを弾きながら懐かしい歌を歌っている人がいます。風貌は結構歳をくっている感じですが、なかなか若々しい美声で、楽しませてもらいます。少しはチップを差し上げないとね。歌を聴きながら14時半に大聖堂が開くのを待ちます。

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コムーネ広場では日本人会(勝手にsaraiが思っているだけですが)の子供たちも遊び始めました。広場は土曜市が終わった後は閑散としています。

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広場の露店の撤収も終わり、広場に残されたゴミを回収するためにゴミ収集車もきています。手際がいいですね。イタリアはこんなお国柄なのかって驚いてしまいます。

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日本人会の皆さんもお帰りになるようです。広場もさらに寂しくなります。

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大聖堂が開くのを待ちますが、時間になっても一向に開く様子がありません。と、saraiが、14時半はトラッツォTorrazzoの塔に登れる時間で、大聖堂は15時半であることに気付きます。塔に登るのは自力の階段なので、体力温存のために自粛です。いつも旅の始めに飛ばし過ぎて失敗していますからね。大聖堂の開く15時半まで待っていては、ミラノに戻れません。残念ですが、あきらめて帰りましょう。まあ、コムーネ広場でゆったりした時間が過ごせたのでよしとしましょう。私たちがテラス席から立ち上がると、ギター弾きも片付けを始めます。長い間付き合ってくれてありがとう。

さて、来るときにもその前を通った緑の公園、ローマ広場Piazza Romaを目指して歩き始めます。ソルフェリーノ通りVia Solferinoは両側にバロック風の建物が立ち並ぶ石畳の美しい通りです。

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左側に美しいお店があります。これはお洒落なデザインが施されていますが、郵便局のようです。

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後ろを振り返ると、まだ、大聖堂の建つコムーネ広場が見えています。これで見納めです。

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通りを進むと、狭い路地と交差します。右側の路地、ヴィーコロ・ペルトゥージオ通りVicolo Pertusioも石畳が続く美しい空間です。

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反対の左側の路地、ボルディガッロ・ドメーニコ通りVia Bordigallo Domenicoは賑やかそうな路地です。

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ソルフェリーノ通りを抜けると、ローマ広場の前に出ます。

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ローマ広場の中に入ってみましょう。何やら銅像が立っています。有名な作曲家アミルカレ・ポンキエッリAmilcare Ponchielliです。19世紀中ごろに活躍した人で、唯一知っているオペラは《ラ・ジョコンダ》です。バレエ音楽「時の踊り」は子供でも知っている名曲です。ザ・ピーナッツが歌っていた「レモンのキッス」の原曲ですね。ともあれ、この作曲家ポンキエッリはこのクレモナ近郊のパデルノ・ファソラーノ(現パデルノ・ポンキエッリ)で生まれたそうです。思わぬ邂逅にびっくりしながら、saraiは思わず、「時の踊り」あるいは「レモンのキッス」の一節を口ずさんでしまいます。

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また、銅像があります。これはジュゼッペ・マッツィーニGiuseppe Mazziniです。19世紀の中頃、イタリア統一運動を進めた政治家、革命家で、カヴール、ガリバルディと並ぶ「イタリア統一の三傑」の1人です。彼とクレモナとの関わりは分かりませんが、イタリア統一の思想家としての尊敬を集め、各地に銅像があるようです。(ガリバルディも各地にガリバルディ広場とかガリバルディ通りがありますね。クレモナにもコルソ・ジュゼッペ・マッツィーニ通りとかガリバルディ通りがあります。)

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ローマ広場には緑が広がり、噴水も上がっています。クレモナ市民の憩いの場所なのかな。

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コムーネ広場からローマ広場までの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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しばらく、ローマ広場をうろうろしてみます。



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クレモナ散策:ローマ広場からクレモナ駅へ

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/13回目

クレモナCremonaの緑あふれるローマ広場Piazza Romaの中を散策しているところです。広場の中央では噴水が上がっています。

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ここで後ろを振り返ってみると、やっぱり、あります。にょっこりと高い塔が見えます。大聖堂の鐘楼にして、町のランドマークのトラッツォTorrazzoが聳え立っています。

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ローマ広場の北の端は少し小高くなっています。

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すると、丘の下には立体交差のような道が貫いています。面白いですね。

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ローマ広場は緑多い公園ですが、それぐらいのことくらいしかなくて、ほかにはどうということはありません。ローマ公園を出て、アレッサンドロ・マンツォーニ通りVia Manzoni Alessandroから後ろのほうを眺めると、またまた、トラッツォが見えます。しかも全体が眺められます。この通りのまっすぐ先に建っているんですね。

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これからは駅に向かいます。駅に通じている大通りに出るためにすぐに左に折れて、チェザーレ・バッティスティ通りVia Cesare Battistiを進みます。狭い路地ですが、美しいバロック風の建物が並んでいます。

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やがて、町の目抜き通りのカンピ通りCorso Campiに出ます。こちらは町の中心の方向です。駅は反対方向です。

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カンピ通りを少し北に進むと、朝、駅から歩いてきたパレストロ通りVia Palestroにぶつかります。同じ道を戻るのは面白くないので、あえて、左手に分かれている、広いガリバルディ通りCorso Garibaldiを選びます。広い石畳の通りです。通りの真ん中には大きなフラワーポッドがあり、綺麗な通りです。

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通りの傍らにヴァイオリン職人の像があります。アントニオ・ストラディバリでしょうか。

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右手にギリシャ神殿風のファサードを持つサンタ・アガタ・カトリック教区教会Chiesa Cattolica Parrocchiale Sant'Agataが見えてきます。

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その前は3角形の広場があり、歴史的な中世の宮殿であるチッタノーヴァ宮Palazzo Cittanovaが建っています。

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チッタノーヴァ宮の前から、サンタ・アガタ・カトリック教区教会を正面から眺めます。鐘楼も見えています。

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少し歩いて、チッタノーヴァ宮と教会を振り返って見ます。チッタノーヴァ宮の建物の全面にあるアーチ状のトンネルが綺麗ですね。

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定番のお店もあります。お持ち帰り用と思われるお寿司屋さんです。ヨーロッパのどこの町にも必ずありますね。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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クレモナ駅はまだまだ遠いですが、それにしても今日はとても暑いです。なるべく日陰を選んで歩くようにしていますが、それでも暑いし、日陰のないところもあります。頑張って歩きましょう。



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クレモナ散策:ガリバルディ通りを歩いて無事にクレモナ駅に到着

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/14回目

クレモナCremonaの訪問の目的を終えて、炎天下、クレモナ駅に向かっているところです。クレモナの主要道路である道幅の広いガリバルディ通りCorso Garibaldiを歩いています。石畳の美しい通りで古い建物も多く並んでいます。また、左手に由緒ありそうな建物が見えてきます。ライモンディ宮Palazzo Raimondiですが、現在はパヴィア大学の音楽文化学部Dipartimento di Scienze Musicologiche e Paleografico - Filologiche dell'Università degli Studi di Paviaになっています。この通りに面した部分は大学図書館になっているようです。入り口にはモンテヴェルディ生誕450年の垂れ幕が下がっています。

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このライモンディ宮の特徴的な部分は壁面最上部の湾曲した部分に施された細かい模様の絵画(フレスコ画?)です。少し傷んではいますが、美しいですね。

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文様の間に多くの人の姿が描き込まれています。

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ライモンディ宮に続く建物も美しいですね。

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再び、美しいライモンディ宮を振り返って眺めます。

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さあ、駅のほうに向かって歩いていきましょう。

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また、華麗なバロック様式の建物があります。聖セコンドのスタンガ・ロッシ宮Palazzo Stanga Rossi di San Secondoです。

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そのお隣には古い教会の建物がひっそりと佇んでいます。聖ルカ教会Chiesa di San Lucaです。この雰囲気はロマネスク様式でしょうか。洗礼堂もいい雰囲気です。

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やがて、ガリバルディ通りの北の端にあるリソルジメント広場Piazza Risorgimentoに着きます。このあたりは陽光を遮る物もなく、とっても暑い!!
ここで右折して、ダンテ通りVia Danteを歩いて駅に向かいます。通りの左側の歩道を歩きますが、直接太陽の光が照り付けます。右側の歩道には建物の日陰もありますが、駅は左側にあるので、我慢して、このまま左側を歩き続けます。やがて、駅前のジョヴァンニ・パラトゥッチ庭園Giardini Giovanni Palatucciに到着。

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庭園の中央には銅像が立っています。

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ジュゼッペ・ガリバルディの銅像です。彼は特にクレモナとの関連はないと思われますが、なんといってもイタリアの英雄としての人気は不動のものです。

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庭園には綺麗なルドベキアの黄色い花が咲いています。

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さあ、そろそろ、駅に入りましょう。クレモナ駅はローカルな感じのいい雰囲気の駅舎です。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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駅のホームは日陰になっていて、過ごしやすいです。

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ミラノ行の電車を待ちます。予定では20分ほどで来るはずです。電車は、順調に動いているでしょうか。ミラノからは、すぐにベリンツォーナに移動なので、遅れは困ります。何だか少し遅れているようです。不安ですね。



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圧巻のブラームスの弦楽六重奏曲 第1番 カルテット・アマービレ、磯村和英、ズロトニコフ@鶴見サルビアホール 2018.2.7

若手4人組のカルテット・アマービレは若々しくてチャレンジャブルな清新な演奏を聴かせてくれました。洋々たる将来に向けて飛躍してくれることを期待できるような演奏でした。きっちりとした音楽を表現力豊かに演奏していたことは評価できます。それに何よりも室内楽の楽しさを実感させてくれ、聴いていて気持ちの良いコンサートでした。

前半のプログラムのシューベルトの弦楽四重奏曲 第12番 D.703「四重奏断章」は出だしが硬くて、ぎごちない感じでしたが、徐々に肩の力が抜けてきたのか、後半はすっきりとして、爽やかな演奏になりました。上々の出来です。

前半のメインである、シューベルトの最晩年の傑作、弦楽五重奏曲はベテランのチェリスト、キリル・ズロトニコフが加わったこともあり、素晴らしいアンサンブルを聴かせてくれました。長大な第1楽章を緊張感を持って、弾き切っただけでも見事です。saraiもその演奏に引き込まれてしまいました。パーフェクトとは言えなくても、シューベルトの音楽を十分に楽しませてくれました。第2楽章は音楽表現が難しいと思いますが、これまた素晴らしい演奏で、シューベルトの真髄を十分に伝えてくれます。中間部の熱い演奏にはこちらも高揚します。第3楽章のスケルツォはまさに白熱した演奏を聴かせてくれます。トリオを過ぎて、また、プレストに戻り、音楽が熱を帯びた、その瞬間、あっと驚きます。ぴたっと音楽がストップ。どうやら、ズロトニコフのチェロの弦が切れたようです。メンバーがいったんステージを去ります。しばらくして、トリオの終わったところから再開します。また、音楽が白熱します。そして、第4楽章。郷愁を帯びたアレグレットが始まります。歌謡調の第2主題が魅力的に演奏されます。そして、勢いよくフィナーレが奏でられて、この長大な作品がしめくくられます。まだまだ成熟した演奏とは言えないかもしれませんが、最後まできっちりと大作を聴かせてくれました。成長途上の演奏ではありますが、音楽の楽しさを共有できる演奏に拍手を送りたいと思います。

後半のブラームスの弦楽六重奏曲 第1番には、さらに大ベテランのヴィオラ、磯村和英が加わり、円熟味と清新さが交錯するような素晴らしい演奏を聴かせてくれました。第1楽章の甘酸っぱいような愛への憧れにあふれた音楽を磯村和英のヴィオラがリードするように奏でていきます。この長大な楽章がいつまでも続いていってほしいと念ずるような気持ちにさせられるような素晴らしい演奏です。続く第2楽章はテレビのCMにも登場する有名な旋律がやはり、磯村和英のヴィオラがリードして演奏され、第1チェロや第1ヴァイオリンに受け継がれていきます。これはうっとりと聴き惚れるしかないような美しい演奏です。この楽章も永遠を思わせるような長大さですが、それを忘れさせるような魅惑に満ちた演奏です。きびきびした第3楽章の演奏に圧倒され、すぐに第4楽章に入ります。ブラームスの室内楽の真髄をとことん味わわせてくれる素晴らしい演奏で、この大曲がしめくくられます。いやあ、よかったです。それにしても、東京クァルテットの創設メンバーとして、解散するまでの44年間、世界の檜舞台で活躍してきた磯村和英の実力はさすがでした。5年前に解散した東京クァルテットの生演奏を聴かず仕舞いになったのを今になって後悔しています。

今日のプログラムは以下です。

  弦楽四重奏:カルテット・アマービレ
    篠原悠那 vn  北田千尋 vn  中 恵菜 va  笹沼 樹 vc
   ゲスト: 磯村和英 va(元東京クヮルテット)  
キリル・ズロトニコフ vc(エルサレムQ)


   シューベルト:弦楽四重奏曲 第12番 D.703「四重奏断章」
   シューベルト:弦楽五重奏曲 D.956

    《休憩》

   ブラームス:弦楽六重奏曲 第1番 Op.18

    《アンコール》
    ブラームス:弦楽六重奏曲 第1番 Op.18より、第3楽章 スケルツォ


最後に予習について触れておきます。
1曲目のシューベルトの弦楽四重奏曲 第12番 D.703「四重奏断章」は以下の2枚を聴きました。

 アマデウス弦楽四重奏団 1959年録音、ハノーファー
 アマデウス弦楽四重奏団 1981年録音、ミュンヘン

2枚のアマデウス弦楽四重奏団を聴いたのはそんなに意味はありませんが、最近になって、このカルテットに興味を持って聴いています。演奏はどちらも清新な演奏ですが、もちろん、新しい録音のほうがいいですね。《死と乙女》とのカップリングです。

2曲目のシューベルトの弦楽五重奏曲はこのところ、有名な録音(ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団、メロス四重奏団、エマーソン四重奏団)を聴いているので、あえて、以下の3枚を聴きました。

 ヴェーグ弦楽四重奏団、パブロ・カザルス 1961年7月録音、フランス(ライヴ)
 リンゼイ弦楽四重奏団(リンゼイズ)、ダグラス・カミングス 1985年1月録音、ロンドン
 ハンガリー弦楽四重奏団、ラースロー・ヴァルガ 1972年録音

いずれも聴いてよかったと思う録音ばかりでした。中でもカザルスとヴェーグ弦楽四重奏団は素晴らしいとしか言えない演奏。カザルスのチェロが素晴らしいです。リンゼイズの演奏はこれ以上ゆったりは弾けないというテンポですが、そのアンサンブルの美しさには絶句します。ほかの演奏も聴いてみたくなりました。ハンガリー弦楽四重奏団は極めて成熟した演奏です。自然な演奏は達人ならではのものでしょう。味わいに満ちています。

3曲目のブラームスの弦楽六重奏曲 第1番は以下の2枚を聴きました。

 アマデウス弦楽四重奏団&アルバン・ベルク弦楽四重奏団 1987年10月 ライヴ録音
 2016年エクサンプロヴァンス音楽祭 ライヴ録音
  ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
  クリストフ・コンツ(ヴァイオリン)
  ジェラール・コセ(ヴィオラ)
  マリー・シレム(ヴィオラ)
  ゴーティエ・カプソン(チェロ)
  クレメンス・ハーゲン(チェロ)

1枚目の録音は定番中の定番です。なにも言う必要のない美しい演奏。それにこれはアマデウス弦楽四重奏団のヴィオラ奏者シドロフの追悼演奏会でもあります。アマデウス弦楽四重奏団は創設メンバーのヴィオラ奏者シドロフの死を持って、長年の演奏活動を終結させました。2枚目のカプソン兄弟とハーゲン・カルテットのクレメンス・ハーゲンが中心になった演奏はともかく第1楽章のロマンティックな愛の表現に胸がしめつけられます。素晴らしい演奏です。



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クレモナからミラノ経由でベリンツォーナへ・・・乗り換えは間に合うの?

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/15回目

クレモナCremonaの訪問を終えて、クレモナ駅でミラノ行の電車を待っています。ホームの日陰の部分を選んで少しでも暑さをしのごうとしています。

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電車が出発するのはまだ20分先のせいか、ホームには人っ子一人いませんね。

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どうやら、また、電車が少し遅れているようです。駅の構内での電車の動きが緩慢です。困りましたね。

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これがネットで購入済のチケットです。予定では15時半発です。この電車でミラノへ行き、ミラノでは45分の乗り換え時間で、ホテルに荷物を取りに行き、スイスのベリンツォーナ行の電車に乗る予定です。結構、タイトなスケジュールなんです。ですから、あまり電車が遅れてもらっては困るんです。

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今のところ、10分の遅れのようですね。これはギリギリです。ファーストクラスの車両が先頭で来てくれると、ターミナル駅であるミラノ駅で時間が稼げるのですが・・・。イタリアは、車両編成の表記がなく、ファーストクラスの車両が何処に停まるのかもわかりません。1つ前の電車の様子を見て、立ち位置を決めて待ちます。日本人会の人たちもミラノに帰るようです。一緒に、イライラしながら電車を待ちます。遅れは15分に拡大。これは致命的です。結局、15分遅れでミラノ行の電車がホームに滑り込んできます。

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ファーストクラスの車両は最後尾です。最悪! ダッシュで最後尾に走り、乗車。後は、これ以上の遅れとならないよう祈るばかりです。乗車後、30分くらい経ちますが、そのままの遅れで走っていきます。席に座っていても時間のことだけが気になります。

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ありがたいことに、電車は順調に走り、ミラノには12分遅れで到着。ターミナル駅ですから、最後尾から、長い編成の列車の横を走り抜け、駅を出て、ホテルに向かいます。次の電車はミラノ発なので、定時に発車するでしょう。ホテルのレセプションには幸い他の客もいなくて、荷物の受け取りはスムーズにでき、最速で駅に戻ります。同行者とも合流。何とか間に合ったようです。もう年なので、このようなスケジュールは避けないといけませんね。ホームに出たときは予定の電車の発車時刻の10分前でした。ホームには既にベリンツォーナ行きの電車、ユーロシティECが停車しています。

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早速、電車に乗り込んで、ほっとして席に着きます。ゆったりとしていると、車掌さんが検札にまわってきます。

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提示したチケットは途中の町キアッソChiassoまでの分です。キアッソはスイスのイタリア国境の町です。その先はスイス半額カードSwiss Half Fare Cardを使って、別途、半額で購入しています。

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やがて、そのキアッソに定刻で到着。ここで10分弱の停車です。スイスの国境の係官がまわってきます。パスポートチェックはありません。

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キアッソの駅のホームは田舎の簡素なホームですね。

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やがて、電車は再び、ベリンツォーナBellinzonaに向けて出発。すぐにスイス国鉄の車掌さんが検札にまわってきます。

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これがキアッソからベリンツォーナまでの半額で購入したチケットです。

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合わせて、スイス半額カードも提示します。これからスイス国内の鉄道チケットはすべて半額で購入できます。山岳鉄道やロープウェイにも有効です。1カ月有効で一人110ユーロです。一応、元は取れる予定なんです。

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やがて、山間の美しい湖が見えてきます。ルガノ湖Lago di Luganoです。夕日で湖面がきらきらと輝いています。

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スイスらしい風景の中に入ってきました。ベリンツォーナまであと40分ほどです。



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スイスの美しい風景を抜けて、ベリンツォーナに到着

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/16回目

ミラノからユーロシティECに乗って、スイスの世界遺産の町、ベリンツォーナBellinzonaに向かっているところです。既に国境の町、キアッソChiassoを過ぎました。スイスの山間の美しい湖、ルガーノ湖Lago di Luganoの岸辺を電車は走ります。夕日はまさに山影に沈み込もうとしています。

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美しい湖の風景が続きます。スイスにやってきた実感が沸き起こります。

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ルガーノLuganoの駅に着きました。時間があれば、この町も見て歩きたいところです。

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姪っ子がミラノで調達してきたチェリーをいただきながら、車窓を楽しみます。

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ルガーノを出て、山中を走り抜け、車窓に平地が広がります。この平地はティチーノ川Ticinoがマッジョーレ湖Lago Maggioreに注ぎ込む扇状地のようなところです。この平地の奥に目的地のベリンツォーナがあります。

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平地に向かって、電車は徐々に高度を下げていきます。左手はマッジョーレ湖方向。右手の先にベリンツォーナがあります。

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高架道路も並行して走っています。

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低くなった夕日は雲間に隠れてしまいます。山の中は暗くなるのが早いです。

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並行する自動車道路の先にきらっと光る湖面が遠くに見えます。あれがマッジョーレ湖でしょうか。

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山の斜面を徐々に下りて、ほぼ平地の高さまでやってきました。ベリンツォーナまで5分ちょっとです。

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平地を走り出すと、ひまわり畑があります。小さな黄色い花が咲いています。

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やがて、ベリンツォーナ駅に到着。電車は順調に走りました。ベリンツォーナは小さな田舎町ですが、ここからパノラマ観光列車のゴッダルド・エキスプレス(旧名はウィリアム・テル急行)が出発します。明日午前中の出発に備えて、今日はここで1泊します。

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これが今まで乗ってきた電車、ユーロシティECです。美しい車体ですね。

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駅の近くまで山が迫っています。ベリンツォーナはティチーノ川が山間から流れ出して、扇状地の形成するポイントのところにある町です。地形的に軍事的にも交通上も重要な自然の要衝になっています。

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キアッソからベリンツォーナまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。地図上の白い部分がスイス、薄い青色がイタリアです。国境線と湖が入り組んでいますね。

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まずは駅前のホテルに向かいます。



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ベリンツォーナの駅とホテルとレストラン

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/17回目

ミラノからユーロシティECに乗って、スイスの世界遺産の町、ベリンツォーナBellinzonaの駅に着いたところです。ホームから通路に向かいます。

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通路に入るとコインロッカーがあります。どの駅でもコインロッカーがあるかどうかが気になります。駅に荷物を預けて、その町の観光をすることがあるからです。今回はこの町のホテルに宿泊するので、コインロッカーは関係ありません。

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通路の出口近くに立派なスーパーがあります。旅のお供はここでゲットできますね。

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駅前に出ます。ベリンツォーナは世界遺産にもなり、町はきれいに整備されたようです。今日のお宿は、本当に駅の目の前です。嬉しいですね。すぐ、チェックインします。レセプションには綺麗なお姉さんがいます。

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このホテルはホテル&スパ・インテルナシオナーレ・ベリンツォーナHotel & SPA Internazionale Bellinzonaです。このベリンツォーナではかなり高級なホテルなんです。部屋に入ると、寝心地のよさそうな大きなベッドがあります。

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小さいながらもちゃんとした机もあります。電源コンセントも備えていて、十分にPC作業ができそうです。

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水回りも綺麗ですが、残念ながらバスタブはなく、シャワーのみです。

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荷物を部屋に置いて、早速夕食に出かけます。夕食前に、明日の電車の乗車券を購入しておきましょう。指定席は購入してあるのですが、乗車券の買い方がわからず、スイス国鉄に問い合わせたら、現地で購入せよとのお達しだったのです。ホテルのすぐ前に駅があるので楽ちんです。

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駅に行くと、チケット売り場は閉まっています。なんと土曜日の今日は、12時で業務を終了したとのことです。あら~。ま、明日、乗車前に買えばいいんですけどね。駅を出て、レストランを探しに行きます。

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山の上に城砦が見えています。明日はその城砦のうちの一つを訪れる予定です。

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駅前の通りにあるレストランを覘いてみます。テラス席の素敵なお店がありますが、ここは満席です。

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結局、適当なお店が見当たりません。では、ホテルにあるレストランにしましょう。先ほど、チェックインの際、10%オフの割引券ももらいました。これを有効活用しましょう。

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オーダーを済ませて、料理が出るのを待ちます。
まずはパンが運ばれてきます。

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飲み物は地元産の白ワイン。よく冷えています。

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パンと白ワインで料理を待ちます。



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ベリンツォーナの美味しいディナーと夜景

2017年7月22日土曜日@ミラノ~クレモナ~ベリンツォーナ/18回目

スイスの世界遺産の町、ベリンツォーナBellinzonaに着き、ホテルのレストランでディナーをいただいています。
料理の前に先付というか、アミューズのようなものが出されます。ぱくっといただいて、また、白ワインを飲みます。

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夕闇が下りてきて、テーブルにはキャンドルが灯されます。

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料理が始まります。まずはクリームスープです。

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配偶者はミネストローネです。

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メインはローストビーフ。

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サイドメニューはフレンチフライ。

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配偶者は生ハム・メロン。

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リゾットもいただきます。イタリアンを中心にしたお店です。

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ホテルのレストランで美味しい夕食をいただいた後、ちょっと夜の散策です。ここベリンツォーナには、3つの城砦があります。ライトアップされたお城を見物します。まず、山の上にひとつのお城が見えます。

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ふたつが一度に眺められます。

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ズームアップするとお城の輪郭がくっきりと浮かび上がります。

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こちらのお城の塔もズームアップするとくっきりと見えます。

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夜の10時を過ぎ、散策を切り上げます。ホテルに戻ってくると、駅も夜の闇の中に明るく輝いています。

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明日は一日、スイスのパノラマ急行で鉄道の旅を楽しみます。俄か鉄ちゃんです。



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絶好調ルガンスキーのチャイコフスキー、テミルカーノフはさすがのラフマニノフに納得・・・読売日本交響楽団@みなとみらいホール 2018.2.12

おー、今日の読響のコンミスは日下紗矢子です。読響のコンサートでsaraiにとって、初めての登場です。待ちに待ってました。楽しみです。

前半はお馴染みのチャイコフスキーのピアノ協奏曲 第1番です。ロシアの大御所テミルカーノフの指揮なので、ロシアスタイルの対向配置かと思いましたが、普通のオーケストラ配置です。冒頭のオーケストラの響きはテミルカーノフの手兵サンクトペテルブルク・フィルの重厚な響きとは異なり、読響らしい明るい響きです。そのオーケストラの有名な主題に乗って、初聴きのニコライ・ルガンスキーのピアノがジャン、ジャン、ジャンと鳴ります。響き渡るというような豪壮な響きではありません。意外に軽めの響きです。響きの豊かさは抑え気味ですが、表現上は美しい音楽になっています。ピアノのタッチの美しさはもう一つでしょうか。そこそこの演奏に思えます。このまま、長大な第1楽章の中盤を過ぎていきます。と、なぜか、急にピアノの演奏の切れがよくなってきます。響きも冒頭とは比べものにならないくらい、リッチになってきました。だんだんとルガンスキーの演奏が乗ってきたようです。第1楽章終盤は素晴らしいピアノの演奏に圧倒されます。ルガンスキーは今や絶好調でピアノを弾きまくっています。第2楽章もそのままの調子で素晴らしい演奏です。タッチも繊細で美しいです。パーフェクトとも思える演奏に聴き惚れます。第3楽章はさらに素晴らしく、ルガンスキーはガンガンとピアノを叩きまくって、響きはリッチで迫力も最高です。音もクリアーで美しいです。いやはや、驚きました。とても素晴らしいチャイコフスキーでした。アンコールのラフマニノフの前奏曲も素晴らしい演奏でした。ルガンスキーはよほど絶好調だったのでしょう。何を弾いても見事な演奏になります。素晴らしいピアノでした。満足です。

後半はラフマニノフの交響曲 第2番です。チャイコフスキーのピアノ協奏曲と同様に読響は明るく、輝かしい響きです。ラフマニノフの音楽には向いているように感じます。テミルカーノフはラフマニノフのロマンティックな面を前面に出した美しい音楽を表現していきます。それほどロシア的な鬱屈したところは感じられませんが、この曲はこれでいいのかもしれません。第1楽章はとても美しく、終盤は熱情的に燃え上がります。第2楽章は勢いのある面とロマン性の高い面をうまく表出した演奏でした。第3楽章は美しいヴァイオリンの旋律に先導されてクラリネットが切々した調べを歌います。後半はクラシック音楽とは思えない甘美な調べにただただうっとりするのみです。賛否両論はあるでしょうが、ハリウッド音楽のごとく、美しく哀愁に満ちた音楽をここまで見事に聴かせてくれたテミルカーノフと読響には感謝するのみです。ああ、まだ第4楽章がありますね。熱っぽく、美しく、完全燃焼して、完了です。これまた満足しました。あっ、ひとつ忘れていました。今日のコンミス、日下紗矢子は実に華がありました。オーケストラのリーダーとしてもアンサンブルをまとめていましたし、ヴァイオリン・ソロの美しさは特筆すべきものでした。彼女はかって、正式なコンサートマスターでしたが、現在は特別客演コンサートマスターで滅多に読響のコンサートに登場しません。何とかコンサートマスターに復帰してもらえないでしょうか→日下紗矢子さま。

今日のプログラムは以下です。

  指揮:ユーリ・テミルカーノフ
  ピアノ:ニコライ・ルガンスキー
  管弦楽:読売日本交響楽団 日下 紗矢子(コンサートマスター)

  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23
   《アンコール》ラフマニノフ:前奏曲 Op.32-12

   《休憩》

  ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 Op.27


最後に予習について触れておきます。
チャイコフスキーのピアノ協奏曲 第1番は今更予習でもありませんが、一応、以下のCDを聴きました。

 アンドレイ・ガヴリーロフ、ウラディミール・アシュケナージ指揮ベルリン・フィル 1988年

ガヴリーロフのピアノは唖然とするほど素晴らしいテクニックです。聴き惚れました。ベルリン・フィルのアンサンブルも素晴らしいです。

ラフマニノフの交響曲 第2番を予習したCDは以下の3枚です。

 アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団 1973年
 ウラディミール・アシュケナージ指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1981年
 エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮ロシア国立交響楽団 1995年

こういうことを言うと、本当のラフマニノフ好きの方には叱られそうですが、この曲とかピアノ協奏曲第2番とかはそれなりに甘い調べを聴かせてくれる演奏が好みです。そういう面ではアシュケナージは失格。意外にスヴェトラーノフが甘い音楽を聴かせてくれます。とりわけ、第3楽章はしびれます。録音も最高です。甘さも熱さも兼ね備えて聴きやすいのはプレヴィンです。彼の聴かせ上手ぶりは無類のものです。特にこういう曲は素晴らしいですね。古い録音ですが、SACDで音の輝きが際立つようになりました。



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室内楽の楽しみ極まれり:クァルテット・ベルリン=トウキョウ@鶴見サルビアホール 2018.2.13

クァルテット・ベルリン=トウキョウの演奏を聴くのは初めてです。日本人の若手奏者二人が中心のカルテットです。2011年にベルリン芸大・ベルリン音大に当時留学中の4人で結成されました。現在はヴィオラが当初の日本人奏者からケフィン・トライバーに代わっています。残りの3人は創設メンバーです。

前半のハイドンの弦楽四重奏曲第79番(64番)Op.76-5「ラルゴ」は冒頭のアンサンブルを聴いただけでうっとりとなります。ハイドンの弦楽四重奏曲はこういう風に弾くものかと思いながら、感心して聴き入りました。個々の奏者はアンサンブルに徹し、ここぞというときはぐっと個性を出して主役になります。その推進役になっていたのはチェロの松本瑠衣子です。アンサンブルの基盤を支えながら、時として、メロディーを奏でます。無論、カルテットの主役は第1ヴァイオリンの守屋剛志です。素晴らしく美しい音色でアンサンブルを輝かせます。楽器同士の会話も見事に決まっています。saraiの耳ではこのハイドンの弦楽四重奏曲はパーフェクトな演奏に思えました。ところが、演奏終了後、この室内楽シリーズの経験豊かな聴衆のみなさんの反応はいまひとつです。あれっと言う感じです。saraiはブラボーの一つも言いたいくらいなんですけどね。まあ、感じ方は人それぞれですから仕方ありません。

前半2曲目はバルトークの弦楽四重奏曲 第1番です。この日、一番楽しみにしていた曲です。後述しますが、3枚のLPレコード、6枚のCDで万全の予習をしました。この作品はバルトーク27歳、1908年の作曲でバルトークが彼の音楽を形成している段階に書かれたと評されることが多いようです。しかし、彼の6曲の弦楽四重奏曲の中でも他に劣らない傑作であるとsaraiは思っています。いい意味で後期ロマン派の濃厚な味わいを残しつつ、先鋭な響きも内包している20世紀を代表する音楽作品のひとつです。3年後に書かれるオペラ《青ひげ公の城》への連続性や、およそ30年後の傑作《弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽》への萌芽も感じられます。とりわけ、第1楽章の無調風でありながら、濃厚なロマン性を感じさせるところは新ヴィーン学派を思わせつつも、やはり、バルトークでないと書き得ない孤高の音楽です。冒頭は第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンがカノン風に呼応しながら演奏されます。7小節も2人だけで演奏されます。しかも最初の3小節に12の音がすべて使われています。この曲が作曲された1908年はシェーンベルクが十二音技法を確立する以前です。冒頭の主題はバルトークが親しく交際していたシュテフィ・ゲイエルを意識したもので彼自身も『シュテフィのライトモティーフ』と呼んだものです。ともかく、この主題が素晴らしいです。バルトーク好きにはたまりません。以下にその冒頭のスコアを示します。1911年にハンガリーで出版された初版のスコアです。

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この冒頭の演奏を楽しみにしていましたが、第1ヴァイオリンはとても美しい響きでいいんですが、その対向に座る第2ヴァイオリンがいかにも弱い響きで弱い表現でバランスを欠きます。ここは同等にカノンを響かせ合ってほしいところです。ちょっと残念な演奏です。第8小節からはチェロ、ヴィオラが加わり、4重のカノンを形成します。ここからはバランスもよくなり、素晴らしい響きになります。ちなみに第1楽章は葬送の音楽であるとバルトークはゲイエルへの手紙に書いています。その真意ははかりかねますが、この時期、バルトークはゲイエルと人生観の違いを感じ始め、結局、つらい別れを味わいます。そのあたりを感じつつ、バルトークは美しくも不安で緊張感を湛えた音楽を書いたのでしょうか。今日の演奏は冒頭こそ違和感を覚えましたが、その後はとても素晴らしい演奏です。アンサンブルの美しさ、高揚感、哀しみ、すべてが込められた演奏です。切れ目なく第2楽章に続きます。第2楽章はまさに無調音楽です。メロディー的には捉えどころがありませんが、響きとダイナミズムを感じながら、聴き入ります。緊張感の高い素晴らしい演奏でした。そして、また、切れ目なく第3楽章に突入します。バルトークの真骨頂であるハンガリー風の民俗音楽のメロディーを散りばめながら、野性的なリズムや変拍子で音楽が高揚します。第1ヴァイオリンの美しい響き、チェロの迫力ある響きを中心に圧巻の演奏です。フィナーレの高揚感は凄まじいものでした。今度こそ、ブラボーだと思いましたが、やはり、聴衆の皆さんの反応は静かなものです。これ以上の演奏って、あるの?と問いかけたい心情です。最高の演奏でした。


後半のベートーヴェンの「ラズモフスキー第3番」も文句なしに美しく、素晴らしい演奏でした。第1楽章の序奏の緊張感がたまりませんでした。後は省略しますが、パーフェクトと言ってもいい素晴らしい演奏でした。この演奏にはようやく聴衆が少し沸きました。

本編のプログラムがハイドン、バルトーク、ベートーヴェンと弦楽四重奏曲の王道を行くものだったので、アンコールがモーツァルトだったのは嬉しい驚きです。名曲の演奏に室内楽の楽しさを満喫しました。

久々に室内楽を聴く喜びを味わい尽くしたコンサートでした。クァルテット・ベルリン=トウキョウのファンになってしまいそうです。

今日のプログラムは以下です。

  弦楽四重奏:クァルテット・ベルリン=トウキョウ
   守屋剛志(vn) モティ・パヴロフ(vn) ケフィン・トライバー(va) 松本瑠衣子(vc)

   ハイドン:弦楽四重奏曲第79番(64番) ニ長調 Hob.III:79 Op.76-5「ラルゴ」
  バルトーク:弦楽四重奏曲 第1番 Op.7 Sz.40

   《休憩》

  ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 Op.59-3「ラズモフスキー第3番」

   《アンコール》
    モーツァルト:弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調 K.465「不協和音」より、第2楽章アンダンテ カンタービレ


最後に予習について触れておきます。
1曲目のハイドンの弦楽四重奏曲第79番(64番)Op.76-5「ラルゴ」は以下の新旧の名演2枚を聴きました。

 ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団
 エンジェルス四重奏団

ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団は郷愁を覚えるような魅力的な演奏。これ以上の演奏はあるまいと感じました。対するエンジェルス四重奏団はモダンですっきりした演奏。これまた気持ちのよい演奏で文句の付けどころはありません。

2曲目のバルトークの弦楽四重奏曲 第1番は前述した通り、3枚のLPレコード、6枚のCDで万全の予習をしました。
まず、LPは以下です。わざわざLPでコレクションするほど入れ込んでいる演奏です。

 ハンガリー弦楽四重奏団
 ジュリアード弦楽四重奏団(2回目の録音)
 バルトーク弦楽四重奏団

CDは以下です。

 ヴェーグ四重奏団(2回目の録音)
 東京カルテット(1回目の録音)
 エマーソン・カルテット
 ハーゲン・カルテット
 ケラー・カルテット
 タカーチ・カルテット

なぜか、いずれの演奏も名演です。その演奏レベルに差があるとすれば、曲に対するシンパシーの強さでしょうか。LPの御三家は文句なしの別格だとして、今回、特に感心したのはヴェーグ四重奏団、タカーチ・カルテット、ケラー・カルテットです。東京カルテットはデビューしたての頃の演奏で実に新鮮さにあふれていました。世評に高いアルバン・ベルク四重奏団はあえて聴きませんでした。どうもsaraiとは相性が悪いんです。

3曲目のベートーヴェンの「ラズモフスキー第3番」は予習は今更なので、以下のLPレコード1枚だけを聴きました。

 ブッシュ弦楽四重奏団

1930年代とは思えない素晴らしい音質です。演奏はもう最高としか言えません。なお、ブッシュ弦楽四重奏団のベートーヴェンは第1番、第7番以外はすべてLPレコードでコレクションしました。


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ベリンツォーナのお城:カステル・グランデへ

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/1回目

旅の4日目、ベリンツォーナBellinzonaの2日目です。

今日も快晴です。朝のうちにベリンツォーナの町を見て歩き、お昼前にはゴッダッルド・エキスプレスに乗って、パノラマ急行の旅を始めるという段取りです。

まずはホテルの朝食ルームに行きます。まだ8時前です。saraiにとってはとても早い時間です。旅は早起きしないと観光に差し支えますから無理しても早く起きます。朝食ルームはまだがらがらです。

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とっても清潔なビュッフェです。まあ、それほど多くの種類の料理が並んでいるわけではありません。朝食ですから、一般的なメニューで十分です。

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朝食ルームの窓から眺める町の風景はさわやかです。

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そこそこの量の朝食にします。それでも、ハム、チーズ、卵、パン、コーヒー、ジュースと一通りのものはいただきます。

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まずは駅で昨日買えなかったルツェルンへのゴッダッルド・エキスプレスの乗車券を買いたいところですが、まだ朝が早く窓口は開いていません。ということで先に町を見て歩くことにします。ベリンツォーナは世界遺産の町で、とっても美しいお城が丘の上にあります。そのお城を見に行きましょう。ベリンツォーナには3つのお城がありますが、2つは、反対側の丘の上にあり、それなりの健脚でないと無理のようなので、観光化されているカステル・グランデCastelgrandeに行ってみましょう。実はこの町は観光ガイドで紹介されていないので、ホテルでもらったお城のパンフレットだけが頼りです。これがそのパンフレット。3つのお城が紹介されています。

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そのパンフレットの中の簡単な地図だけが頼りです。

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この地図にしたがって、カステル・グランデのほうに歩いていきます。朝の爽やかな空気の中、綺麗な街並みを楽しみながら歩きます。

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左手の鉄道線路越しにお城が見えます。と思ったのですが、これは紛らわしくも丘の上のカトリック教会の鐘楼のようです。

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駅前に続くスタツィオーネ通りViale Stazioneの美しい並木の間をどんどん歩いていきます。この通り町のメインストリートです。ベリンツォーナの町の道はこれだけと言っても過言ではありません。

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カステル・グランデへの曲がり角には面白い彫像があります。目印になりますね。ここで右に曲がって、ラルゴ・エルヴェツィア通りLargo Elveziaに入ります。

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カステル・グランデの丘の下の広場に到着します。ソーレ広場Piazza del Soleです。

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岩山の上にはいかめしいカステル・グランデが鎮座しています。

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案内パンフレットによると、この広場にある無料のエレベータで丘の上まで上がれるようです。広場では音楽祭か何かの催しがあるようで、舞台が設置されゴチャゴチャしています。

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エレベータの出口と思われる所から人が出てきます。これが、丘の上に行くエレベータでしょうか。ちょっと確認してみましょう。

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いえいえ、それは変です。建物の上の方には何もありませんから、地下からのエレベータのようです。広場の地下に駐車場でもあるのでしょう。saraiは途方にくれます。

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ともかく、この広場のどこかにエレベーターがある筈ですから探しましょう。
駅前のホテルから、このソーレ広場までの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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催しの準備をしている人たちもいるので、訊いてみるしかありませんね。



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今年のザルツブルク音楽祭・・・悪夢のようなメールに愕然

1月初めに申し込んだザルツブルク音楽祭のチケットのコンファメーションのメールが先ほど届きました。今年で3年目なので、余裕でメールの内容を読みます。自信満々です。ところが何やらチケットのリストが短いように感じます。数を数えると申し込んだ8コンサートに比べて2つも少ない6つしかありません。もう、この時点で真っ青・・・何と肝心のクルレンツィスのベートーヴェンの交響曲コンサート2つが抜けています。それ以外は依頼通り、すべて最前列の中央の席が取れています。何度も何度も確認しますが、間違いありません。体の力が抜けて、愕然とするのみです。これまでは申し込んだ通りにチケットが取れていましたから、安心していたのに、やはり、クルレンツィス&ムジカエテルナのヨーロッパでの人気は予想外のもののようです。

どうしようもないので、あきらめるしかありませんね。昨年、クルレンツィス&ムジカエテルナのチケットが簡単に取れたのが嘘のようです。かくなる上は来年の日本公演に期待するしかありません。まだ、日本ではヨーロッパほどの人気はないでしょう。

てなことを言っていると、配偶者になだめれるというか、もっと前向きに努力することを勧められます。うん、悪あがきするのもいいかもね。

とりあえず、ゆっくりと寝て、次の作戦を考えましょう。

ちなみに目下のところ、購入できたチケットは以下です。

 ムーティ指揮ウィーン・フィル シューマン:交響曲第2番、シューベルト:ミサ曲第6番変ホ長調D.950 ストヤノワ
 モンテヴェルディ《ポッペアの戴冠》 クリスティー指揮レザール・フロリサン、ヨンチェヴァ、ケイト・リンゼイ
 チェチーリア・バルトリのロッシーニ《アルジェリアのイタリア女》 スピノージ指揮アンサンブル・マテウス
 アンドラーシュ・シフのバッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻
 ブロムシュテット指揮ウィーン・フィル シベリウス:交響曲第4番、ブルックナー:交響曲第4番
 チャイコフスキー《スペードの女王》 ヤンソンス指揮ウィーン・フィル

取れなかったチケットは以下。

 クルレンツィスのベートーヴェンの交響曲第9番 ムジカエテルナ
 クルレンツィスのベートーヴェンの交響曲第1番と第3番《エロイカ》 ムジカエテルナ



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ベリンツォーナのお城:カステルグランデへの無料エレベーター

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/2回目

ベリンツォーナBellinzonaの世界遺産のお城、カステルグランデCastelgrandeに向かっています。お城の丘の下の広場、ソーレ広場Piazza del Soleに着き、お城に上るエレベーターを探します。しかし、広場を見渡してもまったく、それらしいものは見当たらず、途方にくれます。

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広場は催し物会場の準備でごった返しているだけで、それらしい物は何もありません。仕方なく、その催し物の準備をしているおじさんに恐る恐る、エレベーターの場所を訊いてみます。すると、俺についてこいとのこと。おじさんはsaraiを後ろに従えて、すたすたと舞台の横を抜けて、岩山のほうに歩いていきます。

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おじさんに付いていくと、広場のはずれの岩山に、エレベーターに通じているらしいトンネルがあります。これは分かりませんね。教えてくれたおじさんに感謝です。

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早速、連れを探して、お城に上りましょう。おや、広場に戻って、見渡しますが、連れがいません。広場の中央では、さっきのおじさんが作業中です。

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これは連れが来るのを待つしかありません。広場には仮設の舞台が作られています。大きなイベントがあるんでしょう。

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何気なく、その仮設の舞台の上のほうを眺めると、何とお城が2つ見えています。カステルグランデ以外の2つのお城のようです。手前に見えているのがモンテベッロ城Castello di Montebello、その先の山の頂にあるのがサッソ・コルバロ城Castello Sasso Corbaroです。すべてのお城を見ることができて、よかった!!

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これがカステルグランデの建つ険しい岩山です。天然の要塞になっています。

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岩山からちょっと離れると、岩山の上に築かれたカステルグランデの城壁が見えます。

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連れがなかなか来ないので、広場の入り口のほうに戻りかけると、入ってくるバスの横で姉がのんびりと写真を撮っています。町の綺麗な風景を写真に収めていたので、やってくるのが遅かったようです。まあ、迷子にならなくてよかったです。

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配偶者と一緒に連れが来るのを待ちます。合流できたところで広場の奥にあるエレベーターのほうに向かいます。

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確かにこの岩山の上のお城に上るには岩山の内部にエレベーターを設置するしかありませんね。最初から、その線で探せばよかったんです。

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広場の奥には、城のリストランテという表示板があります。この表示板が仮設の舞台の裏に隠れて見えなかったんです。

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この表示板の右手に岩山へのトンネルの入り口が見えます。

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トンネルの奥にエレベータがあります。表示を見ると、上に上がると、カステルグランデやレストランがあるとのことです。

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エレベーターの横には上方への通気口のような穴が開いており、上からまぶしい光が差し込んできます。

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エレベーターの近くには、まだ誰もいなくて、すぐにエレベータに乗れます。早速、エレベーターで、丘の上のお城まで行けましょう。



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ベリンツォーナのお城:カステルグランデの美しい中庭

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/3回目

ベリンツォーナBellinzonaの世界遺産のお城、カステルグランデCastelgrandeへのエレベーターを探し出すことができて、楽ちんで一気に岩山の上まで上ります。エレベーターから降りて、横の通気口から下をのぞき込みます。底なしの井戸のようにとても底が深く見えます。底には下のトンネル通路が明るく輝いています。エレベーターでずい分、高くまで上ってきたものです。

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エレベーターの出口からは城壁の上の通路が続いています。

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城壁のエレベーターの出口の前には通気口の穴が見えています。

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城壁の隙間からはベリンツォーナの町が見下ろせます。

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無理やり、隙間にカメラを突っ込んで、町の景色を撮影。綺麗ですね。向かい合う丘の上には、モンテベッロ城Castello di Montebelloとサッソ・コルバロ城Castello Sasso Corbaroが見えます。山の間にある交通の要所であるベリンツォーナを3つの堅固な城が守っていることが見て取れます。

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城壁の通路を抜けると、いきなり、お城の広場に出ます。思わず歓声を上げてしまうほどの景色が広がっています。その美しさったら、表現する言葉を失います。しかも、我々以外には誰もいないという贅沢さです。広場の先には北側の高い城壁と塔が屹立しています。

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これは広場(実は城の南の中庭)の前に建つ城館です。

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広場は高台になっており、城壁越しに向かい合う丘の上のモンテベッロ城とサッソ・コルバロ城が見渡せます。

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美しいベリンツォーナの町も見下ろすことができます。

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こちらはベリンツォーナの駅の方向(北方向)の眺めです。町の向こうにはアルプス越えの峠が続いています。

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南の中庭を北の端から眺めた景色です。城館の全体が見渡せます。左側半分が城館の南ウィングで右側半分が武器庫です。

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その武器庫の右側にある出口を抜けると、西の中庭に出ます。ここにも芝生の広場と西側の城壁があります。どこまでも美しい広場が続きます。

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西の中庭の北方向の眺めです。周りは険しい山に囲まれています。まさにこのカステルグランデは自然の要害になっています。

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この西の中庭を抜けて、さらに北の中庭に出ます。複雑な構造の城壁の間の広場が続いています。見えている城壁の裏側が先ほどまでいた南の中庭です。

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北の中庭(中庭というよりも外庭といった感じです)の北側にはもはや城壁はなく、ベリンツォーナの町の景色が望めます。町の北側の山で左右に渓谷が分かれ、左手に進むとゴッタルド峠Sankt Gotthardを経て、ルツェルンに至り、右手に進むとチューリッヒやボーデン湖のほうに至ります。ベリンツォーナの町はイタリア側からスイスの主要地方に至る交通の要です。

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しばらく、お城の中庭を巡りながら、夢中になって、美しい景色の写真を撮りまくります。



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ベリンツォーナのお城:カステルグランデの美しい城壁の道はどこ?

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/4回目

ベリンツォーナBellinzonaの世界遺産のお城、カステルグランデCastelgrandeの美しい中庭を巡っているところです。南の中庭、西の中庭から、現在、北の中庭にやってきました。北の中庭の端は岩山の縁になっています。そこからはベリンツォーナの町とその先のアルプスの入り口を形成する山々の美しい景色が広がります。そのパノラマ風景を説明する案内板が立っています。

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この案内板の通りの風景を再び、眺めます。うーん、素晴らしい!!

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次に目指すは、このカステルグランデから続く城壁の道です。とっても緑の美しい城壁の道で、ネットにアップされている写真はとっても魅力的です。
さて、その美しい城壁の道を探しましょう。また、西の中庭に戻ります。何気なく、西の城壁に目をやりながらもそちらには近づきませんでした。これが実は痛恨の極みだったのです。ちょっとだけ近づいてみれば、この後の無駄とも思える彷徨はしなくても済んだのです。ただ、朝早くて、誰も観光客がいなかったので、まさか、この西の城壁が重要なポイントであることに気が付きませんでした。普通は観光客がこのあたりに集まっているんです・・・。

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美しい城壁の道を求めて、南の中庭に戻ります。

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南の中庭に戻ると、城館の入り口にインフォメーションの印のiが見えます。とりわけ、城館の内部に興味があるわけではないので、これはパス。

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ベリンツォーナは観光案内が全くなくて、あるのはネットの情報のみなんです。美しい城壁の道をグルグル探し回りますが、見つかりません。また、最初にエレベーターで上ってきたときの城壁の通路に戻ります。

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ちょっと違うような気がするのですが、雰囲気のよい小路があるので、その道を進んでみます。向かい側の丘がよく見えます。

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素敵な散歩道ですが、あらあら、どんどん丘を降りてしまいます。まだたっぷり時間はありますから心配することはありません。結局、城壁の下のほうに出ます。

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素敵な小路はだらだらと下っていきます。ちょっぴり不安ですが、ここまで来たら、どうしようもありません。

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お城からどんどん下っていくのみです。既にお城がこんなに高く見えています。

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どんどん街並みが近づいてきます。

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向かい側の丘の上に建つモンテベッロ城Castello di Montebelloとサッソ・コルバロ城Castello Sasso Corbaroが間に何も遮るものがなく、綺麗に眺められます。

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この小路は石壁に沿った素敵な雰囲気の散歩道です。しかし、行き止まりの道ではないかと心配です。

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心配することもなく、城壁の下を通り抜けられます。

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ここまでのお城の散策ルートを地図で確認しておきましょう。(この時点では自分がどう歩いていたかはちゃんと把握できていませんでした。後で確認した結果です。)

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何とか、美しい城壁の道を探し当てようとやっきになって、ひたすら前に進んでいきます。



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ベリンツォーナのお城:美しい城壁の道を求めて、カステルグランデの丘の下を一周

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/5回目

ベリンツォーナBellinzonaの世界遺産のお城、カステルグランデCastelgrandeの緑の美しい城壁の道を探し、歩き回っています。結局、城壁沿いの雰囲気のいい小路をどんどん下っていくことになってしまいました。求める景色は見つかりません。カステルグランデの麓のベリンツォーナの町並みが間近です。

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小路はカステルグランデの堅固な城壁を周り込みます。

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カステルグランデの城塞は高い岩山の上に聳え立っています。

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この城壁沿いの道を先行するsaraiに続いて、配偶者が下ってきます。

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この先の道はもう城壁から離れていきます。美しい城壁の道はやはり、こっちではなかったようです。

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カステルグランデのお城の上には美しい夏の青空が広がっています。

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道は町並みに入ってきます。カステルグランデのお城は後ろに遠ざかっていきます。

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美しい城壁の道は見つかりませんでしたが、まだ、ここであきらめるわけにはいきません。もう一度チャレンジです。今度はお城の下から探しましょう。カステルグランデから遠ざかっていった小路はやがて、広いバス通り、ポルトーネ通りViale Portoneにぶつかります。道がまったく分からなくなったので、オリコ広場Piazza Oricoのバス停でバス待ちをしているおじさんに、丘の上に上がる道を訊きます。そのおじさんに指示された方向に進んでいきます。ポルトーネ通りを北のほうに歩いていくと、やがて、大きな交差点に出ます。(実は交差点の手前に通りにかかる大きな歩道橋のようなものがありました。それって・・・後で何だか分かります!!)

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どちらに進むか、ちょっと迷いますが、ポルトーネ通りは右に大きく曲がって続いているので、そちらに進みます。どうやら、この通りは、カステルグランデの城壁の周りをグルリと一周している大通りらしく、常に右側にカステルグランデの城壁が見えています。

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配偶者は余裕で花を愛でながら歩いています。

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どこかに城壁に上がる道はないかと探りながら進みます。すると、いきなり、見慣れた風景が現れます。結局、最初のエレベータ乗り場のある広場、ソーレ広場Piazza del Soleに着いてしまいました。こちらからはソーレ広場の地下にある大駐車場の進入路も見えています。

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歩いた経路を地図で確認しておきましょう。

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城壁の下をグルリと1周歩いてしまいました。あきらめきれないsaraiたちは、またまたエレベーターで丘の上のお城に上がります。エレベーターを降りると、その前にはまた、下のトンネル通路に通じる換気口があります。また、下を覗き込みます。さっきと同じ行動です(笑い)。

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美しい広場、南の中庭に戻ります。城館の前には道案内板がありますが、あまり、有用な情報はありません。

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とりあえず、さっきは上らなかった北の城壁にある黒の塔Torre Neraに上って、お城の様子を眺めてみます。

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南の中庭が綺麗に眺められます。観光客も増え賑わっています。しばらく、塔の上からの眺めを楽しみます。それにしても、あの美しい城壁の道はどこにあるんでしょうか。



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ベリンツォーナのお城:美しい城壁の道は・・・見つかるかな?

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/6回目

ベリンツォーナBellinzonaの世界遺産のお城、カステルグランデCastelgrandeの緑の美しい城壁の道を探し、歩き回った挙句、また、丘の上のお城の南の中庭Corte Meridionaleに戻りました。北側の城壁の左側の塔、黒の塔Torre Neraに上って、美しい城壁の道を見つけようという最終作戦に入ります。南の中庭を見下ろした後、今度は北の中庭Corte Settentrionaleを眺めます。美しい眺めですが、美しい城壁の道を見つけるヒントはありません。

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今は北側の城壁の上の通路にいます。黒の塔から通路を歩いて、白の塔Torre Biancaに向かいます。北側の城壁は2つの塔の間に建っています。

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これが白の塔です。白の塔も黒の塔も別に色が付いているわけではありません。どうして、そういう呼称なのかは分かりません。

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これが白の塔の内部です。矩形の螺旋階段が美しいデザインになっています。

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白の塔の前から、黒の塔のほうを眺めています。西の庭Corte Occidentaleの一部が見えていますが、全体は黒の塔に隠れて見渡せません。見えていれば、ここで美しい城壁の道のありかが分かったんですけどね・・・。

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北の城壁の上を歩いて、黒の塔のほうに戻っていきます。

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塔を下りて、西の中庭に出て、改めて、あたりを見渡します。よくよく考えてみると、探している城壁の道は、お城に通じる城壁の道であって、お城の城壁そのものではありません。西側の城壁はまだ歩いていません。そこに上がる階段を見つけ、最後のチャレンジをします。そろそろあきらめ始めたころ、城壁の先の空間を見つけて、そこを覗き込みます。ああーーっ、これです! ありました。美しい城壁の道を発見しました。別の城壁を歩いている配偶者に向かって、あったよ!って、大声で叫びます。

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これが西側の城壁の上ですが、この外側に美しい城壁の道があったんです。

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配偶者も急いで、こちらにやってきます。配偶者と一緒に西側の城壁の外側に出ます。配偶者もあったね!と嬉しそうです。お城を取り囲む城壁から、丘を下っていく素晴らしい緑の城壁の道が目の前に見えています!

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大勢の観光客も沈黙して、この素晴らしい風景に見入っています。その横で満足気に立っているsaraiを配偶者が写真に収めてくれます。

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西側の城壁の外側に隠れるように、美しい城壁の道が始まっています。このピンポイントの一角に立たないとその存在は決して分かりません。美しい城壁の道を探し当てることはそう簡単なことではありませんでした。

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配偶者が美しい城壁の道の出発点となる西側城壁の一角に寄ってきます。周りには山々とベリンツォーナの町並みが広がっています。

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配偶者と並んで、この美しい城壁の道を感動しながら眺めます。

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美しい城壁の道はカステルグランデの丘の斜面を下って、ベリンツォーナの町の中まで続いています。随分先のほうまで続いているようです。

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美しい城壁の道を意気揚々と歩き始めます。快晴の青空と緑が実に美しい! 観光案内人はこの道をもちろん知っており、団体客を案内して見せていますが、団体ツアーの彼らはこちらに歩いてこられないようです。観光ルートからは外れているようです。彼らの羨ましそうな視線を背後に感じながら、ルンルンで歩いていきます。

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美しい城壁の道への栄光のルートを地図で確認しておきましょう。

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この城壁の緑の道の美しさったら、表現する言葉を失います。この城壁の道を探すために1時間以上もうろうろしてしまいましたが、その努力の甲斐はありました。人生でも何度も経験できないような素晴らしい散策が始まります。



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ベリンツォーナのお城:美しい城壁の道を往く

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/7回目

ベリンツォーナBellinzonaの世界遺産のお城、カステルグランデCastelgrandeの緑の美しい城壁の道をゆっくり、ゆっくり、眺めを楽しみながら、幸福感を噛みしめながら歩いていきます。

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後ろを振り返ると、美しい城壁の道の向こうにカステルグランデの城塞が見えています。先ほど上った2つの塔、黒の塔Torre Neraと白の塔Torre Biancaも見えます。saraiと連れ立って歩く配偶者に続いて歩いてくるのはsaraiの連れの姉と姪っ子だけ。観光客のみなさんはお城から、こちらを眺めていますね。

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美しい城壁の道の先には円形の城壁広場が見えてきます。お城の斜面にはワイン畑です。

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円形広場に到着。ここが行きどまりなんでしょうか。

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いやいや、その先にも石段を下って、通り抜けられそうです。

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円形広場から振り返って、美しい城壁の道とカステルグランデの絶景を眺めます。最高の眺めです。苦労して探した甲斐がありました。

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さて、円形広場の先に進みましょう。石段を下りて、円形広場の城壁をくぐり抜けます。

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美しい城壁の道はどこまでも続いています。正直、どこに続いているのか分かりませんが、もう構いません。先ほど、カステルグランデの丘の下の道を一周しているので、おおよその見当は付きます。先ほどの失敗も無駄ではありませんね。

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誰とも行き会わずに美しい城壁の道を歩んでいきます。

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永遠に続いているような道です。ゆっくりと慌てずに最高の散策を楽しみます。

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この先はいったん下って、また、右のほうにずっと続いているようです。

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高い城壁の周りにはベリンツォーナの町並みが広がり、その先は緑の山々が連なっています。

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美しい城壁の道はまた下りの石段にさしかかります。その先にもずっと道が続いています。

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石段を下りると、板張りの橋があります。ん・・・これは。そうです。カステルグランデの丘の下の大通り、ポルトーネ通りViale Portoneにあった歩道橋のように見えたものの正体です。あれが美しい城壁の道の一部だったんですね。

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その板張りの橋を渡ります。

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橋の下を見下ろすと、さっき迷いながら歩いていたポルトーネ通りが見えます。通りの左側にはオリコ広場Piazza Oricoのバス停も見えています。あのバス停でバスを待つおじさんにカステルグランデの丘の上に上る道を訊いたんです。ほんの45分ほど前のことだったような気はしませんね。

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あのバス停には後でまたお世話になるのですが、この時点ではまだ知る由もありません。



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クルレンツィス&ムジカエテルナ・・・ザルツブルクのリベンジは東京で

今年のザルツブルク音楽祭のクルレンツィス&ムジカエテルナはチケットが現状、取れず、残念な状況です。来年の来日公演は是が非でもチケットをゲットする必要があります。初来日なので、どれほどの人気か、はかりかねますが、ザルツブルク音楽祭の轍を踏まないように念には念を入れて、今日、無事に3回セット券を最速でゲットしました。東京でのコンサート日程は以下のとおりです。

 2019年 2/10(日) 15:00 Bunkamuraオーチャードホール
 2019年 2/11(月・祝) 15:00 すみだトリフォニーホール
 2019年 2/13(水) 19:00 サントリーホール

オール・チャイコフスキー・プログラムです。サントリーホール以外はコパチンスカヤのヴァイオリンも聴けます。

今日はクルレンツィス&ムジカエテルナ初来日公演2019を記念したキックオフイベントがすみだトリフォニーホールで開かれて、そ会の場でセット券の最速先行発売がありました。saraiも馬鹿ですね。わざわざ出かけていきました。それも開場1時間前に会場に到着。なんと既に3人の方が入口前に並んでいました。開場時間には20人以上も並びました。みなさんも好きですね。早く並んだお陰で、そこそこのチケットを購入できました。これでザルツブルク音楽祭のリベンジとまではいきませんが、最低保障にはなったでしょうか。もちろん、ザルツブルク音楽祭のチケットも最後まであきらめませんよ!
キックオフイベントは KICK OFF NIGHT! と題して、カジモト、オーチャードホール、トリフォニーホールの社長さんほかのご挨拶と担当マネージャーのお話し、そして、クルレンツィスのドキュメンタリー映像の放映があり、またまた、気持ちが高まりました。

ところで東京の公演に加えて、大阪のフェスティバルホールでの公演も決まったようです。関西のかたには朗報ですね。聴き逃がせませんよ。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       クルレンツィス,        コパチンスカヤ,  

ベリンツォーナのお城:美しい城壁の道を完歩

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/8回目

ベリンツォーナBellinzonaの世界遺産のお城、カステルグランデCastelgrandeの美しい城壁の道を高揚した気分で歩いています。ポルトーネ通りViale Portoneを跨ぐ板張りの橋を渡ると、また、美しい城壁の道がずっと先まで伸びています。

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後ろを振り返ると、板張りの橋へ上る階段が見えています。こうやって、少しずつ勾配を下げて、城壁の道は下っていきます。

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さあ、まっすぐ先を見据えて、この美しい道を歩いていきましょう。

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また、円形の城壁広場に出ます。こういう円形広場は軍事上、重要なポイントだったのでしょう。

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この円形広場で振り返ると、遠くにカステルグランデのお城が見えています。大きな城壁と2つの塔、黒の塔Torre Neraと白の塔Torre Biancaが見えます。さらにその先の丘の上には何とモンテベッロ城Castello di Montebelloとサッソ・コルバロ城Castello Sasso Corbaroも見えています。ここは3つのお城が同時に眺められるポイントです。

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カステルグランデをズームアップしてみましょう。美しい城壁の道が折れ曲がりながら上って、カステルグランデに続いている様子が分かります。美しい眺めですね。

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円形広場から少し歩くと、ようやく城壁の道の終点に到着です。城壁が途切れ、その階段から、孫の少年たちを連れたおばあさんが上ってきます。おばあさんたちが通り過ぎたところでsaraiも城壁の道を下ります。

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階段を降りて、城壁の道の内部を覗くと、トンネルになっています。2層構造の道になっているんですね。

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これが城壁の道の終点の部分です。

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城壁の周りはフェンスで囲われた緑の広場になっています。

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このフェンス沿いに続く道を歩いていきます。

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振り返ると、先ほどの城壁の道が見えています。

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ここはベリンツォーナの町の住宅街の道です。もっとも右手に見えている建物は公共施設のようです。

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フェンス沿いの道が大きな通りにぶつかります。このカルロ・サルヴィオーニ通りVia Carlo Salvioniで左に折れて進んでいきます。また、正面にはカステルグランデが見えています。

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住宅街を抜け、城壁を一周する大通り、ポルトーネ通りに出ます。ここは先ほどカステルグランデから美しい城壁の道を探しながら間違えて降りてきた道のところで、バス停のある角、オリコ広場Piazza Oricoです。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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さて、そろそろ電車の発車時間が迫っています。先ほどのぐるぐるとカステルグランデの丘の下を歩き回った失敗で、駅に戻るための時間や距離はほぼ分かります。急いで歩けば間に合いますが、無理はしたくありませんね。ここはバス通りで、ちょうどバス停の前です。バスで駅に戻ろうかと検討を始めます。



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ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの旅:始発駅のベリンツォーナ

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/9回目

ベリンツォーナBellinzonaの世界遺産のお城、カステルグランデCastelgrandeの美しい城壁の道を歩き終えて、ポルトーネ通りViale Portoneのバス停、オリコ広場Piazza Oricoに着いたところです。ベリンツォーナの町のバス路線の情報は事前に調べていなかったので、バス停の時刻表を見てみると、あと5分で駅行きのバスが来るようです。この際、バスに乗って、駅前に戻ることにしましょう。バス停のチケット自動販売機で急いでチケットを購入します。しかし、慣れないマシンの操作で手間取ります。

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同行者たちも心配そうに寄ってきます。悪戦苦闘・・・。

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最後はクレジットカードの認証ができて、無事にチケット4枚をゲット。バス到着の直前です。誇らしげにチケットを掲げます。saraiは単純なんです。

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これがそのチケット。一人2スイスフランです。日本円で250円くらいです。

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バスは定刻にやってきます。楽ちんで駅に到着。余裕で、ホテルに預けていた荷物を受け取り、ホテルの真向かいにある駅に向かいます。

これでベリンツォーナの町とはお別れです。今回の旅で初めて、その名を知った町、ベリンツォーナはさすがに世界遺産の町。とっても美しいお城が丘の上にありました。その城の名はカステルグランデです。高い丘の上にありますが、無料のエレベーターで簡単に上れます。そして、圧巻だったのは美しい城壁の道の素晴らしさです。生涯忘れ得ぬ思い出になりました。

これからはいよいよ、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスGotthard Panorama Express(旧名称はウィリアム・テル急行)の旅です。スイス国鉄の自慢のパノラマカーの旅を楽しみます。
まずは、電車のチケットを購入しましょう。今度はチケット窓口は開いています。窓口というよりも観光案内所のようなピッカピッカのオフィスです。

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スイス半額カードSwiss Half Fare Cardやゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの指定席券などを見せて、乗車券を購入します。美人のテキパキとした係の人が、乗車券を発行してくれます。saraiが思っていたより安かったので、ルンルン気分です。

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これは発売日にネットで購入したファーストクラスの指定席券です。4人分予約すると、2人掛けの向かい合わせシートが自動的に割り当てられました。1人当たり24スイスフランです。日本円で3000円弱です。以外に安いですね。

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これがこの駅の窓口で購入したファーストクラスの乗車券です。ベリンツォーナからルツェルンLuzernまでゴッタルド経由です。1人当たり47.5スイスフランです。日本円で6000円弱です。ただし、スイス半額カードを使って、半額での購入になりました。定価では、この倍額ですね。

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ちなみにこれが昨日から使い始めたスイス半額カードです。これを使えばスイス国内の鉄道チケットはすべて半額で購入できます。ネットでの購入でも窓口での購入でも有効です。1カ月有効で一人110ユーロです。日本円で約15,000円です。今日の利用分だけでも6000円割引になりました。なお、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの指定席券は半額になりません。

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駅構内のスーパーで旅のお供を調達してから、ホームに出ます。ホームには既にゴッタルド・パノラマ・エキスプレスが入線しています。この駅が始発ですからね。行先はルツェルンではなく、フリューレンFlüelenになっています。実はゴッタルド・パノラマ・エキスプレスはベリンツォーナからフリューレンまでは鉄道、フリューレンからルツェルンまでは湖船なんです。列車編成はファーストクラス3両、セカンドクラス3両のようです。

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ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスのルートを地図で確認しておきましょう。スイス全体の地図上ではこの通り、ほぼ中央部をイタリア近くからスイスのど真ん中まで北上します。

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拡大図はこの通りです。出発駅は曜日で異なり、ルガーノLuganoかベリンツォーナです。今日は土曜日なのでベリンツォーナ発です。ゴッタルド峠でアルプス越えして、フリューレンからはルツェルン湖を湖船でルツェルンまでクルーズします。

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これがゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの雄姿です。

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これが先頭のスイス国鉄の強力な電気機関車です。オーストリア国鉄と同じカラーの赤ですね。

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アルプス越えするために電気機関車の二重連の編成になっています。

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これがゴッタルド・パノラマ・エキスプレスのファーストクラスのパノラマ車両です。大きなパノラマ・ウィンドウからの眺めがよさそうです。

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いよいよ、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの旅です。スイス国鉄の自慢のパノラマカーの旅を楽しみます。



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ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの旅:魅惑の鉄道旅の始まりでまたもトラブル勃発

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/10回目

ベリンツォーナBellinzonaでスイス国鉄が世界に誇るゴッタルド・パノラマ・エキスプレスGotthard Panorama Expressに乗り込もうとしています。予約したのはファーストクラスのパノラマシートです。電気機関車に続く車両がファーストクラスのパノラマカーです。

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さあ、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの先頭車両に乗り込みましょう。

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わくわくして、パノラマカーの車両内に入ります。

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パノラマカーの車内は光に満ちて、とても明るいです。

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2列+1列のデラックスなシートが並んでいます。

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saraiたちの席は2列の向かい合わせのボックスです。

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席に座ると、パノラマウィンドウからベリンツォーナの周りの山々が見渡せます。

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まだ、発車まで30分以上もあるので、ホームはガラーンとしています。

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駅構内のスーパーで調達したシュヴェップス・ビターレモンでもいただきながら発車時間を待ちましょう。

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発車10分前になると、ホームもだんだん慌ただしくなってきます。

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saraiが座っている通路際のシートから眺めた車内の様子です。発車まで10分を切りましたが、がらがらです。夏のヴァカンスシーズンなのにね・・・。

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車窓からは丘の上のお城も見えています。モンテベッロ城Castello di Montebelloのようですね。

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定刻になり、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスは、いよいよ出発です。

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すぐに車掌さんが検札にまわってきます。乗客がそんなに多くないので、あっという間に検札が進みます。

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ここまでは順調でしたが、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスはホームを離れて数分ほど走り、まだ駅の構内という感じのところで止まってしまいます。どうしたのかなと思っていると、車両関係者のような人が前方の機関車に急いで向かっています。と、しばらくして列車はバックして、再び駅のホームに戻ります。車掌さんが、「ようこそベリンツォーナへ!」と笑っています。お茶目な車掌さんですが、大丈夫でしょうか。
ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの旅は最初から暗雲模様です。実際、これから、楽しいことも悪いことも続くんです。今回の旅は最初にPC盗難事件で幕を開け、何かとトラブルが連発します。先行きが心配ですが、とりあえず、このゴッタルド・パノラマ・エキスプレスが動き始めないと話になりません。ううーっ!!



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ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの旅:パノラマカーの鉄道旅は再スタート

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/11回目

ベリンツォーナBellinzonaでゴッタルド・パノラマ・エキスプレスGotthard Panorama Expressに乗車して、定刻に発車したのも束の間、何らかの車両トラブルがあったようで、列車はバックして、また再び、ベリンツォーナの駅のホームに停車しています。まあ、焦っても仕方ないので、日本から持参したお菓子をつまみながら、列車の復旧を待ちます。

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車内のアナウンスがあって、ちょっと機関車の調整をするとのことです。次のルツェルン湖のクルーズ船への乗り継ぎを心配して車掌さんに訊いている人がいますが、何も問題ないとのことです。saraiもそれを聞いて、一安心です。

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もうすぐ発車しそうな気配です。でないと困りますしね。

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車両点検を始めてから、20分ほどしてようやく、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスは走り出しました。30分以上の遅れです。今度こそ、構内を抜け出てほしいものです。

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つなぎを着た車両関係者も同乗です。これが平常体制なのでしょうか。ちょっと心配です。とりあえず、駅の構内は抜け出します。

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何とか、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスは順調に走ります。まわりは緑の美しい野原になります。

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野原の中に牧場があります。牛さんが一心不乱に草を食べています。

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野原の真ん中にも牛の一群が放牧されています。スイスらしい景色です。

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山と山に挟まれた狭い草地をゴッタルド・パノラマ・エキスプレスは走っていきます。このあたりはティチーノ川が山間から流れ出して、扇状地を形成しています。

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ベリンツォーナはあんなに晴れ上がっていたのに、山のほうは雲が多いようです。明日はいよいよアルプスに登るのですが、お天気は大丈夫かな。

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走り出して10分ほどでまた市街地に入っていきます。

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つなぎを着た車両関係者が通路をうろうろしています。彼が暇そうにしているということは車両に問題がないということなので、大変、結構です。

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この車両関係者が、もうすぐ滝が見えるよ!などと観光案内をしてくれます。たしかに周りの山から小さな滝が流れ落ちています。

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滝の前を通り過ぎます。

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あっという間に滝は後ろに過ぎ去っていきます。乗客のみなさんも夢中でカメラのシャッターを切っています。

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ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの旅はまだ始まったばかりです。船旅も含めて、これから5時間も続きます。



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軽やかな蝶の飛翔にも似て・・・ミンコフスキ&レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル@東京オペラシティコンサートホール 2018.2.27

ピリオド奏法とかモダン奏法とか言うよりも何か独特の感性に満ちた音の響きに魅了されました。ふわっと軽やかな響きがさわやかに聴くものの体の上を通り過ぎていきます。春のそよ風ののような風情です。ミンコフスキ&レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルは以前、パリのオペラ座でグルックのオペラ《アルチェステ》を演奏するのを聴きましたが、そのときは繊細かつ華麗なアンサンブルに魅了されました。今回のようにロマン派の音楽を聴くと、彼らの音楽の個性がより深く感じられます。特に強く感じたのはミンコフスキの耳がすごく研ぎ澄まされていて、特別な感性を持っているということです。でないと、オーケストラからあんな響きは引き出せないでしょう。よく才人ミンコフスキと言われますが、saraiは天才的な耳を持った音楽家だと感じます。都響を指揮したときも彼は独特の響きを引き出していました。音楽の構成とか表現以前に音の響きに対して、超人的に敏感な耳を持っていることを今日、強く確信しました。

今日はオール・メンデルスゾーン・プログラムです。ピリオド奏法も昔のようにバロック専門ではなく、古典派作品はもちろん、ロマン派作品から20世紀作品も取り上げます。もちろん、それらの作品が演奏された時代に遡って、作曲された当時の演奏スタイルを再現するというものです。今年6月にはまた、この同じホールでフランソワ=グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクルでストラヴィンスキーの《春の祭典》が演奏されますし、来年の2月にはクルレンツィス指揮ムジカエテルナがオール・チャイコフスキー・プログラムをひっさげて初来日を果たします。そういう時代にあっという間になってしまいました。今日はそのさきがけとしての演奏を楽しみます。

前半は序曲《フィンガルの洞窟》から始まります。波のうねりを思わせるメロディーが弦楽器セクションで繰り返し奏でられます。その響きに重厚さはなく、繊細で軽やかです。少し透明感のあるピュアーな響きです。ピリオド奏法を感じると言うよりも、真正のロマンを感じさせられます。ただし、熱いロマンではなく、爽やかに吹き抜けるようなロマンです。10分程度の短い曲ですが、もっと長い時間聴いていたような感覚に陥るような聴きごたえでした。終盤に木管セクションの演奏があり、そのときのクラリネットの素朴な音色には参りました。音量は小さいのですが、聴いているものの心をつかんで放さないような磁力に満ちていました。そして、その木管を引き継いだ弦セクションの絶妙なバランスには思わず、心の中でため息をついてしまいます。実に味わいの深い演奏でした。

前半のメインは交響曲第4番《イタリア》です。本来は序曲《フィンガルの洞窟》と同じ音楽素材を持つ交響曲第3番《スコットランド》を持ってくるべきところですが、あえて、曲順を変えたのは交響曲第4番《イタリア》の演奏時間が交響曲第3番《スコットランド》よりも短くて、前半と後半の時間バランスをとったことも大きいのでしょうが、ミンコフスキが音楽的に交響曲第3番《スコットランド》をメインに据えたコンサートだと考えたことが一番だと推察されます。それはsaraiも同意見です。saraiは交響曲第4番《イタリア》を大好きなのですが、交響曲第3番《スコットランド》の音楽的な充実度はそれを上回るところがあると思います。ロマンの香りの高さに満ち溢れた傑作ですからね。
ともあれ、交響曲第4番《イタリア》の演奏はトスカニーニの録音で聴くような鋭く突き抜けるようなものではなく、爽やかな風にのって、ふわふわと飛翔するような軽やかさにあふれたものです。ある意味、トスカニーニの演奏は現代的なスタイルを突き詰めたようなところがあって素晴らしいのですが、ミンコフスキは19世紀前半の自由で優しい雰囲気を表現しようとしたのかもしれません。第4楽章のサルタレッロでさえも熱狂的でありながらもそれは限定的で爽やかなロマンの香気を表現したものになっていました。感動的な演奏ではありませんが、音楽のエスプリを味わい尽くすような素晴らしい演奏でした。

後半は交響曲第3番《スコットランド》です。演奏のコンセプトは前半に演奏された交響曲第4番《イタリア》と同様です。しかし、この交響曲第3番《スコットランド》のほうがミンコフスキの表現スタイルにはぴったりはまっていたようです。そういうこともあって、この曲を後半に持ってきたんでしょう。第1楽章の荒れ果てたスコットランドの古城を思わせるノスタルジックな雰囲気は秀逸なものになっていました。これぞロマン派という感じの素晴らしい演奏です。しかし、圧巻だったのは第3楽章です。究極に天国的とも思える美しい演奏が続き、深い思いに至ります。弦と木管の絶妙なバランスの響きがとりわけ見事でした。第4楽章は終盤、祝典的な響きで高潮し、大変な感銘を受けました。saraiが聴いた最高のメンデルスゾーンの演奏でした。アンコールの準備はしていたようですが、ミンコフスキはあえてアンコール曲の演奏は回避しました。saraiもその判断を支持します。素晴らしい演奏の後には、アンコール曲はなしがよいですね。その代わりに後半の演奏の冒頭にミンコフスキの長い話がありました。内容は・・・あまりなかったかな。もうちょっと唸らされるようなことを言ってほしいところでした。

今日のプログラムは以下です。

  指揮:マルク・ミンコフスキ
  管弦楽:レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル

  メンデルスゾーン:序曲《フィンガルの洞窟》Op.26
  メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 Op.90《イタリア》

   《休憩》

  メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調 Op.56《スコットランド》


最後に予習について触れておきます。
序曲《フィンガルの洞窟》は軽く以下のCDを聴きました。

 クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団 1985年

アバドはメンデルスゾーン向きの指揮者ですが、これはそこそこの演奏かな。


交響曲第4番《イタリア》を予習したCDは以下です。

 パブロ・エラス=カサド指揮フライブルク・バロック・オーケストラ 2015年

今日のピリオド奏法の演奏に備えて、同様のCDを聴きました。まあまあの演奏ですが、トスカニーニの名演には遠く及びません。やはり、奏法の違い以前の問題もあります。


交響曲第3番《スコットランド》を予習したCDは以下です。

 パブロ・エラス=カサド指揮フライブルク・バロック・オーケストラ 2015年
 オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団 1960年

これも同様にピリオド奏法の演奏に備えて、カサドの演奏を聴きましたが、どうにも満足できずにクレンペラーの名演を聴き直しました。いやはや、クレンペラーはロマンの香り高い演奏を聴かせてくれました。最高の演奏です。やはり、オリジナル楽器とかモダン楽器とかよりも、音楽表現の深さが大切ですね。



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マーラー/リュッケルト歌曲集に感動!!藤村実穂子リーダーアーベントV@紀尾井ホール 2018.2.28

人生は美しい。美しい音楽を聴いているとそう思えてきます。藤村実穂子のリーダーを聴いて、感動で胸がいっぱいになりました。紀尾井ホールでの彼女のリーダーアーベントも今回で5回目だそうですが、これまでの4回を聴き逃したのが悔やまれます。

シューベルトのゲーテとシラーの詩による歌曲で幕を開けましたが、藤村美穂子としては普通の出来に思えました。つまり、もっと歌えたんじゃないかという感じです。《糸を紡ぐグレートヒェン》の切迫さ、《ギリシャの神々》での美しい声の響きは印象的ではありましたけどね。

続いて、ワーグナーの《ヴェーゼンドンクの詩による歌曲》で俄然、彼女の本領が発揮されます。美しい声と類い稀なる表現、さすがに本場で活躍するワーグナー歌手です。とりわけ、楽劇《トリスタンとイゾルデ》のもととなった第3曲《温室で》と第5曲《夢》の幻想的な雰囲気の歌唱に魅惑されました。しかし、本当に素晴らしかったのは続く後半のプログラムだったんです。

休憩中にロビーで先行発売されていたモイツァ・エルトマンの7月の来日公演のチケットをゲットして、ルンルン気分になります。saraiは彼女の大ファンですからね。アムステルダムのネーデルランド・オペラで聴いたベルクのオペラ《ルル》の名唱が思い出されます。サイン会のときの楽しい会話も忘れられない思い出です。

休憩後の後半の素晴らしさといったら・・・世界最高のメゾ・ソプラノとして認定します!

ブラームスの最初の2曲は民謡調の和やかな雰囲気ですが、飛びっきり美しい歌唱です。続く《五月の夜》はブラームスの歌曲の中でも傑作の1曲。藤村実穂子はその美声を発揮して見事に歌い上げます。続く《永遠の愛》はsaraiが愛聴してやまないブラームス歌曲です。耳にタコができるほど聴いてきたキルヒシュラーガーの名唱に優るとも劣らない素晴らしい歌唱にうっとりと聴き入りました。最後の《私の恋は緑》はシューマンの息子フェリックスの10代の頃の詩に曲を付けたもので、ブラームスがシューマン家を訪れて、楽譜をプレゼントしたという逸話が残っています。そういうほのぼのとしたブラームスとシューマン一家との交流に思いを馳せながら聴いていると、藤村実穂子の温か味のある歌唱が胸に強く迫ってきます。藤村実穂子がこんなにブラームスの歌曲を見事に歌うなんて、想像外で感銘を受けました。

最後はマーラーの《リュッケルトの詩による歌曲》です。これがこの日、最高の歌唱でした。声の美しさ、表現、テクニック、すべてが完璧でした。彼女はワーグナー歌手ではなく、マーラー歌手です。そう感じてしまうほどの素晴らしさでした。最初の3曲、《あなたが美しさゆえに愛するなら》、《私の歌を見ないで》、《私は優しい香りを吸い込んだ》はとても美しくて、マーラーの美質をすべて表現し尽くたと思えるような素晴らしさです。しかし、続く《真夜中に》の深い表現の歌唱は美声とか、そういうことはどうでもよくなるような究極の芸術を感じさせられました。聴いているともう息ができないほどの緊張感を強いられて、強い感動が心の底から起きてきます。この曲を最後に持ってくればよかったのにと思いつつ、最後になる次の《私はこの世から姿を消した》を聴き始めます。多くの女声歌手が《リュッケルトの詩による歌曲》を歌うときに最後に持ってくる名曲中の名曲です。これは凄かった! マーラーの交響曲を聴いて得られる感動と同等以上の感動がそこにはありました。厭世的な雰囲気を漂わせた、この歌曲の真髄を深く抉った素晴らしい歌唱に魂を持っていかれた感じです。感動で涙が滲みます。静かなフィナーレに心は感動でいっぱいです。ここで人生は美しいと感じたんです。マーラーと藤村実穂子とsaraiの魂が奥底でつながった思いです。音楽なしには人生は実感できません。こういう時間を作り出してくれた藤村実穂子に深く感謝するのみです。

アンコールはいらないと思いましたが、これがまた素晴らしいものでした。「子供の魔法の角笛」の名曲です。前回のリーダーアーベントの本編で歌ったようですね。これはアッター湖の作曲小屋で作曲した名作です。そういえば、さきほどの《リュッケルトの詩による歌曲》は昨年の旅で訪れたマイヤーニックの作曲小屋で作曲したものですね。あの作曲小屋で交響曲第5番のアダージェットを聴いたことを思い出します。《私はこの世から姿を消した》も聴かせてもらえばよかったな・・・。

アンコールの最後はピアノの伴奏が始まるとすぐにあっと思います。そういえば、最近もそういう経験がありました。昨年のザルツブルク音楽祭でガランチャの歌曲リサイタルのアンコールのシメがこのR・シュトラウスの《明日の朝Morgen!》でした。ガランチャも素晴らしかったんですが、今日の藤村実穂子も涙が出るほど素晴らしいです。それにこの曲はsaraiが多分、もっとも愛する歌です。素晴らしい歌唱で最後を終えて、こんなに嬉しいことはありません。ちなみに昨年、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンにあるR・シュトラウスの山荘を訪れた際にPCで聴いたのがフェリシティ・ロットの歌う《明日の朝Morgen!》でした。

色んな個人的な思い出も錯綜する嬉しいリサイタルでした。

今日のプログラムは以下です。


  メゾ・ソプラノ:藤村実穂子
  ピアノ:ヴォルフラム・リーガー

  シューベルト
   :ガニュメート
   :糸を紡ぐグレートヒェン
   :ギリシャの神々
   :湖上にて
   :憩いなき愛
  ワーグナー:ヴェーゼンドンクの詩による歌曲
   天使、止まれ!、温室で、悩み、夢

   《休憩》

  ブラームス
   :セレナーデ
   :日曜日
   :五月の夜
   :永遠の愛
   :私の恋は緑
  マーラー:リュッケルトの詩による歌曲
   あなたが美しさゆえに愛するなら、私の歌を見ないで、私は優しい香りを吸い込んだ、真夜中に、私はこの世から姿を消した

   《アンコール》

  マーラー:歌曲集「子供の魔法の角笛」より 原光Urlicht
  R・シュトラウス:明日の朝Morgen! Op.27-4


今回はきっちりと予習をしました。

シューベルトは以下です。

 バーバラ・ボニー&ジェフリー・パーソンス ガニュメート、糸を紡ぐグレートヒェン
 エリー・アメリンク&ダルトン・ボールドウィンほか ガニュメート、糸を紡ぐグレートヒェン、ギリシャの神々、湖上にて
 エリザベート・シュヴァルツコップ&エドウィン・フィッシャー ガニュメート、糸を紡ぐグレートヒェン
 バーバラ・ヘンドリックス&ラドゥ・ルプー ガニュメート、糸を紡ぐグレートヒェン、憩いなき愛
 ベルナルダ・フィンク&ゲルハルト・フーバー 全曲
 ケイト・ロイヤル&マルコム・マルティノー 憩いなき愛
 ブリギッテ・ファスベンダー&エリック・ウェルバ 湖上にて

バーバラ・ボニー、エリー・アメリンク、エリザベート・シュヴァルツコップはsaraiの愛する3大歌手です。彼女たちのシューベルトは文句なしに素晴らしいです。バーバラ・ヘンドリックスとベルナルダ・フィンクもなかなかの出来でした。ピアノもシューベルトにおいては重要な要素です。エドウィン・フィッシャーやラドゥ・ルプーはさすがの演奏です。


ワーグナーの《ヴェーゼンドンクの詩による歌曲》は以下です。

 アドリアンヌ・ピエチョンカ&ブライアン・ジーガー
 クリスタ・ルートヴィヒ&オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団
 キルステン・フラグスタート&マルコム・サージェント指揮BBC交響楽団

稀代のワーグナー・ソプラノのフラグスタートの歌唱に魅せられました。これは1953年録音ですが、1957年にクナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルとステレオ録音しているそうです。是非、聴いてみたいと思っています。


ブラームスは以下です。

 アンネ・ソフィー・フォン・オッター&ベンクト・フォシュベリ 全曲
 ベルナルダ・フィンク&ロジャー・ヴィニョールズ セレナーデ、日曜日、五月の夜、永遠の愛
 ナタリー・シュトゥッツマン&インゲル・ゼーデルグレン セレナーデ、五月の夜、永遠の愛、私の恋は緑
 アンゲリカ・キルヒシュラーガー&グレアム・ジョンソン 永遠の愛、私の恋は緑

フォン・オッターは素晴らしい歌唱。キルヒシュラーガーは愛聴しています。フィンクも安定した歌唱です。


マーラーの《リュッケルトの詩による歌曲》は以下です。

 ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ&レナード・バーンスタイン(p) 《あなたが美しさゆえに愛するなら》以外
 ジャネット・ベイカー、ジョン・バルビローリ指揮ニューフィルハーモニア 全曲
 クリスタ・ルートヴィヒ、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィル 全曲
 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮北ドイツ放送交響楽団 全曲
 クリスタ・ルートヴィヒ、オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア 私はこの世から姿を消した、真夜中に、私は優しい香りを吸い込んだ

男声ですが、フィッシャー・ディースカウとバーンスタインは究極の演奏。完璧です。ほかも素晴らしい演奏です。やはり、曲がよいと演奏も力が入りますね。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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天野さん

saraiです。初めまして。コメントありがとうございます。ブログを書く励みになります。当日は快晴で素晴らしい日でしたが、夏の陽光がまぶしいほどで暑さに悩ま

09/27 14:15 sarai

充実した心豊かなご様子に励まされます.
情報、有り難うございました.
いつか、ふらっと訪ねてみたいです.

09/27 09:23 天野哲也

昨日投稿した記事の一部に誤りがありました。ドイツ騎士団の中庭はパスしないで、ちゃんと見ていました。追記・修正しました。申し訳ありません。

08/07 00:28 sarai

えりちゃさん、saraiです。お久しぶりです。

これは昨年の9月のウィーンですが、現在のコロナ禍では、古き良き日という風情ですね。もう、ポスト・コロナでは、行けたにし

07/20 12:41 sarai

Saraiさま、
お元気ですか?
新型コロナウィルス、自粛中。
このウィーンの散策を読んでいると、なんだか切なくて悲しくなってきました。
次はいつ行けるのかな、とか思う

07/20 05:08 えりちゃ

はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai
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