ミラノからユーロシティECに乗って、スイスの世界遺産の町、ベリンツォーナBellinzonaに向かっているところです。既に国境の町、キアッソChiassoを過ぎました。スイスの山間の美しい湖、ルガーノ湖Lago di Luganoの岸辺を電車は走ります。夕日はまさに山影に沈み込もうとしています。

美しい湖の風景が続きます。スイスにやってきた実感が沸き起こります。

ルガーノLuganoの駅に着きました。時間があれば、この町も見て歩きたいところです。

姪っ子がミラノで調達してきたチェリーをいただきながら、車窓を楽しみます。

ルガーノを出て、山中を走り抜け、車窓に平地が広がります。この平地はティチーノ川Ticinoがマッジョーレ湖Lago Maggioreに注ぎ込む扇状地のようなところです。この平地の奥に目的地のベリンツォーナがあります。

平地に向かって、電車は徐々に高度を下げていきます。左手はマッジョーレ湖方向。右手の先にベリンツォーナがあります。

高架道路も並行して走っています。

低くなった夕日は雲間に隠れてしまいます。山の中は暗くなるのが早いです。

並行する自動車道路の先にきらっと光る湖面が遠くに見えます。あれがマッジョーレ湖でしょうか。

山の斜面を徐々に下りて、ほぼ平地の高さまでやってきました。ベリンツォーナまで5分ちょっとです。

平地を走り出すと、ひまわり畑があります。小さな黄色い花が咲いています。

やがて、ベリンツォーナ駅に到着。電車は順調に走りました。ベリンツォーナは小さな田舎町ですが、ここからパノラマ観光列車のゴッダルド・エキスプレス(旧名はウィリアム・テル急行)が出発します。明日午前中の出発に備えて、今日はここで1泊します。

これが今まで乗ってきた電車、ユーロシティECです。美しい車体ですね。

駅の近くまで山が迫っています。ベリンツォーナはティチーノ川が山間から流れ出して、扇状地の形成するポイントのところにある町です。地形的に軍事的にも交通上も重要な自然の要衝になっています。

キアッソからベリンツォーナまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。地図上の白い部分がスイス、薄い青色がイタリアです。国境線と湖が入り組んでいますね。

まずは駅前のホテルに向かいます。
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