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ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの旅:始発駅のベリンツォーナ

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/9回目

ベリンツォーナBellinzonaの世界遺産のお城、カステルグランデCastelgrandeの美しい城壁の道を歩き終えて、ポルトーネ通りViale Portoneのバス停、オリコ広場Piazza Oricoに着いたところです。ベリンツォーナの町のバス路線の情報は事前に調べていなかったので、バス停の時刻表を見てみると、あと5分で駅行きのバスが来るようです。この際、バスに乗って、駅前に戻ることにしましょう。バス停のチケット自動販売機で急いでチケットを購入します。しかし、慣れないマシンの操作で手間取ります。

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同行者たちも心配そうに寄ってきます。悪戦苦闘・・・。

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最後はクレジットカードの認証ができて、無事にチケット4枚をゲット。バス到着の直前です。誇らしげにチケットを掲げます。saraiは単純なんです。

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これがそのチケット。一人2スイスフランです。日本円で250円くらいです。

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バスは定刻にやってきます。楽ちんで駅に到着。余裕で、ホテルに預けていた荷物を受け取り、ホテルの真向かいにある駅に向かいます。

これでベリンツォーナの町とはお別れです。今回の旅で初めて、その名を知った町、ベリンツォーナはさすがに世界遺産の町。とっても美しいお城が丘の上にありました。その城の名はカステルグランデです。高い丘の上にありますが、無料のエレベーターで簡単に上れます。そして、圧巻だったのは美しい城壁の道の素晴らしさです。生涯忘れ得ぬ思い出になりました。

これからはいよいよ、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスGotthard Panorama Express(旧名称はウィリアム・テル急行)の旅です。スイス国鉄の自慢のパノラマカーの旅を楽しみます。
まずは、電車のチケットを購入しましょう。今度はチケット窓口は開いています。窓口というよりも観光案内所のようなピッカピッカのオフィスです。

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スイス半額カードSwiss Half Fare Cardやゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの指定席券などを見せて、乗車券を購入します。美人のテキパキとした係の人が、乗車券を発行してくれます。saraiが思っていたより安かったので、ルンルン気分です。

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これは発売日にネットで購入したファーストクラスの指定席券です。4人分予約すると、2人掛けの向かい合わせシートが自動的に割り当てられました。1人当たり24スイスフランです。日本円で3000円弱です。以外に安いですね。

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これがこの駅の窓口で購入したファーストクラスの乗車券です。ベリンツォーナからルツェルンLuzernまでゴッタルド経由です。1人当たり47.5スイスフランです。日本円で6000円弱です。ただし、スイス半額カードを使って、半額での購入になりました。定価では、この倍額ですね。

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ちなみにこれが昨日から使い始めたスイス半額カードです。これを使えばスイス国内の鉄道チケットはすべて半額で購入できます。ネットでの購入でも窓口での購入でも有効です。1カ月有効で一人110ユーロです。日本円で約15,000円です。今日の利用分だけでも6000円割引になりました。なお、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの指定席券は半額になりません。

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駅構内のスーパーで旅のお供を調達してから、ホームに出ます。ホームには既にゴッタルド・パノラマ・エキスプレスが入線しています。この駅が始発ですからね。行先はルツェルンではなく、フリューレンFlüelenになっています。実はゴッタルド・パノラマ・エキスプレスはベリンツォーナからフリューレンまでは鉄道、フリューレンからルツェルンまでは湖船なんです。列車編成はファーストクラス3両、セカンドクラス3両のようです。

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ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスのルートを地図で確認しておきましょう。スイス全体の地図上ではこの通り、ほぼ中央部をイタリア近くからスイスのど真ん中まで北上します。

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拡大図はこの通りです。出発駅は曜日で異なり、ルガーノLuganoかベリンツォーナです。今日は土曜日なのでベリンツォーナ発です。ゴッタルド峠でアルプス越えして、フリューレンからはルツェルン湖を湖船でルツェルンまでクルーズします。

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これがゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの雄姿です。

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これが先頭のスイス国鉄の強力な電気機関車です。オーストリア国鉄と同じカラーの赤ですね。

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アルプス越えするために電気機関車の二重連の編成になっています。

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これがゴッタルド・パノラマ・エキスプレスのファーストクラスのパノラマ車両です。大きなパノラマ・ウィンドウからの眺めがよさそうです。

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いよいよ、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの旅です。スイス国鉄の自慢のパノラマカーの旅を楽しみます。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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