ベリンツォーナBellinzonaでゴッタルド・パノラマ・エキスプレスGotthard Panorama Expressに乗車して、定刻に発車したのも束の間、何らかの車両トラブルがあったようで、列車はバックして、また再び、ベリンツォーナの駅のホームに停車しています。まあ、焦っても仕方ないので、日本から持参したお菓子をつまみながら、列車の復旧を待ちます。

車内のアナウンスがあって、ちょっと機関車の調整をするとのことです。次のルツェルン湖のクルーズ船への乗り継ぎを心配して車掌さんに訊いている人がいますが、何も問題ないとのことです。saraiもそれを聞いて、一安心です。

もうすぐ発車しそうな気配です。でないと困りますしね。

車両点検を始めてから、20分ほどしてようやく、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスは走り出しました。30分以上の遅れです。今度こそ、構内を抜け出てほしいものです。

つなぎを着た車両関係者も同乗です。これが平常体制なのでしょうか。ちょっと心配です。とりあえず、駅の構内は抜け出します。

何とか、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスは順調に走ります。まわりは緑の美しい野原になります。

野原の中に牧場があります。牛さんが一心不乱に草を食べています。

野原の真ん中にも牛の一群が放牧されています。スイスらしい景色です。

山と山に挟まれた狭い草地をゴッタルド・パノラマ・エキスプレスは走っていきます。このあたりはティチーノ川が山間から流れ出して、扇状地を形成しています。

ベリンツォーナはあんなに晴れ上がっていたのに、山のほうは雲が多いようです。明日はいよいよアルプスに登るのですが、お天気は大丈夫かな。

走り出して10分ほどでまた市街地に入っていきます。

つなぎを着た車両関係者が通路をうろうろしています。彼が暇そうにしているということは車両に問題がないということなので、大変、結構です。

この車両関係者が、もうすぐ滝が見えるよ!などと観光案内をしてくれます。たしかに周りの山から小さな滝が流れ落ちています。

滝の前を通り過ぎます。

あっという間に滝は後ろに過ぎ去っていきます。乗客のみなさんも夢中でカメラのシャッターを切っています。

ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスの旅はまだ始まったばかりです。船旅も含めて、これから5時間も続きます。
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