FC2ブログ
 
  

文句なし!会心の演奏 ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 インバル&東京都交響楽団@東京文化会館 2018.3.20

冒頭の主題の響きの素晴らしいこと、完璧です。その後もアンサンブルはますます冴え渡っていきます。まず、音響的にこれ以上は望むべきはないほどの素晴らしい演奏でした。終始、東京都交響楽団のアンサンブルがきっちりと揃っており、弦の響き、とりわけ、第1ヴァイオリンの美しいこと、驚くほどです。その上、オーボエやフルートなどの木管のソロも美しく、何も言うことはありません。そのオーケストラをがっちりと統率していたのはもちろん、巨匠エリアフ・インバルです。一度、リハーサルを聴いてみたいものです。どうやって、ここまでのレベルの演奏にオーケストラを仕上げているんでしょう。ともかく、インバルが振るときの都響の演奏・響きは破格のものです。
一方、音楽的な面はどうだったでしょう。この曲はショスタコーヴィチの音楽の中では交響曲第5番に次いでポピュラーな名曲です。どうしてもこういう美しいアンサンブルで演奏されるとさらっと聴き流してしまいそうになります。第3楽章以降はぐっと集中力を上げて聴いてみました。うんうん、きちっと音楽的なメッセージも聴こえてきます。第3楽章全体、それに第4楽章の後半は“人はどんな極限状況に置かれても生き抜いていかねばならない”という感じの作曲家の魂の声が聴こえてきそうです。感動するためにはもっと沈痛な叫びも欲しいところですが、大変な感銘を受けました。

今日のプログラムは以下のとおりでした。

  指揮:エリアフ・インバル
  管弦楽:東京都交響楽団


  ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 ハ長調 op.60《レニングラード》


今回予習したCDは以下です。

 ルドルフ・バルシャイ指揮ユンゲ・ドイチェ・フィル & モスクワ・フィル 1991年6月22日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、ライヴ録音

独ソ戦を戦った両国の2つのオーケストラが一緒に演奏したものです。独ソ戦開戦50周年を記念した演奏会だったそうです。バルシャイの指揮が見事で、とても聴きばえのする演奏です。

ところで、来シーズンはしばらく続けた都響の定期会員をやめます。都響を聴くのは今回のコンサートを入れて、残り3回になりました。すべてインバル指揮です。素晴らしい演奏を聴かせてくれそうなので、楽しく拝聴させてもらいます。定期会員をやめるのが惜しくなりそう・・・。



↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR