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ルツェルン散策:美しいロイス川の風景

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/22回目

ベリンツォーナBellinzonaからルツェルンLuzernに向けてのゴッタルド・パノラマ・エキスプレスGotthard Panorama Expressの旅を終えて、ルツェルンに到着したところです。

ルツェルン港で観光船を降りて、歩き出すとすぐに目の前にルツェルン駅Bahnhof Luzernの美しいファサードが見えます。

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湖畔沿いにはルツェルン・カルチャーコングレスセンター(KKL) Kultur und Kongresszentrum Luzernの大きな建物が見えます。音楽ファンには馴染み深い建物です。毎夏、ルツェルン音楽祭の主会場になっている複合文化センターです。今年ももうすぐ音楽祭が始まりますが、ちょっとスケジュールが合わずに残念です。

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ルツェルン湖から流れ出すロイス川Reussに沿って、ホテルに向かいます。歩いてもそんなに遠くないはずです。有名なカペル橋Kapellbrückeの塔も見えていますが、観光は後回しにしましょう。大きなスーツケースを引っ張って歩いているところですからね。

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フェリーの船着き場Luzern Bahnhofquaiの前を通り過ぎます。

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地図をにらみながら、賑やかな川沿いの道を抜けて、10分ほど歩いて、何とかホテルに着きます。今晩だけ、このホテルに宿泊して明日はアルプスに向かいます。その後、また、このホテルに戻ってきます。大きな荷物はこのホテルに預けて、アルプスを歩くという作戦なんです。早速、チェックイン。

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小さなホテルですが、エントランスロビーは綺麗です。このホテルはガルニ ホテル ドライ ケーニゲGarni Hotel Drei Königeです。中級のホテルですが、夏のスイスのホテルは宿泊料金が高過ぎて弱ります。仕方ありません。この時期に来るのが悪いんです。

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チェックイン後、部屋に行きます。明るくて、そこそこ広いですね。

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ところがさすがにここはスイス。部屋に扇風機が置いてあります。エアコンはないんです。そんなものでしょう。

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しかし、バスルームにはしっかりとバスタブがあります。これはいいですね。

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部屋からはルツェルンの美しい町並みが眺められます。スイスの古都にやってきた実感が湧き起ります。

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立ち並ぶ古い建物には屋根裏部屋がありますね。

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趣のあるバルコニーです。

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まだ、6時前で明るいので、ルツェルン散策に出かけます。夕食がてらなので、ホテルのスタッフにお勧めのレストランをいくつか教えてもらいます。しかし、一番のお勧めのレストランは日曜の今日はお休みのようです。それではと、町の中心のほうに向かいます。ロイス川の前に出ます。美しい風景が広がっています。屋根付きの橋、シュプロイヤー橋Spreuerbrückeが見えます。カペル橋が有名ですが、この橋も綺麗ですね。橋の向こうの丘の上には城壁も見えています。

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ロイス川の上流、すなわち、ルツェルン湖のほうを眺めると、堰から凄い勢いで水が流れてきます。カペル橋の塔も見えています。

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川の対岸にはぎっしりと建物が建ち並んでいます。

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橋を渡って、川向こうに行きましょう。



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ルツェルン散策:ロイス川を巡ってレストランへ

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/23回目

ルツェルンLuzern到着後、夕食のレストランを探しながら、町を散策しているところです。

ロイス川Reuss沿いの道を歩いて、シュプロイヤー橋Spreuerbrückeに向かっています。

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屋根の付いた板張りのシュプロイヤー橋の上に上がりました。

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橋の上からルツェルン湖方向を眺めます。河畔にはファサードの美しい、スイス最古のバロック様式の教会であるイエズス会教会Jesuitenkircheが見えています。

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こちらは下流方向です。綺麗な建物が並んでいますね。

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下流方向をじっくりと眺めてみます。豊かな水量で滔々と川が流れています。

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橋の中ほどには聖母マリアを祀ったお堂があります。

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屋根付きの橋は途中で右に曲がっています。

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右に曲がると、川には堰があるのが目の前に見えます。イエズス会教会のファサードもよく見えます。

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川を渡って対岸を歩いていると観光客を乗せたプチトランが走ってきます。

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対岸には川沿いの道がなくて分かりにくいので、また、ロイス橋Reussbrückeを渡って、元の川岸に戻ります。イエズス会教会の前を通り過ぎていくと、対岸に観光案内書に載っているレストランが見えます。ひと際目立っている印象的な塔は旧市庁舎Altes Luzerner Rathausです。

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すぐ近くにはカペル橋Kapellbrückeが見えます。このカペル橋を通って、対岸に行くことにしましょう。

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カペル橋の手前には歩行者用の橋、ラートハウスシュテークRathausstegがあります。この橋を渡るほうが近道ですが、あえて、この橋は渡らずにカペル橋に向かいます。

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対岸を眺めます。左端には旧市庁舎、右端にはカペル橋が見えています。

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その左方のラートハウスシュテークの袂に目指すレストランが見えています。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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さあ、カペル橋に向かいます。



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ルツェルン散策:カペル橋

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/24回目

ルツェルンLuzern到着後、夕食のレストランを探しながら、町を散策しているところです。

ロイス川Reuss沿いにカペル橋Kapellbrückeに向かっています。振り返ると、通り過ぎてきたイエズス会教会Jesuitenkircheが見えています。この教会は側面から見るよりも正面のファサードのほうが綺麗なようです。ホテルと駅の間にあるので、これからも眺めるチャンスはあるでしょう。

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カペル橋の前に到着。屋根付きの橋は花で飾られています。

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早速、橋の上に上がりましょう。

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橋の途中にある8角形の水道塔が見えます。城壁の一部として造られたものだそうです。

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河畔に建ち並ぶレストランが見えます。

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橋の途中にはお土産物屋さんもあります。橋の中は多くの観光客がぞろぞろと歩いています。

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ルツェルン湖(正確にはフィーアヴァルトシュテッテ湖Vierwaldstättersee)のほうにはゼー橋Seebrücke Luzern、そして、ルツェルン駅が見えます。

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河畔のホテルの壁には大きな絵が描かれています。いかにもスイスらしいですね。

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カペル橋を渡り終えて、カペル橋の全体を眺めます。

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ロイス川の北岸にはレストランのテラス席が並び、非常に賑わっています。

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レストランの間にスターバックスコーヒーのお店があります。今時ですね。その手前にはこんなに狭い路地があります。

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湖畔のレストランはすぐに見つかります。席について、ガイドブックにあるメニューをお願いすると、それはこの店にはないとのこと。あらあら、名物のシーフードがないようです。『シフ』というお店なのにね。観光案内書が古いのかしら。何か食べるものがあるかメニューを見て考えますが、あまり気に入るものがありません。シーフードは隣のお店にあると言ってるので、申し訳ないけどお店を移動します。ラ・バルカAntipasteria La Barcaというお店です。そのお店には、いろいろシーフードがあります。それぞれ注文します。saraiは観光船で食べ過ぎなのでワインのみ。オーダーを取りにきた愛嬌のいいスタッフとツーショット。

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まずはドリンクを楽しみます。

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ちょうど対岸にはイエズス教会の美しいバロック様式のファサードが見えます。

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魚介の料理が並びます。

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しばらく、食事とロイス川の風景を楽しみます。



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倉橋由美子へのオマージュ 《シュンポシオン》と音楽

倉橋由美子が2005年に69歳の生涯を終えたことを知ったのは迂闊にも昨年のことでした。彼女の小説でsaraiのお気に入りはいくつもありますが、やはり、桂子さんシリーズが一番のお気に入りです。1971年の『夢の浮橋』に始まる8作は素晴らしく魅惑的ですが、なかでも1985年刊行の《シュンポシオン》は深く心に残りました。シュンポシオンと言うのは、英語で言うシンポジウムのことですが、もっとギリシャの古典に遡り、哲学者や文化人が高度な議論を楽しむことを語源にしています。小説の中では文化的に秀でた人たちが音楽、文学、哲学などを語り合い、形而上的なことがらを楽しむ光景が綴られています。これって、saraiの夢のような話です。saraiはまだ能力不足ですが、このシュンポシオンに参加できるような人間であるべく、精進したいと思っています。で、この《シュンポシオン》にはふんだんに音楽がちりばめられています。なかでも桂子さんの孫娘の聡子さんがプロ並みの腕前でピアノを演奏するのが印象的です。小説なのでそのピアノの響きは聴けませんが、saraiの心の耳には仮想的に響いてきます。今日はこの《シュンポシオン》に登場する音楽を紹介してみたいと思います。それをもって、倉橋由美子へのオマージュとしたいと思います。

ちなみに何故、今日、この倉橋由美子の《シュンポシオン》のことを書き始めたのかと言うと、ある本を本棚で探していると、偶然、前に捨てたと思っていた倉橋由美子の本が見つかったんです。配偶者曰く、あなたの大事な倉橋由美子の本を捨てるわけはないでしょうとのこと。ところで探していた本はフリーマントルのチャーリー・マフィン・シリーズ。第13作~15作がないことが判明して、早速、ネットで注文しました。

ピアノの聡子さん以外にフルートのかおりさんが登場します。かおりさんは聡子さんと恋愛する宮沢明さんの義妹(亡くなった奥さんの妹)で聡子さんとは恋敵です。

では、以下に《シュンポシオン》に登場する音楽を列挙します。

スカルラッティ ピアノ:聡子さん 曲名は不明ですが、もちろん、ソナタ。そのうちの10曲ほどです。
サティ ピアノ:聡子さん 曲名は不明です(ジムノペディやグノシェンヌのようです)。
ディティユ ピアノ:聡子さん 曲名は不明です。
ルイ・フィゾー(架空の作曲家?、同名のフランス人物理学者はいる) ピアノ:聡子さん 曲名は不明です。
スカルラッティ アンドラーシュ・シフの音を評価するシーンがあります。1987年録音の演奏(15曲)をさすようです。所有していますが未聴です。聴いてみましょう。
モーツァルト ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330 ピアノ:聡子さん
ショパン 幻想即興曲(即興曲第4番)嬰ハ短調 Op.66 ピアノ:聡子さん
バッハ フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030 フルート:かおりさん ピアノ:聡子さん
バッハ パルティータ第1番変ロ長調 BWV.825 ピアノ:聡子さん かおりさんの即興フルート演奏付き
バッハ パルティータ第2番ハ短調 BWV.826 ピアノ:聡子さん かおりさんの即興フルート演奏付き
ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第5番ニ長調「幽霊」Op.70 No.1 演奏者不明 うるさく鳴りすぎると酷評
サティ ピアノ:聡子さん フルート:かおりさん 曲名は不明ですが、インプロヴィゼーションの即興演奏。
バッハ ピアノ:聡子さん フルート:かおりさん 曲名は不明ですが、インプロヴィゼーションの即興演奏。
ドビュッシー 子供の領分 ピアノ:聡子さん フルート:かおりさん インプロヴィゼーションの即興演奏。
マルセル・プルデュ(架空の作曲家?) フーガ ピアノ:聡子さん フルート:かおりさん インプロヴィゼーションの即興演奏。
バッハ フランス組曲第3番 BWV.814 ピアノ:グレン・グールド これは話に出るだけで実際には聴きません。グレン・グールドのバッハをお好きなようです。
ラモー クラヴサン曲集(「めんどり」 含む) シンセサイザー(ハープシコード):聡子さん フルート:かおりさん インプロヴィゼーションの即興演奏。
クープラン クラヴサン曲集 シンセサイザー(ハープシコード):聡子さん フルート:かおりさん インプロヴィゼーションの即興演奏。
バルトーク 野外にて ピアノ:レヴィ・モンタルチニ(架空のピアニスト?、同名のイタリア人女性神経学者はいる。)
ドビュッシー 喜びの島 ピアノ:聡子さん 話だけで実際には弾きません。ホロヴィッツの演奏の話も出ます。
バッハ ヴァイオリンとクラヴィアのためのソナタ第2番 イ長調 BWV1015 ヴァイオリン:増田くん ピアノ:聡子さん
サティ 右や左に見えるもの〜眼鏡無しで ヴァイオリン:増田くん ピアノ:聡子さん
バッハ ヴァイオリンとクラヴィアのためのソナタ第5番 ヘ短調 BWV1018 ヴァイオリン:増田くん ピアノ:聡子さん
バッハ フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ト短調 BWV1020 フルート:かおりさん ピアノ:聡子さん

ちなみにこの《シュンポシオン》は未来小説で、1985年に書かれたのですが、小説のなかで、時代は21世紀という設定になっています。ですから、昔聴いたピアニストのアンドラーシュ・シフという表現になっています(今も弾いていますけどね)。奇妙なことにこの小説が書かれたときにはまだ、シフのスカルラッティのCDの録音はなされていなかったので、saraiの知らない別の録音があるのかもしれませんし、もしかしたら、倉橋由美子がシフの実演でスカルラッティを聴いたのかもしれません。それにしても、この小説のなかには以上のように膨大な音楽が詰め込まれています。面白いのはベートーヴェンやブラームスはお好みでなく、シューベルトは話にも出てきません。ことさらにバッハの鍵盤音楽がお好みのようで、聡子さんのレパートリーには《フーガの技法》以外のほとんどの作品があることが書かれています。その《フーガの技法》も聡子さんに所望される場面があります。

サティ以外はsaraiも好みが共通します。saraiはベートーヴェン、シューベルト、シューマン、リスト、ブラームス、ラフマニノフ、プロコフィエフも好きですけどね。

とりあえず、倉橋由美子さんに遅ればせながら、哀悼の意を表しながら、シフの演奏するスカルラッティを聴くことにしましょう。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

ルツェルン散策:長い1日も無事完了

2017年7月23日土曜日@ベリンツォーナ~ルツェルン/25回目

ルツェルンLuzern散策後、ロイス川Reussほとりの魚介料理レストラン、ラ・バルカAntipasteria La Barcaで夕暮れの風景を楽しみながら、夕食をいただきました。これがそのレストランです。

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食事をしたのは川沿いのテーブル席です。ロイス川の湖方向にはカペル橋Kapellbrückeも眺められました。

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レストランの席を立って、ホテルのほうに向かって歩きます。歩行者用の橋、ラートハウスシュテークRathausstegを渡って、対岸に向かいます。

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対岸にはイエズス教会Jesuitenkircheの美しいバロック様式のファサードが見えています。

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ラートハウスシュテークの袂には市庁舎Rathaus Stadt Luzernの建物が控えています。旧市庁舎Altes Luzerner Rathausの建物の川沿いの部分です。

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橋を渡って、振り返ると、橋の左手に先ほどのレストランが見えます。旧市庁舎の塔も見えています。

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イエズス教会の前を通って、お隣の州庁舎Government Buildings of Canton Lucerneに沿って進むと、奇妙な塔のある噴水があります。何でしょうね。

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川沿いを歩きましょう。また、屋根付きのシュプロイヤー橋Spreuerbrückeが見えます。

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ロイス川からブルガー通りBurgerstrasseに入って少し進むと、バーンホフ通りBahnhofstrasseとの角には広場があります。その広場には古めかしい建物が建っています。由緒ありそうですね。

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この建物の1階には薬局がはいっています。ホテルに向かうためには、この角で右に回ります。目印にもいい建物です。

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広場から路地のリュリガッセRütligasseを進みます。右手に雰囲気のいい中庭が見えます。彫像付きの噴水も見えます。こういう風景が見られるのが古都の路地歩きの楽しみです。

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路地を少し歩くとホテルに到着です。

これまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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これで長かった1日もおしまい。もう、夜の8時です。今朝はベリンツォーナBellinzonaのお城を散策し、その後、ベリンツォーナからルツェルンまで、ゴッタルド・パノラマ・エキスプレスGotthard Panorama Expressの旅を楽しみ、夕方以降はルツェルンの町のロイス川の周辺を散策しました。

明日はいよいよアルプスのユングフラウヨッホJungfraujochに向かいます。お天気が心配です。眺望に恵まれればいいんですが・・・。



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アルプス:いざ、早朝出発

2017年7月24日土曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/1回目

旅の5日目、ルツェルンLuzernの2日目です。

今日は旅の前半のハイライト。初めてのアルプス訪問です。
早起きして、ユングフラウヨッホJungfraujochの登頂を目指します。と言っても登山電車に乗るだけの楽ちん登山です。そして、今日はメンリッヒェンMännlichenの山の上の山荘に1泊します。1泊2日のアルプスの旅です。大きな荷物はこのルツェルンのホテルに預けて、最低限の荷物だけを持って、ホテルを出発します。

いつものsaraiにはありえないような時間に早起きして、5時半過ぎに出発。ホテルのご厚意でデラックスな朝食ボックスを用意してもらいます。夜番のスタッフもレセプション前で待機してくれていて、荷物を預かってくれます。感謝です。外に出るとあたりは薄暗く、お天気がどうなのかは分かりません。雨は降っていません。こんな時間に既に道を歩いている人がいるのが驚きです。

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パン屋さんの中は明るい光に満ちています。こんな早朝に営業開始しているようです。

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大通りはさすがに車の往来もなく、閑散としています。

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ロイス川Reussの前に出ます。まだ、街灯が明るく輝いています。暗い空を背景に旧市庁舎Altes Luzerner Rathausの塔の姿が浮かび上がっています。

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ロイス川の水面に街灯の灯りが映り込んでいて、とっても綺麗です。

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カペル橋Kapellbrückeの姿も見えてきます。

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暗い水面を鴨が泳いでいます。

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ラートハウスシュテークRathausstegの先に旧市庁舎がはっきりと見えてきます。少し明るくなってきたかな。

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いやはや、早朝のロイス川の水面は美しいですね。

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カペル橋が明るく輝いています。ロイス川の水面にその灯が映り込んでいます。早朝ならでは風景です。

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ルツェルン駅の前に到着です。まだ、早朝6時前です。

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駅の中に入ります。

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駅の中の出発時刻掲示板には早朝の電車の時刻が並んでいます。我々は10分ほど後に出発する6時5分の急行電車IRに乗ります。出発ホームは12番BCとなっています。

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早速、そのホームに移動しましょう。

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ホームに到着。電車は停車していますね。

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さあ、乗り込みましょう。アルプス訪問の旅の開始です。



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アルプス:車窓に見えるスイスの美しい湖の風景

2017年7月24日土曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/2回目

ルツェルンLuzern駅で、アルプスに向けての旅を始めるために早朝の電車に乗り込もうとしているところです。

身軽な山スタイルで6時5分、ルツェルン駅発の急行電車IRに乗って、インターラーケン・オスト駅Interlaken Ostに向かいます。電車のチケットは往復のファーストクラスをスイス半額カードSwiss Half Fare Cardを併用することで、事前にネットで半額の106.8スイスフランで購入済です。日本円で1万3千円ほどです。チケットはルツェルンからインターラーケン・オストを経由して、クライネ・シャイデックKleine Scheideggまでのものです。スイス国鉄と私鉄を乗り継ぎますが通しのチケットが買えます。クライネ・シャイデックからユングフラウヨッホJungfraujochまでは高額料金の登山鉄道、ユングフラウ鉄道なので、別のチケットになります。

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ファーストクラスの車両を探しながら、ホームを歩いていきます。

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ファーストクラスの車両を見つけて乗り込みます。ファーストクラスの車両は我々だけで独占です。すぐに朝食ボックスをいただきます。これがホテルのご厚意で用意していただいた朝食ボックスです。

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朝食ボックスの中身を取り出します。朝食の定番メニューはほとんど揃っています。ないのは温かいコーヒーくらいです。

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あれれ、果物がありますが、プラスチックナイフしかありません。これで皮を剥くのかな・・・。

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定刻の6時5分に電車はルツェルン駅のホームをゆっくりと滑り出していきます。まだ明けやらぬ早朝の駅風景です。

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車窓にはルツェルンの町の風景が流れていきます。いよいよアルプスの旅の始まりです。

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空き空きのファーストクラスの車両なので、すぐに車掌さんの検札が始まります。半額で購入したチケットと共に4枚のスイス半額カードをテーブルに並べます。車掌さんからはサンキューの一言をいただきます。

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やがて、建物の間から湖が見えてきます。

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すぐに車窓いっぱいに湖が姿を現します。”4つの森の州の湖”という意味を持つフィアヴァルトシュテッテ湖 Vierwaldstatterseeですが、通称のルツェルン湖Lake Lucerneのほうが分かりやすいですね。スイスで5番目に大きな湖です。早朝の幻想的な風景です。

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車内に設置された液晶パネルにはこれから停車する駅名と到着時刻が表示されています。間もなく最初の停車駅ザルネンSarnenに到着します。その後は5分から10分くらいの間隔で頻繁に停車していくようです。ローカル電車の旅になりますね。

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ザルネンを過ぎると、神秘的な雰囲気の湖が見えてきます。ザルナー湖Sarnerseeです。

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湖畔の町ザクセルンSachselnに停車すると、対岸のヴィーレン (ザルネン) Wilen (Sarnen)のメルヘンのような風景もよく見えます。ザルナー湖はとっても小さな湖ですね。

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美しいザルナー湖もあっという間に通り過ぎてしまいます。

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ギスヴィルGiswilの町を過ぎて、しばらくすると特徴のある形の山が見えてきます。三角形の岩山です。これもアルプスならではの山なのでしょう。いかにも氷河が削り取ったような感じです。ただし、小さな山です。

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インターラーケン・オスト駅への2時間弱もかかる長い鉄道旅のうち、まだ、3分の1ほどが過ぎたところです。スイスらしい景色が堪能できそうです。



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アルプス:ゴールデン・パス・ラインの風光明媚なポイントを往く

2017年7月24日土曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/3回目

アルプスに向かって、ルツェルンLuzern駅からインターラーケン・オスト駅Interlaken Ostまで鉄道の旅をしているところです。

行程の3分の1ほどが過ぎ、標高484メートルのギスヴィル駅Giswilから、標高697メートルのカイザーシュトゥール駅Kaiserstuhl OWへ電車は徐々に登っていきます。周辺の村の美しい風景が眼下に広がります。

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村に点在する家々がだんだんと下に見下ろすようになっていきます。

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電車はさらに標高を上げていきます。

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やがて、ギズヴィルの村の箱庭のような風景が高みから眺められます。夢のような絶景です。小さな教会、こじんまりしたホテル、小さな家々・・・どのような人々の営みがあるのでしょう。溜息をつくような美しさです。

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おや、並行するブリューニッヒ通りBrünigstrasse沿いにスバルの自動車販売店が見えます。スイスではスバルの四駆が人気なのかな。

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急こう配を登り切るとカイザーシュトゥール駅です。

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カイザーシュトゥール駅を出ると、また小さな湖があります。ルンゲラー湖Lungerer Seeです。

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あれっ、湖畔の道路、ブリューニッヒ通りは雨で濡れています。なんと雨模様です。この先のアルプスのお天気はとても心配です。

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車内の液晶パネルの表示に目をやります。インターラーケン・オスト駅まで1時間あまりですね。ほぼ10分間隔で途中駅に停まっていきます。

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電車はルンゲラー湖の美しい湖面を眺めながら走っていきます。

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曲がりくねった湖岸は湖の美しい風景を作っています。

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電車はルンゲラー湖を見下ろす丘の上をゆったりと走っていきます。

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ルンゲラー湖のまわりの緩やかな緑の丘の先にはルンゲルンLungernの村が見えてきます。

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ルンゲルンの村が近づいてきます。エメラルドグリーンの美しい湖、ルンゲラー湖の南端の村です。湖岸近くには可愛い教会も見えています。

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電車は大きく右に回り込みながらルンゲルン駅に進入していきます。車窓には大きく雨粒が付くほど、雨脚が強くなってきます。

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今乗っている電車の区間はスイスの観光路線の一つ、ゴールデン・パス・ラインGoldenPass Lineの一部のルツェルン~インターラーケン・オストの区間です。この路線は現在はスイス国鉄ではなくて、私鉄のツェントラル鉄道Zentralbahn(ZB)の路線です。ちょうど、この路線の半分ほど走ったところです。



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アルプス:ブリューニック峠を超えて、ホームズ終焉の地マイリンゲンへ

2017年7月24日土曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/4回目

アルプスに向かって、ルツェルンLuzern駅からインターラーケン・オスト駅Interlaken Ostまで鉄道の旅をしているところです。

ルンゲラー湖Lungerer Seeに沿って走っています。エメラルド・グリーンの湖面が美しく輝いています。

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湖岸にはマッチ箱のような家々が並んでいます。

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ルンゲラー湖の南端の町ルンゲルンLungern駅に到着します。

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乗っている車両は天井の一部が窓になっているパノラマカーです。生憎のお天気なのが残念ですけどね。

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ルンゲルンを過ぎると、早起きしたせいでsaraiは深い眠りに入ります。ここからは配偶者一人が車窓を眺めます。
標高751mのルンゲルン駅からはまた急こう配を上って、ブリューニック峠Brünigに向かっていきます。まわりには緑の草原が広がっています。

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やがて、ブリューニック・ハスリベルク駅Brünig-Haslibergに到着します。この区間の最高地点です。標高1001.9メートルもあります。

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saraiは深い、深い眠りの中に落ち込んでいます。どんなところを走っているのかは知る由もありません。その代わり、帰りも同じ路線を通るのでそのときに挽回しましょう。

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ここからは急速に坂を下っていきます。沿線には三角屋根の山小屋風の建物があります。

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ぐんぐん下って、森を抜けて、広い草原の中に出ます。

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畑の向こうに見える岩山は靄に包まれて霞んでいます。大変なお天気になってしまいました。

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大きな駅の構内に入っていきます。ツェントラル鉄道Zentralbahn(ZB)の大きな建物が見えます。ツェントラル鉄道の車両基地があるようです。

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赤と白の模様の電車が停まっています。この紅白模様はツェントラル鉄道の車体カラーです。鮮やかですね。

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標高595mのマイリンゲン駅Meiringenに到着です。

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このマイリンゲン駅で電車はスイッチバックして進行方向を変えます。機関車を付け替えるために5分ほど停車します。

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ところでこのマイリンゲンは推理小説マニアには有名な町です。シャーロック・ホームズ終焉の地であるライヒェンバッハ滝Reichenbachfallへはここからケーブルカーが走っているんです。町の古い教会堂は「シャーロック・ホームズ博物館」になっています。もっとも『最後の事件』で宿敵モリアーティ教授と相打ちの形で死んだ筈のホームズは、作者のコナン・ドイルがファンだけでなく母親からも猛烈な攻撃を受けたために耐えかねて、『空き家の冒険』で復活させざるを得なくなります。ですから、ここは正確にはホームズ終焉の地ではなく、ホームズが起死回生した場所ということになりますね。ともかく、時間があれば、落差250メートル、幅90メートル(300フィート)のライヒェンバッハ滝も見たかったところです。アルプスで最も高いところにある滝の一つでもありますしね。

やがて、大粒の雨の中、スイッチバックした電車(正確には電気機関車に牽引された列車)は走り出します。

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インターラーケン・オストまではあと30分ほどです。眠り込んでしまったsaraiは電車がスイッチバックしたことを知らないので、あとで進行方向が逆になっているので頭が混乱してしまうことになります(笑い)。



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アルプス:ブリエンツ湖に到着

2017年7月24日土曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/5回目

アルプスに向かって、ルツェルンLuzern駅からインターラーケン・オスト駅Interlaken Ostまで鉄道の旅をしているところです。

マイリンゲン駅Meiringenで電車がスイッチバックして進行方向を変えて、走り出したところです。
再び、さっき通り過ぎたツェントラル鉄道Zentralbahn(ZB)の大きな建物に戻ってきました。

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すぐに線路はこれまでの線路とは分かれて、やがて、アーレ川Aare沿いにインターラーケンに向かいます。左手の車窓にはアーレ川と岩山が見えています。

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アーレ川は清冽な流れです。大きくはありませんが豊かな水が流れています。この川はこの先、ブリエンツ湖、トゥーン湖を経て、首都ベルンに向かいます。最終的にはコブレンツでライン川に流れ込みます。

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電車はしばらく、アーレ川に沿って、走り続けます。

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平坦地に出た電車はスピードアップします。周囲の岩山の上は靄がかかっています。

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かたわらを高架道路が走ります。その向こうは険しい岩山です。

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やがて、アーレ川から離れていきます。すぐに左手に湖面が見えてきます。ブリエンツ湖Brienzerseeのようです。

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ブリエンツ湖の湖畔に出ます。キャンピングカーやバンガローが湖畔に並んでいます。

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湖畔のキャンプ場にテントが張られていますね。

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ブリエンツ湖の対岸は靄に包まれて、神秘的な雰囲気です。

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ブリエンツ湖岸を走っていきます。

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ブリエンツ湖はこの東端から西のほうに続いています。

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ブリエンツ湖の西のほうは真っ白でほとんど見えません。

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やがて、湖畔の駅、ブリエンツ駅Brienzに停車します。

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駅は湖船の埠頭にも直結しています。

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ブリエンツ駅を出て、ブリエンツ湖に沿って電車は走っていきます。

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saraiもようやく目をこすりながら起き出します。ふっと車窓に目をやると湖面が見えます。配偶者にもしかしたらブリエンツ湖じゃないのって訊くと、さっきブリエンツ駅を通り過ぎたことを告げられます。ブリエンツ湖に出るとインターラーケン・オスト駅もすぐのはずです。で、電車が逆方向に走っていることに気付きます。配偶者に訊くとマイニンゲン駅でスイッチバックしたことを聞き、びっくりです。そろそろ、電車を降りる準備をしましょう。



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さよならはベートーヴェンで:マリア・ジョアン・ピリス・ピアノ・リサイタル@サントリーホール 2018.4.12

人はどこから来て、どこに去っていくのか・・・マリア・ジョアン・ピリスの最後の来日公演の演奏を聴きながら、saraiの頭の中に去来した思いは音楽自体とは関係なさそうなことでした。しかし、そういう想念はピリスのひたむきとも思える音楽から生まれたものだったのです。最初に「悲愴」の第1楽章の冒頭のピアノが響きが聴こえてきたとき、そのかみしめるような遅いテンポで表現されていたのは劇的というよりも、実に内省的なものです。はっと気付きます。このピアニストは彼女の人生すべてを今日のベートーヴェンの音楽に込めて表現しようとしているのだと。実に心の込められた演奏が続きました。意外なことに素晴らしいピークは「テンペスト」の第3楽章にありました。ピリスの最盛期を思わせるようなテクニックで熱い魂のほとばしりが聴けました。そして、最後に弾いたピアノ・ソナタ第32番のアリエッタではまさに彼女の思いのたけが延々と語られます。しっかりとこの不世出のピアノの名人が行き着いた境地を受け留めさせてもらいました。それはピアニスト自身にも聴衆にも誠実であろうとする姿です。うまく弾こうとか、そういうことではなくて、自分のすべてを、あるいは自分の人生をピアノに託して、聴いている人と心を通い合わせるという自然な行為を最後に成就するということです。結果として、ピアニストであるということを超えて、心でコミュニケートする芸術家に昇華したのが今日のピリスでした。

彼女とはCDの演奏で知り合い、長らく、CDだけでの縁が続きました。それが20年以上も続き、実演に接したのはようやく5年前のことでした。ハイティンク指揮ロンドン交響楽団との共演でモーツァルトとベートーヴェンのピアノ協奏曲を聴いたときです。大変、感銘を受けました。その翌年、待望のソロリサイタルで素晴らしいシューベルト(ピアノ・ソナタ第21番)を聴きました。そのときの記事はここです。結局、実演に接したのは今回も含めて5回だけです。しかし、十分に彼女の名人ぶりは聴かせてもらいました。

日本ではまだまだコンサートが残っていますが、saraiはこれでピリスにお別れします。最後にふさわしいコンサートでした。

最後に今日のプログラムを紹介しておきます。

 ピアノ:マリア・ジョアン・ピリス

 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2 「テンペスト」

  《休憩》

 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111

   《アンコール》
     ベートーヴェン:『6つのバガテル』 Op.126 より 第5曲 バガテル ト長調 Quasi allegretto



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テーマ : クラシック
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       ピリス,  

アルプス:インターラーケン・オストで登山鉄道に乗車

2017年7月24日土曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/6回目

アルプスに向かって、ルツェルンLuzern駅からインターラーケン・オスト駅Interlaken Ostまで鉄道の旅をしているところです。

ブリエンツ湖Brienzersee沿いに走っています。湖岸には周遊道路が走っており、鉄道の線路は高台から湖を見下ろしています。

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湖岸には緑の野原が広がっています。

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ブリエンツ湖は靄がかかり、暗く沈んでいます。

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オーベルリート・アム・ブリエンツァーゼーOberried am Brienzersee駅に到着です。次の駅はもうインターラーケン・オスト駅になります。

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湖の対岸には岩山が見えています。

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急に湖の靄が晴れてきて、美しい湖面が見えてきます。

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ブリエンツ湖の西端が見えてきます。もうすぐインターラーケン・オスト駅です。

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やがて、インターラーケン・オスト駅の構内に入っていきます。

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降車口の前で停車を待ちます。乗り換え時間が短かいので急ぐ必要があります。車掌さんも待機中です。

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インターラーケン・オスト駅に到着です。2時間弱もかかる長い鉄道旅が終わりました。でもすぐに次のベルナーオーバーラント鉄道Berner Oberland Bahn(略してBOB鉄道)に乗り換えです。既に入線していた電車には多くの乗客が群がっています。こんなこともあろうかと、ファーストクラスのチケットを買っておいたのが功を奏し、楽々、シートを確保できます。ゆっくりと座った席からは駅の周りの豊かな緑が見えます。

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観光列車らしく、席の横にはインターラーケン・オストからユングフラウヨッホJungfraujochまでの綺麗な沿線マップが表示されています。これからのルートが分かりやすくイラストされています。

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駅のホーム上では鉄道スタッフのかたが運搬車で作業中です。

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定刻に電車はラウターブルンネンLauterbrunnenに向けて発車します。わずか10分での乗り換えでしたが無事に完了です。

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しばらくすると周りには美しい緑が広がります。何とか雨も上がったようです。草原では牛が草を食べています。いかにもアルプスの風景です。

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ここからのユングフラウヨッホまでのルートを地図で確認しておきましょう。なお、この地図は上側が南になっています。

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いよいよアルプス登山鉄道の旅が始まります。



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テーマ : ヨーロッパ
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マーラー&ブルックナーで最高のシーズンスタート・・・ノット&東京交響楽団@サントリーホール 2018.4.14

本日から、東京交響楽団のサントリーホール定期会員になりました。その記念すべきコンサートはマーラーの交響曲第10番とブルックナーの交響曲第9番という驚くべきプログラムです。このあたり、音楽監督のジョナサン・ノットの卓抜なセンスが光っています。いずれも近世を代表する作曲家の未完の遺作です。そもそも一晩のプログラムにマーラーとブルックナーが並ぶこと自体が異例なことですし、この両者を得意にする指揮者と言えば、ハイティンクとクーベリックくらいでしょう。あっ、クレンペラーを忘れてはいけませんね。ともあれ、どんなコンサートになるのか、期待大です。

演奏を聴いた結果はどちらも最高レベルのものでした。とりわけ、マーラーの交響曲第10番のアダージョの美しさと言ったら、規格外の素晴らしさ。夢心地になって聴き入りました。無論、これまで聴いたなかでは最高の演奏でした。冒頭のヴィオラの演奏はまるで宇宙空間の真っ暗闇の中に漂う無機的な響きを連想します。現代音楽を得意にするノットならではアプローチです。一切の色彩を消し去ったような禁欲的な表現にぞっと悪寒が走ります。そこにかぶさってくる対向配置の第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの色彩感豊かな美しい響きが圧倒的に輝きます。何と抒情的なんでしょう。続く諧謔的な表情のパートも抒情的なパートとの対比が見事です。この3つのパートが繰り返されて、saraiの感性は完全にノックアウトされます。終盤の弦楽パートが順番にメローな音楽をリレーしていくところの丁寧で緊張感あふれる演奏には金縛りになってしまいます。まさに夢か現か、うっとりとして聴き入るのみです。永遠への憧れを体感する最高の演奏です。いつしか、音楽は終わりますが、saraiの心の中ではいつまでもマーラーの音楽が鳴り続きます。そうそう、特筆しないといけないのは第2ヴァイオリンの美しい響きです。ノットがうまく第2ヴァイオリンの響きを引き出して、今日の会心の演奏につなげていました。

後半のブルックナーの交響曲第9番もある意味、前半のマーラーと同じコンセプトでの演奏です。それは美しい響きにこだわったような演奏です。ブルックナーはやはり、美しい響きの演奏が本道でしょう。チェリビダッケも徹底して美しさにこだわっていましたが、ノットもその路線ですね。言葉は悪いですが、乱暴にドライブするような力任せの演奏や金管のうるさ過ぎるような演奏は願い下げです。それに晩年のチェリビダッケのような遅過ぎるような演奏は特別な場合を除いては、聴き手に多大な負担を与え過ぎてしまいますが、今日のノットのテンポは標準的なものです。詳細な感想は書きませんが(今日は実は体調不良でフラフラしているんです)、素晴らしい演奏でした。

東京交響楽団の定期会員になって、本当によかったと感じさせてくれたコンサートでした。最後の拍手での指揮者コールは感動的でした。ジョナサン・ノットの長期政権が続くわけですが、彼が音楽監督として、東京交響楽団を途轍もない高みに押しあげてくれるような予感がします。これからも大いに期待しながら聴かせてもらいます。

今日のプログラムは以下のとおりでした。

  指揮:ジョナサン・ノット
  管弦楽:東京交響楽団

  マーラー:交響曲 第10番 から アダージョ 

   《休憩》

  ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調 WAB109

予習はいずれもハイティンク指揮の演奏を聴きました。

 マーラー:交響曲第10番~アダージョ 1971年9月 コンセルトヘボウ管(マーラー全集より)
 ブルックナー:交響曲 第9番 2013年2月 ロンドン交響楽団 ライブ録音

ハイレゾで聴いたのですが、演奏自体はハイティンクとしては最高のものではなかったのが残念です。



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テーマ : クラシック
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       ジョナサン・ノット,  

アルプス:BOB鉄道・・・インターラーケン・オスト~ツヴァイリューチネン

2017年7月24日土曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/7回目

アルプスに向かって、インターラーケン・オスト駅Interlaken Ostから登山鉄道の旅をしているところです。

ベルナーオーバーラント鉄道Berner Oberland Bahn(略してBOB鉄道)に乗って、乗り換え駅のラウターブルンネンLauterbrunnenに向かっています。周囲には美しい緑の草原が広がっています。お天気も落ち着いてきて、至って、長閑です。

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なだらかな草原の中をBOB鉄道の電車は緩やかな弧を描きながら走っていきます。

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ほんの5分ほどで最初の停車駅、ヴィルダースヴィル Wilderswilに到着します。

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小さな集落があるだけの村です。ただし、観光の拠点にもなっており、多くのホテルがあります。

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このヴィルダースヴィルからシーニゲプラッテSchynige Platteの展望台を結ぶラック式登山鉄道のシーニゲプラッテ鉄道Schynige Platte-Bahnも出ています。また、シーニゲプラッテ駅付近には、約600種類の高山植物が栽培されているスイス有数のアルプス高山植物園Alpengartenがあります。

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グリンデルワルト Grindelwaldからロープウェイで登るフィルストFirst展望台の看板も立っています。観光客向けの宣伝活動ですね。お天気がよければ、明日にでも登ってみましょう。

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こちらはシーニゲプラッテ展望台の宣伝の看板です。こちらは今回は行く予定はありません。悪しからず。

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山小屋の屋根の向こうに白い雪の山が聳え立っています。シーニゲプラッテ展望台の先にあるアルプスの峰のようですね。

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これはシーニゲプラッテ鉄道の宣伝の看板です。今年(2017年)は5月27日から10月22日まで登山電車が運行しているようです。

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ヴィルダースヴィルを出ると狭い谷あいの線路を少しずつ登っていきます。

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線路の周囲の少しばかりの草原の向こうは高い山の森になっています。

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だんだんと険しい谷に分け入っていきます。車窓に見えているのはラウターブルンネン方面です。

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それでも線路の反対側には狭い平坦地があり、数軒の家も見えています。

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2番目の停車駅、ツヴァイリューチネン駅Zweilütschinenに到着です。BOB鉄道はここで2つに分岐し、ラウターブルンネン方面とグリンデルワルト方面になります。車窓に見えているのはグリンデルワルト方面です。

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ここまでの登山鉄道のルートを地図で確認しておきましょう。

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このツヴァイリューチネン駅で我々の乗っている電車は2つに分離されます。saraiの乗っている車両はラウターブルンネンに向かいます。



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アルプス:BOB鉄道・・・ツヴァイリューチネン~ラウターブルンネン

2017年7月24日土曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/8回目

アルプスに向かって、インターラーケン・オスト駅Interlaken Ostから登山鉄道の旅をしているところです。

ベルナーオーバーラント鉄道Berner Oberland Bahn(略してBOB鉄道)に乗って、乗り換え駅のラウターブルンネンLauterbrunnenに向かっています。2番目の停車駅、ツヴァイリューチネン駅Zweilütschinenでラウターブルンネンに向かう車両とグリンデルワルトGrindelwaldに向かう車両を切り離しているところです。車窓に見えているのはグリンデルワルト方面です。

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切り離し作業がほぼ完了して、我々の乗った車両はラウターブルンネンに向かいます。

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ツヴァイリューチネンの車両基地の横を通って、駅を出ていきます。

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しばらくすると、アルプスの清流に出会います。ゾウス川Sousです。白濁するほどの勢いの流れです。ずい分、雨が降ったようですね。

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このゾウス川に沿って、電車は進んでいきます。行く手にはアルプスの白銀の峰々が見えてきます。

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清流とアルプスの山々の風景にみんな興奮の様子です。車窓の風景から目が離せません。

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しかし、姿を現し出したアルプスの山はその頂点が雲にすっぽりと包まれていますね。これは残念です。

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じっと睨みつけますが、山から雲が晴れるわけはありません。

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傍らを流れるゾウス川の流れの勢いは凄いです。水平に流れる滝みたいなものです。

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ラウターブルンネンが近づくと、山小屋も見えてきます。その向こうの岩壁は雲というか、霧で煙っています。

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定刻にラウターブルンネンに到着します。ここまで乗ってきたBOB鉄道の電車です。ピカピカの美しい車体です。

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ラウターブルンネンで今度はヴェンゲルンアルプ鉄道Wengernalpbahn(略してWAB鉄道)に乗り換えて、クライネシャイデックKleine Scheideggに向かいます。WAB鉄道はセカンドクラスのみの登山鉄道ですが、ここでも混み合うグリンデルワルトを回避した戦略のせいか、楽にシートを確保できます。ここでは乗り換え時間がたっぷりあるので、いったん、電車を降りて、WAB鉄道のローカル色豊かな登山電車を撮影します。

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saraiはさっさとWAB鉄道の登山電車に乗り込んでシートを確保しましたが、まだまだ、電車に乗り込もうとしている人たちがいます。

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WAB鉄道の電車と同じホームの向かい合わせに先ほどまで乗ってきたBOB鉄道の電車は停まっています。乗り換えが便利ですね。

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ここまでの登山鉄道のルートを地図で確認しておきましょう。

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ベルナーオーバーラントBerner Oberlandの4000m級のアルプスも間近に迫ってきました。ユングフラウヨッホJungfraujochへ登るユングフラウ鉄道Jungfraubahnの始発駅クライネシャイデックへはあと40分ほどです。ここまでは順調ですね。



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アルプス:WAB鉄道・・・ラウターブルンネンを出発

2017年7月24日土曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/9回目

アルプスに向かって、インターラーケン・オスト駅Interlaken Ostから登山鉄道の旅をしているところです。

乗り換え駅のラウターブルンネンLauterbrunnenでBOB鉄道からWAB鉄道の登山電車に乗り換えました。WAB鉄道の登山電車の車窓には同じホームの向かい合わせに先ほどまで乗ってきたBOB鉄道の電車が見えています。

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車内の表示板には、これからのWAB鉄道の停車駅が表示されています。目的のクライネシャイデックKleine Scheideggまで、ヴェンゲンWengenなど4つの駅に停車し、40分ほどの鉄道の旅です。

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これが車内の様子。天井部まで窓が広がったパノラマカーはとっても明るいですね。セカンドクラスですが、なかなかよい雰囲気です。それにまだ、車内は少し空席があります。

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WAB鉄道の線路は急こう配を登る登山鉄道ですから、ラック式になっています。2本のレールの中央に歯型のレール(歯軌条、ラックレール)が見えます。

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ラウターブルンネンの駅の構内にはWAB鉄道の車両基地もありますね。

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電車が出発するとすぐに周りに美しい風景が広がります。想像以上の美しさです。

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イケメンの車掌さんもすぐにまわってきて、検札です。ルツェルンからクライネシャイデックまで通しの往復チケットを慌てて取り出します。

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山は・・・雲で煙って、あまり、見えませんね。

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緑の草原には山羊が草を食み、山の斜面には可愛い家々が建ち並びます。美しい風景です。

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山の天気は相変わらず悪いですね。うーん・・・

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それでも麓の草原は思いっ切り、美しいです。

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車内の乗車客はみんな窓外の絶景に視線がくぎ付けです。

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あれっ、麓の草原にまで雲が降りてきつつあります。いやですね。

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やがて、電車は森の中に入り、急な坂をノロノロと登っていきます。

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山の斜面を細い水の流れが滝として落ちてきます。

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まだ、WAB鉄道の登山電車は走り出したばかりです。クライネシャイデックまでの車窓は楽しめそうです。



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アルプス:WAB鉄道・・・ヴェンゲンに到着

2017年7月24日月曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/10回目

アルプスに向かって、インターラーケン・オスト駅Interlaken Ostから登山鉄道の旅をしているところです。

ラウターブルンネンLauterbrunnenからWAB鉄道の登山電車でクライネシャイデックKleine Scheideggに向かっています。お天気は悪いですが、緑の山々の姿は見えています。

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かなり高い山の上の草原まで登ってきました。

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気持ちのよい草原の中を登山電車は走っていきます。

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雪山が迫ってくると、乗客全員立ち上がって、カメラを向けます。真夏のこんな雪山を間近に見たのは人生で初めてです。これぞアルプスです!

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おおっ、谷間は霧で覆い尽されています。いやいや、霧といういうよりも雲ですよね。

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雄大なアルプスの風景にみなさん、夢中です。

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雲で埋もれた谷間の手前には美しい草原が広がっています。

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草原の彼方には氷河のようなものを抱えた雄々しい山が聳えています。

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美しい草原を見下ろしながら登山電車はゆっくりと登っていきます。

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素晴らしい景色にじっと見入るのみです。

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やがて、途中駅の構内で電車は速度を落とします。

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駅に停車しようとします。

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駅からの美しい眺めです。

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ヴェンゲンWengen駅のホームに滑り込んでいきます。

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ヴェンゲン駅に到着。多くの観光客がホームで待っています。

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クライネシャイデックまでは、あと30分です。



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ノット&東京交響楽団のリハーサル見学@ミューザ川崎シンフォニーホール 2018.4.19

東京交響楽団の躍進ぶりが目立ちます。先週のマーラー10番とブルックナー9番は素晴らしかったです。この原動力はやはり音楽監督のジョナサン・ノットでしょう。一体、どんなリハーサルをやっているのか、気になります。ミューザ川崎シンフォニーホールから会員向けのリハーサル見学募集のお誘いがあったので、応募してみると、当選の葉書が届きました。ということで今日のリハーサル見学です。

1階席は楽団員の準備スペースになっていて、主に女性弦楽器奏者たちが思い思いに練習しています。見学者は2階席に案内されます。2階席の8割ほどが埋まっています。みなさん、熱心ですね。今日は3日後の日曜日の名曲全集のリハーサルです。その日の演奏曲目は以下です。

  
 ロッシーニ:ファゴット協奏曲 ファゴット:福井 蔵(東京交響楽団 首席奏者)
 シューベルト:交響曲 第6番 ハ長調 D.589

時間になり、私服のオーケストラ団員が揃います。色んなファッションの女性奏者たちが目立ちますね。カジュアルなパンツ姿やシックなワンピース、派手なスカート姿など、色とりどりです。オーケストラ事務局のスタッフが何やらオーケストラへ説明して、その後、ジョナサン・ノットが指揮台にあがります。オーケストラと見学者に挨拶します。見学者はここで軽い拍手。ミューザ川崎のスタッフらしき人からリハーサル見学者向けのアナウンスがあります。通常のコンサート同様の注意事項です。

リハーサルが始まります。海外でゲネプロは聴いたことがありますが、こういうリハーサルを聴くのは初めてかもしれません。てっきり、本番の演奏曲目の順で演奏すると思っていましたが、ロッシーニ風には思えますが、なんだか変です。3部形式でトリオが終わり、冒頭の主題に戻ったあたりで演奏がストップして、ノットがオーケストラに英語で指示を出しています。残念ながら、2階席からは内容が聞き取れません。口でメロディーを歌っているところだけが分かります。後で知りましたが、これはシューベルトの交響曲第6番の第3楽章です。変な順序でリハーサルをやるんですね。この後、時々、演奏の途中でストップしては指示というのを繰り返します。特別に変わったリハーサル風景ではありません。ノットが丁寧な指示を出して、オーケストラは素直にそれを受け入れている感じです。オーケストラの演奏は最初から、ほぼ完ぺきな演奏です。ですから、ノットの指示でとりたてて演奏が変わるというものではありません。東京交響楽団のポテンシャルの高さは相当なものです。弦楽器パートは最初から美しい響きで揃っていますし、木管の奏者もうまいですね。特にフルートとオーボエの女性奏者は名人級の演奏です。第3楽章に続いて、第4楽章、第1楽章までリハーサルが進み、ここで15分の休憩です。

休憩後、シューベルトの交響曲第6番の第2楽章です。これはのっけから、とても美しい演奏。終盤に近いところまで演奏したところでストップ。これは最初から美しい演奏ですから、ノットも細かいところを修正して、さらに高い精度の演奏にしていきます。素晴らしい仕上がりになりました。今日のリハーサルで最高の演奏でした。これでシューベルトの交響曲第6番は全楽章のリハーサルを終えた筈ですが、どうやら、ノットはこの第2楽章の出来の良さに対して、第1楽章に不満があったようです。また、第1楽章の一部を手直しします。リハーサルというのは全体の予定時間が決まっていて、音楽のレベル(100パーセントを実現するのはなかなか困難でしょう)に応じて、時間配分を考えるのも指揮者の仕事のようです。この交響曲では第1楽章が重要ですから、最後にそこに時間を費やすことにしたようです。第1楽章のリハーサルを終えて、これでシューベルトの交響曲第6番は完了です。
次は何でしょう。えっ、聴き慣れた音楽が始まります。ロッシーニの歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲です。これは予定にはありません。本番の曲目変更とか追加があるのか、あるいはアンコール曲なんでしょうか。いずれにせよ、有名曲が素晴らしい響きで演奏されます。それほどの手直しもなく、たっぷりと名曲を鑑賞させてもらいました。最近、読響のコンサートで聴いたばかりですが、どちらの演奏も高いレベルの音楽で優劣つけがたしって感じです。で、最後はロッシーニの歌劇「絹のはしご」序曲です。結構、丁寧にリハーサルして、それで今日のリハーサルは完了。予定時間を10分以上も過ぎる丁寧なリハーサルでした。ロッシーニのファゴット協奏曲はやりませんでしたが、これは本番までにまた、やるんでしょう。

これで本番がどうなるか、聴きたいところですが、その日は別のコンサートがあるので、残念ながら聴けません。それでも気になっていたノット&東京交響楽団のリハーサルがどんな感じなのかを体験できたので、満足です。今日の感想は東京交響楽団がリハーサル開始時にとても高いレベルの演奏をしており、ノットはそれを少しだけ手直しをするだけということです。もちろん、マーラーとか、ブルックナーの大曲はそんなわけにはいかないでしょう。曲によって、リハーサルもきっとメリハリをつけているんだと思いますが、それはあくまでも素人の推測なので、本当はどうなのか、分かりません。誰か、教えてください。


今日のリハーサルは以下のとおりでした。

  指揮:ジョナサン・ノット
  管弦楽:東京交響楽団

  シューベルト:交響曲 第6番 ハ長調 D.589
    第3楽章
    第4楽章
    第1楽章

   《休憩》

  シューベルト:交響曲 第6番 ハ長調 D.589
    第2楽章
    第1楽章
  ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲
  ロッシーニ:歌劇「絹のはしご」序曲

今日の意外な収穫はシューベルトの交響曲第6番はロッシーニの影響を受けていることが分かったことです。当時のウィーンではロッシーニ人気が凄かったそうですね。ベートーヴェンもその人気を羨んだとか・・・。そう言えば、ウィーン国立歌劇場では今でもイタリアオペラが多く演奏されますね。



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       ジョナサン・ノット,  

私はマーラーの9番を聴くために生まれてきた! カンブルラン&読売日本交響楽団@サントリーホール 2018読売日本交響楽団@サントリーホール 2018.4.20

素晴らしい演奏でした。先週、新たに定期会員になった東京交響楽団のシーズン最初のプログラムで素晴らしいマーラーとブルックナーを聴いたばかりですが、今度はやはり新たに定期会員になった読売日本交響楽団のシーズン最初のプログラムでsaraiの最も愛する音楽作品、マーラーの交響曲第9番の素晴らしい演奏を聴かせてもらいました。この演奏を聴きながら、saraiの胸に去来した思いは、自分はこのマーラーの9番を聴くために生まれてきたんだということです。人それぞれ人生への思いはあるでしょうが、saraiはこの作品と出会ったことが一番の強い感情です。もちろん、この作品への思いは単なる芸術作品への愛情を超えて、自分の人生観と強く結び付いたものです。マーラーの妻アルマへの愛と死生観が強く反映された、この作品は、saraiの妻への愛と来たるべき自分の死と重ね合わせることなしには聴けません。自分の個人的感情と人生感がストレートにこの音楽作品に投影されています。ですから、通常の意味で音楽や演奏の感想は綴ることができません。簡単に要約するだけに留めます。素晴らしかったのは第1楽章です。すべてのフラグメントが音楽的に意味付けされて、巨大なパズルとして組み上げられていました。楽譜をきちんと読み込んだカンブルランとその指揮に見事に応えた読売日本交響楽団のアンサンブルの素晴らしさに感銘を受けました。第4楽章は音楽を超えた何かがありました。優しい愛の詩でしょうか。マーラーの愛は甘美な死に昇華したように感じました。カンブルランはいわゆるマーラー指揮者ではないでしょうが、それ故に実に丁寧に楽譜に忠実な演奏をしてくれたように感じます。そこらのちょっとしたマーラー指揮者には真似をできないようなレベルのマーラー演奏でした。また、読響の管楽器奏者たちの見事な演奏にも驚嘆しました。とりわけ、木管の素晴らしさには感動しました。第4楽章の中間部分の長い木管パートの見事な演奏に魅了されました。もちろん、弦楽器奏者たちが素晴らしかったのは期待通りです。対向に配置された第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの繊細で美しい演奏にはうっとりとしました。ユニゾン、掛け合いなど、マーラーがその音楽の集大成として、練り上げたすべてが完璧に再現されました。

もう、これ以上、書くことはありません。というか、書き尽せるわけがありません・・・。残りはsaraiの胸の内に仕舞っておきます。
ところで誤解のないように付記しますが、今日の演奏が最高の演奏だったというわけではありません。マーラーの9番の実演は毎回が一期一会の演奏です。それぞれの演奏への思いは異なります。毎回、実演を通して、マーラーの魂と会話する機会を持てるのが喜びです。今日もそういう気持ちにさせてくれる演奏だったということです。次の機会は秋のラトル&ロンドン交響楽団の公演になります。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:シルヴァン・カンブルラン
  管弦楽:読売日本交響楽団 小森谷 巧(コンサートマスター)

  アイヴズ:ニューイングランドの3つの場所

   《休憩》

  マーラー:交響曲 第9番 ニ長調



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ビュールレ・コレクションの美少女と根津美術館のかきつばた(1)

先週と今週、東京交響楽団と読売日本交響楽団のサントリーホール定期のシーズンが開始しました。芸術は音楽だけではなく、美術もあります。世界の美しいものを聴き尽す&見尽くすというのがsaraiの信条です。サントリーホールに行く前に美術鑑賞を楽しみました。

一度目はサントリーホールでのピリスのサヨナラ公演の前に六本木の国立新美術館で開かれているビュールレ・コレクション展に出かけました。ビュールレ・コレクションと言えば、8年前に初めて、チューリッヒに行ったとき、その計画段階で以下のようなブログ記事を書きました。

====2010/06/16====
チューリッヒ美術館は気になるところですが、これは時間あればという感じですね。本当は個人の美術コレクションであるビュールレ・コレクションが1番行きたいところですが、残念ながら、少なくとも、今年の8月まではCLOSEDというインフォメーションがそのサイトに出ています。有名なルノアールのイレーヌ嬢の絵が見たかったなあ。ルノアールの少女を描いた作品のなかでも最高の1枚ですね。実はこのイレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の絵画は現在、日本で公開中です。ただ、大阪でのみ展示だとのことで、saraiも見には行きたいなあとは思っているんですが、スケジュール的に難しそうですね。お近くのかたは是非、見に行かれて、感想をお寄せください。
=============

実はこれ以降もチューリッヒに行く機会にビュールレ・コレクションのスタッフにメールでコンタクトしてチャレンジもしましたが、そのときは月に1回の予約公開はスケジュールが合わずに断念したりしました。本当にイレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の絵に恋い焦がれていたんです。

遂に永年の夢を実現するときがやってきました。六本木に地下鉄で到着して、逸る心を抑えて、まずは紅茶とケーキで体力をつけます。六本木でお茶と言えば、やはり、saraiの世代ではアマンドでしょう。いつも交差点の角のピンク色のお店を見るだけでしたが、ようやく初体験です。平日の昼下がりで2階席は結構空いています。窓際の席に陣取り、六本木の交差点の賑わいを見下ろします。ケーキセットを注文。saraiはモンブラン。配偶者は名物のリングシュークラシック。美味しくいただきました。意外に簡素な店内の様子に拍子抜けしました。

元気が出たところで国立新美術館に向かいます。初めて美術館通りを歩きましたが、色んなお店が軒を並べていますね。肝心の国立新美術館はビュールレ・コレクション展は会期が長いせいか、それほど混んではいません。高額料金のせいで、客足ももうひとつなのかもしれません。至上の印象派展と銘打っているのに、1枚目がフランス・ハルスの肖像画というのも違和感がありませすが、肖像画コーナーの7枚の絵画もレベル高しです。4番目のセクションから、ようやく印象派の作品が始まります。マネ、モネ、ピサロ、シスレーと並びます。シスレーの作品がセーヌ川付近ではなく、ロンドンの風景というのにはびっくり。5番目のセクションに至り、遂にお目当てのルノワールのイレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢があります。この作品を実物で見ると、顔が素晴らしくよく描けていることが分かります。それ以外は平凡ですが、少女の顔の美しさは群を抜いています。じっと永年の夢だった美少女の顔を見入ります。多分、薄塗で何重にも重ね描きしたんでしょうね。とても透明感のある肌が丁寧に描かれています。やはり、ルノワールの少女の肖像では最高の作品です。この作品の画像はここです。

残りは余裕で見て回ります。セザンヌの6枚の作品がどれも素晴らしいです。今更ながら、セザンヌの天才ぶりに感心しました。ゴッホの一連の作品も見ごたえあるし、ブラックのキュービズムの作品もよく、ピカソの天才ぶりも見事です。全部見終えて、再び、美少女のもとに戻ります。やっぱり素晴らしいです。ルノワールの作品ではムーラン・ド・ラ・ギャレットと優劣つけがたい傑作です。美しさではイレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢、心の浮き立つ幸福感ではムーラン・ド・ラ・ギャレットですね。

国立新美術館からは歩いてサントリーホールに行きます。六本木通りを歩くと、意外に近いですね。

昨日のサントリーホールでの読売日本交響楽団のサントリーホール定期のシーズン開始プログラムに先立って、訪れた根津美術館の光琳と乾山という特別展についても書くつもりでしたが、夜が更けたので、明日のコンサート記事の後で書きます。悪しからず。



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本物のアルペジョーネ・ソナタ! クリストフ・コワンと仲間たち@横浜上大岡ひまわりの郷ホール 2018.4.22

そんなにオリジナル楽器が好きなわけではありませんが、今日のコンサートは特別のものでした。それはシューベルトのアルペジョーネ・ソナタを本物のアルペジョーネで聴けたからです。人生で唯一のチャンスだったでしょう。アルペジョーネを弾いたのは、モザイク・カルテットのチェロ奏者でもあるクリストフ・コワンです。合わせる楽器は金子陽子のフォルテピアノですから、まったくスキがありません。クリストフ・コワンのプレトークによると現存するアルペジョーネは世界で15台ほどだそうです。ちなみに今日演奏されたコワン所有のアルペジョーネ以外はすべて博物館に収まっていて、持ち出し不可のようです。とすれば、今日は本物のアルペジョーネ・ソナタが聴ける稀有な機会だったわけです。そして、その演奏は大変素晴らしいものでした。アルペジョーネはギターとチェロの中間のような楽器で、前知識としては大変音量が小さいということでしたが、実際に聴くと、よく響く楽器で、シューベルトのこの作品にはぴったりの音色でした。これまでアルペジョーネ・ソナタはチェロでの演奏しか聴いたことがありませんが、チェロの演奏は低域が響き過ぎていたということが分かりました。何となく、チェロの低域の雄大な響きに違和感を覚えていましたが、やはり、本物のアルペジョーネは音域がぴったりと合っていて、高域から低域までバランスのとれた響きです。プレトークでコワンが強調していたようにこの作品にシューベルトが込めたメランコリックな思いが見事に表現されました。シューベルト好きには、たまらない演奏でした。やはり、シューベルトの音楽は素晴らしい!

付け加えて、アルペジョーネ・ソナタに先立って演奏された金子陽子のフォルテピアノによるシューベルトの楽興の時 第2番はとても心に響く演奏でした。モダン楽器のピアノとは全く異なるテーストです。一言で言えば、陰鬱です。と言っても、シューベルトの心の闇の奥をのぞき込むような感じの深い音楽です。楽興の時・・・そういうタイトルは似つかわしくありません。最晩年の3曲の遺作ソナタへの道はここから始まっていたんですね。

最後にマリア=テクラ・アンドレオッティのフラウト・トラヴェルソは高音の響きがとても美しくて、魅惑的でした。

この日のプログラムは以下の内容です。

 バロック・チェロ/アルペジョーネ:クリストフ・コワン
 フォルテピアノ:金子陽子 
 フラウト・トラヴェルソ:マリア=テクラ・アンドレオッティ

 ハイドン:ピアノ三重奏曲 第29番ト長調 Hob.XV-15
 シューベルト:楽興の時 第2番変イ長調 D.780-2
 シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821

  《休憩》

 ヴェルフル:フルートとピアノのためのソナタ ト長調 Op.34-2 <日本初演>
 リース:3つのロシアの歌による変奏曲 ハ短調 Op.72 <日本初演>
 フンメル:フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 イ長調 Op.78

  《アンコール》

    ヴェルフル:フルート・ソナタ Op.48から第3楽章(フラウト・トラヴェルソ、フォルテピアノ、バロック・チェロ)

シューベルトのアルペジョーネ・ソナタの予習はロストロポーヴィチ&ブリテンのハイレゾ録音で聴きました。素晴らしい演奏です。ただ、今日の本物を聴くと、ロストロポーヴィチのチェロは時として、響かせ過ぎの感があります。



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ビュールレ・コレクションの美少女と根津美術館のかきつばた(2)

先週と今週、サントリーホールに行く前に美術鑑賞を楽しみました。前回は六本木の国立新美術館で開かれているビュールレ・コレクション展でルノワールの描いた究極の美少女、イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢について、書きました。今回は表参道近くの根津美術館で開かれている光琳と乾山という特別展について書きましょう。

緒方光琳の代表作と言えば、紅白梅図と燕子花図の2枚でしょう。いずれも国宝に指定されています。熱海のMOA美術館にある紅白梅図はずい分前に見ましたが、燕子花図はこれまで気になっていましたがまだ見ていません。時期を選ばないと公開されていませんから、機会を逸していたんです。先日、配偶者が見て!、見て!と言いながら、出先から持ち帰ったパンフレットを見せてくれました。根津美術館で光琳と乾山という特別展があり、燕子花図と庭園のカキツバタを楽しめるそうです。5月13日までの開催なので、できれば、4月下旬以降のカキツバタの咲く時期に行きたいものです。サントリーホールに行く予定をチェックしてみると、何と翌日の読売日本交響楽団のサントリーホール定期が最後のチャンスです。まだ、カキツバタは咲いていないかもしれませんが、光琳の燕子花図でカキツバタを見ればいいでしょう。機会を逸するとまた今年も見損ねます。よし、行こう。

と言うことで、半蔵門線の表参道駅に降り立ちます。ところが時間を読み間違えて、入館時間ぎりぎりです。急いで根津美術館に向かいます。数分前に到着。間に合いました。とは言え、閉館時間の5時までに30分しかありません。1300円のチケットを2枚購入し、すぐに入館。入るとすぐに大きな燕子花図が展示されています。六曲一双の屏風です。

これが左屏風。

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これが右屏風。

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想像していたものとかなり異なります。まず、第1印象は繊細さがなく、素朴な感じです。で、よくよく眺めます。ちょうど絵の正面にソファが置いてあり、ゆっくりと眺められます。すると力強くて、リズム感に満ちた表現であることが実感できるようになります。デザイン的な作品であることは以前から分かっていましたが、何かデジャヴのような感覚があります。何でしょう。そうだ・・・これって、フォーヴィズムだということにはたと思い当たります。アンリ・マティスの「ダンス」を200年も先取りしたような作品が日本で生まれていたんですね。躍動するリズムが絵画で表現されています。これはまさに音楽です。それに原初的な野生の力強さが圧倒的です。意匠的な構成はある意味、抽象画の先駆けをも感じさせます。長谷川等伯の松林図にみられるような日本的な幽玄の美の対極・・・西洋的な明快さと野生美が横溢しています。うーん、凄いね。日本美術の底力を思い知りました。光琳、等伯、若冲、北斎と並べると、ゴッホ、フェルメール、ボッティチェリ、カラヴァッジョというsaraiの愛するヨーロッパ絵画にも匹敵する強力布陣です。世の東西を問わず、美しいものは美しいことを再確認しました。

配偶者は緒方光琳の作と伝えられる秋草図屏風がいたく気に入った様子でした。花好きの配偶者が好みそうな作品です。saraiも文句はありません。正統派の屏風です。ですが、どこか、光琳作でないような気もします。まあ、誰が描いたとしても美しいものは美しいですけどね。

あとはざっと光琳とその弟の乾山の作陶した作品を見ました。まあ、贅沢な陶器ですね。あきれて眺めました。閉館間近のアナウンスが流れたので、急いで、庭園に出ます。麻布、六本木界隈にこんなに広くて、贅沢なお庭があるのは知りませんでした。広大なお庭を下っていくと、弘仁亭という茶室の前の池に数輪のカキツバタが咲いています。たしかに先ほど見た光琳の燕子花図のとおりの花です。

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妙なことに感心しながら、後から来た配偶者と一緒にカキツバタを眺めます。今週末にはかなり咲きそうですね。

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池を巡って、反対側からもカキツバタを眺めます。光琳が描いたとおりの花です。もっとも光琳が描いたのは京都だったようです。光琳は江戸に5年ほど滞在しますが、それ以前に描いた初期の作品だったようです。

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そうこうするうちに閉館時間になったことを告げるアナウンスが流れます。できれば、もっとゆっくり、お庭を拝見したかったところです。
美術館を出ようとすると、入り口にこんなものがありました。ご親切ですね。

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さて、サントリーホールに向かいます。表参道の駅から銀座線の地下鉄に乗ってもいいのですが、まだ、今日の開演までには時間がたっぷりあるので、歩きましょう。美術館通りを歩くと、骨董通りにぶつかります。そこで左に折れて、まっすぐ進むと首都高速が見えてきます。六本木通りです。六本木通りで左に折れて、六本木通りをまっすぐに進むと、六本木の交差点のアマンドが見えてきます。1週間ほど前に入ったカフェですね。そのまま直進すると六本木1丁目。歩道橋に上がると、そのまま、アークヒルズに入れます。最近、アークヒルズの3階に新しくレストランフロアがリニューアルオープンしました。先週は日本橋 天ぷらめし 金子半之助で天ぷらごはんをいただきました。今日は別のお店にしましょう。日本橋海鮮丼 つじ半のぜいたく丼にします。いや、なかなか美味しいです。これでサントリーホールでもご飯に困ることはなくなりました。次は金沢かつぞうでとんかつかな。



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アルプス:WAB鉄道・・・ヴェンゲン~アルメント

2017年7月24日月曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/11回目

アルプスに向かって、インターラーケン・オスト駅Interlaken Ostから登山鉄道の旅をしているところです。

ラウターブルンネンLauterbrunnenからWAB鉄道の登山電車でクライネシャイデックKleine Scheideggに向かっています。2番目の停車駅、ヴェンゲンWengen駅に着いたところです。駅前には観光客向けの大きなホテルの建物が並びます。

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駅前を観光客が歩いていますが、傘をさしていませんね。路面は濡れていますが、雨は上がったようです。

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このヴェンゲンからは今日宿泊するメンリッヒェンMännlichenの山の上までロープウェイが登っています。しかし、まだ今は朝です。これからユングフラウヨッホJungfraujochへ登った後、反対側のグリンデルワルトGrindelwaldからのロープウェイで夕刻にメンリッヒェンの山に登るつもりです。WAB鉄道の登山電車はヴェンゲンを出発します。また、雪山を車窓に見ながらの鉄道の旅が続きます。

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ヴェンゲンの線路沿いの道を大きな荷物を押した観光客が歩いていきます。ヴェンゲン駅に向かっているようです。

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ヴェンゲンの町を見下ろしながら、登山電車はゆっくりと走っていきます。

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遠くの雪山が雲間に見えています。

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アルプスの美しい風景が続きます。

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ヴェンゲンから乗り込んできた日本人旅行者の男性と相席になり、いろいろな情報を教えてもらいます。驚いたことにほんの15分前までは、この辺りは土砂降りだったそうです。今も曇り空ですが、雨は降っていません。これは運がいいですね。また、クライネシャイデックで乗り換えるユングフラウ鉄道もそんなに混んでいないとのことです。

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おや、車窓に放牧中の牛が見えます。アルプスらしい風景です。

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これがアルプスの牛さんです。

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線路際にも牛たちが群れています。

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美しい高原の風景です。

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草原の先に通り過ぎたヴェンゲンの町が見えています。

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やがて、次の停車駅、アルメントAllmendに着きます。

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ここまでの登山鉄道のルートを地図で確認しておきましょう。

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クライネシャイデックまでは20分ほどです。登山電車は順調に走っています。どうやら、予定よりも早い時間のユングフラウ鉄道の登山電車に乗ることができそうです。



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アルプス:WAB鉄道・・・アルメント~ヴェンゲルンアルプ

2017年7月24日月曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/12回目

アルプスに向かって、インターラーケン・オスト駅Interlaken Ostから登山鉄道の旅をしているところです。

ラウターブルンネンLauterbrunnenからWAB鉄道の登山電車でクライネシャイデックKleine Scheideggに向かっています。3番目の停車駅、アルメントAllmend駅に停車中です。車内は賑わっています。

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この高原の駅からはヴェンゲンWengen、そして、インターラーケンInterlakenのほうが見渡せます。素晴らしい景色です。

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アルメントの向かい側にはアルプスの峰々が続いています。

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アルメントを出発したWAB鉄道の登山電車は森の中を抜けていきます。

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やがて、行く手に高くそびえる峰が見えてきます。頂は雲に隠れていますが、あれはユングフラウJungfrauに連なる峰々でしょう。

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再び、車掌さんが検札にまわってきます。これが最後の検札でしょう。

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高く聳える岩山の麓に出ます。邪魔な雲さえなければユングフラウが見えるのにね。

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この岩山の裾に沿って、登山電車はクライネシャイデックのほうに向かって走ります。

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ヴェンゲルンアルプWengernalp駅に到着です。

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駅前にはヴェンゲンからクライネシャイデックに続くハイキング道があります。アルプスの中にはこのようなハイキングコースがよく整備されているようです。

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ヴェンゲルンアルプ駅からは正面にユングフラウが雲に包まれた姿で見えています。

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駅前の草原には小さなアルプスの花々が咲き誇っています。

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正面のユングフラウの左は厚い雲で覆われています。メンヒMönchやアイガーEigerの名峰がある筈なんですけどね。ユングフラウとメンヒの間にあるユングフラウヨッホJungfraujochも微妙に雲がかかっているようです。何とかならないかなあ・・・。

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ユングフラウの岩山の下方にある岩肌の割れ目には細い滝が流れ落ちています。

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ここまでの登山鉄道のルートを地図で確認しておきましょう。

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このヴェンゲルンアルプ駅を出ると、次はいよいよ、ユングフラウ鉄道Jungfraubahnの始発駅クライネシャイデックです。



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アルプス:WAB鉄道・・・クライネシャイデックに到着

2017年7月24日月曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/13回目

アルプスに向かって、インターラーケン・オスト駅Interlaken Ostから登山鉄道の旅をしているところです。

ラウターブルンネンLauterbrunnenからWAB鉄道の登山電車でクライネシャイデックKleine Scheideggに向かっています。4番目の停車駅、ヴェンゲルンアルプWengernalp駅を出たところです。目の前にはユングフラウJungfrauが聳えており、岩山の中腹には真夏だというのに雪が積もっています。

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垂直に切り立った岩壁が存在感を示しています。

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その大きな岩壁の手前には対照的になだらかな草原が広がっています。どちらもアルプスを代表する風景です。

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草原には山小屋風の建物が見えます。牧畜用の小屋でしょうか。

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すると、やはり、近くに牛の群れがいます。アルプスには牛が似合います。

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おおっ、凄い数の牛の群れです。

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岩壁の上には雪、下には緑の草原です。これがアルプスの風景です。

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やがて、草原の中に登山鉄道の線路が見えてきます。あれはユングフラウ鉄道Jungfraubahnでしょう。

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saraiを始め、登山電車の乗客たちは近づいてきたユングフラウ鉄道に視線が釘付けになります。

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すると、草原の中をユングフラウ鉄道の登山電車の赤い車両が走るのが見えます。

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別の車両も見えます。クライネシャイデックも近いようです。

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ユングフラウ鉄道の車両とともにクライネシャイデックの駅に入っていきます。

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クライネシャイデックの駅のホームに到着です。

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WAB鉄道の登山電車を降りて、ユングフラウ鉄道のホームに向かいます。

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WAB鉄道の登山電車は時刻表通りに順調に走ったので、予定よりも30分早いユングフラウ鉄道の登山電車に乗ることにします。折角買った指定券が無駄になりますが、時間の方が大事です。ネットで購入済のチケットを取り出して、乗車口に急ぎます。

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さあ、いよいよ楽しみにしていたユングフラウヨッホJungfraujochに向かいます。ユングフラウヨッホはトップ・オブ・ヨーロッパと呼ばれるヨーロッパの鉄道駅の中で最高地点にある駅です。その標高は3454mと軽く3000mを超えています。ただ、今日の状況では良い天気ではなさそうです。



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美しい響きのゴルトベルク変奏曲 ロバート・ヒル チェンバロ リサイタル@横浜市鶴見区民文化センター(サルビアホール) 音楽ホール  2018.4.27

大好きなバッハの鍵盤曲の最高傑作のひとつであるゴルトベルク変奏曲がとても美しい響きのチェンバロで聴けたんですから、幸福の極みでした。ロバート・ヒルのチェンバロを聴くのはCDも含めて初めてでしたが、こんなにまろやかで美しいチェンバロだとはね! それにこの小さなホールの響きのよさは最高です。

冒頭のアリアの響きを待ち構えると、えーっ、何・・・コレ!!! カノンの練習曲のようなものが聴こえてきます。その短い曲が一段落して終わると、ようやく、アリアです。テンポは速からず、遅からず、ほどよいものです。そして、とっても美しい音色。ただただ、聴き惚れるのみです。名曲を名人が弾くと、こんなに素晴らしい音楽になります。そして、30の変奏曲が流れていきます。第13変奏と第25変奏はとっても美しい演奏ですが、繰り返しがないのがちょっと不満。ほかはほとんどが繰り返しがあります。なかには鍵盤を変えて繰り返すことで音色を変えたり、多彩な演奏です。ト短調の3つの変奏はとても心に響くメローな演奏ですし、緩徐変奏も音色の美しさが心に沁みます。高速パートや装飾的な変奏も見事なテクニックでほぼ完ぺきな演奏で魅了されます。耳をそばだてて聴き入っているうちに、1時間以上の音楽があっという間に終わり、第30変奏の美しい歌が聴こえてきます。さりげなく弾いていますが、とても心地よくて、音楽の最高の楽しみがそこにあります。そして、最後のアリアです。シンプルでいて、しかも深い音楽です。いつまでも聴いていたい音楽です。でもスローダウンして、最後の1音。チェンバロの響きははかなく消えていきます。ホールはしばし静寂に包まれます。最高の瞬間でもあります。ヒルが立ち上がろうとするまで静寂は続きました。saraiは小さな拍手を送ります。素晴らしい演奏には大きな拍手は不要でしょう。

素晴らしいリサイタルでした。

この日のプログラムは以下の内容です。

 チェンバロ:ロバート・ヒル

 バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988

  《アンコール》

    バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988から 第13変奏?


予習は夭逝した天才チェンバロ奏者スコット・ロスの残した晩年の2つの録音を聴きました。

 スコット・ロス 1985年 ライヴ録音 ERATO
 スコット・ロス 1988年 セッション録音 EMI

いずれも素晴らしい演奏ですが、1988年の録音がsaraiの長い間の愛聴盤です。よりテンポがゆっくりでかみしめるように弾いています。

実は今回のリサイタルは来月のアンジェラ・ヒューイットのピアノによるゴルトベルク変奏曲の予習のつもりで聴きましたが、予期した以上の素晴らしさでした。ということでこれからはピアノによる演奏を集中的に聴くつもりです。ヒューイット、グレン・グールド、シフ、ペライア、アラウ、ケンプ、ソコロフ、フェルツマン・・・。
音楽の楽しみは尽きません。



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アルプス:ユングフラウ鉄道・・・クライネシャイデックを出発

2017年7月24日月曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/14回目

アルプスに向かって、インターラーケン・オスト駅Interlaken Ostから登山鉄道の旅をしているところです。

BOB鉄道とWAB鉄道の登山電車を乗り継いでクライネシャイデックKleine Scheideggに着きました。いよいよ最後のユングフラウ鉄道Jungfraubahnの登山鉄道に乗って、トップ・オブ・ヨーロッパと呼ばれるヨーロッパの鉄道駅の中で最高地点にある駅、ユングフラウヨッホJungfraujochに向かいます。クライネシャイデック駅のユングフラウ鉄道の乗車口に立ちます。

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もうすぐ、ユングフラウ鉄道の乗車が始まります。

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これがユングフラウ鉄道の登山電車です。アルプスの高いところに登っていくという精悍な感じがありますね。

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これが乗車口です。チケットのQRコードをかざして通り抜けました。ホームの向かいにはWAB鉄道の電車が見えています。

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これがネットで購入しておいた往復チケットです。

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ちなみに指定席チケットも買ってありましたが、念のため、ひとつ後の電車にしておいたので無駄にはなりました。一人当たり5スイスフランの損失です。これがその10時発の電車の指定席チケットです。しかし、シート番号はありません。不思議ですね。この謎は帰りの電車で指定席チケットを使ったときに明らかになります。

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指定席チケットは使えませんが、さっと空いた席を確保できます。4人掛けのボックス席です。ラッキー! 無事、予定よりも30分早い電車に乗車できました。乗車した車両は最後尾の車両です。窓からは車庫の建物がすぐそこに見えています。

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車窓からは上部が雲に包まれているアイガー北壁が見えています。一番左に見えているのがアイガー北壁です。

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座席を確保しているので、ちょっと電車を降りて、電車の様子を取材します。既にホームには人はいません。みなさん、乗車済ですね。

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この観光シーズンにガラーンとしたホームというのも不思議な感じです。もっとも電車の中は賑わっています。超満員ではありません。比較的、早い時間だからでしょう。

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車内に戻ります。車窓からはかなり雲に覆われてはいますがアイガーEigerがかろうじて見えています。絶景です。

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アイガーの右側にある筈のメンヒMönchは雲に包まれていますね。その右側のユングフラウJungfrauも同様に雲に包まれています。ユングフラウヨッホにこれから行くのに、アレアレです・・・。

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しばらくすると、雪に覆われたメンヒがうっすらと見えてきます。

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さて、定刻の9時30分になり、ユングフラウ鉄道の登山電車はゆっくりと山の麓の草原の中を進み始めます。電車の先にはアイガーグレッチャーEigergletscherの氷河が見えています。

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ここまでの登山鉄道のルートを地図で確認しておきましょう。

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登山電車は一路、ユングフラウヨッホに向かいます。これからがアルプス観光の本番です。



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アルプス:ユングフラウ鉄道・・・草原の中を進む

2017年7月24日月曜日@ルツェルン~ユングフラウヨッホ~メンリッヒェン/15回目

トップ・オブ・ヨーロッパと呼ばれるヨーロッパの鉄道駅の中で最高地点にある駅、ユングフラウヨッホJungfraujochに向かって、クライネシャイデックKleine Scheideggからユングフラウ鉄道Jungfraubahnの登山電車に乗っています。クライネシャイデックを出ると、まずはアルプスの峰々の麓の草原の中を走っていきます。線路沿いにはハイキング道が続いています。草原の先には雪と岩の風景が眺められます。

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ユングフラウ鉄道の登山電車は草原の中を蛇行しながらアルプスの岩塊に向かっていきます。アイガーグレッチャーEigergletscherの氷河が凄いですね。

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線路の周りには美しい草原が広がっています。クライネシャイデック駅も見えています。

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草原の先には切り立った岩山が連なっています。

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草原の向こうに登山電車が走っているのが見えます。あれはWAB鉄道の電車ですね。

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草原に目を凝らすと、小さな花々が一面に咲き誇っています。

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美しい草原の中を登山電車はゆっくりと登っていきます。

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行く手の草原の中に半オープン型(半地下型)のトンネルが見えてきます。アルプスやチロルに特有の形式のトンネルですね。

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線路が曲がりくねりながらトンネルにつながっているようです。

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登山電車がその蛇行する線路に入っていきます。

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目の前にトンネルの全景が現れます。

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登山電車が大きな弧を描きながら、トンネルに向かっていきます。

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トンネルが間近に迫ります。

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トンネルに入っていきます。

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先頭車両はトンネルに入り、最後尾の我々の車両ももうすぐトンネルに入ります。

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草原の中を斜めに走りながら、徐々に高度を上げていき、岩山に向かっていきます。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico
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