ルツェルンLuzernの街歩きをしているところです。氷河公園Gletschergarten Luzernとライオン記念碑Löwendenkmalを見終えて、次はムーゼック城壁Museggmauerに向かいます。氷河公園を出て、また、レーヴェンプラッツLöwenplatzに戻ります。

スイス傷害保険公社(SUVA)本部の大事務所棟の姿が間近に見えます。

スイス傷害保険公社(SUVA)はスイス最大の保険会社で約100年前に設立されました。スイスでは傷害保険も強制加入で、SUVAの存在感は今も昔も絶大です。設立当初は勤務中の事故によるけがや仕事が原因でかかった病気が対象でした。当時のスイスの貧困な工場労働者を救う救世主的な存在だったそうです。1984年、SUVAは強制加入の傷害保険制度で独占的な立場を失いましたが、現在でもスイス最大の保険会社として機能しています。しかし、今やスイス人の経済的に余裕を持つようになり、現在は余暇中の事故が6割に達し、SUVAの悩みの種となっているそうです。
さて、ムーゼック城壁に向かっているところでしたが、まだ、ランチを食べていないことにはたと思い当たります。まずは食い気かな。全員一致でまず、昼食代わりにスイスの甘いものをいただくことに決します。そう言えば、スイスに来て、まだ一度も美味しいスイーツを頂いていません。この提案に姪っ子は大喜び。任せて!と言って、スマホでお店の検索が始まります。近場の評判の店を見つけた姪っ子を先頭に、グーグルのナビに導かれ、お店に向かいます。何とも今どきで、スマホは便利なものですね。初めての体験です。賑やかなヘルテンシュタイン通りHertensteinstrasseを進んでいきます。通りの左手には、大きくて立派なマタイ教会Matthäuskircheが見えます。

ヘルテンシュタイン通りの雑踏の中を姪っ子の先導で進んでいきます。

世界中、どこにでもあるマクドナルドの前を通過。

なおもヘルテンシュタイン通りをまっすぐに進んでいくと、ファルケンプラッツFalkenplatzの広場の前に大きなお店があります。これが探していた人気店、ハイニHeini Luzernです。いとも簡単に見つかりました。いつもの我々の努力は何なのでしょう。

お店の中は凄く賑わっています。

パン屋さんですが、ブッフェ形式で食事もでき、もちろんケーキも美味しそうなものがずらりと並んでいます。

ケーキのケースからお好みのケーキを指さしてお皿に乗せてもらいます。

ここで支払いをします。選んだケーキは席に運びます。

飲み物はウェートレスのおばさんにお願いします。闊達なおばさんが対応してくれます。

確保したテーブル2つの上に4つのケーキが並びます。壮観ですね。それぞれ、5スイスフランほどです。日本円で600円ほどですね。

久しぶりに、茶葉・ポットで淹れる美味しい紅茶でケーキをいただきます。実に日本人好みの甘さ控えめでふんわりしたケーキで、人気なのも当然という感じです。満足!満足! ポットでたっぷりとした紅茶は5.5スイスフランです。ケーキと同じくらいの料金です。

お店を出るときにパンのコーナーを覗きます。美味しそうなパンがずらっと並んでいます。パンにめっぽう目のない姪っ子は恨めしそうに眺めています。

お店を出ると、お店の脇に路地が続いています。方向的にはムーゼック城壁のほうです。

どうやら、このお店の横の路地奥が城壁への登り口のようです。この路地を進んで丘の上の古い城壁に行きましょう。
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