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最高のシューマン:フォーレ四重奏団@トッパンホール 2018.10.1

フォーレ四重奏団は2年ぶりに聴きます。2年前の同じ日、同じトッパンホールで聴きました。そのときはモーツァルトのピアノ四重奏曲第2番、細川俊夫の新作、ブラームスのピアノ四重奏曲第2番でしたが、見事に期待外れの演奏でがっかりした思い出があります。その2年前に聴いたときの新鮮な感動が凄かっただけに、とても残念でした。もっとも、その4日後にみなとみらいホールで聴いたブラームスのピアノ四重奏曲第1番は素晴らしかったので、たまたま、その日は調子が悪かっただけなのかもしれません。

で、今日の演奏ですが、全曲、素晴らしい演奏で、またまた、フォーレ四重奏団の実力を再認識しました。とりわけ、後半のシューマンのピアノ四重奏曲は最高でした。このところ、シューマンの音楽はどのカテゴリーでも、よい演奏を聴くと、その演奏者に強いシンパシーを感じますが、まさに今日もそのパターン。素晴らしいシューマンを聴かせてくれて、フォーレ四重奏団にリスペクトと感謝を覚えます。
第1楽章の冒頭の序奏はまるでベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲のような深い味わいの響きですが、そのなかにシューマンらしい憧れに満ちたロマンの断片も感じられる、緊張感の高い演奏でぐっと惹き付けられます。すぐに主部に入り、強い響きの演奏に変わりますが、シューマンの室内楽の魅力を十分に感じさせてくれます。短い第2楽章を経て、第3楽章のアンダンテ・カンタービレにはいります。一番の聴きどころです。チェロが奏でる美しい旋律に始まり、これ以上はないという美しいロマンの世界が展開されます。シューマンの作品の素晴らしさはもちろんですが、細かいニュアンスまで表現していくフォーレ四重奏団の各メンバーの演奏力にうっとりと魅惑されて、音楽と一体化する幸せを感じました。終盤のデリケートな演奏は驚異的でした。ここで大拍手したいところですが、まだ、第4楽章が残っています。この第4楽章も圧倒的な迫力の素晴らしい演奏でした。パーフェクトなシューマンの音楽の世界を堪能させてもらいました。

ところで、前半のモーツァルトのト短調のピアノ四重奏曲も見事な演奏でした。弦とピアノのバランスが素晴らしく、エリカ・ゲルトゼッツァーのヴァイオリンの美音が引き立ちます。名曲ですが、それが一層、素晴らしく聴けました。実はこの曲は4年前にも聴いていますが、そのときも素晴らしかったんです。今日も優るとも劣らない演奏でした。

前半の2曲目のメンデルスゾーンのピアノ四重奏曲第2番は初めて聴きましたが、これが14歳の少年だったメンデルスゾーンが作曲した曲だとはね・・・モーツァルトに負けない神童ですね。フォーレ四重奏団が演奏すると、ロマン派の超名曲に聴こえます。全編、ロマンの美しさにあふれて、ただただ、うっとりと聴くだけです。こうなると、メンデルスゾーンのほかの曲、第1番と第3番も聴きたくなりますね。第2番と第3番はフォーレ四重奏団のCDが出ているようですから、早速、購入して聴いてみましょう。

大変、質の高いコンサートでした。アンコールは楽しく聴けるムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」。圧巻の演奏に脱帽です。
2回目の金曜日のコンサートにも期待しています。きっと素晴らしいブラームスが聴ける予感がします。

今日のプログラムを紹介しておきます。

  ピアノ四重奏:フォーレ四重奏団
   ヴァイオリン:エリカ・ゲルトゼッツァー
   ヴィオラ:サーシャ・フレンブリング
   チェロ:コンスタンティン・ハイドリッヒ
   ピアノ: ディルク・モメルツ

  モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K478
  メンデルスゾーン:ピアノ四重奏曲第2番 ヘ短調 Op.2

  《休憩》

  シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47

   《アンコール》
     ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(編曲:フォーレ四重奏団&グリゴリー・グルツマン)より
      第1曲:小人(グノーム)
      第10曲:キエフの大門
      

最後に予習について、まとめておきます。

モーツァルトのピアノ四重奏曲第1番を予習したCDは以下です。

  フォーレ四重奏団 2005年録音

現代的なメリハリのきいたパワフルな演奏ですが、ちゃんとモーツァルトらしい様式美を感じさせてくれる素晴らしい演奏です。


メンデルスゾーンのピアノ四重奏曲第2番を予習したCDは以下です。

  バルトルディ・ピアノ四重奏団 1991年録音 ハイデルベルク、クララ・ヴィーク・ホール

とても美しい演奏です。満足できました。


シューマンのピアノ四重奏曲を予習したCDは以下です。

  フォーレ四重奏団 2004年3月録音 ケルン放送 クラウス・フォン・ビスマルク・ザール
  バリリ弦楽四重奏団、イエルク・デムス 1956年録音

フォーレ四重奏団はスケールの大きな演奏です。一方、バリリ弦楽四重奏団&イエルク・デムスは古い音質ながら、端正な演奏を聴かせてくれます。どちらもお勧めできる素晴らしい演奏です。



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       フォーレ四重奏団,  

ガルミッシュ=パルテンキルヒェンも間近

2017年7月31日月曜日@ザルツブルク~ガルミッシュ=パルテンキルヒェン/15回目

ザルツブルクSalzburgを離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenへ向かっているところです。現在、世界遺産のヴィースの教会Wieskircheからバスでガルミッシュ=パルテンキルヒェンに向かっているところです。とんでもない事態のために約45分の大幅な遅れになっています。バスはウンターアマガウUnterammergauの村の中に入ります。このあたりでは、建物の壁に絵が描かれています。ドイツやスイスの村の特徴です。

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この建物は村役場Rathausだったようです。

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ウンターアマガウの村を通り過ぎると、また、美しい緑の草原が広がっています。

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やがて、オーバーアマガウOberammergauの駅前に到着。大騒ぎの発端になった4、5組の家族ずれが降りていきます。鉄道に乗り換えるのでしょう。彼らとて、予定の電車には乗れなかったのですね。まあ、人助けでしたから、仕方ありませんでした。配偶者はハエ退治で手なずけた子供たちとお別れしています。

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車内はすっかり空きます。ガルミッシュ=パルテンキルヒェンまで行く中国人家族と我々はそのまま乗車しています。

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このオーバーアマガウの駅前は以前も来たことがあり、そのときの記憶がよみがえってきます。16年前の旅でノイシュヴァンシュタイン城を訪れ、その後、フュッセンから乗ったバスでヴィースの教会を経て、このオーバーアマガウの駅前まで来て、ここでリンダーホーフ城行きのバスに待ち時間1分で乗り換えました。しかもその乗り換え時にオーバーアマガウの駅舎のコインロッカーに走っていって荷物を預けました。このときから、スリルのある旅に目覚めたような気がします。駅前の様子は16年後の今も変わりませんね。

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大幅な遅延にも関わらず、ここでちょっと時間調整しています。何故?(後で調べたところ、本来、次に発車するガルミッシュ=パルテンキルヒェンが15分ほど前に発車していたんです。ですから、バスの時間間隔を空けていたんですね。迷惑な話です。)

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ようやく、バスが発車して、懐かしいオーバーアマガウの駅前を通り過ぎていきます。

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次のバス停、オイゲン・パプシュト・シュトラーセEugen-Papst-Straßeに到着。しばらく、オーバーアマガウの町並みの中を抜けていきます。また、乗客が乗り込んできます。

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しばらく走って、エッタール修道院Kloster Ettal前のバス停に着きます。エッタール修道院には美しいバロック様式の教会もありますが、寄って見ていく余裕はありません。

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ここでも乗客が乗り込んできます。

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やがて、大きな岩山が見えてきます。ドイツ・アルプスに連なる山々でしょう。ガルミッシュ=パルテンキルヒェンも近づいてきたようです。

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オーバーアウOberauの町に着きます。ガルミッシュ=パルテンキルヒェンまで、あと15分ほどです。

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正面に険しい山々が見えてきます。明日登る予定のツークシュピッツェZugspitzeなのかな?

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ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの町に入っていくと、岩山の姿が鮮明に見えてきます。

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ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの駅前はもうすぐです。



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ガルミッシュ=パルテンキルヒェンに到着

2017年7月31日月曜日@ザルツブルク~ガルミッシュ=パルテンキルヒェン/16回目

ザルツブルクSalzburgを離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenへ向かっているところです。ヴィースの教会Wieskircheから出発したバスはガルミッシュ=パルテンキルヒェンの町に入ってきました。鉄道駅に向かうバーンホフ通りBahnhofstraßeに入ると、古い趣きの建物が並んでいます。

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その商店の続くバーンホフ通りをバスは駅に向かっていきます。

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このあたりの建物の壁にもフレスコ画が描かれていますね。

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このコンディトライ・カフェのクナイティンガーKneitingerの壁のフレスコ画も素晴らしいですね。

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ガルミッシュ=パルテンキルヒェン駅前のバス停に到着。結局、45分遅れです。ずっと、ご一緒だった中国人家族とも別れます。

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これがガルミッシュ=パルテンキルヒェン駅の駅舎です。小さくて可愛い建物です。

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大幅に到着が遅れたので、予定を変えて、ホテルにチェックインする前にR.シュトラウスのお墓と山荘を訪れることにします。配偶者からは遅くなったので、墓地はクローズしてるんじゃないのって、指摘されますが、まあ、チャレンジしてみましょう。墓地の場所は事前に把握していたので、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの駅前から4番のバスに乗ることにします。駅前で4番のバスが出るバス停を探します。少し、バーンホフ通りを歩くようです。

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通りの先にバス停が見えてきます。

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しかし、このバス停には4番のバスは停まらないようです。

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別のバス停の時刻表に4番のバスの案内がありました。バス停を探すのに10分ほどかかってしまいました。4番のバスはあと10分ほどでやってくるようです。

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バス停からは岩山も見えています。明日行く予定のツークシュピッツェ山とは反対方向です。このガルミッシュ=パルテンキルヒェンはドイツ・アルプスの麓の町ですから、周り中に大きな岩山が見えます。

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バスがやってきますが、これは別系統のバス。バスの後部にはツークシュピッツェ山が描かれています。

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やがて、定刻に4番のバスがやってきます。市内バスもバイエルン・チケットが有効です。

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乗り込んだバスは5分ほどで町の中心に着きます。ここはリヒャルト・シュトラウス広場です。

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そこから10分ほどで墓地の最寄りのバス停、トーマス・クノル・シュトラーセThomas-Knorr-Straßeに到着。ガルミッシュ墓地Friedhof Garmischに向かって、まずはトーマス・クノル通りを北のほうに歩きます。

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住宅街の中を墓地に向かって歩いていきます。もう夕方の6時近くになっています。墓地がクローズしていないといいのですが・・・。



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ガルミッシュ=パルテンキルヒェンでR.シュトラウスのお墓参り

2017年7月31日月曜日@ザルツブルク~ガルミッシュ=パルテンキルヒェン/17回目

ザルツブルクSalzburgを離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenへやってきたところです。ガルミッシュ=パルテンキルヒェンと言えば、大作曲家R.シュトラウスが人生を終えた町です。まずはR.シュトラウスのお墓参りをすることにします。市内バスに乗って、R.シュトラウスの眠るガルミッシュ墓地Friedhof Garmischの最寄りのバス停、トーマス・クノル・シュトラーセThomas-Knorr-Straßeにやってきました。長閑な住宅地の中のトーマス・クノル通りThomas-Knorr-Straßeを墓地に向かって歩いていきます。

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まっすぐ続く美しい並木道を歩いていきます。

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何やら道案内の道標があります。左方向にチャペルがあるようです。墓地もそちらでしょう。

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この道を西に向かって進みましょう。

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フリートホフ(墓地)通りFriedhofstraßeですから、間違いなく、ガルミッシュ墓地に続く通りです。

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この辺りは大きな岩山に抱かれるような場所です。

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通りを一つ横切って、進んでいきます。

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白い壁の素敵なお宅です。壁には聖母マリアらしき彫像が飾られています。信心深い土地柄ですね。

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大きな花屋さんがあります。墓地の前だからでしょうか。

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目の前に大きなチャペルが見えてきます。

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ガルミッシュ墓地付属チャペルFriedhofskapelle Garmischです。

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しかし、この墓地の入り口にあるチャペルの扉はしっかり施錠されています。あせって、横に移動して、手当たり次第に入り口らしき戸を開けてみると、右側のほうに施錠していないところがあり、無事、墓地内に入れます。

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墓地内のR.シュトラウスのお墓の場所はほぼ分かっていたので、一直線でお墓に向かいます。綺麗な花で飾られたお墓が並んでいます。

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このあたりだなと思う所で、お墓を順番に見ていくと、R・シュトラウスのお墓を無事、発見。ひとしきり、リーガースベゴニアで飾られた美しいお墓を眺めます。

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お墓の上部の両脇には綺麗な金属装飾が施されています。これが左右の鉄飾りです。

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しばらく、この美しい墓地でR.シュトラウスと共に時間を過ごすことにします。もう、夕方の6時頃ですが、この時期はまだまだ明るい日差しがあります。



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秋の夜のブラームスに酔う:フォーレ四重奏団@トッパンホール 2018.10.5

台風が近づいているせいか、小雨が降って、小寒い天候です。秋の気配があります。そういう日には、やはり、ブラームスの室内楽が似合います。フォーレ四重奏団のお得意のブラームスのピアノ四重奏曲第1番の演奏には酔わせられました。こんなブラームスが聴けるなんて、何と贅沢な人生かと天に感謝する思いです。彼らのこの曲の演奏を聴くのもこれが3回目。ますます、熟成してきたようにも思えますが、初めて聴いた4年前にも感動したので、昔から高いレベルの演奏を続けているんでしょう。2年毎にフォーレ四重奏団のブラームスのピアノ四重奏曲第1番の演奏を聴いていますが、これからもずっと聴ければと思わずにはいられません。4日前に聴いたシューマンのピアノ四重奏曲と今日聴いたブラームスのピアノ四重奏曲第1番・・・フォーレ四重奏団の素晴らしさを堪能しました。次はまた、R.シュトラウスのピアノ四重奏曲が聴きたくなりました。次の来日は2年後なのでしょうか。今から待ち遠しい思いです。

前半のラフマニノフの絵画的練習曲集《音の絵》はフォーレ四重奏団のピアノ奏者のディルク・モメルツがレスピーギのオーケストラ編曲版に基づいて、ピアノ四重奏にために編曲したものです。なかなかよい編曲ではありますが、後述するように予習した原曲のピアノ独奏版が凄い演奏だったので、こういう編曲版を聴いても心に迫ってきません。へーっと思いながら、聴いていただけでした。
フォーレのピアノ四重奏曲第1番は部分的にはとても美しい響きに魅了されましたが、全体として、曲自体の魅力が今一つ。フォーレ四重奏団は何故、フォーレの名前を冠したのか、理解できません。第3楽章のアダージョの美しい演奏はよかったのですが・・・。

ブラームスのピアノ四重奏曲第1番は冒頭から素晴らしい演奏。しかし、圧巻だったのは、第3楽章のアンダンテ・コン・モートと第4楽章のツィゴイナー風のロンドとプレストです。第3楽章の美しく、抒情的なメロディーには酔わされて、感動しました。そして、第4楽章の終盤でジプシー風のメロディーがテンポを落として、弦楽器だけで王朝風に奏されると、心が砕けそうになります。個々の奏者の音が立って、美しい上に、奏者間の音のバランスが絶妙で、室内楽の極上の素晴らしさを味わえました。フォーレ四重奏団の演奏は昔日の名演、ブッシュ弦楽四重奏団員&ルドルフ・ゼルキンにも匹敵できるレベルに達しました。まさに奇跡の名演と称えたいと思います。

今日のプログラムを紹介しておきます。

  ピアノ四重奏:フォーレ四重奏団
   ヴァイオリン:エリカ・ゲルトゼッツァー
   ヴィオラ:サーシャ・フレンブリング
   チェロ:コンスタンティン・ハイドリッヒ
   ピアノ: ディルク・モメルツ

  ラフマニノフ(モメルツ編):絵画的練習曲集《音の絵》Op.39より 第2番 イ短調/第6番 イ短調
  ラフマニノフ(モメルツ編):絵画的練習曲集《音の絵》Op.33より 第7番 変ホ長調
  フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 Op.15

  《休憩》

  ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25

   《アンコール》
     ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(編曲:フォーレ四重奏団&グリゴリー・グルツマン)より
      第7曲:リモージュの市場
      第9曲:鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤガー
      

最後に予習について、まとめておきます。

ラフマニノフの絵画的練習曲集《音の絵》を予習したCDは以下です。

  ピアノ独奏(原曲)
   ニコライ・ルガンスキー 1992年録音 ロシア音楽アカデミー、モスクワ

  オーケストラ編曲版(レスピーギ)
   大植英次指揮ミネソタ管弦楽団 2001年録音 ミネアポリス、オーケストラホール

まず、ルガンスキーのピアノ独奏ですが、これは素晴らしい演奏。最高のラフマニノフが聴けます。これを聴いてしまうと、ピアノ独奏でしか、聴きたくなってしまいます。悪いものを予習しました。で、レスピーギのオーケストラ編曲版の大植英次指揮ミネソタ管弦楽団の演奏ですが、ルガンスキーの凄い演奏を先に聴いてしまったので、ほとんど、拒否反応。そんな風に編曲したのねとしか、聴きようがありません。演奏のいい、悪いではありません。大植さん、ごめんなさい。


フォーレのピアノ四重奏曲第1番を予習したCDは以下です。

  ジャン・ユボー、レイモン・ガロワ・モンブラン、コレット・ルキアン、アンドレ・ナヴァラ  1969年録音

とても美しい演奏で、フランスの香りも満喫できます。しかし、saraiがフォーレの音楽を理解できないので、音楽を評価しきれません。まだまだ、聴き込み不足ですね。


ブラームスのピアノ四重奏曲第1番を予習したCDは以下です。

  フォーレ四重奏団 2007年録音 ベルリン、シーメンスヴィラ
  ブッシュ弦楽四重奏団員、ルドルフ・ゼルキン 1949年録音

フォーレ四重奏団はよい演奏ですが、実演のレベルには達していません。再録音が望まれます。一方、ブッシュ弦楽四重奏団は古い音質ながら、ブラームスの本質を突く最高の演奏です。いつもながら、アドルフ・ブッシュのヴァイオリンの物悲しい音色には泣かされます。バリリ弦楽四重奏団&イエルク・デムスの演奏も聴こうと準備していましたが、所用で聴けず、残念。



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R.シュトラウスの墓参の帰り、美しい虹がお見送り

2017年7月31日月曜日@ザルツブルク~ガルミッシュ=パルテンキルヒェン/18回目

ザルツブルクSalzburgを離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenへやってきました。ガルミッシュ=パルテンキルヒェンでは、まず、R.シュトラウスのお墓参り。R.シュトラウスの眠るガルミッシュ墓地Friedhof GarmischでささっとR.シュトラウスのお墓を探し当てます。
お墓の前で、PCを取り出して、フェリシティ・ロットの歌う「4つの最後の歌」を聴きます。森閑とした墓地に美しい音楽が流れます。周りには綺麗なお墓が並んでいます。

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すると、その音楽に触発されたかのようにさっきまで青空だった空がにわかに暗くなってきます。

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雨がぽつり、ぽつり落ちてきます。おまけに、雷鳴まで響きます。R・シュトラウスの霊が目を覚ましてしまったかのようです(アルプス交響曲みたいですね)。

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傘をさして、お墓の前に座り込んで、「4つの最後の歌」の終曲、Im Abendrot(黄昏の中で)を聴いていると、音楽が心に沁みてきます。まさに今は黄昏時です。

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目の前には墓石があります。一番上にR・シュトラウスの名前、2番目が愛妻のパオリーネ、その下は長男夫妻でしょうか。このお墓は家族のお墓です。

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お墓の前には真っ赤なリーガースベゴニアの花。

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リーガースベゴニアの花が美しく咲き誇っています。

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「4つの最後の歌」の4曲を聴き終えて、お墓にそっと別れを告げます。墓地を出ていきます。

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また、最寄りのバス停、トーマス・クノル・シュトラーセThomas-Knorr-Straßeでバスに乗って、街に戻る頃には雨も上がり、ツークシュピッツェ山のほうに綺麗な虹がかかっています。R・シュトラウスからのご挨拶でしょうか。

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空がだんだん明るくなり、虹も消えていこうとしています。

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次いで、R.シュトラウスの山荘に向かいます。町の中に流れるロイザッハ川Loisachに沿って、歩いていきます。

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ロイザッハ川に架かる、可愛い木橋を渡ります。

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橋を渡って、また、ロイザッハ川に沿って、歩きます。

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行く手に見える山塊はツークシュピッツェ山のようです。また、晴れ上がった空は夕日が輝いています。

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道の傍には綺麗な泉があります。清らかな水が流れ落ちています。キリストと思しき彫像がその泉水を見下ろしています。ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの何気ない路傍の風景です。

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地図を片手にR.シュトラウスの山荘を目指して、歩いていきます。



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ガルミッシュ=パルテンキルヒェンのR.シュトラウスの山荘

2017年7月31日月曜日@ザルツブルク~ガルミッシュ=パルテンキルヒェン/19回目

ザルツブルクSalzburgを離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenへやってきました。ガルミッシュ=パルテンキルヒェンで、まず、R.シュトラウスのお墓参りを済ませて、次は、R.シュトラウスの山荘を訪れるべく、歩を進めています。あと少しでロイザッハ川Loisach沿いの道を離れるというところで、何と道路工事中で通せんぼ。

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仕方がないので、いったん、来た道を戻って、迂回します。

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うまく、工事現場の先に出ることができました。2~3分だけのロスで済みます。上々でしょう。

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再び、ロイザッハ橋Loisachbrückeでロイザッハ川を渡って、大きな分岐路のマキシミリアン通りMaximilianstraßeに出ます。

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ちょっと歩くと道標があります。道標に従って、右に曲がって、フェルト通りFeldstraßeにはいります。

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鄙びた感じのフェルト通りを進みます。

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やがて、ツェプリッツ通りZoeppritzstraßeを示す道標があります。R.シュトラウスの山荘はこのツェプリッツ通りにある筈です。

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地図を片手に歩いていくと、高級住宅街の一角に山荘が見えてきます。山荘の前に到着。番地を確認します。ここがツェプリッツ通りの42番地。確かにここがR.シュトラウスの山荘Villa Straussです。小さな字でシュトラウスStraussと書いてあります。今もR.シュトラウスのご子孫がお住まいのようです。いずれはR.シュトラウス記念館になるのかな。

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垣根越しに美しい芝生、そして、その先に白い壁の山荘が見えます。

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もっとよく見たいので、通りの角を曲がって、山荘の横手に出ます。山荘の上部しか見えませんね。

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山荘の反対側を眺めると、大きな岩山が見えます。ツークシュピッツェZugspitzeでしょうか。R.シュトラウスがツークシュピッツェをイメージして、アルプス交響曲を書いたことを思い出します。

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ここが山荘前の角です。

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再び、ツェプリッツ通りから山荘を眺めます。残念ながら、すっきりと山荘を見通せるところはありません。

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山荘の入り口前に立ちます。入り口の鉄柵には、RとSの文字が組み込まれています。

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その先、芝生の向こうに美しい山荘が見えます。結局、ここが一番よく見えるポイントですね。

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さあ、そろそろ、この山荘の前でR.シュトラウスの音楽を聴きましょう。R.シュトラウスを偲びながら・・・。



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仙台を拠点とした旅:佐野ラーメンと安達太良山と宇都宮餃子・・・

秋になり、旅心がそそられます。国内であまり、旅したことが多くない東北に向かうことにしました。車でドライブするので、仙台を拠点にすることにします。今朝は10時に自宅を出発。湾岸道路を走って、東北道に入ります。3連休の最終日ですが、道路はさほど混んではいません。順調に走って、2時間ほどで佐野サービスエリアに近づきます。佐野と言えば、佐野ラーメンを連想します。それを言うと、ナビゲーター席の配偶者が二人で一杯食べればいいんじゃないって誘いかけてきます。うーん、それじゃ、ちょっとサービスエリアに寄っていきましょう。
サービスエリアに入ると、ありました。佐野ラーメンのレストランです。

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誰しも考えることは同じ。レストランは行列ができています。実はレストランは別にラーメン屋ではなく、色んなフツーの献立もありますが、皆、食べているのはラーメンだけ。実質、ラーメン屋さん状態です。順番を待ち、テーブルに案内されると、早速、佐野ラーメンを注文。もちろん、1杯だけですが、その代わり、フツーの佐野ラーメンよりも100円高い、青竹手打ち佐野ラーメンを注文します。さすがに大人が二人でラーメン一杯だけというのも気が引けるので、めんたいシラスごはんも追加。でも、注文をきいていた女の子は何故か、注文を復唱時、ラーメン2杯と言います。苦笑しながら、1杯に変更してもらいます。
やがて、念願の佐野ラーメンが運ばれてきます。麺は手打ち風の平打ちの太麺。これは好みではありませんが、鶏ガラスープは美味しいです。

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めんたいシラスごはんはミニどんぶりです。

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充実したお昼ごはんになりました。さあ、また、車を走らせましょう。郡山を過ぎると、安達太良サービスエリアが近づきます。そう言えば、智恵子抄で有名な安達太良山を見たことがありません。ちょっと見ていきましょう。安達太良サービスエリアに車を乗り入れます。見晴らし台を探しながら歩いていると、《安達太良山の見える展望台》という案内板があります。

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早速、展望台から安達太良山を眺めます。

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これがあの安達太良山なんですね。実はこれは安達太良山系で、いわゆる安達太良山はこの山系の左から2番目の峰です。その峰の山頂は生憎、雲がかかっています。残念です。これが安達太良山の説明が書いてある案内板です。ちなみに一番左の高い峰は和尚山と言うのだそうです。

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記念にこの安達太良サービスエリアで何か美味しいものをいただきましょう。名物は酪王カフェオレソフトクリームとズンダ団子だそうです。何と、この2つがセットになっているものがあり、配偶者がそれに食いつきます。それでは、それをゲットしましょう。

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これがそのセットです。もちろん、美味しかった!

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安達太良サービスエリアを出て、高速を走り出すと、また、安達太良山が見えています。サービスエリアよりも見晴らしがいいですね。もっとも安達太良山の山頂はピンポイントで雲隠れしています。

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仙台に到着して、買い物をした後、ホテルの部屋に入ります。高台の高層ホテルからの仙台市内の夜景は綺麗です。

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現地調達した食材でささやかなディナー。実はsaraiと配偶者は結婚して45周年と2日目なんです。
並んでいるお皿は、
・宮城県産真いわしお刺身 
・生キハダマグロお刺身
・タン塩レモンマリネ
・山形のだし

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祝杯は大好きなモーゼル産のリースリンクの白ワイン。

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宇都宮近くのサービスエリアでゲットした豚嘻嘻(とんきっき )の宇都宮餃子も焼き上がり、これで完璧でしょう。

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明日は天気もよさそうなので、松島にでも行きましょう。山寺もいいかな。



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仙台を拠点とした旅:南三陸町の今に絶句

秋になり、仙台に来ています。今日は好天の下、松島を訪れることにします。で、松島に行ったのですが、松島と言えば、三陸海岸にあります。忘れようもない3.11の大震災のことが心に去来します。もう、あれから7年以上経ちますが、一体、どうなったんでしょう。松島をささっと眺めた後、南三陸町にできたという復興商店街を訪れてみることにしました。松島からどう行くかは、よく分かりませんが、ともかく三陸自動車道にのり、志津川インターを目指すことにします。

そして、南三陸町の今を見て、絶句しました。これまで、テレビの画面を通して見ていた景色の中に自分を置いてみると、自分が何も見ていなかった・・・分かっていなかったことに即座に気が付きます。南三陸さんさん商店街と名付けられた復興商店街は木造りが強調された仮設のような雰囲気の商店街です。高台に造成された広い土地の中に作られていますが、まだまだ、造成された土地の中には建物が少なくて、商店街も寂しい感じです。特に3連休の翌日の平日に訪れたせいかもしれません。配偶者に指摘されて、初めて気が付きましたが、この高台の土地は山を切り開いて造成されたものではなくて、津波で翻弄され、壊滅した町の上に土を積み上げて、10mも嵩上げして造った土地でした。まだ、壊滅した海辺の町はそのまま残っているとてっきり思い込んでいましたが、実際は自分が今立っている高台の土地の10m下に埋もれているとは・・・。驚愕して、絶句します。高台の土地の海際の端に行くと、人工の崖があります。その下は港だけが残っていました。この風景はとても写真に収める気にはなれませんでした。土地造成工事は今も続いていて、頻繁にトラックは行き交っています。その交通整理をしている男性に声を掛けてみると、彼は元からのここの住民だそうです。色んなことをお話しして、胸が痛みます。海際の土地でそのまま残っているのは港と造船所だけだそうです。あとはすべて10m嵩上げされたそうです。今も工事は続いていますが、あと数年で完了するようです。ところで津波の後も骨組みだけは残った防災庁舎はどうなったんでしょう。あれだけは震災への思いの象徴として、そのまま残すそうです。周りはすべて嵩上げされ、震災公園などとセットの施設になるとのこと。色んな意見もあったようです。数年後にどうなったのか、見にきましょう。交通整理の男性からのまた来てくださいという一言も胸に迫りました。読者のみなさんも折を見て、ここを訪れることをお勧めします。

そもそも、この南三陸町にやってきたのは、復興商店街を応援するためです。食事をして、買い物をすることで、町が活性化することの一助になればとの思いです。松島での昼食をあえて避けて、遅い昼食をとるために南三陸さんさん商店街で食事処を探します。何軒も海鮮料理のお店があるのですが、すべてクローズ。時間的に昼食タイムを外してしまい、お休み時間帯になったようです。だからと言って、夕食時間まで待つわけにはいきません。すると営業中の鮮魚店で、注文すると、料理を作ってくれるそうです。海鮮丼をふたつ注文します。鮮魚店の外のテーブルでそれをいただきます。

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これがその山内鮮魚店です。このお店の昔の本店はこの高台のちょうど下あたりにあったようです。この商店街の歴史は鮮烈そのもです。

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昼食後はお買い物です。仙台滞在中の食材を買い集めます。別の鮮魚店で南三陸産の生牡蠣や南三陸産のお刺身(イシナギ、ヤリイカ)を買い、笹かまぼこ屋さんに入ります。

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明治に創業した、その及善かまぼこ店も高台の下に埋もれた町にあったお店です。普通の笹かまぼこではなく、高級魚のキンキを材料とした笹かまぼこを求めます。別の食料品店では、南三陸の精肉店の牛タンを求めます。そして、最後は最初の山内鮮魚店でやはり、南三陸産のカレイとムール貝を求めて、お買い物完了です。

仙台に帰着後、生牡蠣を食べながら、モーゼル産のリースリンクの白ワインをいただきます。

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もちろん、イシナギとヤリイカのお刺身もいただきます。上がったばかりのヤリイカは超美味でした。ムール貝もいただきました。

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そうそう、今日は松島にも行きました。瑞巌寺の国宝の本堂を見た後、松島湾1周のクルージングで絶景を楽しみました。
これがクルーズ船の第3仁王丸。大型船です。湾外も航行するので、大型船は波に強くていいですね。

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松島湾には大小260もの島々があります。変わった小島を見ながらのクルーズでした。これは鐘島。

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これは仁王島。

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これは千貫島。

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船窓からですが、窓が奇麗で写真も綺麗に撮れます。
クルーズ船が桟橋に戻ったときにあっと驚く事実が分かります。船が着岸すると同時に桟橋のスタッフがホースで勢いよく水を船窓に吹きかけて、洗い始めます。そのあとはモップで水滴をふき取ります。

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道理で船窓が奇麗で、写真が奇麗に撮れたわけです。ヨーロッパでは、よくクルーズ船に乗りますが、船窓が汚れていて、写真が奇麗に撮れません。ですから、いつもクルーズ船ではデッキにいる習慣がつきました。日本の観光業のサービスのきめ細かくて、丁寧な仕事に頭が下がりました。

明日は少し、天気が悪そうなので、平泉の中尊寺にでも出かけましょう。



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五月雨の降り残してや光堂

秋の仙台の旅。今日は平泉を訪れることにしました。朝は小雨がぱらつきます。10時過ぎに出発して、東北道をひた走り、何とか午前中には、平泉の中尊寺に到着。町営の駐車場に車を停めて、表参道の入り口前に立ちます。

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参道を歩き始めますが、大変な急坂です。無理をしないで、ゆっくりと上っていきます。参道の両脇には杉の大木が並んでいます。

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この杉の並木は江戸時代に伊達藩が植えたそうです。見上げるような大木が迫力十分です。

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月見坂と名付けられた表参道は延々と続きます。やっと着いたと思うと、これはお土産物屋さん。参道はまだまだ続くようです。

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ようやく本堂前に到着。参道沿いにはお店が並んでいます。この光景を見て、配偶者が京都の大原の三千院前と似ているねとコメントします。確かに似てますね。三千院前のほうが賑やかですが・・・。

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参道前から本堂へ続く表門を見上げます。

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表門の奥に赤松、その陰に本堂が見えています。

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赤松を周り込むと、本堂の姿が現れます。立派と言えば、立派ですが、配偶者曰く、意外に普通だねとのこと。

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本堂の中を拝観後、いよいよ、念願の金色堂のほうに向かいます。すぐだと思ったのに意外に歩きます。途中、風格のある鐘楼を見上げます。

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いよいよ、金色堂に到着したか・・・と思いましたが、讃衡蔵(さんこうぞう)という宝物館でした。金色堂と共通の拝観券だったので、立派な仏像を鑑賞していきます。で、その讃衡蔵のお隣に金色堂があります。坂の上に見えているのは、金色堂を保護している覆堂という建物です。

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坂を上っていくと、だんだんと覆堂の姿が大きくなります。

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いよいよ、覆堂の中に入ります。

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残念ながら、内部は撮影禁止です。何故でしょう? 仕方がないので、パンフレットの写真を転用します。

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全体が金色に輝く御堂の中に美しく配置された仏像群が並んでいます。1124年にこんな素晴らしい芸術が我が日本で生み出されていたとは驚きです。ヨーロッパの中世美術でも、これに比肩できるものはすぐには思い付きません。やはり、来てよかった。500年後に訪れた松尾芭蕉が《奥の細道》でその感動を俳句で表した《五月雨の降り残してや光堂》も素晴らしい芸術作品です。季語の五月雨に託し、さらに金色堂をあえて光堂と読みかえて、その感動を瑞々しい感性で表しています。日本の芸術の最高峰の二つに接して、大変、感銘を受けました。

金色堂を出て、すぐ近くの庭園は苔むして、美しい風景を作っています。金色堂に行かれるかたは必見の風景です。

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これは現在の覆堂に建て替えられる前に金色堂を風雪から守るために鎌倉時代に建てられた旧覆堂です。新しい覆堂を建築する際に移築されました。昔の人の芸術品を大切にする心が伝わる建物です。

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中尊寺を見終わったところで、何か、いただきましょう。眺めがよいと評判の境内内のかんざん亭でいただくことにします。これが2階のテーブル席からの眺めです。

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配偶者は自然薯そば。

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saraiはカレー南蛮うどん(季節限定)。

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お腹が満足したところで、次は毛越寺(もうつうじ)に向かいます。車を走らせること、ほんの5分ほどで到着。ここは有名な浄土庭園を眺めます。

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まわりの風景が池の水面に映り込んで綺麗ですが、正直、期待していたような美しさではありません。広過ぎるせいか、あまり、日本的な美が感じられません。

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それでも池の周りを巡りながら、美を探しましょう。と、山水を池に取り入れる水路の遣水(やりみず)のあたりは紅葉が色づき始めていて、美しい風景を作っています。

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池の東側からの眺めです。これは綺麗です。

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これが浄土庭園の最高の眺めです。2.5mの高さの立石が池の中に屹立する風景は見事です。最初にこの風景を見ていれば、浄土庭園の印象は変わったでしょう。配偶者の意見は浄土庭園に入る入り口の位置が悪いんじゃないのってことです。saraiも1票。

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毛越寺はこの浄土庭園だけを見て、駐車場に戻ろうとします。しかし、はたと気が付きます。そう言えば、毛越寺の近くにあるという観自在王院跡を見るのを忘れていました。再度、毛越寺のほうに戻って、観自在王院跡を探します。すぐ近くに史跡公園として、この観自在王院跡がありました。今は大きな池が残るだけです。この舞鶴が池も田んぼになっていたところを復元したようです。

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なかなか、美しい池です。こうやって、古の姿をすこしずつ復元しているようです。平泉は過去によほど栄えた土地だったようです。これで平泉見物は終了です。最後に平泉の道の駅に寄って、買い物をしていきましょう。しかし、地図に場所の記載もなく、カーナビのデータにもありません。困っていると、車の前を1台のバスが通り過ぎようとしています。その行き先表示板を見ると、何と、《道の駅 平泉》となっています。早速、車を発進させて、バスを追跡します。バスは途中、平泉駅に停車。saraiは車をそのバスの後ろに停車。また、発進したバスを追跡すると、無事に《道の駅 平泉》に到着。駐車しようとしていると、早くもバスは走り去っていきます。バスの行き先が《道の駅 平泉》だったのにおかしいと思って、バスの表示を見ると、何と回送になっています。まるで、saraiの道案内してくれたみたいです。サンキュー!!

道の駅で食材などを仕入れて、また、東北道をひた走り、仙台のホテルに帰着。

今日の晩餐は地ビールの《金色堂》。今日のテーマにぴたっと決まったでしょう。

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料理は豪華・・・牛タン、南三陸産のカレイ、筍のピクルス、南三陸産のムール貝と平泉産のししとうの炒め物です。

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明日は雨模様なので、仙台市内にでも繰り出しましょう。地元テレビで紹介していた塩釜のお寿司屋さんも気になります。



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仙台を拠点とした旅:塩竈で鮨三昧

秋の仙台の旅。今日は雨模様。それに連日の遠征で疲れたこともあって、朝はゆっくりします。仙台市内にでも繰り出すつもりでしたが、昨日の地元テレビのニュースで見た塩竈(塩釜とも表記しますが、市名は正式には塩竈です)の鮨が大変魅力的だったので、それにのっかることにします。しかし、塩竈の観光情報が乏しいので、まずは塩竈観光物産案内所に行き、情報マップをいただくことにします。カーナビのガイドで塩竈観光物産案内所に向かいます。塩竃市内に入り、賑やかな町なかで着いたのは何と駅前です。saraiが運転席で待ち、配偶者が観光案内所を見に行きます。やがて、戻ってきた配偶者は観光案内所が移転になっていて、移転先の地図が張ってあるとのこと。今度はsaraiが出撃します。移転先の地図を見ると、移転先は駅舎の中です。そこに行き、女性スタッフの親切な対応で観光マップと観光案内所特製の《芭蕉が歩いた塩竃》というマップをいただきます。さらに女性スタッフから、どこに行くのかと訊かれ、お鮨を食べに来たよと答えると、塩竃寿司めぐりというパンフレットとクーポン券を渡されます。お鮨屋さんで間違いなく、クーポン券を渡すようにというアドバイスもいただきました。これで塩竃観光の準備完了です。

まずは最大の目的のお鮨屋さんに向かいます。テレビのニュースで見た亀喜寿司が目的地。駅前(JR仙石線本塩釜駅)からお店に予約の電話を入れます。万全の準備をして、亀喜寿司を訪れます。

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すぐにテーブル席に案内されて、テレビで見た《ひがしものまぐろ尽くし》を注文。《ひがしもの》というのは、初秋から冬にかけて塩釜港に水揚げされる、三陸東沖で漁獲された生のめばちまぐろのことです。この時期のめばちまぐろは豊富なエサを食べて、良質の脂が赤身にまで広がっています。《ひがしもの》はそのなかでも鮮度や色艶、脂ののりなどの条件を満たしたものにだけ与えられる称号です。店内の壁には、ひがしものまぐろ祭りのポスターが張り出されています。塩竃市内の寿司屋各店でひがしもののキャンペーン中です。

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待ちに待った《ひがしものまぐろ尽くし》が運ばれてきます。たった五貫だけです。これで税抜き価格は3240円と高価です。しかし、食べてみて、納得の美味。まぐろ好きのsaraiにはたまりません。

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この五貫はいずれもひがしものの、赤身、中トロ、ツケ、あぶり、ハガシの5つ(左から順に)。トロたく巻1本も添えられていました。いずれも美味しく、あぶりの香ばしさ、中トロの上品な脂ののり、ほどよい脂の赤身は最高。トロたく巻は意外な美味しさでくせになりそうです。量が少ないと思っていましたが、食べ終わってみると、十分な量で満足。わざわざ食べに来た甲斐のある、素晴らしいお鮨でした。

次は塩釜の町歩きに移ります。まずは市内中心部に車をパーキングしないといけません。観光マップを検討して、公共駐車場に駐車することにして、車を走らせます。やがて、それらしい駐車場を見つけて、乗り入れようとすると、入り口で待ったがかかります。ここは塩竃市役所に用事のある人が停める駐車場だということ。Uターンして出ていくように指示されます。ここで親切な人が登場。その駐車場のスタッフと話をしていたおじさんです。観光するために町の中心地に駐車したいという事情を話すと、シークレット情報を教えてくれます。シークレットなので場所は明かせませんが、市のスタッフ用の駐車場があって、そこを利用することは市の上層部も認めているとのことです。このおじさんは何者? お礼を言いつつも半信半疑で教えられた駐車場に向かいます。確かに教えられた通りの駐車場があり、駐車スペースも空いています。問題なく、駐車できました。無論、無料です。おじさんに感謝!
すぐ、鹽竃(しおがま)神社への裏坂に向かう鳥居があります。

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鳥居を過ぎると、石段があります。

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石段を上ったところに何か碑があります。ここが松尾芭蕉が奥の細道の旅で、この塩竈に立ち寄った際に止宿した宿《治兵衛》の跡地を示す碑でした。芭蕉は塩竃で鹽竃神社に参拝した後、船で松島に漕ぎ出ました。松島ではその美しさに感動して、俳句は作れなかったそうです。有名な《松島や ああ松島や 松島や》は芭蕉作ではなくて、後の時代の狂歌師の田原坊の作だそうです。ちなみにこの塩竃でも芭蕉は俳句を詠んでいません。

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さて、ここからは鹽竃神社への裏坂が続いています。

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結構、長い坂で疲れますが、緩やかな上り坂なので、比較的、歩きやすいです。その為か、この裏坂は別名、女坂とも呼ばれています。

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途中、七曲坂という下からの坂があります。これが最古の参道だったとのことです。

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鹽竃神社の鳥居前に到着。

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しかし、鳥居の先にもさらなる石段が続きます。

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ようやく本殿の境内に到着し、参拝を済ませます。七五三のお参りの家族が大勢います。時期的に少し早いような気もしますが、みなさん、それぞれの都合があるんでしょう。

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さて、帰りは表坂を下ります。202段の凄く急な石段です。

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石段を恐る恐る下りて、振り返って、上を見上げます。まるで天空に続くような石段です。これはちょっと上る気がしませんね。芭蕉はこれを上って、閉口したようです。最後の20段ほどが残っているのに気が付いて、嘆いています。

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鹽竃神社の表坂の鳥居の前からは老舗の店が並ぶ門前通りが続きます。
これは味噌醤油醸造元。(3.11の津波の最終到達地点でもあります。)

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これは酒屋。

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これは酒蔵(大正蔵)。

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最後はお茶屋さん。この先は昔は海岸線で芭蕉が松島に向けて船出したところです。ちなみに昭和30年代の埋め立てで現在の海岸線は500mほど離れています。それもあって、3.11の大震災ではこの低い土地が2mを越す津波に襲われ、尊い人命が失われたようです。

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町歩きは完了。最後に塩釜港を見に行きましょう。車で手近な港に行きます。マリンゲート塩釜という遊覧船や定期船のターミナルに行きます。ここから松島行の船も出ています。3階建ての建物の屋上の展望台から港を眺めます。予期した以上に塩釜港は大きな港です。

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本当は魚市場に行きたかったのですが、この時間にはもうクローズしています。雨に煙る港の対岸にある魚市場を遠望するだけにしましょう。

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これで塩竃訪問は終了。車を走らせて、仙台に戻ります。

そうそう、これが観光物産所でいただいたクーポンで、お寿司屋さんでゲットした焼き海苔です。

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塩釜港のショップで買い求めた蛤で美味しい晩餐になりました。

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明日は最終日なので、お天気がどうであれ、何としても、山寺に行くつもりです。



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閑さや岩にしみ入蝉の声

秋の仙台の旅。今日は雲が多いですが、雨は上がりました。山寺に行きましょう。山寺とは地名で、山形にある宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)が正式な名称です。山寺は何と言っても、松尾芭蕉の奥の細道で詠まれた有名な俳句、閑さや岩にしみ入蝉の声 (しずかさや いわにしみいる せみのこえ)  で知られています。1000段以上の石段でも知られています。これまでも是非、訪れてみたいところでした。

仙台からは下道を走るルートと高速で行くルートがありますが、1時間強で行ける高速経由のルートで行くことにします。仙台宮城インターから東北道を走り、村田ジャンクションで山形道に乗り入れて、山形北インターで高速をおります。一般道をしばらく走り、予定通り、山寺の門前町に到着。駐車場を探しながら走っていると、それをめざとく見つけた駐車場の女性に誘導されて、その駐車場に呼び込まれます。食堂付属の駐車場でした。駐車料金が300円と安いので、まあ、いいでしょう。それに山寺の登山口がすぐ近くです。その女性に山寺の案内マップをもらって歩き始めます。登山口から石段を見上げます。さあ、頑張りましょう。

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登山口の脇には、奥の細道の碑が立っています。。

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石段を少し上ると、すぐに根本中堂の前に出ます。ここまではへっちゃらです。この根本中堂はブナ材で建てられたものとしては日本最古の建物です。ここにも比叡山延暦寺から移された不滅の法灯があるそうです。平泉の中尊寺にもあるそうですから、結構、日本中に不滅の法灯は分散されているようですね。

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根本中堂でお賽銭を入れようとすると、お賽銭箱の前に布袋尊が置いてあり、その体を撫でると願いが叶うそうです。体を撫でまわして、願いを心の中で唱えます。

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根本中堂の先に古びた石碑が立っています。刻まれた言葉はよく分かりません。じっと眺めると、かろうじて《蝉の声》という字が読めます。芭蕉の句碑ですね。

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その先に歩を進めると、芭蕉と曾良の像があります。これは随分、新しいもののようです。

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色んなお寺の建物が続きますが、鐘楼の美しさは目を惹きます。

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やがて、山門に達すると、ここで入山料を納めます。その先から本格的な登りの開始です。石段が目の前に迫ります。

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ゆっくり、ゆっくり、ひたすら、石段を登っていきます。登っても登っても石段は続きます。

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石段の写真を撮る時間だけがたまさかの休憩時間です。

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鬱蒼と茂る大木の中に続く石段を修行のつもりで登っていきます。多くの人が下りてきます。早い時間に登り終えた人が多いのですね。これから登る人と下りてくる人が石段で行き交います。

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やがて、4寸道に至ります。4寸道というのは、この参道で一番狭いところです。山の自然にそって作られた参道は岩がせり出しているところでは必然的に狭くなります。約14㎝の狭さの4寸道はこんなに狭くなっています。もちろん、すれ違いはできません。

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この4寸道は360段上った地点です。残りは640段です。よーし、頑張ろう。

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せみ塚というものがあります。芭蕉の俳句、閑さや岩にしみ入蝉の声 の短冊をこの地に埋めて、その上に石の塚を建てたものです。

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せみ塚の横には巨大な岩の壁がそそり立っています。まるで、芭蕉の俳句の蝉の声がしみ入った岩のように見えます。

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なおも石段を登り続け、仁王門が見えてきます。奥の院まで、あと一息です。

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やがて、天上の絶景スポット、五大堂に着きます。

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下界がはるか下に見下ろせます。絶景です。

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次は頂上売店に着きます。喉がカラカラなので、ポカリスウェットを購入し、喉を潤します。

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この頂上売店で既に860段、踏破しました。残りはわずか140段。登り終えたも同然の気持ちです。

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いよいよ、最後のアプローチです。

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奥の院の下に着きました。

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奥の院まで上り詰め、めでたく、1000段を踏破!

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石段下りはまた、それなりに足の筋肉を疲弊しますが、何とか、駐車場に辿り着きます。駐車場の食堂、まいどやさんでおそばと芋煮をいただきます。芋煮は初めて食べますが、牛肉がはいっているのね。

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昼食後、夕食のために力こんにゃくを求めます。
さあ、山寺を後にします。仙台に戻る前に秋保温泉に寄っていきましょう。配偶者によると、秋保大滝の紅葉が奇麗な筈だということです。今度は高速に乗らずに一般道を走ります。山形と仙台をつなぐ道路は山道とは思えない素晴らしさ。ばんばん走って、予定よりも30分以上も早く秋保温泉に到着します。まずは秋保・里センターにある観光案内所で情報をゲット。秋保温泉で立ち寄り湯のできるところを紹介してもらいます。割引クーポンをもらって、温泉に向かいます。訪れたのはホテルきよ水。凄く立派な温泉ホテルです。

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ゆったりと露天風呂を楽しみました。
もう、日が落ちかけていますが、秋保大滝にも寄っていきましょう。20分以上も車で走って、暗くなりかけた秋保大滝の駐車場に到着。ここからは大滝は歩いてすぐです。凄まじい勢いで流れ落ちる秋保大滝を眺めることができました。大滝は轟轟と音を立て、水しぶきまで飛んできて、迫力十分です。

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ここから仙台はそんなに遠くはありません。真っ暗になった道をホテルに無事帰着。
今日の成果を平泉の道の駅で買ってきておいた地ビールで祝います。

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ビールのお供は山寺の力こんにゃく。よく味がしみていて、とても美味しい!

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これで旅は終了。明日はまた1日車を走らせて横浜に戻ります。



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仙台を拠点とした旅:無事、完結

秋の仙台の旅。昨日の山寺訪問と秋保温泉でゆったりで実質、終了しました。最後は秋保大滝で水しぶきを浴びて、満足のジ・エンドでした。
松島、平泉、塩竃、山寺と巡った旅は、今思えば、松尾芭蕉の奥の細道をたどった旅になりました。別に事前に意識したわけではなかったんです。結果的にそうなりました。最終日に訪れた山寺の山頂売店で思わず手に取った一冊の小冊子に読みふけってしまい、気が付くと、お店のお姉さんとsaraiの配偶者の厳しい視線がありました。配偶者曰く、「そこまで読んでしまったら、もう買うしかないでしょ。お店の棚に返すつもりなの?」。お店のお姉さんも同じ思いだったらしく、にっこりとうなづいています。結局は配偶者が支払いを済ませていました。サンキュー!
その小冊子はこれ。

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奥の細道の内容をイラストを交えて、簡略にまとめたものです。意外に面白くて、自分がそれまでに訪れたところの記述を拾い読みしていたんです。これは買って正解でした。その後もsaraiも配偶者も読みふけっています。おまけに奥の細道のその後、芭蕉が大阪の地で亡くなるまでの経緯も書かれています。
今回の旅の題名は《仙台を拠点とした旅》としましたが、《奥の細道を辿る旅》に改題したほうがいいかもしれません。でも、それは嘘になりますね。決して意図して芭蕉の旅を辿ったのではなく、あくまでも結果として、そうなったということです。今更ながら、今回の旅で芭蕉の偉大さ、天才ぶりを思い知らされました。

しかし、今回の旅で一番、心に残ったのは、南三陸町の志津川を訪れたことです。7年7か月前に起きた大災害のその後を目の当たりにして、表現しきれないショックを受けました。復興はいまだ途上にあります。そもそも、三陸道のほとんどの区間は無料開放です。物理的な意味の復興はそのうちに時間が解決するかもしれませんが、被災された人たちの心の傷や生活の再生はどうなるのか、想像もできません。我々にできることは少ないですが、できるかぎり、復興地を訪れたいと思いました。よりよい未来を念じたいです。

今日は仙台のホテルを発って、自宅に戻るだけです。朝はゆっくりして、11時ぎりぎりにチェックアウト。愛車を仙台宮城インターから東北道に乗り入れて、ひたすら走ります。往路では佐野ラーメンを食べたので、帰りは喜多方ラーメンだねと配偶者と相談して、福島を過ぎたあたりで安達太良のサービスエリアに立ち寄って、フードコートやレストランを見ますが、ラーメンはあっても喜多方という文字はみつかりません。その後も、サービスエリアに立ち寄りますが、めぼしいものがありません。ちょっと気の利いたベーカリーがあったので、美味しそうなパンを購入。車の中で食べようとしたときに急に睡魔が襲います。そういうときは仮眠が一番。1時間ほど熟睡しました。目を覚ますと、配偶者は奥の細道の小冊子を読んでいました。パンとコーヒーをお腹に入れて、元気よく、また、車を走らせます。東北道の最後のサービスエリアの蓮田で最後の休憩を取ります。ここから自宅まではちょうど100キロです。SA内の様子をぶらぶらと観察すると、ラーメンが目に入ります。喜多方ラーメンは食べ損ねましたが、ここには博多ラーメンの有名店の一風堂があります。定番ではありますが、今日は1杯の白丸ラーメンを配偶者とシェアしていただきます。
この後、中環、湾岸を順調に走り、無事、自宅に帰着。今回の旅は無事に完結しました。


明日からはまた、日常が始まります。中断していた昨年のヨーロッパ遠征の旅のガルミッシュ=パルテンキルヒェン編も再開します。



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テーマ : 東北旅行
ジャンル : 旅行

 

ガルミッシュ=パルテンキルヒェン:R.シュトラウスの山荘の前で聴く名曲「明日!」

2017年7月31日月曜日@ザルツブルク~ガルミッシュ=パルテンキルヒェン/20回目

ザルツブルクSalzburgを離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenへやってきました。ガルミッシュ=パルテンキルヒェンでは、R.シュトラウスのお墓参りを終えた後、R.シュトラウスの山荘を訪れているところです。それでは、R.シュトラウスの終の棲家となった、この山荘を眺めながら、彼の音楽を聴いて、大作曲家の偉業を偲びましょう。
垣根沿いで山荘を見ながら、フェリシティ・ロットの歌う「明日!Morgen!」を聴きます。美しい山荘の空間に最高に美しい旋律が流れます。

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R.シュトラウスの町、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンを訪れて、本当によかったという感慨が心に広がります。イタリアの盗難事件で失ったIPODは既にありませんが、新しく購入したPCのセットアップ後、自宅サーバーから何とかダウンロードできたフェリシティ・ロットのR.シュトラウス・アルバムはsaraiの心を優しく慰撫してくれます。ここで当初聴く予定だったシュヴァルツコップの絶唱は帰国後、このガルミッシュ=パルテンキルヒェンに心を馳せながら、聴くことにしましょう。
「明日!」を聴きながら、ふと足元を見ると、可憐なバラの花が咲いています。《薔薇の騎士》も忘れちゃいけませんね。

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感動のガルミッシュ=パルテンキルヒェン訪問でした。

さて、今日泊まる予定のホテルに向かいます。ホテルの塀に大きな字でホテルの名前が書かれています。Bavaria Biohotel (バーバリア ビオホテル)です。

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お庭の綺麗な可愛いホテルです。

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チェックインするためにレセプションを訪れると、誰もいません。奥にも誰もいません。困りましたね。

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レセプションの周りを探しますが、誰もいません。

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ホテルのレストランの奥にある庭で寛いでいる人を発見。ホテルのスタッフはゆったり、休憩中でした。何とね! チェックインを済ませて、部屋に入ります。山小屋風の落ち着きのある部屋です。ベッドも気持ちよさそうです。

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小さなテーブルとチェアーもあります。これはPCの作業用によさそうです。

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部屋に荷物を置いて、急いで夕食に向かいます。結局、今日は昼食抜きでしたからね。鉄道の下をくぐって、中心街のほうに向かいます。

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リヒャルト・シュトラウス広場Richard-Strauss-Platzの前に出ます。町の中心地です。

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広場の一角には、ツーリストインフォメーションもあります。もう夜の8時半ですから、もちろん閉まっています。

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繁華街のアム・クアパーク通りAm Kurparkをレストランを物色しながら、歩いていきます。これはカジノです。

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壁に派手なフレスコ画が描かれているお土産物屋さんがあります。

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その前の広場で気持ちよさそうにギターをかき鳴らしている若者がいます。夏の宵らしい風景です。

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賑やかなマリエン広場Marienplatzにやってきます。レストランも建ち並んでいます。田舎風のガーデンも綺麗です。

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街は観光客で賑わっていますが、皆さんアルコールを飲み寛いでいるだけで、食事をしている人が少ないです。ここで食事のできるレストランを探しましょう。



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ガルミッシュ=パルテンキルヒェンで美味しい夕食

2017年7月31日月曜日@ザルツブルク~ガルミッシュ=パルテンキルヒェン/21回目

ザルツブルクSalzburgを離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenへやってきました。ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの繁華街で夕食をいただこうとして、よさそうなレストランを探しているろころです。マリエン広場Marienplatzには、テラス席が並び、多くの人で賑わっています。しかし、アルコールだけを飲んでいるいる人がほとんどです。ようやく、食事を楽しんでいる人の多いお店を見つけます。

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このレストラン、マロニスMaronisのテラス席のテーブルの一つに座ります。テラス席は混み合っていて、ほぼ満席の状態です。

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我々のテーブルにオーダーを取りに来たお店のスタッフから、キッチンは9時で閉まるからねと告げられます。あと15分くらいしかありません。空がまだ明るいので、もう、そんな時間になっていることは頭から抜け落ちていました。急いで注文です。
今日はとても忙しい1日でしたが、何とか予定していたすべてをこなすことができました。まずは白ワインで乾杯します。好物のリースリンクです。よく冷えていて、美味しいです。

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次いでパンがお洒落なかんじでテーブルに置かれます。パンとワインがあれば、ひとまずは落ち着けます。

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9時を過ぎると、さすがにあたりが暗くなってきます。テーブルにロウソクの灯りを置いてくれます。ムードがあって、いいですね。

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なかなか料理が運ばれてきません。ラストオーダーで混み合っているようです。30分ほど経って、メインを持ってきてくれます。定番のシュニッツェルです。サイドメニューのポテトも美味しそうです。

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これもシュニッツェルです。キノコのソースがかかっています。ライスがサイドメニューです。日本人としては嬉しいですね。

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食べてみると、料理がとても美味しいです。これは大当たりのお店です。私たちの後にも遅くなって(ラストオーダーの時間はとっくに過ぎて)、老夫婦がやってきて、食事をお願いしていました。人気店なのでしょう。
気分がよくなって、料理を食べ終わった後、カプチーノまでお願いします。

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結局、1時間以上もかけて、ゆっくりと夕食をいただきました。真っ暗な闇の中にぽっかりと真ん丸なお月さんが浮かんでいます。さあ、そろそろ、ホテルに戻りましょう。

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マリエン広場のカントリー風のガーデンも闇に包まれています。巡礼教会の塔がライトアップされていて、美しいです。

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ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの目抜き通りのアム・クアパーク通りAm Kurparkは照明で明るく輝いています。もちろん、通りに面したお店はすべて閉まっています。

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15分ほど歩いて、迷うことなく、宿泊しているホテルにたどり着きます。

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部屋に入ると、もう夜の10時半です。これでいろいろあった長い1日が終わりました。明日はドイツの最高峰ツークシュピッツェZugspitzeに登ります。どうやら、明日も天気はよさそうです。登山電車が混み合いそうです。なるべく早い時間の電車に乗りましょう。早く寝ることにします。



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ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの朝、ツークシュピッツェへ

2017年8月1日火曜日@ガルミッシュ=パルテンキルヒェン~ツークシュピッツェ~ザルツブルク/1回目

旅の13日目、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenの2日目です。

ザルツブルク音楽祭Salzburger Festspieleを1日離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenに来ています。今日はドイツ最高峰、ツークシュピッツェZugspitzeに登ります。と言っても、登山鉄道とロープウェイを乗り継ぐだけのことですから、日本の富士山登山とは一線を画します。今日は絶好の晴天。先日のアルプスの悪天候とは大違いです。混み合いそうですから、朝一番の行動を取ります。いつものsaraiには似合わず、朝の7時前に起床です。

まずは、朝食を頂きます。美しい庭へのドアが開け放たれ、清々しいです。

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テラス席はまだ準備中なので、外で朝食がいただけないのが残念です。saraiが珍しく早起きしたのが凶と出ました。

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テラス席の間を恨めしそうに歩きながら、室内に戻ります。

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お庭の見渡せる位置に席を決めます。

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おばあさんが飲み物を何にするか訊いてくれます。以前はこれが普通のことだったのですが、どのホテルにもエスプレッソマシンが導入され、セルフサービスが当たり前になっています。運ばれたコーヒーにお砂糖を入れようとしますが、砂糖が固まっていて出てきません。と、おばあさんが、「グッドモーニング」と言いながら、入れ物を振ってくれます。こちらのおまじないの掛け声なのでしょうか、お茶目なおばあさんなのでしょうか。お陰で美味しいコーヒーがいただけます。これが朝食ルームの様子です。清潔な室内です。

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食事の内容はごく普通ですが、ゆったりと朝食を楽しみます。

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朝食を終え、急いで、荷物を持って、宿泊した部屋を出ます。レセプションでチェックアウトします。ロビーも美しいです。

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ホテルの外に出ると、綺麗な朝の庭が見えます。ホテルの窓辺も綺麗ですね。

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青空の下に大きな岩山が見えています。ツークシュピッツェです。

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ツークシュピッツェ鉄道Bayerische Zugspitzbahn Bergbahnの駅に向かって歩き出すと、ツークシュピッツェの姿がよく見えます。

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歩道に目を落とすと、チョークで何か書いてあります。子供の仕業ですね。世界共通の遊びのようです。

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ドイツ国鉄(DB)のガルミッシュ=パルテンキルヒェン駅に近づき、その手前で線路をくぐって、駅裏に周り込みます。

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線路をくぐると、目の前にツークシュピッツェが大きく見えてきます。ここから、道路を横断して、線路に並行して進み、ツークシュピッツェ鉄道の駅に向かいます。

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すぐに駅に到着。まだ、8時前です。8時15分のガルミッシュ=パルテンキルヒェン発のツークシュピッツェ鉄道の1番電車に乗るつもりなんです。

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駅に着くと、駐車場もガラガラだし、のんびりした雰囲気が漂っています。が、駅のチケット売り場に来ると、20人ほどが並んでいて、ギョッとします。そうですよね、みんな気持ちは同じですよね。こんな絶好の山日和には早く出かけるにこしたことはありません。

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とりあえず、行列の後ろに並びます。まあ、始発駅ですから、これで座れないということはないでしょう。



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ツークシュピッツェ鉄道のガルミッシュ=パルテンキルヒェン駅

2017年8月1日火曜日@ガルミッシュ=パルテンキルヒェン~ツークシュピッツェ~ザルツブルク/2回目

ザルツブルク音楽祭Salzburger Festspieleを1日離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenに来ています。ドイツ最高峰のツークシュピッツェZugspitzeに登るべく、ツークシュピッツェ鉄道Bayerische Zugspitzbahn Bergbahnのガルミッシュ=パルテンキルヒェン駅にやってきたところです。チケットの窓口には行列ができていましたが、ようやく、saraiが6~7番目になります。

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さほど時間がかからずにsaraiの順番になります。

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ツークシュピッツェの山頂駅までの往復チケットを購入します。登山電車、ロープウェイ、すべてに乗れるチケットです。一人53ユーロです。

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何と日本語のパンフレットも置いてあります。

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さて、プラットホームに向かいましょう。そちらも改札口の前で少し行列ができています。

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ホームには登山電車が停まっています。先頭車両まで行き、ツークシュピッツェ鉄道の登山電車の姿を写真に収めます。

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ホームの端からはこれから向かうツークシュピッツェの姿が遠望できます。

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まだ、出発までに時間がありますから、ホームをうろうろします。電車は3両編成です。今、2両目のあたりを後ろに戻っています。

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車両の最後尾の先には駅舎が見えています。その向こうには岩山が見えています。昨日、R.シュトラウスのお墓詣りに行ったガルミッシュ墓地があの岩山の麓にあります。

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駅舎の改札口からはまだ乗客が続々とやってきます。

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ホームの金網の外は駐車場になっています。車でやってくる観光客には便利ですね。

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電車の発車時間までにまだ10分ほどありますが、ホームはがらんとしています。やってきた乗客はさっさと電車に乗り込んでいます。うろうろしているのはsaraiだけです(笑い)。

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ホームに電車の出発時刻を案内する電子掲示板があります。よく見ると、ドイツ国鉄(DB)のガルミッシュ=パルテンキルヒェン駅の時刻表です。なかなか親切ですね。

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さて、いつまでもホームをうろうろしていても仕方がないので、そろそろ電車に乗り込みましょう。

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配偶者はとっくに電車に乗り込んで、席を確保していてくれています。車窓からsaraiを見て、ニコニコしています。

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あと10分ほどで電車が出発して、ツークシュピッツェの山頂には遅くとも10時前には到着できる筈です。1時間半ほどの鉄道とロープウェイの旅の始まりです。



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大フーガはウィーンの響き:シュトイデ・クァルテット@鶴見サルビアホール 2018.10.18

正直、後半のベートーヴェンは美しい演奏ながら、まだまだ、ベートーヴェン後期に必須の深い味わいがもう一つの感は否めません。しかし、ウィーン・フィルの美しい響きを思わせる演奏にうっとりと聴き惚れたのも事実です。この鶴見サルビアホールでも、こういう美しさに満ちた演奏はそうそうはあるものではありません。ウィーン・フィルのコンサートマスターのフォルクハルト・シュトイデのヴァイオリンの響きがとりわけ素晴らしかったのに感銘を受けました。現在、ウィーン・フィルの現役のコンサートマスターが主宰するカルテットはこの団体のみなので、今後、さらに飛躍を遂げてもらいたいと思います。

前半のホフシュテッターの弦楽四重奏曲は第2楽章が有名な「ハイドンのセレナード」です。子供の頃に、有名なセレナードを集めたアルバムでよく聴いていた思い出があります。実演で聴くのは初めてではないかしら。ホフシュテッターというのは本業は修道士でアマチュアの作曲家だったんですね。まるで本物のハイドンが作曲したような見事な作品です。シュトイデ・クァルテットは第2ヴァイオリンのホルガー・グローが体調不良で来日できずに代わりに同じウィーン・フィルの女性ヴァイオリニストが参加していましたが、きっちり息の合ったアンサンブルを聴かせてくれました。「ハイドンのセレナード」は他の3人の伴奏でシュトイデの一人舞台でしたが、ヴァイオリンの音色の美しさに魅了されました。

続く2曲目のツェムリンスキーの《弦楽四重奏のための2つの小品》はまさにウィーン風の魅惑的な美しさ。新ウィーン学派に似た曲ですが、ウィーンらしい熱っぽさよりも甘美さが優る官能的な作品です。とりわけ、第1楽章の序奏部や第2楽章のやるせない思いを感じさせられるところは何とも魅惑的です。夢の中にいるような気分で聴き入りました。ツェムリンスキーの弦楽四重奏曲がこんなに美しいとは思っていませんでした。よいものを聴きました。

後半のベートーヴェンは後期の作品。第13番、第14番、第15番はピアノソナタの後期3曲とともに、saraiにとって特別な曲です。この鶴見サルビアホールでも、よく演奏されますが、ロータス・カルテットの素晴らしい演奏は忘れられない名演でした。さすがにあれを超える演奏はいかにウィーン・フィルのメンバーでも難しいようです。カヴァティーナも美しい演奏でしたが、ロータス・カルテットの最高の演奏には及びませんでした。むしろ、終楽章の大フーガはまるでウィーン・フィルが演奏しているような迫力に満ちた演奏。その白熱した演奏に圧倒されました。大フーガが今日の一番の演奏でした。

アンコールのボロディンは冒頭のチェロで奏される有名なメロディーの美しさにうっとりします。シュトイデのヴァイオリンの高音で引き継がれて、さらにうっとり。全編、美しい演奏に満足です。これでこそ、アンコール曲ですね。

今日のプログラムは以下です。

  弦楽四重奏:シュトイデ・クァルテット
    フォルクハルト・シュトイデ vn アデラ・フレシネアヌ vn エルマー・ランデラー va  ヴォルフガンク・ヘルテル vc

  ホフシュテッター(伝ハイドン): 弦楽四重奏曲ヘ長調(ハイドンOp.3-5)「セレナード」
  ツェムリンスキー: 弦楽四重奏のための2つの小品

   《休憩》

  ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲 第13番変ロ長調 Op.130+133「大フーガ付」

   《アンコール》
    ボロディン:弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調 から、第3楽章 ノクターン

最後に予習について触れておきます。
1曲目のホフシュテッターの弦楽四重奏曲ヘ長調「セレナード」は以下のCDを聴きました。

 コダーイ弦楽四重奏団 2000年録音 ブダペスト、フェニックス・スタジオ

これはNAXOSから出ている25枚組のハイドン弦楽四重奏曲全集の1枚です。無論、ハイドンの作曲ではないのですが、ハイドンの作品番号の作品3が付けられているので、全集に含めてもいいでしょう。そんなに有名な団体ではありませんが、美しい演奏を聴かせてくれています。

2曲目のツェムリンスキーの《弦楽四重奏のための2つの小品》は以下のCDで予習をしました。

 シェーンベルク四重奏団  1994年録音 オランダ、レンスワウデ、オランダ改革派教会

これはあまりCDがありません。CHANDOSレーベルから出ているシェーンベルク四重奏団の2枚組のツェムリンスキーの弦楽四重奏曲全集の中に含まれています。演奏は素晴らしいです。バルトークの弦楽四重奏曲に甘美さを加えたような演奏に思えて、とても楽しめます。ツェムリンスキーって、こんなに美しい曲を書いているんですね。オーケストラ曲よりも弦楽四重奏曲のほうがよいくらいです。

3曲目のベートーヴェンの弦楽四重奏曲 第13番は以下のCDを聴きました。

 ハーゲン弦楽四重奏団 2001年録音 オーストリア、ザルツカンマーグート、モントゼー

ハーゲン弦楽四重奏団の新鮮なアプローチが光りますが、実演で聴いた演奏には及びません。ベートーヴェンの全集盤の録音が望まれます。


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

ツークシュピッツェの岩山の異様な風貌

2017年8月1日火曜日@ガルミッシュ=パルテンキルヒェン~ツークシュピッツェ~ザルツブルク/3回目

ザルツブルク音楽祭Salzburger Festspieleを1日離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenに来ています。ドイツ最高峰のツークシュピッツェZugspitzeに登るべく、ツークシュピッツェ鉄道Bayerische Zugspitzbahn Bergbahnの登山電車に乗り込みます。既に先に電車に乗って、席を確保していた配偶者は車両の端にいます。

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席に座って、電車の出発を待ちます。あと5分ほどで出発です。窓からホームを眺めると、駅のスタッフがデッキチェアを並べています。もう乗ってくる乗客はいませんから、これから出発する電車のための準備なのでしょう。

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デッキチェアも並べ終わり、ホームには人影がありません。出発まで1分ほどです。

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やがて、電車がごっとんとゆっくり動き始めます。

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樹木の奥に電車らしきものが見えてきます。ドイツ国鉄(DB)の電車のようです。

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樹木が切れると、ドイツ国鉄のガルミッシュ=パルテンキルヒェン駅が見えてきます。樹木を隔てて、隣り合っていたんです。電車の向こうに駅舎も見えています。

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ここから、ツークシュピッツェの山頂へのルートを地図で確認しておきましょう。ガルミッシュ=パルテンキルヒェン駅からアイプ湖Eibseeを経由して、山頂近くのツークシュピッツプラット駅Stn.Zugspitzplattまで登山電車で行き、そこから山頂まではグレッチャーバーン・ケーブルカーGletscherbahn Cable Carというロープウェイで登ります。なお、アイプ湖と山頂を直接結ぶロープウェイ、アイプゼー・ザイルバーンEibsee-Seilbahnは新しいロープウェイを作っているところなので、今年2017年の12月までは休止中です。本来は上りと下りで別のルートを楽しむつもりでしたが、それは断念せざるを得ません。

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ガルミッシュ=パルテンキルヒェン駅を出た登山電車は2分ほどで次のハウスベルクHausberg駅に停車します。

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ハウスベルク駅を出ると、電車は山麓の樹木の間を走り抜けていきます。

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やがて、10分足らずで次のクロイツエックバーン/アルプシュピッツバーンKreuzeck-/Alpspitzbahnに到着します。ここからはクロイツエックに登るクロイツエックバーンKreuzeckbahnというロープウェイとアルプシュピッツに登るアルプシュピッツバーンAlpspitzbahnというロープウェイの2つに乗ることができます。時間さえあれば、ここらあたりの山をすべて制覇することができます。ここで降りていく人もいます。

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クロイツエックバーン/アルプシュピッツバーンを出ると、行く手にツークシュピッツェの切り立った岩山の姿がはっきりと見えてみます。

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青空の中にその異様な風貌の岩山が見えており、saraiと配偶者の視線を捉えて離しません。

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岩山の手前にロッヂ風の建物が建ち並ぶ集落が近づいてきます。

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ハンメルスバッハHammersbachに到着です。

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ハンメルスバッハを出ると、ますます、ツークシュピッツェの岩山が迫ってきます。見るからにこの登山電車があの岩山の山頂近くまで登るというのが不思議に思えます。普通考えると、無理でしょう。

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ツークシュピッツェの異様な風貌に魅了されながら、登山電車はその山麓を走っていきます。



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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

 

破竹の勢いの東響、奇跡の名演 エッティンガー渾身の幻想交響曲・・・東京交響楽団@サントリーホール 2018.10.20

いやはや、このところの東京交響楽団の演奏は凄いとしか、表現できません。とりわけ、ジョナサン・ノットが指揮するときは驚くべき演奏レベルに達しますが、今日はダン・エッティンガーの素晴らしい指揮のもと、最高の演奏を聴かせてくれました。今年は在京オケ3強、読響と都響とこの東響でとても素晴らしい幻想交響曲を聴きました。面白さでは断然、コバケン様の指揮が素晴らしく、読響が最高でしたが、今日のエッティンガー指揮の東響は音楽的な内容、オーケストラの響き、個々の演奏技術をトータルすると、saraiが聴いた最高の幻想交響曲と言えます。ウィーン楽友協会で5年前に聴いたソヒエフ指揮のウィーン・フィルの凄い演奏も超えたような気がします。何と言っても、ヴァイオリン群の透明感のある響きが素晴らしく、幻想交響曲の主題である青春の心の痛みが十全に表現されていました。ヴィオラやチェロの低弦の響きも素晴らしく、オーケストラ演奏の最高水準であると感じました。加えて、木管の素晴らしい演奏に金管の迫力も見事。読響で唯一の傷だった鐘の狂ったピッチも東響の鐘は完璧なピッチで文句のつけようがありません。とりわけ素晴らしかったのは第3楽章。コールアングレの素晴らしいソロに始まる田園の風景の描写は驚異的とも思える演奏で鳥肌が立つほどです。そして、第5楽章の終盤の狂ったような暴走には感動するだけ。今年最高のオーケストラ演奏でした。

前半のワーグナーのヴェーゼンドンク歌曲集は、メゾ・ソプラノのエドナ・プロホニクのしみじみとした歌唱に大変な感銘を受けました。心の深いところからの表現が魂に響いてきました。こんなワーグナーが聴けるとは思っていませんでした。第3曲の《温室にて》はトリスタンとイゾルデの第3幕を彷彿とさせて、夢心地に誘ってくれましたし、第5曲の《夢》も同じく、トリスタンの世界に誘って、魅惑的なこと! 8月のヨーロッパ遠征で聴いたバイロイト音楽祭を思い出させてくれました。


今日のプログラムは以下のとおりでした。

  指揮:ダン・エッティンガー
  メゾ・ソプラノ:エドナ・プロホニク
  管弦楽:東京交響楽団

  ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
   《アンコール》
    R.シュトラウス:8つの歌 Op.10-1 「献呈」
    シューベルト:音楽に寄せて D.547(レーガー編曲)

   《休憩》

  ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14


最後に予習について、まとめておきます。

ワーグナーのヴェーゼンドンク歌曲集を予習したCDは以下です。

  キルステン・フラグスタート、ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィル 1956年5月録音 ウィーン、ゾフィエン・ザール

絶世期は過ぎていたかもしれませんが、希代のワーグナー歌手、フラグスタートの味わい深い歌声は最高です。モノラル録音もありましたが、これは初期のステレオ録音というのも嬉しいところです。それにやはり、クナッパーツブッシュ指揮のウィーン・フィルは素晴らしいです。


ベルリオーズの幻想交響曲を予習したCDは以下です。

  ダニエル・ハーディング指揮スウェーデン放送交響楽団 2015年10月録音 ストックホルム、ベルワルド・ホール

もう、さんざん、定番のシャルル・ミュンシュのパリ管とボストン交響楽団のCDは聴いたので、最近のCDを聴いてみました。すると、これが当たりでした。ハーディングの指揮がとても見事です。青春の恋の痛みが清冽に表現されていて、これこそ、ベルリオーズが意図した音楽ではないかと心が高揚します。自分の若い頃を思い出して、甘酸っぱい思いに駆られました。スウェーデン放送交響楽団もハーディングの棒に応えて、なかなか素晴らしい演奏です。



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舘野 泉 左手のピアノ・リサイタル@横浜上大岡ひまわりの郷ホール 2018.10.21

左手のピアニストとして、名高い舘野 泉の演奏を初めて聴かせてもらいました。左手だけの演奏は相当に難しいもののようです。完璧にこなしていましたから、簡単に思えましたが、ここまでの演奏は凄いらしいですね。冒頭のシャコンヌはオリジナルのヴァイオリン版と比べるわけにはいきませんが、有名なブゾーニ編曲のピアノ版と比べて、とてもよい演奏でした。とりわけ、終盤の聴かせ所は素晴らしいものです。それにしても、ブラームスが左手用の編曲をしていたとは初耳です。あとで調べてみると、クララ・シューマンが右手を痛めていた時期に左手用に編曲して、クララにプレゼントしたそうです。ブラームスのクララに寄せる愛情の深さが分かるエピソードの一つです。

後半の光永浩一郎の組曲「オルフェウスの涙」は左手用の3曲が演奏されましたが、これはなかなか聴き映えのする作品です。舘野 泉の演奏も見事でした。

アンコールは何とスクリャービン。スクリャービンの両手用の作品を左手だけで弾くのかと驚いていると、スクリャービンも自身が練習のやり過ぎで右手を痛めていた時期があって、左手用の作品を残したようです。スクリャービンの初期の作品なので、ショパン風の美しい作品です。それにしても左手だけとは思えないような華麗な作品です。相当に難度の高いものと思われますが、舘野 泉は完璧に弾き切ります。素晴らしい演奏でした。


この日のプログラムは以下の内容です。

 ピアノ:舘野 泉

  J.S.バッハ:シャコンヌ(ブラームス編曲)
  マグヌッソン:組曲「アイスランドの風景」
  池辺晋一郎:一枚の紙と5本のペン

  《休憩》

  光永浩一郎:組曲「オルフェウスの涙」
  塚本一実:天界飛翔
  梶谷修:祈り
      風に、波に、鳥に
  山田耕筰:赤とんぼ(梶谷修 編曲)

  《アンコール》

    スクリャービン:左手のための2つの小品Op.9 から 第2曲 夜想曲 変イ長調

予習は無理なので、していません。バッハのシャコンヌは事前のプログラムになかったので、予習できませんでした。



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ツークシュピッツェの麓のアイプゼーに到着

2017年8月1日火曜日@ガルミッシュ=パルテンキルヒェン~ツークシュピッツェ~ザルツブルク/4回目

ザルツブルク音楽祭Salzburger Festspieleを1日離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenに来ています。ドイツ最高峰のツークシュピッツェZugspitzeに向かって、ツークシュピッツェ鉄道Bayerische Zugspitzbahn Bergbahnの登山電車に乗っています。今、ツークシュピッツェの山容を眺めながら、山麓を走っています。

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ハンメルスバッハHammersbachからグライナウGrainauに走っているところですが、このあたりの沿線には結構建物が並んでいます。建物の軒先をかすめながら、電車は走っていきます。ツークシュピッツェの姿はずっと見えています。

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少しノロノロ運転になりますが、ツークシュピッツェの姿を楽しめているので、そんなに気になりません。

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ここで電車はちょっと停止してしまいます。しかし、じきに動き始めます。
やがて、グライナウの村に入ると、聖ヨハネ巡礼教会St. Johannes der Täuferの優美な姿が見えてきます。

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教会とツークシュピッツェの姿の組み合わせがよく似合いますね。

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教会を過ぎると、グライナウの駅が近づいてきます。

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駅のホームに入っていきます。ホームの向かい側にはガルミッシュ=パルテンキルヒェン行きの電車が停車しています。この鉄道は単線なので、この電車と行き交うために先ほどスピードダウンしていた模様です。

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グライナウの駅に停車します。数分遅れです。ここから乗り込む乗客も少しいますね。

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グライナウの駅を出て、再び、ツークシュピッツェの姿を眺めながら、山麓を走っていきます。

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10分ほど走って、アイプゼーEibseeの駅に入っていきます。

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この駅では多くの乗客が乗り込んできます。最初はそれほどの混みようではありませんでしたが、途中の駅から乗客が少しずつ乗り込んできて、遂にここからは多くの人たちがこの電車に乗ろうとしています。ここから山頂までのロープウェイが休業中であることも一因なのでしょう。

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次々と乗客が乗り込んできて、最終的には満席になり、座れない人までいます。
しばらく、この駅で停車します。ホームからはツークシュピッツェの岩山が間近に見えています。

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やがて、ホームの向かいに電車が入ってきます。この電車の到着を待っての出発だったようです。繰り返しますが、単線の鉄道です。

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ようやく、アイプゼーの駅を発車。駅前には大きな駐車場があります。ここまでは車でやってくる人が多いようです。ロープウェイ乗り場も見えています。

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ここからは一気にツークシュピッツェの岩山を登っていく筈です。楽しみです。



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山腹から眺めるアイプ湖の絶景

2017年8月1日火曜日@ガルミッシュ=パルテンキルヒェン~ツークシュピッツェ~ザルツブルク/5回目

ザルツブルク音楽祭Salzburger Festspieleを1日離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenに来ています。ドイツ最高峰のツークシュピッツェZugspitzeに向かって、ツークシュピッツェ鉄道Bayerische Zugspitzbahn Bergbahnの登山電車に乗っています。アイプゼーEibseeの駅を出発し、いよいよツークシュピッツェの岩山を登っていきます。まずは山間の樹木の中に分け入ります。

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この樹木の中を岩山に向かって走り続けます。

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樹木の中をいったん抜けると、眼前に真っ白な岩山が迫ってきます。もしかしたら、山頂は雪に覆われているのかもしれませんね。

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高い木々の先に岩山が聳えたっています。ツークシュピッツェは異様な雰囲気の岩山です。近づくにつれ、こんな切り立った山に登山電車が登れるか、疑問に思えます。

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登山電車はトンネルに入ります。トンネルの中を抜けて、岩山を登るのでしょうか。

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ところが想像に反して、すぐにトンネルを抜けます。そして、右手の車窓から、アイプ湖Eibseeが急に顔を出します。かなり下方に見えています。

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アイプ湖を眺めながら、登山電車は急角度で山を登っていきます。

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アイプ湖の上に位置する小さなフリーレン湖Frillenseeが見えてきます。そのフリーレン湖の向こうにも岩山が見えますが、はるか眼下です。

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また、アイプ湖が見えてきます。アイプ湖を眺める絶景の中、登山電車はさらに登っていきます。乗客の視線はみなアイプ湖の美しい湖面に釘付けです。

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乗客のみなさんと一緒に、しばし、この風景を楽しみます。

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これが結果的に最後に見たアイプ湖の風景です。

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岩と草の風景に変わり、アイプ湖は見えなくなります。

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高い樹林の先にツークシュピッツェの岩山が迫ってきます。

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頭上にはロープウェイの鋼線らしきものが見えています。樹木も少なくなってきます。岩山がすぐそこです。

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山の中腹にあるリッフェルリス駅Riffelriß(標高1640m)に到着します。アイプゼー駅は標高1008mだったので、ここまで一気に600m以上も登ってきたことになります。

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この先は鉄道の終点、ツークシュピッツプラット駅Zugspitzplatt(標高2588m)まで1000m近くを登っていくことになります。登山電車もいよいよ最後のあえぎで頑張ってくれるでしょう。その先にどんな光景が待ち受けているか、楽しみです。スイスアルプスのユングフラウヨッホの悪天候と違って、今日は絶好の晴天です。



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ツークシュピッツェ山頂直下のツークシュピッツプラット駅に到着

2017年8月1日火曜日@ガルミッシュ=パルテンキルヒェン~ツークシュピッツェ~ザルツブルク/6回目

ザルツブルク音楽祭Salzburger Festspieleを1日離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenに来ています。ツークシュピッツェ鉄道Bayerische Zugspitzbahn Bergbahnの登山電車に乗り、ドイツ最高峰のツークシュピッツェZugspitzeの岩山を登っているところです。山の中腹にあるリッフェルリス駅Riffelriß(標高1640m)に到着し、眼前にツークシュピッツェの岩山が迫ります。

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この駅で降りて、トレッキングに向かう猛者たちがいます。

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いよいよ、このリッフェルリス駅を出発し、最後の山登りが始まります。

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すぐにトンネルに突入し、外は真っ暗な闇になります。

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登山電車はトンネルの中をゆっくりと登っていきます。

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登山電車は岩山の中のトンネルを既に15分ほど進みました。先はまだまだ長いようです。トンネルの中を山頂に向かうのはユングフラウヨッホと同じ方式ですね。

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やがて、登山電車は長いトンネルと抜けて、山頂のすぐ下のツークシュピッツプラット駅Zugspitzplatt(標高2588m)に到着。ここからはロープウェイで一気に山頂に登ります。ここまでの登山電車のルートを地図で確認しておきましょう。

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ツークシュピッツプラットからは山頂への登山道も続いています。雪渓も残っています。気温はぐっと低くなっています。

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視線を右に移すと、ツークシュピッツェの山頂が青空を背景にくっきりと見えます。山頂はすぐ近くです。

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ここツークシュピッツプラットは荒涼とした土と石ころだらけの土地です。雪渓がところどころに残っています。周りには低い岩山が続いています。

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一角には高いポールが立っています。ポールには旗が下げられています。

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ガラスで覆われた温室のようなレストハウスがあります。しかし、ここは単なる通過点。休んでいないで、山頂に向かいましょう。

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ロープウェイ乗り場の建物から、周りの岩山の風景を眺めます。ドイツアルプスの峰々が続いています。

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先ほど見た山頂への登山道を見下ろします。登山道を登っていく人がいます。そのまま山頂を目指すのでしょうか。

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ロープウェイ乗り場の建物からツークシュピッツプラットを見下ろすと、多くの観光客がうろうろしています。何をしているのかな。

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さあ、ロープウェイ乗り場に向かいましょう。チケットは登山電車とのセット券を購入済です。



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ツークシュピッツェ山頂へロープウェイでGO!

2017年8月1日火曜日@ガルミッシュ=パルテンキルヒェン~ツークシュピッツェ~ザルツブルク/7回目

ザルツブルク音楽祭Salzburger Festspieleを1日離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenに来ています。ツークシュピッツェ鉄道Bayerische Zugspitzbahn Bergbahnの登山電車に乗り、ドイツ最高峰のツークシュピッツェZugspitzeの岩山に登ってきました。山頂が目前のツークシュピッツプラットZugspitzplatt(標高2588m)から、ロープウェイで楽して登頂を目指します。さあ、ロープウェイ乗り場にスタンバイします。

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多くの登山客がロープウェイのゴンドラの到着を待っています。

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ゴンドラが到着。大型なので、すぐ乗れそうです。

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さあ、ゴンドラに乗り込みます。大型のゴンドラもたちまち混み合います。吊革がありますね。まるで東京の満員電車に乗っている感覚です。

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やがて、ゴンドラがツークシュピッツプラット駅を離れて、上昇を開始します。

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たちまち、周りの視界が開けてきます。

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ゴンドラがぐんぐん上昇していきます。

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ツークシュピッツプラットの全景が視界に収められます。雪渓が点在しています。登山道の入り口付近の礼拝堂も見えています。

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青空に岩山の稜線が映えています。稜線の手前はドイツ。稜線の向こうはオーストリアです。

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ツークシュピッツェはドイツの最高峰ですが、実はドイツとオーストリアの国境線上に位置しています。それではオーストリアでも最高峰はこのツークシュピッツェかと言うと、そうではなく、オーストリアにはグロースグロックナーGroßglocknerと言う最高峰があります。ツークシュピッツェは諸説ありますが2,962mと言うのが一般的になっている標高です。驚くべきことにドイツには3000mを超える山はないんですね。因みにオーストリアのグロースグロックナーの標高は3,798mです。我が国の最高峰、富士山よりもちょっぴり高いです。参考にヨーロッパアルプスの最高峰はフランスとイタリアの国境にあるモンブランMont Blancです。標高は4810.9mです。モンブランはヨーロッパの最高峰でもあります。8日前に登ったユングフラウヨッホJungfraujochは標高3454mでしたから、これから登るツークシュピッツェよりも高かったんですね。

ともあれ、ゴンドラはさらに上昇していきます。このロープウェイで一気に400mほど昇ります。

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山の斜面に大規模な施設が見えてきます。環境と気候上の多様な研究を行っているセンター、Umweltforschungsstation/Schneefernerhausです。

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下っていくゴンドラと高速ですれ違います。ここが中間地点です。

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あっという間に下りのゴンドラはその姿が小さくなっていきます。ドイツとオーストリアにまたがるアルプスの峰々が眺められるようになってきます。

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ドイツ側のアルプスはこんな感じに見えています。

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ドイツ最高峰のツークシュピッツェに近づくとともに周りの山々が下方に見えるようになります。

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もうすぐ、ツークシュピッツェの山頂駅に到着します。



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メンデルスゾーンの未完の傑作、オラトリオ「キリスト」 美し過ぎる合唱に感動! 読売日本交響楽団@サントリーホール 2018.10.26

前半はモーツァルトとモーツァルトの同時代の未知の作曲家、J.M.クラウスのシンフォニーです。まあ、読響ならば、これくらいの演奏は当然、聴かせてくれるでしょう。モーツァルトの交響曲 第39番の第4楽章はまさにめくるめき演奏で、とっても魅惑されましたけどね。やはり、コンミスの日下 紗矢子が入ると、絵になりますね。いやいや、そうではなくて、音の響きが一段と素晴らしくなったような気がします。J.M.クラウスのシンフォニアはフーガ形式とソナタ形式が融合したユニークな音楽です。モーツァルトのジュピターの第4楽章とは違い、ソナタ形式の提示部の主題がフーガで演奏されます。とても面白いです。J.M.クラウスの名前は恥ずかしながら、今回、初めて聞きました。名前の埋もれた色んな作曲家がいるものですね。

後半は声楽が入り、しかも宗教曲。となれば、指揮の鈴木 雅明が本領発揮。今や、彼はメンデルスゾーンのオラトリオの世界的権威です。バイエルン放送交響楽団に招かれて、メンデルスゾーンのオラトリオ「パウロ」を振ってきたばかりです。そして、今日は完成作の「エリヤ」、「パウロ」ではなく、未完のオラトリオ「キリスト」を聴かせてくれます。もちろん、初めて聴きます。で、どうだったか・・・素晴らしい演奏でした。特にドイツから招いたRIAS室内合唱団の合唱が滅法、素晴らしく、感激しました。第2部の《シオンの娘たちよ》の清澄な響きには胸を打たれました。続くコラールのしみじみとした抒情はまるでマタイ受難曲なみです。そうです。このメロディーはマタイ受難曲の第10曲と第37曲でも使われていたハインリヒ・イザークの美しいの旋律、「インスブルックよ、さらば」でした。マタイ受難曲の復活上演を果たしたメンデルスゾーンがとっておきの旋律を繰り出してきたんですね。いやはや、このオラトリオ「キリスト」が完成していたら、メンデルスゾーンの最高傑作になっていたかもしれません。そして、メンデルスゾーンの音楽史上の位置づけも変わっていたことでしょう。未完とはいえ、素晴らしいものを聴かせてくれて、感謝です。

今日のプログラムは以下です。

  指揮:鈴木 雅明
  ソプラノ:リディア・トイシャー
  テノール:櫻田 亮
  合唱:RIAS室内合唱団
  管弦楽:読売日本交響楽団 日下 紗矢子(コンサートミストレス)

  J.M.クラウス:教会のためのシンフォニア ニ長調 VB146
  モーツァルト:交響曲 第39番 変ホ長調 K.543

   《休憩》

  メンデルスゾーン:オラトリオ「キリスト」 Op.97
  メンデルスゾーン:詩篇第42番「鹿が谷の水を慕うように」 Op.42

   《アンコール》
    J.S.バッハ:モテット「来たれイエスよ来たれ」BWV229よりアリア(終曲) (RIAS室内合唱団のアカペラ)


最後に予習について、まとめておきます。

J.M.クラウスの教会のためのシンフォニアは予習なし。そもそも、J.M.クラウスっていう作曲家の存在を知らなかったので、仕方ありません。実演を聴いてみて、ちょっとだけでも予習しておけばと後悔しました。コンチェルト・ケルンあたりのCDを聴けばよかった・・・。

モーツァルトの交響曲 第39番を予習したCDは以下です。

 ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団 1960年録音 クリーヴランド、セヴェランス・ホール ハイレゾ

このコンビの演奏は絶品です。しかもハイレゾで音質も素晴らしく、このような聴き知った曲でもついつい、聴き入ってしまいます。うーん、何と素晴らしい!

メンデルスゾーンのオラトリオ「キリスト」を予習したCDは以下です。

サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
ロバート・ゲッチェル(テノール)
ロラン・スラール(バス)
マルクス・ブッター(バス)
アクサンチュス室内合唱団
アンサンブル・オルケストラル・ド・パリ
ローレンス・エキルベイ(指揮)
    2011年録音

初聴きなので、正直、どれほどのレベルの演奏かは判断できませんが、とりあえず、文句のない、よい演奏であるとは言えます。特に第2部のコラールの合唱は素晴らしいです。

メンデルスゾーンの詩篇第42番「鹿が谷の水を慕うように」を予習したCDは以下です。

  イザベル・ミュラー=カント(ソプラノ)
  ヨーロッパ室内合唱団
  ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
  ニコル・マット(指揮)
    2002年録音 ロイトリンゲン、ヴュルテンベルク・フィルハーモニー・スタジオ セッション録音

これまた、初聴きなので、これもどれほどのレベルの演奏かは判断できませんが、なかなか、よい演奏です。



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束の間の北陸:久しぶりの金沢は驚くことばかり

たった4日間の北陸の旅に出ます。JR東日本の大人の休日倶楽部会員限定の北陸フリー切符を利用しての旅です。
往復は遂に北陸新幹線にデビュー。東京駅から金沢駅まで、たった3時間足らずとは驚きです。
土曜日の朝の東京の新幹線ホームはごったがえしています。

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入線してきた電車に乗り込み、キオスクで買い求めたカツサンドで朝食です。

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晴天の信濃路を高速で駆け抜けていきます。

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定刻に金沢に到着。

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これが新幹線の《かがやき》の先頭部。初めてお目にかかります。

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駅のコインロッカーに荷物を入れて、金沢散策に出かけます。ところが金沢駅は大量の観光客で大混雑。コインロッカーもすべて使用中。駅の端にあるコインロッカーでようやく、荷物を出している人を発見。特大サイズのロッカーを確保。大き過ぎるスペースに荷物を入れて、コインを投入していると、配偶者が目ざとく、近くのロッカーの前で困っている外国人カップルを見つけます。どうやら、ロッカーが小さ過ぎて、荷物が収まりきれないようです。配偶者は果敢に片言の英語を駆使して、ロッカーの交換を申し入れます。交渉はすぐにまとまり、ロッカーを交換。saraiが既に投入済の300円を彼らから受け取り、今度は新しいロッカーに荷物を持ち上げます。saraiの腕力不足でロッカーに荷物が届かない様子を見たさきほどの外国人カップルの女性が助力してくれて、どうにか、ロッカーに荷物を収めることができました。麗しき国際協力です。彼らはハワイから来た観光客でした。

身軽になったところで観光案内所で金沢の観光マップと情報を仕入れに出かけます。観光案内所前で金箔入りの加賀棒茶のサービスを受けます。明日は金沢マラソンがあるので、観光客向けにサービスしているようです。

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観光マップをもらい、散策ルートの相談にも乗ってもらいます。近江町市場、金沢城公園、主計町茶屋街、浅野川、ひがし茶屋街と巡ることにします。その前に最近評判の金沢駅の建物を見ておきましょう。まずは内部から見た鉄骨とガラスでできた巨大なドームの姿です。

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ガラスのドームの正面を内部から見たところです。ドームの先に駅の建物があります。

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外から見たガラスドームです。精悍な姿ですね。

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通りに出て、離れたところから見た全景です。なんとも凄いガラスのドームです。

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駅の東口からまっすぐに伸びる駅前通りを進んでいくと、800m先に近江町いちば館の大きな建物があります。

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いちば館の右横に近江町市場の入り口があります。

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市場の中は大きなアーケードが続き、多くの人でいっぱいです。

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中には多くの生鮮食料品のお店が軒を連ねています。青果に魚介など、新鮮な食品であふれており、多くの客とお店のスタッフが活気のある商いをしています。

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配偶者は今晩の食材の調達、saraiはランチをいただく海鮮料理店を探します。ひととおり、市場を巡ったところで、近江町市場寿司本店の行列に並びます。

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意外に行列は進み、10分少しでお店のカウンター席に座れます。

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元気のいい女性スタッフの勧めに従って、贅沢寿司(のどぐろ入り)と単品の握りを注文します。
早速、ガス海老の握りです。

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次いで、本命の贅沢寿司。まずは目玉ののどぐろをいただきますが、これは絶品。美味し過ぎ! すぐに単品ののどぐろの生と炙りを追加注文。既に食べかけの贅沢寿司がこれです。

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いやあ、本当に美味かった。塩竃のまぐろ尽くしも美味かったけど、これも負けない美味しさです。日本はこれが食べられるから、世界中でどこにも食べ物ではひけを取りませんね。満足したところで、お店のスタッフのアドバイスで市場内の魚屋さんでお刺身4品を仕入れます。あら(くえ)、車鯛、さわらの中落ち、ふくらぎ、いずれも石川産の魚です。(夜、美味しくいただきました。新鮮で美味しかった!)

次は金沢城公園に向かいます。黒門口は紅葉に染まり、美しい佇まいです。

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お濠も秋の気配に包まれて、美しい姿を見せています。

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広々とした公園内にお城の建物が美しく聳えています。

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河北門からお城の中に入ります。

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石川門の先には兼六園が続きます。そちらには行かないので、ここで引き返します。

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河北門そばの見晴らし台から、河北門(左側)、菱櫓(右側)、五十間長屋(中央)の連なりを眺めます。日本のお城の美しさがひしひしと伝わります。

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金沢城公園を後にして、今度は茶屋街に向かいます。少し歩くと、浅野川のほとりに着きます。浅野川沿いに伸びる茶屋街が主計町茶屋街です。雰囲気にあふれる茶屋の建物が並びます。意外に観光客の姿は少ないです。

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浅野川にかかる印象的な橋は浅野川大橋です。姿がいいですね。

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その浅野川大橋の上から、主計町茶屋街を眺めます。

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橋を渡って、ひがし茶屋街に向かいます。茶屋街近くは観光客であふれています。まるで京都のようです。

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色んなお店が古い建物の中にはいっています。気になるお店があるので、saraiは配偶者の背を押して、中に入ります。佃煮屋さんです。

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金沢名物の最中の皮で包んだ佃煮があります。これは買いでしょう。セットものを購入。ホタテのワイン煮も追加買い。いいものが買えました。

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ひがし茶屋街に着きます。素晴らしい雰囲気です。これは外国の観光客にも喜ばれるでしょう。

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茶屋の建物が立ち並ぶ様子は圧巻です。

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これで金沢の散策はおしまい。今まで見ていなかった金沢の姿が味わえました。大通りに出て、金沢周遊バスに乗って、金沢駅に向かいます。途中、犀川の流れも車窓に眺めることができました。

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これが金沢駅に到着した金沢周遊バスです。金沢の主要な観光スポットを巡回するバスです。

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明日は山中温泉です。



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束の間の北陸:何もなさずの1日

たった4日間の北陸の旅ですが、今日は1日、仏事で過ごしました。

何か疲れたので、山中温泉の予定は1日繰り延べます。今日は英気を養って、明日は黒部峡谷でのトロッコ鉄道の旅を楽しんだ後、山中温泉に向かいます。心配なのは、どうも天気が悪そうなことです。ちょっとした山登りもあるのにね。明日どうなるかは神のみぞ知る・・・。



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束の間の北陸:奇跡の絶景!黒部峡谷

たった4日間の北陸の旅の3日目。
今日は超早起きして、黒部峡谷を訪れます。黒部アルペンルートで黒四ダムを訪れたことはありますが、富山側から行く黒部峡谷は初めてです。JR東日本の大人の休日倶楽部会員限定の北陸フリー切符を利用してで北陸本線の朝一の特急に乗って、金沢に向かいます。車窓からは朝日が昇ってくるのが見えます。

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金沢駅でコインロッカーに荷物を預け、朝食と昼食を購入して、北陸新幹線の《はくたか》に飛び乗ります。ようやく、新幹線車内で朝食です。

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富山の次の黒部宇奈月温泉で新幹線を降り、富山地方鉄道の新黒部駅で宇奈月温泉行の電車に乗り換えます。一緒に乗り換えた仲間に今日の黒部峡谷パノラマ展望ツアーで行動を共にする女性二人組がいて、意気投合。彼女たちは昨日の富山マラソンを完走した猛者たちでした。昨日は金沢マラソンもあったし、saraiの長男が完走を果たした水戸マラソンもありました。まさにスポーツの秋ですね。
ともあれ、宇奈月温泉に到着。駅前には温泉噴水があり、湯煙を上げています。

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ここで黒部峡谷鉄道の宇奈月駅に移動。たった5分ほどです。駅はトロッコ鉄道に乗る観光客であふれています。駅の2階に上がり、予約していた黒部峡谷パノラマ展望ツアーの受付を済ませます。このツアーは一般の人は立ち入れない黒部峡谷トロッコ電車終点《欅平駅》の先にある関西電力施設内の専用列車・トンネル・竪坑エレベーターの体験と北アルプスの山々を望める展望台へのルートの散策という非常に限定されたツアーなんです。週に3日、土日月だけ、日に4便、実施されていて、4日以上前に予約する必要がある人気ツアーです。1便あたりの定員はたった53名。なかなか、予約が取れません。一人6000円で何と6時間もかかるツアーです。その出発点が黒部峡谷鉄道の宇奈月駅で、トロッコ鉄道、関西電力の専用列車、竪坑エレベーターを乗り継いで、最後は山登りして、展望台に至ります。
受付後、まだ、我々の参加する第3便の出発までは時間があるので、やまびこ遊歩道を散策します。遊歩道を歩いて、黒部川にかかる山彦橋を渡っていると、ちょうど、真ん前に架かっているトロッコ鉄道の新山彦橋の赤い鉄橋の上を3両編成のトロッコ電車が走ります。

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やまびこ遊歩道の隧道を抜けて、展望台から、宇奈月ダムの姿を眺めます。

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そろそろ、我々のツアーの出発時間が迫り、急いで戻ります。隧道の中を歩いていると、我々の乗るトロッコ電車のひとつ前のトロッコ電車の走る轟音が聞こえます。さっきのトロッコ電車と違い、13両編成の堂々たる電車の筈です。その姿を写真に収めようと隧道内をダッシュ。しかし、隧道内の窓から鉄橋を見ると、既に通り過ぎています。残念!

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駅に戻り、改札を済ませ、我々のトロッコ電車に乗車します。配偶者情報では進行方向に向かって、右側が眺めがよいそうです。しっかりと、右側の座席を確保。富山マラソンを走った女性たちにも右側の座席を確保してもらいます。

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トロッコ電車は天蓋だけあって、窓はありません。窓のある特別客車もありますが、これは展望がよろしくありません。トロッコ電車で黒部峡谷の素晴らしい景色を思う存分楽しみます。窓がないので、少々、寒いですが、これも修行です。
これは先ほど眺めた宇奈月ダムのダム湖です。

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新柳河原発電所はまるでヨーロッパのお城のような姿。峡谷の黄葉の中にすっくと立っています。

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峡谷は黄葉で美しい風景を見せています。

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その黄葉に薄い雲がたなびいて、幻想的な雰囲気です。まさに絶景です。

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トロッコ電車の終点の欅平に到着。いよいよ、限定ツアーの本番です。関電の職員(OBだそうです)に迎えられて、ヘルメットを装着し、待つことしばし。欅平駅に専用列車が入ってきます。3両編成です。

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関電工事用区域内の下部トンネルの中を5分ほど走り、竪坑エレベーター近くに着き、列車を降ります。。

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竪坑エレベーターに乗り込みます。オーチス製の特別の大型エレベーターです。

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エレベーターで200m上がり、外に出ると、周りの山は雲にすっぽりと包まれています。今日は天候が悪く、小雨気味でとっても残念です。

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それでも雨は上がっており、登山道をヒーヒー言いながら、上っていきます。全長370mの登山道を登り終え、パノラマ展望台に着くと、奇跡が起こります。あれほど雲に覆われた空が青空に変わっていきます。黄葉の山々が美しい姿を見せてくれます。随行していた山のガイドさんもこれはとても珍しいと頭を捻っています。つい先ほどまではガスで覆われていたそうです。我々の日頃の行いがよっぽどいいんでしょうか(笑い)。

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遠くの山々まで見通せます。

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みるみるうちにどんどん晴れ上がっていき、美しい黄葉に包まれた山が姿を現します。

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日の差した山々の黄葉の美しさは息を呑むほどです。

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感動冷めやらぬままに下山。来た時と逆のルートで欅平駅に戻り、ツアーは解散です。関電のスタッフに感謝するのみです。もっとも関電のスタッフは山の奇跡に立ち会っていないので、どうやら、青空の絶景が見えたことを知らない様子です。生憎の天候で残念でしたと挨拶していました。彼らも想像しない奇跡だったようですね。

欅平で黒部峡谷の黄葉を見ながら、遅めの昼食をいただきます。気分がよいので、とっても美味しい!

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欅平で帰りのトロッコ電車までの時間があるので、峡谷沿いを散策します。ここは残念ながら、奇跡は起こらず、空は曇って、小雨模様ですが、それでも峡谷の景色はとっても美しいです。

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峡谷の崖はまさに錦模様です。

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トロッコ電車に乗って、また、1時間20分。宇奈月温泉に戻ります。ここで温泉を素通りはできません。立ち寄り湯を楽しみます。とてもよい湯質の温泉でした。ほっこりした体で電車を乗り継ぎ、今日の宿、山中温泉へ向かいます。宿に着くととっぷりと日が暮れています。今日は大遠征でした。
今度は山中温泉の湯に浸り、夕食は宇奈月温泉でゲットした食材と一昨日、金沢でゲットした食材です。とりわけ、金沢のほたてのワイン煮と宇奈月でゲットした白海老の蒲鉾が美味でした。黒部の清酒も美味しくいただきました。

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〆は金沢のひがし茶屋街でゲットした最中で包んだ佃煮のお茶漬け。これは最高の美味しさ。満足以外の何ものでもありません。

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明日は五箇山に行ってみます。その後は横浜の自宅に戻ります。



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束の間の北陸:世界遺産の五箇山へ

たった4日間の北陸の旅の4日目。最終日は世界遺産の五箇山へ行くことにします。合掌造りで有名な世界遺産の白川郷は行ったことはありますが、同じ合掌造りの集落である五箇山はどう違うんでしょうね。

昨日から宿泊している山中温泉の宿から早朝に出撃します。二日連続の早起きは朝寝坊のsaraiにとってはきついです。大きな荷物は宿の人に頼んで自宅に宅配便で送って、身軽なスタイルで山中温泉バスターミナルに向かって元気よく歩き始めます。数少ない加賀温泉駅行きのバスに乗り遅れるわけにはいきません。やがて、山中温泉の総湯の菊の湯の建物の前までやってきます。

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この菊の湯の近くには、このところ、マイブームになっている芭蕉ゆかりの記念館があります。松尾芭蕉が奥の細道の終盤で9日も宿泊した泉屋旅館に隣接した扇屋旅館が改装された《芭蕉の館》です。ここで芭蕉が詠んだ句は《やまなかや菊は手折らじゆのにほひ》です。総湯「菊の湯」の名称はこの句に由来しています。

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山中温泉バスターミナルに着くと同時に加賀温泉駅行のバスが入ってきます。危ない、危ない・・・。

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加賀温泉駅で予定よりも早い電車に乗れたので、金沢駅でも少し早い電車に乗ります。いつも同じルートではつまらないので、新幹線には乗らずに、IRいしかわ鉄道の電車で高岡駅に向かいます。JR東日本の大人の休日倶楽部会員限定の北陸フリー切符は便利で、色んな交通機関を利用できます。

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予定よりも早く、高岡駅に到着。ここからはJR城端線で城端まで行き、そこから五箇山行きのバスに乗り換えるつもりでしたが、五箇山行きのバスはこの高岡駅が始発です。駅前のバスターミナルに行くと、ちょうど、五箇山行きの世界遺産バスが出たばかりです。ターミナルで停車中の別のバスの運転手さんに配偶者が五箇山行きの手段について相談してみます。結局は当初予定していた城端からのバスがこの高岡から出るバスで、それ以外には五箇山行きの手段はなさそうです。しかし、耳寄りな情報も得られます。JR東日本の大人の休日倶楽部会員限定の北陸フリー切符は鉄道だけでなく、この世界遺産バスにも有効だそうです。ならば、この高岡から1時間ちょっと後に出発する世界遺産バスに乗ることにして、それまでは高岡の町をちょっと散策しましょう。高岡は2017年に公開された《ナラタージュ》のロケ地です。主役の有村架純が歩いた情緒のある家並みの金屋町に行ってみます。駅からは徒歩20分ほどです。歩き出して、しばらくすると、千保川に架かる鳳鳴橋に差し掛かります。橋の中ほどには大きな鳳凰が金色に輝いています。この鳳凰は鋳物で造られたそうです。

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この橋を渡ると、金屋町があります。石畳と千本格子造りの家並みが続いており、雰囲気たっぷりで如何にも有村架純が歩くと様になることが感じられます。

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金屋町はその町名の通り、この地で栄えた銅器産業の中心地だったところで、今でも銅器のお店があります。そのお店の一つで、鳳鳴橋の鳳凰が鋳物で造られたことを教えてもらったんです。鋳物や銅器のことを色々と学ばせていただきました。勉強になりました。
さて、そろそろ時間なので、駅前のバスターミナルに戻ります。定刻に世界遺産バスがやってきます。

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運転手さんに再度、北陸フリー切符の利用について訊くと、鉄道の走っている城端まで有効で、その先は料金が発生するそうです。つまり、鉄道とバスを乗り継いでも、バスだけで行っても同一の料金だそうです。構いませんよ。予定通りの料金ですからね。五箇山の相倉口までのバス料金は一人、730円です。
出発したバスは新高岡を経由して、高岡市内を抜けると、何と高速に乗ります。北陸道から東海北陸自動車道をがんがん走り、高速を下りると城端駅です。ここからは五箇山に向かう山道に入ります。あたりは昨日と同様に黄葉に包まれています。

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五箇山の相倉口に到着。五箇山の合掌造りの集落は分散しており、その中で大きな集落は相倉と菅沼の二つです。その二つの集落を世界遺産バスで訪れますが、まずは手前にある相倉の集落を訪れます。バス停の相倉口からは山道を10分ほど歩くと、いきなり、合掌造りの集落が現れます。相倉です。まるで日本昔話の舞台のような鄙びた世界です。観光地化した白川郷とはまるで雰囲気が異なります。

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相倉の集落の中を散策する前に、まず、腹ごしらえです。集落には2軒ほどしか食事できるお店はありません。茶屋まつやで昼食をいただくことにします。この食事処ももちろん、茅葺の屋根の合掌造りの建物です。

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山菜をふんだんに使った《まつや定食》をいただきます。集落同様に鄙びた料理ですが、ボリュームたっぷりでお腹いっぱいになります。

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昼食の後は、いよいよ、集落の中を巡ります。集落に迫る山あいは秋色に染まっています。日本の原風景と表現したら、センチメンタル過ぎるでしょうか。

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多くの茅葺屋根の合掌造りの家が残っています。もちろん、瓦屋根に変わった家もありますが、なるべく、茅葺屋根の家を中心に散策します。

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山縁から集落を望みます。見事な景色です。茅葺屋根の合掌造りの家々が並んでいます。

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地主神社の境内から眺めた景色です。情緒たっぷりの風情です。

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これが原始的な茅葺の合掌造りの家です。もう、これ一軒くらいしか、地面まで茅葺屋根が下がっている家はなさそうです。これでは家の中は暗くて寒そうですから、現在の居住空間としては使いにくいでしょうね。

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集落の裏通りに周り込むと、突如、鉄筋コンクリートの大きな建物が姿を現し、ぎょっとします。五箇山青少年ふるさとセンターです。しかし、この建物も茅葺屋根の維持用の萱の管理に使われているようです。周囲には多くの切り出された萱が乾燥させられています。

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十分過ぎるほど、この過去の時代にタイムジャンプしたような相倉の集落を散策しまくりました。なるべく、過度の観光化がされないことを祈りたい気持ちになりました。
そうそう、ここを訪れている観光客の半数ほどは外国人です。海外のかたは古い日本を見たいのでしょうね。
ということで、五箇山散策は十分に満足し、なおかつ、連日の早起きと歩き回ることで疲れ果てました。もう、菅沼の集落に行くのは止めにしましょう。新高岡方向のバス停に行きます。バスの時刻を確認すると、もう少しで世界遺産バスがやってきそうです。小雨が降っており、バス停にある待合所の小屋を覗くと、戸が開けられて、イギリスから来た若いカップルに招き入れられます。彼らは来るときも同じバスで、集落内でも何度もすれ違って、挨拶を交わしていました。小屋の中でしばし、話に花が咲きます。彼らは東京、金沢、京都を巡るそうです。何故に日本に来たのかって、テレビ番組風に訊いてみると、ヒストリカルでミステリアスなジャパンに惹かれたそうです。なるほどね。そういう会話に一緒に参加していた日本人の熟年女性3人組にこれからの行動を訊いてみると、なんだか変です。何と我々とは違う方向のバス、菅沼行きに乗るそうです。それは道の向かい側のバス停だと指摘すると、あわてふためいて、走っていき、事なきを得ました。よかったね。
遅れて到着した世界遺産バスで新高岡に向かい、新幹線の改札に行くと、何と3分後に富山行きのつるぎが来るようです。慌てて、ホームに行き、滑り込んできたつるぎに飛び乗ります。富山駅で東京行きのかがやきの指定席を早い時間のものにチェンジすると、ぽっかりと1時間の待ち時間ができます。実は直近のかがやきは満席で1時間後の電車になってしまったんです。北陸新幹線は人気があるようですね。
中途半端な待ち時間をどう過ごすか、駅のインフォメーションのお姉さんに相談すると、富山の町を周回する環状線の市電に乗って、車窓から町を眺めてみたらいんじゃないかという、ご提案があります。それもいいね。その案に乗りましょう。

環状線の市電は駅の構内にあるホームから出発します。

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県庁や公園を過ぎて、富山城址公園の前を通過します。

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ぐるっと町を一周して、また、富山駅前に戻ってきました。

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一人200円払って、奇妙な富山観光も終了。

これでたった4日間の北陸の旅も完了です。JR東日本の大人の休日倶楽部会員限定の北陸フリー切符でマイカーを使わない旅を存分に楽しませてもらいました。なかなか使える切符です。夜の9時には自宅に帰りつきました。自宅は北陸と違って、ほっこりと暖かい! 厚着の装いを脱ぎ捨てて、また、薄着に戻りました。



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ティーレマンのシューマンは凄かった!・・・シュターツカペレ・ドレスデン@サントリーホール 2018.10.31

やっぱり、ティーレマンの指揮は凄い。8月にバイロイト音楽祭で聴いたばかりですが、何はともあれ、ティーレマンは必ず、満足させてくれます。ロマンティック過多とか、大袈裟過ぎるとか、非難されることも多い指揮者ではありますが、これほどの音楽を聴かせてくれる指揮者が今も昔もどれだけいたでしょう。とりわけ、実演での圧倒的な迫力にはひれふすのみです。今日のシューマンもすっかり魅了されました。以前、ウィーン楽友協会でティーレマン指揮ウィーン・フィルでシューマン尽くし(第1番、第4番ほか)を聴いたときの凄い響きはこのサントリーホールの音響レベルでは残念ながら味わうことはできませんが、その代わり、シュターツカペレ・ドレスデンとの完成度の高い演奏がシューマンの交響曲の素晴らしさを実感させてくれました。交響曲第1番 「春」を聴き終えて、シューマンのオーケストラ曲の最高の楽しさを味わえました。その楽しさはウィーン・フィルとの演奏のとき以上です。一言で言えば、《満足》以外の何ものでもありません。しかし、交響曲第2番の演奏はさらにそれを上回るものです。第1楽章のいきいきとした演奏に心躍り、第2楽章の充実した響きを味わい、第3楽章にはいると、シューマンの暗く沈んだ抒情に心打たれます。そして、シュターツカペレ・ドレスデンの美しい響きに心が熱くなります。第4楽章はシューマンらしい祝祭的な高揚が存分に発揮されながら、どんどん、熱く燃え上がるような演奏が展開されていきます。コーダの美しさと同居した迫力には圧倒されて、ただただ、感動します。究極のシューマンを聴かせてもらいました。シューマニアーナの一人として、こんなに素晴らしい演奏を聴かせてくれたティーレマンシュターツカペレ・ドレスデンの感謝するのみです。シューマンは歌曲、ピアノ曲も最高ですが、交響曲もベートーヴェン、シューベルトからの流れを引き継ぎ、来たるべきブラームスに至るドイツ・オーストリア音楽の本流の重要な位置を占めていることが実感できるコンサートでした。明日は大好きな第4番が聴けます。大変な名演の予感がします。


今日のプログラムは以下のとおりです。

  指揮:クリスティアン・ティーレマン
  管弦楽:シュターツカペレ・ドレスデン

  シューマン:交響曲第1番 変ロ長調「春」 Op.38

   《休憩》

  シューマン:交響曲第2番 ハ長調 Op.61


最後に予習について、まとめておきます。

シューマンの交響曲第1番を予習したCDは以下です。

  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル 1951年10月29日 ミュンヘン、ドイツ博物館コングレスザール ライヴ録音
  レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル 全集盤 1984~85年録音
  ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮シュターツカペレ・ドレスデン 全集盤 1972年録音 ドレスデン ルカ教会
  クリスティアン・ティーレマン指揮フィルハーモニア管弦楽団 2001年録音

フルトヴェングラーは第4番の凄い演奏とは比べられませんが、これも素晴らしい演奏です。バーンスタインのCDは久しぶりに聴いてみましたが、大変な名演です。以前聴いたときにはまだ、シューマンの交響曲の素晴らしさ自体が分かっていませんでした。ウィーン・フィルの演奏も流石です。シュターツカペレ・ドレスデンの演奏も聴いておかねばと思って聴きました。この後、シノーポリとの録音もありますが、評判の高いサヴァリッシュの指揮を聴きました。角のとれたまろやかな演奏で、こういうシューマンもいいですね。ティーレマンの録音も聴いてみました。実演で聴いたウィーン・フィルとの演奏に比べると、もう一つ、突っ込みが足りない感じです。再録音が望まれます。


シューマンの交響曲第2番を予習したCDは以下です。

  レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル 全集盤 1984~85年録音
  ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮シュターツカペレ・ドレスデン 全集盤 1972年録音 ドレスデン ルカ教会
  クリスティアン・ティーレマン指揮フィルハーモニア管弦楽団 1996年録音

いずれの演奏も感想は上に書いた第1番と同様です。バーンスタインの演奏を聴いていれば、満足できます。サヴァリッシュも十分、鑑賞にたえるいい演奏です。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

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読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
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04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

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04/11 00:33 kico
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