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仙台を拠点とした旅:南三陸町の今に絶句

秋になり、仙台に来ています。今日は好天の下、松島を訪れることにします。で、松島に行ったのですが、松島と言えば、三陸海岸にあります。忘れようもない3.11の大震災のことが心に去来します。もう、あれから7年以上経ちますが、一体、どうなったんでしょう。松島をささっと眺めた後、南三陸町にできたという復興商店街を訪れてみることにしました。松島からどう行くかは、よく分かりませんが、ともかく三陸自動車道にのり、志津川インターを目指すことにします。

そして、南三陸町の今を見て、絶句しました。これまで、テレビの画面を通して見ていた景色の中に自分を置いてみると、自分が何も見ていなかった・・・分かっていなかったことに即座に気が付きます。南三陸さんさん商店街と名付けられた復興商店街は木造りが強調された仮設のような雰囲気の商店街です。高台に造成された広い土地の中に作られていますが、まだまだ、造成された土地の中には建物が少なくて、商店街も寂しい感じです。特に3連休の翌日の平日に訪れたせいかもしれません。配偶者に指摘されて、初めて気が付きましたが、この高台の土地は山を切り開いて造成されたものではなくて、津波で翻弄され、壊滅した町の上に土を積み上げて、10mも嵩上げして造った土地でした。まだ、壊滅した海辺の町はそのまま残っているとてっきり思い込んでいましたが、実際は自分が今立っている高台の土地の10m下に埋もれているとは・・・。驚愕して、絶句します。高台の土地の海際の端に行くと、人工の崖があります。その下は港だけが残っていました。この風景はとても写真に収める気にはなれませんでした。土地造成工事は今も続いていて、頻繁にトラックは行き交っています。その交通整理をしている男性に声を掛けてみると、彼は元からのここの住民だそうです。色んなことをお話しして、胸が痛みます。海際の土地でそのまま残っているのは港と造船所だけだそうです。あとはすべて10m嵩上げされたそうです。今も工事は続いていますが、あと数年で完了するようです。ところで津波の後も骨組みだけは残った防災庁舎はどうなったんでしょう。あれだけは震災への思いの象徴として、そのまま残すそうです。周りはすべて嵩上げされ、震災公園などとセットの施設になるとのこと。色んな意見もあったようです。数年後にどうなったのか、見にきましょう。交通整理の男性からのまた来てくださいという一言も胸に迫りました。読者のみなさんも折を見て、ここを訪れることをお勧めします。

そもそも、この南三陸町にやってきたのは、復興商店街を応援するためです。食事をして、買い物をすることで、町が活性化することの一助になればとの思いです。松島での昼食をあえて避けて、遅い昼食をとるために南三陸さんさん商店街で食事処を探します。何軒も海鮮料理のお店があるのですが、すべてクローズ。時間的に昼食タイムを外してしまい、お休み時間帯になったようです。だからと言って、夕食時間まで待つわけにはいきません。すると営業中の鮮魚店で、注文すると、料理を作ってくれるそうです。海鮮丼をふたつ注文します。鮮魚店の外のテーブルでそれをいただきます。

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これがその山内鮮魚店です。このお店の昔の本店はこの高台のちょうど下あたりにあったようです。この商店街の歴史は鮮烈そのもです。

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昼食後はお買い物です。仙台滞在中の食材を買い集めます。別の鮮魚店で南三陸産の生牡蠣や南三陸産のお刺身(イシナギ、ヤリイカ)を買い、笹かまぼこ屋さんに入ります。

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明治に創業した、その及善かまぼこ店も高台の下に埋もれた町にあったお店です。普通の笹かまぼこではなく、高級魚のキンキを材料とした笹かまぼこを求めます。別の食料品店では、南三陸の精肉店の牛タンを求めます。そして、最後は最初の山内鮮魚店でやはり、南三陸産のカレイとムール貝を求めて、お買い物完了です。

仙台に帰着後、生牡蠣を食べながら、モーゼル産のリースリンクの白ワインをいただきます。

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もちろん、イシナギとヤリイカのお刺身もいただきます。上がったばかりのヤリイカは超美味でした。ムール貝もいただきました。

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そうそう、今日は松島にも行きました。瑞巌寺の国宝の本堂を見た後、松島湾1周のクルージングで絶景を楽しみました。
これがクルーズ船の第3仁王丸。大型船です。湾外も航行するので、大型船は波に強くていいですね。

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松島湾には大小260もの島々があります。変わった小島を見ながらのクルーズでした。これは鐘島。

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これは仁王島。

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これは千貫島。

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船窓からですが、窓が奇麗で写真も綺麗に撮れます。
クルーズ船が桟橋に戻ったときにあっと驚く事実が分かります。船が着岸すると同時に桟橋のスタッフがホースで勢いよく水を船窓に吹きかけて、洗い始めます。そのあとはモップで水滴をふき取ります。

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道理で船窓が奇麗で、写真が奇麗に撮れたわけです。ヨーロッパでは、よくクルーズ船に乗りますが、船窓が汚れていて、写真が奇麗に撮れません。ですから、いつもクルーズ船ではデッキにいる習慣がつきました。日本の観光業のサービスのきめ細かくて、丁寧な仕事に頭が下がりました。

明日は少し、天気が悪そうなので、平泉の中尊寺にでも出かけましょう。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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たかぼんさん、初めまして。saraiです。

嬉しいコメント、ありがとうございます。ブッシュ四重奏団は素晴らしいですよ。とりわけ、第14番は最高です。
もっとも、ブッシュ

09/17 02:04 sarai

とても素晴らしいお話をお聞かせ頂き感謝いたします。
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ブッシュ四重奏団は別なレコード(死

09/16 13:52 たかぼん

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マエストロは数年前のイ

06/14 08:27 michelangelo

えりちゃさん、コメントありがとうございます。
最終公演に行きますが、ムーティ&ウィーン・フィルは渾身の力で凄い演奏を聴かせてくれますよ。特にシューベルトは有終の

11/09 22:13 sarai

尻上がりに素晴らしくなりました!
あの弦の響きにもうハマるのですよ!
あと2公演ありますが、もう既に同じプログラムを2回演奏しているので、ますます良くなるか、ち

11/09 10:56 えりちゃ

えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai
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