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舘野 泉 左手のピアノ・リサイタル@横浜上大岡ひまわりの郷ホール 2018.10.21

左手のピアニストとして、名高い舘野 泉の演奏を初めて聴かせてもらいました。左手だけの演奏は相当に難しいもののようです。完璧にこなしていましたから、簡単に思えましたが、ここまでの演奏は凄いらしいですね。冒頭のシャコンヌはオリジナルのヴァイオリン版と比べるわけにはいきませんが、有名なブゾーニ編曲のピアノ版と比べて、とてもよい演奏でした。とりわけ、終盤の聴かせ所は素晴らしいものです。それにしても、ブラームスが左手用の編曲をしていたとは初耳です。あとで調べてみると、クララ・シューマンが右手を痛めていた時期に左手用に編曲して、クララにプレゼントしたそうです。ブラームスのクララに寄せる愛情の深さが分かるエピソードの一つです。

後半の光永浩一郎の組曲「オルフェウスの涙」は左手用の3曲が演奏されましたが、これはなかなか聴き映えのする作品です。舘野 泉の演奏も見事でした。

アンコールは何とスクリャービン。スクリャービンの両手用の作品を左手だけで弾くのかと驚いていると、スクリャービンも自身が練習のやり過ぎで右手を痛めていた時期があって、左手用の作品を残したようです。スクリャービンの初期の作品なので、ショパン風の美しい作品です。それにしても左手だけとは思えないような華麗な作品です。相当に難度の高いものと思われますが、舘野 泉は完璧に弾き切ります。素晴らしい演奏でした。


この日のプログラムは以下の内容です。

 ピアノ:舘野 泉

  J.S.バッハ:シャコンヌ(ブラームス編曲)
  マグヌッソン:組曲「アイスランドの風景」
  池辺晋一郎:一枚の紙と5本のペン

  《休憩》

  光永浩一郎:組曲「オルフェウスの涙」
  塚本一実:天界飛翔
  梶谷修:祈り
      風に、波に、鳥に
  山田耕筰:赤とんぼ(梶谷修 編曲)

  《アンコール》

    スクリャービン:左手のための2つの小品Op.9 から 第2曲 夜想曲 変イ長調

予習は無理なので、していません。バッハのシャコンヌは事前のプログラムになかったので、予習できませんでした。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ミケランジェロさん、saraiです。

遅レスで申し訳けありません。敬愛するジョナサン・ノットをご評価いただき、ありがとうございます。

相変わらず、独自の音楽探求を続

06/23 23:50 sarai

こんにちは。

ジョナサン・ノット氏の公演鑑賞を拝読したく参りました。毎回とても沢山の公演記録を私達に届けて下さり、ありがとうございます。

マエストロは数年前のイ

06/14 08:27 michelangelo

えりちゃさん、コメントありがとうございます。
最終公演に行きますが、ムーティ&ウィーン・フィルは渾身の力で凄い演奏を聴かせてくれますよ。特にシューベルトは有終の

11/09 22:13 sarai

尻上がりに素晴らしくなりました!
あの弦の響きにもうハマるのですよ!
あと2公演ありますが、もう既に同じプログラムを2回演奏しているので、ますます良くなるか、ち

11/09 10:56 えりちゃ

えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai

saraiさま、
お久しぶりです!
お元気にコンサートや旅行を楽しんでおられますね!
ブログ、楽しく拝見しています。おフランス、良いね😊
私は春だというのに、仕事と用事以

04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
と思いつづけて居ました❗
写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

02/13 22:26 みーちゃん
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