ザルツブルク音楽祭Salzburger Festspieleを1日離れて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenに来ています。今はツークシュピッツェZugspitzeの山頂からの絶景を眺めているところです。快晴の中、360度の大パノラマを楽しみます。
山頂は風は強いですが、そんなに寒くはありません。風よけを羽織る程度でOKです。山頂駅の屋上展望台を歩き回ります。
これはオーストリアのチロルの村々を見下ろす風景です。

目を左に転じると、岩山が見えます。先ほどまでいたツークシュピッツェ鉄道Bayerische Zugspitzbahn Bergbahnの終点のツークシュピッツプラットZugspitzplatt(標高2588m)です。そこからロープウェイであっと言う間に標高差ほぼ400mの高さの山頂に登ってきましたが、稜線を自分の足で登ってくる登山客の姿も見えます。やりますね。

これがドイツとオーストリアを隔てる、切り立った岩山の稜線の先端です。ここから岸壁が一気にチロルの緑の平原まで下り落ちています。ちなみにこの山頂駅内にも国境線がありますが、往来は自由です。

これがチロル側の屋上展望台です。工事中のクレーンはドイツ側で進められているアイプ湖Eibseeからの長距離ロープウェイのためのものです。今年中には開通する予定です。(その後、予定通り、2017年12月に開通しました。)

saraiは屋上に残っている真夏の雪を踏みしめてみます。さすがにアルプスですね。

山頂駅の下には大きな複合アンテナがあります。そこにツークシュピッツプラットからの登山客が登ってきています。

山頂駅の屋上レストランでは多くの観光客が休んでいます。絶好の天気で大勢の人たちがこのツークシュピッツェの山頂にやってきたようです。

ここにもまた、通称、ブラックバード、すなわち、クロウタドリらしき鳥が羽を休めています。

saraiがチロル側の山頂駅のトイレに行き、その帰りにショップを覗いてみます。登頂記念にチロル側のショップでキャップ(野球帽)を買います。チロル側ですから、帽子にはドイツではなく、チロルのツークシュピッツェと書かれています。そのまま、その帽子を被って、配偶者の前に姿を現すと、配偶者からは年寄りじみて見えるって、揶揄されます。まあ、実際、年寄りなんだから仕方がありません。意地になって、そのまま、ずっと野球帽を被っています。(日本に帰ってもその帽子を被る習慣になりましたが、翌年のヨーロッパ遠征の際にバイロイトでその帽子を置き忘れました。残念ですが、ツークシュピッツェの帽子をドイツに置き忘れても不自然ではありませんね。もちろん、その後、代わりの帽子をハイデルベルク大学のショップでゲットして、今でも日本で被っています。)
山頂駅は、相変わらず大勢の人で大賑わいです。が、本当の山頂(標高2962m)は、あと10メートルほど上で、すぐ近くに見えていますが、そこへは自力でよじ登らなければいけません。

このあたりからはドイツアルプス、チロルの山々の連なりが素晴らしい景観を作っています。この景観を本当の山頂から眺めてみたいなあ・・・。

山頂へは続々と登っていく人たちがいます。それなりのお年の方もチャレンジしています。岩壁の梯子を登らないといけないようです。

チロルの帽子を被ったsaraiは羨まし気にその風景を写真に収めています。

これが山頂駅から山頂に向かう通路です。

山頂へはこちらという標識が我々を誘っています。

しかし、無念ではありますが、体力のない我々は自重しましょう。転落事故でも起こしたら、とんでもない迷惑をかけますものね。その写真だけいただいて満足します。

山頂駅はどんどん混み合ってきます。こんな眺望を楽しめる日はそんなに多くはないでしょうからね。どっと人が押しかけてきているようです。あまり、人で混み合ってしまう前に下山しましょう。十分に絶景は堪能しました。
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