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ガルミッシュ=パルテンキルヒェンからザルツブルクに帰着・・・早速、ソコロフのピアノを聴く

2017年8月1日火曜日@ガルミッシュ=パルテンキルヒェン~ツークシュピッツェ~ザルツブルク/18回目

ザルツブルク音楽祭Salzburger Festspieleを1日離れてのガルミッシュ=パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenへの小旅行を終えて、ザルツブルクに帰ろうとしているところです。既にミュンヘンを過ぎて、電車はキーム湖Chiemsee近くを走っています。キーム湖と言えば、ルードヴィヒ2世が建設した3つのお城のひとつ、ヘレンキームゼー城Schloss Herrenchiemseeが湖の中央に浮かぶヘレン・インゼルHerreninsel(男島)にあることで有名です。先ほども彼が非業の死を遂げたシュタルンベルク湖Starnbergseeを通り過ぎてきたばかりですが、バイエルン州にはルードヴィヒに関係する史跡が多く残っています。ちなみにノイシュヴァンシュタイン城、リンダーホーフ城もルードヴィヒが建設したお城です。
実は以前、ルードヴィヒのファンである配偶者と意見が一致して、10年に渡る旅でルードヴィヒの3つのお城を訪れたことがります。最後に訪れたのがヘレンキームゼー城でした。2010年のことです。滞在していたザルツブルクから電車でプリン・アム・キームーゼー駅Prien am Chiemseeまで行き、SLとクルーズ船に乗って、お城のあるヘレン・インゼルを訪れた思い出があります。
ちょうど、今、そのプリン・アム・キームーゼー駅に到着。目の前にSLのキームゼー鉄道Chiemsee-Bahnのプリン駅の駅舎が見えます。

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その駅舎の左に視線を移すと、まさにSLが出発するところです。saraiの乗っている電車の到着時刻に合わせているのかもしれません。

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観光客がそのSLを取り巻いています。

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キームゼー鉄道のプリン駅の建物の端の方は樹木の繁る中に埋もれるような感じです。自然と共生しています。

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懐かしいキームゼー鉄道に別れを告げます。

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プリン・アム・キームーゼーを出て、緑の平原の中を走ります。平原の先にはキーム湖がある筈ですが、まったく見えませんね。

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野原の中の道を気持ちよさそうにサイクリングしている女性がいます。

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平原の彼方にちらっとキーム湖の湖面が光ります。

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すぐにキーム湖は姿を隠します。

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次の停車駅、ベルナウ・アム・キームゼーBernau a Chiemseeに到着。駅の看板にはキーム湖Chiemseeでのレジャー風景が宣伝されています。

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キーム湖を過ぎて、美しい緑の野原の中、電車は一路、ザルツブルクに向かいます。

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無事、ザルツブルクに戻ります。バイエルン・チケットを使った格安の運賃での鉄道旅でした。
ザルツブルク中央駅の構内にあるスーパーで、お持ち帰りのお寿司をゲットして、ホテルに向かいます。
昨日の朝チェックアウトしたホテルに再度、チェックインして、部屋で一休み。今夜から、また、ザルツブルク音楽祭で音楽三昧です。

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今夜は9時から、祝祭大劇場でグリゴリー・ソコロフのピアノ・リサイタルです。彼は2000年以降は来日していない、日本人にとっては幻のピアニストとなっています。saraiは初聴きなんです。ホテルからは岩山のトンネを抜けると、すぐに祝祭大劇場です。開演30分ほど前には、また、正装して出かけます。早めにスタンバイして、習慣化しているカフェ・トマッセリのアイスクリームをいただきます。

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遂に実演でソコロフの演奏を聴きました。流石の演奏で会場は大盛り上がり。ヨーロッパでは破格の人気のピアニストなんですね。後半のプログラムのベートーヴェンのソナタは素晴らしい演奏でした。
このコンサートの詳細な記事はここに既にアップ済みです。


明日はガルミッシュ=パルテンキルヒェンへの小旅行の疲れをとる日にしましょう。また、夜はシフの3回目のピアノ・リサイタルを楽しみます。きっと素晴らしい演奏を聴かせてくれるでしょう。



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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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