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ザルツブルク音楽祭:苦難のシュテファン・ツヴァイク・センターへの道

2017年8月2日水曜日@ザルツブルク/5回目

今日はザルツブルクでゆっくりと過ごしています。ランチの後の酔い覚ましのザルツァッハ川の川べり散策を終えようとしています。
ザルツァッハ川は快晴の空の下、穏やかな顔を見せています。

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今日の総仕上げはトンネル内でみつけたシュテファン・ツヴァイク・センターStefan Zweig Centreを訪問することです。なにしろ、saraiは今や、シュテファン・ツヴァイクが心の友と思えるほどに大ファンです。それにナチスの迫害を逃れるためにこのザルツブルクを去るまでの間、彼はこの地を終の棲家のようにして、カプツィーナーの丘Kapuzinerbergのお屋敷に住み、ザルツブルク音楽祭に訪れる音楽家たちを招いて親しくしていました。ザルツブルク音楽祭とは縁の深かった人です。そのシュテファン・ツヴァイク・センターは午後2時~4時の間しか公開していないんです。今はもう午後3時過ぎです。急いでメンヒスベルクMönchsbergの岩山のトンネルに向かいます。祝祭大劇場の横手にある自動車道路のジークムントシュトンネルSiegmundstor Tunnelの入り口に到着。

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このジークムントシュトンネルの横に歩行者用のトンネルの入り口があります。早速、中に入りましょう。

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やがて、シュテファン・ツヴァイク・センターへ上るトンネル内のエレベーターの入り口の扉の前に到着。

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ところが、この扉が閉まっていて頑として開きません。

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扉の横には懐かしいシュテファン・ツヴァイクの写真もあるので、確かにここで間違いありません。扉の横にあるインターホンに呼びかけますが応答もありません。

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ここであきらめるわけにはいかないので、トンネルを出て、フェルゼンライトシューレFelsenreitschuleの建物の壁に取り付けられている岩山に上る階段をふーふー言いながら上ります。このクレメンス・ホルツマイスター階段Clemens-Holzmeister-Stiegeを上りきると、大聖堂も眺められます。

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ようやく、岩山の上のシュテファン・ツヴァイク・センターの入り口につくと、そこの扉はちゃんと開いています。

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扉の先の石段をまた上っていきます。疲れますね。

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石段の上には何とも瀟洒なシュテファン・ツヴァイク・センターの建物があります。

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シュテファン・ツヴァイク・センターの横はメンヒスベルクの丘の斜面になっています。山際に建てられています。

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シュテファン・ツヴァイク・センターの前庭からはザルツブルクの旧市街が見渡せそうです。

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建物の扉に近づくと、そこから入るのではなく、建物の左側に周り込むようです。

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ようやく入り口を発見。ここから建物に入って、右側に進むとシュテファン・ツヴァイク・センターがあるようです。建物全体はザルツブルク大学の色んな組織が入っていて、一部がシュテファン・ツヴァイク・センターになっているようです。

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遂にシュテファン・ツヴァイク・センターのエントランスロビーに到着。

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シニアチケットを購入するついでに、受付の女性に苦情を言うと、おかしいわね、横のボタンを押すとちゃんと入り口は開くはずよ。でも、ごめんなさいねって言われます。後でもう一回チェックしてみましょう。さあ、貴重な展示を拝見しましょう。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
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10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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