今日はザルツブルクでゆっくりと過ごしています。ランチの後の酔い覚ましのザルツァッハ川の川べり散策を終えようとしています。
ザルツァッハ川は快晴の空の下、穏やかな顔を見せています。

今日の総仕上げはトンネル内でみつけたシュテファン・ツヴァイク・センターStefan Zweig Centreを訪問することです。なにしろ、saraiは今や、シュテファン・ツヴァイクが心の友と思えるほどに大ファンです。それにナチスの迫害を逃れるためにこのザルツブルクを去るまでの間、彼はこの地を終の棲家のようにして、カプツィーナーの丘Kapuzinerbergのお屋敷に住み、ザルツブルク音楽祭に訪れる音楽家たちを招いて親しくしていました。ザルツブルク音楽祭とは縁の深かった人です。そのシュテファン・ツヴァイク・センターは午後2時~4時の間しか公開していないんです。今はもう午後3時過ぎです。急いでメンヒスベルクMönchsbergの岩山のトンネルに向かいます。祝祭大劇場の横手にある自動車道路のジークムントシュトンネルSiegmundstor Tunnelの入り口に到着。

このジークムントシュトンネルの横に歩行者用のトンネルの入り口があります。早速、中に入りましょう。

やがて、シュテファン・ツヴァイク・センターへ上るトンネル内のエレベーターの入り口の扉の前に到着。

ところが、この扉が閉まっていて頑として開きません。

扉の横には懐かしいシュテファン・ツヴァイクの写真もあるので、確かにここで間違いありません。扉の横にあるインターホンに呼びかけますが応答もありません。

ここであきらめるわけにはいかないので、トンネルを出て、フェルゼンライトシューレFelsenreitschuleの建物の壁に取り付けられている岩山に上る階段をふーふー言いながら上ります。このクレメンス・ホルツマイスター階段Clemens-Holzmeister-Stiegeを上りきると、大聖堂も眺められます。

ようやく、岩山の上のシュテファン・ツヴァイク・センターの入り口につくと、そこの扉はちゃんと開いています。

扉の先の石段をまた上っていきます。疲れますね。

石段の上には何とも瀟洒なシュテファン・ツヴァイク・センターの建物があります。

シュテファン・ツヴァイク・センターの横はメンヒスベルクの丘の斜面になっています。山際に建てられています。

シュテファン・ツヴァイク・センターの前庭からはザルツブルクの旧市街が見渡せそうです。

建物の扉に近づくと、そこから入るのではなく、建物の左側に周り込むようです。

ようやく入り口を発見。ここから建物に入って、右側に進むとシュテファン・ツヴァイク・センターがあるようです。建物全体はザルツブルク大学の色んな組織が入っていて、一部がシュテファン・ツヴァイク・センターになっているようです。

遂にシュテファン・ツヴァイク・センターのエントランスロビーに到着。

シニアチケットを購入するついでに、受付の女性に苦情を言うと、おかしいわね、横のボタンを押すとちゃんと入り口は開くはずよ。でも、ごめんなさいねって言われます。後でもう一回チェックしてみましょう。さあ、貴重な展示を拝見しましょう。
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