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バード・ガシュタイン:フェルゼンテルメで温泉三昧

2017年8月3日木曜日@ザルツブルク~バード・ガシュタイン/6回目

チロルの温泉地、バード・ガシュタインBad Gasteinで滝の見物の後、駅前の温泉、フェルゼンテルメFelsenthermeを楽しむためにバスに乗って、駅に移動してきたところです。駅前の大通りにはガラス張りの歩道橋があります。それを渡ってみましょう。その上り口を探して、駅舎の横の建物に入ります。ここは下りの階段しかありません。何か変ですね。

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歩道橋の上に上るエスカレーターを発見しました。この歩道橋は単なる道路横断のためのものではなく、バード・ガシュタインの山の上に上るシュトゥブナーコーゲルバーンStubnerkogelbahnというロープウェイの乗り場への通路のようです。1000mほどの高度を一気に上るロープウェイですが、一昨日にもドイツで一番高いツークシュピッツェに登ってきたばかりですから、今日は温泉にします。

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ともかく、エスカレーターで上に上がります。エスカレーターは明るい陽光が降り注ぐ歩道橋のガラスホールに上っていきます。

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エスカレーターで上に上がると、駅の裏に大きな山が見えます。この山、シュトゥブナーコーゲルStubnerkogelをロープウェイで上れるようです。

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これがロープウェイ乗り場への通路です。

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反対方向のフェルゼンテルメ温泉への通路に向かいます。

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通路の端にフェルゼンテルメの看板があります。ここにも例の壺の紋章(バード・ガシュタインの町の紋章)が描かれています。

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左にぐるっと周り込むと、フェルゼンテルメの入り口があります。

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フェルゼンテルメの建物に入ると、大きな窓から、屋外の大きな温泉プールが見下ろせます。陽光を浴びて、気持ちよさそうです。

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温泉プールに浸かっている人はほとんどいません。みなさん、プールサイドのデッキチェアで寛いでいますね。

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おっと、飛び込み台から、大きな水しぶきを立てて、派手にプールに飛び込んだ人がいます。楽しんでいるようです。こっちも急いで入場しましょう。

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窓からは駅の向こうのシュトゥブナーコーゲルバーンの乗り場も見えています。

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さて、レセプションで入場の手続きをします。3時間からの時間制で入ります。バスローブを借りることにします。バスタオルより使い勝手が良いように思えますからね。

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ここから温泉三昧。プールやサウナ、日光浴を楽しみましょう。その前に水着に着替えます。着替えルームは男女の区別なし。このあたりは文化の違いを感じますが、もう慣れました。水着に着替え、バスローブを羽織って、温泉に向かいます。
1階は、家族向け。いくつかのお楽しみプールがあり、子供たちがにぎやかに遊んでいます。引率の大人は、日光浴ですね。緑の山々に囲まれて、気持ちが良いです。すべての施設を一通り試した後、いよいよサウナに向かいます。サウナはお約束通り、2階です。ここへは大人しか入れず、別料金です。2階の入り口で、中はスッポンポンだよと言われます。了解です。サウナの中は男女の別なしでスッポンポンだけど、サウナ間の移動にはバスローブを羽織ってもよいとのこと。また、サウナ内ではバスタオルは必須(バスローブではダメ)ということで、結局、バスタオルも借ります。2階の着替え室で水着を脱ぎます。2階の着替え室は男女別というのが不思議と言えば不思議。ここでは色んな温度のサウナを楽しみます。空いているので、ほかの人と一緒になることが少なく、夫婦水入らずはやはり気楽ですね。
さて、3階は、屋上になっていて、見晴らしがよいとのことですが・・・行ってみると、やはり、そこはアダムとイブの世界です。空いている寝椅子を探すほど、サウナエリアよりここの方が混んでいます。ビックリです。こじんまりとしているので、何とか過ごせそうです。チャレンジ! 思い切って、スッポンポンで寝椅子に転がり、全身で太陽を浴び、晴れ渡った青空と美しい山々を眺めていると、こんな裸の日光浴が癖になりそうです。全身を美しく焼くには、こうするしかありませんね。こちらの女性の夏のファッションは、肩も背中も丸出しですからね。
ここまで体験したら、もう完璧でしょう。すっかり我々もヨーロピアン(気分?)。
でも、やはり心底からは落ち着きません。この楽園から、そこそこに退散します。2階のサウナゾーンに降りると、アウグストゥス(当ブログで説明済ですが、熱い石に水をかけて水蒸気を上げて、バスタオルをぶんぶん回して熱い風を送る儀式でとても気持ちよいものです)が始まっていました。これはしくじった。どこかに開始時間が書いてあったのでしょうね。あきらめて、最後にミストサウナを楽しみます。ここは、バスタオルなしで(たしかに濡れる)、シャワーで座るところを洗い、出るときにも洗っておきます。先にはいっていた素敵な女性が指導してくれました。いろんなお作法があるものです。なかなかミストサウナは気持ちが良いです。
これにて温泉体験を完了。ちなみに今回も東洋人は我々だけでした。
冷たいもので水分を補給して帰ります。が、レセプションで清算して出ようとすると、わけのわからない集団が入場しようとしていて、1人しかいないスタッフが、その人たちの対応で手がいっぱい。かなり待たされます。予定の電車に遅れそうであせります。どうにか清算を終えて、駅に急ぎます。と言っても駅はすぐ通りを隔てたところです。
ホームに出ると、電車の時間の5分前でセーフ!

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ホームの上を見上げると、シュトゥブナーコーゲルバーンのロープウェイ乗り場への通路(歩道橋)が見えています。

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すぐに赤い車体のレールジェットがホームに滑り込んできます。何とか電車に間に合いました。

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温泉に入り、すっかりリラックスしました。また、ザルツブルクに戻る1時間半の鉄道の旅を楽しみましょう。今夜もザルツブルク音楽祭のコンサートが待っています。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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