fc2ブログ
 
  

バード・ガシュタイン:ザルツブルクに戻って、また、音楽三昧

2017年8月3日木曜日@ザルツブルク~バード・ガシュタイン/7回目

チロルの温泉地、バード・ガシュタインBad GasteinでフェルゼンテルメFelsenthermeの温泉を楽しみました。連日のザルツブルク音楽祭のコンサート通いの疲れがすっかり取れたという感じです。さあ、予定通りの電車に乗って、ザルツブルクSalzburgに戻ります。往きと同様に帰りも格安チケットをネットで事前に購入済です。列車指定のシュパーシーネSparschieneというチケットで一人14ユーロです。もちろん、セカンドクラスで指定なしではあります。たった1時間半ほどの乗車ですから、ファーストクラスに乗るのはもったいないでしょう。もっとも往きはさらに安い9ユーロでしたが、この格安チケットは列車ごとに料金設定が変わります。

2018122201.jpg



バード・ガシュタインを出たレールジェットはガシュタイン渓谷の美しい緑の中を走っていきます。

2018122202.jpg



10分ほどで次の停車駅、バード・ホーフガシュタインBad Hofgasteinに到着。ここも温泉地です。

2018122203.jpg



車内販売が回ってきます。お馴染みのHenryという愛称の車内販売です。

2018122204.jpg



レールジェットはまた美しいチロルの野を走っていきます。

2018122205.jpg



次の停車駅、ドルフガシュタインDorfgasteinを過ぎて、広い平原の中をレールジェットは駆け抜けていきます。

2018122206.jpg



左手に小さな町が見えてきます。シュヴァルツァッハ・イム・ポンガウSchwarzach im Pongauのようです。

2018122207.jpg



この町の中に入っていきます。

2018122208.jpg



やがて、駅に近づきます。

2018122209.jpg



次の停車駅、シュヴァルツァッハ-ザンクトファイト駅Schwarzach-St.Veit Bahnhofに到着。

2018122210.jpg



すぐに出発して、町を離れていきます。

2018122211.jpg



次の停車駅、ザンクト・ヨーハン・イム・ポンガウSankt Johann im Pongauを過ぎると、また、次の町がすぐ近づいてきます。

2018122212.jpg



このあたりで、saraiの気は遠くなり、温泉の後の心地よい眠りに入っていきます。配偶者は相変わらず、熱心に車窓を眺めています。
次の停車駅、ビショフスホーフェンBischofshofenに到着。saraiはそんなことは知らずに夢の中です。

2018122213.jpg



走り出したレールジェットはザルツァッハ川Salzachの上流の傍らを抜けていきます。

2018122214.jpg



左手の山の上に古いお城が見えています。ホーヘンヴェルフェン城Erlebnisburg Hohenwerfenのようです。この城塞の起源は南から来る敵に対してザルツブルクを守るため、1077年に大司教ゲープハルトがこの堅城を築くところまで遡ります。また、お城の近くには、氷穴、アイスリーゼンヴェルト・ヘーレ Eisriesenwelt-Hoeleもあります。「氷の大世界の洞窟」という名で知られています。実は昨日、ここを訪れる予定でしたが、ちょっと疲れていたので、休養日にしました。もう、2度と訪れる機会はないでしょうね。

2018122215.jpg



ずっと、ザルツァッハ川に沿って走っていますが、なんだか、川の上に小さな虹が出ていますね。

2018122216.jpg



最後の停車駅、ゴリング・アプテナウGolling-Abtenauに到着。ザルツブルクが次の停車駅です。あと20分ほどです。

2018122217.jpg



ザルツブルク中央駅まで、あと10分というところで、宵闇に包まれてきた空に黒々と浮かび上がってきたのはウンタースベルクUntersbergですね。

2018122218.jpg



線路が大きく左に周り込んでザルツブルク中央駅に近づいていきます。その先にはまたもウンタースベルクが見えています。ザルツブルクのランドマークのような山です。

2018122219.jpg



無事、定刻の6時前にザルツブルク中央駅に到着。ザルツブルクに戻ると、もう夕暮れなのにまだ暑い! 今日はウィーンの方は記録的な暑さだったようです。やはり山間のバード・ガシュタインは涼しかったようですね。ホテルに戻って、急いで支度して、メゾソプラノのエリーナ・ガランチャの歌曲リサイタルを聴きに行きます。相変わらずの凄い美声に酔わされます。この歌曲リサイタルの詳細な記事はここに既にアップ済みです。

明日はマーラーを訪ねる小旅行です。マーラーが最も充実した日々に毎年の夏を過ごしたヴェルター湖Wörtherseeの湖畔の地マイアーニックMaierniggが目的地です。マーラーはここにある作曲小屋で数多の傑作を作曲しました。アッター湖の1番目の作曲小屋に続いて、これで2番目の作曲小屋を訪れることになります。首尾よく訪問できるでしょうか。



↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR