ベートーヴェンの交響曲 第9番は第3楽章も美しい演奏でしたが、やはり、第4楽章の後半のオーケストラの美しい響きと大編成の東響コーラスの合唱が交錯しながら、高潮していく様は感動するしかありません。残念だったのは、期待していたソプラノの中村恵理とメゾ・ソプラノの藤村実穂子の声があまり響いてこなかったことです。とりわけ、中村恵理は彼女が登場するので、このコンサートに駆け付けたのに残念至極・・・。
来年の東響の第9はジョナサン・ノットの指揮さそうですから、聴き逃がせません。
そうそう、今日がサントリーホールの聴き納めです。今年も随分、サントリーホールに通いました。今日で17回です。
今日のプログラムは以下のとおりでした。
指揮&チェンバロ:秋山和慶
ヴァイオリン:辻 彩奈
ソプラノ:中村恵理
メゾ・ソプラノ:藤村実穂子
テノール:西村 悟
バス:妻屋秀和
合唱:東響コーラス(合唱指揮:安藤常光)
管弦楽:東京交響楽団 コンサートマスター:水谷 晃
ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」Op.8 から第1~4番「四季」~春・冬
《休憩》
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱付」
《アンコール》
蛍の光 AULD LANG SYNE
最後に予習について、まとめておきます。
ヴィヴァルディの「四季」を予習したCDは以下です。
ファビオ・ビオンディ(Vn)、エウロパ・ガランテ 2000年、新録音
オリジナル演奏の代表格のようなCDです。新鮮な印象を受けます。でも、イ・ムジチ合奏団が懐かしくも感じられます。
ベートーヴェンの交響曲 第9番を予習したCDは以下です。
フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリン・フィル,聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊
イルムガルト・ゼーフリート、モーリン・フォレスター、エルンスト・ヘフリガー、ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ
1957~58年録音
フリッチャイの素晴らしい指揮が聴けます。ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウが唯一、この曲を歌った録音でもあります。若々しい歌唱です。
↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね
いいね!
