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明けましておめでとうございます。新年のランキングは50位に復帰!!

明けましておめでとうございます。

みなとみらいホールのジルヴェスターコンサートから帰ってきたところです。年越しのコンサートはとても楽しいもので、最後は恒例のラデツキー行進曲で盛り上がりました。コンサートの詳細は後でアップします。みなとみらいホールは昨年が開館20周年でしたが、開館当時からの会員で、ジルヴェスターコンサートは第1回の黒柳徹子&草野仁の司会のときから、配偶者と欠かさずに全20回通い続けています。このところは娘夫婦とも一緒に毎年の恒例行事になっています。少々、マンネリ気味ではありますが、今更、止めるきっかけもありません。

さて、年が明けて、人気ブログランキングをチェックすると、順調にポイントが入っていて、久々に50位に復帰できました。やはり、IDを新規登録すると、ちゃんとポイントが加算されるようになりました。今後とも応援をよろしくお願いいたします。とりあえずは30位以内が目標です。最終的に再び、10位以内を目指したいと思います。ぽちっとクリックを毎日お願いします。



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年末年始は美味しいグルメで

大晦日は恒例のジルヴェスターコンサート@みなとみらいホールで年越しでした。saraiと配偶者、娘夫婦の4人です。

コンサートに先立って、1年を締めくくる贅沢をします。みなとみらいグランドセントラルテラスにある本格イタリアン「LEONE MARCIANO レオーネ マルチアーノ」でのディナーです。これも恒例行事で、3度目です。大晦日の夜、営業しているレストランは少なくて、いつもここになります。定番化しました。

まずはワインを注文。ワインリストを見て、ヴェネトの白ワインにしてと娘にお願いして、最終チョイスは娘に一任。ドライ過ぎず、かと言って甘くもない美味しい白ワイン、サン・ヴィンチェンツォSan Vincenzoで一年の労をねぎらいながらの乾杯。

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料理はアラカルトでいただきます。アンティパストは
 水牛モッツァレラのカプレーゼ トマトとバジル

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 タコのマリネ

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 スカモルツァチーズの鉄板焼き 生ハムと一緒に

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いずれも美味しいですが、とりわけ、スカモルツァチーズの鉄板焼きは香ばしくて、ラクレットに似た味で特筆ものの美味しさです。

そうこうするうちに、美味しい白ワインを空けて、次は娘がソムリエを呼んで、赤ワインを追加注文。娘夫婦もワイン好きなんです。赤ワインはピエモンテ産のランゲ・ネッビオーロLanghe Nebbioloです。

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次はパスタを3種。
 自家製生パスタ スパッカーティ ラグーソース 色々なキノコと共に

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 カヴァテッリ トマト ガーリック ペコリーノチーズ

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 自家製スパゲッティ アサリ、トマト、カラスミ オイルベースで

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いずれのパスタも自家製生パスタでとっても美味しいですが、特にカヴァテッリ トマト ガーリックのソースの美味しさには脱帽です。

メインはカナダ産活オマール海老のオーブン焼き 地中海風。オマール海老がぷりっぷりですっごく美味しい!

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これは仔牛のオーブン焼き モッツァレラトマトソース。

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最後にコーヒーを頼んだら、スノーマンとアンパンマンの模様で楽しませてもらいました。

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などなど、美味しい料理を堪能。

豪華なディナーを楽しんで、みなとみらいホールに移動。横浜美術館前は美しくライトアップされています。

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この後、みなとみらいホールでジルヴェスターコンサートを楽しみましたが、それは別記事で。

元旦は配偶者の手づくりのお節料理のお重をいただきます。シャンパンは娘婿の差し入れ。ジャカール・ブリュット モザイクJacquart Brut Mosaiqueです。

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sarai夫婦と娘夫婦の4人でお節もシャンパンも美味しくいただきます。よいお正月でした。



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人気ランキング急上昇、30位復活! 御礼とさらなる応援のお願い

ブログを応援してくれている皆様へ

年末、12月29日にお伝えした通り、当ブログは人気ブログランキングに再登録し、ポイント0から再出発しました。そして、わずか5日で当面の目標であった30位に上昇することができました。こんなに皆さんの応援をいただけて、感動しています。最終目標はあくまでも再度のベスト10復活を目指す再挑戦ですが、順調にその道を進んでいるという実感を得ることができました。次のステップは上位25位以内に常駐することです。

毎日、きっちり、ブログを書き続けることを自分に課したいと思っています。よりよい記事をみなさんに発信していきたいと思います。

よろしく、皆さんの応援をお願いします。毎日、1回のクリックを欠かさずにお願いします。


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初詣は相模国の一宮の2社巡り

お正月も明けて二日になり、saraiと配偶者は初詣に出かけることにします。さて、どこに行きましょう。まだ、お参りしていない神社に絞って検討します。二人が思い浮かべたのは何と同じ神社です。前から気になっていた寒川神社にしましょう。東海道線の茅ヶ崎から相模線に乗り換えていくようです。神社の沿革を調べると、相模国の一宮という格式の高い神社です。相模国というと現在の川崎市、横浜市を除く神奈川県の全域です。横浜市の戸塚区、栄区、泉区、瀬谷区、南区、港南区、金沢区なども含みます。その相模国で最高の格式を持つ一宮は古くから現代まで、この寒川神社でした。一方で鎌倉の鶴岡八幡宮も全国一の宮会に加盟しており、一宮として扱われることがあるそうです。創建が鎌倉時代と歴史が浅いのですが、源氏の将軍家の庇護を受けたことで格式が高くなったそうです。で、今年は相模国の一宮の寒川神社と鶴岡八幡宮の2社を巡って、初詣しましょう。

まずはお正月の朝食をいただきます。まずは年末に友人からいただいたモーゼルのリースリンクの白ワインを開けます。

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期待通りの美味しさです。
料理はもちろん、お節料理ですが、我が家のお正月はお刺身が欠かせません。高価な本マグロの生の赤身と中トロがつきます。

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最後は我が家特製のお雑煮でしめ。さあ、なんだかんだするうちにお昼になったので、急いで初詣に出発。電車を乗り継いで、JR相模線の宮山駅に到着。1時間ほどの行程です。お正月だけの特別の出口から駅を出ると、乗ってきた相模線の電車は出発していきます。

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駅から少し進むと、大通りに出ます。寒川神社の方面に多くの初詣客が向かっています。

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その群れに加わって、10分ほど歩きます。

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すると、寒川神社前に到着。大鳥居の前は大行列。最後尾につきますが、列は一向に前に進みません。さすがに世に知られた神社ですね。

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やがて、行列は少しずつ進み、大鳥居を過ぎて、境内の参道に入ります。10分ほどでようやく、本殿の門が見えてきます。

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さらに5分ほどで門に近づきます。門の上には派手な大人形が飾ってあります。

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ようやく門を抜けられそうです。

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本殿の前の大広場に出ますが、ここから先、本殿の建物まで大変な数の初詣客がびっしりと広場を埋め尽くしています。まあ、これくらいの初詣客で賑わっていないと気勢が上がらないので、それはそれでいいでしょう。

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本殿にはなかなか近づけず、先ほどから10分でこれくらいしか進みません。遅々たる進み具合です。

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さらに5、6分でようやく本殿の前に立ち、お賽銭を投げ、2礼2拍手1礼。願い事は普通に家内安全です。さあ、混雑から抜け出して、出口に向かいます。最後に本殿前の大雑踏を眺めます。

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出口を出たところで寒川町限定「八福餅」が販売されています。伊勢名物の赤福餅そっくりですが、縁起物なので求めます。1箱1080円とちょっと高価です。ここ寒川神社は全国で唯一の八方除の守護神として信仰されています。「八福餅」は八方塞がりなどのいろんな災いを取り除く予防薬のようなもの。この八方除の象徴のようなあんこもちがこの「八福餅」なんです。

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中身はこんな感じ。味はまさに赤福餅そっくりで、美味しいですよ。寒川神社をお参りした際には購入必須です。

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出店の屋台を覗きながら、また、JR相模線の宮山駅に戻ります。小さな駅舎です。

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JR相模線は何と単線です。ホームもひとつ。橋本方面行の乗客と茅ヶ崎方面行の乗客をホームで入れ替えながらの運行です。今は茅ヶ崎方面行の乗客だけがホームを占めています。

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今度は鎌倉の鶴岡八幡宮に向かいます。茅ヶ崎から東海道線で藤沢まで移動し、そこから江ノ電に乗って、鎌倉に向かいます。saraiが江ノ電の全区間、乗ったことがないと言うと、配偶者が気を利かせて、そちらに誘導してくれたんです。始発駅の藤沢で首尾よく座席をゲット。さすがに鎌倉の人気観光電車。江ノ島、稲村ケ崎、長谷などの人気スポットを巡っているうちに超満員になります。我々はらくちんで鎌倉駅に到着。ここでsaraiは急に小腹が空いてきます。小町通を歩いて、何か美味しいものを探しましょう。鎌倉に詳しい配偶者はここには高いものしかないよって教えてくれます。鎌倉らしい食べ物と言えば、シラス丼だそうです。実際、シラス丼のお店が多いですね。じゃ、シラス丼をいただきましょう。2階にあるお店はそんなに広くありませんが、夕方の空いている時間帯。よい席に案内されて、シラス三昧丼をいただきます。この時期には珍しい生シラス、ゆでたシラス、かりっと炒めたシラスがのっていて、意外な美味しさ。満足しました。でも、1480円もしました。

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さあ、鶴岡八幡宮に急ぎましょう。もう5時前で暗くなってきました。小町通の雑踏を避けて、参道に出ます。

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境内に入っても、比較的、空いています。もう、初詣の時間帯を過ぎたのかな。

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ところが下宮前は無茶苦茶な混雑です。

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石段前で入場規制のロープが張られています。

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20分ほど待って、ようやく規制のロープが近づきます。

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ようやく規制のロープを抜けて、石段の上に上がります。

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また、その先、本殿前の行列です。これは10分も経たずに本殿前に立ちます。また、お賽銭を投げ、2礼2拍手1礼。願い事は家内安全に加えて、まだ未定の旅の成功を祈願します。また、境内の参道を抜けて、大鳥居の前に立ちます。大変な数の人でまだごったがえしています。

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鎌倉駅まで15分ほど雑踏の中を歩き、空いている逗子行きの電車に乗ります。逗子駅から京急の新逗子駅まで歩き、空いた電車でゆっくりしながら、自宅に帰着。

配偶者にお茶を淹れてもらい、早速、「八福餅」を半分ほどぱくつきました。これでお正月の2日の行事は終了。充実した1日でした。



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ジルヴェスターコンサート@横浜みなとみらいホール 2018.12.31

大晦日は恒例のジルヴェスターコンサート@みなとみらいホールで年越しです。saraiと配偶者、娘夫婦の4人です。
イタリアン・レストランでグルメなディナーをいただいた後、みなとみらいホールに移動。
みなとみらいホールのジルヴェスターコンサートは今年で第20回目。そして、saraiがジルヴェスターコンサートに通うのもこれで20回。全部聴いてます。

今回のプログラムは以下です。

《第1部》

池辺晋一郎:ヨコハマ・ファンファーレ
ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20 ヴァイオリン:三浦文彰
ショパン:ピアノ協奏曲第1番より第1楽章 ピアノ:小川典子
プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」 ソプラノ:小林沙羅
レオンカヴァルロ:歌劇『道化師』より「衣装をつけろ」 テノール:村上敏明
服部隆之:真田丸 ヴァイオリン:三浦文彰
池辺晋一郎:黄金の日日

《休憩》

《第2部》

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」より第3楽章 ピアノ:ゲルハルト・オピッツ
グノー:歌劇『ファウスト』より「宝石の歌」 ソプラノ:小林沙羅
プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」 テノール:村上敏明
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番より第3楽章 ヴァイオリン:徳永二男
ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』よりバーバ・ヤガー、キエフの大門【カウントダウン曲】
レハール:喜歌劇『メリー・ウィドゥ』より「唇は語らずとも」 ソプラノ:小林沙羅 テノール:村上敏明
オッフェンバック:喜歌劇『天国と地獄』よりカンカン
ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲

【出 演】

音楽監督:池辺晋一郎、飯森範親(Cond)、徳永二男(エグゼクティブ・ディレクター/Vn)、朝岡聡(MC)
横浜みなとみらいホール ジルヴェスターオーケストラ(コンサートマスター:会田莉凡、扇谷泰朋、神谷未穂、小森谷巧、崎谷直人、藤原浜雄)
ピアノ:ゲルハルト・オピッツ、小川典子
ヴァイオリン:三浦文彰
ソプラノ:小林沙羅
テノール:村上敏明

今回のジルヴェスターコンサートは昨年同様、最前列の中央の席で聴きました。とってもよく響く最高の席でした。
ジルヴェスターコンサートはお祭りのようなガラコンサートですが、簡単に印象をまとめておきましょう。

みなとみらいホール館長の池辺晋一郎によって、このジルヴェスターコンサートのために書かれたヨコハマ・ファンファーレで華やかに開幕。今どきの日本人の金管奏者は結構、うまいものです。
続いて、オーケストラ曲が披露されます。お馴染みのロッシーニの歌劇『ウィリアム・テル』序曲です。チェロを中心にした弦楽器の響きが見事です。最後は行進曲で威勢よく盛り上がります。臨時編成のオーケストラですが、特に弦楽器が素晴らしい響きです。
 予習 ジュリーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団 1962年12月 ロンドン、キングズウェイ・ホール セッション録音

次も有名なサラサーテのツィゴイネルワイゼンで楽しめます。ヴァイオリンは若手の三浦文彰です。もちろん、うまいのですが、もうひとつ、若者らしい覇気に乏しい演奏に思えます。大きく成長するためにはもっと冒険心を持って、チャレンジしてほしいと願わずにはいられません。
 予習 ヤッシャ・ハイフェッツ、ウィリアム・スタインバーグ指揮RCAビクター交響楽団 1951年6月 ハリウッド、リパブリック・スタジオ・サウンド・ステージ9

次はまた名曲のショパンのピアノ協奏曲第1番です。全曲の半分ほどを占める第1楽章が演奏されます。ピアノは日本を代表するピアニストの一人である小川典子です。強いタッチで魅力的な演奏です。繊細さよりも強靭さを感じさせる演奏ですが、こういうショパンもありでしょう。ところで冒頭のオーケストラの前奏は少しはしょったような気がしますが、どうだったんでしょう。まあ、ピアノのパートが魅力的な作品ですから、構いませんけどね。
 予習 マルタ・アルゲリッチ、クラウディオ・アバド指揮ロンドン響 1968年

次はソプラノの小林沙羅とテノールの村上敏明によるオペラのアリア。小林沙羅は曲目が当日変更です。元々はJ.シュトラウスⅡ世の喜歌劇『こうもり』より「侯爵様、あなたのような方は」を歌う筈でしたが、プッチーニの「私のお父さん」に変更。どうやら、あまり喉の調子がよくないようです。高域の声が出きっていません。彼女の歌は初めて聴きますが、今日の状態では評価はできませんね。一方、村上敏明は絶好調。『道化師』の「衣装をつけろ」を熱唱し、聴いているsaraiも熱くなってしまいました。日本人のテノールの実力もなかなかのものです。
 予習 「衣装をつけろ」 パヴァロッティ、レオン・マジエラ指揮ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団

NHKの大河ドラマの音楽を2曲演奏して、休憩です。

休憩が終わり、第2部がスタートします。
ベートーヴェンの傑作、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」です。第3楽章がゲルハルト・オピッツのピアノで演奏されます。この人のベートーヴェンはソナタも協奏曲もあまり、よい演奏を聴いたことがありません。音楽性以前にテクニックがもう一つです。最近思うのは、モーツァルトもベートーヴェンもピアノ曲はきちんと演奏するのが難しいということです。
 予習 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウィーン交響楽団 1979年 ライヴ録音

次はソプラノの小林沙羅とテノールの村上敏明によるオペラのアリア。相変わらず、小林沙羅の苦しい歌唱です。一方、村上敏明はますます絶好調。「誰も寝てはならぬ」を高らかに歌い上げます。日本人のテノールでここまで歌える人がいるんですね。
 予習 「宝石の歌」 カラス、ジョルジュ・プレートル指揮パリ音楽院管弦楽団
    「衣装をつけろ」 パヴァロッティ、ズービン・メータ指揮ロンドン・フィル

次はブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番です。第3楽章が徳永二男のヴァイオリンで演奏されます。ヴァイオリンの響きはもう一つですが、ツボをおさえた演奏で楽しく聴けました。
 予習 ジャニーヌ・ヤンセン、リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 2006年9月

いよいよ、カウントダウン曲のムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』よりバーバ・ヤガー、キエフの大門です。今年もカウントダウンは見事に成功!! 最後のジャーンという響きの終了とともにぴったり新年を迎えました。いつもながら、飯森範親の指揮は凄いです。指揮者はここまでオーケストラをコントロールできるんですね。やんやの喝采とともにハッピー・ニュー・イヤー!
 予習 伝説の名演!チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル 1986年 ベルリン ライブ録音

新年に聴く最初の音楽はレハールの喜歌劇『メリー・ウィドゥ』より「唇は語らずとも」です。ソプラノの小林沙羅とテノールの村上敏明が熱唱してくれました。これを聴いていると心はウィーンに飛びます。ウィーンのフォルクス・オーパーで何度も聴きました。また、ウィーンに行きたくなります。
 予習 なし

最後はオッフェンバックの喜歌劇『天国と地獄』よりカンカンです。華やかに演奏されます。でも、どうしてもテレビの文明堂のCMを思い出してしまいます。演奏は格調高いんですけどね。
 予習 なし

最後のおまけは例年通り、ラデツキー行進曲を手拍子してコンサート完了。

今年も音楽で新年が始まりました。また、音楽聴きまくりの1年になりそうです。


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

夫婦揃って着物で初詣

お正月も3日になり、そろそろ、お節料理もなくなりかけています。3が日も無事に過ぎそうです。今日はお正月のしめに夫婦揃って、着物を着て、近所の神社にお参りに行こうと配偶者が着物の準備をしてくれています。配偶者は時間をかけて、着物を着ています。そろそろ仕上がる頃にsaraiも大島を着ます。saraiの新しい帯が見つかったとかで、配偶者が帯を結んでくれます。いつもは三尺なので、自分で結べますが、角帯は難しいですね。今年のお正月はずっとお天気がよくて、神社への初詣には最適です。装いも整ったところで出かけましょう。
真っ青な空の下、強い陽光を浴びながら、ぶらぶらと神社に向かいます。神社前は例年通り、長蛇の列ができています。

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初詣の列の先には赤い鳥居とその先の石段が見えています。

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列が少しずつ動いて、30分ほどで石段の上の神社の境内に到達。みなさん、手水をしています。

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さらに10分ほどかけて、ようやく、本殿前でお賽銭を上げることができました。

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初詣を終えたsaraiの着物姿です。

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こちらは配偶者の着物姿。

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これでつつがなく、saraiのお正月行事も完了です。



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人気ランキング、25位以内を確保! でも、ジルヴェスターの記事に大きな誤り!

ブログを応援してくれている皆様へ

皆さんの応援のお蔭で早々と次のステップの上位25位以内に常駐を実現できました。

ところが昨日のジルヴェスターの記事でおおきな間違いをしてしまいました。くまさんマークのポチを誤って古いブログIDにしちゃいました。もし、今日、そこでポチをされたかたは再度のポチをお願いします。当記事のポチで構いません。(ジルヴェスターの記事も修正はしました。)

よろしく、皆さんの応援をお願いします。毎日、1回のクリックを欠かさずにお願いします。


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ヴェルター湖:クラーゲンフルトに到着

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/4回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行で、レールジェットに乗って、ヴェルター湖Wörtherseeの最寄りのクラーゲンフルトKlagenfurtに向かっているところです。
もう今はヴェルター湖の湖畔を走っています。ザルツブルクを出て、3時間近く経ち、クラーゲンフルトまでは10分ほどです。もっともsaraiは途中からぐっすり眠っていて、たった今、起きたところです。

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湖にはヨットが浮かんでいます。夏のリゾート地らしい風景です。

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湖畔にはパラソルが並び、湖水浴のビーチになっています。

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これはプライベートビーチかな。

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リゾート風景を眺めながら、レールジェットは走っていきます。

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ところでこの小旅行にはマーラーゆかりの地を訪問する以外にもう一つ目的があります。ブラームスもこのヴェルター湖の湖畔の町ペルチャッハPörtschachで夏を過ごし、名作、交響曲第2番、ヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリン・ソナタ第1番≪雨の歌≫などを作曲しました。ブラームス好きでもあるsaraiはこのペルチャッハの町も訪れるつもりです。ところがびっくり。レールジェットはクラーゲンフルトに停まる前に何とペルチャッハの駅にも停車します。

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ペルチャッハの駅を出発しますが、saraiの頭にはこの小旅行のスケジュールを練り直すプランが浮かびます。

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ザルツブルクへの帰りはこのペルチャッハの駅から直接レールジェットに乗ればいいのかもしれません。当初のプランではクラーゲンフルト中央駅からレールジェットに乗るつもりでした。頭の中はプラン変更のことで一杯になります。レールジェットは湖畔のビーチを駆け抜けていきます。

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レールジェットはヴェルター湖の東端に近づいていきます。

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ヴェルター湖の東端のボートクラブ・アルバトロスRV(Ruderverein)-Albatrosの建物の前を過ぎて、クラーゲンフルトの町に入っていきます。

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クラーゲンフルト中央駅に到着。到着後、駅の時刻表で調べるとやはり帰りのレールジェットはペルチャッハにも停車します。予定を大幅に変更して、マーラーの作曲小屋を訪ねた後にヴェルター湖のクルーズ船に乗って、ペルチャッハを訪れて、そのまま、そこからレールジェットに乗って、ザルツブルクに戻ることにします。しかし、そうすると、バスの時刻表や船の時刻表で予定を立て直す必要があります。駅の構内を移動しながら、ツーリストインフォメーションを探しますが、構内にはなさそうです。

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駅舎内には、ショップとかは並んでいますが、肝心のツーリストインフォメーションがないのが残念です。

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それではと、クラーゲンフルトの駅前でツーリストインフォメーションでもないかと見回しますが、残念ながら見当たりません。

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駅舎を振り返ってみます。

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駅舎をじっくりと観察します。

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ツーリストインフォメーションはありませんが、その代わり、ポストバスのオフィスが見えます。とりあえず、そこで相談してみましょう。



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ヴェルター湖:マイアーニックのマーラーの作曲小屋へ

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/5回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねます。
クラーゲンフルトKlagenfurtに着き、帰路はペルチャッハPörtschachからレールジェットに乗車するように急遽、予定を変更すべく、そのためにバスの時刻表や船の時刻表を調べる必要があります。ツーリストインフォメーションを探しますが見つからず、駅舎にあるポストバスのオフィスに駆け込みます。

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ポストバスのオフィスのスタッフにsaraiが再検討したいルートについて相談します。しかし、マーラーの作曲小屋のあるマイアーニックMaierniggからクルーズ船の桟橋まで直接行くバスはないそうで、近くのバス停から桟橋まで1キロほど歩くしかないと言われます。仕方ありません。歩きましょう。でも歩くための地図がありません。ポストバスのオフィスにも地図がないそうで、困っていると、親切なスタッフがPCの画面でグーグルマップを見せてくれます。そのグーグルマップを見て、バス停から桟橋までの行き方はほぼ理解しました。クルーズ船の時刻は分かりませんが、バスの時刻が2時間に1本くらいなので、あまり選択の余地はありません。クルーズ船は出たこと勝負ですね。バスの時刻表に乗るべきバスにチェックを入れてもらって、それをいただいてオフィスを辞去します。

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そうなれば、急いで行動するのみです。日頃は公共交通機関しか利用しないsaraiですが、とりあえず、マーラーの作曲小屋まではタクシーに乗って急行しましょう。駅前のタクシー乗り場に向かいます。

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タクシーの運転手をつかまえて、行先のマイアーニックの作曲小屋について説明すると、どうやら分かってくれたようです。

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さあ、目的地に向かって出発です。タクシーは市街地を抜けて、山道にはいります。最後はマイアーニックの作曲小屋への山道の途中まで行ってくれましたが、その先はプライベートエリアらしく、道は開閉バーで閉じられています。特定の人だけが暗号かキーで開けられるようです。ここまでタクシーは15分ほど走りました。ここでタクシーを降ります。タクシーの運転手さんはまた、呼んでねって言いながら、タクシーカード(名刺)を渡してくれます。

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山道を歩きだします。タクシーはバックしていくようです。結構狭い道まで入り込んでくれました。

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坂道を登っていきます。

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気持ちが高揚して、坂道をどんどん歩きます。

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マーラーの作曲小屋への道標があります。アルマAlmaというビラが張ってあります。これは何でしょう? アルマはマーラーの妻の名前ですが・・・。

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道標に力付けられて、どんどん進んでいきます。

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山の斜面に作られた道です。林を下った先はヴェルター湖の湖畔でしょう。

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山道はよく整備されていて、歩きやすい道です。

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湖畔と思しきほうから明るい光が差し込んできます。

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また、次の道標があります。

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またまた、道標です。なかなか親切ですね。1本道ですから、迷うことはありませんが、まあ、安心して進めます。

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もう、7分ほど歩きました。まだ、作曲小屋は見えてきません。でも、ルンルン気分のハイキングみたいなものです。100年ほど前にはこの道をマーラーが散策していたんですね。



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ヴェルター湖:マイアーニックのマーラーの作曲小屋での感動的な時間

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/6回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtに着き、マーラーの作曲小屋のあるマイアーニックMaierniggにタクシーで急行し、降車後、山道を歩いて、作曲小屋を目指しています。
路傍では夏の野草が小さな花を咲かせています。

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今度は山道が下りになります。

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小さな木橋を渡ります。もう、作曲小屋は近いでしょう。心がはやります。

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少し開けた場所に出てきて、道の向こうに何か見えてきます。

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マーラーの作曲小屋です。ここまで山道を歩くこと、10分ほどでした。

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saraiはまずは小屋の前で写真を撮ります。

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若い女性スタッフがその気配に気付いたようで、わざわざ外に出て出迎えてくれます。

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女性スタッフに招き入れられるように小屋の中に足を踏み入れます。入り口の扉にはマーラーの有名な写真のポスターが張ってあります。

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作曲小屋の中は誰も訪れている人はいません。日本から来たと言うと、遠くから来たのねと言われます。入場料は一人3ユーロです。

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支払うと、説明は英語とドイツ語のどちらがいいのって訊かれます。もちろん、英語と応えると、立派な英語の資料を手渡されます。

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資料の中心は4ページにわたる、マーラーがこのマイアーニックで作曲した作品の説明です。

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小屋の入り口の扉に張ってあったマーラーの写真も資料の1枚です。

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写真の裏にはマーラーの年表が書かれています。

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この資料を渡された上で、分かりやすい英語で詳細な説明が始まります。ちょうどCDでマーラーの音楽が流れているので、この曲は何?って訊くと、バースタイン指揮ニューヨーク・フィルの演奏でマーラーの交響曲第6番でした。熟知している筈の曲ですが、とっさには分かりませんね。もちろん、この小屋で作曲された作品です。そのマーラーの音楽をバックに彼女のマーラーストーリーは続きます。もちろん、このマイアーニック時代の話が中心ですが、その時代のしめくくりは娘のアンナ・マリアの死とその思い出の辛さから、マーラーはもう2度とこの地を踏むことはなかったという悲しい話です。心なしか、説明する彼女も悲しそうでした。その後のマーラーが死に至るまでの話までしてくれました。もちろん、ほとんどは知っている話ではありますが、マーラーが作曲家として大成した、この作曲小屋で聞くと、なんだか、感慨深く感じます。

この作曲小屋はアッター湖Atterseeの作曲小屋に比べると広くて立派な作曲小屋です。

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ここに作曲用のグランドピアノを運び込んでいたそうです。壁には金庫まで備え付けられていましたが、これは火事への対策だそうです。大切な作曲中の楽譜が焼けては困りますからね。

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マーラーの創作活動には、こういう自然の中にいることが必須だったようです。ハイキング、湖でのボート遊び、登山(山を越えて、スロヴェニアまで遠征したそうです)など、自然の中から創作の素材を得ていたようです。いつもかかさずノートブックを持って歩いていたそうです。一通りの話が終わったところで、彼女にアダージェットを流してくれるようにお願いします。バーンスタインのニューヨーク・フィルとの交響曲全集があるのが分かっていたのでお願いしたんです。彼女は即座にアルマとの思い出の曲ねって、反応してくれました。彼女もマーラーについてはなかなか分かっているようです。ちなみにここでマーラーが作曲したのは、交響曲第4番~第8番、リュッケルト歌曲集、亡き子をしのぶ歌です。この地を去った後、自分の死期を悟り、作曲したのはわずかに3曲。大地、すなわち、人生との告別を込めた不朽の名作群、大地の歌、交響曲第9番、交響曲第10番(未完)です。

椅子に腰かけて、ボリュームを上げてもらって、3人(sarai、彼女、配偶者)で静かに美しいアダージェット(交響曲第5番第4楽章)に耳を傾けます。アルマへの思いが詰まった音楽が、作曲された場所で流れます。saraiはただただ深く感動するのみです。このバーンスタインの演奏はマーラーの音楽がブームになった端緒とも言えるものです。久しぶりに聴きましたが、とても素晴らしいです。演奏が終わっても、しばらくはみんな、沈黙して、saraiが音楽の余韻に浸る時間を与えてくれました。この静かな時間こそ、マーラーの音楽には一番必要なものです。深い感銘を受けて、最高の時間を持てました。こんな幸せはありません。ふと、脳裏にヴィスコンティの名作≪ヴェニスに死す≫の1シーンがよぎります。老作曲家アッシェンバッハ(マーラーがモデル)が妻と娘とヴィラで幸せに過ごしたシーン、娘が亡くなり棺に納めるシーン。これらは映画ではアッシェンバッハが過去を回想するフラッシュバックになっていますが、これはまさにこのマイアーニックの作曲小屋での出来事ですね。saraiがこの映画を見たときにはマイアーニックの作曲小屋の存在など知りませんでしたが、今、急に脳裏を横切りました。もう一度、あのヴィスコンティの名作を見たくなりました。

しばし、作曲小屋の中を見て歩きます。



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ヴェルター湖:作曲小屋から湖畔のマーラーのヴィラへ

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/7回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋でアダージェットを聴き、大きな感動に包まれました。
小屋の入り口を入ったところにスタッフ用のデスクがあり、その上にコンパクトなオーディオ装置が置いてあり、それでマーラーの音楽を流しています。CDプレーヤーの横には、バーンスタインの1回目のマーラー交響曲全集(ニューヨーク・フィルとの交響曲全集)のパッケージだけが置いてあります。

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マーラー関連の書籍類も金庫の横の本棚に並んでいますが内容をチェックする時間はありません。

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小屋の壁には色んな言葉が書かれています。ここを旅立つにあたり、1年の別れが寂しいという内容ですね。よほど、この小屋に愛着があったのでしょう。

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saraiが小屋をうろうろしながら見学しているのを配偶者は優しい笑みを浮かべて眺めています。

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そろそろ、辞去する時間です。作曲小屋を辞去するにあたり、丁寧にガイドしてくれた女性スタッフと一緒に記念撮影。流ちょうな英語でのレクチャー、ありがとう!

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この作曲小屋を訪れるかたは事前にメールで連絡しておくことをお勧めします。saraiもメールで行くことを予告していました。

さて、次はマーラーのヴィラに向かいましょう。女性スタッフから、湖畔にあるマーラーのヴィラへの道を教えてもらいます。山道の路傍には名も知れぬ野草が小さな花を咲かせています。

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山道を下りながら、今度はPCに入れておいたマーラーの音楽を流します。静かな山中にアダージェットの美しい響きが吸い込まれていきます。

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この道はマーラーが作曲小屋と湖畔のヴィラの間を思いにふけりながら歩いた道でしょう。

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少し広い道に出ます。

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道の先に湖の気配を感じます。

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やがて、湖が見えてきます。

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アダージェットはハイティンク指揮ベルリン・フィルの演奏です。とても優しい響きの名演です。湖畔の自動車道路に着くころに演奏は終わります。

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湖畔の自動車道路を歩いて、マーラーのヴィラに向かいます。

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湖畔には私有のヴィラが並び、道路からはヴェルター湖が望めません。わずかな隙間から美しい湖面が垣間見れます。

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自動車道路を歩いて、ヴィラを探します。しばらく歩くと23番の標識のあるヴィラがあります。

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ここがマーラーのヴィラのようです。マーラーが住んでいた頃は31番のヴィラでしたが、現在は23番になっています。今は個人所有になっているので、中は覗けません。門の外から観察させてもらいましょう。



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ヴェルター湖:湖畔のマーラーのヴィラ

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/8回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋から、ヴェルター湖畔のマーラーのヴィラへやってきました。
今は個人所有になっているので門の外から見るだけです。建物の正面は木々で下の方が少し隠れていますが、とても可愛い雰囲気のデザインです。

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マーラーはこの湖畔と山中の土地を購入し、ウィーンの建築家アルフレッド・トイアーAlfred Theuerが1900年に作曲小屋、1901年にヴィラを完成させました。ヴィラの向こうにはヴェルター湖の湖面が広がっています。このヴィラの所有者はマーラーのファンがヴィラを訪れて、プライバシーを侵害されるのを嫌っているそうで、訪問者はみな追い返されるそうです。当然ですね。ただ、唯一の例外はレナード・バーンスタインで、彼はヴィラに招き入れられて、マーラーが弾いていたピアノを弾かせてもらったそうです。なお、マイケル・ティルソン・トーマス/サンフランシスコ響の「キーピング・スコア」シリーズのマーラー編のブルーレイディスク(Keeping Score Gustav Mahler Origins and Legacy)では、ティルソン・トーマスがこのヴィラの内部を訪れるシーンが収録されています。とても貴重な映像ですね。

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これ以上はヴィラは見えません。最後に23番地と書かれた門の前に立ちます。現在は持ち主の名前を取ったヴィラ・シーゲルVilla Siegelと呼ばれています。

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そうこうするうちに、ポストバスの出発時間が迫ります。バス停マイアーニック・シュトランドバードMaiernigg Strandbadに向かいます。すぐに18番地のヴィラの前に出ます。

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この18番地はヴィラ・シュヴァルツェンフェルスVilla Schwarzenfelsというお城のような建物です。実はこのヴィラはマーラーのヴィラを建てた建築家アルフレッド・トイアーのもので彼自身が建築したものです。マーラーは作曲小屋とヴィラの建築の契約のためにこのヴィラ・シュヴァルツェンフェルスに3日間滞在しています。1899年のことでした。

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少し進むとヴェルター湖が眺められるところに出ます。青く輝く湖面が美しく広がっています。

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もう数分でバスが来るので急ぎ足でマイアーニックのバス停に急ぎます。やがて、シュトランドバード・マイアーニックStrandbad Maierniggという湖水浴場が見えてきます。子供連れの家族で賑わっています。

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バス停では数人がバスを待っています。もう、バスの出発時間の1分前です。

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これがバス通り。ヴェルターゼー・シュードウーファー・シュトラーセWörthersee-Südufer-Straßeです。

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おっ、マーラーの作曲小屋への案内板がありますね。

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作曲小屋への道、グスタフ・マーラー通りGustav-Mahler-Wegの道標もあります。

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バス停の時刻表をチェック。今まさにバスが到着する筈です。

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と思っていると、本当に20秒ほどでバスが到着。乗り込みましょう。

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乗車時にポストバスの運転手さんからチケットを購入。1時間有効のチケットで二人で4.4ユーロです。

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美しい緑の中をバスは走り抜けていきます。

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次の目的地はヴェルター湖のクルーズ船乗り場です。



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ヴェルター湖:オイロパパルクの散策路

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/9回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋とヴェルター湖畔のマーラーのヴィラを訪れた後、次はブラームスゆかりの地、ペルチャッハPörtschachに向かうべく、ヴェルター湖のクルーズ船乗り場を目指します。
バス停マイアーニック・シュトランドバードMaiernigg Strandbadからポストバスに乗って、クルーズ船乗り場に比較的近いバス停のオイロパパルクEuropaparcに向かっています。やがて、大きな駐車場が見えてきます。あれがオイロパルクという公園の駐車場でしょうか。

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駐車場の手前には大きな野原が広がっています。

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駐車場の前に差し掛かります。妙なデザインの建物が並んでいますね。

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駐車場を通り過ぎた先にバス停があります。ポストバスのオフィスで教えてもらったバス停オイロパパルクEuropaparcです。ここで降車します。降りたのは我々だけです。ポストバスはクラーゲンフルト中央駅のほうに走り去っていきます。

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バス停の先にも駐車場がありますが、オイロパルクの駐車場ではなさそうです。オイロパルクという公園は大きな通りを渡った反対側にあるようです。公園に入るには、車の行き交う道路を強行突破して渡る必要があります。

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バス停の前には横断歩道はありませんから、右見て、左見て、それっと道路を渡ります。

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オイロパパルクという名前の通り、広大な公園が広がっています。公園の中の散策路を歩き始めます。

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木々が広い空間の中に繁っています。

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気持ちのよい緑の芝生の広場が続いています。

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その公園の緑の野原のなかに散策路が続いています。ポストバスのオフィスで見せてもらったグーグルマップを頭の中に思い描きながら、この散策路を進んでいきます。

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広大な公園の中に道がどこまでも続いています。

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周りの景色を楽しむゆとりはありますが、何せクルーズ船の時刻表がないので不安です。先を急ぎましょう。

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それにしても美しい公園です。人影も少ないですね。

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夏の陽光が厳しいので、なるべく木陰を選びながら歩きます。

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何か妙なオブジェのようなものが立っています。近くに寄って確かめる余裕もないので、そのまま進んでいきます。

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やがて、遊戯施設のある一角に差し掛かります。子供たちがちらほらと遊んでいます。

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池が見えてきます。

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噴水の上がる綺麗な池です。

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池のほとりには、オープンカフェがあります。ちょっと喉でも潤したいところですが、先を急ぎましょう。

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池を過ぎると、木々に覆われた小道が続きます。

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公園はこのあたりで抜けそうです。バス停から10分弱歩いてきました。もう少しでヴェルター湖の湖畔に出られそうな予感がします。



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ヴェルター湖:クルーズ船乗り場

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/10回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋とヴェルター湖畔のマーラーのヴィラを訪れた後、次はブラームスゆかりの地、ペルチャッハPörtschachに向かうべく、ヴェルター湖のクルーズ船乗り場を目指しています。
バス停からオイロパパルクEuropaparcという広大な公園の中を抜けて、ヴェルター湖に向かっています。やがて、公園を抜けて、湖畔側の駐車場に出ます。

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自転車で訪れる人たちも多いんですね。駐輪場が自転車で満杯です。

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公園を突き抜けて、湖畔の広場に出ます。どうやら、歩く方向は間違っていませんでした。

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ヴェルター湖の湖畔には、レジャー用のボートが並び、パラソルで日陰を作ったカフェもあります。

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湖岸をクルーズ船乗り場を探しながら、歩いていきます。すぐ先に見える桟橋には小さなボートが並んでいます。クルーズ船乗り場ではなさそうです。

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湖岸を振り返ると、湖に長く突き出した桟橋の上はパラソルの花が咲いています。湖水浴を楽しむ人たちです。

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遂にクルーズ船乗り場の前に出ます。ここまでバス停から、結局、20分近く歩きました。マイアーニックのバス停でポストバスに乗ってから25分ほどですね。

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WSGヴェルターゼー・シッフファールトWSG Wörthersee Schifffahrt GmbHのクラーゲンフルトゼー船着き場です。小さな待合所が桟橋の上にあります。ともかく、日陰でクルーズ船の到着を待てるようです。

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桟橋からのヴェルター湖の湖畔の景色です。

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桟橋の先が乗り場ですが、そちらのほうはロープで仕切られています。ここで待つようです。

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待合所に入っています。待合所の中は日陰になっていて、幾分、涼しいです。しかし、相当に気温が上昇しています。暑い!

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待合所で待っている人たちも露出の大きい姿で暑さを凌いでいますね。

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肝心のクルーズ船の運航状況を確認すると、運よく、2時間おきに運行しているクルーズ船の出航時間がちょうど20分後です。待っている女性に念の為、、訊くと、ここからのクルーズ船が確かにペルチャッハに行くそうです。また、チケットは船の中で買えるそうです。一安心です。

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クルーズ船の時刻表をゲット。

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これが航路と時刻表です。現在は夏の時刻表が適用されます。クラーゲンフルトの船着き場を14時に出港し、ほぼ1時間の行程でペルチャッハには15時頃の到着です。ペルチャッハには2つの船着き場があります。どちらで下船するかはゆっくり検討します。

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やがて、クルーズ船が桟橋に近づいてきて、桟橋に着岸します。

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早速、乗船が始まるようです。列に並びましょう。



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ヴェルター湖:クルーズ船上から、マーラーのヴィラが見えた!!

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/11回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋とヴェルター湖畔のマーラーのヴィラを訪れた後、次はブラームスゆかりの地、ペルチャッハPörtschachに向かうべく、ヴェルター湖のクルーズ船に乗船するところです。このクラーゲンフルトゼー船着き場で下船する人たちが桟橋から出るのを待ちます。

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船着き場から周辺のヴェルター湖を眺めながら、乗船を待ちます。

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この船着き場は主要な発着港ですから、ほとんどの乗客が降りてきます。このクルーズ船はヴェルター湖を周遊しています。

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さて、乗船が始まります。船から出てきた船員からチケットを買い、乗船します。チケットと言っても、単なるレシートです。1日乗船券が一人15ユーロとお高いです。二人で30ユーロも支払います。

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乗船しますが、今日はとてつもない暑さで湖の上もうだるような暑さ。船内も暑いし、デッキは日が照りつけています。こういう時には配偶者に任せると最上の席を探してくれます。今日もデッキの上で唯一、屋根が日光を遮っている特上の席を見つけてくれます。8名限定の席です。

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既に数人座っていますが、相席をお願いして、ラッキー! やはり、有能な妻を持つべきですね。

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まだ、出港までには5分ほどあります。デッキの席を船のスタッフが周って、飲み物などのオーダーを取っています。

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デッキの上を見回すと、さすがの日光好きのヨーロッパ人もあまりの暑さを敬遠して、船室の中に避難しているようです。船内も暑いし、それに展望が得られません。

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さて、何か冷たいものをオーダーしましょう。メニューをチェックします。こういう日にはアイスクリームがいいですね。

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さて、出港です。1時間のクルーズでペルチャッハに向かいます。

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湖上には優雅にヨットが浮かんでいます。

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クルーズ船はゆっくりと進み始めます。

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やがて、左舷にマイアーニックあたりが見えてきます。

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目を凝らして、マーラーのヴィラを探します。このあたりでしょうか。

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これは18番地にあるヴィラ・シュヴァルツェンフェルスVilla Schwarzenfelsのようです。マーラーのヴィラを建てた建築家アルフレッド・トイアーのもので彼自身が建築したものです。デザインがマーラーのヴィラに似ていますね。マーラーのヴィラは隣にある筈です。

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ありました! 右隣の23番地にあるマーラーのヴィラが見えます。ちょっと斜め横からの眺めですが、船が進むにつれて、ヴィラの正面が見えてくるでしょう。

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まさか、クルーズ船からマーラーのヴィラが見えるとは思っていなかったので、saraiは舞い上がってしまいます。いつものことですから、配偶者は驚かずに優しく見守ってくれています。しばらくはマーラーのヴィラに集中しましょう。



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ヴェルディのレクイエム 魂の演奏 ヴィオッティ&東響@サントリーホール 2019.1.12

今年の音楽初めは東響によるヴェルディのレクイエムです。何とも凄まじく魂に訴えかける演奏でした。今年は東響の演奏に聴き惚れる1年になりそうな予感を覚えます。ジョナサン・ノットの登場が待ち遠しいですね。サントリーホールの定期演奏会では飽き足らず、オペラシティの定期演奏会まで聴く、気持ちの入れようです。そういうsaraiの気持ちに応えるような今年最初に滑り出しでした。指揮のロレンツォ・ヴィオッティも満足すべき出来でした。もっとも今日はあまり東響の精密なアンサンブルは目立たずに東響コーラスの圧倒的なパフォーマンス、そして、ソロ歌手陣の恐ろしいまでの気魄の歌唱がすべてでした。とりわけ、メゾ・ソプラノの清水華澄の入魂の歌唱には、鳥肌が立つほどでした。きっと彼女も一生のうち、忘れられない歌唱になったのではないでしょうか。何というか、気魄がそのまま素晴らしいパフォーマンスにつながり、弱音の使い方から強烈なフォルテシモまで、見事な節回しで、アーティキュレーションもぴたっと決まっていました。他の歌手とのアンサンブルも素晴らしく、今日の快演の立役者でした。ソプラノの森谷真理も予想以上の素晴らしさ。「リベラ・メ」も見事な歌唱で素晴らしいフィナーレでした。男性の二人も及第点。テノールの福井 敬も好調で、アンサンブルも自然でした。代役のジョン ハオも見事なバスの美声を聴かせてくれました。そうそう、有名なディエス・イレは東響コーラスの迫力ある合唱が素晴らしかったです。やはり、大人数の合唱団の威力は凄まじいですね。東響と東響コーラスの交錯する圧倒的な響きは最高でした。個別の部分には立ち入りませんが、ラクリモーサ、アニュス・デイ、リベラ・メには心を持っていかれそうになりました。

そうそう、今日がサントリーホールの聴き始めでもあります。今年も随分、通うことになるでしょう。

今日のプログラムは以下のとおりでした。

  指揮:ロレンツォ・ヴィオッティ
  ソプラノ:森谷真理
  メゾ・ソプラノ:清水華澄
  テノール:福井 敬
  バス:ジョン ハオ(リアン・リは体調不良で代演)
  合唱:東響コーラス(合唱指揮:安藤常光)
  管弦楽:東京交響楽団 コンサートマスター:水谷 晃

  ヴェルディ:レクイエム


最後に予習について、まとめておきます。

ヴェルディのレクイエムを予習したCDは以下です。

  ヴィットリオ・デ・サバタ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
    エリーザベト・シュヴァルツコップ, オラリア・ドミンゲス,ジュゼッペ・ディ・ステファノ,チェーザレ・シエピ
     1954年6月録音

  ニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・フィル、アルノルト・シェーンベルク合唱団
    エヴァ・メイ、ベルナルダ・フィンク、ミヒャエル・シャーデ、イルデブランド・ダルカンジェロ
     2004年12月7日 ウィーン・ムジークフェライン ライヴ録音 ハイレゾ

新旧の代表的名演です。この間にアバドの名演もありました。まず、歴史的名演のデ・サバタ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団ですが、これはまったくもって、エリーザベト・シュヴァルツコップの歌唱が圧倒的です。他の3人も豪華な顔ぶれですが、それを忘れさせるくらいのシュヴァルツコップの凄い歌唱です。とりわけ、こんな「リベラ・メ」は誰も歌えないでしょう。
ニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・フィル&アルノルト・シェーンベルク合唱団も充実したソロ歌手です。失礼ながら、エヴァ・メイがこんなに素晴らしい歌唱を聴かせてくれるとはね。もちろん、「リベラ・メ」だけはシュヴァルツコップの後塵を配してしまいますけどね。歌手陣は総合的にはデ・サバタ盤に匹敵する歌唱です。特筆すべきは、アルノルト・シェーンベルク合唱団の素晴らしさです。これはデ・サバタ盤を上回りますし、ウィーン・フィルもさすがの演奏です。総合的にはこちらの演奏がよく、音質も最高です。ただ、シュヴァルツコップの魅力だけはどうにもなりません。結局、どちらも聴くしかありません。あっ、今回は聴きませんでしたが、2001年のアバド&ベルリン・フィル&スウェーデン放送合唱団ほかの演奏も必聴です。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

ヴェルター湖:クルーズ船からのマーラーのヴィラの眺め

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/12回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋とヴェルター湖畔のマーラーのヴィラを訪れた後、次はブラームスゆかりの地、ペルチャッハPörtschachに向かうべく、ヴェルター湖のクルーズ船に乗船しています。クルーズ船が出航するとすぐに左舷方向にマイアーニックのマーラーのヴィラが見えてきます。湖側からのデザインを凝った建物です。

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クルーズ船が進むにつれて、だんだんとヴィラの正面の眺めに変わっていきます。

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ヴェルター湖の青い湖面の先にマーラーのヴィラが浮かび上がっています。

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ほぼ、ヴィラの正面に向かい合います。ヴィラは3層構造になっています。マーラーの作曲小屋のお姉さんの話では、1stフロア(つまり、2階)にマーラーの寝室があり、湖に面したバルコニーからヴェルター湖をよく眺めていたそうです。

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いいものが見られました。これだけでもクルーズ船に乗った甲斐がありました。まさかマーラーのヴィラがこんなに間近に見られるとは想像していませんでした。

現実世界はとても暑いです。クルーズ船が湖面の上を走ると、さぞ、涼しいと想像していましたが、何と何と炎熱地獄のようです。屋根の下の日陰のデッキにいるので、何とか我慢できますが、何か冷たいものをいただきましょう。しかし、こんな日はどの乗客も考えることは同じだったようです。冷たいものをお願いしたかったのですが、アイスクリームは完売。飲み物しかないとのこと。今日の暑さは異常です。なるべく冷たいものをいただきます。

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そうこうしているうちにだんだん、マーラーのヴィラは遠ざかっていきます。

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これがマーラーのヴィラの見納めです。

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あっ、忘れてはいけません。ペルチャッハに向かうのですから、PCにイヤホンを装着して、ブラームスの交響曲第2番を聴きます。ここペルチャッハで作曲された作品です。サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルで美しい第2楽章を聴きます。なるほど、この美しいヴェルター湖にぴったりのイメージです。

湖岸にはビーチで湖水浴を楽しむ人たちが大勢いますね。あまりの暑さに涼を求めているのか、残り少ない夏の陽光を浴びているのか、定かではありません。

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湖岸の高台にはチロル風の大きな建物も建っています。夏のレジャー施設なのでしょう。

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湖岸の水際にはボート小屋、高台は美しい山荘が建ち並びます。

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先ほど最初の寄港地、クルンペンドルフKrumpendorfを過ぎて、今度は次の船着き場が近づきます。

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2番目の寄港地、ライフニッツReifnitzです。大勢の人たちが乗り込んでこようとしています。

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ライフニッツを出ると、湖の両岸が狭くなっています。その水域をゆっくりと進んでいきます。乗客が増えたせいか、暑いデッキにも人が増えてきました。

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また、次の船着き場が近づきます。

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3番目の寄港地、マリア・ヴェルトMaria Wörthです。美しい村ですね。

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もう、ここまで45分ほどの船旅をしてきました。次の寄港地はいよいよペルチャッハです。



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バルトークは常に前衛であり続ける! パトリツィア・コパチンスカヤ ヴァイオリン・リサイタル@トッパンホール 2019.1.14

遂にというか、満を持してというか、禁断のヴァイオリニストのパトリツィア・コパチンスカヤを聴いてしまいました。噂に違わず、実に個性的な演奏を聴かせてくれました。一言で言えば、表現力に満ちた音楽ということでしょうか。美しい響きで魅惑しようとかいうことは一切考えず、音楽で表現したいことを実現するためには、ほかのことはすべて犠牲にするという、きっぱりとしたアプローチです。音楽家というよりも、芸術家なんでしょうね。こういう高次元の音楽を聴かされると、己がいかに素人なのかということを思い知らされて、何も書けなくなってしまいます。美しい音楽を聴きに行ったら、音楽を超えた哲学の講義を受けてしまったようなものです。その音楽がどうのこうのって言う感想を書くことが野暮になってしまいます。それでも恥を忍んで、何か書いてみましょう。どうせsaraiは素人なんだし、どんな的外れなことを書いても構わないでしょう。

そもそも、コパチンスカヤのヴァイオリンは来月のクルレンツィス&ムジカ・エテルナの初来日のコンサートで聴く予定です。それに先立っての偵察くらいの軽い気持ちで聴くことにしたんんです。今日のプログラムも実に個性的です。考え抜いた結果なのか、彼女の好みの曲をさっと選んだだけなのかも分かりません。しかし、今日の解説プログラムが卓抜な内容で色んなヒントがあります。誰が書いたのかと思ったら、何と片山杜秀氏です。解説プログラムと言うにはあまりに深い内容です。こういう解説プログラムは捨てるに捨てられずに困ってしまいます。要は彼女の出身国であるヨーロッパの小国、モルドヴァから論を開始して、地政学的に話を発展させ、この地域のヴァイオリン文化の根深さを掘り起こし、返す刀で今日のプログラムの曲目がその地域といかに関連したものかを説いています。何となく、ロマ、ユダヤ、半島文化と関連した音楽であることを否応なく納得させられます。しかし、今日、追加になったクララ・シューマンはれっきとしたドイツ音楽の主流に連なるものでしょう・・・それはどうなのって、片山氏に問いたくなります。終演後、片山氏を見かけたので、近づいていって、素晴らしい解説をありがとうございますって、声を掛けましたが、いや、それほどのことはと軽くいなされて、クララ・シューマンのことは訊きそびれてしまいました・・・。

あまり書き過ぎるとぼろが出るので、軽く、演奏内容に触れてみましょう。

プーランクのヴァイオリン・ソナタは初聴きです。スペイン内戦で殺された詩人、ガルシア・ロルカの思い出に捧げた曲なんだそうです。コパチンスカヤの演奏は哀しみに満ちたという感想では言い表せない深い表現です。心の内面に沈み込んでいくような近寄りがたさ、辛さを内包した表現です。プーランクはそこまで想定して、この音楽を書いたんでしょうか。のっけから、凄い音楽を聴かされます。

続いて、クララ・シューマンのロマンスです。響きを極限まで抑えた演奏で、香り高いロマンに満ちた音楽を表現していきます。これもクララ・シューマンがこんなに気品に満ちた素晴らしい作品を本当に書いたのって、驚愕します。コパチンスカヤの表現力のなせるわざのような気がします。何故か、この曲を前奏のようにして、そのまま、バルトークのヴァイオリン・ソナタ第2番の演奏に入っていきます。その演奏の実に新鮮で、かつ、前衛的なことに感銘を受けます。まるでこの曲の初演でも聴かされているような感じです。最近の現代音楽の生ぬるさに思いが至ります。第2楽章のピチカートはこれまで聴いたことのないような素晴らしい響きです。激しく燃え上がる音楽にインスパイアされます。そうです。この緊張感こそバルトークです。久々に真にバルトークらしいバルトークを聴きました。バルトークは既に古典だと言っている輩には、この演奏を聴かせて、バルトークは常に前衛であり続けるって言いたくなります。そういう演奏でした。不意にコパチンスカヤが第1ヴァイオリンを弾くバルトークの弦楽四重奏曲を聴きたくなります。彼女が仲間を集めて、演奏してくれないかな・・・見果てぬ夢です。コパチンスカヤ・クァルテットって、いい感じじゃない?

後半のエネスクのヴァイオリン・ソナタ第3番はルーマニア民俗風という副題がついていますが、コパチンスカヤの表現はそんなローカルなものではありません。前半のプーランク~バルトークは椅子に座ってのびっくりのスタイルの演奏でしたが、後半はちゃんと立っての演奏です。そのせいか、その音楽の気宇壮大なこと、グローバルな演奏です。あっけにとられて聴き入ります。凄いけど、曲が曲なので、普通の音楽と言えば、普通です。

最後は何故か、ポピュラーなラヴェルのツィガーヌです。でも、コパチンスカヤが弾くと、こうなるのねっていう気品の高さです。集中して聴いていないと、これがあのツィガーヌであることが分からなくなるような演奏です。聴衆にもそれなりの聴く耳を要求するような演奏です。気持ちよく聴きたければ、普通の人が弾く美しい響きの演奏を聴いたほうがいいでしょう。もしかしたら、ラヴェルはこういうコパチンスカヤが表現するような音楽を書いたんでしょうか。やはり、コパチンスカヤは只者ではありません。

ところでピアノのポリーナ・レシェンコも凄い演奏を聴かせてくれました。コパチンスカヤの表現レベルの高さに相当する素晴らしさ。才能は才能を呼ぶのですね。こういう二人の音楽に対峙するためには、saraiもまだまだ音楽修行が足りないことを実感しました。音楽に向き合う姿勢を正すべきなのかもしれません。そういう意味でもインスパイアされました。でも・・・ふーっ、疲れた!!

新年早々から、凄いコンサートでした。アンコール曲も凄かったし、お洒落でした。

この日のプログラムは以下の内容です。

 ヴァイオリン:パトリツィア・コパチンスカヤ
 ピアノ:ポリーナ・レシェンコ

  プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
  クララ・シューマン:ピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス Op.22より 第1曲 Andante Molto
  バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番 Sz76

  《休憩》

  エネスク:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 Op.25《ルーマニア民俗風》
  ラヴェル:ツィガーヌ

  《アンコール》

    ギヤ・カンチェリ:Rag-Gidon-Time


最後に予習について触れておきます。


1曲目のプーランクのヴァイオリン・ソナタは以下のCDで予習をしました。

 アラベラ・美歩・シュタインバッハー、ロベルト・クーレック 2007年5月7-10日 バイエルン音楽スタジオ

美しい演奏です。何の不満もありませんが、正直、どこが聴きどころか、どう聴けばよいのか、分かりません。受け手のsaraiの問題かもしれません。


2曲目のクララ・シューマンは当日追加の曲目ですから、予習していません。

3曲目のバルトークのヴァイオリン・ソナタ第2番は以下のCDで予習をしました。

   ジェイムズ・エーネス、アンドルー・アームストロング 2011年5月30日-6月1日 ポットン・ホール ダンウィッチ、サフォーク州、イギリス

たまには聴いてみたことのない人の演奏を聴いてみようと思ったところ、大当たり。とても美しい響きの演奏です。本文とは矛盾しますが、バルトークもいい意味でもう古典だと思っていまいます。聴き疲れのしない演奏です。


4曲目のエネスクのヴァイオリン・ソナタ第3番は以下のCDで予習をしました。

 レオニダス・カヴァコス、ペーテル・ナジ 2002年3月

ルーマニアの民族色が色濃い演奏で魅力的な出来です。


5曲目のラヴェルのツィガーヌは以下のCDで予習をしました。

 オーギュスタン・デュメイ、マリア・ジョアン・ピリス 1993年9月、10月 ミュンヘン

これは素晴らしい演奏です。決定盤と言えるのではないでしょうか。



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       コパチンスカヤ,  

ヴェルター湖:クルーズ船でペルチャッハに到着

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/13回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋とヴェルター湖畔のマーラーのヴィラを訪れた後、次はブラームスゆかりの地、ペルチャッハPörtschachに向かうべく、ヴェルター湖のクルーズ船に乗船しています。クルーズ船からマイアーニックのマーラーのヴィラを眺めた後、一路、ペルチャッハに向けて、美しい湖面を進んでいきます。
3番目の寄港地、マリア・ヴェルトMaria Wörthを出港して、ゆっくりとその美しい村を離れていきます。

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エメラルドグリーンの湖面を見ながら、ブラームスの交響曲第2番の第2楽章を聴き終わりました。

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時間が余ったので、また、マーラーの交響曲第5番のアダージェットを聴きます。うーん、こちらのほうがヴェルター湖の美しい自然にはぴったりですね。美しい湖面と周りの山々が優しく、saraiを包み込んでくれる感じです。これが今日3度目のアダージェットですが、この3回のアダージェットは人生最高のアダージェットです。今後、これ以上の感慨を得ることはできないでしょう。

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もう、マリア・ヴェルトの村も遠く離れてしまいました。ペルチャッハも間近でしょう。

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前方にペルチャッハに突き出る半島が見えてきます。

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ペルチャッハにぐんぐん近づいていきます。クルーズ船のスタッフも忙しそうに乗客のテーブルを片付けながら、集金に周っています。

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ヴェルター湖の小島、カプツィーナー島Kapuzinerinselを左舷に見ながら、ペルチャッハに近づいていきます。

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クルーズ船の舳先の向こうにペルチャッハに突き出る半島の先端部が近づいてきます。

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半島の右手のほうにはペルチャッハの町並みも見えています。

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やがて、船着き場の桟橋が近づいてきて、船員さんもスタンバイします。

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ペルチャッハの桟橋が間近です。

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桟橋にゆっくりと接岸します。

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無事に接岸しました。ペルチャッハ・ランドシュピッツ/ペーター・アレクサンダー・シュテークPörtschach Landspitz/Peter Alexander Stegという長ったらしい名前の船着き場です。

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船員さんが桟橋に飛び移って、クルーズ船をロープで固定中です。

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一番先にクルーズ船を降りて、ペルチャッハの地を踏みます。この後、クルーズ船はペルチャッハの町の船着き場に向かうようですが、我々はペルチャッハに突き出た半島の先にある船着き場で下船して、半島を散策しながら、ペルチャッハの町に向かいます。クルーズ船とはここでお別れです。

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桟橋を歩いて、船着き場前の広場に出ます。大勢の乗客が続いて降りてきます。

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さあ、ペルチャッハ散策を開始しましょう。



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ヴェルター湖:ペルチャッハ散策

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/14回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋とヴェルター湖畔のマーラーのヴィラを訪れた後、次はブラームスゆかりの地、ペルチャッハPörtschachにヴェルター湖のクルーズ船で到着したところです。
ペルチャッハ・ランドシュピッツ/ペーター・アレクサンダー・シュテークPörtschach Landspitz/Peter Alexander Stegの船着き場で、これまで乗ってきたクルーズ船の出航を見送ります。

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さて、ペルチャッハ散策を始めましょう。まずは案内板を見て、情報を求めますが、ヴェルター湖の概要図なので、あまり、ペルチャッハ散策の参考にはなりません。

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ともかく、ヴェルター湖に突き出した半島のようなところの先端から根元に向かって歩き始めます。公園広場Spielplatz Pörtschachに出ると、オープンカフェが賑わう一角が見えます。いかにもリゾート地らしい風景です。

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ここからが半島の湖畔沿いにペルチャッハの町のほうに散策路、ブルーメンプロムナーデBlumenpromenadeが伸びています。そちらに向かって、ぶらぶらと歩いていきます。

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散策路から眺めたヴェルター湖の風景です。まさに夏の盛りで暑いんです。なるべく木陰を選んで歩きます。

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少し歩くと、ブラームスらしき胸像があります。

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しかし、説明文を読むと、この胸像はブラームスではなくて、エルンスト・ヴァーリスという人のようです。彼はウィーンの商人で陶器製造業者とのこと。彼がこのヴェルター湖一帯の観光の先駆的な役割を果たしたそうです。とりわけ、ペルチャッハの今があるのは彼の功績だそうです。

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さらに歩を進めます。

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しかし、なんとも暑い! ここは避暑地ときいたのに、今日は40度近くに温度が上昇している感じです。ブラームスっていう雰囲気はまったくありません。

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ところどころにブラームスの名前を冠した史跡案内板があります。《白い道》という名前の史跡周遊路になっているようです。ここは由緒ある4つ星ホテルのパークホテルParkhotel Pörtschachの前です。

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ここからの小径はヨハネス・ブラームス・プロムナーデJohannes-Brahms-Promenadeに名前が変わります。ようやく、ブラームスゆかりの場所らしくなってきます。

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湖畔沿いには、湖水浴のビーチが大混雑です。個人所有の別荘も並び、日光浴に興じていますが、みなさん、暑くはないんでしょうか。

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ここからは修行が始まります。もともとペルチャッハの情報はほとんどありません。とりあえず、町の中心のほう(地図はなく、saraiの頭の中にある地図だけが頼り)に向かいます。ずい分歩き回った挙句、配偶者が「ツーリストインフォメーションがあったわよ!」。やみくもに歩いていたのにまったくの僥倖です。早速、カウンターにただ1人いたスタッフのお姉さんにブラームスって言いかけると、即座にブラームスのハウスのことね・・・ここには、もう何もないわよって、すげないお答え。あまりにブラームスに冷たいですね。それでも一応、地図でBrahmsliegeという場所を示してくれました。このあたり一帯がゆかりの場所だということです。それではあんまりだと思ったのか、奥から≪ブラームスの足跡Auf den Spuren von Brahms≫なる13枚の写真カードの小冊子を出してくれました。

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裏表紙には一応、ブラームスの跡をたどる散策コースが紹介されています。

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訊くと、この小冊子はなんと無料でいただけるそうです。紹介されているコースを巡る時間はありませんが、すべて写真付きですから、行ったようなものです(違うかな・・・)。まあ、一応、地図にあるBrahmsliege(ブラームスの寝床っていう意味?)に行ってみましょう。

船着き場からツーリストインフォメーションへの散策ルートを地図で確認しておきましょう。(こんなにすっきりと歩いたわけではありませんけどね)

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ヴェルター湖:ブラームスの道って・・・絶句!!

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/15回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋とヴェルター湖畔のマーラーのヴィラを訪れた後、次はブラームスゆかりの地、ペルチャッハPörtschachのツーリストインフォメーションを訪れました。ブラームスのハウスはないけれどと言いながら、≪ブラームスの足跡Auf den Spuren von Brahms≫なる13枚の写真カードの小冊子を出してくれました。その資料に基づいて、ブラームスの散歩コースを歩いてみることにします。しかし、ツーリストインフォメーションのお姉さんのきっぱりとした何もないという言い方にすべてを想像した配偶者は、さすがにsaraiとの同行を拒否。街のカフェでブログを書きながら待つそうです。ペルチャッハの町の目抜き通りのハウプトシュトラーセHauptstraßeに出ると、あまり開店しているカフェがありません。イタリア料理店のダ・マリオDa Marioが綺麗なので、そこで配偶者は休んで待つことにします。ここからはsaraiの単独行動。ハウプトシュトラーセを西に少し歩いたところで右に折れて、山のほうに向かいます。すぐに山道、グロリエッテヴェーグGloriettewegに入る標識があります。

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だらだらした坂道を上っていきます。

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案内板を見ながら、ホーヘ・グロリエッテHohe Glorietteに向かいます。

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ここから、急な坂道になります。

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フーフー言いながら、山道を上っていきます。

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見晴らしもよくなって、ヴェルター湖の湖面も望めます。

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この先は階段が続きます。暑くて苦しい修業です。

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平坦で広いところに出ます。案内板がちゃんと設置されているので、道に迷うことはありません。

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目的地のホーヘ・グロリエッテに着きました。眺めは素晴らしいです。

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眺めはいいんですが、ただ、それだけ。目指していたBrahmsliegeというのがどこなのかは明確ではありません。多分、このホーヘ・グロリエッテの一角なのでしょう。ここまで30分ほど歩いてきたので、帰りの時間も考えると、そろそろ、このあたりでお終いにしましょう。配偶者も待っていますからね。最後に美しい眺めを楽しみます。

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配偶者の判断は正しかったようです。ここまで歩いて来たのは大間違いでした。山の中の坂道を上がっただけのことです。きっとブラームスの散歩コースの一部なんでしょうけどね。暑くて苦しくて、まるでブラームス修行のようなものでした。ペルチャッハはブラームスが美しいヴェルター湖をここから眺めながら、作曲したんだねって思うだけのところのようです。あとは≪ブラームスの足跡Auf den Spuren von Brahms≫の写真カードを眺めるだけで十分だったようです。

さて、配偶者の待つイタリア料理店に戻りましょう。目抜き通りのハウプトシュトラーセへは坂道を下ってくるだけなので、たった10分ほどしかかかりません。ハウプトシュトラーセの道沿いに、レオンビーチLeonbeachというレストランが見えます。

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その通りの向かいには、ブラームスの名前を冠した史跡案内板があります。

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ホテル シュロス レオンシュタインHotel Schloss Leonstainです。ブラームスがこのペルチャッハで定宿としたホテルです。

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ホテル シュロス レオンシュタインの綺麗なお庭です。

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ホテル シュロス レオンシュタインの瀟洒な佇まいを見ながら、配偶者の待つレストランに向かいます。

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イタリア料理店は2,3軒隣りでした。配偶者は涼しい顔で待っていました。すっかり、くたびれもうけでした。

歩いたルートを地図で確認しておきましょう。

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山田和樹の誠実な音楽作り 読売日本交響楽団@サントリーホール 2019.1.18

前半は聴き慣れない日本人作曲家の作品。前向きに取り組む山田和樹に一票というところでしょうか。諸井 三郎の交響的断章は日本人作曲家の先駆的な作品なのだそうです。1928年の作品ですが、まさに後期ロマン派を思わせる作風で、日本的なところは微塵も感じさせません。まるでフランクの音楽を聴いている感じです。音の響きが若干、浅くは思えますが、美しい音楽です。一方、現代日本の作品、藤倉 大のピアノ協奏曲 第3番 「インパルス」は最近の現代音楽らしく、とても聴きやすい作品です。バランスのよい音楽とも言えますが、もっと尖がったところも欲しくはなります。小菅 優のピアノはタッチも美しく、とても聴き映えしました。

後半はスタンダードな作品です。まず、ワーグナーの舞台神聖祭典劇「パルジファル」から第1幕への前奏曲です。山田和樹の表現はとっても優しい音楽になっています。本来のワーグナーの深い音楽とは対極にあるようにも感じますが、これが彼の個性なのでしょう。saraiとしては、ワーグナーの痛みを覚えるような表現が聴きたかったんですけどね。続くスクリャービンの交響曲 第4番「法悦の詩」は丁寧な演奏です。冒頭からの静かなうねりのようなところの自然な表現はなかなかのものです。後半の熱情的な盛り上がりは少し優等生的だったかもしれません。全体に音楽に誠実に立ち向かい、押しつけがましくないところが山田和樹の美点のようです。今後、音楽が熟成していくことを願いましょう。大器晩成型の音楽家に育てばいいですね。

次はいよいよ、カンブルランのラストコンサートの大曲《グレの歌》ですね。楽しみです。今年は大野&都響、ノット&東響と《グレの歌》が続く当たり年。その第1弾にして、カンブルランの最終公演とは・・・。

今日のプログラムは以下です。

  指揮:山田 和樹
  ピアノ:小菅 優
  管弦楽:読売日本交響楽団 長原 幸太(コンサートマスター)

  諸井 三郎:交響的断章
  藤倉 大:ピアノ協奏曲 第3番 「インパルス」(共同委嘱作品/日本初演)
   《アンコール》 藤倉大:ウェイヴス

   《休憩》

  ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」から第1幕への前奏曲
  スクリャービン:交響曲 第4番「法悦の詩」 Op.54


最後に予習について、まとめておきます。

日本人作品はCD等が見当たらず、予習できませんでした。

ワーグナーの舞台神聖祭典劇「パルジファル」の第1幕への前奏曲を予習したCDは以下です。

 ベルナルト・ハイティンク指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1974年12月

パルジファル全曲のなかから抜き出した演奏ではなく、あくまでも管弦楽作品として演奏したものです。この時点では、ハイティンクはまだワーグナー作品のオペラは指揮していなかった筈です。後年、楽劇《パルジファル》も素晴らしい演奏をすることになりますが、ここではオペラ指揮者ではないハイティンクのシンフォニックな演奏が聴けます。ワーグナーの痛みの音楽を知るものだけがなしうる演奏です。楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」や「ローエングリン」、「トリスタンとイゾルデ」なども聴きものです。

スクリャービンの交響曲 第4番「法悦の詩」を予習したCDは以下です。

ワレリー・ゲルギエフ指揮キーロフ歌劇場管弦楽団 1999年

ゲルギエフのさすがの演奏です。緻密であり、エクスタシーも感じられるバランスのよい演奏です。



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ヴェルター湖:ザルツブルクに舞い戻る

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/16回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋とヴェルター湖畔のマーラーのヴィラを訪れた後、次はブラームスゆかりの地、ペルチャッハPörtschachを散策。ブラームスっぽいものは何にもなくて、暑くて疲れただけ・・・。saraiとの同行を拒否した配偶者は賢明でした。お茶しながら待っていた配偶者と合流して、ザルツブルクに帰るためにペルチャッハ駅に向かいます。ペルチャッハの町の目抜き通りのハウプトシュトラーセHauptstraßeを10分ほど歩くと、左手にペルチャッハ駅が見えます。

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ペルチャッハ駅の前に到着。予定した電車の出発時刻のまだ30分ほど前です。知らない町ですから、余裕の行動です。

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ホームでレールジェットの到着を待ちます。

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やがて、赤い車体のレールジェットがホームに入ってきます。当初乗る予定だったクラーゲンフルト中央駅からやってきました。

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チケットはクラーゲンフルト中央駅からザルツブルク中央駅までの格安のファーストクラスのチケットを購入済です。この帰りのチケットも往きのチケットと同様に一人がたったの19ユーロの超格安チケットです。

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ブラームスの散歩道を歩き回ったせいで、暑くて、へとへとになって、倒れそうになりながら、帰りのレールジェットに乗り込みます。レールジェットの車窓にはヴェルター湖の湖面がいっぱいに広がります。

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ヴェルター湖の上空にはパラグライダーが飛んでいるのも見えます。夏の一大リゾート地ですね。

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レールジェットのファーストクラスは快適でようやく疲れを回復。やがて、ヴェルター湖の西端を通り過ぎていきます。

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たまたま乗った車両はレストランを併設した車両。レールジェット乗車中に食事もしていきましょう。スタッフの女性に、この席で食事をお願いねと言うと、もちろんよと快諾。ファーストクラスは、食事や飲み物は席まで運んでくれるんです。
まずはグーラッシュのスープです。カイザーゼンメル付きです。これはすぐに運んできてくれます。

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しばらくして、メイン。これはターメリックカレーとライス。

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これは煮込みハンバーク。野菜サラダ添え。

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美味しい食事を頂き、息を吹き返します。食事を楽しんでいるうちにフェルデン/ヴェルターゼー駅Velden/Wörther See Bahnhof、フィラッハ中央駅Villach Hbf、シュピッタル・ミルシュテッターゼー駅Spittal-Millstätter See Bahnhofを通り過ぎ、今、マルニッツ・オーバーフェラッハ駅Mallnitz-Obervellach Bahnhofを過ぎていきます。

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マイアーニックのマーラーの作曲小屋で素晴らしい感動を体験し、ペルチャッハで苦しいブラームス修行をしたヴェルター湖遠征をした感慨をかみしめます。食事のシメにカプチーノをいただきます。

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レールジェットは昨日訪れたバード・ガシュタインBad Gasteinに停車。ホームの先に温泉を楽しんだフェルゼンテルメFelsenthermeの大きな建物が見えています。

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動き出したレールジェットの車窓にはフェルゼンテルメと駅からの歩行者用の横断橋が見えます。わずか1日前のこととは言え、懐かしさがこみ上げます。

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駅を離れると、バード・ガシュタインの町が見下ろせます。これまた懐かしい。

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町を過ぎると、ガシュタイン渓谷の美しい緑の野原が見えてきます。

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するとこのあたりから雲行きが怪しくなります。

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凄まじい豪雨。雷鳴まで轟きます。

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しばらく走ると、数分でこの豪雨の地帯を通り過ぎます。この地域だけの気象状況だったようです。

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レールジェットに乗ること、およそ3時間でザルツブルクに戻ると、既に夜8時頃ですが、ここはただただ暑いだけ。早々にホテルの冷房の効いた部屋に逃げ込みます。
いやはや、思い出に残る小旅行の1日になりました。

明日からはまた、ザルツブルク音楽祭を楽しみます。残るはわずか、あと2日だけになりました。



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シュテファン・ツヴァイクとの邂逅:モーツァルト・マチネの後、ツヴァイクのヴィラへ

2017年8月5日土曜日@ザルツブルク/1回目

旅の17日目、ザルツブルクSalzburgの通算10日目です。

今日は、午前11時からのモーツァルト・マチネをモーツァルテウム大ホールで聴き、夜はショスタコーヴィチのオペラ≪ムチェンスク郡のマクベス夫人≫を祝祭大劇場で聴くのがメインの日程です。これでザルツブルク音楽祭での音楽三昧も明日のウィーン・フィルのコンサートを残すのみになります。

さて、午前のコンサートに出かけます。すっかり馴れ親しんだメンヒスベルクMönchsbergの岩山のトンネルを抜けて、モーツァルテウムMozarteumに向かいます。いつもお決まりの近道を歩きます。路地と路地の間は通り抜け(ドゥルヒガング)を歩きます。通り抜けの途中にいつも気になるお店があります。窓口だけのお店、バルカン・グリルBalkan Grill Walterという、いつも行列が出来ている人気店です。しかし、いかにも怪しそうな雰囲気なので、これまで敬遠していました。配偶者も気になるようで、機会があれば、いつか、何かゲットして食してみましょう。

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さて、ザルツァッハ川の川べりにあっという間に着きます。このルートにも慣れてきて、スムーズに町中を通り抜けられます。今朝はこの川べりの格安オープンカフェで軽く朝ご飯を頂いていきましょう。今日も晴天で川の景色が綺麗です。

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今日は平日。観光客の数もほどほどです。ザルツァッハ川の観光船乗り場も行列がありません。

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飲み物は冷たいコーラとホットコーヒー。これも我々の定番です。

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ホットサンドのクロックムッシュをいただきます。

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朝食を終え、モーツァルテウムの大ホールに移動。今回は手違いでかぶりつきの席ではなく、7列目で聴きます。フォルテピアノの名手クリスティアン・ベザイデンホウトがモダンピアノを弾いて、モーツァルトのピアノ協奏曲を演奏。クララ・ハスキルには及びませんが、なかなかいい演奏を聴かせてくれました。今度はフォルテピアノの演奏を聴かせてもらいましょう。休憩時間にベザイデンホウトのサイン会があるというので、ロビーを探しますが、サイン会の行列が見当たりません。すると、配偶者が目ざとく、あれじゃないって指さします。その方向には、テーブルにバケツに入ったシャンパンのボトルがあり、シャンパングラスを持つ人がいます。確かに彼です。でも、誰もサインを求めている人がいません。

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彼のCDを購入していませんが、プログラムがあるので、それにサインしてもらいましょう。と、まさにサインをしようとする彼の手が止まります。そして、彼の目線が上がります。その目線の先を追うと、カメラを構える配偶者! それにしてもベザイデンホウトは完全なカメラ目線。徹底したファンサービスの人ですね。

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これがベザイデンホウトにサインしてもらったプログラムです。

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サインをもらった後で、彼に今日のアンコール曲を尋ねると、モーツァルトのSuiteだと答えてくれます。まさかモーツァルトの作品だとは思っていなかった上、モーツァルトに組曲:Suiteなる作品があるとは知らなかったので、聞き違えかと思って、えっと言う顔をしていると、重ねて、Suiteと言った上で、K.399と教えてくれます。サンキュー! 後で調べると、モーツァルトはこの時期、バロック音楽にはまっていて、J.C.バッハやヘンデルの音楽を研究していたんですね。とりわけ、ヘンデルに傾倒していて、このアンコール曲もヘンデルの組曲に倣ったもののようです。saraiは実はフレンチ・バロックかと思って聴いていました。モーツァルトもまだまだ知らない曲があります。

saraiがサインをもらった後はぽつぽつとサインをもらう人が彼のまわりに近寄っています。その様子をしばらく2階から眺めていました。

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休憩後、コンサートは続き、何故かモーツァルト・マチネなのに、シューベルトの交響曲第4番ハ短調「悲劇的」が演奏されます。これが素晴らしい演奏でした。このモーツァルト・マチネの詳細な記事はここに既にアップ済みです。

午前のコンサートと夜のオペラの間を縫って、懸案のシュテファン・ツヴァイクのザルツブルクのヴィラ、パッシンガーシュロス (パッシンガー邸) Paschinger Schlösslを見るためにカプツィーナー山Kapuzinerbergに行くことにします。何故、そのヴィラにそんなにこだわるかというと、彼の素晴らしい著作≪昨日の世界≫の中でこのザルツブルクのヴィラでの生活が詳しく記されていたからです。先日、シュテファン・ツヴァイク・センターStefan Zweig Centreを訪れた際、女性スタッフから詳しく場所を訊いていたので、きっと見つかるでしょう。カプツィーナー山に登るのは今回が2度目なので、道はちゃんと分かっています。
リンツァー通りLinzer Gasseの14番地にカプツィーナーベルクKapuzinerbergへの入り口のアーチの門があります。

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このアーチの中の石畳みの道を歩いていきます。

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すると、カプツィーナーベルクに上る急坂が始まります。

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坂道の傍らには石段もあり、歩きやすくはなっていますが、如何せん、急こう配です。道はチャペルへの参道になっていて、点々とキリスト教の祠が並んでいます。

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坂道の途中には城門のようなアーチのトンネルがあります。

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そのアーチをくぐり抜けると、急に市街地の眺めが開けます。

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一息ついて、眺めを楽しみながら、残りの坂道をさらに登っていきます。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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知性的で演劇的な歌唱で魅了:ボストリッジ リートの森@トッパンホール 2019.1.22

トッパンホールのリートの森シリーズは昨年のクリストフ・プレガルディエンの歌唱に続き、テノールでは双璧とも言えるイアン・ボストリッジが登場。素晴らしいリートが聴けて、満足するしかありません。

ステージに長身で痩躯のイアン・ボストリッジが現れると、何か存在感のようなオーラがあります。冒頭はシューマンの《子供のための歌のアルバム》Op.79で、あまり、耳馴染みのない曲ですが、ボストリッジが大きな動作で歌い始めると、何か、引き込まれてしまいます。その歌唱は表現力が豊かで、聴くものの耳を集中させます。何か、演劇を見ているような感覚で聴き通してしまいました。最後の《塔の番人リンツォイの歌》はその素晴らしさに陶然としてしまいました。
ボストリッジはこの後、いったん、ステージを降りて、観客席の最前列の中央にどっかと腰を下ろし、サスキア・ジョルジーニのピアノ演奏に耳を傾けます。シューマンの《子供の情景》です。これはもう一つの感でしたが、最後の2曲、《子供は眠る》と《詩人は語る》だけは緊張感のある、よい演奏でした。すべて、この調子で演奏してくれればと悔やまれる演奏でした。まあ、シューマンの詩的な作品は演奏表現が難しいですけどね。
再び、ステージに上がったボストリッジはシューマンの《5つの歌曲 Op.40》を歌います。この作品は昨年、クリストフ・プレガルディエンの素晴らしい歌唱を聴いたばかりです。プレガルディエンのリリックな歌唱に対して、ボストリッジは知性にあふれた表現で作品の本質に切り込んできます。どちらがよいかという比較は意味ありません。それぞれの歌唱のスタイルが異なります。今日、一番、堪能できた歌唱でした。それにしても、シューマンの《歌の年》、1840年はいかに実りにあふれた年だったのでしょう。この1840年しか、シューマンが作曲しなかったとしても、彼は永遠に輝く歌曲群で歴史を刻んだでしょう。素晴らしい作品を素晴らしい歌唱で聴くという贅沢な時間を持てました。

後半のブリテンも前半同様、あるいはそれ以上に気合のはいったボストリッジの歌唱が続きましたが、その歌唱の素晴らしさには感銘を受けるものの、残念ながら、ブリテンの歌曲に対するsaraiの思い入れが足りず、前半のシューマンほどは楽しめませんでした。暗い作品が多かったしね。

できれば、プレガルディエンと同様にオール・シューマンのプログラムを組んでくれればよかったのですが・・・。

今日のプログラムは以下です。

  テノール:イアン・ボストリッジ
  ピアノ:サスキア・ジョルジーニ

  シューマン:《子供のための歌のアルバム》Op.79より
    ジプシーの歌Ⅰ&II/てんとう虫/歩きまわる鐘/牛飼いの別れ/時は春/松雪草/塔の番人リンツォイの歌
  シューマン:子供の情景 Op.15[ピアノ・ソロ]
  シューマン:5つの歌曲 Op.40(詩:アンデルセン、シャミッソー)

   《休憩》

  ブリテン:冬の言葉 Op.52 全8曲
  ブリテン:《この子らは誰か》Op.84より
    悪夢/殺戮/この子らは誰か/子供達
  ブリテン:民謡編曲第2集《フランスの歌》より
    愛の園の美人/こだま、こだま/父の家にいたとき

   《アンコール》

  シューベルト:さすらい人の月に寄せる歌 D870
  スコットランド民謡(ブリテン編):オー・ワリー・ワリー

最後に予習について、まとめておきます。

シューマンの《子供のための歌のアルバム》を予習したCDは以下です。

  ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ、クリストフ・エッシェンバッハ  シューマン歌曲大全集 1974~76年録音

フィッシャー=ディースカウはもちろん、その美声で安定した歌唱を聴かせてくれます。しかし、この曲集はあまり聴いていないせいか、心に迫るものがありません。


シューマンの《子供の情景》を予習したCDは以下です。

  田部京子 1999年8月10日-13日 群馬 笠懸野文化ホール

このところ、田部京子のCDを集中的に聴いていますが、シューベルトだけでなく、シューマンも素晴らしい演奏を聴かせてくれます。この《子供の情景》は前半はもう一つの感じでしたが、第7曲のトロイメライが極めてリリックな表現で美しく聴き惚れてしまいます。すると、以降の曲も彼女らしい詩的な表現で素晴らしい演奏です。第12曲、第13曲はいたく感銘してしまいます。少なくとも後半の曲は今まで聴いたCDでベストの演奏です。


シューマンの《5つの歌曲 Op.40》を予習したCDは以下です。

  ピーター・ピアーズ、マレイ・ペライア 1979年録音
  ペーター・シュライヤー、ノーマン・シェトラー 1972年録音
  ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ、クリストフ・エッシェンバッハ  シューマン歌曲大全集 1974~76年録音

ピアーズのリリックな歌唱が素晴らしく、さらにペライアのピアノの美しさが際立ちます。若き日のシュライヤーの気持ちの乗った歌唱も素晴らしく、ピアノのシェトラーも美しい演奏を聴かせてくれます。フィッシャー=ディースカウはコメントが必要でない美しい声を聴かせてくれますが、ピアーズやシュライヤーほどの気持ちは感じられません。エッシェンバッハのピアノは素晴らしいです。


ブリテンの《冬の言葉》を予習したCDは以下です。

  ピーター・ピアーズ、ベンジャミン・ブリテン 1954年3月、7月 モノラル セッション録音

ピアーズの歌唱は美しいですが、曲自体が耳慣れしていないせいか、どう聴きとればいいのか、正直、分かりません。


ブリテンの《この子らは誰か》を予習したCDは以下です。

  マーク・ワイルド、デイヴィッド・オーウェン・ノリス 2009年8月 イギリス サウサンプトン大学 セッション録音

この曲もあまり理解できません。歌唱は美しいのですが・・・。


ブリテンの民謡編曲第2集《フランスの歌》を予習したCDは以下です。

  ジェイミー・マクダガル、マルコム・マルティヌー 1994年録音

美しい歌唱です。フランスの民謡ですから、分かりやすいしね。



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シュテファン・ツヴァイクとの邂逅:見晴らし台、カプツィーナー修道院、ツヴァイクのヴィラ

2017年8月5日土曜日@ザルツブルク/2回目

ザルツブルク音楽祭の午前のコンサートの後、念願だったシュテファン・ツヴァイクのザルツブルクのヴィラ、パッシンガーシュロス (パッシンガー邸) Paschinger Schlösslを見るためにカプツィーナーベルクKapuzinerbergにやってきました。カプツィーナーベルクに上る急坂を登っていくと、途中からはザルツブルクの市街地が見渡せるようになります。ここで一息・・・。

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ここまで、こんなに急な坂道を登ってきました。ふーっ、疲れた!

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キリストの十字架像の飾ってある東屋Kalvarienbergkapellen am Kapuzinerbergに向かって、石段が続いています。

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十字架像を過ぎて、さらに坂道を登っていくと、カプツィーナーベルク北の見晴らし台Aussicht Kapuzinerberg Nordに出ます。素晴らしい眺めです。中央にはザルツァッハ川が流れています。

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見晴らし台では木陰に立って、みなさん、眺めを楽しんでいます。

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坂道の上からはキリストの十字架像の飾ってある東屋が裏の方から見えています。

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また、坂道の上には、カプツィーナー修道院Kapuzinerklosterがあります。

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折角ですから、修道院付属の教会の中も覗いてみましょう。内部は簡素なバロック様式のカトリック教会です。

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内部の小空間にはパイプオルガンもちゃんと設置されています。

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それほど見るべきものもないので、すぐに外に出ます。修道院の横の草原にシュテファン・ツヴァイクの奇妙な銅像があります。思えば、2年前にこの銅像に対峙したのが、最初のツヴァイクとの出会いでした。そのときはほとんど名前くらいしか知らない遠い存在の作家でしかありませんでした。今ではsaraiは単なるファンを超えて、心の友という感じなんです。

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古い石塀にはここの道の名前が表示されています。シュテファン・ツヴァイク通りStefan Zweig Wegです。もちろん、ナチスの影響で退去を余儀なくされるまで、ツヴァイクの旧居がここにあったからでしょう。

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建物の石壁にも、シュテファン・ツヴァイク通りStefan Zweig Wegという通りの名前が書かれています。

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このカプツィーナー修道院の前あたりがツヴァイクのヴィラ、パッシンガーシュロスです。木々で覆われていますが、隙間からヴィラが何とか見えました。写真にはほとんで写っていませんね。(ご安心ください。後でちゃんと見えますからね。)

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このツヴァイクのヴィラ、パッシンガーシュロスは今は個人所有で公開されていません。

すぐ近くにモーツァルト広場があり、モーツァルトの像が立っています。ここには以前、モーツァルトがオペラ《魔笛》の一部を作曲した《魔笛の小屋》が、ウィーンから移築されていたそうです。現在は同じザルツブルグのモーツァルテウム大ホールの裏手の「バスチオン(砦)庭園」に移設されています。もうそれは何度も見ましたね。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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鈴木雅明の偉業に感銘!ベートーヴェン:交響曲第9番 バッハ・コレギウム・ジャパン@東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル 2019.1.24

素晴らしい演奏にただただ感銘を受けました。よほど、満を持しての公演だったのでしょう。

まずは鈴木雅明の完璧なベートーヴェン解釈に賛辞を送らないといけないでしょう。そして、バッハ・コレギウム・ジャパン(以下、BCJと略します)の名人たちの演奏の素晴らしさに感銘を受けました。弦楽器パート、普通は第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリンと表現しますが、彼らの場合はヴァイオリンの第Ⅰ群、第Ⅱ群と言いたくなります。寺神戸 亮の率いる第Ⅰ群、若松 夏美の率いる第Ⅱ群の美しい演奏は最高です。対向配置の2群のヴァイオリンの競演には耳をそばだてるしかありません。実はかぶりつきの中央の席で聴いていたので、冒頭の混沌を表現する若松 夏美のささやくような響きをしっかりと聴けて、もう、ここで感動しました。木管の素晴らしさも最高でした。フルートの菅きよみ、オーボエの三宮正満を中心とした見事なアンサンブルでした。

第1楽章を聴いただけで、もう、満足しました。それほど美しい演奏です。第2楽章はさらに見事な演奏。この切れのよいシャープな演奏はsaraiの生涯で最高の第2楽章です。第3楽章はその美しさにうっとり。弦楽器パートの美しい演奏と木管パートの美しい演奏が交錯します。オリジナル楽器のシャープでクリアーな響きがこんなにも効果的に作用するとは驚きです。声楽付きの第4楽章を待たずして、すっかり、魅惑されました。
第4楽章はBCJの誇る合唱(今日はかなり増員していますね。ソプラノ9人、アルト8人、テノール7人、バス7人)がさらに花を添えます。というか、オーケストラと合唱が均衡して、素晴らしい響きを作り上げます。特に中盤から終盤にかけてのリッチな響きには圧倒されます。音量も凄まじいのですが、決して、アンサンブルの美しさが損なわれないのが素晴らしいです。対位法的なパートの美しさに感動した後はもう、音楽は高潮して、高い峰々を形成して、上りつめるのみです。フィナーレの合唱で駄目を押して、オーケストラがコーダでしめる、圧倒的な展開でした。

簡単な要約に終わってしまいましたが、言葉では言い表せない音楽でした。一言で言えば、こんなに美しい演奏は聴いたことがないということです。BCJのベートーヴェンの交響曲はこの第9番だけで終わらせるのはあまりにもったいない・・・全9曲に挑戦してもらいたいですね。 → 鈴木雅明様

最後にやはり、これは言わないといけないでしょうね。多分、ザルツブルク音楽祭でクルレンツィス&ムジカ・エテルナのベートーヴェンの交響曲第9番を聴いた人はそんなにいないでしょうから、比較と評価を書いておきます。聴いた席でも響きが変わりますから、単純には比較はできないし、同じオリジナル派の演奏と言ってもコンセプトはかなり違っています。共通点は疾風怒濤を思わせる、古典回帰の演奏で、過度のロマンを排した点です。カリスマ的な指揮者としてはクルレンツィスは抜きんでた存在で絵になっています。ただ、現状時点での音楽の熟成度では、今日の鈴木雅明&BCJに軍配が上がります。音楽の評価尺度が感動の度合いだとしたら、間違いなく、今日の演奏をsaraiは取ります。と言いながら、来月のクルレンツィス&ムジカ・エテルナの初来日を楽しみにしているsaraiです。

今日のプログラムは以下です。

  指揮:鈴木雅明
  ソプラノ: アン=ヘレン・モーエン
  アルト: マリアンネ・ベアーテ・キーラント
  テノール: アラン・クレイトン
  バス: ニール・デイヴィス
  合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
   コンサート・マスター:寺神戸 亮
   ヴァイオリンⅡ 首席:若松夏美
   フルート:菅きよみ
   オーボエ:三宮正満

  ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125《合唱付き》


最後に予習について、まとめておきます。

 ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク,モンテヴェルディ合唱団
   リューバ・オルゴナソヴァ,アンネ・ゾフィー・フォン・オッター,アンソニー・ロルフ・ジョンソン,ジル・カシュマイユ
    1992年10月、セッション録音 ロンドン、オール・セインツ教会

オリジナル演奏は以前、インマゼール指揮アニマ・エテルナも聴きましたが、このガーディナー盤の美しい演奏のほうが好みです。今日聴いた演奏と拮抗する出来です。もちろん、saraiにとって、ベートーヴェンはフルトヴェングラーは絶対の存在ですし、とりわけ、第9番はフルトヴェングラーのどの録音も最高の演奏を聴かせてくれます。しかし、今聴けるのはオリジナル演奏しかないというところでしょうか。


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シュテファン・ツヴァイクとの邂逅:カプツィーナーベルクのお城のレストラン、フランツィスキーシュロス

2017年8月5日土曜日@ザルツブルク/3回目

ザルツブルク音楽祭の新市街の東にあるカプツィーナーベルクKapuzinerbergの中腹には敬愛するシュテファン・ツヴァイクのヴィラ、パッシンガーシュロス (パッシンガー邸) Paschinger Schlösslがあります。そのヴィラを見るためにカプツィーナーベルクKapuzinerbergにやってきました。木々の間から、何とか、ヴィラの姿を垣間見ることができました。ひと満足したところで、カプツィーナーベルクの奥にあるレストラン、フランツィスキーシュロスFranziskischlössl Salzburgに向かいます。お昼のひと時だけ不定期に営業しているレストランですが、夏の音楽祭の期間中はきっと営業していることを信じて、行ってみましょう。カプツィーナーベルクの林の中の道を歩いていきます。

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林の中の道は急坂ではないのですが、ダラダラと長い坂道でへとへとになります。木々に覆われた気持ちのよい散歩道なのが救いです。30分近く歩くと、やがて、白い壁のお城が見えてきます。フランツィスキーシュロスです。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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お城の前の広場は見晴らし台になっています。ここからの眺めを楽しむのは後回しにして、レストランに向かいます。

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お城の前には、オープンの立て看板があります。どうやら、レストランは営業中のようです。よかった・・・ほっとします。

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これがお城のレストランのオープンの立て看板です。今日は午後5時までの営業ですね。

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いったん、お城の建物に入り、そこから中庭にあるレストランに抜けます。中庭に下りる石段の前が入り口になっています。ひとつがいの鶏の置物がお出迎えです。

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中庭のオープン席は日除けのパラソルで暑さが凌げそうです。ほとんどの席はお客さんで埋まっています。隠れた人気店なんです。

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我々もパラソルの下の日陰のテーブル席をゲット。ようやく、疲れた足を休ませることができます。

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大きな木の下には、木陰になっているテーブル席もあります。気持ちよさそうですね。隣の芝生は青いの例えを思い出して、苦笑してしまいます。

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まずは氷入りのオレンジジュースを飲んで、一息ついてから、ランチをいただくことにします。

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さてと、冷たいジュースで喉を潤しながら、ランチのオーダーを検討します。周りのテーブルを眺めると、意外にドリンクだけの人たちが多いですね。彼らも暑さをいったん凌ぐためにドリンクをいただいている状態なのでしょう。

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ランチのオーダーを済ませると、まずはミネラルウォーターが運ばれてきます。今日は熟考した結果、ワインは自重することにしました。帰りも歩くし、夜のオペラに備えないとね。

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これが配偶者のランチ。チロル風のパン料理でメインはサーモンです。

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これはsaraiのランチ。これもチロル風の牛肉のソテーの上に目玉焼きをトッピングしたものです。

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生野菜のサラダは別添えです。

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苦労の後には美味しものがご褒美として待っていました。とっても美味しいレストランで、こんな坂道の上にあるにも関わらず、今日もお客でいっぱいなのはうなづけるところです。もっとも、さすがにこのレストランは町の中心から外れているためか、日本人客に出会ったことはありません。



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シュテファン・ツヴァイクとの邂逅:ツヴァイクのヴィラに再チャレンジ

2017年8月5日土曜日@ザルツブルク/4回目

ザルツブルク音楽祭の新市街の東にあるカプツィーナーベルクKapuzinerbergの中腹には敬愛するシュテファン・ツヴァイクのヴィラ、パッシンガーシュロス (パッシンガー邸) Paschinger Schlösslがあります。そのヴィラを見るためにカプツィーナーベルクKapuzinerbergにやってきています。その後、カプツィーナーベルクの奥にあるレストラン、フランツィスキーシュロスFranziskischlössl Salzburgで美味しいランチをいただきました。このレストランはとても居心地がいいです。真夏の昼下がりのひととき、とても美味しい料理をいただき、最高の気分です。皆さんもそれぞれにゆったりした時間を過ごしています。

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気が付いてみると、このレストランに来て、1時間半も経っています。そろそろ、お勘定を済ませましょう。

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席を立って、お城からの眺望を楽しみます。ザルツブルクの市街地の外周部の景色が見えます。緑の平原が果てしなく広がっています。

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この見晴らし台は人気(ひとけ)のないお城の裏庭です。

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お城の上から、別の方向の景色を眺めます。遠くにザルツァッハ川も見えています。

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さて、お城のレストランでゆったりして、すっかり元気になったので、森の中の坂道をぐんぐん下っていきます。

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帰りは別のルートの散策道を歩き、見晴らしの良いところで、ザルツブルクの街を見下ろして一服。正面にホーエンザルツブルク城Festung Hohensalzburgが見えます。

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ズームアップして、美しい城の姿を眺めます。いつもはザルツブルクの町から見上げる姿ばかりですが、こうして別の角度から見下ろす姿もいいですね。

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ホーエンザルツブルク城の手前に視線を移すと、ノンベルク修道院Stift Nonnbergの姿も眺められます。

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散策道の傍らには、こういう休憩所もあります。ありきたりのベンチでないのもいいかも。

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また、十字架像のあたりに戻ってきました。ツヴァイクのヴィラの敷地が見えます。杭に張った鉄線で仕切られています。

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門扉の前に出ます。ここからは樹木に遮られて、ヴィラの姿は望めません。ここは通用門のようですね。

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少し横に移動すると、ツヴァイクのヴィラは見えますが、やはり樹木の隙間からです。

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さらに移動しながら、ヴィラの姿を求めます。やはり、樹木が邪魔であまり、見通せません。視認できてはいますが、カメラで撮影した写真では何も見えませんね。

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なおも金網沿いに移動しますが、これ以上は何も見えません。

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まあ、こんなものかなとあきらめて、十字架像の前の石段を下りて、カプツィーナーベルクを後にすることにしますが・・・ここで一発逆転するんです。



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シュテファン・ツヴァイクとの邂逅:ツヴァイクのヴィラの姿が遂に見えた!

2017年8月5日土曜日@ザルツブルク/5回目

ザルツブルク音楽祭の新市街の東にあるカプツィーナーベルクKapuzinerbergの中腹には敬愛するシュテファン・ツヴァイクのヴィラ、パッシンガーシュロス (パッシンガー邸) Paschinger Schlösslがあります。そのヴィラを見るためにカプツィーナーベルクKapuzinerbergにやってきています。カプツィーナーベルクの奥にあるレストラン、フランツィスキーシュロスFranziskischlössl Salzburgで美味しいランチをいただいた後、再び、十字架像のあたりに戻り、ツヴァイクのヴィラの姿を求めます。ヴィラの建物は視認はできますが、樹木の隙間からちらっと見えるだけです。

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これ以上はヴィラの姿は見えそうにもないので、半ば、あきらめ気分で、十字架像の前の石段を下りて、カプツィーナーベルクからの帰路につこうとします。しかし、石段の下には、何とヴィラの入り口があるではないですか。表示はカプツィーナーベルク5番地になっています。間違いありません。

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入り口からはヴィラ、すなわちパッシンガーシュロスの建物の正面が見えます。

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入り口の横に移動すると、木々に遮られて、あまり、建物が見えません。
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もう一度、入り口の前に戻ります。ここからは木々があるので、すべて見渡せるわけではありませんが、それでもここがベストポイントです。

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やはり、大きな屋敷だったんですね。ナチスの圧力でこの屋敷を去る際のツヴァイクの心境が分かり、心が痛みます。
また、入り口の周りで木々の間からヴィラの姿を眺めますが、あまり、よく見えません。

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木々の間から建物の一部はわずかに見えますが、ここまでが限度ですね。個人所有の建物なので、プライバシーがしっかりと守られているようです。

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これでザルツブルクでやり残したことはありません。ザルツブルク訪問もこれで最後になるかもしれませんが、心にひっかかっていたことが霧消しました。さあ、カプツィーナーベルクを下りましょう。坂道を下りていくと、ゲートのようなアーチの建物があります。これを抜けると、市街地に出ます。

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20分ほど歩き、メンヒスベルクMönchsbergの岩山のトンネルの旧市街Altstadt側の入り口に到着。ここにはトンネルの案内板がありますが、今やトンネルのすべては熟知しています。

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夕方の5時前にはホテルに帰着。

またまたホテルで一服して、7時半開演のオペラ《ムチェンスク郡のマクベス夫人》(ショスタコーヴィチ作曲)に出掛けます。会場は祝祭大劇場Großes Festspielhausです。saraiは、張り切ってタキシードを着こみます。配偶者はそろそろお疲れモードで、着物はご勘弁を・・・とのことです。また、トンネルを抜けて、トンネルからの入り口から祝祭大劇場に入場します。もちろん、チケットの提示が必要です。これが今日のチケット。かぶりつきの中央の席です。ルンルン。

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ヤンソンス指揮ウィーン・フィルは驚くべきレベルのオペラを聴かせてくれました。このオペラの詳細な記事はここに既にアップ済みです。

これで今回のザルツブルク音楽祭のオペラは終了。残りは明日のアンドリス・ネルソンズ指揮ウィーン・フィルのコンサートだけです。そして、明日の夜は遂に帰国の途につきます。長かったヨーロッパ遠征も終局に至ります。名残惜しいですが、また、次の年のヨーロッパ遠征を楽しみにしましょう。



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ザルツブルク最終日:老舗カフェのフュルスト

2017年8月6日日曜日@ザルツブルク/1回目

旅の18日目、ザルツブルクSalzburgの通算11日目です。

今朝は祝祭大劇場Großes Festspielhausでウィーン・フィルのコンサートを聴きます。それで、長かったザルツブルク音楽祭での音楽も聴き納めになります。
その前に朝食を頂きましょう。でも、まだザルツブルクの美味しいケーキを頂いていないことに思い当たります。朝食代わりに、老舗カフェのフュルストCafe Konditorei Fürstでスイーツを頂きましょう。アルター・マルクトAlter Marktにあるカフェ・フュルストの前に着きます。

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お店に入り、ビックリです。朝だというのに、既にお店は満員です。日本と違うのは、おじさんが多いということ。ちょい悪おやじ3人組が談笑する席の隣をゲット。

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チョコレートトルテをいただきます。saraiはミット・シュラーク(ホイップクリーム付き)にします。

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さすがにオーストリアのケーキは一味も二味も違いますね。大満足です。
ますます、店内は混み合ってきます。凄まじいですね。

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もう、開演時間も迫ってきます。席を立ちましょう。お店を出るときにアイスクリームのケースを眺めます。美味しそうですね。

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さあ、お店を出て、祝祭大劇場に向かいます。

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アルター・マルクトの広場の向かい側には、カフェの名店トマッセリCafe Tomaselliがあります。このお店も混み合っていますね。夏のザルツブルクは観光客であふれています。

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祝祭大劇場の前のホーフシュタルガッセHofstallgasseに到着。開演20分前です。大劇場の前は人だかりになっています。

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祝祭大劇場の前から、ホーエンザルツブルク城Festung Hohensalzburgを眺めます。毎日のように眺めてきましたが、そろそろ、見納めですね。

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祝祭大劇場の前は着飾った聴衆で賑やかです。

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ロビーに入ると、華やいだ雰囲気に満ちています。ザルツブルク音楽祭の最後のひと時を楽しみましょう。

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シャンパンのブースも賑わっています。朝からでもやはりシャンパンは人気ですね。

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シャンパンのブースのお隣はカフェ・トマッセリのワゴンでアイスクリームが売られています。毎回、これを食べるのが習慣になっていましたが、今日はスイーツをいただいたばかりなので、残念ながら、自重します。

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さて、これが今日のチケット。今日も最前列のど真ん中です。

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開演10分前に席に着きます。目の前には、スタインウェイのどでかいピアノがどーんと置かれています。今日の前半はプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番です。ピアノはトリフォノフです。迫力のある演奏が楽しみです。

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今回のザルツブルク音楽祭の最後のコンサートがもうすぐ始まります。だんだんと気持ちも盛り上がってきます。



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ザルツブルク音楽祭完了、そして、帰国

2017年8月6日日曜日@ザルツブルク/2回目

祝祭大劇場Großes Festspielhausで今回のザルツブルク音楽祭の最後のコンサートを聴くところです。アンドリス・ネルソンズ指揮ウィーン・フィルのコンサートです。前半はプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番です。ピアノはトリフォノフです。かぶりつきの席に着いているので、目の前には巨大なスタインウェイのピアノが鎮座しています。

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指揮台はそのピアノの向こう、saraiの席の真正面ですね。さて、最後のコンサートを楽しみましょう。

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トリフォノフのピアノはとても切れがよく、迫力のある演奏を聴かせてくれました。休憩にはいり、ホール内の聴衆はほとんどいなくなります。

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我々も祝祭大劇場の前の通り、ホーフシュタルガッセHofstallgasseに出ます。夏の祝祭らしい華やいだ雰囲気です。

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ここから眺めるホーエンザルツブルク城Festung Hohensalzburgの最後の風景です。

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後半のプログラム、ショスタコーヴィチの交響曲第7番です。素晴らしい弦楽合奏に聴き惚れました。このコンサートの詳細な記事はここに既にアップ済みです。

コンサートが終わると、小雨模様。構いませんよ。ホテルまではトンネルを通っていけば、ほとんど濡れることはありませんからね。
さて、ここで昨日から悩んでいた問題があります。コンサートに出掛けた正装から、帰国に向けた長時間の移動のための服装への着替えはどうするかという問題です。特別なおしゃれをしているわけでもないので、そのままでもよいのですが、出来たら気楽な服装になりたいものです。着替えの場所はホテル、駅、空港などいろいろ考えられます。既にホテルはチェックアウトしていますが、まずはホテルのレセプションで相談してみます。と、貸せる部屋はないけど、ビッグなトイレなら使ってもよいよと言って、わざわざ鍵を開けてくれます。ビッグなトイレを借りて、旅姿に着替えます。これで懸案は解決です。ホテルのすぐ前にあるバス停からザルツブルク中央駅Salzburg Hbfに向かうことにします。が、日曜のためか道が大渋滞。祝祭大劇場の地下の大駐車場から出てくる自動車も、それに加わります。バスはその渋滞に巻き込まれているのか、一向にやってきません。小雨模様なので、嫌ですね。

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時間的には余裕があるので、慌てることはありませんが、そうでなければかなりイライラしたことでしょう。この大通りにはバス用の車線があるのですが、そのポイントに入る手前から大渋滞のようです。しかし、やがて、バスがやってきて、なんとか駅に到着です。今日も電車はファーストクラスなので、ザルツブルク駅のファーストクラス用ラウンジが使えるか訊いてみます。残念ながら、使用対象外でした。ドイツ国鉄の格安チケット、バイエルンチケットのファーストチケットですからね。これがそのチケット。二人で56ユーロですから、安いような、高いような・・・。

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できたら、ファーストクラス用ラウンジで着替えようかとも思っていたのですが、既にホテルで着替えたので、その必要もないので、まあ、いいでしょう。予定よりも早い電車に乗って、ザルツブルク中央駅からミュンヘン空港に移動します。バイエルンチケットなので、レールジェットには乗れません。普通のローカル電車は日曜のせいか混んでします。ファーストクラスの座席を余裕で確保して、遅めのランチをいただきます。なかなか美味しいフランスパンのサンドイッチとコーヒーです。

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電車には途中の駅から、どんどん乗客が乗り込んできます。朝は晴れていたので、サイクリングやレジャーに出掛けていた人が、降り出した雨で慌てて引き揚げてきたようです。駅に停まるたびにレジャー帰りの人が乗り込んできて車内は大混雑。念のためにファーストクラスのチケットを買っておいたのが大正解。saraiたちは大きなカバンを持っていますが、余裕で座席を広々と占領して、他の乗客に迷惑をかけることなく移動できます。が、たまたまセカンドクラスと隣合わせにあるファーストクラスの席のため、間違えてファーストクラスの席に乗ってくる人がいます。足が悪く大きな荷物を持ったおばさんも間違えて乗ってきます。しばらくして間違いに気づき、セカンドクラスの方に移動します。が、既にセカンドクラスの席はいっぱいで座れず、立っています。楽して座っている我々は、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいですが、仕方ないですね。と、やはりファーストクラスの席に座っていた上品なおばさまが、スックと立ち上がり、セカンドクラスの方に行きます。そして、2人席にスーツケースを持ち込んで座っていた若い女性に、カバンを通路に出しておばさんを座らせるよう指導します。しばらく言い合っていましたが、結局足の悪いおばさんを座らせることになります。上品なファーストクラスのおばさまは、静かに自分の席に戻っていきます。素晴らしい対応に脱帽です。今後、我々にこのような対応ができるか疑問ですが、できれば見習いたいものです。
ミュンヘン・オスト駅München Ostから乗り換えるSバーン(S8)の電車はファーストクラスがついていませんが、幸運にも並び席がゲットできて、ずっと座ったままで移動できます。ミュンヘン空港では、航空会社がエールフランス航空なので、手続きがセルフサービスです。しかし、幸いにも空いています。

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荷物タグはセルフサービスで印刷させられますが、特に問題なし。

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早めに荷物のドロップオフ完了。荷物の重量は23.2Kgです。こんなものですね。

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が、この後、搭乗口が遠くて、延々と歩かされます。配偶者は搭乗前にトイレには行きたいとのこと。トイレに行った配偶者を待ちますが、いつまでも戻ってきません。だんだん、搭乗時間が迫ってきます。ようやく戻ってきた配偶者によると、トイレを探しても、トイレが見つからなかったそうです。で、結局、その階にはないらしく、下の階へという表示があり、もう時間もないので、階段を駆け下りてトイレの前に行くと、お掃除中の看板があったそうです。入ってもいい?と聞くと、無情にもダメ!と言われて、他に行けとのこと。ようやく見つけたトイレだったのにね・・・。またバタバタ走り回って、ようやく用をたせた時には、相当の時間が経っていたそうです。で、ようやく、saraiのもとに戻ってきました。saraiは焦って、急げ!と配偶者に声をかけます。こんなにトイレって少なかったっけと配偶者は言っていますが、saraiは一人でトイレに行かせたことを後悔します。急いで搭乗口に行くと、同様に慌てて駆け付けてきた日本人女性がいます。搭乗口とは反対の方向に行ってしまったということで、かなり慌てていました。空港って広くて、本当に大変ですよね。
その彼女は、ナイジェリアに1か月ほど仕事で行っていたとのこと。ご苦労様です。
空港は夕日に照らされています。天気も回復したようです。日本は台風が襲来しているようですが、まあ、どこかには着陸できるでしょう。ミュンヘン空港からパリのシャルル・ド・ゴール空港へは順調に移動。

ところで、このパリのシャルル・ド・ゴール空港CDGで重要な課題があります。旅の初めで盗難にあったPCの代わりにイタリアのヴェローナでPCを買い求めました。高価なPCなので、販売店で気をきかせてくれて、免税品の処理をしてくれました。それはいいのですが、海外であまり高価な買い物はこのところしていないので、空港での免税手続きの最近の状況があまり分かっていないんです。EUの場合、最終出発地での手続きですね。ミュンヘンからパリ経由で羽田に飛ぶので、きっとパリのCDGでの手続きです。でも、パリの乗り継ぎの時間はわずか1時間。免税手続きよりも、ちゃんとトランジットできることのほうが優先です。ですが、何とか免税もしたいものです。乗り継ぎは搭乗口2Fに着いて、搭乗口2Eからの出発になります。税関の場所を調べると、到着の2Fにも出発の2Eにもあります。本来は出発の2Eで手続きするんでしょうが、きっと混み合いそうです。できれば到着の2Fで手続きしたいと思っていました。で、パリのCDGには定刻に到着。急いで搭乗口2Fで税関を探します。当然、トランジットする2Eに向かう途中にあると思い込んでいましたが、途中に大きな注意書きを見つけます。各国語で表示されていて日本語の表記もあります。免税手続きは出発ロビーは混み合うので、ここで済ませておいてくださいとのことです。場所は出口と書いてあります。ん? 出口って? で、今度は英語の表示を読みます。出口というのは、Baggage-Exitのことのようです。そちらに向かいます。荷物の受け取りの場所で空港スタッフに場所を訊くと、いったん、外に出ろとのことです。変ですが、まあ、言われるとおりにします。外でうろうろ探すと、確かに税関のオフィスがあります。それも閑散としていて、誰もいません。本当は搭乗エリア外で携行している免税品の免税手続きはできないはずですが、そんなことを考えている時間はありません。さっそく、免税書類、パスポート、搭乗券を窓口に差し出すと、税関職員がしばらく書類をながめた後、あっさりとスタンプを押してくれました。やったね。現地で使用中のPCですから、免税になるかどうかは若干心配ではあったんです。最近は免税手続きは結構、扱いが緩いんですね。しかし、ここから再度、出発ロビーに抜けていくのが大変です。出発ロビーへのルートが分かりづらく、少し探しますが、出発ロビーの入り口付近でどこかの航空会社スタッフの方が、近道を通してくれます。一般人は歩けないルートです。感謝です。最後はスムーズに手荷物検査、出国手続きもできて、無事に搭乗口にたどり着きます。もちろん、羽田行きのエールフランス航空機は既に搭乗中です。

定刻にエールフランス機は羽田に向けて離陸。もう、真夜中の12時です。パリの上空にぐんぐん上昇していきます。
翼よ、あれがパリの灯だ・・・という気分です。

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このヨーロッパ遠征で最後のsaraiの配偶者への心遣いは、特別注文の機内食。結構、大枚をはたきました。一緒にヨーロッパ遠征をしてくれて、何かと支えになってくれた配偶者への感謝の気持ちです。まあ、saraiも最後に美味しいフレンチを食べたかったのですけどね・・・。

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これがそのフレンチです。もちろん、美味しかったです。配偶者はごちそうさま!と喜んでいます。贅沢をした甲斐がありました。

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さすがにパリからの11時間を超えるフライトは厳しいです。それに冷房のきき過ぎた機内は厳冬のよう。日本が近くになり、朝食が供されます。これは一般食です、もちろん。

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台風襲来が恐ろしかったのですが、羽田空港に着陸のときは雨もそんなに降っておらず、スムーズなランディング。拍手が起きます。フランス人ですね。ところが駐機場に移動しているときに周りが真っ白になるような豪雨。危なかったです。

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羽田空港に着いたのは夕方の6時半ですが、ヨーロッパ遠征から帰着の際に恒例となっている和食をいただきます。今回は蕎麦屋です。江戸前の天ぷら蕎麦がなんとも美味しいです。大きな海老が2匹もはいっている豪華版。空港から自宅に向かう電車は運よく座れますが、強烈な眠気が襲ってきます。それでも自宅に帰ると、まず、エアコンのスイッチを入れて、体を冷やし、久しぶりにバスタブに浸かります。ヨーロッパの夏のホテルは料金が高くて、ほとんどはシャワーのみの部屋だったんです。それにしても日本の夏は暑くて湿気が多いです。帰国日にはザルツブルクは既に涼しくなっていました。もう、ヨーロッパの夏は終わったかもしれません。久しぶりに自宅のデスクトップパソコンの前に座り、Eメールをチェックしたりしているうちに夜も遅くなります。もう、頭はふらふら。配偶者はとっくに寝ました。saraiも今日は早く寝ましょう、って・・・もう夜中の2時半か! 

これで2017年夏のヨーロッパ遠征の詳細編は完了です。ご読了いただき、ありがとうございました。次は早速、昨年、2018年夏のヨーロッパ遠征の詳細編を開始します。引き続き、ご愛読ください。



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スイス・オーストリアの旅、再アップをスタート・・・企画・準備編

《スイス・オーストリアの旅》の再アップを今日から開始します。昨日は昨年の旅の詳細編を開始すると予告しましたが、ちょっと趣向を変えてみたらという配偶者からの指導がはいりました。ブログ記事の再アップの事情については後述します。

《スイス・オーストリアの旅》は2010年7月にスイスのバーゼル美術館にココシュカの最高傑作≪風の花嫁≫を見に行くという夢を現実のものにすることを第一にプラン作りを始めた旅です。さらにスイスならば、ベルンのクレーセンター、チューリッヒ歌劇場も行かねばとプランを膨らませました。そして、旅の後半はウィーン、ザルツブルク、ミュンヘンに足を伸ばし、オペラやオペレッタも楽しみ、ザルツカンマーグートのシャーフベルク鉄道、ルードヴィヒ2世の第3のお城であるヘレンキームゼー城へも行きました。その年の6月に長く務めた会社を定年退職した直後の初めての長期間のヨーロッパ遠征で初めての夏のヨーロッパでもあり、思い出深い旅になりました。
既にお読みの方も再度、新編集の記事をお読みくださいね。

今日は以下の記事を再アップしました。

 企画・準備編 (24)

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├- 企画・準備編 (24)


2014年10月に突然以前のブログサイトがクローズしたために現在のFC2ブログサイトへの引っ越しを余儀なくされました。以前の旅の記事は手作業で再アップしなければならず、順次、作業しています。

なお、再アップにあたっては以下のように記事の見直しをはかっています。

 1.基本として、旅の1日分をまとめて読むことができるように再編成します。ストラスブール散策のように2日にまたがる場合には、2日分をまとめます。
   左側のメニューにあるカテゴリで読みたい日をクリックして頂ければ、その日の分がまとめて読めます。

 2.以前の記事には地図がなかったので、散策ルートが分かりづらくご不便をおかけしました。再編成にあたり、地図を新規挿入します。

 3.記事を見直して、細かい修正を行います。特に地名などは原語表記も併記します。



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スイス・オーストリアの旅、スタート

《スイス・オーストリアの旅》を再アップ中です。

《スイス・オーストリアの旅》は2010年7月にスイスのバーゼル美術館にココシュカの最高傑作≪風の花嫁≫を見に行くという夢を現実のものにすることを第一にプラン作りを始めた旅です。さらにスイスならば、ベルンのクレーセンター、チューリッヒ歌劇場も行かねばとプランを膨らませました。そして、旅の後半はウィーン、ザルツブルク、ミュンヘンに足を伸ばし、オペラやオペレッタも楽しみ、ザルツカンマーグートのシャーフベルク鉄道、ルードヴィヒ2世の第3のお城であるヘレンキームゼー城へも行きました。その年の6月に長く務めた会社を定年退職した直後の初めての長期間のヨーロッパ遠征で初めての夏のヨーロッパでもあり、思い出深い旅になりました。
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 スイス・オーストリアの旅、スタート

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├- 企画・準備編 (24)
└- 旅の開始~チューリッヒへGO (1)

2014年10月に突然以前のブログサイトがクローズしたために現在のFC2ブログサイトへの引っ越しを余儀なくされました。以前の旅の記事は手作業で再アップしなければならず、順次、作業しています。

なお、再アップにあたっては以下のように記事の見直しをはかっています。

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 2.以前の記事には地図がなかったので、散策ルートが分かりづらくご不便をおかけしました。再編成にあたり、地図を新規挿入します。

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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充実した心豊かなご様子に励まされます.
情報、有り難うございました.
いつか、ふらっと訪ねてみたいです.

09/27 09:23 天野哲也

昨日投稿した記事の一部に誤りがありました。ドイツ騎士団の中庭はパスしないで、ちゃんと見ていました。追記・修正しました。申し訳ありません。

08/07 00:28 sarai

えりちゃさん、saraiです。お久しぶりです。

これは昨年の9月のウィーンですが、現在のコロナ禍では、古き良き日という風情ですね。もう、ポスト・コロナでは、行けたにし

07/20 12:41 sarai

Saraiさま、
お元気ですか?
新型コロナウィルス、自粛中。
このウィーンの散策を読んでいると、なんだか切なくて悲しくなってきました。
次はいつ行けるのかな、とか思う

07/20 05:08 えりちゃ

はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 
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