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デュッセルドルフ散策:シューマンが最後に暮らした家

2018年8月13日月曜日@デュッセルドルフ/2回目

デュッセルドルフDüsseldorfの町歩きをしているところです。ハイネの家Heine Hausを出て、ボルカー通りBolkerstraßeに出ると、真ん前に教会の塔が見えます。プロテスタント教会のネアンダー教会Neanderkircheです。四角い塔の上に大きな時計のある尖塔があります。尖塔の頂点にはラッパを吹く天使の飾りがのっかっています。ちょっとこの天使は見づらいかもしれませんが、ご親切にも手前の横断幕の両脇にこの天使飾りが描かれています。

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ちなみにこの教会の名前はこの教会にゆかりのある賛美歌作者のヨアヒム・ネアンダーに因んで名づけられました。彼の名前はデュッセルドルフ付近の谷の名前にもネアンダータール(ネアンダー谷)として使われています。「ネアンデルタール人」という名前もこの地域で骨の化石が見つかったからだそうです。

通りには居酒屋に群れ集う人たちと元気よく歩いている若いカップルの姿が目立ちます。

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居酒屋の並ぶボルカー通りをずんずん進んでいきます。

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さらに通りを進むと、旧市庁舎Rathausのあるマルクト広場Marktplatzに突き当たります。趣のある素晴らしい建物です。その昔、とても繁栄してたのでしょうね。

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広場の中心には騎馬像があります。ヨハン・ヴィルヘルム2世の騎馬像です。

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マルクト広場から旧市庁舎の歴史的な姿を眺めます。この建物は1570年にルネサンス建築家トゥスマンが設計し、1749年に建築家ヨハン・ヨーゼフ・コーベンによってロココ調の扉とバルコニーを備えたバロック様式に改修されました。時計塔がとても印象的です。

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マルクト広場にぶつかったところで今度は左に折れて、マルクト通りMarktstraßeを南方向に進みます。シューマン・ハウスはそちらにある筈です。

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ツーリストインフォメーションの前を過ぎて、マルクト通りはベルガー通りBerger Straßeと名前を変えます。

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この通りの両側にもビヤハウス、レストランはずっと続いています。その中に、マスタードの専門店、デュッセルドルフゼンフラーデンDüsseldorfer Senfladenがあります。時間は遅いのですが嬉しいことにまだ開いています。

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このお店はライオンマークで有名なレーヴェンゼンフLöwensenf直営店です。レーヴェンゼンフはデュッセルドルフ発祥、ドイツ最大のマスタードメーカーで、100年以上の歴史があるそうです。1884年にゴッホがデュッセルドルフを訪れた時に、あまりの美味しさに感激して絵に描いたという逸話が残っているほどです。

お店に入ると、ずらりと多種のマスタードが並んでいます。試食コーナーにも10種以上は置いてあります。お店のお兄さんとおしゃべりしながら試食(舐める)します。ミュンヘンの白ソーセージにつけて食べるはちみつ入りのマスタードもあります。ずっと欲しいなと思っていたものです。即購入。お土産にしましょう。試食して気に入ったものを次々にお買い上げ。ちょっと重いですが、安いし、お土産には最適です。支払いにクレジットカードが使えなかったのは残念。

これがその時購入したマスタードの中の2つ。今、我が家で食べているものです。右が甘いマスタード。左が普通に辛いマスタード。

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お店を出て、再び、ベルガー通りをまっすぐに進むと、通りの名前がビルカー通りBilker Straßeに変わり、お店もなくなった住宅街に、シューマン夫妻が住んでいた家があります。saraiのお目当てはココ。ビルカー通り15番地です。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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シューマン・ハウスSchuman-Hausはそれにしても大きくて立派な3階建ての家です。

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晩年のロベルト・シューマンは病に冒されて、悲惨でしたが、裕福な暮らしをしていたのですね。ロベルトの死後はこの家の維持ができずにクララはデュッセルドルフのもっと小さな家に移転したそうです。この大きな家だから、シューマンを訪ねてきた若きブラームスを1か月も居候させることができたことがよく分かります。

家の壁に貼られた名標には、ロベルト・シューマンとクララが1852年9月から1854年3月まで住んでいたと書いてあります。

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また、ドアの横には二人の横顔のレリーフが飾ってあります。

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大好きなシューマンが最後に暮らした家を見て、saraiは感無量。saraiはシューマニアーナを自任しています。
このシューマン・ハウスを見ながら、ノートPCを立ち上げて、ロマン派を代表する傑作、シューマンのピアノ協奏曲をヘッドフォンで聴きます。もっとも、この曲はドレスデン時代の作曲でしたよね。まあ、ロベルトが作曲して、クララが演奏した名曲ですから、この二人が最後に暮らした家の前で聴くのもよいでしょう。クララ・ハスキルの素敵なピアノにオッテルロー指揮ハーグ・フィルが熱いオーケストラ演奏をする実にロマン濃厚な演奏を聴きます。

うっとりと名曲に聴き入るsaraiでした。



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テーマ : ヨーロッパ
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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico
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