FC2ブログ
 
  

デュッセルドルフ散策:ライン川、そして、アルトビール

2018年8月13日月曜日@デュッセルドルフ/3回目

デュッセルドルフDüsseldorfのシューマン・ハウスSchuman-Hausを眺めながら、クララ・ハスキルの美しいピアノの響きでシューマンのピアノ協奏曲に耳を傾けています。胸に大きな感慨を覚えます。

しかし、長々と、ヘッドホンをかぶりパソコンを片手に建物を見上げて佇むおじいさんというのも、怪しげなので、しばらくするとヘッドフォンでシューマンを聴きながら移動します。
すぐ近くにはライン川が流れています。以前のライン川をさかのぼる旅を思い出しながら、ライン川を眺めることにしましょう。滔々と流れるライン川はすぐそこです。
シューマン・ハウスのすぐ近くには、デュッセルドルフ・マリオネット劇場Düsseldorfer Marionetten-Theaterがあり、その前を通り過ぎます。

2019050501.jpg



ライン川に向かう途中、ハーフェン通りHafenstraßeを歩いていくと大きなカトリック教会があります。聖マクシミリアン教会St. Maximilian(北側ファサード)です。

2019050502.jpg



その先、シュール通りSchulstraßeを歩いていくと、ライン川Rheinに行き着きます。

2019050503.jpg



シューマンは自宅から近くのこのライン川にカーニバルの日の雑踏の中を歩き、投身自殺を図りました。未遂に終わりましたが、その後、精神病院に入り、その一生を終えました。そのライン川を目の当たりにします。このライン川で、ボートを並べた橋の真ん中から身を投げたそうです。ハスキルの演奏するピアノ協奏曲の演奏はまだ続いています。その悲劇に思いをいたすと涙が出そうになりますが、その音楽の素晴らしさにも圧倒されます。

観光船乗り場もあり、賑わっています。

2019050504.jpg



しばし眺めていましたが、川風が涼しいというより、寒い。そろそろ引き上げましょう。

おや、ライン川に接するところにアルター・ハーフェンAlter Hafenという旧港らしき水路に一隻のヨットが浮かんでいます。これはアールショッカーAalschokkerと呼ばれる、ウナギ漁のヨット型漁船。歴史的な船でここに永久的に係留されているようです。岸辺につながれていなくて、水路の中央に位置しているところが面白いですね。

2019050505.jpg



このアルター・ハーフェンの水路の横のライン通りRheinstraßeを歩いていると、左手に面白い像が見えます。これはベルク公国の紋章のベルギッシュ・ライオンWappentier Bergischer Löwe。錨を前足で持つライオンの紋章です。ベルク公国はデュッセルドルフを首都としていたこともあり、この紋章は現在はデュッセルドルフの紋章にもなっています。紋章ではライオンは赤く描かれます。

2019050506.jpg



ベルギッシュ・ライオン像を過ぎて、ライン通りを歩いていきます。ここも通り沿いは居酒屋と化しています。

2019050507.jpg



再び、夕刻のマルクト広場Marktplatzに出ます。旧市庁舎Rathausの古びた雰囲気がたまりません。

2019050508.jpg



旧市街AltstadtをブラブラしながらUバーンの駅、ハインリッヒ・ハイネ・アレー駅Heinrich-Heine-Alleeに向かいます。マスタード屋さんは既に閉店しています。ビヤハウスもハッピーアワーが終わったせいか賑々しさは減り、地元の常連さんが楽し気にビールを飲んでいます。私たちも軽くソーセージでもつまみながら一杯頂いていきましょう。ハイネ・ハウスのお隣のビアハウス、ハウスブロイエライ・ツム・シュリュッセルHausbrauerei Zum Schlüsselのテラス席に着くと、お兄さんが寄ってきます。ビール2つねというだけで銘柄もききません。そういえば、周りの人たちは、皆同じものを飲んでいます。お任せしましょう。

2019050509.jpg



このお店は自家製ビール醸造所の直営店。黙って座れば、「オリギナール・シュリュッセル」Original Schlüsselというアルトビールが運ばれてきます。とてもコクのあるビールで美味しいです。ドイツに来たという実感があります。

2019050510.jpg



ソーセージとザワークラウトとマッシュポテトの一皿をお願いします。これまた、ドイツに来たなという感じです。

2019050511.jpg



これがお店のコースター。ビールの名前が書かれています。ほかの種類のビールはないのね。

2019050512.jpg



コースターの裏にはこのビール醸造所の名前の由来の鍵の絵が描かれています。シュリュッセルSchlüsselというのはドイツ語で鍵のこと。で、鉛筆でメモされているのは、ビールと食べ物の料金です。お店のお兄さんが請求書代わりに書き込んだんです。これがこのお店のシステムのようです。明朗会計ですね。

2019050513.jpg



ますます寒くなってきます。日本の昨日までの暑さが信じられません。
冷たくなった夜風に吹かれながら、ドイツ料理と美味しいビールをいただきます。

思い出に残るデュッセルドルフになりました。

さあ、ホテルに帰りましょう。また、ハイネの家Heine Hausの前を通り過ぎます。

2019050514.jpg



Uバーンの駅のある地下街には綺麗な花屋さんがあり、配偶者が見入っています。

2019050515.jpg



Uバーンで駅前に戻り、ホテルに帰着。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

2019050516.jpg



熱いお風呂につかり(バスタブのある貴重なホテル!)、旅の初日の長い1日が終わります。

明日はデュッセルドルフのK20州立美術館K20, Kunstsammlung Nordrhein-Westfalenを駆け足で見て、遠路、ザルツブルクSalzburgまで鉄道移動します。



↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!




テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR