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デュッセルドルフK20州立美術舘:カンディンスキー/ベックマンの傑作

2018年8月14日火曜日@デュッセルドルフ/5回目

デュッセルドルフDüsseldorfのK20州立美術舘K20, Kunstsammlung Nordrhein-Westfalenで20世紀の名画を鑑賞中です。


エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーの《日本傘をさした少女》です。1909年、キルヒナー29歳頃に描かれた作品です。キルヒナーはベックマンと並ぶドイツ表現主義を代表する画家です。ドレスデンで画家グループ「ブリュッケDie Brücke」を結成して、従来のアカデミックな芸術に反抗する若手画家として活動しました。キルヒナーも当然、ナチスから退廃芸術の烙印を押され、そのショックから、1938年にピストル自殺を遂げます。退廃芸術のそしりを受けた多くの画家の中で、saraiの脳裏に真っ先に浮かぶぶのはキルヒナーとベックマンの二人です。ヨーロッパの美術館では、無意識のうちに、この二人の作品を探して、見入ってしまいます。そして、いかにもヒットラーに嫌われそうな彼らの作品に深い感慨を覚えてしまいます。この作品はキルヒナーらしく、どぎつい色彩とフォルムに満ちた表現主義的な作品です。

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エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーの《通りを歩く二人の女》です。1914年、キルヒナー34歳頃に描かれた作品です。これは独特のタッチで描かれた、表現主義的でありながら、お洒落さも感じさせる作品です。佳作ですね。

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エミール・ノルデの《女とピエロ》です。1917年、ノルデ50歳頃に描かれた作品です。ノルデはドイツ人の画家で表現主義的な傾向の絵画を描きましたが、どのグループにも属さずに、あくまでも独自の道を行きました。しかし、彼もまた、ナチスにより、退廃芸術の烙印を押されることになります。彼は一時、ナチス党員であったにもかかわらずです。皮肉なものですね。この作品もドイツ表現主義、そのものの絵画です。

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エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーの《ガーデンカフェの緑色の服の女》です。1912年、キルヒナー32歳頃に描かれた作品です。キルヒナーとしては、結構抑えたソフトな作品です。

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エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーの《黒人ダンス》です。1911年、キルヒナー31歳頃に描かれた作品です。これは実に明るい作品。キルヒナーのタッチではあるものの、彼らしくない雰囲気です。

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マルク・シャガールの《画筆を持つ自画像》です。1909年、シャガール22歳頃に描かれた作品です。これはある意味、珍品ですね。彼の自画像と言えば、妻ベラとともに空を飛ぶファンタジィックな絵を想像してしまいます。色調も暗い、この自画像は若い頃の習作でしょうか。

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マルク・シャガールの《ヴァイオリン弾き》です。1911年、シャガール24歳頃に描かれた作品です。この作品はシャガールらしくて、ようやく、ほっとします。先ほどの絵の2年後の作品ですが、ようやく、作風を確立したようです。この前年に故郷のロシアからパリに出たことで、一気に才能が開花したようです。

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マルク・シャガールの《祭日(レモンを持つラビ)》です。1914年、シャガール27歳頃に描かれた作品です。何故か、青いレモンを手にするラビの頭の上には小人のラビがいます。敬虔な雰囲気が漂う、どこか気になる作品。深い意味があるのでしょうが、絵の意味はsaraiには解けません。

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ワシリー・カンディンスキーの《横線Durchgehender Strich》です。1923年、カンディンスキー57歳頃に描かれた作品です。いやはや、これは素晴らしい作品です。幾何学的な構成の抽象画ですが、この絵の意味を問うのは野暮でしょう。色彩、構図、フォルム、すべてがおさまるところにおさまっている美しい作品です。カンディンスキーの代表作の一枚と言っても過言ではありません。

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マックス・ベックマンの《夜》です。1918年~1919年、ベックマン34歳~35歳頃に描かれた作品です。この作品はベックマンが描いた最高傑作の一枚です。ヨーロッパ絵画の歴史を踏まえ、彼の表現主義的な技法を駆使して描き上げた渾身の作品と言えるでしょう。実に陰惨な光景が描かれています。彼の内的なもの、そして、第一次世界大戦で経験した人類の未曽有の危機をこの画面に込めています。ヨーロッパ文化のさらなる崩壊を予見した稀有な傑作ですが、見ているものも人間の邪悪な部分に大きな衝撃を受けてしまいます。一体、人間の明日の希望を信じてよいのでしょうか。

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20世紀の傑作にインスパイアされます。どの一枚も凄い作品なので、ご紹介のペースが一向に上がりません。次はまた、クレーのコレクションになります。素晴らしい傑作も登場します。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai

saraiさま、
お久しぶりです!
お元気にコンサートや旅行を楽しんでおられますね!
ブログ、楽しく拝見しています。おフランス、良いね😊
私は春だというのに、仕事と用事以

04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
と思いつづけて居ました❗
写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

02/13 22:26 みーちゃん

みーちゃんさん、saraiです。

あの謎の建物は雄琴沖総合自動観測所という施設で琵琶湖の水質を測定しているそうです。

https://www.water.go.jp/kansai/biwako/html/repo

02/13 21:40 sarai

ずーと前にうきみどうに行きました
やはり、琵琶湖の真ん中の建物が何なのか気になったままです
分かりましたか
教えてください

02/13 20:54 みーちゃん

五十棲郁子さん、コメントありがとうございます。

水道水のこと、tap waterって言うんですね。知らなかった。単にwaterで通していました。ましてや、フランス語はほとんど

02/11 00:12 sarai

フランスも地方へ行くと英語が通じないでしょう。tap water ぐらいフランス語で言えないとね。

02/10 12:54 五十棲郁子
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