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デュッセルドルフK20州立美術舘:カルダー、マグリット、エルンスト、そして、デ・キリコ

2018年8月14日火曜日@デュッセルドルフ/9回目

デュッセルドルフDüsseldorfのK20州立美術舘K20, Kunstsammlung Nordrhein-Westfalenで20世紀の名画を鑑賞中です。


アレクサンダー・カルダーの《無題》です。1936年、カルダー38歳頃に制作された作品です。カルダーはアメリカ合衆国の彫刻家で、動く彫刻「モビール」の発明と制作で知られています。この作品もモビールですね。

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ルネ・マグリットの《喜び》です。1927年、マグリット29歳頃に描かれた作品です。マグリットは日本でも人気の高い画家ですが、ベルギーのシュルレアリスムの画家に分類されます。普通の日常を描くような感じで、ありえない現実を描きます。で、ちょっと見ただけでは意味が分からない場合も多いのですが、この作品も一見、何が描かれているのか分かりづらいです。この作品では若い女性が生きている鳥をむしゃむしゃ食べている、ぞーっとするようなシーンが描かれています。どうして、こんな絵を描いたかと言うと、マグリットの妻がチョコレートでできた鳥を食べているのを見て、思いついたそうです。あんまり、趣味がよくないですね。題名も趣味が悪い! 配偶者がマグリット好きなので、あまり悪口は言えませんが、この画家は時々、脱線します。

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ルネ・マグリットの《空(から)のマスクThe Empty Mask》です。1928年、マグリット30歳頃に描かれた作品です。不規則な形の4枚のフレームから構成されて、フレームには言葉が描かれて、イメージは鑑賞者に想像させるようです。《ciel》:空、《corps humain (ou forêt)》:人体(または森)、《rideau》:カーテン、《façade de maison》:家の正面 という4枚のフレームです。この作品の別のバージョンでは、フレームに言葉でなく、イメージ(絵そのもの)が描き込まれています。何故か、4枚ではなく、6枚のフレームに増えています。

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ルネ・マグリットの《遭遇(出会い)》です。1926年、マグリット28歳頃に描かれた作品です。チェスの駒のような人物たちが遭遇したシーンが幻想的に描かれています。この絵はいいですね。

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マックス・エルンストの《心配な友達》です。1944年、エルンスト53歳頃に制作された作品です。エルンストのまるで埴輪のような彫刻作品です。難解な絵画作品と違って、実にコケティッシュな作品で見ている方も心が緩みます。不安げな表情の顔が何とも可愛いですね。

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マックス・エルンストの《鳥の頭》です。1934年~1935年/1956年、エルンスト43~44歳/65歳頃に制作された作品です。これも鳥の何ともユーモラスな表情がいいですね。ほっこりする作品です。

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ルネ・マグリットの《とてつもない日々》です。1928年、マグリット30歳頃に描かれた作品です。よく見ないと分かりませんが、裸の女性に影のような男が迫っています。半分、透明人間のような男と女性の体はありえないような形で複雑に絡んでいます。なかなかシュールですね。

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ルネ・マグリットの《 庶民的なパノラマ》です。1926年、マグリット28歳頃に描かれた作品です。パノラマが3階建てで描かれています。まさにマグリットらしい非日常的な風景ですね。アイディアも描き方も素晴らしいです。

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ジョルジョ・デ・キリコの《沈黙の彫像(アリアドネ)》です。1913年、デ・キリコ25歳頃に描かれた作品です。デ・キリコらしく古代の建物に静寂が漂います。彫像はアリアドネ。ギリシャ神話の女神です。saraiにとっては、R.シュトラウスの楽劇《ナクソス島のアリアドネ》で親しんでいる馴染み深い名前です。

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ジョルジョ・デ・キリコの《二人の姉妹(ユダヤ人の天使)》です。1915年、デ・キリコ27歳頃に描かれた作品です。1914年にデ・キリコは新しい要素であるマネキンの頭を絵画に登場させます。この作品も巧みに構成したマネキンの2体の頭が重要な要素になっています。不気味とも思える雰囲気の作品ですが、これがデ・キリコのシュールな世界です。

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ジョルジョ・デ・キリコの《巨大な塔》です。1913年、デ・キリコ25歳頃に描かれた作品です。1911年7月、ジョルジョ・デ・キリコはフィレンツェからトリノを経由してパリへ旅して、そこで1912年の冬に仕事を再開しました。彼の絵画のスタイルは変貌します。彼自身、「形而上学的絵画」という用語を用いています。デ・キリコは「静けさと無生物の物質的な美しさは形而上学的に思えます」と語っています。その言葉がすべてです。まさにデ・キリコの世界が開幕しました。

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K20州立美術館の20世紀美術コレクションの素晴らしさに魅了されます。嬉しくてワクワクしながら鑑賞を続けています。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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たかぼんさん、初めまして。saraiです。

嬉しいコメント、ありがとうございます。ブッシュ四重奏団は素晴らしいですよ。とりわけ、第14番は最高です。
もっとも、ブッシュ

09/17 02:04 sarai

とても素晴らしいお話をお聞かせ頂き感謝いたします。
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ブッシュ四重奏団は別なレコード(死

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ジョナサン・ノット氏の公演鑑賞を拝読したく参りました。毎回とても沢山の公演記録を私達に届けて下さり、ありがとうございます。

マエストロは数年前のイ

06/14 08:27 michelangelo

えりちゃさん、コメントありがとうございます。
最終公演に行きますが、ムーティ&ウィーン・フィルは渾身の力で凄い演奏を聴かせてくれますよ。特にシューベルトは有終の

11/09 22:13 sarai

尻上がりに素晴らしくなりました!
あの弦の響きにもうハマるのですよ!
あと2公演ありますが、もう既に同じプログラムを2回演奏しているので、ますます良くなるか、ち

11/09 10:56 えりちゃ

えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai
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