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デュッセルドルフK20州立美術舘:ダグラス・ゴードンの特別展 そして、デュッセルドルフを出発

2018年8月14日火曜日@デュッセルドルフ/14回目

デュッセルドルフDüsseldorfのK20州立美術舘K20, Kunstsammlung Nordrhein-Westfalenで20世紀の名画をたっぷりと堪能しました。

常設展を見終えて、美術館の1階ロビーに下りてきました。そこでも何か特別展をやっているようです。入館するときから、美しい音楽が流れていたので気になっていました。
大きな展示室を使った特別展です。映像作家ダグラス・ゴードンDouglas GordonによるK.364という作品です。

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K.364というと、モーツァルトの作曲した《ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364》ですね。パリへの旅からザルツブルクに戻った23歳のモーツァルトが書いた傑作です。その音楽が静かに流れる展示室の壁に映像が流れています。ポーランド系のイスラエル人ヴァイオリニスト2人(アヴリ・レヴィタンAvri Levitanとロイ・シロアRoi Shiloah)がベルリンからポーランドへ電車で旅行しています。 その旅の様子が展示室の複数のスクリーンに映し出されます。この映像では、二人の旅を通して、悲劇的で暴力的な歴史がほとんど解決されていない国の荒涼とした風景が映し出されます。ナチスの戦争犯罪の場となったユダヤ人収容所の跡です。映像作家ゴードンはミュージシャンたちをこの個人的な旅で撮影し、彼らの熱い音楽への愛が過去の不幸な歴史と重なり合います。彼らの家族は1939年にナチスの手から逃げたユダヤ人家系のポーランド人でした。その家族から聞いたホロコーストの物語の思い出を呼び戻します。 彼らの乗った列車は絶滅収容所に彼らの親戚を輸送するのに使用されたのと同じ線路を走っているので、過去と現在は重なっています。モーツァルトの協奏交響曲を演奏しているのは、彼ら二人のヴァイオリニストのソロとポーランド放送室内管弦楽団です。

退廃芸術のコレクションが中心になっているK20州立美術館にぴったりの特別展でした。重いテーマの芸術作品の殿堂です。

美術館を出ると、近くに美術書が豊富に揃えてある書店があります。このあたりはアート街なんですね。

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書店の前で振り返ると、K20州立美術館の建物が通りの先に見えています。

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このノイ通りNeustraßeを地下鉄の駅に向かいます。デュッセルドルフ中央駅Düsseldorf Hbfで電車に乗る時間はほぼ1時間後に迫っています。

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旧市街の繁華街、ボルカー通りBolkerstraßeにやってきます。もう、お馴染みになった居酒屋さんがあります。

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さっと地下に下りて、Uバーンの駅、ハインリッヒ・ハイネ・アレー駅Heinrich-Heine-Alleeへ。チケット販売機がありますが、ホテルで昨日いただいた無料乗り放題券があるので、そのまま、駅のホームに向かいます。

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Uバーンで中央駅に出て、そこから、ホテルに戻ります。ホテルの周りは昼の喧騒に包まれています。

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ホテルで預けていた荷物を受け取り、デュッセルドルフ中央駅Düsseldorf Hbfへ。おや、ここにもスターバックスがありますね。

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ちょうど12時頃ですが、駅の通路は混み合っています。

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ホームへ向かう前にまずは昼食用のコーヒーとサンドイッチをさっきのスターバックスで調達。

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ホームへは発車15分前に到着。余裕ですね。

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この駅は新しいエスカレータが完備しているので、助かります。大きなスーツケースも何のその。楽して、ホームへ上がれます。

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既に大きなスーツケースを持った多くの乗客がホームで電車の到着を待っています。

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これから乗るのはミュンヘンMünchen行のICEです。

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このICEへの乗車は、実は昨日の飛行機からのトランジットです。一般的には、トランジットは飛行機から飛行機ですが、ANAとJALではドイツ到着後、ドイツ国鉄DBの電車にトランジットができます。ドイツ国内は全部無料で行くことができます。あまり知られていないのか、成田のチェックインカウンターで、デュッセルドルフでトランジットになってるけど、荷物はデュッセルドルフでの受け取りになってていいのと訊かれました。もちろんそれでOKと返事をしましたが、電車へのトランジットは空港のスタッフも知らないことなのね。電車で移動できる範囲にオーストリアの国境の街ザルツブルクSalzburgまで含まれるので、今日の移動は本来ならタダです。が、あまりにも時間がかかりすぎて、ザルツブルクでの友人との待ち合わせにも間に合わないので、ミュンヘンからはオーストリア国鉄のレールジェットのチケットを別途購入してあります。また、ANAのエコノミークラスは、ドイツ国鉄のセカンドクラスにしか乗れないので、念の為に座席指定券だけは購入しています。座れなかったら大変ですからね。座席指定券は二人で9ユーロ。電車へのトランジットは利用価値はありますが、いろいろ制限もあるのです。
で、これがDBへのトランジットのチケット。

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これが追加で購入した座席指定券。

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さて、ミュンヘン行のICEの車両編成表をチェックして、指定席の車両の位置に移動しましょう。

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ちょっとICEは遅れ気味ですが、コーヒーとサンドイッチを持って、ホームでスタンバイ。あと5分くらいでICEは到着です。

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やがて、スタイリッシュなICEが入線。そんなに定刻から遅れていません。

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車両編成を確認して待つ位置を決めたのに、入線してきた電車は、予想とは全く違う位置に停車。

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焦って、4両分ほど移動します。重い荷物を持ち上げて、乗り込むと同時にドアが閉まり、発車します。私たちの乗車を待っていたのではと思うほどです。ともかく、無事に乗れてよかったです。予約してあるので、席は大丈夫ですが、荷物がね・・・あいにく荷物置き場は下段にはスーツケース1個分しか空いていません。saraiが頑張って、スーツケース1個を荷物置き場の上段に持ち上げます。後から乗ってくるドイツ人は、何の迷いもなく、網棚の上に持ち上げて乗せています。これは、絶対に日本人には無理です。
ここからミュンヘンまで5時間、ミュンヘンで乗り換えてザルツブルクまで2時間、計7時間の長旅です。のんびり行きましょう。



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テーマ : ヨーロッパ
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Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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