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シューマンの超名演を堪能:アポロン・ミューザゲート・クァルテット@鶴見サルビアホール 2019.6.6

前半のシューベルト2曲も見事な演奏でしたが、後半のプログラムのシューマンはとても素晴らしい演奏。
シューマンは弦楽四重奏曲を3曲書いていますが、すべて、1842年、いわゆる、シューマンの室内楽の年に書きました。ピアノの絡む室内楽と同じ年です。シューマンの弦楽四重奏曲はあまりちゃんと聴いていませんでしたが、これほど素晴らしいとはこれまで気が付かなくて迂闊でした。
第1楽章の冒頭のロマンあふれる美しいメロディーからすっかりと魅了されます。アポロン・ミューザゲート・クァルテットの響きの美しさは格別です。第1楽章の後半の展開部と思われる部分の熱い響きも圧巻です。第2楽章はメンデルスゾーンを思わせる瑞々しい音楽が清涼感を沸き立たせます。これぞロマン派という感じです。しかし、本当に素晴らしかったのは、第3楽章からです。第3楽章は内省的な音楽が心に沁み込んできます。シューマンの高貴な精神性に深い感銘を覚えます。アポロン・ミューザゲート・クァルテットの美しい響きと高い音楽性によって、シューマンの名曲が強く心に刻み込まれます。この素晴らしい内省的な音楽にいつまでも浸っていたい思いにかられますが、意外に早く終わってしまって、少し残念。続く第4楽章は細かい音符の音楽が4つの楽器で繰り返し奏でられます。そのロマンに満ちた軽やかさは心を浮き立たせます。アポロン・ミューザゲート・クァルテットの各奏者の演奏能力の高さに舌を巻く思いです。そして、高らかに高揚したフィナーレ。物凄いシューマンでした。

アンコール曲はアルゼンチンの伝説的なタンゴ奏者のオスバルド・フレセドが作ったタンゴをこれ以上はないという美しさで演奏してくれました。sarai的には、シューマンかシューベルトのほうがよかったのですが、それでも美しいアンサンブルを楽しめました。


今日のプログラムは以下です。

  弦楽四重奏:アポロン・ミューザゲート・クァルテット
    パヴェル・ザレイスキvn バルトシュ・ザフウォトvn ピョトル・シュミエウva ピョトル・スクイヴェレスvc

  シューベルト:弦楽四重奏曲 第4番 ハ長調 D.46
  シューベルト:弦楽四重奏曲 第9番 ト短調 D.173

   《休憩》

  シューマン:弦楽四重奏曲 第1番 イ短調 Op.41-1

   《アンコール》
    オスバルド・フレセドOSVALDO FRESEDO:ビダ・ミーアVIDA MIA

最後に予習について触れておきます。

最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のシューベルトの弦楽四重奏曲 第4番を予習したCDは以下です。

 ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団 1952年 ウィーン、コンツェルトハウス、モーツアルトザール モノラル
 メロス弦楽四重奏団 1972年5月 シュトゥットガルト、モーツァルトザール
 コダーイ・カルテット 2000年12月 ブダペスト、ウニタリアン教会
 
メロス弦楽四重奏団が素晴らしい演奏です。決定盤だったウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団を上回る演奏に驚かされました。


2曲目のシューベルトの弦楽四重奏曲 第9番を予習したCDは以下です。

 ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団 1953年 ウィーン、コンツェルトハウス、モーツアルトザール モノラル
 メロス弦楽四重奏団 1975年3月 シュトゥットガルト、モーツァルトザール
 キアロスクーロ四重奏団 2017年3月 ケルン、ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール

これも同様にメロス弦楽四重奏団が素晴らしい演奏です。シューベルトの全集はこれを聴いていれば十分でしょう。


3曲目のシューマンの弦楽四重奏曲 第1番を予習したCDは以下です。

 メロス弦楽四重奏団 1987年6月 バンベルク、ツェントラルザール


メロス弦楽四重奏団の演奏はシューベルトの全集をさらに超える名演です。うっとりと聴き惚れました。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai

saraiさま、
お久しぶりです!
お元気にコンサートや旅行を楽しんでおられますね!
ブログ、楽しく拝見しています。おフランス、良いね😊
私は春だというのに、仕事と用事以

04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
と思いつづけて居ました❗
写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

02/13 22:26 みーちゃん

みーちゃんさん、saraiです。

あの謎の建物は雄琴沖総合自動観測所という施設で琵琶湖の水質を測定しているそうです。

https://www.water.go.jp/kansai/biwako/html/repo

02/13 21:40 sarai

ずーと前にうきみどうに行きました
やはり、琵琶湖の真ん中の建物が何なのか気になったままです
分かりましたか
教えてください

02/13 20:54 みーちゃん

五十棲郁子さん、コメントありがとうございます。

水道水のこと、tap waterって言うんですね。知らなかった。単にwaterで通していました。ましてや、フランス語はほとんど

02/11 00:12 sarai

フランスも地方へ行くと英語が通じないでしょう。tap water ぐらいフランス語で言えないとね。

02/10 12:54 五十棲郁子
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