問題はボルドーからの移動に時間がかかり過ぎるということで、予定していたボルドーへの2夜目の宿泊は止めて、夜のうちにTGVでパリに移動して、モンパルナス駅近くのホテルに一泊。このTGV移動は2時間ほどです。翌朝、ゆっくりとTGVでレンヌ駅に行き、バスでお昼過ぎにモン・サンミシェルに行きます。潮は調べると、この時期は大潮ではなく、お昼過ぎは満潮ですが、橋が水没することはなさそうです。ゆっくりとモン・サンミシェルを見物し、対岸のダム近くのホテルに宿泊し、夕景、夜景、それに朝の景色を楽しむつもりです。
翌日の昼前にモン・サンミシェルを発ち、またまた、パリに戻ります。夜はフィルハーモニー・ド・パリでLES DISSONANCESなる団体のコンサートを聴きます。曲目は《トリスタンとイゾルデ》から前奏曲とイゾルデの愛の死、リヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲、シェーンベルクの《ペレアスとメリザンド》という本格的なプログラムなので、きっと実力のある団体なんでしょう。パリ管の本拠地のフィルハーモニー・ド・パリは初見参です。以前、パリ管を聴いたときはサル・プレイエルで演奏していました。2000年になる前のことです。新しいコンサートホールは楽しみです。
翌日もパリで過ごします。夜はパリ・オペラ座(ガルニエ)でバレエを楽しみます。日本人の杉本博さんとフォーサイスの振り付けた作品です。パリの自由時間の過ごし方はゆっくり考えます。と言っても多分、どこかの美術館に行くことになるでしょう。
翌日のお昼ごろ、パリのシャルルドゴール空港からウィーンのシュヴェヒャート空港まで飛んで、また、夜はコンツェルトハウスで内田光子の弾き振りでモーツァルトのピアノ協奏曲を聴きます。
翌日はウィーン国立歌劇場で楽劇《サロメ》を鑑賞。ウィーン国立歌劇場でのオペラも久しぶりです。調べてみると、何と4年ぶりです。この間、ザルツブルク音楽祭にうつつをぬかしていました。それまでは毎年、欠かさずに通っていたのにね。これがウィーン国立歌劇場で聴く、ちょうど30回目のオペラになります。
翌日はこれまた、久しぶりのウィーン楽友協会でのコンサートです。フィリップ・ジョルダン指揮のウィーン交響楽団でブラームスの交響曲を聴きます。
これで全日程が終了。翌日、ウィーンからターキッシュエアラインズでイスタンブールでトランジットして、成田空港に帰着。
実に長い旅になってしまいました。機中泊も含めると26泊、27日に及ぶ長期間のヨーロッパ遠征です。これまで最長だったカラヴァッジョの旅の25日を抜いて、生涯で最長の旅になります。それでも1カ月は超えないようにブレーキはかかっています。その長期遠征の各種手配もほぼほぼ完了。まだまだ、詳細の詰めは残っていますから、ラストスパートです。音楽の予習も始めましょう。
↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね
いいね!
