キリエ ニ短調Kyrie in D minor, K. 341 (386a) カンタータ 「悔悟するダヴィデ」より Excerpts from the cantata Davide penitente, K. 469 第1曲 合唱とソプラノ「私は弱々しい声で主を呼びました」 Andante moderato ハ短調 Coro : Alzai le flebili voci 第2曲 合唱「神の栄光を歌おう」 Allegro vivace ハ長調 Coro : Cantiam le glorie 第3曲 アリア(ソプラノ)「不毛の悩みは遠ざかり」 Allegro aperto ヘ長調 Aria Soprano II : Lungi le cure ingrate
歌劇『皇帝ティートの慈悲』より、 第1幕第4曲 行進曲March from La Clemenza di Tito, K. 621 第1幕第5曲 合唱「保ちたまえ」Serbate, oh Dei custodi from La Clemenza di Tito, K. 621 (Chorus) 第2幕第19曲 ロンド「この今のときだけでも」(セストのアリア)Deh per questo istante solo from La Clemenza di Tito, K. 621 (Sesto’s aria) 序曲Overture to La Clemenza di Tito, K. 621 第1幕第9曲 アリア「私は行く」(セストのアリア)Parto, parto, ma tu ben mio from La Clemenza di Tito, K. 621 (Sesto’s aria)
《休憩》
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より、 序曲Overture to Don Giovanni, K. 527 第21b曲 ドンナ・エルヴィーラのレシタティーヴォとアリア「あの恩知らずの人は私を裏切った」In quali ecessi, o numi … Mi tradi aus Don Giovanni, K. 527 (Donna Elvira’s aria)
歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より、 序曲Overture to Così fan tutte, K. 588 第2幕第29曲「もうすぐ腕に抱かれ」(フィオルディリージとフェランドの二重唱)Fra gli amplessi in pochi istanti from Così fan tutte, K. 588 (duet for Fiordiligi and Ferrando)
フリーメイソンのための葬送音楽Masonic Funeral Music in C minor, K. 477 (479a) 劇唱「どうしてあなたを忘れられようか」とロンド「恐れないで、愛する人よ」Concert aria Ch’io mi scordi di te … Non temer, amato bene, K. 505
(以下の内容は既に書いたものです。今回も自分の文章をパクりました。ごめんなさい。) オペラですから、本来は映像付きがよいのですが、《フィガロの結婚》だと、CDで聴いていても、映像が頭に浮かびます。saraiのお気に入りの3大オペラの一つですからね。実演でも10回以上は聴いています。 で、肝心の演奏ですが、予想通り、序曲からきびきびしたテンポで展開していきます。素晴らしいのは、音楽が活き活きしていて、CDでありながら、実演を聴いている感覚に陥ることです。それにオーケストラの演奏だけでなく、アリアの歌わせ方がとても見事です。ケルビーノの2つのアリア、フィガロの《もう飛ぶまいぞ、この蝶々》、伯爵夫人ロジーナの第3幕のアリア、スザンナのアリアと伯爵夫人とのデュエットなど、とりわけ、有名アリアが素晴らしいです。ずっと聴き惚れていましたが、やはり、フィナーレでアルマヴィーヴァ伯爵が『Contessa,perdono!』と伯爵夫人に許しを乞う歌唱では、強い感銘を受けて、うるっとします。この後、伯爵夫人が『Più docile io sono, e dico di sì.』と優しく許しを与えると、もう、たまりません。saraiの感情が崩壊します。その後のトゥッティも素晴らしいです。もう天国の世界です。そして、トゥッティがそのまま、テンポアップして、勢いよく、素晴らしいオペラを締めます。この実演を聴いたら、オペラ終了後、しばらく、立てなくなりそうです。ルツェルン音楽祭の本番はコンサート形式ですが、そんなことは関係ありません。究極のオペラが聴けそうです。長年、ヨーロッパ遠征してきて、音楽を聴いてきた集大成になるでしょう。