フィルハーモニー・ド・パリ(Philharmonie de Paris)で聴く室内アンサンブル。レ・ディソナンスLES DISSONANCESのコンサートの予習です。この室内アンサンブルはフランスのヴァイオリニスト、ダヴィド・グリマルDAVID GRIMALが主宰しています。彼は指揮者ではなく、コンサートマスターとして、参加しており、基本、指揮者なしでの演奏です。オーボエ独奏はアレクサンドル・ガテAlexandre Gattetが共演します。
演奏曲目は以下です。
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲とイゾルデの愛の死
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲
シェーンベルク:交響詩《ペレアスとメリザンド》
予習は以下の通り、何故か、お好みでないカラヤン指揮ばかりになってしまいました。
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲とイゾルデの愛の死
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィル、ジェシー・ノーマン 1987年8月、ザルツブルク音楽祭ライヴ
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲
ローター・コッホ、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1969年9月、ベルリン、イエス・キリスト教会 セッション録音
シェーンベルク:交響詩《ペレアスとメリザンド》
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1974年1月、2月 ベルリン セッション録音
「トリスタンとイゾルデ」前奏曲とイゾルデの愛の死は素晴らしい演奏です。久しぶりにこの演奏を聴きましたが、とても美しい演奏です。カラヤンは後期ロマン派にその美質を活かします。
R.シュトラウスのオーボエ協奏曲はローター・コッホの安定した演奏とその表現力が見事です。R.シュトラウスを得意とするカラヤンも晩年のシュトラウスの穏やかな諦念を美しく表現します。素晴らしい演奏です。この曲でここまでの演奏は初めて聴きました。名曲ですね。
シェーンベルクの交響詩《ペレアスとメリザンド》は美しい演奏ですが、どこか、空々しく聴こえます。これはカラヤンの演奏を聴いたのは失敗でした。ロバート・クラフトを聴けばよかったと後悔します。
これにて、予習はすべて完了。
今日、自宅に両替したユーロとスイスフランが届きました。配偶者も着々と荷物を作っています。旅は間近です。
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