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自宅に帰着するも・・・

ほぼ1カ月ぶりに自宅に帰ってきました。日本はウィーン並みの涼しさでびっくり。帰ってきたのは深夜ですが、ぎりぎり、消費税増税の15分前にコンビニに駆け込み、増税前の価格で牛乳をゲット。ウィーンの20%に比べるとまだまだですが、年金・福祉の水準が違うようです。
外は涼しいのですが、自宅内は閉め切っていったので、むっと蒸し暑くなっています。急いで窓を開けて、外の新鮮な空気を取り入れます。しかし、この暑さでネットワーク機器がおかしくなって、インターネット接続が切れています。早速、ルーターの電源を何度も入れ直しますが、一向につながりません。ランプは正常なんです。ところがルーターに接続したWIFIアダプター経由ではインターネットに接続できることに気が付きます。ということはルーターは正常動作しています。ルーター以降でPCに接続しているのはネットワークハブだけです。ハブの電源を入れ直してみます。今までの不調が嘘のようにインターネットにサクサクつながるようになります。ハブが熱暴走していたようです。これで一件落着。サーバーも正常に動作します。
やはり、1か月も家を空けると何かと不具合が起きるものです。
一応、自宅の環境が整ったところで、急に眠気に襲われます。成田から横浜への電車の中ではこんこんと眠っていましたが、そろそろ時差ボケかな。さあ、寝ます。

明日からは7日間連続のコンサートです。しばらく音楽記事に偏りますが、ランキングのプチだけは忘れずにお願いしますね。



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テーマ : ヨーロッパ
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ヨーロッパ遠征に続き、東京でも音楽三昧開始

昨夜はほぼ12時頃の深夜に自宅に帰着。その後、自宅のネット環境と格闘して、結局、寝たのは3時過ぎ。それから、ぐっすりと寝て、朝、10時半になって、配偶者にそろそろ起きたらと起こされます。たっぷり眠れました。久しぶりに干物と味噌汁の朝食。やはり、和食は最高! それから、湯船に漬かって、旅の垢を落とします。

実はスーツケースは宅送したので、届くのは明日。シェーバーもなく、電動歯ブラシもなし。クレジットカードの無料特典を使っての宅送なので、特急での宅送にできないのも致し方なし。今日は不自由を我慢します。

ヨーロッパに出発する直前に予約したコンサートのチケットの状況が不安になってチェック。電話をかけて、チェックすると、既に予約票を郵送したとのこと。しかし、ありません。再送を依頼しますが、その後、机の上に置いてあるのを発見。もう、1か月も前のことなので、記憶が曖昧になっています。さらにFAXで出発日に依頼した来期の東響の定期のチケットも不安になり、電話で状況確認。ちゃんとFAXは届いて、席の調整中で、調整後、今月末にチケットを郵送とのこと。一安心。ちなみにヨーロッパ遠征中にネットで予約したチケットの一つは郵送されてきていました。あと一つはまだ発券準備中。忘れないようにしないとね。

さて、懸案事項のチェックが終わったところで、今夜のコンサート、アンジェラ・ヒューイットのバッハ・オデュッセイ・シリーズの9回目に向けての準備を始めます。実はこのコンサートの日程に合わせて、昨日の帰国にしたんです。saraiにとって最重要のコンサートです。現在、バッハを弾かせたら、このヒューイットとアンドラーシュ・シフが世界の最高峰だと思っています。その彼女が現在、世界の主要都市でバッハの全鍵盤楽器作品を弾くという大プロジェクトを展開中です。今日の第9回と4日の第10回はイギリス組曲全6曲です。残す大物はフーガの技法のみになります。さて、今日の準備というのはもう一度予習するか、午睡をとるかという2択です。とりあえず、予習しましょう。聴きながら寝るというのもありますね(笑い)。久しぶりの我が家のオーディオ装置は好調。惚れ惚れとする音質でアンジェラ・ヒューイットの見事な演奏が流れます。ところどころ、うつらうつらしながらの予習です。やはり、第2番と第3番は素晴らしいですね。

さて、時間になり出発です。なんてことない・・・まだ、ヨーロッパ遠征のパリ、ウィーンに続く東京シリーズの開始です。アンジェラ・ヒューイットのバッハ、イギリス組曲は素晴らしい演奏でした。期待した通り、第2番と第3番が最高でした。詳細は別稿で書きます。今日も帰宅は深夜。結局、寝るのは4時過ぎ。いけないですね。



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ゆるぎない安定感と流麗なバッハ:イギリス組曲第1番~第3番ほか The Bach Odyssey Ⅸ アンジェラ・ヒューイット@紀尾井ホール 2019.10.1

アンジェラ・ヒューイットの“バッハ オデッセイ”の9回目。今回と次回(10月4日)でイギリス組曲全曲演奏という嬉しい機会です。前回のトッカータ全曲演奏を聴いて、今日はほぼ半年ぶりのアンジェラ・ヒューイットのバッハ演奏です。イギリス組曲全曲を聴くのは初めてです。楽しみにしていました。

で、今回の演奏ですが、アンジェラ・ヒューイットが今、旬の時を迎えていることを確信させる見事な演奏。イギリス組曲はその名前が示すように、フランス組曲、パルティータと並ぶ、アルマンド、クーラント、サラバンド、ブーレ、ジーグなどの舞曲を連ねた組曲の形をとったもので、saraiがバッハの音楽の形式の中でも特に好む形式です。割に若いときの作品ですが、若さゆえの勢いや様式感を探るような多様性があり、不発の曲や楽しく、面白い曲、哀感の漂う曲などが混在している印象です。

冒頭の第1番は曲としてはバッハらしからぬ、まとまりを欠く感じですが、アンジェラ・ヒューイットの演奏はゆるぎない確信に満ちた堂々たるもので、その流麗な流れには、音響的に聴き映えがします。まあ、退屈と言えば、退屈ですが、ここはヒューイットの妙技と素晴らしい響きに体を委ねます。

第2番は一転して、格調の高い名演奏に強い感銘を覚えます。前奏曲のテンポの早い演奏に驚かされますが、そのテンポで一気に弾き切るテクニックは素晴らしいです。それに新鮮でダイナミックでもあります。アルマンド以降はテンポも落ち着き、深く心に浸透するような音楽が流れます。ピアノがファツィオリのせいか、以前のヒューイットの演奏とは一線を画し、オリジナリティと格調の高さが印象的です。よほど譜面を読み直したのではないでしょうか。表層的な演奏とは次元が異なる演奏です。イギリス組曲ではない別の音楽を聴いているような錯覚に陥るほどです。サラバンドの深い抒情性、颯爽としたジーグ、素晴らしい演奏に絶句します。ただし、saraiの受容力を超えた演奏でもあり、CDに再録音してもらって、じっくりと聴き直したい感じです。

後半の最初はまったく聴いたことのない組曲ヘ短調BWV823。楽譜の残存する3曲のみでバッハの真作であるかどうかも議論があるそうです。このうち、最初の2曲、前奏曲とサラバンドは単純な作品ながら、なかなか、面白い作品で、ヒューイットの演奏も素晴らしいです。初めて聴いたとは思えないのが、かえって、真作らしくないのかもしれませんが、ともかく、聴いていて楽しい演奏でした。3曲目のジーグはとてもバッハの作品には思えないものですね。

次はイギリス組曲第3番。これは前奏曲のダイナミックな演奏から惹き付けられます。アルマンドもクーラントも流麗でゆるぎない安定感に満ちた素晴らしい演奏。サラバントはかみしめるような思いに満ちた、ゆったりした圧巻の演奏。続くガヴォットは実に軽やかな魅惑的な演奏で耳に楽しいばかり。最後のジーグはフーガの精神にあふれた壮麗さにあふれた演奏で全曲を締めくくります。素晴らしい演奏に感銘を受けました。

最後は前奏曲とフーガ イ短調BWV894。どこか懐かしさを秘めていながら、テンポの早い勢いのある演奏で、とても聴き映えがします。フーガもそれほど対位法を感じさせない小気味のよい演奏で、フィナーレは華やかに高潮して終わります。

ともかく、イギリス組曲の第2番と第3番が圧巻の素晴らしさでした。3日後の残り3曲も楽しみです。


今日のプログラムは以下です。

ピアノ:アンジェラ・ヒューイット
 
J.S.バッハ・プログラム Odyssey Ⅸ

 イギリス組曲第1番イ長調BWV806
 イギリス組曲第2番イ短調BWV807


 《休憩》


 組曲ヘ短調BWV823
 イギリス組曲第3番ト短調BWV808
 前奏曲とフーガ イ短調BWV894

《アンコール》

 ラモー:新クラブサン組曲またはクラブサン曲集第2集(第4組曲)より第5曲ファンファリネット


最後に予習したCDですが、もちろん、アンジェラ・ヒューイットのCDを軸に聴きました。

 バッハ:イギリス組曲等
  アンジェラ・ヒューイット 2003年頃 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン ピアノ:スタインウェイ

バッハのイギリス組曲は少し前のスタインウェイでの演奏です。第2番と第3番と第6番は見事な演奏。曲によっては物足りない演奏もあります。実演ではきっと、最高の演奏を聴かせてくれるでしょう。ファツィオリでどんな響きになるかも楽しみです。


来年の2回のコンサート、バッハ・オデュッセイ11と12は次のようなプログラムになります。これで4年間にわたるバッハ・オデュッセイも大団円です。もちろん、saraiもチケットの優先予約を申し込みましたよ。

バッハ・オデュッセイ11 2020年5月25日

 4つのデュエット BWV.802-805
 18の小前奏曲 BWV.924-928,930,933-943,999
 幻想曲とフーガ イ短調 BWV.944
 フランス風序曲ロ短調 BWV.831
 イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971

バッハ・オデュッセイ12 2020年5月27日

 フーガの技法 BWV 1080




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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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